JP2010029751A - 磁気分離装置 - Google Patents

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穣 森田
Kiyokazu Takemura
清和 武村
Shigeki Terui
茂樹 照井
Yoshiharu Numata
好晴 沼田
Hiroyuki Yamamoto
広幸 山本
Hideki Kashiwabara
秀樹 柏原
Seiichi Naka
聖一 中
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Abstract

【課題】磁石片を配列するディスク基板面の領域部分による磁気分離能力のバラツキの問題を解消することができる。
【解決手段】磁石片37の磁性力で磁性フロックFを磁気ディスク36に吸着する磁気分離装置20であって、ディスク基板33面には、該ディスク基板33面を径方向に分割した複数の領域のうちの中心穴49に近い内側領域82の磁石片配置個数密度をAとし、内側領域82よりも外側の外側領域84の磁石片配置個数密度をBとしたときに、A≦Bを満足するように磁石片が配列されていると共に、配列された多数の磁石片37の周方向における配置関係は、ディスク基板33面を周方向に偶数個の単位領域に分割し、分割した単位領域88で見たときにN極とS極とが周方向に交互に配置された関係にある。
【選択図】 図8

Description

本発明は磁気分離装置に係り、特に、原水中の磁性フロックを吸着する磁気ディスクのディスク基板に配列する磁石の配列技術に関する。
下水や工場排水等の原水中に存在する汚濁物質を除去する装置として磁気分離装置がある。この磁気分離装置は、原水中に凝集剤と磁性粉を添加することにより、汚濁物質を、磁性を帯びた磁性フロックとして形成し、この磁性フロックFを、磁石を配設した磁気ディスクに吸着して分離除去するもので、マグシード法と呼ばれている。
特許文献1には、磁気分離装置を組み込んだ固液分離装置が開示されている。特許文献1に示すように、磁気分離装置は、分離槽内に、磁石を貼り付けた複数枚の円板状の磁気ディスクを回転軸に間隔を置いて配設したものであり、磁性フロックを磁気ディスクに吸着することで原水中から除去回収する。
特開平10−244424号公報
しかしながら、従来の磁気分離装置の磁気ディスクは、回転軸に近い内側領域と回転軸から遠い外側領域とでは、原水中の磁性フロックを吸着して保持する磁気分離能力が異なるという問題がある。磁気ディスクの内側領域と外側領域とで磁気分離能力が異なると、原水中から磁性フロックを除去する除去効率が悪くなる。
磁気分離能力は、大きく2つの能力に分けることができ、一つ目は磁気ディスク表面から離れた位置に存在する磁性フロックを吸引する能力であり、二つ目は吸着した磁性フロックが再び離脱しないように吸着保持する能力である。これらの能力は、磁石の素材が有する物性である磁化の他に、磁石の大きさ(寸法)や面積(表面の面積)に依存する。即ち、磁石配置個数密度が大きい方が磁気分離能力は大きくなる。このことから、ディスク基板の磁石配置個数密度にバラツキがないように磁石を配列することが重要になる。
このためには、ディスク基板の外側領域には大面積の磁石を配置し、内側領域には小面積の磁石を配置することが好ましいが、大きさの異なる複数の磁石を用いると、多種類の磁石を製作しなくてはならず、磁石の製作コストが高くなるという問題がある。特に、磁気分離装置の大容量化にともなって磁気ディスクの径も大径になっていく近年においては、外側領域に使用する磁石も大型化するため、磁石の製作メーカーに特別仕様によって磁石製作を依頼しなくてはならず、コスト増大をもたらす。
したがって、汎用されている大きさの磁石を使用して、磁気ディスクの内側領域と外側領域との磁気分離能力を均等化できることが要望されている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、磁石を配列するディスク基板面の領域部分による磁気分離能力のバラツキの問題を解消することができるので、原水中に含有する磁性フロックを磁気ディスク全面に高性能に吸着して除去することができる磁気分離装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、磁性フロックを含有する原水が流入する分離槽に配設された回転軸に、中心穴を嵌装したディスク基板面に同形状で同寸大の磁石を多数配列した円板状の磁気ディスクを備え、前記磁石の磁性力で前記磁性フロックを前記磁気ディスクに吸着する磁気分離装置であって、前記ディスク基板面には、該ディスク基板面を径方向に分割した複数の領域のうちの前記中心穴に近い内側領域の磁石配置個数密度又は磁石面積密度をAとし、前記内側領域よりも外側の外側領域の磁石配置個数密度又は磁石面積密度をBとしたときに、A≦Bを満足するように磁石が配列されていると共に、前記配列された多数の磁石の周方向における配置関係は、前記ディスク基板面を周方向に偶数個の単位領域に分割し、分割した単位領域で見たときにN極とS極とが周方向に交互に配置された関係にあることを特徴とする磁気分離装置を提供する。
ここで、磁石配置個数密度とは、ディスク基板面の単位面積当たりに配置される磁石の個数密度をいう。また、磁石面積密度とは、ディスク基板面の単位面積に対する磁石合計面積(3つの磁石が配列されている場合には、3つの磁石の表面の合計面積を言う)の割合で表される。
また、外側領域は内側領域に対して外側にある領域との意味であり、例えば3分割して、最内側領域、中間領域、最外側領域が形成される場合には、最内側領域に対しては中間領域が外側領域になり、中間領域に対して最外側領域が外側領域になる。
請求項1によれば、ディスク基板面に上記A≦Bを満足するように磁石を配列したので、ディスク基板面の内側領域と外側領域の磁石配置個数密度又は磁石面積密度が同じか、あるいは外側領域の方が内側領域よりも大きくなる。これにより、磁石を配列するディスク基板面の領域部分による磁気分離能力のバラツキの問題を解消することができるので、原水中に含有する磁性フロックを磁気ディスク全面に高性能に吸着して除去することができる。この場合、AとBの関係がA<Bを満足するように磁石が配列されていることが一層好ましい。
なお、磁気分離能力とは、磁気力、磁石の大きさ(寸法)、面積(表面の面積)等のように単に磁石の素材が有する物性に由来する分離能力のみならず、磁気ディスクの回転による周速度が外側領域と内側領域とで違うことによる磁束量の違い等も含めて、能力に関係する全ての要因を含む形での分離能力を言う。
また、請求項1によれば、ディスク基板面を周方向に分割した偶数個の単位領域には、単位領域で見たときにN極とS極とが周方向に交互に配置するように磁石が配列されているので、隣接する領域単位の周方向における磁石極性が必ず異極性となる。これにより、磁気バランスが良くなるので、磁気ディスクの領域部分によって磁気分離能力の偏りがなくなると共に、磁気ディスクの組立てが容易になる。
請求項2は請求項1において、前記AとBの関係がA<Bを満足するように磁石が配列されていることを特徴とする。
請求項2は、前記AとBの関係において一層好ましい関係を規定したものである。
請求項3は、請求項1又は2において、前記外側領域の面積をS1とし、前記内側領域の面積をS2としたときに、S1/S2が所定の等比数列の関係を有して前記外側領域が前記内側領域より大きくなるように分割形成されていると共に、前記外側領域の磁石の個数をN1とし、前記内側領域の磁石の個数をN2としたときに、N1/N2が前記所定の等比数列と同じか、又は外側の領域にいくほどに等比数列が大きくするように前記外側領域と前記内側領域に配置する磁石の個数が設定されていることを特徴とする。
請求項3は、同形状で同寸大の磁石を使用して、上記のA≦Bを満足するように磁石を等比数列を利用して簡単に配列する方法を規定したものである。
請求項4は、請求項1又は2において、前記外側領域の面積をS1とし、前記内側領域の面積をS2としたときに、S1/S2が所定の等差数列の関係を有して前記外側領域が前記内側領域より大きくなるように分割形成されていると共に、前記外側領域の磁石の個数をN1とし、前記内側領域の磁石の個数をN2としたときに、N1−N2が要求される磁石面積充填率γと、前記内側領域の面積S2の積を磁石面積Smoで割った値に近い整数であって、その値に近く且つ大きな整数値にするか、又は前記外側の領域にいくほどに前記等差数列の等差が大きくするように、前記外側領域と前記内側領域とに配置する磁石の個数が設定されていることを特徴とする。
請求項4は、同形状で同寸大の磁石を使用して、上記のA≦Bを満足するように磁石を等差数列を利用して簡単に配列する方法を規定したものである。
ここで、磁石面積充填率γとは、磁石配置個数密度又は磁石面積密度の何れかを指す。
請求項5は、前記ディスク基板面に請求項1〜4の何れか1を満足するようにポケット部が形成され、該ポケット部に前記磁石が嵌入されていることを特徴とする。
請求項5によれば、ディスク基板面に形成したハニカム構造のポケット部に磁石を嵌入するだけで、請求項1〜4の何れか1を満足する磁石配列を行うことができるので、磁気ディスクの組立が容易になる。また、ハニカム構造にすることで、磁気ディスク自体の強度も大きくすることができる。
請求項6は、前記ディスク基板が鉄板で形成され、該鉄板面に請求項1〜4の何れか1を満足するように磁石が接着剤で貼り付けられていることを特徴とする。
請求項6によれば、ディスク基板を鉄板で形成し、この鉄板面に磁石を磁性力で仮止めさせることができるので、最初からディスク基板面に磁石を接着剤で固定する場合に比べて、磁石配置位置の修正を簡単に行うことができる。そして、最終的に全ての磁石の配置位置が確定した時点で、磁石を接着剤でディスク基板面に固着すればよい。また、ディスク基板として鉄板を使用することで、磁気ディスク自体の強度も大きくすることができる。
請求項7は、請求項1〜6の何れか1において、前記磁石の形状が矩形状又は円板状であることを特徴とする。
請求項7によれば、磁石の形状が矩形状又は円板状にすることで、他の形状よりも磁石の配列をし易くできる。
以上説明したように、本発明に係る磁気分離装置によれば、磁石を配列するディスク基板面の領域部分による磁気分離能力のバラツキの問題を解消することができるので、原水中に含有する磁性フロックを磁気ディスク全面に高性能に吸着して除去することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る磁気分離装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明の磁気分離装置20を、汚濁水浄化システム10に組み込んだフローを説明するブロック図である。
図1に示すように、汚濁水浄化システム10は、原水が原水ポンプ12によって先ず凝集装置14の急速攪拌槽14Aに送水される。また、原水ポンプ12と急速攪拌槽14Aとをつなぐ配管途中に、磁性粉を添加する磁性粉添加装置16と、無機凝集剤を添加する無機凝集剤添加装置18とが設けられ、磁性粉及び凝集剤が配管内を流れる原水中に添加される。磁性粉としては、例えば四三酸化鉄を好ましく用いることができる。また、無機凝集剤としては、ポリ塩化アルミニウム、塩化鉄、硫酸第二鉄等の水溶性の無機凝集剤を好ましく用いることができる。尚、図示しなかったが、原水中に磁性粉や凝集剤を添加する前に、数ミリの大きさの比較的大きなゴミはストレーナーを設けて濾過しておくことが好ましい。
急速攪拌槽14Aでは、原水と、添加した磁性粉及び凝集剤とを高速回転する攪拌羽根(図示せず)で急速攪拌することにより、数十μm程度の大きさの微小な磁性フロックF(磁性マイクロフロックともいう)を形成する。攪拌羽根の先端部における回転周速としては、1〜2m/秒程度で行うことが好ましい。磁性マイクロフロックには、磁性粉、原水中の固形浮遊粒子、バクテリア、プランクトン等が取り込まれる。
次に、磁性マイクロフロックを含有する原水は凝集装置14の緩速攪拌槽14Bに送水される。また、急速攪拌槽14Aと緩速攪拌槽14Bとを連通する配管中を流れる原水中に高分子凝集剤が添加する高分子凝集剤添加装置21が設けられる。高分子凝集剤としては、アニオン系及びノニオン系のものを好適に用いることができる。
緩速攪拌槽14Bは、磁性マイクロフロックと高分子凝集剤とを低速回転する攪拌羽根(図示せず)で緩やかに攪拌することにより、数百μm〜数mm程度の大きな磁性フロックFを形成する。
大きさが成長した磁性フロックFを含有する原水は、本発明の磁気分離装置20に送水される。磁気分離装置20は、原水中の磁性フロックFを磁性力によって吸着分離するものであり、磁気分離装置20によって、原水中の磁性フロックFの約90%が分離除去される。
磁気分離装置20で除去された磁性フロックFは、遠心分離機やベルトプレス機等の脱水装置25により、含水率80%程度まで低減された後、トラック等により埋め立て処分場や焼却場、あるいは堆肥製造工場等に送られる。
一方、磁気分離装置20で処理された処理水は、次にフィルター分離装置24に送水される。フィルター分離装置24では、処理水に残存する磁性フロックFが除去される。これにより、ゴミ、固形浮遊粒子、バクテリア、プランクトン等の汚濁物質が含まれる原水を浄化することができる。
[磁気分離装置]
図2は、本発明の磁気分離装置20の側面を切り欠いた斜視図であり、図3は、側面断面図である。なお、図2は、磁性フロックの回収手段38は省略してある。
図2及び図3に示すように、本発明の磁気分離装置20は、主として、磁性フロックFを含有する原水が流入する分離槽32と、分離槽32内に水平方向に配設された回転軸34に所定間隔を有して並設され、磁性フロックFを磁性力により吸着する複数枚の磁気ディスク36と、磁気ディスク36に吸着された磁性フロックFを回収する回収手段38とで構成される。尚、本実施の形態では3枚の磁気ディスク36の例で説明するが、枚数には限定されない。
分離槽32は、上面が開放されると共に、両端面が側壁41(図2参照)で閉塞された半円筒形状に形成される。分離槽32の両側(図2、図3の左右)には、回転軸34と平行に形成された断面凹状の一対のトラフ40が分離槽32と一体形成されると共に、トラフ40の外側には、トラフ40と平行な断面凹状のフロック回収槽42が設けられる。尚、フロック回収槽42は、回転する磁気ディスク36が原水中に進入する右側に設けられる。
また、分離槽32には、回転軸34が回転自在に支持されると共に、回転軸34の一端がモータ39に連結される。そして、回転軸34には、中心部に中心穴49(図4参照)を有する複数枚の磁気ディスク36が所定間隔を有して嵌合支持される。磁気ディスク36同士の間には、磁気ディスク36同士の間隔を調整すると共に、磁気ディスク36の内周部を固定するスリーブ(図示せず)が設けられる。磁気ディスク36同士の間隔は、磁気ディスク36の厚みに対して3倍以下に設定することが好ましい。これは3倍を超えて広過ぎると磁気ディスク36同士の間に強い磁性力を発生しにくくなるからである。
また、回転軸34に支持された複数枚の磁気ディスク36は、分離槽32内の原水中に1/2〜2/3の割合で水没させることが好ましい。このように磁気ディスク36を部分的に水没させた構成の場合には、原水中で磁気ディスク36に吸着させた磁性フロックFを、磁気ディスク36が回転して磁性フロックFが大気中に搬送されたときに回収手段38で回収することになる。従って、磁性フロックFの吸着と回収との効率が最も良くなるように、磁気ディスク36の水没率を設定することが重要である。このためには例えば、回転軸34を回転自在に支持する一対の軸受を、図示しない一対の昇降装置に支持させて、磁気ディスク36を油圧機構等により昇降させることにより水没率を可変できるように構成することも良い方法である。
回収手段38としては、図3に示すように、ヒレ付きベルトコンベア66と樋状スクレーパ60とを組み合わせたものを好適に採用することができる。ヒレ付きベルトコンベア66は、磁気ディスク36の径方向両側に一対のプーリ68が配置され、一対のプーリ68同士の間に、ヒレ69を有する無端状ベルト70が巻き懸けられる。また、一対のプーリ68のうちの一方が図示しないモータ等の駆動手段に連結される。この無端状ベルト70は、磁気ディスク36の面には接触しない。ヒレ69は無端状ベルト70の外側面に所定間隔を置いて多数配置され、無端状ベルト70に対して垂直に形成される。また、無端状ベルト70の下方で、回転軸34と回収槽42との間には、ヒレ付きベルトコンベア66で磁気ディスク36の面から掻き取った磁性フロックFを掻き取るための樋形状をした樋状スクレーパ60が配設される。
また、分離槽32の下端には、回転軸34の軸線方向に長い四角筒形状の給水口44が形成され、この給水口44と凝集装置14の出口とが四角筒状の配管(図示せず)で接続される。図3のヒレ付きベルトコンベア66では右下がりで示したが、右上がりに形成することがより好ましい。これは、樋状スクレーパ60内に落下体積した磁性フロックFがヒレ付きベルトコンベア66で搬送される間に、磁性フロック中の水分が樋状スクレーパ60を伝って流れるが、右上がりにすることで、水分がフロック回収槽42に流れ込むことを防止できる。フロック回収槽42に回収する磁性フロックFはできるだけ低水分にして減容化を図ることが重要である。この為、樋状スクレーパ60の右上がりの傾きを調整できるように、回収手段38全体の傾きを調整する調整手段(図示せず)を設けることが好ましい。
上記の如く構成された磁気分離装置20によれば、磁性フロックFを含有した原水は、分離槽32の下端に形成された給水口44から流入し、磁気ディスク36同士の間を上向流となって分離槽32内を上昇する。原水が分離槽32内を上昇する途中で、原水中の磁性フロックFが磁気ディスク36の面に吸着される。磁性フロックFが吸着されて浄化された処理水は、磁性フロックFの左右両側に設けられた一対のトラフ40に越流する。
一方、磁気ディスク36に吸着された磁性フロックFは、磁気ディスク36の連続回転により水面上の大気中に搬送され、大気中に露出する。磁性フロックFが大気中に露出することにより、磁性フロックFの水分が重力により磁気ディスク36の面を伝って分離槽32内に流れ落ちる。更に、磁気ディスク36に吸着された磁性フロックFは、磁気ディスク36の磁性力により圧密化される。これにより、磁性フロックFの脱水が促進され、含水率が約90%のスラッジ状になる。
脱水が促進された磁性フロックFは、磁気ディスク36の連続回転により樋状スクレーパ60の位置まで搬送され、樋状スクレーパ60の側面部分で掻き取られ、樋状スクレーパ60内に落下する。樋状スクレーパ60内に落下した磁性フロックFは、ヒレ付きベルトコンベア66により搬送されて、フロック回収槽42の上方まで搬送されてフロック回収槽42に落下する。
[磁気ディスク]
図4に示すように、磁気ディスク36は、内部にドーナッ状の空洞が形成された非磁性体(例えばプラスティック樹脂、セラミックス等)のケース45内部に、同形状で同寸大の永久磁石37(以下、磁石37という)に挟まれたディスク基板33が配置される。磁気ディスク36の中心部には、回転軸34に挿通して嵌合するための中心穴49が形成されている。
この場合、ディスク基板33として、磁性体でも非磁性体でもよいが、鉄板を好ましく使用することができる。あるいは、プラスティック樹脂製のディスク基板33に鉄板を貼り合わせて、一枚の厚い一体物として構成してもよい。これにより、剛性を大きくすることができる。強磁性体でディスク基板33を製作する場合には、磁石37を磁気力によりディスク基板33に直接貼り付けることも可能であるが、接着剤で貼り付ける方法がより好ましい。この際に、ケース45内部に形成される空間に樹脂をモールドする構造形態も可能である。
また、図5〜図7により説明するように、磁気ディスク36の剛性を高めるためには強磁性体のディスク基板33の面に磁石37を嵌め込むポケット部56を取り付けて、このポケット部56に磁石37を嵌め込むようにしてもよい。符号57はポケット部56が形成されていないスペース部分である。
ディスク基板33の面に多数の磁石37が固定された磁気ディスク36の製作方法としては、ディスク基板33両面のうちの少なくとも一方面に、凹状のポケット部56を多数形成することにより、ディスク基板33の面にハニカム構造を形成するディスク基板形成工程(図5、図6)と、形成されたディスク基板33のポケット部56に磁石37を嵌め込む磁石嵌め込み工程(図5、図6)と、磁石37が嵌め込まれたディスク基板33を、内部にドーナッ状の空洞が形成されたケース45内部に収納する収納工程(図7)と、で構成される。
これにより、ポケット部56の側壁がリブ(補強材)の役目をするので、剛性を高めることができる。この場合、ポケット部56は、非磁性体の材料で形成することが必要であり、ポケット部56を強磁性体のディスク基板33に接着剤で貼り付ける。これは、ポケット部56を磁性体(特に強磁性体)で形成すると、ポケット部56の側壁に磁束が吸収され、結果として磁石表面近傍の磁場だけが強くなり、磁化方向に関し磁石37から離れた位置に高い磁場を作りにくくなるためである。
[磁石の配列]
次に、ディスク基板33面に配置された多数の磁石37の配列方法について説明する。なお、磁石37の形状は、矩形状又は円板状の例で説明するが、同形状で同寸大であれば特に限定されるものではない。
図8に示すように、ディスク基板33の面(少なくとも片面)には、次の2つの配列条件(I)、(II)が満たされるように磁石37が配列される。
(I)の配列条件は、ディスク基板33の面を径方向に分割した複数の領域のうちの中心穴49に近い内側領域82の磁石配置個数密度又は磁石面積密度をAとし、内側領域82よりも外側の外側領域84の磁石配置個数密度又は磁石面積密度をBとしたときに、A≦Bを満足するように磁石が配列されることである。
(II)の配列条件は、配列された多数の磁石37の周方向における配列関係が、ディスク基板33の面を周方向に偶数個の単位領域88に分割し、分割した単位領域88を極性の一単位として見たときにN極とS極とが周方向に交互に配置された関係になるように、磁石37が配列されることである。
先ず、上記(I)の配列条件についての具体例を説明する。
図8において、点線は、ディスク基板33の面を径方向に2つの領域に分割する第1分割線80である。この第1分割線80により、ディスク基板33の面は、中心穴49に近い内側領域82と、内側領域82よりも外側の外側領域84とに2分割する。この分割において、外側領域84の面積が内側領域82の面積の2倍となるように分割する。そして、内側領域82には磁石37を3個配置し、外側領域84には磁石37を6個以上配置する(図8は6個配置した場合である)。これにより、(I)の条件のA≦Bを満足するように磁石37が配列される。図8の磁石の配列は、等比数列的に見た場合には等比2の一例であり、等差数列的に見た場合には、等差3の一例である。等比数列又は等差数列を利用した磁石の詳しい配列方法については後記する。
このように、ディスク基板33の面に上記A≦Bを満足するように磁石37を配列することにより、ディスク基板33の面の内側領域82と外側領域84の磁石配置個数密度又は磁石面積密度を同じか、あるいは外側領域84の方が内側領域82よりも大きくすることができる。これにより、磁石37を配列するディスク基板33面の外側領域84と内側領域82とにおいて磁気分離能力がバラつくという問題を解消することができる。したがって、原水中に含有する磁性フロックFを磁気ディスク全面に高性能に吸着して除去することができる。
なお、磁気分離能力とは、磁気力、磁石の大きさ(寸法)、面積(表面の面積)等のように単に磁石37の素材が有する物性に由来する分離能力のみならず、磁気ディスク36の回転による周速度が外側領域84と内側領域82とで違うことによる磁場強度の違い等も含めて、能力に関係する全ての要因を含む形での分離能力を言う。
また、磁石配置個数密度とは、ディスク基板33面の単位面積当たりに配置される磁石37の個数密度を言う。また、磁石面積密度とは、ディスク基板33面の単位面積に対する磁石合計面積の割合で表される。例えば、図8の内側領域82に3個の磁石37を配置したが、3つの磁石37の表面(図8で見えてい磁石の面)の合計面積が磁石合計面積になる。
上記AとBの関係では、A<Bを満足するように磁石が配列されていることが一層好ましい。この理由は、磁気ディスク36は、回転軸34の回転にともなって回転するため、磁気ディスク36のディスク基板33は、外側領域84の回転周速度が内側領域82の回転周速度よりも速くなる。この結果、外側領域84においては、特に水の流れ方向とディスクの回転方向とが逆の領域において、水とディスク(内磁石)との速度差、即ち磁性フロックFと磁石との速度差が大きくなり、吸引分離しにくくなる。したがって、外側領域84と内側領域82とが発生する磁気力を同じにして磁気分離能力のバラツキをなくすには、A<Bを満足するように磁石37が配列されていることが好ましいからである。
なお、図8ではディスク基板33の面を径方向に2つの領域82、84に分割した例であるが、2分割以上でもよく、2〜4分割の範囲が一層好ましい。
次に、上記(II)の配列条件についての具体例を説明する。
図8の実線(縦線)は、ディスク基板33の面を、周方向に偶数個の単位領域88に分割する第2分割線86であり、図8ではディスク基板33の面を周方向にθ角度間隔で分割した場合である。ここで、θ×n=360°、nは偶数であることを満足する。これにより、ディスク基板33の面は周方向においてn(偶数)個の単位領域88に分割される。そして、分割した単位領域88を極性の一単位として見たときに、N極とS極とが周方向に交互に配置した関係になるように磁石37を配列する。即ち、図8におけるディスク基板33の面の最外周部のように、1つの単位領域88内の周方向に2個の磁石37が並ぶ場合には、同極性の磁石37が2個並ぶことになる。2個以上の磁石37が周方向に並ぶ場合も同様である。
このように、上記(II)の条件を満足して磁石37を配列することにより、隣接する単位領域88の周方向における磁石37の極性が必ず異極性となる。これにより、磁気バランスが良くなるので、ディスク基板33の各領域によって磁気分離能力の偏りがなくなると共に、磁気ディスク36の組立てが容易になる。
仮に、ディスク基板33の面を周方向に奇数個の単位領域88に分割し、単位領域88ごとに順番にS極とN極を形成していった場合、最初と最後の単位領域88は同極性になる。この結果、同極性部分の磁気バランスが悪くなり、磁気分離能力を低下させる。また、磁気ディスク36を組立てる際にも、同極性部分において磁石37同士が反発し合うために、ディスク基板33への磁石37の固着性が悪くなり、ディスク基板33から磁石37が脱落する等の不具合が生じ易い。
次に、同形状で同寸大の磁石37を、上記(I)の条件を満足するように配列するための簡単な方法として、等比数列を利用した方法を説明する。
先ず、ディスク基板33の面を径方向に複数の領域に分割する際に、外側領域84の面積が内側領域82の面積に対して所定の等比数列的(例えば2倍、3倍、4倍等)の関係を有して大きくなるように分割する。そして、外側領域84に配列されている磁石37の個数と内側領域82に配列されている磁石37の個数との関係についても、複数の領域に分割したときと同じ等比数列的な関係を満足するように配列する。このことを、図9により具体的に説明する。
図9に示すように、2本の第1分割線80により、ディスク基板33の面を径方向に3分割する。このときに、中心穴49に近い最内側領域92の面積をS1とし、最内側領域92の外側の領域(中間領域90という)の面積をS2とし、最も外側の最外側領域94の面積をS3としたときに、面積比S1:S2:S3が等比2になるように、1:2:4の関係になるように分割する。そして、最内側領域92に所望の磁石配置個数密度又は磁石面積密度を得るために必要な数の磁石37を配置する。図9では、所望の磁石配置個数密度又は磁石面積密度を得るために2個の磁石37を必要とする場合である。次に、中間領域90には最内側領域92の2倍(等比2)の4個の磁石37を配置し、最外側領域94には中間領域90の2倍(等比2)の8個の磁石37を配置する。これにより、上記A=Bの関係を有して磁石37を配置できる。
また、A<Bの関係を有するように磁石37を配置したい場合には、例えば図10のように、面積比S1:S2:S3は等比2のままにした状態で、外側の領域にいくほどに配置する磁石37の数を等比2よりも大きくなるようにする。図10のように、最内側領域92に2個の磁石37を配置した場合、中間領域90に4個(等比2)の磁石37を配置し、最外側領域94には中間領域90に対して等比3の12個の磁石37を配置する。これにより、A<Bの関係を有して各領域に磁石37を配列できる。
なお、ディスク基板33の面を径方向に分割した各領域90、92、94に配置する磁石37の極性は、ディスク基板33の周方向においては(II)の条件を満足することが必要であるが、径方向における磁石37の配列は、異なる極性が交互に配列されるようにしてもよい。例えば、図11のように、第1分割線80と第2分割線とで区画される各領域の単位ごとに交互に異なる極性になるようにすることもできる。即ち、最内側領域92に配置した磁石37は全てN極とし、中間領域90に配置した磁石37は全てS極とし、最外側領域94に配置した磁石37は全てN極とする。
このように、ディスク基板33の面を径方向に分割した各領域の面積と、各領域に配置する磁石の数を、等比数列的にしたがって行うことにより、上記(I)及び(II)の条件を満足した磁石の配列を簡単に行うことができる。
次に、同形状で同寸大の磁石37を、上記(I)の条件を満足するように配列するための簡単な方法として、等差数列を利用した方法を説明する。
図12に、等差dsで3領域(最外側領域94、中間域90、最内側領域92)に分割する事例について、磁石面積密度を用いる場合について説明する。
以下の説明で使用する記号の意味は次の通りである。
ds…ディスク面積領域分割を定める等差
Si…ディスク領域i(i=1、2、3)のディスク面積
ここでi=1は最内側領域92、i=2は中間域90、i=3は最外側領域94と同義である。
Sdisk…ディスクの面積
Smi…ディスク領域i(i=1、2、3)内の磁石面積の総和
Smo…磁石1個の面積
γi…ディスク領域i(i=1、2、3)における磁石面積密度
γ…要求される磁石面積密度
Ni…ディスク領域i(i=1、2、3)における磁石個数
そして、上記のパラメータについては、次の関係を有するように表示される。
Figure 2010029751
Figure 2010029751
Figure 2010029751
Figure 2010029751
ここで、γiのバラツキはあるが、γに近い値をとるように設計し、上記の近似式4を与える。また、i=1,2……nである。nは領域分割数を表し、本例においてはn=3である。加えて、磁気分離能力を担保するために要求される磁石面積密度γについては、各領域94、90、92内の磁石面積密度と一致する条件を用いる。実際の設計製作においては、γiにバラツキが生じるが、これは下記の通り、上記パラメータで調節可能である。したがって、式3と式4の近似により下記の式5に置き換えられる。
Figure 2010029751
よって、磁石の個数密度Niについて次の式6を得る。
Figure 2010029751
ここで、Niは整数をとるため、式6を次の式7のように調整する必要がある。
Figure 2010029751
式7において[ ]は、その実数値近辺の整数をとるものとする。この場合、領域1における磁石の個数は、下記の式8で与えられる。
Figure 2010029751
また、面積に関する等差は、要求される磁石面積密度γと、図12の最内側領域92の面積S1との積を磁石面積Smoで割った値に近い整数で与えられることになる。
実際には、式8と下記に示す式9の値CとDとが整数になるように、その中のパラメータS1、Smo、及びdsを調節する。この際、得られたNi(式7)を、式5のNiに代入して、γより大きく且つγに近い数値に上記3つのパラメータ(S1、Smo、及びds)を調節することが好適である。
Figure 2010029751
あるいは、式7について添え字iについての総和を計算し、即ちディスク全面における磁石面積総和を計算し、ディスク総面積で除した値を、上述のようにγに一致、あるいはそれに近づけるように上記3つのパラメータ(S1、Smo、及びds)を調節すればよい。具体的には、式7の総和を求め、下記に示す式10が成立するように、パラメータCとDと、即ち当該3つのパラメータ(S1、Smo、及びds)を調節する。
Figure 2010029751
これにより、同形状で同寸大の磁石37を、等差数列を利用して上記(I)の条件を満足するように簡単に配列することができる。
尚、ディスク基板に磁石を直接配列するのではなく、上記説明した等比数列又は等差数列を利用して、ディスク基板33の面に上記(I)及び(II)の配列条件を満足するように上述したポケット部56を形成し、このポケット部56に磁石37を嵌入させることで、磁石37の配列が上記(I)及び(II)の配列条件を満足するようにしてもよい。
この場合、図8のように、矩形状の磁石を使用する場合には、図8に示したように、縦向配置と横向配置とを適宜採用することで、磁石配置個数密度を大きくすることができる。
本発明の磁気分離装置を組み込んだ汚濁水浄化システムのフローを示すブロック図 本発明の磁気分離装置の一部を切り欠いて示す斜視図 本発明の磁気分離装置の側面断面図 磁気ディスクの断面図 ハニカム構造の磁気ディスクを説明する説明図 図5の部分拡大図 ハニカム構造の磁気ディスクを説明する説明図 ディスク基板に配列する磁石の配列を説明する説明図 等比数列を利用してディスク基板に配列する磁石の配列方法の一例を示す概念図 等比数列を利用してディスク基板に配列する磁石の配列方法の別の態様を示す概念図 等比数列を利用してディスク基板に配列する磁石の配列方法の更に別の態様を示す概念図 等差数列を利用してディスク基板の面積を等差2で径方向に3分割する一例を示す概念図 図12のディスク基板に等差2で磁石を配列する配列方法の一例を示す概念図
符号の説明
10…汚濁水浄化システム、12…原水ポンプ、14…凝集装置、14A…急速攪拌槽、14B…緩速攪拌槽、16…磁性粉添加装置、18…無機凝集剤添加装置、20…磁気分離装置、32…分離槽、33…ディスク基板、34…回転軸、36…磁気ディスク、37…磁石、38…回収手段、39…モータ、40…トラフ、41…側壁、42…フロック回収槽、44…給水口、45…ケース、55…蓋部材、56…ポケット部、60…樋状スクレーパ、66…ヒレ付きベルトコンベア、68…プーリ、69…ヒレ、70…無端状ベルト、80…第1分割線、82…内側領域、84…外側領域、86…第2分割線、88…単位領域、90…中間領域、92…最内側領域、94…最外側領域、F…磁性フロック

Claims (7)

  1. 磁性フロックを含有する原水が流入する分離槽に配設された回転軸に、中心穴を嵌装したディスク基板面に同形状で同寸大の磁石を多数配列した円板状の磁気ディスクを備え、前記磁石の磁性力で前記磁性フロックを前記磁気ディスクに吸着する磁気分離装置であって、
    前記ディスク基板面には、
    該ディスク基板面を径方向に分割した複数の領域のうちの前記中心穴に近い内側領域の磁石配置個数密度又は磁石面積密度をAとし、前記内側領域よりも外側の外側領域の磁石配置個数密度又は磁石面積密度をBとしたときに、A≦Bを満足するように磁石が配列されていると共に、
    前記配列された多数の磁石の周方向における配置関係は、前記ディスク基板面を周方向に偶数個の単位領域に分割し、分割した単位領域で見たときにN極とS極とが周方向に交互に配置された関係にあることを特徴とする磁気分離装置。
  2. 前記AとBの関係がA<Bを満足するように磁石が配列されていることを特徴とする請求項1の磁気分離装置。
  3. 前記外側領域の面積をS1とし、前記内側領域の面積をS2としたときに、S1/S2が所定の等比数列の関係を有して前記外側領域が前記内側領域より大きくなるように分割形成されていると共に、
    前記外側領域の磁石の個数をN1とし、前記内側領域の磁石の個数をN2としたときに、N1/N2が前記所定の等比数列の等比と同じか、又は外側の領域にいくほどに等比を大きくするように前記外側領域と前記内側領域に配置する磁石の個数が設定されていることを特徴とする請求項1又は2の磁気分離装置。
  4. 前記外側領域の面積をS1とし、前記内側領域の面積をS2としたときに、S1/S2が所定の等差数列の関係を有して前記外側領域が前記内側領域より大きくなるように分割形成されていると共に、
    前記外側領域の磁石の個数をN1とし、前記内側領域の磁石の個数をN2としたときに、N1−N2が要求される磁石面積充填率γと、前記内側領域の面積S2の積を磁石面積Smoで割った値に近い整数であって、その値に近く且つ大きな整数値とするか、又は前記外側の領域にいくほどに前記等差数列の等差を大きくするように、前記外側領域と前記内側領域とに配置する磁石の個数が設定されていることを特徴とする請求項1又は2の磁気分離装置。
  5. 前記ディスク基板面に請求項1〜4の何れか1を満足するようにポケット部が形成され、該ポケット部に前記磁石が嵌入されていることを特徴とする磁気分離装置。
  6. 前記ディスク基板が鉄板で形成され、該鉄板面に請求項1〜4の何れか1を満足するように磁石が接着剤で貼り付けられていることを特徴とする磁気分離装置。
  7. 前記磁石の形状が矩形状又は円板状であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1の磁気分離装置。
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