JP5115220B2 - 磁気分離装置 - Google Patents

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本発明は磁気分離装置に係り、特に原水中の磁性フロックを磁気ディスクに吸着して原水中から分離除去する技術に関する。
下水や工場排水等の原水中に存在する汚濁物質を除去する装置として磁気分離装置がある。この磁気分離装置は、原水中に凝集剤と磁性粉を添加することにより、汚濁物質を磁性を帯びた磁性フロックとして形成し、この磁性フロックFを磁石を配設した磁気ディスクに吸着して分離除去するもので、マグシード法と呼ばれている。
特許文献1には、磁気分離装置を組み込んだ固液分離装置が開示されている。特許文献1に示すように、磁気分離装置は、分離槽内に、磁石を貼り付けた複数枚の磁気ディスクを回転軸に間隔を置いて配設したのであり、磁性フロックを磁気ディスクに吸着捕集することで水中から除去回収する。
特開平10−244424号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような従来の磁気分離装置は、以下のような問題点があり、装置的に未だ充分とは言えない。
(1)磁気分離装置は、複数枚の磁気ディスクを回転軸に間隔を置いて配設した構造であるため、回転軸両端部に位置する最外側の磁気ディスクは、磁気ディスク両面のうちの一方側にしか対向する磁気ディスクが存在しない。これにより、分離槽外への磁気漏れが生じ易いという欠陥がある。この磁気漏れは作業者の安全上において好ましくないと共に、磁気ディスクが回転することで渦電流が発生し、この渦電流が装置に設けられたモータ等の駆動機器や制御機器の運転を不安定にするという問題を発生する。
従来、磁気漏れ防止のために、磁気シールドや、磁気をキャンセルするための電磁コイルを設けることが提案されているが、装置が大がかりになると共に装置コストが高くなる。また、磁気コイルは磁場印加のための電力を必要とし、ランニングコストのアップにつながる。
(2)また、最外側の磁気ディスクは、磁気ディスク両面のうちの一方側にしか対向する磁気ディスクが存在しないために、磁気ディスク両面に加わる磁性力のバランスが悪くなり、最外側の磁気ディスクが変形してしまうという欠陥がある。磁気ディスクが変形すると装置故障の原因となるだけでなく、磁性フロックの分離性能も低下する。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、従来の磁気分離装置がかかえる最外側の磁気ディスクの問題点を解消し、磁気漏れの問題や最外側磁気ディスクの変形の問題を簡単に解決することができ、しかも磁性フロックの吸着性能が低減することもない磁気分離装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、磁性フロックを含有する原水が流入する分離槽と、前記分離槽内に配設された回転軸に所定間隔を有して並設され、前記磁性フロックを磁性力により吸着する複数枚の磁気ディスクと、吸着した磁性フロックを回収する回収手段と、を備えた磁気分離装置において、前記複数枚の磁気ディスクは、前記回転軸両端の内側中央寄りに配置され、前記磁気ディスクの両面に前記磁性力を発揮するための永久磁石片が設けられた少なくとも1枚の内側磁気ディスクと、前記回転軸両端に配置され、前記磁気ディスクのディスク基盤の内側面に永久磁石片を嵌め込むポケット部を備え、前記ポケット部に嵌め込まれた永久磁石片により前記磁気ディスクの内側面のみに前記磁性力を発揮すると共に、前記永久磁石片を支持するディスク基板の剛性が前記内側磁気ディスクよりも大きくなるように形成された2枚の最外側磁気ディスクと、で構成されると共に、前記最外側磁気ディスクの外側面と前記分離槽内面との隙間が、前記最外側磁気ディスクの回転を阻害しない遮蔽部材で埋設されていることを特徴とする磁気分離装置を提供する。
請求項1によれば、複数枚の磁気ディスクのうちの最外側磁気ディスクは、磁気ディスクのディスク基盤の内側面に永久磁石片を嵌め込むポケット部を備え、ポケット部にはディスク両面の内側面(内側磁気ディスクに対面する面)のみに磁性力を発揮するための永久磁石片が設けられると共に、ディスク基板の剛性が内側磁気ディスクよりも大きくなるように形成されている。
このように、最外側磁気ディスクについては、内側面のみに磁性力を発揮するための永久磁石片を設けたので、分離槽外への磁気漏れが生じないか、生じたとしても顕著に低減できる。しかし、最外側磁気ディスクの内側面のみ磁性力を発生させると、内側磁気ディスクとの磁性力バランスが更に悪くなり、磁気ディスクがますます変形し易くなる。これに対しては、ディスク基板(ヨークともいう)の剛性を上げることで対応することができる。また、最外側磁気ディスクの内側面にのみ磁性力を発生させると、外側面で磁性フロックを吸着することができなくなり、分離除去性能が低下する。これに対しては、最外側磁気ディスクと分離槽内面との隙間を、最外側磁気ディスクの回転を阻害しない遮蔽部材で埋設することで解決できる。
従って、従来の磁気分離装置がかかえる最外側の磁気ディスクの問題点を解消し、磁気漏れの問題や最外側磁気ディスクの変形の問題を簡単な構成で解決することができ、しかも磁性フロックの吸着性能が低減することもない。これにより、装置コストやランニングコストを大幅に低減できる。
請求項2は請求項1において、前記最外側磁気ディスクは、前記ディスク基板の内側面に嵌め込まれた永久磁石片と外側面に配置された鉄板とでディスク基板を挟む構造であることを特徴とする。
以上説明したように、本発明に係る磁気分離装置によれば、従来の磁気分離装置がかかえる最外側の磁気ディスクの問題点を解消し、磁気漏れの問題や最外側磁気ディスクの変形の問題を簡単に解決することができ、しかも磁性フロックの吸着性能が低減することもない。
以下、添付図面に従って本発明に係る磁気分離装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明の磁気分離装置20を、汚濁水浄化システム10に組み込んだフローを説明するブロック図である。また、図2は、汚濁水浄化システム10を構成する凝集装置14、磁気分離装置20、フィルター分離装置24の概念図である。
図1に示すように、汚濁水浄化システム10は、原水が原水ポンプ12によって先ず凝集装置14の急速攪拌槽14Aに送水される。また、原水ポンプ12と急速攪拌槽14Aとをつなぐ配管途中に、磁性粉を添加する磁性粉添加装置16と、凝集剤を添加する凝集剤添加装置18とが設けられ、磁性粉及び凝集剤が配管内を流れる原水中に添加される。磁性粉としては、例えば四三酸化鉄を好ましく用いることができる。また、凝集剤としては、ポリ塩化アルミニウム、塩化鉄、硫酸第二鉄等の水溶性の無機凝集剤を好ましく用いることができる。尚、図示しなかったが、原水中に磁性粉や凝集剤を添加する前に、数ミリの大きさの比較的大きなゴミはストレーナーを設けて濾過しておくことが好ましい。
急速攪拌槽14Aでは、原水と、添加した磁性粉及び凝集剤とを高速回転する攪拌羽根19で急速攪拌することにより、数十μm程度の大きさの微小な磁性フロックF(磁性マイクロフロックともいう)を形成する。攪拌羽根19の先端部における回転周速としては、1〜2m/秒程度で行うことが好ましい。磁性マイクロフロックには、磁性粉、原水中の固形浮遊粒子、バクテリア、プランクトン等が取り込まれる。
次に、磁性マイクロフロックを含有する原水は凝集装置14の緩速攪拌槽14Bに送水される。また、急速攪拌槽14Aと緩速攪拌槽14Bとをつなぐ連通室14Cの近傍に、高分子凝集剤を添加する高分子凝集剤添加装置21が設けられ、連通室14Cを流れる原水中に高分子凝集剤が添加される。高分子凝集剤としては、アニオン系及びノニオン系のものを好適に用いることができる。
緩速攪拌槽14Bは、磁性マイクロフロックと高分子凝集剤とを低速回転する攪拌羽根19で緩やかに攪拌することにより、数百μm〜数mm程度の大きな磁性フロックFを形成する。図2に示すように、緩速攪拌槽14Bは、複数段の連続した多段攪拌槽(A、B、C)として構成されることが好ましい。この場合、上流側の緩速攪拌槽Aから下流側の緩速攪拌槽Cにいくに従って、攪拌羽根19の回転速度が遅くなるように設定されている。これにより、上流側の緩速攪拌槽Aから下流側の緩速攪拌槽Cにいくに従って、磁性フロックFが成長していくと共に、成長した磁性フロックFが破壊されることを防止できる。例えば、攪拌羽根19の先端部における回転周速としては、緩速攪拌槽Aが0.5〜1m/秒程度、緩速攪拌槽Bが0.3〜0.7m/秒程度、緩速攪拌槽Cが0.1〜0.3m/秒程度であることが好ましい。
凝集装置14は、図2に示したように、急速攪拌槽14A、連通室14C、緩速攪拌槽14Bとを一体構造の装置として構成することが好ましいが、それぞれを配管でつなぐこともできる。
大きさが成長した磁性フロックFを含有する原水は、本発明の磁気分離装置20に送水される。磁気分離装置20は、原水中の磁性フロックFを磁性力によって吸着分離するものであり、磁気分離装置20によって、原水中の磁性フロックFの約90%が分離除去される。磁気分離装置20の装置構成については、汚濁水浄化システム10のフロー全体を説明した後で詳細に説明する。
磁気分離装置20で除去された磁性フロックFは、遠心分離機やベルトプレス機等の脱水装置25により、含水率80%程度まで低減された後、トラック等により埋め立て処分場や焼却場、あるいは堆肥製造工場等に送られる。
一方、磁気分離装置20で処理された処理水は、次にフィルター分離装置24に送水される。フィルター分離装置24では、処理水が回転ドラムフィルタ26の内側から外側に濾過され、処理水に残存する磁性フロックFが除去される。
これにより、ゴミ、固形浮遊粒子、バクテリア、プランクトン等の汚濁物質が含まれる原水を浄化することができる。回転ドラムフィルタ26に付着した磁性フロックFは、回転ドラムフィルタ26の上方に配設されたシャワーリング装置28から洗浄水がシャワーリングされることによって、回転ドラムフィルタ26内のホッパーに集積され、装置外に排出される。この場合、回転ドラムフィルタ26によって浄化された処理水の一部を、循環ポンプ29でシャワーリング装置28に戻して洗浄水として再利用するとよい。また、シャワーリングにより磁性フロックFを含む汚れた洗浄排水は、ポンプ30により、原水ポンプの前段に戻される。
[磁気分離装置]
図3は、本発明の磁気分離装置20の一部を断面で示した斜視図であり、図4は側面断面図、図5は正面断面図である。
これらの図に示すように、本発明の磁気分離装置20は、主として、磁性フロックFを含有する原水が流入する分離槽32と、分離槽32内に水平方向に配設された回転軸34に所定間隔を有して並設され、磁性フロックFを磁性力により吸着する複数枚の磁気ディスク36と、磁気ディスク36に吸着された磁性フロックFを回収する回収手段38とで構成される。尚、本実施の形態では3枚又は4枚の磁気ディスク36の例で説明するが、枚数には限定されない。
分離槽32は、上面が開放されると共に、両端面が側壁41(図5参照)で閉塞された半円筒形状に形成される。分離槽32の両側(図3の左右)には、回転軸34と平行に形成された断面凹状の一対のトラフ40が分離槽32と一体形成されると共に、トラフ40の外側には、トラフ40と平行な断面凹状のフロック回収槽42が設けられる。尚、フロック回収槽42は、図3に示すように、回転する磁気ディスク36が原水中に進入する右側(図3の右側)に設けられる。
また、図5のように、分離槽32の一対の側壁41の上部には、軸受35を介して回転軸34が回転自在に支持されると共に、回転軸34の一端がモータ39に連結される。そして、回転軸34には、中心部に嵌合穴を有する複数枚の磁気ディスク36が所定間隔を有して嵌合支持される。磁気ディスク36同士の間には、磁気ディスク36同士の間隔を調整すると共に、磁気ディスク36の内周部を固定するスリーブ31が設けられる。磁気ディスク36同士の間隔は、磁気ディスク36の厚みに対して1倍〜3倍の範囲に設定することが好ましい。間隔が1倍未満では原水が磁気ディスク36同士の間に流れ込みにくくなると共に、3倍を超えて広過ぎると磁気ディスク36同士の間に強い磁性力を発生しにくくなる。
また、回転軸34に支持された複数枚の磁気ディスク36は、分離槽32内の原水中に1/2〜2/3の割合で水没させることが好ましい。このように磁気ディスク36を部分的に水没させた構成の場合には、原水中で磁気ディスク36に吸着させた磁性フロックFを、磁気ディスク36が回転して磁性フロックFが大気中に搬送されたときに回収手段38で回収することになる。従って、磁性フロックFの吸着と回収との効率が最も良くなるように、磁気ディスク36の水没率を設定することが重要である。このためには例えば、回転軸34を回転自在に支持する一対の軸受35を、図示しない一対の昇降装置に支持させて、磁気ディスク36を油圧機構等により昇降させることにより水没率を可変できるように構成することも良い方法である。
また、分離槽32の下端には、回転軸34の軸線方向に長い四角筒形状の給水口44が形成され、この給水口44と凝集装置14の出口とが四角筒状の配管43(図4参照)で接続される。給水口44には、複数の分流部材46(図5参照)が配設される。この分流部材46は、図5に示すように、それぞれの磁気ディスク36の真下に配置され、上端面の厚みW1が磁気ディスク36の厚みW2と同等に形成されると共に、下端にいくに従って厚みが薄くなる断面楔形状に形成される。また、図4から分かるように、分流部材46の幅寸法D1は、給水口44の幅D2よりも小さく、給水口44に給水された原水が給水口44と分流部材46との間に形成された左右の隙間44A、44Bに分流されるように構成される。
この分流部材46により、給水口44から給水された原水は、分流部材46に衝突して図4に示すように磁気ディスク36の径方向左右に分流される。このように、給水口44から給水された原水が分流部材46に衝突して左右方向へ2つの流れとして分流されることにより、磁気ディスク36同士の間を流れる原水の流速が減速され、磁気ディスク36同士の間をゆっくりとした上向流となって上昇する。これにより、原水中の磁性フロックFを磁気ディスク36に効率的に吸着することができる。また、上向流の流速を減速することで、磁気ディスク36に一旦吸着した磁性フロックFが剥離しにくくなる。
また、分流部材46により、給水口44から分離槽32内に流入した原水は、図5に示すように、磁気ディスク36の厚み方向にも分流される。これにより、磁気ディスク36に吸着した磁性フロックFが、給水口44から給水された原水の水流で剥離することを防止できる。即ち、図5から分かるように、楔形状の分流部材46を設けないと、磁気ディスク36の外周面36aが給水口44から給水された原水の上向流に直接曝されることになる。
即ち、図6に示すように、分流部材46がない状態における原水の流れは、点線で示すように流速の速い上向流となって磁気ディスク36の面近傍を流れるので、磁性フロックF面に吸着した磁性フロックFのうち、特に外周面36a部分に近い磁性フロックFが原水の流れで掻き取られて原水中に脱落してしまう。これに対して、分流部材46により磁気ディスク36の外周面36aを原水の流れに直接曝さないようにすることで、給水口44から流入した原水は、図5の実線で示すように、分流部材46に当たって流速が遅くなり、更に磁気ディスク36の厚み方向に分流される。これにより、磁気ディスク面に一旦吸着された磁性フロックFが原水の流れで掻き取られることがない。
また、図4に示すように、分離槽32には、磁気ディスク36の外周面36aと分離槽32内面との隙間をシールして、給水口44から給水された原水が磁気ディスク36の外周面36aをショートパスしてトラフ40に流出しないためのシール板48が設けられる。
シール板48は、図7に示すように、基端部が分離槽32に回動自在に支持された回動軸50に固定されると共に、先端部が自由端として磁気ディスク36の外周面36aに接触している。そして、回動軸50は図示しないスプリング等により矢印方向に回転付勢されている。これにより、シール板48は、磁気ディスク36の外周面36aに対して所定の接触力で当接するので、磁気ディスクの回転を阻害することなく、原水が磁気ディスク36の外周面36aをショートパスすることを防止できる。シール板48の材質としては、磁気ディスク36よりも柔らかい弾性体が好ましく、例えばゴム板を好適に使用できる。
次に、磁気ディスク36について説明する。
磁気ディスク36は、内部にドーナッ状の空洞が形成された非磁性体のケース45内部に、永久磁石片37に挟まれた強磁性体のディスク基板33が配置されて構成される。尚、ディスク基板33の中心部には、回転軸34に挿通するための孔が形成されている。そして、回転軸34には通常3枚以上の磁気ディスク36が配設される。
かかる複数枚の磁気ディスク36について、従来は図8(A)に示すように、回転軸34の両端部に配置される最外側磁気ディスク36Aも、回転軸34の両端より内側中央寄りに配置される内側磁気ディスク36Bも、強磁性体のディスク基板33の両面に永久磁石片37を配設していた。この為、最外側磁気ディスク36Aから分離槽32外への磁気漏れの問題や、最外側磁気ディスク36Aの変形の問題が生じていた。
内側磁気ディスク36Bの場合には、両側に対向する磁気ディスクが存在するので、磁気ディスク36が等間隔で配置される限り、内側磁気ディスク36Bの磁性力が平衡状態を保つので、磁気漏れや変形の心配はない。
この対策として、図8(B)に示すように、内側磁気ディスク36Bについては従来通りディスク基板33の両面に永久磁石片37を配置し、強磁性体のディスク基板33を永久磁石片37同士で挟むようにする。一方、最外側磁気ディスク36Aについては、ディスク基板33両面の内側面(内側磁気ディスク36Bの側の面)のみに磁性力を発揮するための永久磁石片37を配置し、ディスク基板33の外側面には一枚の鉄板52を配置して、ディスク基板33を磁石と鉄板52で挟むようにした。この場合、ディスク基板33は、本質的に強磁性体であるが、鉄板52は強磁性体でも非磁性体でもよい。また、ディスク基板33と鉄板52とは、一枚の厚い強磁性体で一体物として構成してもよい。これにより、最外側磁気ディスク36Aの剛性を内側磁気ディスク36Bの剛性よりも大きくなるようにした。最外側磁気ディスク36Aのディスク基板33の剛性をどの程度大きくするかは、内側磁気ディスク36Bの磁性力に抗して最外側磁気ディスク36Aが変形しないことが必要である。従って、最外側磁気ディスク36Aと内側磁気ディスク36Bとの距離、永久磁石片37の磁性力、ディスク基板33の材質等により、鉄板52の厚みを適宜設定するとよい。
最外側磁気ディスク36Aの場合も内側磁気ディスク36Bの場合も、強磁性体でディスク基板33を製作する場合には、永久磁石片37を磁気力によりディスク基板33に直接貼り付けることも可能であるが、接着剤で貼り付ける方法がより好ましい。この際に、ケース45内部に形成される空間に樹脂をモールドする構造形態も可能である。
また、磁気ディスク36の剛性を高めるためには強磁性体のディスク基板33の面に永久磁石片37を嵌め込むポケット部(図示せず)を取り付けて、このポケット部に永久磁石片37を嵌め込むようにしてもよい。
ディスク基板33の面に多数の永久磁石片37が固定された磁気ディスク36の製作方法としては、ディスク基板33を、基板33両面のうちの少なくとも一方面に多数の穴である上記のポケット部を有するハニカム構造に形成するディスク基板形成工程と、形成されたディスク基板33のポケット部に永久磁石片37を嵌め込む磁石嵌め込み工程と、永久磁石片37が嵌め込まれたディスク基板33を、内部にドーナッ状の空洞が形成されたケース45内部に収納する収納工程と、で構成される。
これにより、ポケット部の側壁がリブ(補強材)の役目をするので、剛性を高めることができる。この場合、ポケット部は、非磁性体の材料で形成することが必要であり、ポケット部を強磁性体のディスク基板33に接着剤で貼り付ける。これは、ポケット部を磁性体(特に強磁性体)で形成すると、ポケット部の側壁に磁束が吸収され、結果として磁石表面近傍の磁場だけが強くなり、磁化方向に関し永久磁石片37から離れた一に高い磁場が作りにくくなるためである。
このように最外側磁気ディスク36Aを構成することにより、簡単な対策で磁気シールドや磁気コイルを設けなくても磁気漏れを解消でき、しかも最外側磁気ディスク36Aが変形することもない。尚、ポケット部を備えた内側磁気ディスク36Bを製作するには、ディスク基板33の両面にポケット部を形成すればよい。
しかし、最外側磁気ディスク36Aのディスク基板33の外側面に永久磁石片37を配設しないことにより、最外側磁気ディスク36Aの外側面と分離槽32内面との間を通過した原水は、磁性フロックFが吸着分離されないままトラフに流出する危険がある。この対策として、図5に示すように、最外側磁気ディスク36Aの外側面と分離槽32内面との間隙が、最外側磁気ディスク36Aの回転を阻害しない遮蔽部材54で埋設されるようにした。遮蔽部材54としては、最外側磁気ディスク36Aの回転を阻害しないことが必要であり、樹脂やスポンジ等の摩擦が小さく柔らかい素材のものを好適に使用することができる。これにより、最外側磁気ディスク36Aの外側面に永久磁石片37を配設しなくても、磁性フロックFがそのままトラフ40に流出してしまうことはない。図5から分かるように、遮蔽部材54でシールしても、最外側磁気ディスク36Aの外側面と分離槽32内面との間に凹状の隙間が形成されるが、最外側磁気ディスク36Aが回転することで遠心力が作用するので、凹状の隙間に原水が滞留することはない。
また、最外側磁気ディスク36Aの剛性を高めるためには、磁気ディスク36のケース45自体をハニカム構造にする方法があり、この方法を採用することで、磁気ディスク36の軽量化を図ることもできる。このハニカム構造の方法は、最外側磁気ディスク36Aに限らず、内側磁気ディスク36Bについても適用できる。
次に、磁気ディスク36に吸着された磁性フロックFを回収するフロック回収手段38について説明する。
フロック回収手段38は、主として、樋状スクレーパ60と、搬送手段62とで構成される。
樋状スクレーパ60は、回転する磁気ディスク36が大気中から原水中に進入する直前の磁気ディスク36同士の間に(図5参照)、回転軸34近傍からフロック回収槽42の上方まで樋状に配設される。そして、樋状スクレーパ60の両側面上端のエッジ部分60Aが磁気ディスク36の面に所定の付勢力を有して当接することにより、磁気ディスク36の面に吸着された磁性フロックFを掻き取るように構成される。
また、搬送手段62は、樋状スクレーパ60内に配設され、掻き取られて樋状スクレーパ60内に落下堆積した磁性フロックFをフロック回収槽42の上方に搬送してフロック回収槽42に落下させる。搬送手段62としては、スクリューコンベア64やヒレ付きベルトコンベア66を好ましく使用することができ、図9〜図11はスクリューコンベア64の場合であり、図12、図13はヒレ付きベルトコンベア66の場合である。尚、図9、図10、図12では、磁気ディスク36の大気中部分のみに磁性フロックFを図示した。
図9に示すように、樋状スクレーパ60は、側面の上端エッジ部分60Aが磁気ディスク36の面に所定の押圧力を有して当接していると共に、上端エッジ部分60Aはシャープな薄肉形状に形成される。これにより、時計周り方向に回転する磁気ディスク36の面に吸着された磁性フロックFは、樋状スクレーパ60の上端エッジ部分60Aで掻き取られ、樋状スクレーパ60内に落下する。
図9〜図11に示すように、樋状スクレーパ60内には、スクリューコンベア64のスクリュー部64Aが収納され、スクリュー部64Aの一端がモータ64Bに連結される。この場合、図11に示すように、樋状スクレーパ60の側面から底面に至る内面形状は、搬送のデッドスペースが形成されないように半円状にすることが好ましい。これにより、樋状スクレーパ60内に落下堆積された磁性フロックFは、スクリューコンベア64によりフロック回収槽42の上方まで搬送され、フロック回収槽42に落下する。
また、搬送手段62として、ヒレ付きベルトコンベア66を採用する場合には、図12、図13に示すように構成される。即ち、ヒレ付きベルトコンベア66は、磁気ディスク36の径方向両側に一対のプーリ68が配置され、この一対のプーリ同士の間に、ヒレ69を有する無端状ベルト70が巻き懸けられる。また、一対のプーリ68のうちの一方が図示しないモータ等の駆動手段に連結される。この無端状ベルト70は、磁気ディスク36の面には接触しない。ヒレ69は無端状ベルト70の外側面に所定間隔を置いて多数配置され、無端状ベルト70に対して垂直に形成される。この場合、図13に示すように、樋状スクレーパ60の側面から底面に至る内面形状は、搬送のデッドスペースが形成されないようにヒレ69の形状に合わせることが好ましい。例えば、ヒレ69の形状を逆台形にした場合には、樋状スクレーパ60の内面形状も逆台形にする。
尚、図9〜図13では、樋状スクレーパ60の支持構造やヒレ付きベルトコンベア66のプーリ68の支持構造については特に示していないが、例えば磁気分離装置20の装置本体に支持することができる。また、樋状スクレーパ60の傾きについては、図10(スクリューコンベア)では右上がりで示し、図12(ヒレ付きベルトコンベア)では右下がりで示したが、右上がりに形成することがより好ましい。これは、樋状スクレーパ60内に落下体積した磁性フロックFが搬送手段62で搬送される間に、磁性フロック中の水分が樋状スクレーパ60を伝って流れるが、右上がりにすることで、水分がフロック回収槽42に流れ込むことを防止できる。フロック回収槽42に回収する磁性フロックFはできるだけ低水分にして減容化を図ることが重要である。この為、樋状スクレーパ60の右上がりの傾きを調整できるように、回収手段38全体の傾きを調整する調整手段(図示せず)を設けることが好ましい。例えば、スクリューコンベア方式の回収手段38の場合には、樋状スクレーパ60の長さ方向中心部を回動軸で支持するようにして、シリンダ装置等の伸縮装置により樋状スクレーパ60をシーソーのように揺動可能に構成することもできる。
次に、上記の如く構成された磁気分離装置20の作用について説明する。
磁性フロックFを含有した原水は、分離槽32の下端に形成された給水口44から流入し、分流部材46によって分流される。この分流部材46によって、原水は連続回転する磁気ディスク36の面に対して左右両側に分流されると共に、磁気ディスク36同士の間の強磁性空間に流れ込むように分流される。分流された原水が分離槽32内を上昇する途中で、原水中の磁性フロックFが磁気ディスク36の面に吸着される。磁性フロックFが吸着されて浄化された処理水は、磁性フロックFの左右両側に設けられた一対のトラフ40に越流する。
一方、磁気ディスク36に吸着された磁性フロックFは、磁気ディスク36の連続回転により水面上の大気中に搬送され、大気中に露出する。磁性フロックFが大気中に露出することにより、磁性フロックFの水分が重力により磁気ディスク36の面を伝って分離槽32内に流れ落ちる。更に、磁気ディスク36に吸着された磁性フロックFは、磁気ディスク36の磁性力により圧密化される。これにより、磁性フロックFの脱水が促進され、含水率が約90%のスラッジ状になる。
脱水が促進された磁性フロックFは、磁気ディスク36の連続回転により樋状スクレーパ60の位置まで搬送され、樋状スクレーパ60の側面エッジ部分60Aで掻き取られ、樋状スクレーパ60内に落下する。樋状スクレーパ60内に落下した磁性フロックFは、スクリューコンベア64又はヒレ付きベルトコンベア66の搬送手段62により搬送されて、フロック回収槽42の上方まで搬送されてフロック回収槽42に落下する。
かかる磁気分離装置20による磁性フロックFの磁気分離において、複数枚の磁気ディスク36の真下に分流部材46を設けたので、原水中の磁性フロックFを磁気ディスク36に効率的に吸着することができる。
また、磁気ディスクと分離槽との間にシール板48を設けたことにより、磁性力が発揮されない磁気ディスク36の外周面を原水がショ―トパスしてトラフ40に越流しないようにできる。これにより、トラフ40に越流する処理水の水質が悪化することがない。
また、回転軸34に配設された複数枚の磁気ディスク36のうち、内側磁気ディスク36Bについては従来通りディスク基板33の両面に永久磁石片37を配置する一方、最外側磁気ディスク36Aについては、ディスク基板33の内側面(内側磁気ディスクの側の面)のみに磁性力を発揮するための永久磁石片37を配設した。そして、最外側磁気ディスク36Aの永久磁石片を配設するディスク基板33の剛性が内側磁気ディスクのディスク基板の剛性よりも大きくなるようにした。この場合、ハニカム構造の磁気ディスク36を採用すれば、必要な剛性を確保した上で、軽量化を図ることができる。
更には、最外側磁気ディスク36Aの外側面と分離槽32内面との間に遮蔽部材54を埋め込むようにした。これにより、最外側磁気ディスク36Aからの磁性漏れや変形を防止できると共に、最外側磁気ディスク36Aの外側面を原水が通過してトラフ40に越流しないので、処理水の水質が悪くなることもない。
また、回収手段38として、樋状スクレーパ60を設けたことで、磁気ディスク36に吸着した磁性フロックFを確実に回収することができる。
本発明の磁気分離装置を組み込んだ汚濁水浄化システムのフローを示すブロック図 汚濁水浄化システムを構成する装置の概念図 本発明の磁気分離装置の一部を断面で示す斜視図 本発明の磁気分離装置の側面断面図 本発明の磁気分離装置の正面断面図 本発明の磁気分離装置に設けた分流部材の作用を説明する説明図 本発明の磁気分離装置に設けたシール板を説明する斜視図 従来と本発明における最外側磁気ディスクの違いを説明する説明図 本発明の磁気分離装置の磁気ディスクと樋状スクレーパとの関係を説明する説明図 スクリューコンベア方式の回収手段を説明する説明図 スクリューコンベアと樋状スクレーパとの関係を説明する説明図 ヒレ付きベルトコンベア方式の回収手段を説明する説明図 ヒレ付きベルトコンベア方式のヒレと樋状スクレーパとの関係を説明する説明図
符号の説明
10…汚濁水浄化システム、12…原水ポンプ、14…凝集装置、14A…急速攪拌槽、14B…緩速攪拌槽、16…磁性粉添加装置、18…凝集剤添加装置、19…攪拌羽根、20…磁気分離装置、24…フィルター分離装置、25…脱水装置、26…回転ドラムフィルタ、28…シャワーリング装置、29…循環ポンプ、30…ポンプ、31…スリーブ、32…分離槽、33…ディスク基板、34…回転軸、35…軸受、36…磁気ディスク、37…永久磁石片、38…回収手段、39…モータ、40…トラフ、41…側壁、42…フロック回収槽、43…四角筒状の配管、44…給水口、45…ケース、46…分流部材、48…シール板、50…回動軸、52…補強部材、55…蓋部材、60…樋状スクレーパ、62…搬送手段、64…スクリューコンベア、66…ヒレ付きベルトコンベア、68…プーリ、69…ヒレ、70…無端状ベルト、F…磁性フロック

Claims (2)

  1. 磁性フロックを含有する原水が流入する分離槽と、前記分離槽内に配設された回転軸に所定間隔を有して並設され、前記磁性フロックを磁性力により吸着する複数枚の磁気ディスクと、吸着した磁性フロックを回収する回収手段と、を備えた磁気分離装置において、
    前記複数枚の磁気ディスクは、
    前記回転軸両端の内側中央寄りに配置され、前記磁気ディスクの両面に前記磁性力を発揮するための永久磁石片が設けられた少なくとも1枚の内側磁気ディスクと、
    前記回転軸両端に配置され、前記磁気ディスクのディスク基盤の内側面に永久磁石片を嵌め込むポケット部を備え、前記ポケット部に嵌め込まれた永久磁石片により前記磁気ディスクの内側面のみに前記磁性力を発揮すると共に、前記永久磁石片を支持するディスク基板の剛性が前記内側磁気ディスクよりも大きくなるように形成された2枚の最外側磁気ディスクと、で構成されると共に、
    前記最外側磁気ディスクの外側面と前記分離槽内面との隙間が、前記最外側磁気ディスクの回転を阻害しない遮蔽部材で埋設されていることを特徴とする磁気分離装置。
  2. 前記最外側磁気ディスクは、前記ディスク基板の内側面に嵌め込まれた永久磁石片と外側面に配置された鉄板とでディスク基板を挟む構造であることを特徴とする請求項1の磁気分離装置。
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