JPH07307663A - 相補型エネルギ回収論理回路およびその形成方法 - Google Patents
相補型エネルギ回収論理回路およびその形成方法Info
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- JPH07307663A JPH07307663A JP7125582A JP12558295A JPH07307663A JP H07307663 A JPH07307663 A JP H07307663A JP 7125582 A JP7125582 A JP 7125582A JP 12558295 A JP12558295 A JP 12558295A JP H07307663 A JPH07307663 A JP H07307663A
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- H03K19/08—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices
- H03K19/094—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices using field-effect transistors
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- H03K19/0963—Synchronous circuits, i.e. using clock signals using transistors of complementary type
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 消費されるエネルギは大幅に低減し、回路内
の乱調状態を排除し、しかも回路の動作周波数を最大化
することができる、相補型エネルギ回収論理回路を提供
する。 【構成】 相補型エネルギ回収論理回路は全ての電力を
単一のクロック入力端子から得ており、別個の電源また
は電力シンク端子への接続を有さない。この回路構成
は、反転器、論理ゲート(NAND、NOR等)、およ
び記憶素子のような多くの機能に適用可能である。反転
器機能を形成するように接続する場合、第1トランジス
タの電流電極をクロック入力端子に結合し、制御電極を
信号入力端子に結合し、一方第2トランジスタの電流電
極をクロック入力端子に結合し、制御電極を信号入力端
子に結合する。双方のトランジスタは、第2電流電極が
反転器の出力に結合されている。
の乱調状態を排除し、しかも回路の動作周波数を最大化
することができる、相補型エネルギ回収論理回路を提供
する。 【構成】 相補型エネルギ回収論理回路は全ての電力を
単一のクロック入力端子から得ており、別個の電源また
は電力シンク端子への接続を有さない。この回路構成
は、反転器、論理ゲート(NAND、NOR等)、およ
び記憶素子のような多くの機能に適用可能である。反転
器機能を形成するように接続する場合、第1トランジス
タの電流電極をクロック入力端子に結合し、制御電極を
信号入力端子に結合し、一方第2トランジスタの電流電
極をクロック入力端子に結合し、制御電極を信号入力端
子に結合する。双方のトランジスタは、第2電流電極が
反転器の出力に結合されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的に電子回路に関
し、更に特定すれば新規なエネルギ回収論理回路(re
covered energy logic circ
uit)に関するものである。
し、更に特定すれば新規なエネルギ回収論理回路(re
covered energy logic circ
uit)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】過去において、回路を動作させるのに必
要なエネルギ量を低減するために種々の回路構成が利用
されてきた。特に興味深いのは、エネルギ回収回路と呼
ばれているものである。かかるエネルギ回収論理回路の
1つに、多数のバイポーラ・トランジスタを利用し、P
NP、NPN、PNP等というように、交互に異なる導
電型を直列に接続したものがある。各エミッタは、正弦
状、三角状、または台形状のような交番波形を有する電
源に接続される。各トランジスタのコレクタは、次のト
ランジスタのベース、およびコレクタを接地に結合する
コンデンサにも接続される。結果的に、1つのトランジ
スタのコレクタ・コンデンサは、次のトランジスタに対
するベース即ち入力コンデンサとして機能する。
要なエネルギ量を低減するために種々の回路構成が利用
されてきた。特に興味深いのは、エネルギ回収回路と呼
ばれているものである。かかるエネルギ回収論理回路の
1つに、多数のバイポーラ・トランジスタを利用し、P
NP、NPN、PNP等というように、交互に異なる導
電型を直列に接続したものがある。各エミッタは、正弦
状、三角状、または台形状のような交番波形を有する電
源に接続される。各トランジスタのコレクタは、次のト
ランジスタのベース、およびコレクタを接地に結合する
コンデンサにも接続される。結果的に、1つのトランジ
スタのコレクタ・コンデンサは、次のトランジスタに対
するベース即ち入力コンデンサとして機能する。
【0003】かかる従来のエネルギ回収回路に伴う問題
の1つは、回路内の乱調状態(race condit
ions)である。電源の各半サイクルの間、一方の導
電型のトランジスタは全てオンとなり、出力上の容量
(capacitance)を放電しなければならない
と共に、同時に入力上の容量も放電する。例えば、電源
波形の上昇部分の間NPNトランジスタがオンとなり、
下降部分の間PNPトランジスタがオンとなる。トラン
ジスタがオンとなってコレクタ・コンデンサを充電する
と、ベースまたは入力コンデンサ、即ち前段のコレクタ
・コンデンサからベース電荷が供給される。コレクタ・
コンデンサが完全に放電される前に入力コンデンサが放
電されると、トランジスタがオフとなり、コレクタ・コ
ンデンサは十分に充電されなくなる。こうして、回路内
には固有の乱調状態が生じる。また、バイポーラ素子の
ベース−エミッタ接合間のポテンシャル落差のために、
入力コンデンサは、最大ノイズ・マージンを得るために
望まれる程に、完全に放電することができない。加え
て、回路のスイッチング速度は限られている。PNPト
ランジスタは、典型的に、NPNトランジスタよりもス
イッチング速度が遅い。したがって、動作周波数は、P
NPトランジスタのスイッチング速度によって制限され
るのである。
の1つは、回路内の乱調状態(race condit
ions)である。電源の各半サイクルの間、一方の導
電型のトランジスタは全てオンとなり、出力上の容量
(capacitance)を放電しなければならない
と共に、同時に入力上の容量も放電する。例えば、電源
波形の上昇部分の間NPNトランジスタがオンとなり、
下降部分の間PNPトランジスタがオンとなる。トラン
ジスタがオンとなってコレクタ・コンデンサを充電する
と、ベースまたは入力コンデンサ、即ち前段のコレクタ
・コンデンサからベース電荷が供給される。コレクタ・
コンデンサが完全に放電される前に入力コンデンサが放
電されると、トランジスタがオフとなり、コレクタ・コ
ンデンサは十分に充電されなくなる。こうして、回路内
には固有の乱調状態が生じる。また、バイポーラ素子の
ベース−エミッタ接合間のポテンシャル落差のために、
入力コンデンサは、最大ノイズ・マージンを得るために
望まれる程に、完全に放電することができない。加え
て、回路のスイッチング速度は限られている。PNPト
ランジスタは、典型的に、NPNトランジスタよりもス
イッチング速度が遅い。したがって、動作周波数は、P
NPトランジスタのスイッチング速度によって制限され
るのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、回路がア
クティブの間入力および出力ノードで同時に電圧が変化
せず、ノイズ・マージンが改善され、しかもPNPトラ
ンジスタのスイッチング速度に制約されない動作周波数
を有するエネルギ回収論理回路を有することが望まし
い。
クティブの間入力および出力ノードで同時に電圧が変化
せず、ノイズ・マージンが改善され、しかもPNPトラ
ンジスタのスイッチング速度に制約されない動作周波数
を有するエネルギ回収論理回路を有することが望まし
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の相補型エネルギ
回収論理回路は、クロック入力端子と、信号入力端子
と、第1電流電極が前記クロック入力端子に結合され、
制御電極が前記エネルギ回収論理回路の信号入力端子に
結合された、第1導電型の第1トランジスタと、第1電
流電極が前記クロック入力端子に結合され、制御電極が
前記信号入力端子に結合された、第2導電型の第2トラ
ンジスタとによって構成されたものである。この相補型
エネルギ回収論理回路は全ての電力を単一のクロック入
力端子から得ており、別個の電源または電力シンク端子
への接続を有さない。この回路構成は、反転器の他に
も、論理ゲート(NAND、NOR等)、および記憶素
子のような多くの機能に適用可能である。
回収論理回路は、クロック入力端子と、信号入力端子
と、第1電流電極が前記クロック入力端子に結合され、
制御電極が前記エネルギ回収論理回路の信号入力端子に
結合された、第1導電型の第1トランジスタと、第1電
流電極が前記クロック入力端子に結合され、制御電極が
前記信号入力端子に結合された、第2導電型の第2トラ
ンジスタとによって構成されたものである。この相補型
エネルギ回収論理回路は全ての電力を単一のクロック入
力端子から得ており、別個の電源または電力シンク端子
への接続を有さない。この回路構成は、反転器の他に
も、論理ゲート(NAND、NOR等)、および記憶素
子のような多くの機能に適用可能である。
【0006】
【実施例】図1は、実質的に消費エネルギがゼロとなる
ように構成可能な、相補型エネルギ回収論理回路10を
概略的に示す。回路10は、直列に接続された複数の論
理機能を含む。回路10は、各論理機能の電源端子およ
び電力返流端子として接続されている、クロック入力端
子即ちクロック11を有する。結果的に、回路10は、
単一端子のクロック11からのエネルギによって給電さ
れることになる。これは、典型的に少なくとも2つの端
子、例えば、給電および電力返流用端子を必要とする従
来の回路とは、大きく異なることである。
ように構成可能な、相補型エネルギ回収論理回路10を
概略的に示す。回路10は、直列に接続された複数の論
理機能を含む。回路10は、各論理機能の電源端子およ
び電力返流端子として接続されている、クロック入力端
子即ちクロック11を有する。結果的に、回路10は、
単一端子のクロック11からのエネルギによって給電さ
れることになる。これは、典型的に少なくとも2つの端
子、例えば、給電および電力返流用端子を必要とする従
来の回路とは、大きく異なることである。
【0007】回路10の第1反転回路即ち反転器13は
入力端子12を有し、これも回路10の入力端子として
機能することができる。反転器13は、クロック11に
接続された第1電流電極即ちソース、反転器13の出力
端子即ち出力17に接続された第2電流電極即ちドレイ
ン、および入力端子12に接続されたゲート即ち制御電
極を有する第1トランジスタ即ち上位トランジスタ16
を含む。また、反転器13は、クロック11に接続され
たソース、出力17に接続されたドレイン、および入力
端子12に接続されたゲート即ち制御電極を有する第2
トランジスタ即ち下位トランジスタ14も含む。図1に
示すように、トランジスタ16,14はそれぞれP−チ
ャンネルおよびN−チャンネル型である。反転器13は
直流電源即ちシンク(sink)には接続されていない
が、トランジスタ14,16双方のソースがクロック1
1に接続されている。したがって、出力17上の論理状
態は、クロック11に印加される状態および入力12に
印加される論理状態によって決まる。
入力端子12を有し、これも回路10の入力端子として
機能することができる。反転器13は、クロック11に
接続された第1電流電極即ちソース、反転器13の出力
端子即ち出力17に接続された第2電流電極即ちドレイ
ン、および入力端子12に接続されたゲート即ち制御電
極を有する第1トランジスタ即ち上位トランジスタ16
を含む。また、反転器13は、クロック11に接続され
たソース、出力17に接続されたドレイン、および入力
端子12に接続されたゲート即ち制御電極を有する第2
トランジスタ即ち下位トランジスタ14も含む。図1に
示すように、トランジスタ16,14はそれぞれP−チ
ャンネルおよびN−チャンネル型である。反転器13は
直流電源即ちシンク(sink)には接続されていない
が、トランジスタ14,16双方のソースがクロック1
1に接続されている。したがって、出力17上の論理状
態は、クロック11に印加される状態および入力12に
印加される論理状態によって決まる。
【0008】反転器13の動作は、入力12および出力
17における寄生または実際の容量上の蓄積電荷に依存
する。これらの容量は、典型的に、トランジスタ14,
16の固有の相互接続金属、ゲート−ドレイン間、ゲー
ト−ソース間、およびドレイン−ソース間容量である。
例示のために、これらの容量は各々等価な集中コンデン
サとして示されている。クロック11が高で入力端子1
2も高のとき、トランジスタ14,16はイネーブルさ
れず、出力17は以前の状態から変化しない。クロック
11が高で入力12が低のとき、トランジスタ16がイ
ネーブルされ、出力17に高を印加する。クロック11
が低で入力12も低のとき、トランジスタ14,16は
イネーブルされず、出力17は不変のままである。しか
しながら、クロック11が低で入力12が高の場合、ト
ランジスタ14がイネーブルされ、出力17に低を印加
すると共に、出力17に伴う寄生容量に蓄積されている
全電圧を放電する。このように、入力12から出力17
に論理状態を転送するためには、1クロック・サイクル
だけあればよい。この動作の間、回路13は入力12へ
の信号状態を変化させない。加えて、クロック11に印
加される信号の周波数を十分高くして、次のクロック・
サイクルが寄生容量上に蓄積されている電圧をリフレッ
シュできるようになる前に、漏れ電流が寄生容量から放
電するのを防止しなければならない。好適実施例では、
P−チャンネルおよびN−チャンネル・トランジスタ
は、各々同一電流を有するように設計されている。加え
て、トランジスタ14,16は、ゲート−ソース間およ
びドレイン−ソース間の寄生容量が一致するように設計
されている。
17における寄生または実際の容量上の蓄積電荷に依存
する。これらの容量は、典型的に、トランジスタ14,
16の固有の相互接続金属、ゲート−ドレイン間、ゲー
ト−ソース間、およびドレイン−ソース間容量である。
例示のために、これらの容量は各々等価な集中コンデン
サとして示されている。クロック11が高で入力端子1
2も高のとき、トランジスタ14,16はイネーブルさ
れず、出力17は以前の状態から変化しない。クロック
11が高で入力12が低のとき、トランジスタ16がイ
ネーブルされ、出力17に高を印加する。クロック11
が低で入力12も低のとき、トランジスタ14,16は
イネーブルされず、出力17は不変のままである。しか
しながら、クロック11が低で入力12が高の場合、ト
ランジスタ14がイネーブルされ、出力17に低を印加
すると共に、出力17に伴う寄生容量に蓄積されている
全電圧を放電する。このように、入力12から出力17
に論理状態を転送するためには、1クロック・サイクル
だけあればよい。この動作の間、回路13は入力12へ
の信号状態を変化させない。加えて、クロック11に印
加される信号の周波数を十分高くして、次のクロック・
サイクルが寄生容量上に蓄積されている電圧をリフレッ
シュできるようになる前に、漏れ電流が寄生容量から放
電するのを防止しなければならない。好適実施例では、
P−チャンネルおよびN−チャンネル・トランジスタ
は、各々同一電流を有するように設計されている。加え
て、トランジスタ14,16は、ゲート−ソース間およ
びドレイン−ソース間の寄生容量が一致するように設計
されている。
【0009】第2相補型エネルギ回収論理反転器18
は、反転器13のトランジスタ14,16と同様に、積
層状に接続された2つのトランジスタを有する。したが
って、反転器18は反転器13と同様に機能する。反転
器13の出力17は、反転器18の入力に印加される。
反転器18の出力19は、NAND機能としての相補型
エネルギ回収論理回路、即ち、NANDゲート21の入
力25に接続されている。上位トランジスタ22,23
は互いに並列に接続されており、各々ソースがクロック
端子11に接続され、ドレインがゲート21の出力24
に接続されている。下位トランジスタ26,27は積層
状に接続されており、トランジスタ27はソースがクロ
ック11に接続され、ドレインがトランジスタ26のソ
ースに接続されている。トランジスタ26のドレインは
出力24に接続されている。トランジスタ22,26双
方の制御電極即ちゲートは入力25に接続され、一方ト
ランジスタ23,27双方のゲートはゲート21の入力
38に接続されている。入力38に印加される信号は、
回路10内のノード、または回路10外部のノード(図
示せず)から発することができる。クロック11に印加
される信号が低のとき、トランジスタ22,23,2
6,27は、入力25または入力38のいずれに印加さ
れる低信号にも応答しないが、入力25,38に印加さ
れる高信号によって、トランジスタ26,27がそれぞ
れイネーブルされ、出力24に低信号を印加する。クロ
ック11に印加される信号が高の場合、トランジスタ2
2,23,26,27は入力25または38のいずれに
印加される高信号にも応答しないが、入力25または3
8のいずれかに印加される低信号によって、トランジス
タ22または23がそれぞれイネーブルされ、出力24
に高を印加する。結果的に、ゲート21はクロック11
に印加される信号1サイクルの間、NAND論理機能を
行い、ゲート21は入力25または38のいずれに印加
される信号の状態も変化させない。
は、反転器13のトランジスタ14,16と同様に、積
層状に接続された2つのトランジスタを有する。したが
って、反転器18は反転器13と同様に機能する。反転
器13の出力17は、反転器18の入力に印加される。
反転器18の出力19は、NAND機能としての相補型
エネルギ回収論理回路、即ち、NANDゲート21の入
力25に接続されている。上位トランジスタ22,23
は互いに並列に接続されており、各々ソースがクロック
端子11に接続され、ドレインがゲート21の出力24
に接続されている。下位トランジスタ26,27は積層
状に接続されており、トランジスタ27はソースがクロ
ック11に接続され、ドレインがトランジスタ26のソ
ースに接続されている。トランジスタ26のドレインは
出力24に接続されている。トランジスタ22,26双
方の制御電極即ちゲートは入力25に接続され、一方ト
ランジスタ23,27双方のゲートはゲート21の入力
38に接続されている。入力38に印加される信号は、
回路10内のノード、または回路10外部のノード(図
示せず)から発することができる。クロック11に印加
される信号が低のとき、トランジスタ22,23,2
6,27は、入力25または入力38のいずれに印加さ
れる低信号にも応答しないが、入力25,38に印加さ
れる高信号によって、トランジスタ26,27がそれぞ
れイネーブルされ、出力24に低信号を印加する。クロ
ック11に印加される信号が高の場合、トランジスタ2
2,23,26,27は入力25または38のいずれに
印加される高信号にも応答しないが、入力25または3
8のいずれかに印加される低信号によって、トランジス
タ22または23がそれぞれイネーブルされ、出力24
に高を印加する。結果的に、ゲート21はクロック11
に印加される信号1サイクルの間、NAND論理機能を
行い、ゲート21は入力25または38のいずれに印加
される信号の状態も変化させない。
【0010】回路10は、NOR機能としての相補型エ
ネルギ回収論理回路即ちNORゲート28も含む。ゲー
ト28は、ゲート21の出力24に接続された入力30
と、回路10内のノードまたは回路10外部の他のノー
ド(図示せず)に接続可能な入力39を有する。上位ト
ランジスタ31,32は積層状に接続されており、トラ
ンジスタ31のソースがクロック11に接続され、ドレ
インがトランジスタ32のソースに接続されている。ト
ランジスタ32のソースは、ゲート28の出力29に接
続されている。下位トランジスタ33,34は互いに並
列接続されており、トランジスタ33,34各々のソー
スはクロック11に接続され、ドレインは出力29に接
続されている。トランジスタ32,33双方の制御電極
即ちゲートは入力30に接続され、一方トランジスタ3
1,34双方のゲートは入力39に接続されている。ト
ランジスタ31,32,33,34は、クロック11に
印加される信号が高で、入力30および入力39の双方
に高が印加されるときには、イネーブルされない。しか
しながら、トランジスタ31,32の双方は、低信号が
入力39,30の双方に印加されるとき、イネーブルさ
れ高信号を出力29に結合する。クロック11に印加さ
れる信号が低のとき、トランジスタ31,32,33,
34は、入力30,39に低が印加されているならば、
イネーブルされない。しかしながら、入力30または3
9のいずれかに高信号が印加されると、それぞれトラン
ジスタ33または34をイネーブルし、出力29に低を
印加する。結果的に、ゲート28はNOR論理機能を行
うことになる。ゲート28の出力29は、反転器13と
同様の反転器36の入力に接続されている。反転器36
は、回路10の出力としても機能することができる出力
37を有する。更に、出力37は、カウンタを形成する
ために、入力12に結合することもできる。
ネルギ回収論理回路即ちNORゲート28も含む。ゲー
ト28は、ゲート21の出力24に接続された入力30
と、回路10内のノードまたは回路10外部の他のノー
ド(図示せず)に接続可能な入力39を有する。上位ト
ランジスタ31,32は積層状に接続されており、トラ
ンジスタ31のソースがクロック11に接続され、ドレ
インがトランジスタ32のソースに接続されている。ト
ランジスタ32のソースは、ゲート28の出力29に接
続されている。下位トランジスタ33,34は互いに並
列接続されており、トランジスタ33,34各々のソー
スはクロック11に接続され、ドレインは出力29に接
続されている。トランジスタ32,33双方の制御電極
即ちゲートは入力30に接続され、一方トランジスタ3
1,34双方のゲートは入力39に接続されている。ト
ランジスタ31,32,33,34は、クロック11に
印加される信号が高で、入力30および入力39の双方
に高が印加されるときには、イネーブルされない。しか
しながら、トランジスタ31,32の双方は、低信号が
入力39,30の双方に印加されるとき、イネーブルさ
れ高信号を出力29に結合する。クロック11に印加さ
れる信号が低のとき、トランジスタ31,32,33,
34は、入力30,39に低が印加されているならば、
イネーブルされない。しかしながら、入力30または3
9のいずれかに高信号が印加されると、それぞれトラン
ジスタ33または34をイネーブルし、出力29に低を
印加する。結果的に、ゲート28はNOR論理機能を行
うことになる。ゲート28の出力29は、反転器13と
同様の反転器36の入力に接続されている。反転器36
は、回路10の出力としても機能することができる出力
37を有する。更に、出力37は、カウンタを形成する
ために、入力12に結合することもできる。
【0011】反転器13、ゲート21、およびゲート2
8は、回路10に示される接続に制約される訳ではな
い。反転器13,ゲート21、およびゲート28は、別
個の論理素子として機能したり、他の論理素子と結合し
てより複雑な論理回路を形成することができる。これま
での説明から、クロック信号を相補型論理機能の上位お
よび下位トランジスタ双方の電源として接続する技術を
利用して、三状態出力、バッファ、カウンタ、AND−
OR反転機能、マルチプレクサ、デマルチプレクサ、加
算器、およびその他の相補型論理機能を含む、あらゆる
標準論理機能を実現可能であることは、当業者には明白
であろう。
8は、回路10に示される接続に制約される訳ではな
い。反転器13,ゲート21、およびゲート28は、別
個の論理素子として機能したり、他の論理素子と結合し
てより複雑な論理回路を形成することができる。これま
での説明から、クロック信号を相補型論理機能の上位お
よび下位トランジスタ双方の電源として接続する技術を
利用して、三状態出力、バッファ、カウンタ、AND−
OR反転機能、マルチプレクサ、デマルチプレクサ、加
算器、およびその他の相補型論理機能を含む、あらゆる
標準論理機能を実現可能であることは、当業者には明白
であろう。
【0012】以上の説明から、新規な相補型エネルギ回
収論理回路が提供されたことは明白であろう。1つのク
ロック信号で、論理回路の電源端子と電力シンク端子の
双方を駆動することにより、クロックが高のときエネル
ギが回路に供給される。クロックが低のとき、エネルギ
はクロック源に返流される。返流されるエネルギは供給
されたエネルギとほぼ同一である(素子および相互接続
部における抵抗性損失だけ減少する)。したがって、回
路によって消費されるエネルギは大幅に低減される。回
路出力上の信号遷移の間、回路の入力に印加される信号
即ち論理状態は変化しない。結果的に、回路内の乱調状
態は実質的に排除され、ノイズ・マージンが最適化され
る。整合の取れたP−チャンネルおよびN−チャンネル
・トランジスタを利用することにより、回路のクロック
上の正および負エネルギ・パルスを一致させることに加
えて、回路の動作周波数を最大化し、回路内で消費され
るエネルギを更に低減することができる。
収論理回路が提供されたことは明白であろう。1つのク
ロック信号で、論理回路の電源端子と電力シンク端子の
双方を駆動することにより、クロックが高のときエネル
ギが回路に供給される。クロックが低のとき、エネルギ
はクロック源に返流される。返流されるエネルギは供給
されたエネルギとほぼ同一である(素子および相互接続
部における抵抗性損失だけ減少する)。したがって、回
路によって消費されるエネルギは大幅に低減される。回
路出力上の信号遷移の間、回路の入力に印加される信号
即ち論理状態は変化しない。結果的に、回路内の乱調状
態は実質的に排除され、ノイズ・マージンが最適化され
る。整合の取れたP−チャンネルおよびN−チャンネル
・トランジスタを利用することにより、回路のクロック
上の正および負エネルギ・パルスを一致させることに加
えて、回路の動作周波数を最大化し、回路内で消費され
るエネルギを更に低減することができる。
【図1】本発明による相補型エネルギ回収論理回路を概
略的に示す図。
略的に示す図。
10 相補型エネルギ回収論理回路 11 クロック 13 反転器 12,25,30,38,39 入力端子 17,24,29,37 出力端子 14,16,22,23,26,27,31,32,3
3,34 トランジスタ 18,36 反転器 21 NANDゲート 28 NORゲート
3,34 トランジスタ 18,36 反転器 21 NANDゲート 28 NORゲート
Claims (5)
- 【請求項1】相補型エネルギ回収論理回路であって:ク
ロック入力端子(11);信号入力端子(12,38,
39);第1電流電極が前記クロック入力端子に結合さ
れ、制御電極が前記エネルギ回収論理回路の信号入力端
子に結合された、第1導電型の第1トランジスタ(1
6,23,31);および第1電流電極が前記クロック
入力端子に結合され、制御電極が前記信号入力端子に結
合された、第2導電型の第2トランジスタ(14,2
7,34);から成ることを特徴とする相補型エネルギ
回収論理回路。 - 【請求項2】前記第1トランジスタは直流電力端子への
接続がなく、前記第2トランジスタは直流電力端子への
接続がないことを特徴とする請求項1記載の相補型エネ
ルギ回収論理回路。 - 【請求項3】相補型エネルギ回収論理回路であって:ク
ロック入力端子(11);複数の信号入力端子(25,
38)(24,39);第1電流電極が前記クロック入
力端子に結合され、制御電極が前記複数の信号入力端子
の第1信号入力端子(38)(39)に結合された、第
1導電型の第1トランジスタ(27)(31);第1電
流電極が前記クロック入力端子に結合され、制御電極が
前記複数の信号入力端子の第2信号入力端子(25)
(24)に結合された、第2導電型の第2トランジスタ
(22)(33)であって、第2電流電極が前記出力
(24)(29)に結合された前記第2トランジスタ
(22)(23);第1電流電極が前記クロック入力端
子に結合され、第2電流電極が前記回路(24)(2
9)の出力に結合され、制御電極が前記第1信号入力端
子(27)(31)に結合された、第3トランジスタ
(23)(34);および第1電流電極が出力に結合さ
れ、第2電流電極が前記第1トランジスタの第2電流電
極に結合され、制御電極が前記第2信号入力端子(2
5,24)に結合された第4トランジスタ(26)(3
2);から成ることを特徴とする相補型エネルギ回収論
理回路。 - 【請求項4】相補型エネルギ回収論理回路であって:ク
ロック入力端子(11);第1信号入力端子(25)
(24);出力端子(24)(29);前記出力端子
(24)(29)に結合された第1電流電極、第2電流
電極、および前記第1信号入力端子(25)(24)に
結合された制御電極を有する第1導電型の第1トランジ
スタ(26)(32);第1電流電極が前記クロック入
力端子に結合され、第2電流電極が前記出力(25)
(24)に結合され、制御電極が前記第1信号入力端子
に結合された、第2導電型の第2トランジスタ(22)
(33);および第1電流電極が前記クロック入力端子
に結合され、第2電流電極が前記第1トランジスタ(2
6)(32)の第2電流電極に結合され、制御電極が前
記回路の第2信号入力端子(38)(39)に結合され
た、前記第1導電型の第3トランジスタ(27)(3
1);から成ることを特徴とする相補型エネルギ回収論
理回路。 - 【請求項5】相補型論理回路の形成方法であって:論理
状態を前記回路の入力から出力に転送するのに、1クロ
ック・サイクルを要するように、前記相補型論理回路の
電源端子および電力シンク端子の双方としてクロック端
子を結合する段階;および1クロック・サイクルの間、
前記相補型論理回路の出力電圧を変化させるが、前記相
補型論理回路の入力電圧を変化させない段階;から成る
ことを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/237,523 US5426382A (en) | 1994-05-03 | 1994-05-03 | Complementary logic recovered energy circuit |
US237523 | 1994-05-03 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07307663A true JPH07307663A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=22894088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7125582A Pending JPH07307663A (ja) | 1994-05-03 | 1995-04-27 | 相補型エネルギ回収論理回路およびその形成方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5426382A (ja) |
JP (1) | JPH07307663A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3313276B2 (ja) * | 1995-03-15 | 2002-08-12 | 株式会社東芝 | Mosゲート回路及びその電源供給方法 |
US5521538A (en) * | 1995-03-30 | 1996-05-28 | At&T Corp. | Adiabatic logic |
US6225318B1 (en) | 1996-10-17 | 2001-05-01 | Pfizer Inc | 4-aminoquinazolone derivatives |
US7088145B2 (en) * | 2002-12-23 | 2006-08-08 | 3M Innovative Properties Company | AC powered logic circuitry |
US8862200B2 (en) * | 2005-12-30 | 2014-10-14 | DePuy Synthes Products, LLC | Method for determining a position of a magnetic source |
FR3119956A1 (fr) | 2021-02-18 | 2022-08-19 | Tekcem | Amplificateur à transimpédance |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4521695A (en) * | 1983-03-23 | 1985-06-04 | General Electric Company | CMOS D-type latch employing six transistors and four diodes |
US5066868A (en) * | 1990-08-13 | 1991-11-19 | Thomson Consumer Electronics, Inc. | Apparatus for generating phase shifted clock signals |
US5378940A (en) * | 1993-03-12 | 1995-01-03 | Massachusetts Institute Of Technology | Charge recovery logic including split level logic |
-
1994
- 1994-05-03 US US08/237,523 patent/US5426382A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-12-27 US US08/364,912 patent/US5457405A/en not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-04-27 JP JP7125582A patent/JPH07307663A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5426382A (en) | 1995-06-20 |
US5457405A (en) | 1995-10-10 |
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