JPH10277874A - マグネットセパレータ - Google Patents

マグネットセパレータ

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JPH10277874A
JPH10277874A JP8531797A JP8531797A JPH10277874A JP H10277874 A JPH10277874 A JP H10277874A JP 8531797 A JP8531797 A JP 8531797A JP 8531797 A JP8531797 A JP 8531797A JP H10277874 A JPH10277874 A JP H10277874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solution
metal powder
magnet
dirty liquid
dirty
Prior art date
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Pending
Application number
JP8531797A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Fujita
健一 藤田
Yasunori Kobayashi
靖典 小林
Yoshiaki Matsuura
好明 松浦
Makoto Matsui
誠 松井
Koji Tsuchiya
幸治 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHII N K KK
Toyota Motor Corp
Original Assignee
SHII N K KK
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by SHII N K KK, Toyota Motor Corp filed Critical SHII N K KK
Priority to JP8531797A priority Critical patent/JPH10277874A/ja
Publication of JPH10277874A publication Critical patent/JPH10277874A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マグネットセパレータに送られてくる油性の
ダーティ液の粘性を低く保ってこの液中に含まれている
鉄系金属粉の捕捉率を高めるとともに、マグネットセパ
レータの大型化を避け、かつダーティ液の処理効率も適
正に維持する。 【解決手段】 油性のダーティ液に含有されている鉄系
金属粉をマグネット38の磁力により捕捉して除去する
形式のマグネットセパレータであって、前記ダーティ液
を所定の温度に保つ保温手段(発熱体46)を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工設備から戻さ
れてくるクーラント液のような油性のダーティ液に含有
されている鉄系金属粉をマグネットの磁力により捕捉し
て除去するためのマグネットセパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のマグネットセパレータについて
は、例えば特開昭57−61091号公報で開示されて
いる技術が公知である。この技術では、金属粉を含んだ
ダーティ液をマグネットセパレータに送り、マグネット
の磁力で金属粉を吸着してダーティ液中から除去してい
る。
【0003】また図3に従来の一般的なマグネットセパ
レータの構成が開示されている。この図面において、マ
グネットセパレータの回転ドラム66はモーターの駆動
によって矢印Aの方向へ連続的に回転するようになって
いる。これに対して回転ドラム66の内周部に配置され
ているマグネット68は回転することなく、定位置に固
定されている。そして所定の加工設備(図示外)からシ
ュート12を通じてマグネットセパレータのタンク62
に戻されてくるダーティ液は、前記回転ドラム66の外
周に沿って構成されている狭い流路63を通り、出口6
4からクリーンタンク(図示外)に流入してその中に溜
められる。
【0004】前記のダーティ液に含まれている切粉など
の鉄系金属粉は、ダーティ液が前記流路63を通過して
いる間に前記マグネット68の磁力によって吸い寄せら
れ、回転ドラム66の外周面に付着する。この回転ドラ
ム66は矢印A方向へ回転しているため、その外周面に
付着している金属粉50は液中から引き上げられ、かつ
ローラ70によって液が絞られた後、スクレーパ72で
回転ドラム66の外周面からすくい取られてチップボッ
クス74の中に回収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記油性のダ
ーティ液が重切削などに用いられるクーラント液や高い
粘性のクーラント液の場合、このダーティ液に含まれて
いる鉄系金属粉は、液が図3の前記流路63を通過して
いる間の前記マグネット68の磁力によってもダーティ
液の粘性抵抗を受けて吸い寄せられず、マグネットセパ
レータとしての金属粉の捕捉効率が低下する。この結果
はクリーンタンク内にまで金属粉が送り込まれてタンク
の底に堆積するので、その清掃回数が多くなる。
【0006】そこでマグネットセパレータによる金属粉
の捕捉効率を高めるために、現状では前記流路63を狭
く、かつ長くして前記マグネット68の磁力が強く、か
つ長時間作用するようにしている。しかしこの場合は、
マグネットセパレータが大型となり、またマグネットセ
パレータを通過するダーティ液の流量が少なくなって処
理効率が低下する。
【0007】本発明の一つの目的は、マグネットセパレ
ータに送られてくる油性のダーティ液の粘性を低く保っ
てこの液中に含まれている鉄系金属粉の捕捉率を高める
とともに、マグネットセパレータの大型化を避け、かつ
ダーティ液の処理効率も適正に維持することである。
【0008】本発明の他の一つの目的は、前記目的に加
えて油性のダーティ液を効果的に所定の温度に保ってそ
の粘性を低く保持することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
油性のダーティ液に含有されている鉄系金属粉をマグネ
ットの磁力により捕捉して除去する形式のマグネットセ
パレータであって、前記ダーティ液を所定の温度に保つ
保温手段を備えていることを特徴とする。
【0010】前記保温手段によって前記のダーティ液の
粘性が低く保たれ、このダーティ液に含まれている鉄系
金属粉を前記マグネットの磁力によって効率よく捕捉す
ることができる。したがって金属粉の捕捉効率を高める
ためにマグネットセパレータを大型にしたり、マグネッ
トセパレータを通過するダーティ液の流量を抑えたりす
る必要がない。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載のマ
グネットセパレータであって、前記保温手段が前記マグ
ネットの近くのダーティ液の流路に沿って設けられた発
熱体であることを特徴とする。これにより、マグネット
の磁力が作用する前記流路において、そこを通過する前
記のダーティ液を前記発熱体により効果的に加熱して所
定温度に保つことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1はダーティ液の処理システムを表した構成図
である。この図面で示すように所定の加工設備10から
戻されてくる油性のダーティ液(切削加工のクーラント
液)は、マグネットセパレータ30を通過することによ
って液中に含有されている切粉などの鉄系金属粉が除去
された後、クリーンタンク20に流入してその中に溜め
られる。そしてクリーンタンク20に溜められたダーテ
ィ液はポンプ22によって再び加工設備10に供給され
る。
【0013】図2は前記マグネットセパレータ30を拡
大して表した構成図である。この図面からも明らかなよ
うに、マグネットセパレータ30のタンク32には前記
加工設備10からのダーティ液がシュート12を通じて
送り込まれるようになっている。このタンク32の内部
には、円筒形状の回転ドラム36がその外周面のほぼ下
半分がダーティ液中に没した状態で、かつ回転自在に支
持されている。そしてこの回転ドラム36は、モーター
(図示外)の駆動によって図2の矢印A方向へ連続的に
回転できるようになっている。また回転ドラム36の内
周部には同じく円筒形状のマグネット38が配置されて
おり、このマグネット38は回転せず、定位置に固定さ
れている。
【0014】前記回転ドラム36の外周とタンク32の
底板との間はダーティ液の流路33となっており、前記
シュート12を通じてタンク32の中に送り込まれたダ
ーティ液は流路33を通って出口34から前記クリーン
タンク20の中へ流入することとなる。そしてこの流路
33を構成しているタンク32の底板には電気ヒーター
などを利用した板状の発熱体46が、この流路33の全
域にわたって設けられている。この発熱体46は流路3
3を通過する油性のダーティ液に熱を与えて液温を上昇
させ、その粘性を低下させる機能を果たす。
【0015】さてマグネットセパレータ30のタンク3
2に送り込まれたダーティ液は、前記流路33を通過す
る間において、その液中に含有されている切粉などの鉄
系金属粉が前記マグネット38の磁力によって吸い寄せ
られ、回転ドラム36の外周面に付着する。このとき、
流路33を通過中のダーティ液は前記発熱体46の機能
によって所定の温度、つまり粘性抵抗が低い温度に保た
れているので、液中の金属粉が容易に回転ドラム36の
外周まで到達し、そこに付着する。
【0016】前記回転ドラム36の回転により、その外
周面に付着している金属粉50は、すでに説明したよう
に液中から引き上げられ、かつ回転ドラム36の外周に
接触して回転しているローラ40によって液が絞られ
る。この後、回転ドラム36の回転に基づくスクレーパ
42の作用により、金属粉50は回転ドラム36の外周
面からすくい取られてチップボックス44の中に回収さ
れる。なお図1で示す加工設備10のクーラントシステ
ムとしては、加工設備10に供給される液の温度を一定
にして加工精度を安定させるために、前記クリーンタン
ク20に温度調節器24が設置されている。
【0017】また前記の流路33を通過するダーティ液
の粘性抵抗を低くして金属粉の捕捉効率を高めたことに
より、この捕捉効率を高めるためにマグネットセパレー
タ30を大型にする必要がない。そして流路33を通過
するダーティ液の流量は増加する方向に作用するため、
マグネットセパレータ30の処理効率も高まる。
【0018】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
この実施の形態には特許請求の範囲に記載した技術的事
項の他につぎの技術的事項が含まれていることを付記し
ておく。請求項2記載のマグネットセパレータであっ
て、ダーティ液の流路33が回転ドラム36の外周に沿
って構成されているとともに、この流路33の全域にわ
たって発熱体46が設けられていることを特徴とするマ
グネットセパレータ。これによって前記流路33を通過
するダーティ液がより効果的に加熱されて所定温度に保
たれることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダーティ液の処理システムを表した構成図。
【図2】マグネットセパレータを拡大して表した構成
図。
【図3】従来の一般的なマグネットセパレータを表した
構成図。
【符号の説明】
30 マグネットセパレータ 33 流路 38 マグネット 46 発熱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 靖典 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 松浦 好明 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 松井 誠 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 土屋 幸治 愛知県刈谷市野田町場割28番地 株式会社 シイエヌケイ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油性のダーティ液に含有されている鉄系
    金属粉をマグネットの磁力により捕捉して除去する形式
    のマグネットセパレータであって、前記ダーティ液を所
    定の温度に保つ保温手段を備えていることを特徴とする
    マグネットセパレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマグネットセパレータで
    あって、前記保温手段が前記マグネットの近くのダーテ
    ィ液の流路に沿って設けられた発熱体であることを特徴
    とするマグネットセパレータ。
JP8531797A 1997-04-03 1997-04-03 マグネットセパレータ Pending JPH10277874A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8531797A JPH10277874A (ja) 1997-04-03 1997-04-03 マグネットセパレータ

Applications Claiming Priority (1)

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JP8531797A JPH10277874A (ja) 1997-04-03 1997-04-03 マグネットセパレータ

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JPH10277874A true JPH10277874A (ja) 1998-10-20

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ID=13855244

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8531797A Pending JPH10277874A (ja) 1997-04-03 1997-04-03 マグネットセパレータ

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