JPH07310844A - 電動弁 - Google Patents

電動弁

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JPH07310844A
JPH07310844A JP6129715A JP12971594A JPH07310844A JP H07310844 A JPH07310844 A JP H07310844A JP 6129715 A JP6129715 A JP 6129715A JP 12971594 A JP12971594 A JP 12971594A JP H07310844 A JPH07310844 A JP H07310844A
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shaft
rotary shaft
coil
valve body
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Takeshi Kondo
武史 近藤
Haruo Yasuda
治夫 安田
Osamu Takami
治 高見
Kazuo Tomiyoshi
和夫 冨吉
Mitsunori Matsubara
充則 松原
Yuji Sugata
祐治 菅田
Hiroaki Sakai
宏明 酒井
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Pacific Industrial Co Ltd
Taiheiyo Kogyo KK
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Matsushita Seiko Co Ltd
Pacific Industrial Co Ltd
Taiheiyo Kogyo KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルームエアコンやカーエアコンなどの冷凍サ
イクル中に用いられる電子制御膨張弁、あるいは、一般
の産業分野でマイコンと組み合わせて使用される比例制
御弁として利用される高性能な電動弁の提供。 【構成】 コイル13の内側中心部に、上部から垂下状
に設けたシャフト8を案内軸として、ロータ14を備え
た回転軸15の中心部に設けた深孔34を必要により圧
縮コイルばね16を介して回転自在に挿入し、コイル1
3への通電により回転軸15を上下動可能とするもので
あり、回転軸をいわゆる、片持ちの軸受支持とすること
により、低作動音で安定した回転および安定した回転ト
ルクが得られるようにし、しかも、組み付け性も簡易化
でき、電動弁自体の小型化も図った電動弁。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ルームエアコンやカー
エアコンなどの冷凍サイクル中に用いられる電子制御膨
張弁、あるいは、一般の産業分野でマイコンと組み合わ
せて使用される比例制御弁として利用される電動弁に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ステッピングモータと弁を組み合
わせて流量を制御する電動弁は各種のものが提案されて
いるが、中でも電動弁の小型化を図るために、ケースの
内部にステータを収納させたものがある。図5は、従来
の電動弁(実公平1−44869号公報)を示すもので
あり、この電動弁35においては、ケース1の内部にコ
イル13を設けると共にその内側に、上半部にロータ1
4を備え下部外周におねじ29を有する弁体19を備え
た回転軸15が配置されている。一方、ケース1の上部
には、下面に上部軸受37を備えた上部カバー2が設け
られ、ケース1の下部には、前記回転軸15の軸芯の延
長線上の下部に弁座25と弁口26を備え弁口26の上
部側方に開口27を備えると共に中心上部に下部軸受3
6とその下方にめねじ28を有する弁本体23を固定
し、前記回転軸15の上端部を上部軸受37にて支持す
ると共に回転軸15の下部を下部軸受36にて支持し、
弁体19のおねじ29をめねじ28に螺合させ、前記コ
イル13への通電によるロータ14の回転によって弁体
19を上下動させることにより弁座25と弁体19との
開閉を行うように構成されている。なお、30は弁口2
6に設けられている第一のパイプ、31は開口27に設
けられている第二のパイプである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
動弁35においては、ロ−タ14とコイル13とをケ−
ス1の内側に内臓しているため、電動弁自体を小型に設
計することができるが、ロータ14と一体化された回転
軸15は、下部軸受36と上部軸受37との両軸受によ
って支持されているため、この両軸受の軸芯が精度良く
一致させて組み付けられていないと回転軸15がこじ
れ、また、回転軸15と両軸受とのクリアランスが大き
いと作動音が大きくなるため、このクリアランスを小さ
くする必要があり、さらには、両軸受の軸芯が精度良く
一致させて組み付けられていないと回転軸15のこじれ
により、ラジアル方向に高い摩擦力を受け、その結果ス
ムースな回転が得られずトルクが減少するという問題点
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、コイル13
の内側中心部に、上部から垂下状に設けたシャフト8を
案内軸として、ロータ14を備えた回転軸15の中心部
に設けた深孔34を回転自在に挿入し、コイル13への
通電により回転軸15を上下動可能とするものであり、
回転軸をいわゆる、片持ちの軸受支持とすることによ
り、低作動音で安定した回転および安定した回転トルク
が得られるようにし、しかも、組み付け性も簡易化で
き、電動弁自体の小型化も図ることができるようにし
て、前記諸問題点を解決した。
【0005】すなわち、本発明に係る第1の電動弁の構
造は、円筒状のケース1の内側に固定されたコイル13
と、該コイル13の内側に設けられた下端部中心にボー
ル17と圧縮コイルばね18を介して弁体19を備える
と共に外周部におねじ29を備え上半部外周にロータ1
4を一体的に有してコイル13への通電により回転しな
がら上下動する回転軸15と、円筒状のケース1の下端
部に設けられた中心部にチャンバー33を備えその上部
開口に前記おねじ29と螺合可能なめねじ28を有する
と共に該チャンバー33の下部に弁座25と弁口26を
有し該チャンバー33の側部に開口32を有する弁本体
23とからなり、前記回転軸15のおねじ29を前記弁
本体23のめねじ28に螺合すると共に弁体19を弁座
25に対応させて設けた電動弁において、前記コイル1
3の上端部にブラケット7を設けると共に該ブラケット
7の前記回転軸15の軸芯と対応する中心部に前記コイ
ル13の中間部よりやや下方に至る長さのシャフト8を
垂下状に固着し、一方、前記回転軸15の上半部中心に
深孔34を設け、該深孔34を前記垂下状のシャフト8
に回転可能に挿入したことを特徴とするものである。
【0006】また、本発明に係る第2の電動弁の構造
は、キャップ状のケース1aの外側に固定されたコイル
13と、該ケース1aの内側に設けられた下端部中心に
ボール17と圧縮コイルばね18を介して弁体19を備
えると共に外周部におねじ29を備え上半部外周にロー
タ14を一体的に有しコイル13への通電により回転し
ながら上下動する回転軸15と、キャップ状のケース1
aの下端部に設けられた中心部にチャンバー33を備え
その上部に前記おねじ29と螺合可能なめねじ28を有
すると共に該チャンバー33の下部に弁座25と弁口2
6を有し該チャンバー33の側部に開口32を有する弁
本体23とからなり、前記回転軸15のおねじ29を前
記弁本体23のめねじ28に螺合すると共に弁体19を
弁座25に対応させて設けた電動弁において、前記キャ
ップ状のケース1aの頂壁中心部に前記コイル13の中
間部よりやや下方に至る長さのシャフト8を垂下状に固
着し、一方、前記回転軸15の上半部中心に深孔34を
設け、該深孔34を前記垂下状のシャフト8に回転可能
に挿入したことを特徴とするものである。
【0007】また、本発明に係る第3の電動弁の構造
は、前記第1及び第2の電動弁における回転軸15の深
孔34の底部に圧縮コイルばね16が装填されたもの
で、閉弁時における圧縮コイルばね16の上面とシャフ
ト8の下端面との間隙寸法が前記めねじ28の上端から
おねじ29の下端までの寸法よりやや短いように形成し
たものである。
【0008】
【作用】本発明に係る電動弁は、先に述べた構造、すな
わち、片持ちのシャフトを回転軸の深孔に挿入する軸受
支持構造とすることによりクリアランスを小さくするこ
とができ、しかも、従来のように両軸受支持構造の場合
の組み付け時に必要であった軸芯の管理が必要でなくな
るため、低作動音で安定した回転および安定した回転ト
ルクが得られ、しかも、組み付け性も簡素化でき、電動
弁自体の小型化も図ることができる。
【0009】
【実施例】
実施例1 本発明に係る電動弁の一実施例を図1、図2に基づいて
詳細に説明する。本発明に係る電動弁の基本構成は、内
部にコイル13を設けた非磁性体からなる円筒状のケー
ス1と、該ケース1の下部に設けられた中央部にチャン
バー33を備えその上部開口にめねじ28を備えると共
に下部に弁座25と弁口26を有し側部に開口32を有
する弁本体23と、該円筒状のケース1の内部に設けら
れた下端に弁体19を備えると共にその外周におねじ2
9を備え上部外周にロータ14を備えた回転軸15とか
らなり、該回転軸上部のロータ14をコイル13の内側
に位置させると共に弁体外周のおねじ29を弁本体のめ
ねじ28に螺合し、弁体19を弁座25に対応させたコ
イル内蔵型の電動弁である。
【0010】即ち、コイル13は上下2個のコイルから
構成されており、それぞれ円筒状のコイルボビン11に
所定の線径の巻線が所定数巻かれ、該コイルボビン11
はその内側を磁極板9、10によって上下両方向からは
さみ込まれて固定されている。ここで、上下2個のコイ
ルは磁極板10同志によって溶接等で一体化され、この
コイルはプレート12により弁本体29上部の受部24
と嵌合され溶接されている。なお、コイルボビン11に
は接続端子5が付設されており、該接続端子5には先に
述べた巻線の端部がハンダ付け等により接続導通してい
る。また、コイル13の下部には、弁本体23と溶接等
で一体固定するためのプレート12が前記磁極板9、1
0と共にカシメ等により一体固定されている。
【0011】コイル13の上部には、断面H状のブラケ
ット7が前記下部のプレート12と同様に磁極板9、1
0と共にカシメ等により一体固定されており、ブラケッ
ト7の中心下方に前記コイル13の中程よりやや下方に
達するシャフト8が垂下状に固定されている。なお、前
記接続端子5は、ブラケット7の上部に固定した基板6
にハンダ付けによって接続導通しており、また、該基板
6上に設けた配線によって該基板6の中央部にハンダ付
けしたソケット4に接続導通させ、さらに、該ソケット
4に、上部カバー2に付設した電気的絶縁を確保するた
めにガラスモールド等で立設された接続ピン3を差し込
むことによって、電動弁を駆動制御するための外部回路
(図示せず)と電気的に接続導通されている。上記の弁
本体23と円筒状のケース1と上部カバー2は、それぞ
れ、溶接等により気密を維持した状態で一体固定されて
いる。
【0012】また、コイル13の内側には、上半部中心
に軸芯に沿って深孔34を設け、その外周には外周部を
磁化したロータ14を一体的に固定した回転軸15が、
該深孔34の底部に圧縮コイルばね16を装填した状態
で、該深孔34を前記シャフト8に下方から挿入し、該
シャフト8を案内軸として回転自在に支持されている。
また、該回転軸15の下部には、先端に弁本体23の中
央部に設けた弁座25に対応する弁体19がボール1
7、圧縮コイルばね18を介してカシメ等により一体支
持され、さらに、該回転軸15の下部外周にはおねじ2
9が形成されている。
【0013】一方、弁本体23は、中央部にチャンバー
33を備えその上部開口に前記弁体のおねじ29と螺合
可能なめねじ28を備えると共に下方中心に前記弁体1
9と対応する弁座25、弁口26を有し、側部に開口3
2を有するもので、弁口26の下部にはフィルター27
を備えた第一のパイプ30が設けられ開口32にも同じ
くフィルター27を備えた第二のパイプ31が設けられ
ている。
【0014】弁本体23の上部開口のめねじ28は、弁
本体23の上部に圧入により設けられている上部外周に
鍔を有するスリーブ22の中心下半部に形成され、その
上部はめねじ28の谷径よりやや大径に形成されてお
り、このめねじ28に前記回転軸15の下部外周に形成
したおねじ29が螺合されている。ここで、おねじ29
とめねじ28との上下方向の噛み合い長さは、図示例の
場合、図3に示すように前記回転軸15のストローク長
となるが、閉弁時における前記深孔34内の圧縮コイル
ばね16の上面とシャフト8の下端面との間隙寸法は、
前記おねじとめねじの噛み合い長さよりやや短くなるよ
うに設定されている。なお、厳密には、閉弁時における
圧縮コイルばね16の上面とシャフト8の下端面との間
隙寸法が前記めねじ28の上端からおねじ29の下端ま
での寸法「A」よりやや短い「A−α」となるように形
成されている。これによりストローク長を越える開弁方
向の回転に対しては、ねじの噛み合わせが外れ、前記圧
縮コイルばね16を少し圧縮した状態で回転軸15が空
回りするようになっている。従って、次に回転軸15を
逆転させて閉弁する際、外れているおねじとめねじの噛
み合わせは容易かつ確実なものとなる。
【0015】また、スリーブ22の上面にはピン21が
上方に突出状に設けられており、弁体19の全閉時に図
2に示すようにロータ14の内側下面に設けたリブ20
に該ピン21を当接させることにより、全閉後の閉弁方
向の回転を機械的に停止して弁座25への弁体19の食
い込みを防止し、開弁時の動作をスムーズにしている。
【0016】なお、上記実施例においては回転軸15の
深孔34の底部に圧縮コイルばね16を装填したものに
ついて説明したが、この圧縮コイルばね16は必ずしも
必要とするものではない。例えば、上部のブラケット7
の下面にピン(図示せず)を垂下状に固定し、おねじ2
9とめねじ28が外れない状態においてこのピンにより
ロータ14の回転を停止するようにすれば、圧縮コイル
ばね16がなくても回転軸15は可逆回転をスムーズに
行うことができる。
【0017】実施例2 図4は本発明の第2の実施例を示す縦断側面図で、キャ
ップ状のケース1aの外側にコイル13を配置し、その
内側に前記実施例1と同様の回転軸15を配置したキャ
ンシールタイプの電動弁である。この実施例では、ケー
ス1aがキャップ状に形成され、また、前記コイル13
の中間部よりやや下方に至る長さのシャフト8が前記キ
ャップ状ケース1aの頂壁下面中心部に直接垂下状に固
着されているものである。なお、その他の部品構成は、
実施例1と全く同じにつき、詳細な説明を省略する。
【0018】
【作動】以下、実施例に示した上記図1、図4の構成の
電動弁の作動について説明する。本発明の電動弁は可逆
タイプのものであるが、以下、流体の流れが第二のパイ
プ31→弁口26→第一のパイプ30へと流れる場合に
ついて説明する。今、弁口26が全閉状態において外部
回路から、ガラスモールド等で電気的に絶縁された接続
ピン3に開弁するように外部信号を与えると、接続端子
5を介して円筒状のケース1の内部のコイル13に通電
され、シャフト8を案内軸として支持された回転軸15
がロータ14と共に回転駆動する。回転軸15の回転
は、その下方外周部に形成したおねじ29と弁本体23
の上部に固定したスリーブ22のめねじ28との螺合に
より上昇することになり、これにより弁体19も上昇し
弁座25から離れて開弁する。
【0019】この回転軸15の回転度合いは、外部信号
により行うことができるので弁体19とそれに対向する
弁座25との間の隙間を調整することができ、従って弁
開度が調整できる。また、弁体19が上昇し完全に開弁
状態となった位置から、さらに、回転軸15を開弁方向
に回転させた場合、前記おねじ29とめねじ28の噛み
合わせが外れ、深孔34内の圧縮コイルばね16がシャ
フト8の下端との間で少し圧縮された状態にて回転軸1
5が空回り状態となり、これによりねじの食い込みを予
防し、次の閉弁時における始動不能を防止している。
【0020】次に、上記の開弁状態から弁を閉じる方向
に外部信号を与えると、回転軸15が下降する方向に回
転するが、この際シャフト8の下端と回転軸15の深孔
34の底部との間に介在している圧縮コイルばね16に
より、回転軸15が下方に付勢されているので回転軸の
おねじ29の下端部はめねじ28の上端部に押しつけら
れ、外れていたねじの噛み合わせが自動的に確実に復帰
する。これにより回転軸15は下方向へ移動し、弁体1
9を下降させて閉弁する。この時も開弁時と同様に、外
部回路からの外部信号により弁開度が調整できる。ま
た、回転軸15と共に弁体19が下降して完全閉弁状態
となった時、スリーブ22の上面に設けたピン21とロ
ータ14の内側下面に設けたリブ20とを当接させるこ
とにより全閉後の閉弁方向の回転を機械的に停止して、
おねじ29とめねじ28との食い込みを予防し、次の開
弁時の始動不能を防止している。
【0021】流体の流れとしては、上記の閉弁時に第二
のパイプ31から流れ込んだ流体は、弁本体23中心部
のチャンバー33から弁口26を経て第一のパイプ30
へと流れる。そして、流体の流量は先に述べた外部信号
による回転軸15の上下動に基づく弁体19とそれに対
向する弁座25との隙間で調整される弁開度によって決
まる。また、流体の流れが上記と逆の第一のパイプ30
→弁口26→第二のパイプ31へ流れる場合についても
同様である。
【0022】前記は回転軸15の上半部中心に設けた深
孔34の底部に圧縮コイルばね16を設けた形態のもの
について説明したが、この圧縮コイルばね16を設けな
いものにおいては、上部のブラケット7の下面又はケー
ス1aの頂壁下面にピンを垂下状に固定し、おねじ29
とめねじ28とが外れない状態において、このピンによ
り、前記下部のピン21とロータ14のリブ20の係合
と同様の手段にてロータ14の回転を停止させれば、閉
弁時の回転始動がスムーズに行える。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、回転軸上方のブラケッ
ト又はケースの頂壁中心部に固定して垂下状に設けたシ
ャフトを案内軸とし、このシャフトに、上半部中心に深
孔を設けた回転軸の該深孔を挿入して回転かつ上下動可
能、すなわち、片持ちの案内軸による支持構造としたた
め、シャフトと回転軸とのクリアランスを小さくするこ
とができ、しかも、従来のような上下二つの軸受による
支持構造の場合に必要であった軸芯の管理が必要でなく
なり、低作動音で安定した回転および安定した回転トル
クが得られ、組み付け作業も簡易化でき、電動弁自体の
小型化を図ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動弁の一実施例を示す縦断面
図。
【図2】図1のA−A拡大断面図。
【図3】本発明に係る電動弁の要部の部分拡大断面図。
【図4】本発明に係る電動弁の他の実施例を示す縦断図
面。
【図5】従来の電動弁を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 円筒状のケース 1a キャップ状のケース 2
上部カバー 3 接続ピン 4 ソケット 5
接続端子 6 基板 7 ブラケット 8
シャフト 9、10 磁極板 11 コイルボビン 12
プレート 13 コイル 14 ロータ 1
5 回転軸 16 圧縮コイルばね 17 ボール 1
8 圧縮コイルばね 19 弁体 20 リブ 2
1 ピン 22 スリーブ 23 弁本体 2
4 受部 25 弁座 26 弁口 2
7 フィルター 28 めねじ 29 おねじ 3
0 第一のパイプ 31 第二のパイプ 32 開口 3
3 チャンバー 34 深孔 35 従来の電動弁 3
6 下部軸受 37 上部軸受
フロントページの続き (72)発明者 高見 治 岐阜県大垣市久徳町100番地 太平洋工業 株式会社内 (72)発明者 冨吉 和夫 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内 (72)発明者 松原 充則 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内 (72)発明者 菅田 祐治 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内 (72)発明者 酒井 宏明 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状のケース1の内側に固定されたコイ
    ル13と、該コイル13の内側に設けられた下端部中心
    にボール17と圧縮コイルばね18を介して弁体19を
    備えると共に外周部におねじ29を備え上半部外周にロ
    ータ14を一体的に有してコイル13への通電により回
    転しながら上下動する回転軸15と、円筒状のケース1
    の下端部に設けられた中心部にチャンバー33を備えそ
    の上部開口に前記おねじ29と螺合可能なめねじ28を
    有すると共に該チャンバー33の下部に弁座25と弁口
    26を有し該チャンバー33の側部に開口32を有する
    弁本体23とからなり、前記回転軸15のおねじ29を
    前記弁本体23のめねじ28に螺合すると共に弁体19
    を弁座25に対応させて設けた電動弁において、 前記コイル13の上端部にブラケット7を設けると共に
    該ブラケット7の前記回転軸15の軸芯と対応する中心
    部に前記コイル13の中間部よりやや下方に至る長さの
    シャフト8を垂下状に固着し、一方、前記回転軸15の
    上半部中心に深孔34を設け、該深孔34を前記垂下状
    のシャフト8に回転可能に挿入したことを特徴とする電
    動弁。
  2. 【請求項2】キャップ状のケース1aの外側に固定され
    たコイル13と、該ケース1aの内側に設けられた下端
    部中心にボール17と圧縮コイルばね18を介して弁体
    19を備えると共に外周部におねじ29を備え上半部外
    周にロータ14を一体的に有してコイル13への通電に
    より回転しながら上下動する回転軸15と、キャップ状
    のケース1aの下端部に設けられた中心部にチャンバー
    33を備えその上部に前記おねじ29と螺合可能なめね
    じ28を有すると共に該チャンバー33の下部に弁座2
    5と弁口26を有し該チャンバー33の側部に開口32
    を有する弁本体23とからなり、前記回転軸15のおね
    じ29を前記弁本体23のめねじ28に螺合すると共に
    弁体19を弁座25に対応させて設けた電動弁におい
    て、 前記キャップ状のケース1aの頂壁中心部に前記コイル
    13の中間部よりやや下方に至る長さのシャフト8を垂
    下状に固着し、一方、前記回転軸15の上半部中心に深
    孔34を設け、該深孔34を前記垂下状のシャフト8に
    回転可能に挿入したことを特徴とする電動弁。
  3. 【請求項3】回転軸15の深孔34の底部に圧縮コイル
    ばね16が装填され、閉弁時における圧縮コイルばね1
    6の上面とシャフト8の下端面との間隔寸法が前記めね
    じ28の上端からおねじ29の下端までの寸法よりやや
    短いように形成された請求項1または2記載の電動弁。
JP6129715A 1994-05-18 1994-05-18 電動弁 Expired - Fee Related JP2627868B2 (ja)

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