JPH041410Y2 - - Google Patents

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JPH041410Y2
JPH041410Y2 JP1983098882U JP9888283U JPH041410Y2 JP H041410 Y2 JPH041410 Y2 JP H041410Y2 JP 1983098882 U JP1983098882 U JP 1983098882U JP 9888283 U JP9888283 U JP 9888283U JP H041410 Y2 JPH041410 Y2 JP H041410Y2
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JP
Japan
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flexible boot
rotating shaft
outer ring
sliding bearing
bearing member
Prior art date
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Expired
Application number
JP1983098882U
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English (en)
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JPS607462U (ja
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Priority to JP9888283U priority Critical patent/JPS607462U/ja
Publication of JPS607462U publication Critical patent/JPS607462U/ja
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Publication of JPH041410Y2 publication Critical patent/JPH041410Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフレキシブルブーツ装着装置に係る。
等速ジヨイント或はステアリング機構その他各
種用途に蛇腹状のフレキシブルブーツが広く使用
されている。フレキシブルブーツは前記等速ジヨ
イント等の潤滑用グリースを保持し且つ外部から
等速ジヨイントへのダストや水等の異物の侵入を
阻止するために取付けられ、一般にゴム様弾性体
で作られている。
一般にフレキシブルブーツ1は図面に示すよう
にその両端にそれぞれ装着部2,3を備えてい
る。この装着部は機器の取付部材例えばジヨイン
ト外輪4と、ジヨイント内輪6に貫入固定した回
転軸5とに直接嵌装され且つその外周を金属製等
の結合バンド7にて締付け固定していた。したが
つて、ジヨイント外輪と回転軸の回転とともにフ
レキシブルブーツも回転していた。このフレキシ
ブルブーツを高作動角状態すなわち前記回転軸5
がジヨイント外輪4の中心線に対し大きく傾斜し
た状態で内部の潤滑油の粘度上昇を起し易い低温
雰囲気中に長時間放置した後、急に前記回転軸5
を回転させると回転始動時に潤滑油の変形が伴わ
ず、それによつて蛇腹状部に回転軸とは逆方向に
過大なトルクがかかり、そのトルクによつて蛇腹
状部が捩られフレキシブルブーツの山部にへこみ
が生ずる場合がある。即ち、フレキシブルブーツ
が低温雰囲気中に長時間放置されると、そのフレ
キシブルブーツの内側空間中の潤滑油、即ちグリ
ースの粘度が高くなつてくる(即ち固まつてく
る)。また、高作動角状態においては、フレキシ
ブルブーツの内側空間内にグリースが多く充填さ
れている部分と少なく充填されている部分とが生
じて来る。即ち、例えば添付図面において外輪4
の位置を一定にした状態で回転軸5の右端が上方
へ移動すると、上記内側空間のうちの図示されて
いる部分の容積が小さく、かつこの内側空間のう
ちの回転軸5の下側にある部分(図示されていな
い)の容積が大きくなる。従つて、粘度の高いグ
リースが上記の容積が小さい部分内にかなり緊密
に収容されているという状態になる。そして、こ
の状態で回転軸5が回転すると、フレキシブルブ
ーツの装着部2,3は回転軸5と一体に回転する
が、装着部2と3との間にある蛇腹状部はグリー
スによつて回転を妨げられ、従つて上記した蛇腹
状部の捩れ、及びそれにともなうフレキシブルブ
ーツのへこみが生じるのである。
上記のへこみ現象は、フレキシブルブーツが回
転軸5と接触することによるフレキシブルブーツ
の局部的異常摩耗、或いはフレキシブルブーツが
機器内に噛み込まれることによるフレキシブルブ
ーツの損傷等の不都合が生じる。このような不都
合を解消するために、従来はフレキシブルブーツ
の肉厚を厚くしてその捩り剛性を高めるような手
段を講じていたが、蛇腹状部の肉厚を厚くすると
山部及び谷部に応力が集中するという問題点があ
つた。
本考案の目的はこのような従来の欠点を解消し
ジヨイント外輪と回転軸に対してフレキシブルブ
ーツを回転自在に取り付け、回転軸が回転しても
フレキシブルブーツはその回転と同じ回転はしな
いようにして、エンジンの低温回転始動時に蛇腹
状部にかかるトルクを緩和して変形を防止できる
フレキシブルブーツ装着装置を提供することであ
る。
本考案によればフレキシブルブーツ1の装着部
2,3をそれぞれ第1及び第2のすべり軸受部材
8,9を介して機器の取付部材例えばジヨイント
外輪4と回転軸5とに取り付ける。第1のすべり
軸受部材8はジヨイント外輪4に対し回転自在で
あり、第2のすべり軸受部材9は回転軸5に対し
回転自在である。前記すべり軸受部材8,9は割
り型にすれば装着が便利である。またフレキシブ
ルブーツ内の潤滑油が外部へ漏出しないようグリ
ースシール10を設ける。したがつて、低温雰囲
気状態でエンジンを始動し回転軸を回転してもフ
レキシブルブーツは回転軸に対して相対的回転は
できるので、回転しないかあるいは低回転で始ま
ることができる。また高速回転時にフレキシブル
ブーツに対するブレーキ装置を取り付ければフレ
キシブルブーツの回転を減速させることもでき
る。
以上の構成により、フレキシブルブーツの蛇腹
状部にかかるトルクを減少せしめて該フレキシブ
ルブーツの変形を防止することができそれによつ
て発生するフレキシブルブーツの破損を防止でき
る。
また、本考案においては、装着部2及び3がそ
れぞれすべり軸受部材8及び9を介してジヨイン
ト外輪4及び回転軸5に装着されているために、
フレキシブルブーツがジヨイント外輪4及び回転
軸5と一体に回転することを阻止する強い力がフ
レキシブルブーツに作用しているときを除く通常
時には、フレキシブルブーツはジヨイント外輪4
及び回転軸5の回転方向へある程度回転する。即
ち、例えば常温状態でジヨイント外輪4及び回転
軸5が高速回転しているようなときには、その回
転方向へフレキシブルブーツも回転し、ジヨイン
ト外輪4及び回転軸5の回転数とフレキシブルブ
ーツの回転数との差に相当する回転分だけ、ジヨ
イント外輪4と第1のすべり軸受部材8、及び回
転軸5と第2のすべり軸受部材9が摺動すること
になる。このように、通常の高速回転時等にジヨ
イント外輪4及び回転軸5の回転方向へフレキシ
ブルブーツが回転する構成は、フレキシブルブー
ツをこの方向へ全く回転しないように固定してし
まうような構成に比して、ジヨイント外輪4及び
回転軸5と、第1及び第2のすべり軸受部材8,
9との摺動部分の摩耗等を減じて寿命を長くする
のに極めて有効である。
また、高作動角状態でフレキシブルブーツが例
えば−35℃以下の低温下に放置された場合には、
フレキシブルブーツの内側空間内のグリースが固
化して蛇腹状部と、回転軸及びジヨイント外輪と
が固化したグリースによつて固定されてしまう恐
れがあるが、このような現象が生じた場合にも、
ジヨイント外輪4及び回転軸5が回転したときに
これらと一体にフレキシブルブーツが回転するた
めに、ジヨイント外輪及び回転軸が回転していく
につれてフレキシブルブーツが捩られていくよう
な不都合はない。即ち、例えばフレキシブルブー
ツの一端をジヨイント外輪の外側に設けた静止部
材に固定してジヨイント外輪とともに回転できな
いような構成にした場合(このような構成は実公
昭58−24054号公報に示されている)には、上記
の現象が生じたときにジヨイント外輪及び回転軸
を回転させると、フレキシブルブーツが捩れて破
損してしまうか、或いはジヨイント外輪及び回転
軸の回転がフレキシブルブーツによつて防げられ
るような不都合が生じるが、本考案においてはそ
のような不都合が生じないものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案のフレキシブルブーツ装着装置を使
用してフレキシブルブーツを装着した等速ジヨイ
ントの一部の軸方向断面図である。 1……フレキシブルブーツ、2……装着部、3
……装着部、4……ジヨイント外輪、5……回転
軸、6……ジヨイント内輪、7……結合バンド、
8……第1のすべり軸受部材、9……第2のすべ
り軸受部材、10……グリースシール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蛇腹状部の軸線方向両端が装着部になつてい
    て、一端の装着部をジヨイント外輪へ、他端の装
    着部をジヨイント内輪に貫入固定した回転軸へそ
    れぞれ装着するようになつているフレキシブルブ
    ーツの装着装置において、前記ジヨイント外輪上
    において前記軸線のまわりに回転自在に装着され
    た第1のすべり軸受部材と、前記回転軸上におい
    て前記軸線のまわりに回転自在に装着された第2
    のすべり軸受部材とを有し、前記一端の装着部を
    前記第1のすべり軸受部材上に、前記他端の装着
    部を前記第2のすべり軸受部材上に、それぞれ取
    り付けたことを特徴とするフレキシブルブーツ装
    着装置。
JP9888283U 1983-06-28 1983-06-28 フレキシブルブ−ツ装着装置 Granted JPS607462U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9888283U JPS607462U (ja) 1983-06-28 1983-06-28 フレキシブルブ−ツ装着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9888283U JPS607462U (ja) 1983-06-28 1983-06-28 フレキシブルブ−ツ装着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS607462U JPS607462U (ja) 1985-01-19
JPH041410Y2 true JPH041410Y2 (ja) 1992-01-17

Family

ID=30234574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9888283U Granted JPS607462U (ja) 1983-06-28 1983-06-28 フレキシブルブ−ツ装着装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004020879A1 (ja) * 2002-08-27 2004-03-11 Nsk Ltd. ステアリングシャフト用ダストカバー

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824054U (ja) * 1981-08-10 1983-02-15 三菱電機株式会社 漏水検知器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5824054U (ja) * 1981-08-10 1983-02-15 三菱電機株式会社 漏水検知器

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Publication number Publication date
JPS607462U (ja) 1985-01-19

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