JP3275152B2 - 流量制御弁 - Google Patents
流量制御弁Info
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- JP3275152B2 JP3275152B2 JP23618092A JP23618092A JP3275152B2 JP 3275152 B2 JP3275152 B2 JP 3275152B2 JP 23618092 A JP23618092 A JP 23618092A JP 23618092 A JP23618092 A JP 23618092A JP 3275152 B2 JP3275152 B2 JP 3275152B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体の流量制御に使用
されるモータ駆動式のリフト式の弁体を備えた流量制御
弁に関する。
されるモータ駆動式のリフト式の弁体を備えた流量制御
弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、内燃機関の排ガスを吸気
系に再循環させる排ガス再循環バルブとして、ステツプ
モータによりリフト式の弁体を動かして弁ハウジング内
の通路を通る排ガス量を制御する装置が、特開平1−2
03646号公報等で提案されている。
系に再循環させる排ガス再循環バルブとして、ステツプ
モータによりリフト式の弁体を動かして弁ハウジング内
の通路を通る排ガス量を制御する装置が、特開平1−2
03646号公報等で提案されている。
【0003】この再循環バルブは、弁ハウジングの端部
にステツプモータの前部を固定し、弁ハウジング内の弁
体に連結された弁軸がモータハウジング内に突出し、ス
テツプモータにはロータ内にねじ部を介して軸方向にの
み移動可能な出力軸が設けられ、出力軸と弁軸の末端に
はリテーナが取付けられ、2つのリテーナは軸方向の移
動をある程度許容して連結されると共に、リテーナ間に
弁閉鎖時に弁体を閉鎖方向に付勢するコイルばねが保持
されて構成される。
にステツプモータの前部を固定し、弁ハウジング内の弁
体に連結された弁軸がモータハウジング内に突出し、ス
テツプモータにはロータ内にねじ部を介して軸方向にの
み移動可能な出力軸が設けられ、出力軸と弁軸の末端に
はリテーナが取付けられ、2つのリテーナは軸方向の移
動をある程度許容して連結されると共に、リテーナ間に
弁閉鎖時に弁体を閉鎖方向に付勢するコイルばねが保持
されて構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の再循環バルブは、コイルばねを保持する2つのリテ
ーナが、一方のリテーナに設けられた突起部を、他方の
リテーナに設けた係止孔に差し込み、一方を捻って回動
させるだけで、軸方向の移動を許容しながら連結する構
造のため、2つのリテーナの連結が運転中の振動等によ
り外れやすいという問題があった。
来の再循環バルブは、コイルばねを保持する2つのリテ
ーナが、一方のリテーナに設けられた突起部を、他方の
リテーナに設けた係止孔に差し込み、一方を捻って回動
させるだけで、軸方向の移動を許容しながら連結する構
造のため、2つのリテーナの連結が運転中の振動等によ
り外れやすいという問題があった。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、モータの出力軸の先端に取付けられたリ
テーナと弁軸の末端に取付けられたリテーナの外れを防
止し得る流量制御弁を提供することを目的とする。
されたもので、モータの出力軸の先端に取付けられたリ
テーナと弁軸の末端に取付けられたリテーナの外れを防
止し得る流量制御弁を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の流量制御弁は、弁ハウジング内に弁軸を有
するリフト式の弁体が設けられ、ロータ内にねじ部を介
して軸方向に移動する出力軸を有するモータが取付けら
れ、出力軸が突出し方向に移動することにより、弁軸を
介して弁体を閉鎖方向に移動させる流量制御弁におい
て、出力軸の先端に、複数の脚部を有し脚部の先端に外
側に曲折した複数の係止部を設けてなるリテーナが取付
けられ、複数の係止部の先端は出力軸の軸心を中心とす
る相違した半径の複数の円の円周上に位置し、弁軸の末
端にはリテーナと係合すると共にその間にコイルばねを
保持するための平板状リテーナが取付けられ、平板状リ
テーナには、リテーナの脚部の複数の係止部を挿入可能
な複数の開口部が、弁軸の軸心から偏心した円の円周上
にその外周縁部を持って形成され、係止部を開口部に挿
入してリテーナを平板状リテーナに対し回動し、且つ出
力軸と弁軸の軸心を一致させる方向に移動させた際、各
係止部が係合する係合凹部が平板状リテーナに各開口部
と連続して設けられたことを特徴とする。
に、本発明の流量制御弁は、弁ハウジング内に弁軸を有
するリフト式の弁体が設けられ、ロータ内にねじ部を介
して軸方向に移動する出力軸を有するモータが取付けら
れ、出力軸が突出し方向に移動することにより、弁軸を
介して弁体を閉鎖方向に移動させる流量制御弁におい
て、出力軸の先端に、複数の脚部を有し脚部の先端に外
側に曲折した複数の係止部を設けてなるリテーナが取付
けられ、複数の係止部の先端は出力軸の軸心を中心とす
る相違した半径の複数の円の円周上に位置し、弁軸の末
端にはリテーナと係合すると共にその間にコイルばねを
保持するための平板状リテーナが取付けられ、平板状リ
テーナには、リテーナの脚部の複数の係止部を挿入可能
な複数の開口部が、弁軸の軸心から偏心した円の円周上
にその外周縁部を持って形成され、係止部を開口部に挿
入してリテーナを平板状リテーナに対し回動し、且つ出
力軸と弁軸の軸心を一致させる方向に移動させた際、各
係止部が係合する係合凹部が平板状リテーナに各開口部
と連続して設けられたことを特徴とする。
【0007】
【作用・効果】リテーナと平板状リテーナを係合させて
組み付ける場合、リテーナと平板状リテーナ間にコイル
ばねを配設した状態で、リテーナの各脚部の係止部を平
板状リテーナの各開口部に挿入し、リテーナを平板状リ
テーナに対し回動し、且つ出力軸と弁軸の軸心を一致さ
せる方向に移動させる。これにより、リテーナの各脚部
の係止部が平板状リテーナの各開口部から係合凹部に進
入して、リテーナと平板状リテーナが、その間のコイル
ばねを圧縮する方向にある程度移動可能に、且つ出力軸
と弁軸の軸心を合せた状態で係合される。
組み付ける場合、リテーナと平板状リテーナ間にコイル
ばねを配設した状態で、リテーナの各脚部の係止部を平
板状リテーナの各開口部に挿入し、リテーナを平板状リ
テーナに対し回動し、且つ出力軸と弁軸の軸心を一致さ
せる方向に移動させる。これにより、リテーナの各脚部
の係止部が平板状リテーナの各開口部から係合凹部に進
入して、リテーナと平板状リテーナが、その間のコイル
ばねを圧縮する方向にある程度移動可能に、且つ出力軸
と弁軸の軸心を合せた状態で係合される。
【0008】このように、リテーナを平板状リテーナに
対し回動し、且つ出力軸と弁軸の軸心を一致させる方向
に移動させて、両リテーナを係合・連結するため、それ
らの係合は確実に保持され、振動等による両リテーナの
連結部の外れを防止することができる。また、平板状リ
テーナを使用するため、加工が容易で、製造コストも低
減できる。
対し回動し、且つ出力軸と弁軸の軸心を一致させる方向
に移動させて、両リテーナを係合・連結するため、それ
らの係合は確実に保持され、振動等による両リテーナの
連結部の外れを防止することができる。また、平板状リ
テーナを使用するため、加工が容易で、製造コストも低
減できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0010】図1は本発明を適用したステツプモータ駆
動式の排ガス再循環バルブ装置の断面図を示している。
1は弁本体となる弁ハウジングで、弁ハウジング1の下
部に入口ポート2が設けられ、その上部左側には出口ポ
ート3が設けられ、その通路内に弁座4が設けられる。
さらに、弁軸6の先端に取着された弁体5が弁座4に着
座可能に配設され、その弁軸6は弁ハウジング1の上端
に設けた弁軸受9を上方に貫通している。弁軸受9は固
定板7によりガスケット7aを介して弁ハウジング1上
に固定される。
動式の排ガス再循環バルブ装置の断面図を示している。
1は弁本体となる弁ハウジングで、弁ハウジング1の下
部に入口ポート2が設けられ、その上部左側には出口ポ
ート3が設けられ、その通路内に弁座4が設けられる。
さらに、弁軸6の先端に取着された弁体5が弁座4に着
座可能に配設され、その弁軸6は弁ハウジング1の上端
に設けた弁軸受9を上方に貫通している。弁軸受9は固
定板7によりガスケット7aを介して弁ハウジング1上
に固定される。
【0011】弁ハウジング1の上端部には、冷却水路を
有する連結カバー8を介して、ステツプモータ10が下
向きに取り付けられる。
有する連結カバー8を介して、ステツプモータ10が下
向きに取り付けられる。
【0012】ステツプモータ10のモータハウジング1
1の前面つまり下側には前カバー12が取付けられ、モ
ータハウジング11は、前カバー12と連結カバー8を
介して弁ハウジング1上に締付け固定される。
1の前面つまり下側には前カバー12が取付けられ、モ
ータハウジング11は、前カバー12と連結カバー8を
介して弁ハウジング1上に締付け固定される。
【0013】モータハウジング11内にはボビンに4相
の励磁コイル13を巻装したステータが固定され、その
内側にロータ14が配設される。
の励磁コイル13を巻装したステータが固定され、その
内側にロータ14が配設される。
【0014】ロータ14はその上部を軸受け15により
モータハウジング11に支持され、ロータ14の下部は
軸受け16を介して前カバー12に支持される。ロータ
14の外周部には永久磁石17が取着され、ロータ14
の内周にはめねじが設けられる。
モータハウジング11に支持され、ロータ14の下部は
軸受け16を介して前カバー12に支持される。ロータ
14の外周部には永久磁石17が取着され、ロータ14
の内周にはめねじが設けられる。
【0015】このめねじと螺合するおねじを有する出力
軸18がロータ14の内側に配設され、この出力軸18
は前カバー12に設けた軸受部19により上下摺動可能
に支持され、出力軸18の先端は前カバー12から下つ
まり連結カバー8内に突出している。
軸18がロータ14の内側に配設され、この出力軸18
は前カバー12に設けた軸受部19により上下摺動可能
に支持され、出力軸18の先端は前カバー12から下つ
まり連結カバー8内に突出している。
【0016】連結カバー8内における出力軸18の先端
(下端)には略カップ状で3本の脚部を有するリテーナ
24が取付けられ、リテーナ24と前カバー12の間に
コイルばね22が、出力軸18をばね力で下方(弁閉鎖
方向)に付勢するように設けられる。
(下端)には略カップ状で3本の脚部を有するリテーナ
24が取付けられ、リテーナ24と前カバー12の間に
コイルばね22が、出力軸18をばね力で下方(弁閉鎖
方向)に付勢するように設けられる。
【0017】リテーナ24は、図2、図3に示すよう
に、3本の脚部を約120°の間隔で形成し、各脚部の
下端を外側に略直角に曲折することにより、係止部24
a,24b,24cが形成される。図3に示すように、
出力軸18の軸心をP1としたた場合、係止部24b,
24cの先端はP1を中心とする半径R1の円の周縁に
位置し、係止部24aの先端はそれより大きい半径R2
の円の周縁に位置する。また、3つの係止部の内側端部
はP1を中心とする小半径R3の円の周縁に位置する。
に、3本の脚部を約120°の間隔で形成し、各脚部の
下端を外側に略直角に曲折することにより、係止部24
a,24b,24cが形成される。図3に示すように、
出力軸18の軸心をP1としたた場合、係止部24b,
24cの先端はP1を中心とする半径R1の円の周縁に
位置し、係止部24aの先端はそれより大きい半径R2
の円の周縁に位置する。また、3つの係止部の内側端部
はP1を中心とする小半径R3の円の周縁に位置する。
【0018】リテーナ24の先端部(下端部)には、平
板状リテーナ23が弁閉鎖用コイルばね21を介して、
ある程度の範囲で移動可能に連結され、平板状リテーナ
23には上記弁軸6の上端が固定される。
板状リテーナ23が弁閉鎖用コイルばね21を介して、
ある程度の範囲で移動可能に連結され、平板状リテーナ
23には上記弁軸6の上端が固定される。
【0019】平板状リテーナ23は、図4、図5に示す
ように、円板内に、上記リテーナ24の3個の係止部2
4a,24b,24cを挿入するための開口部23a,
23b,23cを設けて形成される。この平板状リテー
ナ23の中心位置はP0であり、リテーナ24の中心P
1を平板状リテーナ23の中心P0に合せた状態で、各
係止部24a,24b,24cが開口部23a,23
b,23cに挿入可能なように各開口部の位置は設定さ
れる。なお、図5に示すように、軸心P2を持つ弁軸6
は、リテーナ23の中心P0とは一定距離だけ偏心した
位置に固定される。
ように、円板内に、上記リテーナ24の3個の係止部2
4a,24b,24cを挿入するための開口部23a,
23b,23cを設けて形成される。この平板状リテー
ナ23の中心位置はP0であり、リテーナ24の中心P
1を平板状リテーナ23の中心P0に合せた状態で、各
係止部24a,24b,24cが開口部23a,23
b,23cに挿入可能なように各開口部の位置は設定さ
れる。なお、図5に示すように、軸心P2を持つ弁軸6
は、リテーナ23の中心P0とは一定距離だけ偏心した
位置に固定される。
【0020】さらに、各開口部23a,23b,23c
には、係止部24a,24b,24cを開口部に挿入し
てリテーナ24を平板状リテーナ23に対し回動させ、
且つ出力軸18の軸心P1と弁軸6の軸心P2を一致さ
せる方向に移動させた際、各係止部24a,24b,2
4cが係合する係合凹部25a,25b,25cが各開
口部と連続して設けられる。
には、係止部24a,24b,24cを開口部に挿入し
てリテーナ24を平板状リテーナ23に対し回動させ、
且つ出力軸18の軸心P1と弁軸6の軸心P2を一致さ
せる方向に移動させた際、各係止部24a,24b,2
4cが係合する係合凹部25a,25b,25cが各開
口部と連続して設けられる。
【0021】即ち、開口部23aに連設する係合凹部2
5aの外周縁部は、P0を中心とする半径R4(R1と
R3の間の長さ)の円の円周上に位置し、その内周縁部
は軸心P2を中心とする半径R3の円の円周上に位置す
る。また、開口係止部23bに連設する係合凹部25b
の外周縁部は、軸心P2を中心とする半径R4(R1と
R3の間の長さ)の円の円周上に位置し、その内周縁部
はP0を中心とする半径R3の円の円周上に位置する。
さらに、開口部23cに連設する係合凹部25cの外周
縁部は、軸心P2を中心とする半径R4(R1とR3の
間の長さ)の円の円周上に位置し、その内周縁部はP0
を中心とする半径R3の円の円周上に位置する。
5aの外周縁部は、P0を中心とする半径R4(R1と
R3の間の長さ)の円の円周上に位置し、その内周縁部
は軸心P2を中心とする半径R3の円の円周上に位置す
る。また、開口係止部23bに連設する係合凹部25b
の外周縁部は、軸心P2を中心とする半径R4(R1と
R3の間の長さ)の円の円周上に位置し、その内周縁部
はP0を中心とする半径R3の円の円周上に位置する。
さらに、開口部23cに連設する係合凹部25cの外周
縁部は、軸心P2を中心とする半径R4(R1とR3の
間の長さ)の円の円周上に位置し、その内周縁部はP0
を中心とする半径R3の円の円周上に位置する。
【0022】また、係合凹部25aの内周側縁部と25
bの外周側縁部には、リテーナ24を中心P0位置から
軸心P2位置に移動させた際、係止部24a,24bを
係止されるための小突起が設けられる。
bの外周側縁部には、リテーナ24を中心P0位置から
軸心P2位置に移動させた際、係止部24a,24bを
係止されるための小突起が設けられる。
【0023】なお、弁閉鎖用コイルばね21の巻き径
は、コイルばね22に比べ小径であり、ステップモータ
10が出力軸18を閉鎖位置まで突出動作させた際、弁
体5が弁閉鎖用コイルばね21とコイルばね21の合計
のばね力によりその閉鎖状態を保持する。
は、コイルばね22に比べ小径であり、ステップモータ
10が出力軸18を閉鎖位置まで突出動作させた際、弁
体5が弁閉鎖用コイルばね21とコイルばね21の合計
のばね力によりその閉鎖状態を保持する。
【0024】リテーナ24と平板状リテーナ23を係合
させて組み付ける場合、先ず、リテーナ24と平板状リ
テーナ23間にコイルばね21を配設した状態で、図6
に示すように、リテーナ24の各脚部の係止部24a〜
24cを平板状リテーナ23の各開口部23a〜23c
に挿入する。
させて組み付ける場合、先ず、リテーナ24と平板状リ
テーナ23間にコイルばね21を配設した状態で、図6
に示すように、リテーナ24の各脚部の係止部24a〜
24cを平板状リテーナ23の各開口部23a〜23c
に挿入する。
【0025】次に、図7のように、リテーナ24を平板
状リテーナ23に対し図の反時計方向に回動させ、各係
止部24a〜24cを開口部から係合凹部25a〜25
c側に進入させる。この状態でさらに、図8に示すよう
に、出力軸18と弁軸6の軸心を一致させる方向にリテ
ーナ24を平板状リテーナ23に対し移動させる。
状リテーナ23に対し図の反時計方向に回動させ、各係
止部24a〜24cを開口部から係合凹部25a〜25
c側に進入させる。この状態でさらに、図8に示すよう
に、出力軸18と弁軸6の軸心を一致させる方向にリテ
ーナ24を平板状リテーナ23に対し移動させる。
【0026】これにより、リテーナ24の各脚部の係止
部24a〜24cが平板状リテーナ23の係合凹部25
a〜25cに係合され、且つ出力軸18と弁軸6の軸心
が合せられ、リテーナ24と平板状リテーナ23は、そ
の間のコイルばね21を圧縮する方向にある程度移動可
能に係合される。
部24a〜24cが平板状リテーナ23の係合凹部25
a〜25cに係合され、且つ出力軸18と弁軸6の軸心
が合せられ、リテーナ24と平板状リテーナ23は、そ
の間のコイルばね21を圧縮する方向にある程度移動可
能に係合される。
【0027】このように、リテーナ24を平板状リテー
ナ23に対し回動し、且つ出力軸18と弁軸6の軸心を
一致させる方向に移動させて、両リテーナ23、24を
係合・連結するため、それらの係合は確実に保持され、
振動等による両リテーナ23、24の連結部の外れを防
止することができる。また、平板状のリテーナ23を使
用するため、加工が容易で、製造コストも低減できる。
ナ23に対し回動し、且つ出力軸18と弁軸6の軸心を
一致させる方向に移動させて、両リテーナ23、24を
係合・連結するため、それらの係合は確実に保持され、
振動等による両リテーナ23、24の連結部の外れを防
止することができる。また、平板状のリテーナ23を使
用するため、加工が容易で、製造コストも低減できる。
【0028】このような構造の排ガス再循環バルブは、
内燃機関の排気系にその入口ポート2を接続し、吸気系
にその出口ポート3を接続し、さらに、ステツプモータ
10をその駆動回路に接続して使用される。駆動回路は
内燃機関をトータル的にコントロールするコントローラ
によりその運転状態に応じて制御され、ステツプモータ
の正逆回転数がこれによつて正確に駆動制御される。
内燃機関の排気系にその入口ポート2を接続し、吸気系
にその出口ポート3を接続し、さらに、ステツプモータ
10をその駆動回路に接続して使用される。駆動回路は
内燃機関をトータル的にコントロールするコントローラ
によりその運転状態に応じて制御され、ステツプモータ
の正逆回転数がこれによつて正確に駆動制御される。
【0029】図1の弁閉鎖状態から開弁する場合、ステ
ツプモータ10はその出力軸18を引戻す方向にロータ
14を回転させ、出力軸18を上昇させる。このとき、
コイルばね22を圧縮してリテーナ24が上昇するが、
弁閉鎖用コイルばね21のばね力が開弁開始時(弁体5
はまだ閉塞した状態)に上方に作用するため、ステップ
モータ10は小トルクで開弁を行う。
ツプモータ10はその出力軸18を引戻す方向にロータ
14を回転させ、出力軸18を上昇させる。このとき、
コイルばね22を圧縮してリテーナ24が上昇するが、
弁閉鎖用コイルばね21のばね力が開弁開始時(弁体5
はまだ閉塞した状態)に上方に作用するため、ステップ
モータ10は小トルクで開弁を行う。
【0030】さらに出力軸18が上昇すると、出力軸1
8はコイルばね22の付勢力にのみ抗して上昇するよう
になり、コイルばね22のばね力が比較的小さいため、
小さいトルクでステップモータ10は作動し、弁体5は
開方向に移動する。
8はコイルばね22の付勢力にのみ抗して上昇するよう
になり、コイルばね22のばね力が比較的小さいため、
小さいトルクでステップモータ10は作動し、弁体5は
開方向に移動する。
【0031】一方、弁を閉鎖する場合、ステツプモータ
10はその出力軸18を突出す方向にロータ14を回転
させ、出力軸18を下降させる。このとき、コイルばね
22のばね力が軸の下降方向にかかるため、ステップモ
ータ10は小さいトルクで駆動できる。そして、弁体5
が弁座4に当ると、出力軸18は弁閉鎖用コイルばね2
1を圧縮して下降し、ステップモータ10は停止する。
この状態で、弁体5は弁閉鎖用コイルばね21とコイル
ばね22の合計のばね力によって付勢閉鎖され、良好な
シール状態で閉鎖される。
10はその出力軸18を突出す方向にロータ14を回転
させ、出力軸18を下降させる。このとき、コイルばね
22のばね力が軸の下降方向にかかるため、ステップモ
ータ10は小さいトルクで駆動できる。そして、弁体5
が弁座4に当ると、出力軸18は弁閉鎖用コイルばね2
1を圧縮して下降し、ステップモータ10は停止する。
この状態で、弁体5は弁閉鎖用コイルばね21とコイル
ばね22の合計のばね力によって付勢閉鎖され、良好な
シール状態で閉鎖される。
【0032】なお、上記の実施例ではステツプモータを
用いたが、DCモータ、超音波モータなどを用いること
もできる。
用いたが、DCモータ、超音波モータなどを用いること
もできる。
【図1】本発明の実施例を示す流量制御弁の縦断面図で
ある。
ある。
【図2】リテーナ24の正面図である。
【図3】リテーナ24の底面図である。
【図4】平板状リテーナ23の正面図である。
【図5】平板状リテーナ23の平面図である。
【図6】リテーナ24を平板状リテーナ23に連結する
際の底面図である。
際の底面図である。
【図7】リテーナ24を平板状リテーナ23に連結する
際の底面図である。
際の底面図である。
【図8】リテーナ24を平板状リテーナ23に連結した
状態の底面図である。
状態の底面図である。
1−弁ハウジング、 5−弁体、 6−弁軸、 10−ステツプモータ(モータ)、 14−ロータ、 18−出力軸、 21−弁閉鎖用コイルばね、 23−平板状リテーナ、 23a〜23c−開口部、 24−リテーナ 24a〜24c−係止部、 25a〜25c−係合凹部。
Claims (1)
- 【請求項1】 弁ハウジング内に弁軸を有するリフト式
の弁体が設けられ、ロータ内にねじ部を介して軸方向に
移動する出力軸を有するモータが取付けられ、出力軸が
突出し方向に移動することにより、弁軸を介して弁体を
閉鎖方向に移動させる流量制御弁において、 該出力軸の先端に、複数の脚部を有し該脚部の先端に外
側に曲折した複数の係止部を設けてなるリテーナが取付
けられ、該複数の係止部の先端は該出力軸の軸心を中心
とする相違した半径の複数の円の円周上に位置し、前記
弁軸の末端には該リテーナと係合すると共にその間にコ
イルばねを保持するための平板状リテーナが取付けら
れ、該平板状リテーナには、前記リテーナの該脚部の複
数の係止部を挿入可能な複数の開口部が、該弁軸の軸心
から偏心した円の円周上にその外周縁部を持って形成さ
れ、該係止部を該開口部に挿入して該リテーナを該平板
状リテーナに対し回動し、且つ該出力軸と該弁軸の軸心
を一致させる方向に移動させた際、該各係止部が係合す
る係合凹部が該平板状リテーナに該各開口部と連続して
設けられたことを特徴とする流量制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23618092A JP3275152B2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 流量制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23618092A JP3275152B2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 流量制御弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0681966A JPH0681966A (ja) | 1994-03-22 |
JP3275152B2 true JP3275152B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=16996960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP23618092A Expired - Fee Related JP3275152B2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 流量制御弁 |
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JP (1) | JP3275152B2 (ja) |
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JP4383933B2 (ja) * | 2004-03-15 | 2009-12-16 | 三菱電機株式会社 | 電動制御弁の出力軸接続構造の製造方法 |
CN118274169A (zh) * | 2022-12-31 | 2024-07-02 | 浙江三花智能控制股份有限公司 | 一种驱动装置及水阀 |
-
1992
- 1992-09-03 JP JP23618092A patent/JP3275152B2/ja not_active Expired - Fee Related
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