JPH07305731A - 自在継手用密封装置 - Google Patents

自在継手用密封装置

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JPH07305731A
JPH07305731A JP9865594A JP9865594A JPH07305731A JP H07305731 A JPH07305731 A JP H07305731A JP 9865594 A JP9865594 A JP 9865594A JP 9865594 A JP9865594 A JP 9865594A JP H07305731 A JPH07305731 A JP H07305731A
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JP
Japan
Prior art keywords
universal joint
sealing device
sliding member
drive
side shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP9865594A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Ito
伊藤真二
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久性の向上 【構成】 駆動側シャフト3に対する従動側シャフト4
の屈曲角度が大きな状態のまま回転しても、自在継手1
の駆動側シャフト3に滑動部材5が設けられているた
め、滑動部材5の外面に屈曲方向の内側で縮んだ自在継
手用密封装置7の内面が接触し、滑動部材5は自在継手
用密封装置7とほぼ同じ周速で回転する。また、駆動側
シャフト3は、滑動部材5の内側で回転し、継手外輪2
を介して従動側シャフト4に回転力を伝達する。このた
め、自在継手用密封装置7は、駆動側シャフト3と接触
することがないため摩耗による破損が生じることがな
く、耐久性が向上するという効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自在継手用密封装置
に関し、耐久性を向上させることのできる自在継手用密
封装置に関するものである。
【0002】
【従来技術および解決しようとする課題】一般に自在継
手に取付けられる密封装置は、図4および図5に示すよ
うになっている。
【0003】すなわち、図4および図5には自在継手2
6に自在継手用密封装置19を取付けた状態が示されて
いて、図4に示す自在継手26は、駆動側シャフト17
と従動側シャフト18と両シャフト17、18を屈曲回
転可能に連結する継手外輪16とで構成されている。
【0004】この継手外輪16と前記駆動側シャフト1
7とを覆って、自在継手用密封装置19が取付けられて
いて、前記駆動側シャフト17の回転力が前記継手外輪
16を介して前記従動側シャフト18に伝達されるよう
になっている。
【0005】前記自在継手26に取付けられている自在
継手用密封装置19は、筒状をなすとともに、一端が大
径に形成された拡大開口縁部20となっており、また他
端が拡大開口縁部20より小径に形成された開口縁部2
1となっており、拡大開口縁部20と開口縁部21との
間に谷24a、24b、24cと山25a、25b、2
5cとが交互に連続して蛇腹部23が形成されている。
そして、上記のような構成の自在継手用密封装置19の
一端の拡大開口縁部20が継手外輪16に被嵌されると
ともに、その外側が固定部材22で締付け固定され、ま
た他端の開口縁部21が駆動側シャフト17に被嵌され
るとともに、その外側が固定部材22で締付け固定され
ている。
【0006】そして、自在継手用密封装置19の内部に
は、自在継手26の屈曲回転部を潤滑するためのグリー
ス等の潤滑剤が封入される。
【0007】上記のように構成される自在継手用密封装
置19において、自在継手26の回転数が上昇するのに
伴って、遠心力が作用し、自在継手用密封装置19は膨
らむことになる。
【0008】そして、外側へ膨らんだ自在継手用密封装
置19は、周辺にある部材と接触し破損に至るため、耐
久性が著しく低下してしまうという問題点があった。こ
のため、自在継手用密封装置19の径寸法を小さくする
ことにより、遠心力が作用した際の自在継手用密封装置
19の膨らみを小さくして自在継手用密封装置19と周
辺にある部材との接触を防いでいる。
【0009】一方、図5に示すように、前記駆動側シャ
フト17に対する従動側シャフト18の屈曲角度が大き
くなって回転した場合、拡大開口縁部20と開口縁部2
1が固定されているため、自在継手用密封装置19は、
屈曲角度に追従して変形し、屈曲方向の内側と外側とで
自在継手用密封装置19の長さに変化が生じ、自在継手
用密封装置19は駆動側シャフト17と接触し破損する
恐れがある。
【0010】すなわち、屈曲方向の内側では自在継手用
密封装置19は、縮んで駆動側シャフト17に近づくよ
うに変形し、屈曲方向の外側では、自在継手用密封装置
19は広がって駆動側シャフト17から離れるように変
形するため、屈曲角度が大きな状態のまま回転が続く
と、屈曲方向の内側では、自在継手用密封装置19が駆
動側シャフト17に接触し、摩耗破損するという問題を
有していた。
【0011】この発明は、前記のような従来のもののも
つ問題点を解決したものであって、前記駆動側シャフト
に対する従動側シャフトの屈曲角度が大きな状態のまま
回転しても、自在継手用密封装置は駆動側シャフトと接
触することがないため、摩耗による破損が生じることが
なく、耐久性の向上した自在継手用密封装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの発明は、駆動側シャフトと従動側シャフトと両
シャフトを屈曲回転可能に連結する継手外輪とで構成さ
れる自在継手に用いられる自在継手用密封装置であっ
て、全体が筒状をなすとともに谷と山とが連続すること
で蛇腹部を形成し、前記継手外輪と前記駆動側シャフト
とを覆って取付けられている弾性材製の被覆部材と、前
記自在継手の駆動側シャフトに設けられ、被覆部材の谷
の内面と接触可能であるとともに、駆動側シャフトと滑
動可能な滑動部材とを具えるという手段を採用したもの
である。
【0013】
【作用】この発明は、上記の手段を採用したことによ
り、駆動側シャフトに対する従動側シャフトの屈曲角度
が大きな状態のまま回転しても、自在継手用密封装置の
内部の駆動側シャフトに滑動部材が設けられているた
め、滑動部材の外面に屈曲方向の内側で縮んだ自在継手
用密封装置の内面が接触し、これにより滑動部材は自在
継手用密封装置とほぼ同じ周速度で回転する。
【0014】また、駆動側シャフトは、滑動部材の内側
で滑動部材と滑動しつつ回転し、継手外輪を介して従動
側シャフトに回転力を伝達する。
【0015】このため、自在継手用密封装置は、駆動側
シャフトと接触することがないため、摩耗による破損が
生じることがなく、耐久性が向上する。
【0016】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。図1〜図3には、この発明による自在継手用
密封装置の実施例が示されており、自在継手用密封装置
7は自在継手1の駆動側シャフト3と継手外輪2との連
結部を覆う弾性体製の被覆部材6と、自在継手1の駆動
側シャフト3に滑動可能に取付けられる滑動部材5とで
形成されている。図1には自在継手1に自在継手用密封
装置7を取付けた状態が示されていて、図1に示す自在
継手1は駆動側シャフト3と従動側シャフト4と両シャ
フト3、4を屈曲回転可能に連結する継手外輪2とで構
成されている。
【0017】この継手外輪2と前記駆動側シャフト3と
を覆って自在継手用密封装置7が取付けられ、前記駆動
側シャフト3の回転力が前記継手外輪2を介して前記従
動側シャフト4に伝達されるようになっている。
【0018】前記自在継手1に取付けられている自在継
手用密封装置7は筒状をなすとともに、一端が大径に形
成された拡大開口縁部8となっており、また他端が拡大
開口縁部8より小径に形成された開口縁部9となってお
り、拡大開口縁部8と開口縁部9との間に谷11a、1
1b、11cと山12a、12b、12cとを交互に連
続して蛇腹部13を形成している。さらに上記のような
構成の自在継手用密封装置7の一端の拡大開口縁部8を
継手外輪2に被嵌させるとともに、その外側を固定部材
10で締付け固定し、また他端の開口縁部9を駆動側シ
ャフト3に被嵌させるとともに、外側を固定部材10で
締付け固定している。
【0019】そして、自在継手用密封装置7の内部に
は、自在継手1の屈曲回転部を潤滑するためのグリース
等の潤滑剤が封入される。
【0020】さらに、自在継手用密封装置7の内部に位
置する駆動側シャフト3には、滑動部材5が1か所以上
取付けられている。
【0021】なお、駆動側シャフト3に対する滑動部材
5の取付け部位は、自在継手1が屈曲した際に自在継手
用密封装置7の谷11a、11b、11cの内面が初め
に接触する部位および屈曲に応じて他の谷11a、11
b、11cの内面が接触する部位である。
【0022】前記駆動側シャフト3に取付けられた滑動
部材5は図3に示すようになっており、この滑動部材5
は円筒状をなすとともに、内表面に自在継手1に封入さ
れているグリース等の潤滑剤が流入しやすいように、溝
15が設けられており、この場合溝15は設けても、設
けなくても良いものである。
【0023】また、前記滑動部材5は駆動側シャフト3
と滑動し易くするため、すなわち、自在継手用密封装置
7の谷11a、11b、11cの内面と一体的になり易
くして、滑動部材5と自在継手用密封装置7とが擦れに
くくするために、滑動部材5の外表面を粗くしてもよ
い。さらに、滑動部材5と駆動側シャフト3との装着を
良くするように、図3に示すような切れ目14を設けて
もよい。
【0024】そして、上記実施例において滑動部材5は
金属(鉄系、非鉄系)、樹脂、セラミックおよび複合材
等から形成されるもの、さらにこれらにグリース等の潤
滑剤を含浸したものが考えられる。
【0025】次に前記のものの作用について説明する。
図1に示すこの発明の自在継手1の自在継手用密封装置
7において、前述のごとく、自在継手用密封装置7の内
部において、駆動側シャフト3に滑動部材5を取付けた
ので、自在継手用密封装置7の谷11a、11b、11
cが滑動部材5と接触しないときに駆動側シャフト3が
回転した場合、駆動側シャフト3は、継手外輪2を介し
て、従動側シャフト4に回転力を伝達する。この時、滑
動部材5は、駆動側シャフト3に対して滑動し、あるい
は一体に回転するものであり、この時は滑動部材5は何
ら機能しないものである。
【0026】そして、図2に示すように自在継手1にお
ける屈曲角度が大きくなった状態では、屈曲方向の外側
の自在継手用密封装置7は広がって滑動部材5から離れ
るように変形し、屈曲方向の内側の自在継手用密封装置
7は縮んで、滑動部材5の外面に接触する。この状態で
駆動側シャフト3の回転力が従動側シャフト4に伝達さ
れる。したがって、自在継手用密封装置7の谷11a、
11b、11cの内面が滑動部材5の外面に接触するた
め、滑動部材5は駆動側シャフト3に対して回転して自
在継手用密封装置7とほぼ同じ周速で回転する。
【0027】この場合、前記滑動部材5は、自在継手1
の屈曲により生じる自在継手用密封装置7の谷11a、
11b、11cの内面と接触する駆動側シャフト3の部
位に設けられているので自在継手用密封装置7と自在継
手1とが擦れ、破損することを確実に防止できる。
【0028】自在継手用密封装置7は、滑動部材5を駆
動側シャフト3に取付けたことによって、従来のように
周速の違う駆動側シャフト3と接触することがないた
め、摩耗による破損が生じることがなく、従って自在継
手用密封装置7の耐久性が向上することとなるものであ
る。
【0029】
【発明の効果】この発明の自在継手用密封装置は、駆動
側シャフトに対する従動側シャフトの屈曲角度が大きく
なって、自在継手用密封装置の内面が駆動側シャフトと
接触するような状態のままで回転力を伝達する時は、自
在継手用密封装置内部の自在継手の駆動側シャフトに滑
動部材が設けられているため、滑動部材の外面に自在継
手用密封装置の内面が接触し、滑動部材は自在継手用密
封装置とほぼ同じ周速で駆動側シャフトに対して回転す
る。このため、自在継手用密封装置は駆動側シャフトと
接触することがないため、摩耗による破損が生じること
がなく、耐久性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による自在継手の一実施例を示した概
略断面図である。
【図2】図1において自在継手の屈曲角度を大きくした
時の状態を示す図である。
【図3】図1において使用される滑動部材を示す図であ
る。
【図4】従来の自在継手の一例を示した概略断面図であ
る。
【図5】図4において、自在継手の屈曲角度を大きくし
た時の自在継手用密封装置の状態を示す図である。
【符号の説明】
1、26……自在継手 2、16……継手外輪 3、17……駆動側シャフト 4、18……従動側シャフト 5……滑動部材 6……被覆部材 7、19……自在継手用密封装置 8、20……拡大開口縁部 9、21……開口縁部 10、22……固定部材 11a、11b、11c、24a、24b、24c……
谷 12a、12b、12c、25a、25b、25c……
山 13、23……蛇腹部 14……切れ目 15……溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動側シャフト(3)と従動側シャフト
    (4)と両シャフト(3)(4)を屈曲回転可能に連結
    する継手外輪(2)とで構成される自在継手(1)に用
    いられる自在継手用密封装置(7)であって、全体が筒
    状をなすとともに谷(11a、11b、11c)と山
    (12a、12b、12c)とが連続することで蛇腹部
    (13)を形成し、前記継手外輪(2)と前記駆動側シ
    ャフト(3)とを覆って取付けられている弾性材製の被
    覆部材(6)と、前記自在継手(1)の駆動側シャフト
    (3)に設けられ、被覆部材(6)の谷(11a、11
    b、11c)の内面と接触可能であるとともに、駆動側
    シャフト(3)と滑動可能な滑動部材(5)とを具えた
    ことを特徴とする自在継手用密封装置。
JP9865594A 1994-05-12 1994-05-12 自在継手用密封装置 Pending JPH07305731A (ja)

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JPH07305731A true JPH07305731A (ja) 1995-11-21

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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