JPS5824054Y2 - 自在軸継手用密封装置 - Google Patents
自在軸継手用密封装置Info
- Publication number
- JPS5824054Y2 JPS5824054Y2 JP2870278U JP2870278U JPS5824054Y2 JP S5824054 Y2 JPS5824054 Y2 JP S5824054Y2 JP 2870278 U JP2870278 U JP 2870278U JP 2870278 U JP2870278 U JP 2870278U JP S5824054 Y2 JPS5824054 Y2 JP S5824054Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- universal joint
- shaft
- bearing
- shaft member
- sealing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sealing Devices (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、広角度で回転する自在軸継手用密封装置、
特にブーツカバーのヒダ摩耗全防止するために常にブー
ツカバーが静止状態を維持するように構成したものであ
る。
特にブーツカバーのヒダ摩耗全防止するために常にブー
ツカバーが静止状態を維持するように構成したものであ
る。
一般に、自在軸継手の密封装置には、第1図に示す如き
蛇腹状のブーツカバーが用いられている。
蛇腹状のブーツカバーが用いられている。
図面中、1は自在軸継手の外側部材(外輪)、2は自在
軸継手の内側部材(内輪)に結合された軸部材、3はブ
ーツカバー、4,5はブーツバンドである。
軸継手の内側部材(内輪)に結合された軸部材、3はブ
ーツカバー、4,5はブーツバンドである。
ところが、か\る装置にあって、外側部材1と軸部材2
のなす角度が大きい場合、その構造上、軸角度を減少さ
せる側で蛇腹のヒダ3a。
のなす角度が大きい場合、その構造上、軸角度を減少さ
せる側で蛇腹のヒダ3a。
3b、3cが接触するに敗る。
ところで、自在軸継手の外側部材1と軸部材2は自在軸
継手の回転に際して共に回転するか、第2図に示すよう
に、ブーツカバー3のヒダ3a、3bの接触部C部では
、外側部材1側のヒダ3bの周速度は0部から外側部材
1の軸心1での距離Aと回転速度Nの積AXNで表わさ
れ、軸部材2側のヒダ3aの周速度は0部から軸部材2
の軸心1での距離Bと回転速度Nの積BXNで表わされ
るので、A及びBの距離に差がある場合は、その差に比
例して接触部C部のヒダ間に相対すべりが生じる。
継手の回転に際して共に回転するか、第2図に示すよう
に、ブーツカバー3のヒダ3a、3bの接触部C部では
、外側部材1側のヒダ3bの周速度は0部から外側部材
1の軸心1での距離Aと回転速度Nの積AXNで表わさ
れ、軸部材2側のヒダ3aの周速度は0部から軸部材2
の軸心1での距離Bと回転速度Nの積BXNで表わされ
るので、A及びBの距離に差がある場合は、その差に比
例して接触部C部のヒダ間に相対すべりが生じる。
この相対すべりの大きさはV=(A−B)Nで自在軸継
手の回転速度が大きいほど、及び接触部から回転中6渣
での距離の差が大きいほど大となる。
手の回転速度が大きいほど、及び接触部から回転中6渣
での距離の差が大きいほど大となる。
この相対すべりは、ブーツカバーのヒダの接触部を磨耗
させ、ブーツカバーの寿命を短かくする。
させ、ブーツカバーの寿命を短かくする。
従って、現状ではブーツカバーの形状による性質上軸角
度の大きい場合はヒダの接触を避けるため、ブーツカバ
ーのヒダが接触しない軸角度の範囲内で等速自在軸継手
を使用してむりブーツカバーによって軸継手のとり得る
角度に制限を受けておった。
度の大きい場合はヒダの接触を避けるため、ブーツカバ
ーのヒダが接触しない軸角度の範囲内で等速自在軸継手
を使用してむりブーツカバーによって軸継手のとり得る
角度に制限を受けておった。
この考案は、上記従来例の欠点に鑑み開発したもので、
以下この考案の構成を第3図及び第4図に示す具体的実
施例に従って説明すると次の通りである。
以下この考案の構成を第3図及び第4図に示す具体的実
施例に従って説明すると次の通りである。
図面に釦いて、11は自在軸継手の外側部材、12は自
在軸継手の内側部材に結合された軸部材、13はブーツ
カバー 14,15はブーツバンド、16は自在軸継手
を取付けた静止部材、例えば機体のハウジング、17は
薄肉剛体の筒体、18はボルト、19は給脂用の蓋体、
20は転がり軸受又は滑り軸受の如き軸受である。
在軸継手の内側部材に結合された軸部材、13はブーツ
カバー 14,15はブーツバンド、16は自在軸継手
を取付けた静止部材、例えば機体のハウジング、17は
薄肉剛体の筒体、18はボルト、19は給脂用の蓋体、
20は転がり軸受又は滑り軸受の如き軸受である。
即ち、この考案に係る密封装置は、ブーツカバー13の
自在軸継手の外側部材11側の端部13dを機体ハウジ
ング16より延長した薄肉剛体の筒体17の外径部にブ
ーツバンド15で固定し、他方の軸部材12側の端部1
3eは、軸部材12に嵌合した回動且つ摺動自在の軸受
20の外径部分に保持し、この部分で軸部材12とブー
ツカバー13を分離且つフリーとし、即ちブーツカバー
13の全体を軸継手より分離独立させ、軸継手の回転に
際して、常にブーツカバー13を静止状態に維持しうる
構造となっている。
自在軸継手の外側部材11側の端部13dを機体ハウジ
ング16より延長した薄肉剛体の筒体17の外径部にブ
ーツバンド15で固定し、他方の軸部材12側の端部1
3eは、軸部材12に嵌合した回動且つ摺動自在の軸受
20の外径部分に保持し、この部分で軸部材12とブー
ツカバー13を分離且つフリーとし、即ちブーツカバー
13の全体を軸継手より分離独立させ、軸継手の回転に
際して、常にブーツカバー13を静止状態に維持しうる
構造となっている。
又、軸受20を軸部材12上を軸方向に摺動臼8在にし
たことによって、ブーツカバー13のヒダ1が接触した
場合、軸受20が軸部材12上を軸方向に逃げ、ヒダ部
の接触力が大きくならない構造となっている。
たことによって、ブーツカバー13のヒダ1が接触した
場合、軸受20が軸部材12上を軸方向に逃げ、ヒダ部
の接触力が大きくならない構造となっている。
尚、筒体17の先端部17aには、ブーツカバー13の
一端部13dを保持するための凹み17bが設けである
。
一端部13dを保持するための凹み17bが設けである
。
又、ブーツカバー13の他端と結合された軸受20は軸
部材12に適当なスキマをもって嵌合され、両側面に潤
滑剤の漏洩防止及び防塵の役目をするシール部材21が
組込んである。
部材12に適当なスキマをもって嵌合され、両側面に潤
滑剤の漏洩防止及び防塵の役目をするシール部材21が
組込んである。
第4図は、軸部材12側のブーツカバー13の端部と結
合される軸受20を転り軸受とした他の実施例である。
合される軸受20を転り軸受とした他の実施例である。
以上説明したようにこの考案は自在軸継手の外側部材を
囲んで機体ハウジング等の静止部材に取付けられた薄肉
剛体の筒体と、上記筒体の先端に1端を固着し、他端を
軸受を介して自在軸継手に連結された軸部材に回動自在
で、かつ、軸方向に摺動自在に取付けたブーツカバーと
からなる自在軸継手用密封装置に係り、自在軸継手の回
転に際し、ブーツカバーが分離独立して常に静止状態を
保つので、且つブーツカバーのヒダが例え接触してもブ
ーツカバーの軸側端が軸上で逃げるのでヒダが磨耗する
ことなく、従来のヒダ磨耗の欠点が消去され、従来のブ
ーツカバーに比し、更に大きな軸角度での自在軸継手の
使用が可能で、且つ長寿命を達成できる。
囲んで機体ハウジング等の静止部材に取付けられた薄肉
剛体の筒体と、上記筒体の先端に1端を固着し、他端を
軸受を介して自在軸継手に連結された軸部材に回動自在
で、かつ、軸方向に摺動自在に取付けたブーツカバーと
からなる自在軸継手用密封装置に係り、自在軸継手の回
転に際し、ブーツカバーが分離独立して常に静止状態を
保つので、且つブーツカバーのヒダが例え接触してもブ
ーツカバーの軸側端が軸上で逃げるのでヒダが磨耗する
ことなく、従来のヒダ磨耗の欠点が消去され、従来のブ
ーツカバーに比し、更に大きな軸角度での自在軸継手の
使用が可能で、且つ長寿命を達成できる。
又、自在軸継手の外側部材を囲んで設置した薄肉剛体の
筒状体により、自在軸継手内部からの直接の潤滑剤の飛
散が防止される。
筒状体により、自在軸継手内部からの直接の潤滑剤の飛
散が防止される。
尚、この場合、潤滑剤の補給は、停止時に筒状体に設け
られた蓋体を外して自在軸継手に設けられたニップルか
ら行なわれる。
られた蓋体を外して自在軸継手に設けられたニップルか
ら行なわれる。
第1図は従来の代表例を示す図面、第2図は従来例にお
けるブーツカバーの状態を説明するための図面、第3図
はこの考案に係る具体的実施例の全体構成図面、そして
第4図は他の実施例を示す要部の部分図面である。 。11・・・自在軸継手の外側部材、12・・・自在軸
継手に連結された軸部材、13・・・ブーツカバー、1
4゜15・・・ブーツバンド、16・・・機体ノ・ウジ
ング等の静止部材、17・・・薄肉剛体の筒体、18・
・・ボルト、19・・・蓋体、20・・・軸受、21・
・・シール部材。
けるブーツカバーの状態を説明するための図面、第3図
はこの考案に係る具体的実施例の全体構成図面、そして
第4図は他の実施例を示す要部の部分図面である。 。11・・・自在軸継手の外側部材、12・・・自在軸
継手に連結された軸部材、13・・・ブーツカバー、1
4゜15・・・ブーツバンド、16・・・機体ノ・ウジ
ング等の静止部材、17・・・薄肉剛体の筒体、18・
・・ボルト、19・・・蓋体、20・・・軸受、21・
・・シール部材。
Claims (3)
- (1)自在軸継手の外側部材を囲んで機体ハウジング等
の静止部材に取付けられた薄肉剛体の筒体と、上記筒体
の先端に1端を固着し、他端を軸受を介して、自在軸継
手に連結された軸部材に回動自在で、かつ、軸方向に摺
動自在に取付けたブーツカバーとからなる自在軸継手用
密封装置。 - (2)軸部材に、回動自在で、かつ、軸方向に摺動自在
に取り付けた軸受を、軸部材に接触するシール部材を両
側に組込んだ滑り軸受とした実用新案登録請求の範囲第
1項に記載の自在軸継手用密封装置。 - (3)軸部材に、回動自在で、かつ、軸方向に摺動自在
に取り付けた軸受を、軸部材に接触するシール部材を両
側に組込んだ転り軸受とした実用新案登録請求の範囲第
1項に記載の自在軸継手用密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2870278U JPS5824054Y2 (ja) | 1978-03-06 | 1978-03-06 | 自在軸継手用密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2870278U JPS5824054Y2 (ja) | 1978-03-06 | 1978-03-06 | 自在軸継手用密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54133267U JPS54133267U (ja) | 1979-09-14 |
JPS5824054Y2 true JPS5824054Y2 (ja) | 1983-05-23 |
Family
ID=28875175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2870278U Expired JPS5824054Y2 (ja) | 1978-03-06 | 1978-03-06 | 自在軸継手用密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5824054Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2424438A1 (fr) * | 1978-04-26 | 1979-11-23 | Glaenzer Spicer Sa | Dispositif de protection perfectionne, notamment pour articulation et palier d'arbre de transmission |
-
1978
- 1978-03-06 JP JP2870278U patent/JPS5824054Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54133267U (ja) | 1979-09-14 |
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