JPH0329619Y2 - - Google Patents

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JPH0329619Y2
JPH0329619Y2 JP1986078191U JP7819186U JPH0329619Y2 JP H0329619 Y2 JPH0329619 Y2 JP H0329619Y2 JP 1986078191 U JP1986078191 U JP 1986078191U JP 7819186 U JP7819186 U JP 7819186U JP H0329619 Y2 JPH0329619 Y2 JP H0329619Y2
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JP
Japan
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outer ring
annular recess
boot
drive shaft
annular
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JP1986078191U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車等の駆動軸部の自在継手に用い
られるブーツの改良に関する。
〔従来の技術〕
自在継手用ブーツは、自在継手の作動部を潤滑
する油脂類を密封するとともに、該作動部へのダ
ストの侵入を阻止するもので、可撓材をもつて製
せられたベロー状を呈し、軸方向両端に形成され
た嵌着部のうちの一方がドライブシヤフトに、他
方が該ドライブシヤフトを角度変位自在に支持し
てなる自在継手の外輪に、それぞれ外挿嵌着され
ている。
従来、上記ブーツのドライブシヤフトとの嵌着
は、第3図に示すように、ドライブシヤフトdに
形成した環状凹部eに外挿嵌着したブーツaの一
端嵌着部bを、締付バンドfによつて締付固定し
た構造となつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記ブーツaは、ドライブシヤフトd
が前記外輪(図示せず)側に対して角度変位した
状態で回転すると、これに伴ない、激しく変形し
ながら回転するため、ブーツaの内周空間A内の
油脂類が嵌着部b内周面と環状凹部e外周面との
間に楔のごとく侵入し、外部へ漏出する問題を有
している。
本考案は、以上の問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、密封性に優れたブ
ーツを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的のため、本考案に係る自在継手用ブー
ツは、互いに角度変位する外輪とドライブシヤフ
トとを備え、前記ドライブシヤフトの外周面に環
状凹部が設けられ、前記環状凹部の前記外輪側の
段部が前記外輪に近付くにしたがつて漸次拡径さ
れている自在継手に外挿嵌着されるブーツであつ
て、ベロー状本体の軸方向一端に前記環状凹部に
嵌着される環状の嵌着部が設けられ、前記嵌着部
の前記外輪側の端面に、前記環状凹部の底面に所
定の締め代をもつて圧接し、前記嵌着部より径方
向に薄肉である環状突起が設けられているもので
ある。
〔作用〕
前記環状突起は前記環状凹部を締付けるごとく
該凹部の底面に圧接してブーツ内周空間からの油
脂類の漏れを阻止するものであつて、前記嵌着部
が環状凹部内を外輪側へ移動したときに前記段部
に乗り上げるようにして拡径変形し、その弾性復
帰力により環状凹部の底面に対する圧接力(面
圧)を大きくする。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図は自在継手6に取り付けられた本実施例
ブーツ1全体を示すもので、このブーツ1は、ベ
ロー状本体2の軸方向一端に形成された大径の嵌
着部3が自在継手6を構成する外輪7に外挿嵌着
され、他端に形成された小径の嵌着部4が前記外
輪7の内側の作動部8において角度変位自在に支
持されてなるドライブシヤフト9の環状凹部10
に外挿嵌着されて、締付バンド11,12によつ
てそれぞれ締付固定されている。環状凹部10の
外輪7側の段部10′は前記外輪7に近付くにし
たがつて漸次拡径する断面円弧形に形成されてい
る。ドライブシヤフト9側嵌着部4の内側端面
4′には内周面5aが前記環状凹部10外周面に
圧接するよう適宜締代が設定された環状突起5が
周設形成されている。
この環状突起5は、第2図に拡大して示すよう
に、形態上、自在継手6の作動部8潤滑用の油脂
類がブーツ1の内周空間Aから嵌着部4内周面と
ドライブシヤフト9の環状凹部10外周面との間
に侵入するのを阻止する、一種のシール部材とし
ての役割を果たすものであつて、外輪7とドライ
ブシヤフト9とが角度変位した状態で高速回転し
て嵌着部4が環状凹部10内を外輪7側へ移動し
たときに、環状突起5が前記段部10′に乗り上
げるようにして拡径変形し、その弾性復帰力によ
り環状凹部の底面に対する圧接力(面圧)を大き
くするため、当該ブーツに内封した油脂類に対す
るシール性を高めることができる。なお、この作
用効果は環状突起5が嵌着部4本体より径方向に
薄肉であつて弾性変形し易いことから初めて発揮
されるものである。
なお、図示の実施例では、環状突起5をブーツ
1と同材質で一体成形されたものとして示した
が、これを別部材の接合によつて設けることとし
ても差仕えない。
〔考案の効果〕
本考案の自在継手用ブーツは以上の構成と作用
とによつて次の効果を奏する。
すなわち、外輪とドライブシヤフトとが角度変
位した状態で高速回転して嵌着部が環状凹部内を
外輪側へ移動したときに、環状突起が前記段部に
乗り上げるようにして拡径変形し、その弾性復帰
力により環状凹部の底面に対する圧接力(面圧)
を大きくするため、当該ブーツに内封した油脂類
に対するシール性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す装着状態の断
面図、第2図は同実施例の要部拡大断面図、第3
図は従来形状を示す要部拡大断面図である。 1……ブーツ、2……ベロー状本体、2a……
外側面、2b……内側面、3,4……嵌着部、
4′……内側端面、5……環状突起、5a……内
周面、5b……先端部、6……自在継手、7……
外輪、8……作動部、9……ドライブシヤフト、
10……環状凹部、10′……段部、11,12
……締付バンド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに角度変位する外輪7とドライブシヤフト
    9とを備え、前記ドライブシヤフト9の外周面に
    環状凹部10が設けられ、前記環状凹部10の前
    記外輪7側の段部10′が前記外輪7に近付くに
    したがつて漸次拡径されている自在継手6に外挿
    嵌着されるブーツであつて、ベロー状本体2の軸
    方向一端に前記環状凹部10に嵌着される環状の
    嵌着部4が設けられ、前記嵌着部4の前記外輪7
    側の端面4′に、前記環状凹部10の底面に所定
    の締め代をもつて圧接し、前記嵌着部4より径方
    向に薄肉である環状突起5が設けられていること
    を特徴とする自在継手用ブーツ。
JP1986078191U 1986-05-26 1986-05-26 Expired JPH0329619Y2 (ja)

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JP1986078191U JPH0329619Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

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JP1986078191U JPH0329619Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

Publications (2)

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JPS62190125U JPS62190125U (ja) 1987-12-03
JPH0329619Y2 true JPH0329619Y2 (ja) 1991-06-24

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5154051U (ja) * 1974-10-19 1976-04-24
JPS60125468A (ja) * 1983-11-22 1985-07-04 テーエルヴエー・エーレンライヒ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフトウング・ウント・コンパニー・コマンデイートゲゼルシヤフト 密封ベローを玉継手の継手ハウジングに取り付ける装置

Family Cites Families (2)

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JPS53111190U (ja) * 1977-02-14 1978-09-05
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JPS62190125U (ja) 1987-12-03

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