JPH07310792A - 車両用自動変速器のパワートレーン - Google Patents

車両用自動変速器のパワートレーン

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JPH07310792A
JPH07310792A JP7081464A JP8146495A JPH07310792A JP H07310792 A JPH07310792 A JP H07310792A JP 7081464 A JP7081464 A JP 7081464A JP 8146495 A JP8146495 A JP 8146495A JP H07310792 A JPH07310792 A JP H07310792A
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planetary gear
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    • F16H2200/00Transmissions for multiple ratios
    • F16H2200/0008Transmissions for multiple ratios specially adapted for front-wheel-driven vehicles

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高速領域では変速装置とエンジンの出力端と
が直結されて変速器の伝達効率を最大にする車両用自動
変速器のパワートレーンを提供する。 【構成】 複合遊星ギア装置2は、2つの変速比を提供
するために、エンジンEに選択的に直結される第1摩擦
エレメントC1により入力要素となる第1リングギア12
と、第1ピニオンギア16と、第1太陽ギア18と、第2ピ
ニオンギア22と、第2リングギア26と、第2太陽ギア24
とからなる。第1変速部Aは、第4動力伝達部材をTC
のステータSに直結する第4摩擦エレメントを有する。
単一遊星ギア装置4は、第3太陽ギア44を有し、第3リ
ングギアとなる。第2変速部Bは、トランスファードリ
ブンギアと第3ピニオンギアとを直結する第5摩擦エレ
メントを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用自動変速器のパ
ワートレーンに関し、より詳細には変速衝撃の大きい低
速領域において自動的にかつ連続的に変速させて変速感
を向上させるとともに、高速において動力伝達の効率を
増大させて燃比の向上を図ることができる車両用自動変
速器のパワートレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用自動変速装置は、車両の
走行速度と負荷とに従って変速比を自動に調節するよう
にしたトランスミッション制御ユニットを備えている。
前記トランスミッション制御ユニットはギアトレーンに
設けられた多数のクラッチおよびブレーキを作動もしく
は非作動の状態に制御して遊星ギア装置の出力回転数を
調節することとなる。実際に前進4速と後進1速の変速
比を出力するギアトレーンを設計するには、1個の複合
遊星ギア装置と少なくとも5個の摩擦エレメントを設け
なければならない。ここで、良好な変速感を有するギア
トレーンを設計するには1個の複合遊星ギア装置と7個
の摩擦エレメントおよび3個の一方向クラッチ(ワンウ
ェークラッチ)を用いなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなギアトレーンの設計は構造の複雑化、重量増加とい
う問題があった。また、従来の自動変速器は有限個数の
変速段を有するため、変速時における変速衝撃の発生は
不可避であったし、エンジンの運転領域が有限個数の変
速比により制限されるから、燃比と動力の性能を最大に
発揮することには限界があった。特に低速の領域では入
力トルクも大きく、かつ変速も頻繁に行われるので、変
速の衝撃を度々感じることとなり、高速の領域では入力
手段とギアトレーンとが一体に回転する直結状態になっ
て動力伝達の効率は良好になるが、従来の自動変速器
は、直結されない遊星ギア構造であるため、動力伝達の
効率が低下するという問題点があった。
【0004】本発明は上記した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、運転時間が短い低速領域では、自動で連
続的に変速されるようにして、変速衝撃を最小化するこ
とができるパワートレーンを提供しようとするものであ
る。本発明の他の目的は、高い動力伝達の効率が要求さ
れる高速領域では変速装置とエンジンの出力端とが直結
されて変速器の伝達効率を極大化して燃比の向上を実現
することができるパワートレーンを提供しようとするも
のである。本発明のさらに他の目的は、一方向クラッチ
および摩擦エレメントの個数を最少化して構造の間断化
および変速器の全体の性能を向上させることができるパ
ワートレーンを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車両用自動変速器のパワートレーンは、エ
ンジンより動力を受けるトルクコンバーターと、このト
ルクコンバーターのタービンから動力を受ける第2太陽
ギアの動力が、前進1速の変速比となるように、第2リ
ングギアを反力エレメントとしてロッキングする第2摩
擦エレメントと、前記トルクコンバーターのステータ動
力が、1速の変速比に加えてトランスファ−ドライブギ
アに伝達されるようにして、トルクコンバーターのター
ビントルクがステータに伝達されるトルク程度まで減少
する時点からトルクコンバーターがカップリングされる
時点まで自動的に連続して変速が行われるようにする第
4摩擦エレメントと、前記自動連続変速モードにおい
て、トルクコンバーターがカップリングされる時点から
エンジンと第1リングギアとを直結して動力を伝達する
ことにより、入出力を同じにする2速固定モードを行う
摩擦エレメントと、前記1速モードと連続変速モードお
よび2速固定モードにおいて、それぞれ減速された速度
を出力するために、第3リングギアを反力要素とする第
6摩擦エレメントと、前記2速固定モードの出力をその
まま出力する3速モードを行うさらに他の摩擦エレメン
トとを含む車両用自動変速器のパワートレーンが提供さ
れる。
【0006】
【実施例】
第1実施例 図1〜図6を参照して本発明の第1実施例の車両用自動
変速器のパワートレーンを述べる。図1は本発明に係る
自動変速器の第1実施例による動力伝達系を示すパワー
トレーン概念図である。本実施例の車両用自動変速器の
パワートレーンは、エンジンEの出力軸の動力により回
転するトルクコンバーターTCと、このトルクコンバー
ターTCによって変換されたトルクを受けて適切な減速
比を提供する複合遊星ギア装置2を有する第1変速部A
と、この第1変速部Aが提供する変速比を再度減速する
単一遊星ギア装置4を有する第2変速部Bとを含んで構
成される。前述したトルクコンバーターTCは、エンジ
ンのクランク軸に実質的に直結されて動力を受けるイン
ペラー(impeller) Iと、このインペラーIに対向して
配設されて、噴出されるオイルによって回転するタービ
ンTと、これらインペラーとタービンとの間に設けられ
てオイルの流れを変換させることによりインペラーの回
転力を増加させるステータSとを含んで構成される。こ
のようなトルクコンバーターTCは米国特許第3,613,47
9 号に開示されたものに類似している。
【0007】前記インペラーIはエンジンEとシェルカ
バー(shell cover)6とに連結される構造である。この
シェルカバー6には第1軸8へエンジンの駆動力を直接
伝達するために第1摩擦エレメントC1が設けられてい
る。前記第1軸8は、複合遊星ギア装置2の第1リング
ギア12とハブ(hub)14とで連結される構造であり、
第1リングギア12の内方には第1ピニオンギア16と
第1太陽ギア18とが歯合されて動力伝達されるように
なっている。前記第1ピニオンギア16は第1動力伝達
部材20によって第2ピニオンギア22に連結され、第
2ピニオンギア22は第2太陽ギア24に歯合されて動
力伝達が行われる。
【0008】第2ピニオンギア22は第2リングギア2
6の内側に歯合されており、第2リングギア26は第2
動力伝達部材28により前記第1太陽ギア18に連結さ
れている。1速の減速比を出力するための手段として第
2動力伝達部材28を第2摩擦エレメントB1により選
択的にロッキングさせることができるようにして前記第
1太陽ギア18と第2リングギア26とが反力要素とし
て作用できる構造となっている。
【0009】また前記ハブ14は、第3摩擦エレメント
B2により選択的にロッキングされるようにすることに
より、第1リングギア12が反力要素として作用するよ
うにして第2太陽ギア24が入力要素となる時、第1動
力伝達部材20の回転方向がエンジンE側から見て反時
計周り方向(入力とは反対方向)に回転するようにして
いる。
【0010】前記第2太陽ギア24は、第3動力伝達部
材30によりタービンTと連結されてトルクを受けるよ
うにしており、第1ピニオンギア16と第2ピニオンギ
ア22とを相互連結している第1動力伝達部材20は、
第4動力伝達部材32によりトルクコンバーターTCの
ステータSに連結されてトルクを受けるようになってい
る。
【0011】前記第4動力伝達部材32は、ステータS
のトルクを選択的に受けることができるように、ステー
タSに直結される第5動力伝達部材34との間に第4摩
擦エレメントC2を設けている。前記第5動力伝達部材
34は、ステータSがエンジンE側から見て反時計周り
方向への回転が拘束されるように、第1の一方向クラッ
チF1に連結された構造となっている。前記第1軸8が
第1摩擦エレメントC1が作動してエンジンに直結され
る状態となる時、小さい衝撃が発生されることもある。
この時発生される衝撃を最少化するために、ハブ14と
第1リングギア12との間にダンパー36を設けること
が望ましい。
【0012】前記第4動力伝達部材32には、トランス
ファ−ドライブギア(transfer drive gear )38が設
けられており、このトランスファ−ドライブギア38は
トランスファ−ドリブンギア(transfer driven gear)
40で減速された動力を伝達する。また、前記トランス
ファ−ドリブンギア40は第6動力伝達部材42に連結
され、単一遊星ギア装置4の第3太陽ギア44に動力を
伝達する。
【0013】第3太陽ギア44は第3ピニオンギア46
と歯合されており、この第3ピニオンギア46は第3リ
ングギア48の内方に歯合されている。前記第3ピニオ
ンギア46を連結している遊星キャリア50はその延長
端が第5摩擦エレメントC3によりトランスファ−ドリ
ブンギア40に選択的に連結されるように構成されるこ
とにより、単一遊星ギア装置4が2個の入力要素を有す
るようになっている。
【0014】前記第3リングギア48は変速器ケース5
2に設けられた第6摩擦エレメントB3により反力要素
として作用可能な構造となっており、前記第1の一方向
クラッチF1とは反対方向への回転を拘束する構造とな
った第2方向クラッチF2にも連結されている。
【0015】前記遊星キャリア50は、第2軸54に連
結されており、この部材の終端部には最終駆動ギア(fi
nal drive gear) 56が設けられ、増減速ギア58と歯
合されて差動装置Dに動力を伝達して車軸60を回動さ
せるようになっている。
【0016】このように構成された本発明の車両用自動
変速器のパワートレーンは、エンジンEの駆動状態にお
いて出力軸およびシェルカバー6に連結されたトルクコ
ンバーターTCのインペラーIが回転すれば、この回転
力によってトルクコンバーター内のオイルがタービンT
側に噴出されてタービンを回転させる。このタービンT
の回転力は第3動力伝達部材30を介して複合遊星ギア
装置2の第2太陽ギア24に伝達される。この時トルク
コンバーターTC内のステータSはエンジンEの回転方
向とは反対方向に回転しようとするが、第1の一方向ク
ラッチF1によってその回転は食い止められ、トルクコ
ンバーターTCはトルクの増倍作用を行うこととなる。
【0017】このような状態において、車速が増加して
トルクコンバーターTCがカップリング状態となると、
ステータSはエンジンEの回転方向に回転力を受けなが
ら空転(free wheeling)を始める。ついで前記タービン
Tから第3動力伝達部材30へ伝達された回転力が第2
太陽ギア24を回転させ、かつこれと歯合されている第
2ピニオンギア22を、エンジン側から見て反時計周り
方向に回転させる。ここで、図6の作動要素表に示すよ
うに、”N”レンジや”P”レンジではどんな摩擦要素
も作動しないので、エンジンの動力は出力されない。こ
のような状態において、変速レバー(図示せず)を前進
(D)レンジに選択すればトランスミッション制御ユニ
ットにより、第1変速部Aの第2摩擦エレメントB1が
係合(engage) 状態となり、かつ複合遊星ギア装置2の
第1太陽ギア18および第2リングギア26をロッキン
グさせる。すると、第2太陽ギア24は入力要素として
作用し、第2リングギア26は反力要素として作用し、
第2動力伝達部材32は出力要素として作用する。これ
をレバー解釈法による速度比を説明すると、図4に示す
ように、それぞれレバーLの左端を第1太陽ギア18お
よび第2リングギア26が存在する第1ノードN1、隣
接位置を第1動力伝達部材20および第4動力伝達部材
32が存在する第2ノードN2、他の隣接位置に第1リ
ングギア12が存在する第3ノードN3、右端に第2太
陽ギア24が存在する第4ノードN4で示すことができ
る。
【0018】したがって第4ノードN4は入力端となり
第1ノードN1は固定端となるが、この時第4ノードN
4の入力速度線L1の任意の位置において第1ノードN
1により直線L2を連結し、第2ノードN2により直線
L2を最短距離として連結して得られた線が出力速度線
L3である。つまり、変速比は入力速度線L1/出力速
度線L3で表される値となり、これが1速変速比に該当
する。したがって、1速変速比が第4動力伝達部材32
を介してトランスファ−ドライブギア38に伝達され、
これと歯合されたトランスファ−ドリブンギア40を介
して第2変速部Bの第6動力伝達部材42に伝達され
る。
【0019】この過程において、トランスファ−ドライ
ブギア38とトランスファ−ドリブンギア40との歯数
差によって減速、等速または増速がなされて第3太陽ギ
ア44に伝達されながら第3ピニオンギア46を介して
第3リングギア48に伝達され、かつこの第3リングギ
ア48をエンジン側から見て時計周り方向に回転しよう
とする回転力が作用することとなるが、第2の一方向ク
ラッチF2により時計方向への回転は食い止められる。
したがって、第2変速部Bでは第3リングギア48が反
力要素として作用し第3太陽ギア44が入力要素として
作用しながら、第2軸54に連結された遊星キャリア5
0が出力要素として作用することとなる。つまり図4の
ように、第2変速部Bのレバーl(エル)にノードを設
定することができる。すなわち、左端が第3太陽ギア4
4のノードとなる第5ノードN5、隣接する遊星キャリ
ア50のノードとなる第6ノードN6、そして右端が第
3リングギア48のノードとなる第7ノードN7とな
る。
【0020】ここに、第5ノードN5に入力される回転
数は第1変速部Aの出力速度であり、L3となり、この
速度線と第7ノードN7とを連結する直線L5が第2変
速部Bの出力速度となってギアトレーンの全体の変速比
となる。この変速比は第2軸54を介して最終駆動ギア
56に伝達され増減速ギア58を介して差動装置Dに入
力されて車軸60を回動させる。すなわち、(1速時の
すべての変速比は複合遊星ギア装置20の減速比)→
(トランスファ−ドライブギア及びトランスファ−ドリ
ブンギアの変速比)→(単一遊星ギア装置4の減速比)
となる。このような1速状態では第2の一方向クラッチ
F2が反対方向の反力によっては空転状態となるので惰
性走行時にはエンジンブレーキは掛からないこととなる
が、マニュアルノード時には第6摩擦エレメントB3を
作動させてエンジンブレーキが掛かるように作用する。
このような1速固定モードにおいてステータSの速度が
一定な速度に達するか、またはトルクコンバーターTC
がカップリング状態に達するとトランスミッション制御
ユニットは第4摩擦エレメントC2を作動させてステー
タSを第4動力伝達部材32に直結させる。この時第4
動力伝達部材32は、1速固定モードの状態の変速比が
提供されている状態においてステータSのトルクが加え
てトランスファ−ドライブギア38の回転速度は1速固
定モードより増加することとなる。
【0021】したがって、タービンTのトルクは、ステ
ータSによりトランスファ−ドライブギア38に伝達さ
れたトルク程度まで減少するから全ての出力トルクは減
少する。この状態は2速アップシフトされる前の連続変
速状態であり、出力速度とトルクとの関係が図2および
図3に示されている。すなわち、ステータSのトルクが
トランスファ−ドライブギア38に伝達される瞬間か連
続変速区間が始まる。この時、インペラーIのトルクは
一定であるがタービンTのトルクは減少しステータSの
トルクは増加する。そして、出力速度が増加しながらト
ランスミッションのトルクの比も低下してトルクコンバ
ーターが再度カップリング状態に達する区間までは、変
速が連続的になされ、このときの変速比は車両の負荷に
応じて自動的に決まる。負荷の小さい状態ではトルクコ
ンバーターがカップリング状態に達する時間が短くなっ
て2速直結モードに達する時間が速くなり、反対に車両
負荷の大きい場合にはトルクコンバーターがカップリン
グ状態に達する時間が長くなって低速領域において運転
される時間が長くなる。このような変速モードにおいて
多量のキックダウンを必要とする場合、第4摩擦エレメ
ントC2の作動を解放してステータSから第4動力伝達
部材32に伝達されるトルクを遮断すれば、瞬間的に1
速固定モードに変速が行われ、トルクが増加してキック
ダウン効果が得られる。そして、少量のキックダウンを
必要とする場合、ステータSをそのままに第4動力伝達
部材32に連結した状態を維持すれば、ステータSは失
速(stall)時のような逆方向のトルクを受けてステータ
Sの速度は減少し、タービンTのトルクは増加して、全
てのトルクの増加によってキックダウン効果を得ること
ができる。
【0022】もちろん、この時の変速衝撃は全く発生し
ないこととなるが、第4摩擦エレメントC2の作動/非
作動によりステータが第4動力伝達部材32に連結され
るか、または分離されるかの瞬間に発生可能性のある衝
撃は、ステータSがトルクコンバーターTC内に位置し
ているのでトルクコンバーターTCは大きいダンパー役
割を果たしながら衝撃を吸収する。
【0023】このように自動連続変速時の全ての変速比
は、(複合遊星ギア装置2の連続減速比)→(トランス
ファ−ドライブギア及びトランスファ−ドリブンギア)
→(ギア変速比)→(単一遊星ギア装置の減速比)とな
り、もちろんこの時にも惰性(慢性)走行時にはエンジ
ンブレーキは掛からない。
【0024】このような自動連続変速モードにおいて、
継続して車速が増加してステータSの速度が一定の速度
に達するか、またはトルクコンバーターTCがカップリ
ング状態に達すると、トランスミッション制御ユニット
は第2摩擦エレメントB1を解除し第1摩擦エレメント
C1を作動状態に制御する。この制御によりエンジンE
の出力は第1摩擦エレメントC1を介して第1軸8へ伝
達されながら複合遊星ギア装置2の第1リングギア12
に伝達されると共に第3動力伝達部材30を介して第2
太陽ギア24に伝達されて、複合遊星ギア装置2は2個
の入力要素を有する。
【0025】図4に示すように、第1変速部Aの第1ノ
ードN1および第4ノードN4が入力ノードとなるの
で、入力速度線L1とL6とを連結する直線L7を第2
ノードN2に連結する直線L8が第1変速部Aの出力速
度線となる。すなわち、複合遊星ギア装置2が直結状態
となって2速の変速比を出力し、第2変速部Bでは1速
の固定モードの同様に減速作用がなされ、第1摩擦エレ
メントC1が作動して複合遊星ギア装置2がエンジンE
に直結されるので高い動力伝達効率を得ることができ、
第4摩擦エレメントC2が非作動状態であり、ステータ
Sは空転してトルクコンバータTC内における損失は”
0”となる。このような変速は変速直前のタービンT及
び第1リングギア12の速度とエンジンの速度との差が
ほとんどないか、またはその差が僅少な状態で行われる
ので変速衝撃は最小となる。この時、エンジンEから伝
達される振動はハブ14に設けられたダンパー36によ
り吸収する。
【0026】このような前進2速固定モードの総変速比
は、(複合遊星ギア装置2の直結)→(トランスファ−
ドライブギア及びトランスファ−ドリブンギアの変速比
0)→(単一遊星ギア装置減速比)となる。このような
状態において、車速がさらに増加すればトランスミッシ
ョン制御ユニットは2速固定モードの状態において第1
変速部Aの第4摩擦エレメントC2を追従して作動させ
ると共に第2変速部Bの第5摩擦エレメントC3を作動
させる。すると第1変速部Aと第2変速部Bとは直結状
態となり、これにより3速の変速比を出力する。
【0027】図4に示すように、第1変速部Aの出力速
度に相当する直線L8が第2変速部Bに入力され、その
ままにどんな変速もなくて出力される。この時、エンジ
ンEとトルクコンバータTCとが直結され、第1変速部
Aおよび第2変速部Bの全ての要素が直結される状態で
あるので、最高の動力伝達の効率を確保でき、惰性走行
の時にはエンジンブレーキが掛かる。このような変速で
発生される変速衝撃は、エンジンEのトルクの低い状態
において行われるので非常に弱く発生される。
【0028】図6に示すように、”III ”レンジでは2
速の惰性走行の時にエンジンブレーキが掛かる。これは
第4摩擦エレメントC2および第6摩擦エレメントB3
が作動するためである。また、”II”レンジの自動連続
変速モードにおいても惰性走行時エンジンブレーキが掛
かるようになっており、これも第4摩擦エレメントC2
および第6摩擦エレメントB3が作動するためである。
そして、”L”レンジにおいて、惰性走行の時にエンジ
ンブレーキが掛かるようになっている。これは第1変速
部Aで第2摩擦エレメントB1および第6摩擦エレメン
トB3が作動して第1太陽ギア18をロッキングするこ
とにより実現される。
【0029】以上、前進走行時の変速過程を説明した。
図5からも分かるように、従来の5速の自動変速器の1
速の変速比と、本発明の1速変速比とが同一の構成とな
っており、本発明においては、自動連続変速の区間にお
いて、従来の4速の変速比まで連続して自動に変速され
るようにして、変速衝撃の大きい低速領域において変速
衝撃が発生されないようにしている。
【0030】一方、変速レバーが後進”R”レンジに選
択されるとトランスミッション制御ユニットは、第1変
速部Aで第3摩擦エレメントB2を作動させ、第2変速
部Bで第6摩擦エレメントB3を作動させて複合遊星ギ
ア装置2の第2太陽ギア24を入力要素とし、第1リン
グギア12を反力要素とし、第4動力伝達部材32を出
力要素の状態とする。すると、図4に示すように、第4
ノードN4に入力される入力速度線L1と第3ノードN
3を連結する直線L9を第1ノードN1に連結する直線
L10が後進減速比となる。このような減速比はトラン
スファ−ドライブギア38およびトランスファ−ドリブ
ンギア40を介して第2変速部Bに伝達され、ギア比に
より変速が行われ第2変速部の第3リングギア48の反
力要素により変速が行われて、差動装置Dに伝達され
る。
【0031】また、2速ホールドを必要とする場合、す
なわち、車両を滑る路面において運転して駆動輪のスリ
ップが発生する場合、トランスミッション制御ユニット
は第2摩擦エレメントB1および第5摩擦エレメントC
3を作動させて第1変速部Aは1速状態に変速し、第2
変速部Bは単一遊星ギア装置4を直結状態に維持して、
図4に示すように、第2変速部Bにおいて1速と2速と
の間に点線で示すように新しい変速比が形成される。こ
の時惰性走行時のエンジンブレーキが掛かることとな
る。このモードは運転者が変速レバーを”II”レンジに
選択する場合にも使用する。
【0032】以上説明した各変速段別の摩擦要素の作動
は、図6に示すような制御により行われ、図面の中”
0”は作動要素であり、無表示欄は非作動要素である。
【0033】以上、説明した本発明の第1実施例の自動
変速器のパワートレーンによれば、下記の効果を奏す
る。 1.運転時間が短くて変速衝撃の大きい低速領域では、
その変速が自動−連続的に行われるので変速衝撃がほと
んど発生しなくて変速感を向上させる。 2.変速衝撃は大きくないが運転時間が長くて燃比向上
のための変速機構の高い動力伝達の効率が要求される高
速領域では、変速装置が直結される変速比を出力するの
で燃比向上を極大化させることができる。 3.全ての変速区間において一方向クラッチが採用され
た従来の自動変速器に比べて摩擦エレメントおよび一方
向の部品数を低減でき、変速感を向上させるので重量お
よびコスト面から有利である。
【0034】第2実施例 図7は本発明の第2実施例による動力伝達系を示すパワ
ードレーン概念図である。第1変速部Aは第1実施例の
構成と同一であり、第2変速部Bのみ異なる構成となっ
ている。前記第2変速部Bは、車軸を中心として実質的
に同じ構成となっており、第1変速部Aのトランスファ
−ドライブギア38から動力の伝達を受ける第1の単一
遊星ギア装置62と、この第1の単一遊星ギア装置62
から動力の伝達を受ける第2の単一遊星ギア装置64と
を含む。前記第1単一遊星ギア装置62の1リングギア
66が前記トランスファ−ドライブギア38に歯合され
て動力の伝達を受ける。この第1の単一遊星ギア装置6
2は第1リングギア66の内方に歯合される第1ピニオ
ンギア68と、このピニオンギアの中心に歯合される第
1太陽ギア70と構成される通常の構造となっている。
【0035】前記第1太陽ギア70は、第5摩擦エレメ
ントC3に第1太陽ギア70と一体に回転し、また変速
器ケース52に設けられた第6摩擦エレメントB3によ
り第1太陽ギア70が選択的に反力要素として作用可能
な構造となっている。前記第1太陽ギア70は、変速器
ケース52に設けられた第2の一方向クラッチF2によ
りエンジンの駆動方向への回転を拘束して、エンジン側
から見て時計周り方向の駆動に対しては反力要素として
の作用が可能な構造となっている。
【0036】前記第1ピニオンギア68は、出力要素と
して作用する遊星キャリア72によりその回転動力を第
2の単一遊星ギア装置64の第2太陽ギア74に伝達す
る。前記第2太陽ギア74の外周には、第2ピニオンギ
ア76が歯合されピニオンギアは変速器ケース52に設
けられた遊星キャリア78によって自転のみ可能な構造
となっている。このような構成の前記第2ピニオンギア
76が内歯合された第2リングギア80は、遊星キャリ
ア72とは反対方向に回転動力を伝達する。
【0037】この第2の単一遊星ギア装置64は実質的
に増減速の機能を遂行し、かつ差動装置Dへ最終の変速
比を出力しながら車軸60を回転させる。この第2実施
例のパワートレーンは、第1実施例と同じ変速作用を行
い1速、車速変速、2速においては第2の一方向クラッ
チF2が第1太陽ギア70の回転を拘束し、3速におい
ては第5摩擦エレメントC3が作動して第1単一遊星ギ
ア装置62を一体として回転させる。また、後進におい
ては第6摩擦エレメントB3が作動して第1太陽ギア7
0がエンジンEの駆動方向とは反対方向へ回転するのを
拘束することとなり、これにより第1太陽ギア70が反
力要素として減速する。
【0038】第3実施例 図8は本発明の第3実施例による動力伝達系を示すパワ
ートレーン概念図である。第2変速部Bは、第2実施例
と同様の2つの単一遊星ギア装置となっている。第3実
施例の構成と第2実施例の構成との差異点は、第1の単
一遊星ギア装置62の遊星キャリア72が第2単一遊星
ギア装置64の第2リングギア80に連結されて、この
第2リングギア80を入力要素としており、遊星キャリ
ア78を変速器ケース52に固設して反力要素とし、第
2太陽ギア74を出力要素としている。このような構成
のパワートレーンも前記実施例の同様の変速作用を行
う。
【0039】第4実施例 図9は本発明の第4実施例による動力伝達系を示すパワ
ートレーン概念図である。第1変速部Aは第1実施例の
構成と同一であり、第2変速部Bは1つの単一遊星ギア
装置と構成されている。すなわち、第1実施例の第2変
速部Bのように、1つの単一遊星ギア装置4を用いてお
り、第1実施例の構成との相異点は第1変速部Aの動力
を単一遊星ギア装置4の第3リングギア48が直接に伝
達を受けることができるようにしたものである。また第
3リングギア48の内方に歯合される第3ピニオンギア
46の中央に第3太陽ギア44を配設して、この第3太
陽ギア44を第2の一方向クラッチF2にて時計周り方
向の回転を拘束して、第6摩擦エレメントB3にて反時
計方向の回転を選択的に拘束している。前記第3ピニオ
ンギアに連結される遊星キャリア50の一端に、ヘリカ
ルギアとなされる最終の駆動ギア56を設け、この駆動
ギア56を増減速ギア58に歯合して差動装置Dへ伝達
される動力の回転方向をエンジンの駆動方向に変換させ
ている。この第4実施例のパワートレーンも前記実施例
と同様に変速作用を行うが、最終の駆動ギア56および
増減速ギア58をヘリカルギアとして構成し、騒音およ
び振動を低減させて高速回転に適切な構造となってい
る。
【0040】第5実施例 図10は本発明の第5実施例による動力伝達系を示すパ
ワートレーン概念図である。第5実施例のパワートレー
ンは、第2、第3実施例と同様に2つの単一遊星ギア装
置を用いており、第2変速部Bの入力が第1実施例と同
様にトランスファ−ドリブンギア40により行われてい
る。前記トランスファ−ドリブンギア40は、第1の単
一遊星ギア装置62の第1太陽ギア70に連結されてお
り、第5摩擦エレメントC3を介して選択的に第1ピニ
オンギア68に動力を伝達するようになって、第1の単
一遊星ギア装置62が2つの入力要素を有するようにな
っている。また、第1リングギア66は、変速器ケース
52に固設されて反力要素として作用する構造となって
おり、出力要素として作用する遊星キャリア72は第2
の単一遊星ギア装置64の第2太陽ギア74に連結され
ている。前記第2の単一遊星ギア装置64の遊星キャリ
ア72は、変速器ケース52に設けられて反力要素とし
て作用可能な構造となっており、第2リングギア80が
差動装置Dに連結されて最終の変速比を出力する。この
第5実施例のパワートレーンの作用は、第1リングギア
66を反力要素として作用する事項以外には前記各実施
例と同様である。
【0041】第6実施例 図11は本発明の第6実施例による動力伝達系を示すパ
ワートレーン概念図である。第6実施例は、第5実施例
と同様に、第2変速部Bはトランスファ−ドリブンギア
40により動力の伝達を受け、2つの単一遊星ギア装置
を用いる。第6実施例のパワートレーンと第5実施例の
パワートレーンとの相異点は、第1の単一遊星ギア装置
62の第1リングギア66を変速器ケース52に設けて
反力要素として作用するようにしており、かつ遊星キャ
リア72を第2の単一遊星ギア装置64の第2リングギ
ア80に連結したことである。第2太陽ギア74を差動
装置Dに連結して最終の変速比を提供しており、この実
施例のパワートレーンの作用も、前記各実施例と同様で
ある。
【0042】第7実施例 図12は本発明の第7実施例による動力伝達系を示すパ
ワートレーン概念図である。第7実施例は、第4実施例
と同様に、第2変速部Bは1つの単一遊星ギア装置を用
いる。ここで第7実施例は第2変速部Bの入力をトラン
スファ−ドリブンギア40としている。また、第4実施
例の単一遊星ギア装置は第3リングギアが入力要素とし
て作用するように構成されているが、第7実施例のパワ
ートレーンは第3リングギア48を変速器ケース52に
設けて、この第3リングギアが反力要素として作用する
ようにしている。このようなパワートレーンも前記実施
例と同じ変速作用を遂行するが、最終の駆動ギア56お
よび増減速ギア58をヘリカルギアとして構成して、騒
音および振動を低減させて高速回転に適切な構造となっ
ている。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の自動変速
器のパワートレーンの効果は次の通りである。 1.運転時間が短くて変速衝撃の大きい低速領域では、
その変速が自動−連続的に行われるので変速衝撃がほと
んど発生しなくて変速感を向上させる。 2.変速衝撃は大きくないが運転時間が長くて燃比向上
のための変速機構の高い動力伝達の効率が要求される高
速領域では、変速装置が直結される変速比を出力するの
で燃比向上を極大化させることができる。 3.全ての変速区間において一方向クラッチが採用され
た従来の自動変速器に比べて摩擦エレメントおよび一方
向の部品数を低減でき、変速感を向上させているので重
量およびコスト面から有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動変速器の第1実施例による動
力伝達系を示すパワートレーン概念図である。
【図2】本発明に係る自動変速器の自動連続モードにお
いて、出力速度とタービンおよびステータのトルクとの
関係を示すグラフである。
【図3】本発明に係る自動変速器の自動連続モードにお
いて、出力速度とトランスミッションの出力トルクとの
関係を示すグラフである。
【図4】本発明に係る自動変速器の速度比をレバー解析
(lever analogy)で説明するためのグラフである。
【図5】本発明に係る自動変速器の変速比分布と従来の
5速自動変速器の変速比分布とを比較するグラフであ
る。
【図6】本発明に係る自動変速器の各変速段別作動要素
表である。
【図7】本発明の第2実施例による動力伝達系を示すパ
ワートレーン概念図である。
【図8】本発明の第3実施例による動力伝達系を示すパ
ワートレーン概念図である。
【図9】本発明の第4実施例による動力伝達系を示すパ
ワートレーン概念図である。
【図10】本発明の第5実施例による動力伝達系を示す
パワートレーン概念図である。
【図11】本発明の第6実施例による動力伝達系を示す
パワートレーン概念図である。
【図12】本発明の第7実施例による動力伝達系を示す
パワートレーン概念図である。
【符号の説明】
2 複合遊星ギア装置 4 単一遊星ギア 8 第1軸 12 第1リングギア 16 第1ピニオンギア 18 第1太陽ギア 20 第1動力伝達部材 22 第2ピニオンギア 24 第2太陽ギア 26 第2リングギア 28 第2動力伝達部材 30 第3動力伝達部材 32 第4動力伝達部材 34 第5動力伝達部材 42 第6動力伝達部材 44 第3太陽ギア 46 第3ピニオンギア 48 第3リングギア 50 遊星キャリア 60 車軸 D 差動装置 54 第2軸

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンから動力を受け、そのトルクを変
    化させて出力するトルクコンバーターと、 このトルクコンバーターから動力を受けて2つの変速比
    を提供するために、エンジンに選択的に直結される第1
    摩擦エレメントにより入力要素となる第1リングギアお
    よびこの第1リングギアの内方に歯合される第1ピニオ
    ンギアと、この第1ピニオンギアが歯合する第1太陽ギ
    アと、前記第1ピニオンギアおよび第1動力伝達部材に
    より動力を伝達するように連結する第2ピニオンギア
    と、前記第1太陽ギアおよび第2動力伝達部材により連
    結され第2摩擦エレメントによって選択的に反力要素と
    して作用する第2リングギアと、前記第2ピニオンギア
    に歯合され前記トルクコンバーターのタービンおよび第
    3動力伝達部材によって動力を伝達する第2太陽ギアと
    からなる複合遊星ギア装置と、 前記第2ピニオンギアとトランスファードライブギアと
    を連結する第4動力伝達部材をトルクコンバーターのス
    テータに直結する第4摩擦エレメントを有する第1変速
    部と、 前記トランスファードライブギアに歯合されたトランス
    ファードリブンギアにより回転する第3太陽ギアと、こ
    の第3太陽ギアに歯合される第3ピニオンギアおよびこ
    の第3ピニオンギアが歯合されるとともにエンジンの回
    転方向への回転を拘束する第3リングギアとからなる単
    一遊星ギア装置と、 前記単一遊星ギア装置に直結されて入力と出力とが同じ
    ように前記トランスファ−ドリブンギアと第3ピニオン
    ギアとを直結する第5摩擦エレメントを有する第2変速
    部とを含む、車両用自動変速器のパワートレーン。
  2. 【請求項2】前記複合遊星ギア装置と前記単一遊星ギア
    装置は、異なる軸に設けられることを特徴とする請求項
    1記載の車両用自動変速器のパワートレーン。
  3. 【請求項3】前記第2変速部は、前記第1変速部から伝
    達される動力を減速または等速とする第1の単一遊星ギ
    ア装置と、 この第1の単一遊星ギア装置から出力される遊星キャリ
    アの回転方向を変換してエンジンの駆動方向と同じ方向
    とし、増減速の作用を行う第2の単一遊星ギア装置とを
    含むことを特徴とする、請求項1または2記載の車両用
    自動変速器のパワートレーン。
  4. 【請求項4】前記第1の単一遊星ギア装置は、太陽ギア
    が反力要素として作用し、遊星キャリアが出力要素とし
    て作用し、リングギアが入力要素として作用する構造と
    なることを特徴とする、請求項1〜3いずれか記載の車
    両用自動変速器のパワートレーン。
  5. 【請求項5】前記第2の単一遊星ギア装置は、太陽ギア
    が入力要素として作用し、遊星キャリアが反力要素とし
    て作用し、リングギアが出力要素として作用する構造と
    なることを特徴とする、請求項1〜3いずれか記載の車
    両用自動変速器のパワートレーン。
  6. 【請求項6】前記第2の単一遊星ギア装置は、リングギ
    アが入力要素として作用し、遊星キャリアが反力要素と
    して作用し、太陽ギアが出力要素として作用する構造と
    なることを特徴とする、請求項1〜3いずれか記載の車
    両用自動変速器のパワートレーン。
  7. 【請求項7】前記第1の単一遊星ギア装置は、リングギ
    アが反力要素として作用し、太陽ギアが入力要素として
    作用し、遊星キャリアが出力要素として作用する構造と
    なることを特徴とする、請求項1〜3いずれか記載の車
    両用自動変速器のパワートレーン。
  8. 【請求項8】前記複合遊星ギア装置は、エンジンに直結
    される時の衝撃を低減するためのダンパーが入力側に設
    置されることを特徴とする、請求項1〜7いずれか記載
    の車両用自動変速器のパワートレーン。
  9. 【請求項9】前記第2変速部の単一遊星ギア装置は、リ
    ングギアまたは太陽ギアが入力要素として作用する時減
    速を行い、遊星キャリアと太陽ギアとが同時に入力要素
    として作用する時等速運動を行うように構成されること
    を特徴とする、請求項1〜8いずれか記載の車両用自動
    変速器のパワートレーン。
  10. 【請求項10】車速またはエンジンの負荷に応じてエン
    ジンの駆動力を適切な変速比で変化させる車両用自動変
    速器において、 エンジンの駆動力をトルクに変換して出力するトルクコ
    ンバーターと、 このトルクコンバーターのタービンから動力を受ける第
    2太陽ギアの動力が前進1速変速比となるように第2リ
    ングギアを反力要素としてロッキングする第2摩擦エレ
    メントと、 前記トルクコンバーターのステータの動力が1速変速比
    に加えてトランスファ−ドライブギアに伝達するように
    することにより、トルクコンバーターのタービンのトル
    クがステータに伝達されるトルク程度まで減少する時点
    よりトルクコンバーターがカップリングされる時点まで
    自動的に連続して変速されるようにする第4摩擦エレメ
    ントと、 前記自動連続変速モードにおいてトルクコンバーターが
    カップリングされる時にエンジンと第1リングギアとを
    直結して入出力を同じようにする2速固定モードを行う
    摩擦エレメントと、 前記1速モードと連続変速モードと2速固定モードとに
    おいて、それぞれ減速されたトルクを出力するために第
    3リングギアを反力要素とする第6摩擦エレメントと、 前記2速固定モードのトルクそのまま出力する3速モー
    ドを行う他の摩擦エレメントとを含む車両用自動変速器
    のパワートレーン。
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