JP4695501B2 - 電動弁 - Google Patents

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本発明は、電動弁に関し、特に、弁漏れの少ない電動弁に関する。
電動弁は、電磁コイルにより弁体(ベン)を弁シート(弁座部)に接離させることにより弁の開閉を行う弁である。弁体にはその流入側と流出側に連通する流路がそれぞれ設けられ、電磁コイルの駆動力により弁体と弁座部との間の間隙を調整することにより、流路の開閉や開度を調整するものである。
弁体に連通する流路内の流体(一般的には、冷媒)への異物の混入は避けられない。従来の動力の大きい電動弁は、この異物を弁体と弁座部との間に挟み込む(噛む)ことにより発生する弁シートのキズ(傷)により、漏れ(弁漏れ)が発生する場合があった。
より具体的に説明すると、図6(a)に示すように、電動弁200の弁体201と弁シート202とは、弁体201の円周上でほぼ線接触する。
ここで、弁体201と弁シート202との間に異物204を挟み込んだ場合、図6(b)に領域203を拡大して示すように、動力の大きい電動弁200に関しては、異物204を弁シート202に押し付けるため、異物204自体が流体をシールして弁漏れを防止できる。さらに、異物204の硬度が真鍮等から形成された弁シート202の硬度よりも高い場合には、異物204が弁シート202に埋め込まれてしまう。異物204が弁シート202に埋め込まれている間も、その状態が維持されて、弁漏れが防止される。
しかし、電動弁200が駆動されているうちに、弁シート202から異物204が外れてしまい、図6(c)に示すように、弁シート202の弁体201との接触部分にキズ205ができると、このキズ205による間隙を介して、漏れ(弁漏れ)が発生してしまう。
このような問題を防止するため、流路にフィルタ(ストレーナ)を配置することにより、流体中の異物を除去する技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−87792号公報
しかし、制御対象の流体から異物を完全に取り除くことは困難であり、従来の技術では、弁漏れの発生を完全に防止することは困難である。
この発明は上記実情に鑑みて成されたものであり、弁漏れが発生しにくい電動弁を提供することを目的とする。
また、この発明は、制御対象の流体に含まれる異物の影響を受けにくい電動弁を提供することを他の目的とする。
上記目的を達成するための、この発明の電動弁は、
弁体と、
流体の流入口と流出口を画成し、弁体が離接触する弁シートと、
弁シートの流入口と流出口に繋がる流路と、
流入口に繋がれた流路に配置され、最大通過径がL1のフィルタと、
弁体を駆動する電動駆動部と、を備え、
弁体とシート部材との流体の流路方向の接触領域の長さL2は、フィルタの最大通過径L1より大きく形成されている、
ことを特徴とする。
例えば、弁体と弁シートとは、接触領域で面接触するように、テーパ形状に形成されており、テーパ部の流路方向の長さがL2に設定されている。
例えば、弁体と弁シートとの流路方向の接触領域の長さL2は、フィルタの最大通過径L1の1.5倍から3倍に形成される。
この発明は、弁シートの硬度が、弁体の硬度よりも小さい場合に特に有効である。
上記構成において、フィルタを通過する異物の最大径はL1であり、流体に含まれる異物の最大径もL1である。このため、弁体と弁シートとの間にフィルタを通過した異物を挟み込んだ場合、最大で長さL1程度のキズが弁シートに形成される可能性がある。この発明においては、弁体とシート部材との流路方向の接触領域の長さL2は、フィルタの最大通過径L1より大きく形成されている。従って、電動弁が全閉の状態で、弁シートに形成されたキズが弁体と弁シートとの接触領域を貫通することがなく、接触領域の少なくとも一部で流体をシールする。従って、弁漏れの発生を防止できる。
以下、この発明の実施の形態に係る電動弁について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施の形態の電動弁100は、弁本体101内に弁シート(弁座)102を有する。弁シート102の弁体111との接触する領域は、図2を参照して後述するようにテーパ形状に形成されている。弁シート102は真ちゅうから構成されている。
弁シート102により画成される一方の開口部(流入口)103に流入パイプ130が取付けられ、側方に形成された他方の開口部(流出口)104に流出パイプ140が取付けられる。
弁シート102に対向して弁体111が配置され、該弁体111は、弁軸112に連結されている。弁体111は、先端がテーパー状に形成されている。弁体111は、鋼鉄などから構成されている。
弁軸112は、アクチュエータ120に連結されている。アクチュエータ120は、電磁コイルを備えるステータと、ロータとを備え、電磁コイルへの通電・非通電によるロータへの駆動力により弁軸112を介して弁体111を弁シート102に対して所定圧力で押圧する閉状態と、弁体111を弁シート102から離間させる開状態とに切り換える。なお、アクチュエータ120の構成自体は任意であり、モータなどから構成することも可能である。
流入パイプ130には、フィルタ131が配置されており、制御対象流体、例えば、冷媒中の異物が弁本体101に流入することを防いでいる。フィルタ131は、メッシュ径がL1のストレーナから構成されている。冷媒に混入する異物としては、例えば、冷媒の配管内に残存していた鉄粉、銅粉などが予想される。
流出パイプ140には、フィルタ141が配置されており、制御対象流体中の異物が弁本体101からパイプシステム内に流入することを防いでいる。フィルタ141も、メッシュ径がL1のストレーナから構成されている。
図2は、弁体111と弁シート102とを拡大して示す図であり、(a)は、全開状態、(b)は全閉状態を示す。
図示するように、弁体111は、その先端部、即ち、弁シート102と離接する部分がテーパ状に形成されている。弁シート102の弁体111と離間接触する部分は、弁体111のテーパ形状に合致するようにテーパが形成されている。
従って、弁体111と弁シート102とは、電動弁100の全閉状態で、弁体111の円周全体で、流路方向に幅を持った面領域(接触領域)で弁シート102と接触する。
図2(b)の円150部分の拡大図を図3に示す。図示するように、弁体111と弁シート102との接触領域160の、流体の流路方向の長さはL2に設定されている。ここで、流路方向とは、流入パイプ130→流入口103→弁室113→流出口104→流出パイプ140に至る方向である。この長さL2は、フィルタ131,141を構成するストレーナのメッシュの最大径(例えば、メッシュが円の場合には直径、メッシュが楕円の場合には長径、メッシュが矩形の場合には対角線の長さ)、即ち、流体に混入する異物の最大径よりも大きく設定されている。
このような構成によれば、図4(a)に示すように、仮に、流体に混入する異物170が弁シート102と弁体111との間に挟まれて、弁体111からの圧力により弁シート102に埋め込まれたとしても、異物170の流路方向のサイズは、接触領域160のサイズよりも小さいので、接触領域160の流路方向の一端又は両端には、異物が埋め込まれていない領域が残る。
従って、この異物170が外れ、弁シート102に、図4(b)に示すように、キズ171が残ったとしても、このキズ171の長さがL2より大きくなって、接触領域160の長さ方向全体に延在し、弁室113と流入口103とを短絡するような事態は起こらない。即ち、弁体111と弁シート102の間に形成された間隙(キズ171)の流路方向の前後一方又は両方には、弁体111と弁シート102とが密着した領域L3が存在しており、間隙が存在しても、弁漏れは発生しない。
以上説明したように、本実施の形態の電動弁100によれば、フィルタ131の最大通過径L1よりも、弁体111と弁シート102との流路方向の接触領域160の長さL2が大きく形成されている。このため、流体に混入する異物170が弁シート102と弁体111との間に挟まれて、弁シート102に異物170のサイズに対応するキズ171が形成された場合でも、キズ171の前後に弁シート102と弁体111との密着した領域が配置され、機密状態が維持され、弁漏れを防止できる。
なお、接触領域160の長さL2が大きすぎると、弁体111と弁シート102の加工ムラ・加工誤差、弁体111と弁シート102との接触領域160での単位面積当たりの押圧力の低下などの理由により、弁閉時の気密が維持しにくくなる。このため、接触領域160の流路方向の長さL2は、フィルタ131、141を構成するストレーナのメッシュの最大径の1.5倍〜3倍程度に設定されることが望ましい。
この発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
例えば、弁体111と弁シート102の形状や配置は上記実施の形態に限定されるものではない。

図5は、弁室113内に円筒状のスリーブ114を形成し、このスリーブ114の先端部分に弁体111の先端部のテーパに対応するテーパを弁シートに形成した構成例を示す。このように、弁シート102をスリーブ114の先端に配置することによって、弁シート102の表面又はその周辺で異物を滞留しづらくする効果を奏する。このような構成でも、弁漏れ防止という本願発明の効果は達成可能である。
上記実施の形態においては、弁体111を鋼、弁シート102を真ちゅうで形成したが、各部材の材質は任意である。ただし、本願発明は、弁体111の硬度が弁シート102の硬度よりも高く、アクチュエータ120により弁体111が弁シート102に押圧される結果、高硬度の異物が弁シート102に埋め込まれて弁シート102を傷付ける場合に特に有効であり、(弁体111の硬度及び/又は混入が予想される異物の硬度)>弁シートの硬度の場合に、特に有効である。
流体を濾過し、異物を除去するためのフィルタ131、141として、ストレーナを使用したが、フィルタの構成は任意である。また、弁本体101に対して流体の流入パイプ130と流出パイプ140との両方にフィルタ131と141を配置したが、いずれか一方だけでも構わない(流入側に配置することが望ましい)。
また、適当なサイズの接触領域が得られるならば、弁体111と弁シート102とは必ずしもテーパ形状に形成されていなくてもよい。
本発明の実施の形態に係わる電動弁の構成を示す図である。 図1に示す電動弁の弁室部分の構成を示す図であり、(a)弁開状態、(b)は弁閉状態を示す。 図2(b)の一部拡大図である。 弁体と弁シートとの間に異物が挟まれた場合を説明するための図であり、(a)は異物が挟まった状態を、(b)は挟まった異物がとれた状態を示す図である。 本発明の電動弁の他の構成例を示す図である。 従来の電動弁とその課題を説明するための図である。
符号の説明
100 電動弁
101 弁本体
102 弁シート(弁座)
103 流入口
104 流出口
111 弁体
112 弁軸
113 弁室
114 スリーブ
120 アクチュエータ
130 流入パイプ
131 フィルタ
140 流出パイプ
141 フィルタ
160 接触領域
170 異物
171 異物により形成されたキズ

Claims (4)

  1. 弁体と、
    流体の流入口と流出口を画成し、前記弁体が離接触する弁シートと、
    前記弁シートの流入口と流出口に繋がる流路と、
    前記流入口に繋がれた流路に配置され、最大通過径がL1のフィルタと、
    前記弁体を駆動する電動駆動部と、を備え、
    前記弁体とシート部材との流体の流路方向の接触領域の長さL2は、前記フィルタの最大通過径L1より大きく形成されている、
    ことを特徴とする電動弁。
  2. 前記弁体と弁シートとは、接触領域で面接触するように、テーパ形状に形成されており、テーパ部の流路方向の長さがL2に設定されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  3. 前記弁体と弁シートとの流路方向の接触領域の長さL2は、前記フィルタの最大通過径L1の1.5倍から3倍に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動弁。
  4. 前記シート部材の硬度は、前記弁体の硬度よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の電動弁。
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