JP2007170790A - コンテナ用冷凍装置の電装品ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】電装品の収納スペースを充分確保しながら、電装品ボックスの強度の向上を図る。
【解決手段】ボックス本体(31)の背面板(34)には、ボックス本体(31)の外側に窪むようにして凹部(50)が形成される。凹部(50)内の空間には、電装品である逆相検知用回路(45)が収納される。
【選択図】図5

Description

本発明は、コンテナ内を冷却するコンテナ用冷凍装置に用いられる電装品ボックスの構造に係るものである。
従来より、海上輸送等に用いられるコンテナ庫内の冷却等を行うコンテナ用冷凍装置が利用されている。
例えば特許文献1や特許文献2には、この種のコンテナ用冷凍装置が開示されている。図7及び図8に示すように、コンテナ用冷凍装置(70)は、コンテナ(C)の前面開放部に取り付けられている。コンテナ用冷凍装置(70)のフレーム(71)の下側には、室外に臨む庫外側収納空間(S1)が形成されている。この庫外側収納空間(S1)には、圧縮機(72)、凝縮器(73)、庫外ファン(74)等が設置されている。また、フレーム(71)の上側には、コンテナ(C)の庫内に臨む庫内側収納空間(S2)が形成されている。この庫内側収納空間(S2)には、蒸発器(75)や庫内ファン(76)が設置されている。このコンテナ用冷凍装置(70)では、上記圧縮機(72)、凝縮器(73)、及び蒸発器(75)等が冷媒配管で接続されて冷媒回路が構成されている。そして、コンテナ用冷凍装置(70)では、この冷媒回路で冷媒が循環して冷凍サイクルが行われ、蒸発器(75)によってコンテナ(C)の庫内の冷却が行われる。
また、この種のコンテナ用冷凍装置(70)のフレーム(71)の側面(前面)には、電装品ボックス(80)が嵌め込まれている。この電装品ボックス(80)は、前方が開放された箱状に形成されており、その内部には、ブレーカ、トランス、及びマグネットスイッチ等の強電部品や、制御基板等の弱電部品が収納されている。電装品ボックス(80)の開放部には、外蓋(81)が装着されている。この外蓋(81)には、コンテナ用冷凍装置(70)の運転切換等を行うための操作部(81a)が設けられている。
特開2004−353912号公報 特開2004−325022号公報
上述のような電装品ボックスは、収納される電装品のサイズや数量に応じた収納スペースを確保する必要がある。即ち、例えばボックス本体内にオプションとしての電装品を付加できるような電装品ボックスの場合には、オプションとなる電装品の収納空間を確保するためにボックス本体のサイズを大きく設計する必要がある。ここで、ボックス本体を単純に大きくしただけでは、無駄な空きスペースができてしまうことがあるので、その分だけコンテナ用冷凍装置の他のスペース(上述の庫内側収納空間(S1)や庫外側収納空間(S2)等)の確保が困難となる。また、ボックス本体をスケールアップすると、ボックス本体を構成する側板の強度が低下するので、この側板の板厚を厚くしたり、補強部材等で補強したりする必要性も生じる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電装品の収納スペースを充分確保しながら、電装品ボックスの強度の向上を図ることができるコンテナ用冷凍装置の電装品ボックスを提供することである。
第1の発明は、コンテナ(C)内を冷却するためのコンテナ用冷凍装置の電装品ボックスを前提としている。そして、このコンテナ用冷凍装置の電装品ボックスは、一面が開放された箱状に形成されると共に内部に複数の電装品が収納されるボックス本体(31)を備え、上記ボックス本体(31)の側板(34)には、該ボックス本体(31)の内側から外側に向かって窪んだ凹部(50)が形成されており、上記凹部(50)内にも、電装品(45)が収納されることを特徴とするものである。
第1の発明では、複数の電装品が収納されるボックス本体(31)の側板(34)に、凹部(50)が形成される。そして、この凹部(50)の内部には、複数の電装品のうちの一部の電装品(45)が収納される。つまり、本発明では、凹部(50)内の空間の分だけ電装品の収納スペースが増大する。また、側板(34)に凹部(50)を形成すると、例えば平板状の側板と比較して、側板(34)の厚さ断面についての断面係数が大きくなる。
第2の発明は、第1の発明のコンテナ用冷凍装置の電装品ボックスにおいて、上記側板(34)には、ボックス本体(31)の開放部側に突出するように支持部(51,52)が形成され、上記支持部(51,52)には、上記凹部(50)内の電装品(45)とは別の電装品(44)が、凹部(50)を覆うような状態で取り付け自在となっていることを特徴とするものである。
第2の発明では、側板(34)に支持部(51,52)が形成される。そして、凹部(50)内の電装品(45)と別の電装品(44)が、凹部(50)を覆うような状態で支持部(51)に取り付け可能となる。つまり、ボックス本体(31)には、凹部(50)よりもボックス本体(31)の開放部側寄りの位置に、他の電装品(44)が配置される。
第3の発明は、第1の発明のコンテナ用冷凍装置の電装品ボックスにおいて、ボックス本体(31)の側板(34)には、上記凹部(50)に繋がるようにして補強リブ(36)が形成されていることを特徴とするものである。
第3の発明では、側板(34)の強度を向上させるために、側板(34)に補強リブ(36)が形成される。この補強リブ(36)は、凹部(50)と一体的に形成される。
第4の発明は、第1乃至第3の発明のコンテナ用冷凍装置の電装品ボックスにおいて、上記ボックス本体(31)が樹脂材料で構成されていることを特徴とするものである。
第4の発明では、ボックス本体(31)が樹脂材料で構成される。このため、側板(34)の凹部(50)の加工が容易となる。
本発明によれば、ボックス本体(31)の側板(34)に凹部(50)を形成することで、この凹部(50)内に電装品(45)の収納スペースを確保することができる。ここで、このように側板(34)に凹部(50)を形成すると、凹部(50)を外側に窪ませた部分だけ、ボックス本体(31)の外縁が大きくなるが、それ以外の部分は従来のボックス本体(31)と同様の大きさとなる。従って、コンテナ用冷凍装置の他の必要スペースがボックス本体(31)によって制限されてしまうことを回避できる。また、本発明によれば、側板(34)に凹部(50)を形成することで、側板(34)の断面係数が増大するので、側板(34)の強度を向上させることができる。
第2の発明では、凹部(50)よりもボックス本体(31)の開放部側寄りの位置において、電装品(44)を支持部(51,52)に取り付け可能としている。従って、この位置に電装品(44)の設置スペースを確保することができる一方、この電装品(44)を取り外すことで、凹部(50)内の電装品(45)をボックス本体(31)の開放部側に露出させ、この電装品(45)のメンテナンスや交換等を行うことができる。
また、支持部(51,52)に支持される電装品(44)と、凹部(50)内の電装品(45)とは、支持部(51,52)を介して所定の間隔が確保される。つまり、本発明によれば、電装品(44)と電装品(45)とのクリアランスを確保できるので、両電装品(44,45)の絶縁距離を充分とることができる。
第3の発明では、側板(34)に補強リブ(36)を設けることで、側板(34)の強度が更に向上する。ここで、補強リブ(36)は凹部(50)と繋がるように形成されるので、補強リブ(36)と凹部(50)とが側板(34)を一体的に補強することになる。従って、側板(34)の強度が一層向上する。
第4の発明では、ボックス本体(31)を樹脂材料で構成するようにしている。従って、ボックス本体(31)の側板(34)に凹部(50)をプレス加工等によって容易に成形することができる。また、このようにボックス本体(31)を樹脂材料で構成するようにすると、海上輸送に用いられるコンテナ用冷凍装置において、塩水によるボックス本体(31)の腐食を効果的に防止することができる。また、ボックス本体(31)の軽量化を図ることができる。更に、凹部(50)内に収納される電装品(45)と、この電装品(45)の周囲の側板(34)とを確実に絶縁することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る電装品ボックスは、海上輸送等に用いられるコンテナ用冷凍装置に搭載されるものである。このコンテナ用冷凍装置は、冷媒回路内で冷媒を循環させて冷凍サイクルを行うことにより、コンテナの庫内を冷却する。
<コンテナ用冷凍装置の全体構成>
図1及び図2に示すように、コンテナ用冷凍装置(10)は、貨物が貯蔵されるコンテナ(C)の前側開口部に取り付けられるフレーム(20)を備えている。
図2に示すように、フレーム(20)の下部は、コンテナ(C)の庫内側に向かって凹んでいる。そして、フレーム(20)の下部外側には、庫外側収納空間(S1)が形成されている一方、フレーム(20)の上部内側には、庫内側収納空間(S2)が形成されている。
上記庫外側収納空間(S1)は、室外空気が流通する室外空気通路を構成している。この庫外側収納空間(S1)には、圧縮機(21)、電源ケーブル(22)、凝縮器(23)、庫外ファン(24)等が設置されている。上記圧縮機(21)は、固定容量型のスクロール圧縮機で構成されている。上記凝縮器(23)は、庫外ファン(24)が送風する室外空気と冷媒とを熱交換させる、いわゆる空冷凝縮器で構成されている。
上記庫内側収納空間(S2)は、室内空気が流通する室内空気通路を構成している。この庫内側収納空間(S2)には、蒸発器(25)及び庫内ファン(26)が設置されている。蒸発器(25)は、庫内ファン(26)が送風する庫内空気と冷媒とを熱交換させる。
上記圧縮機(21)、凝縮器(23)、蒸発器(25)、及び図示しない膨張弁等は、冷媒配管によって互いに接続されている。その結果、コンテナ用冷凍装置(10)では、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う冷媒回路が構成されている。
また、フレーム(20)の前面には、その上側寄りの部位に除き窓(27)及びベンチレータ(28)が設けられている。ベンチレータ(28)は、庫内の換気を行うための換気装置を構成している。フレーム(20)の前面には、庫外ファン(24)と隣接する位置に本発明の電装品ボックス(30)が嵌め込まれている。
<電装品ボックスの構成>
電装品ボックス(30)は、前側が開放された箱状であって、樹脂材料で構成されるボックス本体(31)を備えている。このボックス本体(31)は、その開放部が側方(前方)を向くようにしてフレーム(20)に支持されている。
図3に示すように、ボックス本体(31)は、その上端に天板(32)が形成され、その下端に底板(33)が形成されている。また、ボックス本体(31)の開放部奥側には、側板を構成する背面板(34)が形成されている。更に、ボックス本体(31)内には、天板(32)から底板(33)に亘って上下に延びる仕切板(35)が形成されている。この仕切板(35)は、ボックス本体(31)の内部を幅方向左右の2つの空間に仕切っている。
仕切板(35)の左側の空間は、各種の強電部品が設置される強電部品収納空間(S3)を構成している。この強電部品収納空間(S3)には、ブレーカ(41)、トランス(42)、複数のマグネットスイッチ(43,43,…)、モデム(44)、逆相検知用回路(45)等が設置されている。モデム(44)は、コンテナ用冷凍装置(10)の運転状況を遠隔地から確認するために用いられるものである。つまり、コンテナ用冷凍装置(10)の運転状況に関するデータは、モデム(44)によって変調され、船舶内の電話回線を経由し、更に無線通信によって遠隔地まで飛ばされる。逆相検知用回路(45)は、ブレーカ(41)の接続配線が逆位相となっている場合にこれを検知し、圧縮機(21)や各ファン(24,26)が逆回転してしまうのを防ぐための保護用回路である。また、ボックス本体(31)には、強電部品収納空間(S3)を開閉自在とする安全カバー(図示省略)が着脱自在となっている。この安全カバーには、ブレーカ(41)のみを外部に露出させるための開口が形成されている。
一方、仕切板(35)の右側の空間は、各種の弱電部品が設置される弱電部品収納空間(S4)を構成している。この弱電部品収納空間(S4)には、コンテナ用冷凍装置(10)の制御回路を構成する複数の制御基板(46)等が設置されている。
図4(背面板(34)を裏側から見た図)に示すように、ボックス本体(31)の背面板(34)には、上下方向や左右方向、更に斜め方向に延びる複数の補強リブ(36,36,…)が形成されている。これらの補強リブ(36,36,…)は、ボックス本体(31)の外側に向かって突出するように形成されており、背面板(34)の強度を向上させるための補強部材を構成している。また、背面板(34)には、上述したトランス(42)等の電装品を背面板(34)に固定するための複数の締結穴(37,37,…)が形成されている。
また、背面板(34)には、本発明の特徴となる凹部(50)が形成されている。この凹部(50)は、図5及び図6に示すように、ボックス本体(31)の内側から外側に向かって窪んだ形状をしている。また、凹部(50)の外側部位には、図4に示すように、上述した補強リブ(36)のうち数本の補強リブ(36)が繋がっている。凹部(50)の内部には、扁平な直方体形状の空間が形成されている。そして、凹部(50)内の空間には、上述した逆相検知用回路(45)が収納されている。
更に、背面板(34)には、上述したモデム(44)を取り付け自在とするための支持部(51,52)も形成されている。この支持部(51,52)は、凹部(50)の上側近傍に形成される第1支持部(51)と、背面板(34)の下端部に形成される第2支持部(52)とで構成されている。
第1支持部(51)は、凹部(50)の上端部と連続するようにしながら、ボックス本体(31)の開放部側に突出する凸状に形成されている。この第1支持部(51)は、凹部(50)とほぼ同一の幅を有しており、ボックス本体(31)の内側から視た場合に、略直方体状に形成されている。一方、第2支持部(52)は、ボックス本体(31)の底板(33)に跨るようにして、ボックス本体(31)の開放部側に突出する段状に形成されている。この第2支持部(52)は、第1支持部(51)と略同一の幅を有しており、ボックス本体(31)の内部側から視た場合に、略直方体形状に形成されている。
これらの第1支持部(51)及び第2支持部(52)の先端には、モデム(44)の所定部位を締結するための図示しない締結穴が形成されている。つまり、モデム(44)は、締結部材を介して第1支持部(51)及び第2支持部(52)の締結穴に締結されることで、両支持部(51,52)に着脱自在となっている。そして、モデム(44)は、凹部(50)及び逆相検知用回路(45)を覆うような状態で、各支持部(51,52)によって支持される。なお、モデム(44)が各支持部(51,52)に支持された状態では、モデム(44)の背面と、逆相検知用回路(45)との間に所定のクリアランスが確保される。
以上のように、背面板(34)には、補強リブ(36)、締結穴(37)、凹部(50)、第1支持部(51)、及び第2支持部(52)等が形成される。これらの各部位は、所定の金型に背面板(34)を加圧するプレス成形加工によって一体成形される。
−運転動作−
図2に示すように、コンテナ用冷凍装置(10)の運転時には、圧縮機(21)、庫外ファン(24)、及び庫内ファン(26)が運転状態となる。コンテナ用冷凍装置(10)の冷媒回路では、圧縮機(21)の吐出冷媒が凝縮器(23)を流れる。凝縮器(23)では、冷媒が庫外ファン(24)によって送風される室外空気と熱交換する。その結果、冷媒は室外空気に放熱して凝縮する。凝縮器(23)で凝縮した冷媒は、膨張弁で減圧された後、蒸発器(25)を流れる。蒸発器(25)では、冷媒が庫内ファン(26)によって送風される室内空気と熱交換する。その結果、冷媒は庫内空気から吸熱して蒸発し、庫内空気が所定温度まで冷却される。蒸発器(25)で蒸発した冷媒は、圧縮機(21)に吸入されて再び圧縮される。
−モデムの取り付け−
本実施形態のコンテナ用冷凍装置(10)は、電装品ボックス(30)のモデム(44)がオプション品となっている。即ち、コンテナ用冷凍装置(10)の出荷時には、ボックス本体(31)にモデム(44)が装備されておらず、凹部(50)内の逆相検知用回路(45)は、ボックス本体(31)の開放部に露出された状態となっている。従って、この状態では、逆相検知用回路(45)のメンテナンスや交換等が、ボックス本体(31)の開放部側からそのまま行われる。
一方、コンテナ用冷凍装置(10)の運転状況を遠隔地(陸上)からモニタリングしたいというユーザーの要望に応じて、ボックス本体(31)にモデム(44)が付加的に取り付けられる。この際には、モデム(44)が上述した支持部(51,52)に取り付けられ、モデム(44)がボックス本体(31)の開放部側に露出される状態となる。従って、この状態では、モデム(44)への電話回線の接続などがボックス本体(31)の開放部側からそのまま行われる。なお、逆相検知用回路(45)のメンテナンス等は、モデム(44)を支持部(51,52)から取り外してから行われる。
−実施形態の効果−
上記実施形態によれば、ボックス本体(31)の背面板(34)に凹部(50)を形成することで、この凹部(50)内に逆相検知用回路(45)の収納スペースを確保することができる。ここで、このように背面板(34)に凹部(50)を形成すると、凹部(50)を外側に窪ませた部分だけ、ボックス本体(31)の外縁が大きくなるが、それ以外の部分は従来のボックス本体(31)と同様の大きさとなる。従って、コンテナ用冷凍装置(10)の他の必要スペースがボックス本体(31)によって制限されてしまうことを回避できる。
また、上記実施形態によれば、背面板(34)に凹部(50)を形成することで、背面板(34)の断面係数が増大するので、背面板(34)の強度を向上させることができる。つまり、上記実施形態では、凹部(50)を背面板(34)の補強リブとしても用いることができる。
更に、上記実施形態では、凹部(50)の前側にモデム(44)の収納スペースを確保し、このモデム(44)を支持部(51,52)に取り付け自在としている。従って、モデム(44)をオプション品として電装品ボックス(30)に付与させることができる。また、モデム(44)を取り付けた状態では、モデム(44)がボックス本体(31)の開放部に近い位置となるので、このモデム(44)への電話回線の接続等も容易となる。また、モデム(44)を支持部(51,52)に取り付けた状態では、モデム(44)と逆相検知用回路(45)とは、支持部(51,52)を介して所定のクリアランスが確保される。このため、モデム(44)と逆相検知用回路(45)との絶縁距離を充分得ることができる。
また、上記実施形態では、ボックス本体(31)を樹脂材料で構成するようにしている。従って、本実施形態によれば、塩水によるボックス本体(31)の腐食を効果的に防止することができる。また、ボックス本体(31)の軽量化を図ることができる。更に、ボックス本体(31)を樹脂材料で構成することにより、ボックス本体(31)の背面板(34)に凹部(50)をプレス加工で容易に成形することができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、電装品ボックス(30)のボックス本体(31)を樹脂材料で構成しているが、ボックス本体(31)をステンレスやアルミニウム等で構成するようにしても良い。また、上記実施形態では、凹部(50)の内部に逆相検知用回路(45)を収納しているが、その内部に他の電装品を収納しても良い。また、支持部(51,52)にモデム(44)以外の電装品を取り付けるようにしても良い。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、コンテナ内を冷却するコンテナ用冷凍装置に用いられる電装品ボックスの構造ついて有用である。
本実施形態に係るコンテナ用冷凍装置を前方から視た概略斜視図である。 コンテナ用冷凍装置の縦断面図である。 電装品ボックス内の概略構成図である。 電装品ボックスの背面板を裏側から見た平面図である。 電装品ボックスの凹部近傍の縦断面図を側方から視た図である。 電装品ボックスの凹部近傍の横断面図である上方から視た図である。 従来のコンテナ用冷凍装置の概略斜視図である。 従来のコンテナ用冷凍装置を前方から視た概略構成図である。
符号の説明
10 コンテナ用冷凍装置
30 電装品ボックス
31 ボックス本体
34 背面板(側板)
50 凹部
51 第1支持部(支持部)
52 第2支持部(支持部)

Claims (4)

  1. コンテナ(C)内を冷却するためのコンテナ用冷凍装置の電装品ボックスであって、
    一面が開放された箱状に形成されると共に内部に複数の電装品が収納されるボックス本体(31)を備え、
    上記ボックス本体(31)の側板(34)には、該ボックス本体(31)の内側から外側に向かって窪んだ凹部(50)が形成されており、
    上記凹部(50)内にも、電装品(45)が収納されることを特徴とするコンテナ用冷凍装置の電装品ボックス。
  2. 請求項1において、
    上記側板(34)には、ボックス本体(31)の開放部側に突出するように支持部(51,52)が形成され、
    上記支持部(51,52)には、上記凹部(50)内の電装品(45)とは別の電装品(44)が、凹部(50)を覆うような状態で取り付け自在となっていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置の電装品ボックス。
  3. 請求項1において、
    ボックス本体(31)の側板(34)には、上記凹部(50)に繋がるようにして補強リブ(36)が形成されていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置の電装品ボックス。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1において、
    上記ボックス本体(31)は、樹脂材料で構成されていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置の電装品ボックス。
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