JPH07243542A - 電磁操作機能を有する逆止弁 - Google Patents
電磁操作機能を有する逆止弁Info
- Publication number
- JPH07243542A JPH07243542A JP12831494A JP12831494A JPH07243542A JP H07243542 A JPH07243542 A JP H07243542A JP 12831494 A JP12831494 A JP 12831494A JP 12831494 A JP12831494 A JP 12831494A JP H07243542 A JPH07243542 A JP H07243542A
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- valve
- electromagnetic
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- electromagnetic actuator
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Abstract
(57)【要約】
【目的】逆止弁の機能が必要でないとき、別に弁を設置
することなく、エネルギ−損失を回避することにある。 【構成】入口側の圧力が出口側の圧力より高いときに開
口し、出口側の圧力が入口側の圧力より高いときに閉鎖
する流体の通流方向を規制する逆止弁において、逆止弁
内部に電磁アクチュエ−タを設置し、その作動により逆
止弁の可動弁体を開口状態に固定する。また、電磁アク
チュエ−タとして、交流電源にて作動する電磁ソレノイ
ドを用いるものである。更に電磁アクチュエータの電磁
コイルを、流体の流通部外に配置したものである。
することなく、エネルギ−損失を回避することにある。 【構成】入口側の圧力が出口側の圧力より高いときに開
口し、出口側の圧力が入口側の圧力より高いときに閉鎖
する流体の通流方向を規制する逆止弁において、逆止弁
内部に電磁アクチュエ−タを設置し、その作動により逆
止弁の可動弁体を開口状態に固定する。また、電磁アク
チュエ−タとして、交流電源にて作動する電磁ソレノイ
ドを用いるものである。更に電磁アクチュエータの電磁
コイルを、流体の流通部外に配置したものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，水道管路などで逆流を
防止するために用いられる、流体の通流方向を規制する
逆止弁に関するものである。
防止するために用いられる、流体の通流方向を規制する
逆止弁に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の逆止弁は、図２に示すように、フ
レ−ム１内の弁座２に予圧ばね３にて押し付けられる可
動弁体４で構成されており、入口５側の圧力が出口６側
の圧力より高いときには可動弁体４を予圧バネ３の力に
抗して押し上げて流体を通流させ、出口６の圧力が入口
５の圧力より高いときには可動弁体４を弁座２に押し付
けて通流を遮断するように作動し、流体通流のためには
出口６の間に若干の圧力差が必要であり、エネルギ−損
失を生じる。従って、逆止弁の機能が必要でないとき、
エネルギ−損失を回避するには、逆止弁の入口と出口を
短絡する弁を別に設置するなどの必要が有った。
レ−ム１内の弁座２に予圧ばね３にて押し付けられる可
動弁体４で構成されており、入口５側の圧力が出口６側
の圧力より高いときには可動弁体４を予圧バネ３の力に
抗して押し上げて流体を通流させ、出口６の圧力が入口
５の圧力より高いときには可動弁体４を弁座２に押し付
けて通流を遮断するように作動し、流体通流のためには
出口６の間に若干の圧力差が必要であり、エネルギ−損
失を生じる。従って、逆止弁の機能が必要でないとき、
エネルギ−損失を回避するには、逆止弁の入口と出口を
短絡する弁を別に設置するなどの必要が有った。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、逆止弁の機
能が必要でないとき、別に弁を設置することなく、エネ
ルギ−損失を回避することを目的とするものである。
能が必要でないとき、別に弁を設置することなく、エネ
ルギ−損失を回避することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】従来の逆止弁の流体通流
のための損失は、図２にて可動弁体４を予圧バネ３の力
に抗して押し上げて流体を通流させるために発生する。
従って、逆止弁の機能が必要でないとき、この可動弁体
４を予圧バネ３の力に抗して強制的に押し上げ、弁座２
と可動弁体４の間隙で決る通流部の断面積を大きく開口
すると良い。本発明は、電磁アクチェ−タを併用してこ
れを達成せんとするものである。
のための損失は、図２にて可動弁体４を予圧バネ３の力
に抗して押し上げて流体を通流させるために発生する。
従って、逆止弁の機能が必要でないとき、この可動弁体
４を予圧バネ３の力に抗して強制的に押し上げ、弁座２
と可動弁体４の間隙で決る通流部の断面積を大きく開口
すると良い。本発明は、電磁アクチェ−タを併用してこ
れを達成せんとするものである。
【０００５】
【作用】その作用は、次ぎに述べる実施例で併せて説明
する。以下、本発明の一実施例を請求項に従って図面に
基づいて説明する。
する。以下、本発明の一実施例を請求項に従って図面に
基づいて説明する。
【０００６】
【実施例】図１及び図３は本発明の請求項１〜請求項３
記載の電磁アクチュエ−タを用いた実施例を示す構成図
であり，図中、図２と同符号のものは同じ構成、機能を
有するため、その説明を省略する。
記載の電磁アクチュエ−タを用いた実施例を示す構成図
であり，図中、図２と同符号のものは同じ構成、機能を
有するため、その説明を省略する。
【０００７】 請求項１ 図１において、７は電磁アクチュエ−タで，電磁コイル
８を付勢されることで，ア−マチュア９を矢印の方向に
作動させ，ロッド１０にて予圧バネ３の力に抗して可動
弁体４を押し上げる．１１，１２は電磁コイル８への電
線の取り出し口で、流体の圧力に耐える絶縁物で充填さ
れている。図にて自明なように、逆止弁の機能が必要で
ないとき、電磁アクチュエ−タを付勢することで、可動
弁体４を予圧バネ３の力に抗して強制的に押し上げ、弁
座２と可動弁体４の間隙で決る通流部の断面積を大きく
開口せしめ、流体通流時の損失を軽減出来る。
８を付勢されることで，ア−マチュア９を矢印の方向に
作動させ，ロッド１０にて予圧バネ３の力に抗して可動
弁体４を押し上げる．１１，１２は電磁コイル８への電
線の取り出し口で、流体の圧力に耐える絶縁物で充填さ
れている。図にて自明なように、逆止弁の機能が必要で
ないとき、電磁アクチュエ−タを付勢することで、可動
弁体４を予圧バネ３の力に抗して強制的に押し上げ、弁
座２と可動弁体４の間隙で決る通流部の断面積を大きく
開口せしめ、流体通流時の損失を軽減出来る。
【０００８】 請求項２ 電磁アクチュエ−タ７は，電磁コイル８を直流で励磁す
るものでも，交流で励磁するものでも同じ作用を得るこ
とが出来るが，交流で励磁するものは，電磁コイル８を
付勢しア−マチュア９を作動せしめんとする時は大電流
が流れるが，ア−マチュアが作動し可動弁体４を押し上
げた状態を保持するときの電流は極めて小さくて良いの
で，エネルギ−的には有利となる。
るものでも，交流で励磁するものでも同じ作用を得るこ
とが出来るが，交流で励磁するものは，電磁コイル８を
付勢しア−マチュア９を作動せしめんとする時は大電流
が流れるが，ア−マチュアが作動し可動弁体４を押し上
げた状態を保持するときの電流は極めて小さくて良いの
で，エネルギ−的には有利となる。
【０００９】 請求項３ 図３において，１３は電磁アクチェ−タ７の磁気回路を
構成する部材で，保持部材１４により，液体の漏洩がな
いように水密に保持され，取り付けネジ１５により逆止
弁フレ−ム１へ取り付けられる．電磁コイル８は逆止弁
フレ−ム１の外側に配置する．１６は電磁アクチュエ−
タのア−マチュア９と逆止弁弁体４を連結するロッド
で，電磁コイル８が励磁され，ア−マチュア９が矢印の
方向に吸引されたとき，弁体４を開放位置なるように操
作する。このように電磁アクチュエ−タを配置すること
で，電磁コイル８は通常の制御用と同様な設計のものを
利用することが可能となり，また，電気回路を流体と絶
縁できるので漏電等の懸念もなくせる。なお，本図では
電磁アクチェ−タ７として，いわゆるプランジャ型を用
いる例を示したが，弁体４を操作する機構を変えること
でクラッパ型など他の構造のものも容易に利用できる．
また，図１並びに図３にては，逆止弁１個に適用する事
例を示したが，水道用で逆流を完全に防止するため使用
される逆止弁２個を組み合せた中間室大気開放式逆流防
止器（日本水道協会発行［水道施設設計指針・解説］平
成３年３月２０日版ｐ６８６ 参考図−10.19）等へも
本発明を適用することは容易である。
構成する部材で，保持部材１４により，液体の漏洩がな
いように水密に保持され，取り付けネジ１５により逆止
弁フレ−ム１へ取り付けられる．電磁コイル８は逆止弁
フレ−ム１の外側に配置する．１６は電磁アクチュエ−
タのア−マチュア９と逆止弁弁体４を連結するロッド
で，電磁コイル８が励磁され，ア−マチュア９が矢印の
方向に吸引されたとき，弁体４を開放位置なるように操
作する。このように電磁アクチュエ−タを配置すること
で，電磁コイル８は通常の制御用と同様な設計のものを
利用することが可能となり，また，電気回路を流体と絶
縁できるので漏電等の懸念もなくせる。なお，本図では
電磁アクチェ−タ７として，いわゆるプランジャ型を用
いる例を示したが，弁体４を操作する機構を変えること
でクラッパ型など他の構造のものも容易に利用できる．
また，図１並びに図３にては，逆止弁１個に適用する事
例を示したが，水道用で逆流を完全に防止するため使用
される逆止弁２個を組み合せた中間室大気開放式逆流防
止器（日本水道協会発行［水道施設設計指針・解説］平
成３年３月２０日版ｐ６８６ 参考図−10.19）等へも
本発明を適用することは容易である。
【００１０】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば，逆
止弁に付加した電磁アクチェ−タを付勢するだけで、流
体通流時の損失を軽減することが可能となり、別に弁を
設置することなく、エネルギ−損失を回避することが可
能と成る。また、電磁アクチェ−タ７を、逆止弁内部に
設置することで、電磁アクチュエ−タの可動部分は流体
の内に位置し、外部に設置するとき可動部よりの流体の
漏洩防止などの問題が回避できる。さらに、流体が水な
どの液体の場合は冷却効率が高いので、気中使用の場合
より電磁アクチュエ−タを小型のものにすることも可能
となる。よって、本発明の逆止弁は、僅かな部品を付加
するだけで、逆止弁機能不用の際のエネルギ−を節減す
ることが可能となり，実用上極めて有用性の高いもので
ある。
止弁に付加した電磁アクチェ−タを付勢するだけで、流
体通流時の損失を軽減することが可能となり、別に弁を
設置することなく、エネルギ−損失を回避することが可
能と成る。また、電磁アクチェ−タ７を、逆止弁内部に
設置することで、電磁アクチュエ−タの可動部分は流体
の内に位置し、外部に設置するとき可動部よりの流体の
漏洩防止などの問題が回避できる。さらに、流体が水な
どの液体の場合は冷却効率が高いので、気中使用の場合
より電磁アクチュエ−タを小型のものにすることも可能
となる。よって、本発明の逆止弁は、僅かな部品を付加
するだけで、逆止弁機能不用の際のエネルギ−を節減す
ることが可能となり，実用上極めて有用性の高いもので
ある。
【図１】図１は本発明の請求項１及び請求項２記載の実
施例を示す構成図である。
施例を示す構成図である。
【図２】図２は従来の逆止弁の説明図である。
【図３】図３は本発明の請求項３記載の実施例を示す構
成図である。
成図である。
１ 逆止弁フレ−ム ２ 逆止弁弁座 ３ 予圧ばね ４ 可動弁体 ５ 逆止弁の入口 ６ 逆止弁の出口 ７ 電磁アクチュエ−タ ８ 電磁アクチュエ−タの電磁コイル ９ 電磁アクチュエ−タのア−マチュア １０ ア−マチュアの変位により弁体を操作するロッ
ド １１ 電磁コイル８への電線の取り出し口 １２ 電磁コイル８への電線の取り出し口 １３ 電磁アクチェ−タ７の磁気回路を構成する部材 １４ 電磁アクチュエ−タの水密保持部材 １５ 取り付けネジ １６ 電磁アクチュエ−タのア−マチュア９と逆止弁
弁体４を連結するロッド
ド １１ 電磁コイル８への電線の取り出し口 １２ 電磁コイル８への電線の取り出し口 １３ 電磁アクチェ−タ７の磁気回路を構成する部材 １４ 電磁アクチュエ−タの水密保持部材 １５ 取り付けネジ １６ 電磁アクチュエ−タのア−マチュア９と逆止弁
弁体４を連結するロッド
Claims (3)
- 【請求項１】 入口側の圧力が出口側の圧力より高いと
きに開口し、出口側の圧力が入口側の圧力より高いとき
に閉鎖する流体の通流方向を規制する逆止弁において、
逆止弁内部に電磁アクチュエ−タを設置し、その作動に
より逆止弁の可動弁体を開口状態に固定することを特徴
とする電磁操作機能を有する逆止弁。 - 【請求項２】 電磁アクチュエ−タとして、交流電源に
て作動する電磁ソレノイドを用いることを特徴とする請
求項１記載の電磁操作機能を有する逆止弁。 - 【請求項３】 電磁アクチュエ−タの電磁コイルを，流
体の流通部外に配置することを特徴とする請求項１或い
は請求項２記載の電磁操作機能を有する逆止弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12831494A JPH07243542A (ja) | 1994-01-12 | 1994-05-18 | 電磁操作機能を有する逆止弁 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2202794 | 1994-01-12 | ||
| JP6-22027 | 1994-01-12 | ||
| JP12831494A JPH07243542A (ja) | 1994-01-12 | 1994-05-18 | 電磁操作機能を有する逆止弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07243542A true JPH07243542A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=26359184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12831494A Pending JPH07243542A (ja) | 1994-01-12 | 1994-05-18 | 電磁操作機能を有する逆止弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07243542A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6431693B2 (en) | 2000-03-08 | 2002-08-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid pressure supply apparatus and liquid discharge recording apparatus using the same |
| US6439705B2 (en) | 2000-03-07 | 2002-08-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid path opening/closing mechanism |
| EP1371859A1 (de) * | 2002-06-10 | 2003-12-17 | HAWE Hydraulik GmbH & Co. KG | Elektrohydraulische Spannvorrichtung |
| JP2007247712A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Japan Air Gases Ltd | 逆止弁およびこれを用いた流体供給装置 |
| CN109386634A (zh) * | 2017-08-08 | 2019-02-26 | 大陆泰密克微电子有限责任公司 | 气动阀 |
| DE102017122253A1 (de) * | 2017-09-26 | 2019-03-28 | Eagle Actuator Components Gmbh & Co. Kg | Aktiv und passiv betätigbares Ventil |
| CN110871627A (zh) * | 2018-08-31 | 2020-03-10 | 鸿富锦精密工业（深圳）有限公司 | 止回阀、连续供墨系统和打印机 |
| EP3458752B1 (de) * | 2016-05-19 | 2020-06-17 | Robert Bosch GmbH | Absperrventil, scr-system und verfahren zur leckagedetektion und/oder dosiermengenabweichungserkennung |
-
1994
- 1994-05-18 JP JP12831494A patent/JPH07243542A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6439705B2 (en) | 2000-03-07 | 2002-08-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid path opening/closing mechanism |
| US6431693B2 (en) | 2000-03-08 | 2002-08-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid pressure supply apparatus and liquid discharge recording apparatus using the same |
| EP1371859A1 (de) * | 2002-06-10 | 2003-12-17 | HAWE Hydraulik GmbH & Co. KG | Elektrohydraulische Spannvorrichtung |
| JP2007247712A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Japan Air Gases Ltd | 逆止弁およびこれを用いた流体供給装置 |
| JP4684923B2 (ja) * | 2006-03-14 | 2011-05-18 | 日本エア・リキード株式会社 | 逆止弁およびこれを用いた流体供給装置 |
| EP3458752B1 (de) * | 2016-05-19 | 2020-06-17 | Robert Bosch GmbH | Absperrventil, scr-system und verfahren zur leckagedetektion und/oder dosiermengenabweichungserkennung |
| CN109386634A (zh) * | 2017-08-08 | 2019-02-26 | 大陆泰密克微电子有限责任公司 | 气动阀 |
| US10808853B2 (en) | 2017-08-08 | 2020-10-20 | Conti Temic Microelectronic Gmbh | Pneumatic valve |
| DE102017122253A1 (de) * | 2017-09-26 | 2019-03-28 | Eagle Actuator Components Gmbh & Co. Kg | Aktiv und passiv betätigbares Ventil |
| US10627006B2 (en) | 2017-09-26 | 2020-04-21 | Eagle Actuator Components Gmbh & Co. Kg | Valve that can be actively and passively actuated |
| CN110871627A (zh) * | 2018-08-31 | 2020-03-10 | 鸿富锦精密工业（深圳）有限公司 | 止回阀、连续供墨系统和打印机 |
| CN110871627B (zh) * | 2018-08-31 | 2022-04-15 | 鸿富锦精密工业（深圳）有限公司 | 止回阀、连续供墨系统和打印机 |
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