JPH0731114Y2 - コンテナ用冷凍装置のコントロールボックス構造 - Google Patents

コンテナ用冷凍装置のコントロールボックス構造

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JPH0731114Y2
JPH0731114Y2 JP10935490U JP10935490U JPH0731114Y2 JP H0731114 Y2 JPH0731114 Y2 JP H0731114Y2 JP 10935490 U JP10935490 U JP 10935490U JP 10935490 U JP10935490 U JP 10935490U JP H0731114 Y2 JPH0731114 Y2 JP H0731114Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば海上輸送用コンテナなどのコンテナ個
々に設置するコンテナ用冷凍装置におけるコントロール
ボックス構造に関する。
(従来の技術) 従来、この種コンテナ用冷凍装置においては、例えば実
開昭59-29677号公報に開示されるように、正面板をコン
テナボックスの庫内側となし、本体ハウジング(正面板
を除く各面板)を庫外側となしたケーシングに上下方向
略中間部の仕切板によって庫内側ユニット室と庫外側ユ
ニット室とをそれぞれ区画形成し、上記庫内側ユニット
室には少なくとも蒸発器および庫内側ファン(例えばプ
ロペラファンなど)を収納する一方、上記庫外側ユニッ
ト室には少なくとも凝縮器、庫外側ファンおよび圧縮機
を収納する。そして、上記正面板にはコンテナボックス
内の空気を吸入する庫内空気吸入口およびコンテナボッ
クス内へ空気を吹出す庫内空気吹出口をそれぞれ設け、
上記庫内空気吸込口庫内空気吹出口とを、上記庫内側ユ
ニット室内におけるケーシングの正面板と背面板との間
の側方(左右端側)を上下方向に延びる空気通路によっ
て連通している。この場合、正面板の庫内空気吸入口か
ら庫内側ファンにより吸引された空気は、空気通路を介
して正面板の庫内空気吹出口から吹出された後、コンテ
ナボックス内(庫内)を上下方向に循環して再び庫内空
気吸入口から吸込まれるようになっている。
そして、上記コンテナ用冷凍装置の各機器(蒸発器,庫
内側ファン,凝縮器,庫外側ファンおよび圧縮機など)
は、庫外側ユニット室に設けられたコントロールボック
スの密閉ケーシング内に配置される電気部品により制御
されている。この場合、電気部品は、電圧値の高い強電
部品および電圧値の低い弱電部品などを備えていて、コ
ントロールボックスの密閉ケーシングが耐蝕アルミによ
り成形されて電気部品(強電部品,弱電部品)を直にビ
ス止めなどにより取付けるのが無理であるために、コン
トロールボックスの密閉ケーシングの底面に対して10mm
程度の隙間を有して対向するように設けられた鉄製の電
気部品取付板に取付けられるようにしている。また、コ
ントロールボックスの密閉ケーシングの底面側(コンテ
ナ用冷凍装置のケーシング側)には、コンテナ用冷凍装
置のケーシングの正面板に対して所定の隙間が設けられ
ており、コントロールボックスの密閉ケーシングの底面
側(隙間)に放熱された熱気が、その密閉ケーシングの
側壁に対向する凝縮器の管板に開口する通風口より庫外
側ファンの吸引作用によって吸出されて、コントロール
ボックスの放熱が円滑になされるようにしている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、近来、コンテナ内へ収納される収納物の容量
を増大させるために、コンテナ用冷凍装置を薄型化する
ことが行われている。この場合、コントロールボックス
の密閉ケーシングの底面側がコンテナ用冷凍装置のケー
シングの正面板に対して密着されることになり、これに
よってコントロールボックスの密閉ケーシングの底面側
への放熱が正面板によって阻まれ、密閉ケーシング内の
熱気が十分に排出されずに止どまって電気部品の信頼性
が著しく低下する。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、コントロールボックスの密閉ケーシング
の底面側がコンテナ用冷凍装置のケーシングの正面板に
対して密着される状態においてもその密閉ケーシングの
底面側からの放熱が可能となるように密閉ケーシングの
底面側に改良を加えて、電気部品の信頼性の向上を図ろ
うとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、先ず、請求項(1)に係る考
案が講じた手段は、コンテナ用冷凍装置のコントロール
ボックス構造として、正面板(11)をコンテナボックス
(1)の庫内側(A)となし、本体(16)を庫外側
(B)となしたケーシング(3)に上下方向略中間部の
仕切板(4)によって庫内側ユニット室(5)と庫外側
ユニット室(6)とをそれぞれ区画形成し、上記庫内側
ユニット室(5)に少なくとも蒸発器(33)および庫内
側ファン(32)を収納している一方、上記庫外側ユニッ
ト室(6)に少なくとも凝縮器(34)、庫外側ファン
(35)および圧縮機(36)を収納してなるコンテナ用冷
凍装置(2)を前提とする。
そして、上記庫外側ユニット室(6)に、密閉ケーシン
グ(37)内に冷凍装置(2)を制御するための電気部品
(38)を配置してなるコントロールボックス(39)を設
けるとともに、上記電気部品(38)を、コントロールボ
ックス(39)の密閉ケーシング(37)の底面(37a)に
対して所定の隙間(71)を有して対向する電気部品取付
板(72)に取付ける。さらに、上記密閉ケーシング(3
7)の底面(37a)に、電気部品(38)に対応して電気部
品取付板(72)の裏面(72a)に接触するように凹む断
面略コ字状の溝(76)を略上下方向へ延ばして設ける構
成としたものである。
また、請求項(2)に係る考案が講じた手段は、溝(7
6)を、密閉ケーシング(37)の幅方向へ複数本設ける
構成としたものである。
また、請求項(3)に係る考案が講じた手段は、電気部
品(38)として、電圧値の高い強電部品(38A)と電圧
値の低い弱電部品(38B)とを備えるとともに、溝(7
6)を、少なくとも上記強電部品(38A)に対応する電気
部品取付板(72)の裏面(72a)に接触するように設け
る構成としたものである。
さらに、請求項(4)に係る考案が講じた手段は、電気
部品(38)を、強電部品(38A)が弱電部品(38B)より
も上方に位置するように配置させ、溝(76)を、強電部
品(38A)および弱電部品(38B)に対応する電気部品取
付板(72)の裏面(72a)に接触するように設ける構成
としたものである。
(作用) 上記の構成により、請求項(1)に係る考案では、コン
トロールボックス(39)の密閉ケーシング(37)の底面
(37a)に対して所定の隙間(71)を有して対向する電
気部品取付板(72)に電気部品(38)が取付けられ、そ
の電気部品(38)に対応して電気部品取付板(72)の裏
面(72a)に接触するように凹む断面略コ字状の溝(7
6)が、密閉ケーシング(37)の底面(37a)に略上下方
向へ延びて設けられているので、コンテナ用冷凍装置
(2)の薄型化によりコントロールボックス(39)の密
閉ケーシング(37)の底面側がコンテナ用冷凍装置
(2)のケーシング(3)の正面板(3)に対して密着
していても、電気部品取付板(72)の裏面(72a)に接
触するように凹む密閉ケーシング(37)の底面(37a)
の溝(76)内を流れる空気の対流作用によって、コント
ロールボックス(39)の密閉ケーシング(39)の底面側
への放熱が正面板(11)に阻まれることなく円滑になさ
れる。
また、請求項(2)に係る考案では、溝(76)が密閉ケ
ーシング(37)の幅方向へ複数本設けられているので、
コンテナ用冷凍装置(2)のケーシング(3)の正面板
(11)に対するコントロールボックス(39)の密閉ケー
シング(37)の底面側の支持面積が、密閉ケーシング
(37)の底面側への放熱作用を犠牲にすることなく確保
される。
また、請求項(3)に係る考案では、溝(76)は、電気
部品(38)として備えた電圧値の高い強電部品(38A)
に少なくとも対応する電気部品取付板(72)の裏面(72
a)に接触するように設けられているので、発熱量の高
い強電部品(38A)からの放熱が、溝(76)内を流れる
空気の対流作用によって確実且つ効果的になされる。
さらに、請求項(4)に係る考案では、溝(76)は、弱
電部品(38B)、および該弱電部品(38B)よりも上方に
位置する強電部品(38A)に対応する電気部品取付板(7
2)の裏面(72a)に接触するように設けられているの
で、溝(76)内を下方から上方に向って流れる空気の対
流作用によって、発熱量の少ない弱電部品(38B)から
発熱量の多い強電部品(38A)へと発熱量に応じた放熱
が順になされ、空気の対流作用を効果的に利用すること
ができる。
(考案の効果) 以上の如く、請求項(1)に係る考案によれば、コント
ロールボックス(39)の密閉ケーシング(37)の底面
(37a)に対して所定の隙間(71)を有して対向し且つ
電気部品(38)に対応する電気部品取付板(72)の裏面
(72a)に接触するように略上下方向へ延びて凹む断面
略コ字状の溝(76)を、密閉ケーシング(37)の底面
(37a)に設けたので、溝(76)内を流れる空気の対流
作用によって、密閉ケーシング(37)の底面側への電気
部品(38)の放熱が正面板(11)に阻まれることなく円
滑になされ、密閉ケーシング(37)内の熱気が十分に排
出されて電気部品(38)の信頼性を向上させることがで
きる。
また、請求項(2)に係る考案によれば、密閉ケーシン
グ(37)の幅方向へ溝(76)を複雑本設けたので、密閉
ケーシング(37)の底面側への放熱作用を犠牲にするこ
となく、コンテナ用冷凍装置(2)のケーシング(3)
の正面板(11)に対する密閉ケーシング(37)の底面側
の支持面積を確保できる。
また、請求項(3)に係る考案によれば、電圧値の高い
強電部品(38A)に少なくとも対応する電気部品取付板
(72)の裏面(72a)に接触するように溝(76)を設け
たので、溝(76)内を流れる空気の対流作用によって発
熱量の高い強電部品(38A)からの放熱を確実且つ効果
的に行うことができる。
さらに、請求項(4)に係る考案によれば、弱電部品
(38B)、および該弱電部品(38B)よりも上方に位置す
る強電部品(38A)に対応する電気部品取付板(72)の
裏面(72a)に接触するように溝(76)を設けたので、
溝(76)内を下方から上方に向って流れる空気の対流作
用を効果的に利用して、発熱量の少ない弱電部品(38
B)から発熱量の多い強電部品(38A)へと発熱量に応じ
た放熱を順に行うことができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図ないし第5図は本考案に係るコンテナ用冷凍装置
の実施例を示し、(1)はコンテナボックス、(2)は
冷凍装置であって、該冷凍装置(2)は、上記コンテナ
ボックス(1)の一端開口部(開口面)を封ずるように
据付けられている。また、(3)は、上記冷凍装置
(2)のアルミニウム製のケーシングであって、このケ
ーシング(3)の正面板(11)を上記コンテナボックス
(1)の庫内側(A)となし、この正面板(11)を除く
本体(16)(後述する)を庫外側(B)となしている。
さらに、上記ケーシング(3)内の上下方向略中央部に
は仕切板(4)が設けられており、該仕切板(4)によ
って、ケーシング(3)に上方の庫内側ユニット室
(5)と下方の庫外側ユニット室(6)とがそれぞれ区
画形成されている。
上記ケーシング(3)は、上述した庫内側(A)の正面
板(11)と、庫外側(B)となる,天板(12)、底板
(13)、両側面板(14),(14)および背面板(15)か
らなる本体(16)とで形成されている。また、上記正面
板(11)の上部には横方向に延びる細長い庫内空気吸入
口(17)が設けられているとともに、正面板(11)の下
部には横方向に延びる細長い庫内空気吹出口(18)が設
けられている。さらに、上記背面板(15)はその庫内側
(A)面にFRP(強化プラスチック)製の裏板(19)が
設けられて、グラスファイバもしくは発泡製合成樹脂等
の断熱材(20)を介在させたハウジング(21)によって
形成されている。
また、上記庫内側ユニット室(5)内には、4個のモー
タ(31),…、4個の庫内側ファン(32),…、および
蒸発器(33)がそれぞれ収納されている。一方、上記庫
外側ユニット室(6)内には、凝縮器(34)、庫外側フ
ァン(35),(35)、圧縮機(36)、および耐蝕アルミ
ニウム製の密閉ケーシング(37)内に各種電気部品(3
8),…を配置してなるコントロールボックス(39)な
どが収納されている。上記蒸発機(33)、凝縮器(3
4)、および圧縮機(36)などは、図示しない冷媒配管
によって冷媒の循環可能に接続されていて、圧縮機(3
6)の容量制御や各ファン(32),(35)の風量制御な
どの冷凍装置(2)の制御および運転状態の記録が上記
コントロールボックス(39)内の各種電気部品(38),
…によりなされている。
上記ケーシング(3)(庫内側ユニット室(5))内の
天板(12)と仕切板(4)との間には、蒸発器室(41)
が設けられており、該蒸発器室(41)の上下方向略中央
位置には、上述した蒸発器(38)が設けられている。該
蒸発器(33)は、その吸入面(33a)が上記天板(12)
に対向するように上向き状態で配置されている。そし
て、上記蒸発器室(41)は、上記庫内空気吸入口(17)
を介してコンテナボックス(1)内に連通しており、庫
内空気吸入口(17)を介して蒸発器(33)を通過したコ
ンテナボックス(1)内の空気は蒸発器(33)で熱交換
し、ドレン水は下方に滴下して図示しないドレンパンに
貯溜され、コンテナボックス(1)外へのドレイ水の排
出はドレンパイプ(図示せず)によってなされている。
さらに、上記蒸発器室(41)の左右側方には、上記庫内
側ユニット室(5)(冷凍装置(2))の左右側端部を
上下方向へ延びて,上記正面板(11)の左右側端部と裏
板(19)(背面板(15))の左右側端部とから形成され
た第1および第2空気通路(51),(52)の上流端が連
通されている。上記蒸発器室(41)と各空気通路(5
1),(52)との間には、蒸発器室(41)の左右側部に
取付けられた側部遮蔽板(53),(53)が設けられてい
る。該側部遮蔽板(53),(53)は、上方へ延びて上記
庫内空気吸入口(17)の左右側端部に取付けられてい
る。また、上記蒸発器(33)の中央部には、上方へ延び
て上記庫内空気吸入口(17)の左右中間位置に連結され
た中央遮蔽板(54)が設けられていて、庫内空気吸入口
(17)を介したコンテナボックス(1)内の空気を蒸発
器(33)の左右にそれぞれ配分するようにしている。
上記各遮蔽板(53),(54)により仕切られた庫内空気
吸入口(17)と蒸発器(33)との間には、上述のモータ
(31),…が2つずつ設けられていて、該各モータ(3
1)の軸(61)は、上記ケーシング(3)の上下方向
(ケーシング(3)の正面板(11)および背面板(15)
に対して平行な方向)に延びている。また、上記各モー
タ(31)の軸(61)には、上記庫内側ファン(32)…が
それぞれ取付けられている。上記各庫内側ファン(32)
はプロペラファンであって、モータ(31)は左右一対の
ステー(62),(62)を介して取付けられており、上記
各庫内側ファン(32)によって、上記庫内空気吸入口
(17)を介して導かれた庫内空気が上記仕切板(4)中
央部の盛り上がった山型の傾斜面(4a)に沿って各空気
通路(51),(52)に導かれるようになっている。上記
各庫内側ファン(32)の外側には、上記各遮蔽板(5
3),(54)間に亘るように水平方向へ延びて設けられ
た水平遮蔽板(63)によって吸込口(64a)側と吹出口
(64b)側とに区画され、該水平遮蔽板(63)に庫内側
ファン(32)が各ステー(62)を介して取付けられてい
る。さらに、上記各モータ(31)および各庫内側ファン
(32)が対応するケーシング(3)の背面板(15)に
は、蓋部材(65),(65)により外方側(庫外側
(B))から覆われた開孔部(66),(66)が設けられ
ていて、各モータ(31)および各庫内側ファン(32)が
ケーシング(3)(コンテナボックス(1))の外方側
から点検又は交換されるようにしている。そして、上記
各空気通路(51),(52)の下流端(下端)は、上記庫
内空気吹出口(18)に連通されていて、該各空気通路
(51),(52)によって、庫内空気吸入口(17)と庫内
空気吹出口(18)とが連通されている。尚、上記コンテ
ナボックス(1)内の底面部(1a)には、上記ケーシン
グ(3)の正面板(11)に対して直交する方向に延びる
H鋼(67),…が所定間隔置きに敷設されている。
そして、第1図および第2図にも示すように、上記コン
トロールボックス(39)(密閉ケーシング(37))内の
各種電気部品(38),…は、本考案の特徴として、耐蝕
アルミニウム製の密閉ケーシング(37)へのビス止めに
より直接取付けることが無理であるためにその底面(37
a)に対して約10mmの隙間(71)を有して対向する鉄製
の電気部品取付板(72)に取付けられている。該電気部
品取付板(72)は密閉ケーシング(37)の底面(37a)
の形状に則した略四角形状に形成され、その四隅が密閉
ケーシング(37)の底面(37a)に対してスペーサ代り
の2つのナット部材(73),(73)を介したボルト(7
4)およびナット(75)により締結されていて、このボ
ルト(74)が挿通される密閉ケーシング(37)の底面
(37a)外方側には、液状のシール剤(図示せず)によ
る防水処理が施されている。また、上記各種電気部品
(38),…は、電圧値の高い強電部品(38A),…と電
圧値の低い弱電部品(38B),…とを備えており、該各
強電部品(38A)は各弱電部品(38B)よりも上方に位置
するように密閉ケーシング(37)内に配置されている。
そして、上記密閉ケーシング(37)の底面(37a)に
は、電気部品取付板(72)の裏面(72a)に接触するよ
うに庫外側(B)へ凹む断面略コ字状の溝(76),…が
略上下方向へ延びて設けられており、該溝(76),…
は、強電部品(38A)および弱電部品(38B)が上下に位
置する電気部品取付板(72)の裏面(72a)に対応する
よう,密閉ケーシング(37)の幅方向へ2本設けられて
いる。
尚、上記庫外側ユニット室(6)では、庫外側ファン
(35)により吸込まれたコンテナボックス(1)外の空
気が凝縮器(34)で熱交換されるように成っている。
次に、冷凍動作について説明するが、正面板(11)(ケ
ーシング(3))の庫内空気吸入口(17)から蒸発器室
(41)内の4つの庫内側ファン(32),…によって吸引
されたコンテナボックス(1)内の空気は、蒸発器(3
3)をそれぞれ通過して低温となった後、庫内側ユニッ
ト室(5)内の左右側方を上下方向に延びる各空気通路
(51),(52)側へ仕切板(4)の傾斜面(4a)に沿っ
て導かれる。そして、この冷却空気は、上記各空気通路
(51),(52)を通って、正面板(11)の庫内空気吹出
口(18)からH鋼(67)を介してコンテナボックス
(1)内(庫内)に吹出される。
一方、コントロールボックス(39)の密閉ケーシング
(37)の底面(37a)に対して約10mmの隙間(71)を有
して対向する電気部品取付板(72)に強電部品(38A)
及び弱電部品(38B)などの各種電気部品(38)が取付
けられ、その上下に位置する強電部品(38A)及び弱電
部品(38B)に対応する電気部品取付板(72)の裏面(7
2a)に接触するように凹む断面略コ字状の溝(76),
(76)が、密閉ケーシング(37)の底面(37a)に略上
下方向へ延びて設けられている。
このため、コンテナ用冷凍装置の薄型化によりコントロ
ールボックス(39)の密閉ケーシング(37)の底面側が
冷凍装置(2)のケーシング(3)の正面板(11)に対
して密着していても、電気部品取付板(72)の裏面(72
a)に接触するように凹む密閉ケーシング(37)の底面
(37a)の溝(76)内を流れる空気の対流作用によっ
て、コントロールボックス(39)の密閉ケーシング(3
7)の底面側への放熱が正面板(11)に阻まれることな
く確実且つ効果的になされる。この結果、密閉ケーシン
グ(37)内の熱気が十分に排出されて各種電気部品(3
8)(強電部品(38A),弱電部品(38B))の信頼性を
著しく向上させることができる。
また、溝(76),(76)は密閉ケーシング(37)の幅方
向へ2本設けられているので、冷凍装置(2)のケーシ
ング(3)の正面板(11)に対するコントロールボック
ス(39)の密閉ケーシング(37)の底面側の支持面積
を、その底面側への放熱作用を犠牲にすることなく確保
できる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、そ
の他種々の変形例を包含するものである。例えば、上記
実施例では、上下に位置する強電部品(38A)及び弱電
部品(38B)に対応する電気部品取付板(72)の裏面(7
2a)に接触するように略上下方向へ延びる溝(76)を密
閉ケーシング(37)の幅方向へ2本設けたが、略上下方
向へ延び且つ密閉ケーシングの幅方向へ延びる幅広い1
本の溝、又は2本以上の溝であっても良い。また、発熱
量の多い強電部品に少なくとも対応する電気部品取付板
の裏面に接触するように略上下方向へ延びる溝であって
も良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は第2図の
I−I線における断面図、第2図は庫外側から視たコン
トロールボックスの正面図、第3図は冷凍装置を庫外側
から視たコンテナボックスの背面図、第4図は第5図の
IV-IV線における断面図、第5図は正面板を取外した状
態のコンテナボックスの縦断正面図である。 (1)……コンテナボックス (2)……冷凍装置 (3)……ケーシング (4)……仕切板 (5)……庫内側ユニット室 (6)……庫外側ユニット室 (11)……正面板 (16)……本体 (31)……モータ (32)……庫内側ファン (33)……蒸発器 (34)……凝縮器 (35)……庫外側ファン (36)……圧縮機 (37)……密閉ケーシング (37a)……底面 (38)……電気部品 (38A)……強電部品 (38B)……弱電部品 (39)……コントロールボックス (71)……隙間 (72)……電気部品取付板 (72a)……裏面 (76)……溝 (A)……庫内側 (B)……庫外側

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】正面板(11)をコンテナボックス(1)の
    庫内側(A)となし、本体(16)を庫外側(B)となし
    たケーシング(3)には上下方向略中間部の仕切板
    (4)によって庫内側ユニット室(5)と庫外側ユニッ
    ト室(6)とがそれぞれ区画形成され、上記庫内側ユニ
    ット室(5)には少なくとも蒸発器(33)および庫内側
    ファン(32)が収納されている一方、上記庫外側ユニッ
    ト室(6)には少なくとも凝縮器(34)、庫外側ファン
    (35)および圧縮機(36)が収納されてなるコンテナ用
    冷凍装置(2)において、 上記庫外側ユニット(6)には、密閉ケーシング(37)
    内に冷凍装置(2)を制御するための電気部品(38)を
    配置してなるコントロールボックス(39)が設けられて
    いるとともに、上記電気部品(38)は、コントロールボ
    ックス(39)の密閉ケーシング(37)の底面(37a)に
    対して所定の隙間(71)を有して対向する電気部品取付
    板(72)に取付けられており、上記密閉ケーシング(3
    7)の底面(37a)には、電気部品(38)に対応して電気
    部品取付板(72)の裏面(72a)に接触するように凹む
    断面略コ字状の溝(76)が略上下方向へ延びて設けられ
    ていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置のコントロ
    ールボックス構造。
  2. 【請求項2】溝(76)は、密閉ケーシング(37)の幅方
    向へ複数本設けられている請求項(1)記載のコンテナ
    用冷凍装置のコントロールボックス構造。
  3. 【請求項3】電気部品(38)は、電圧値の高い強電部品
    (38A)と電圧値の低い弱電部品(38B)とを備えてお
    り、溝(76)は、少なくとも上記強電気部品(38A)に
    対応する電気部品取付板(72)の裏面(72a)に接触す
    るように設けられている請求項(1)記載のコンテナ用
    冷凍装置のコントロールボックス構造。
  4. 【請求項4】電気部品(38)は、強電部品(38A)が弱
    電部品(38B)よりも上方に位置するように配置され、
    溝(76)は、強電部品(38A)および弱電部品(38B)に
    対応する電気部品取付板(72)の裏面(72a)に接触す
    るように設けられている請求項(3)記載のコンテナ用
    冷凍装置のコントロールボックス構造。
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