JPH05605Y2 - - Google Patents

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JPH05605Y2
JPH05605Y2 JP1695887U JP1695887U JPH05605Y2 JP H05605 Y2 JPH05605 Y2 JP H05605Y2 JP 1695887 U JP1695887 U JP 1695887U JP 1695887 U JP1695887 U JP 1695887U JP H05605 Y2 JPH05605 Y2 JP H05605Y2
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boot
seal lip
actuator
boot body
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ダストブーツに関するものである。
(従来の技術) ダストブーツ先行技術としては、実開昭61−
531号公報、実開昭60−191769号公報、実開昭59
−34160号公報、実開昭58−158860号公報等、
種々のものが提案されている。
しかして、従来、第3図に示されるような、自
動車等の車両用変速機20のケース21と、変速
機20の操作ロツド22を作動させるアクチユエ
ータ23との間において、前記操作ロツド22の
連結部分を覆う筒状のダストブーツにあつては、
そのブーツ本体24の被取付部材であるアクチユ
エータ側の端部25の内周に、所定のシール幅c
を有するフランジ状のシール部26が形成され、
そのシール部26の環帯状の内周面が、前記アク
チユエータ23の軸部27の外周面27aにその
円周方向に所定の締め代をもつて密着されること
によつて、当該部位のシールがなされていた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来のダストブーツでは、ブーツ本体
24のシール部26とアクチユエータ23の軸部
27の外周面27aとの間のシール機能を、前記
シール部26の円周方向の締し代のみで確保して
いるため、高いシール性を確保するために、前記
締し代を大きくとる必要があつた。
このように、従来のダストブーツでは、締め代
が大きいことにより、アクチユエータ23の軸部
27に対するダストブーツの組付性が悪くなると
共に、その組付時にブーツに破損を生じ易かつ
た。また、このため、ダストブーツの材質、すな
わち、強度及び弾性等の選定に注意する必要があ
り、ブーツ材質の選択幅が小さく限定されること
になつた。
そこで、本考案の目的は、上記した従来の技術
における問題点に鑑み、組付性を向上すると共
に、ブーツ材質の選択幅を増大することのできる
ダストブーツを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記した従来の技術における問題点を解決する
ための本考案は、被取付部材の側面に突出する軸
部に嵌合されるブーツ本体の端部内周に、弾性を
有するリツプ状のシールリツプを折返し状に突設
し、そのシールリツプの先端部が前記軸部の外周
面に前記弾性を介して密着されると共に、その圧
接によつてシールリツプが受ける反力を利用し
て、ブーツ本体の端面が前記被取付部材の側面に
密着されることを構成の要旨とするものである。
(作用) 上記した手段によれば、ブーツ本体の端部に被
取付部材の軸部を挿入することで、その組付けが
行える。
また、ブーツ本体のシールリツプの先端部が被
取付部材の軸の外周面に密着されると共に、ブー
ツ本体の端面が前記密着によるシールリツプの反
力により前記被取付部材の側面に密着されること
により、二箇所においてシール機能が果たされ
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
したがつて説明する。なお、本例では、自動車等
の車両用変換機に使用されるダストブーツについ
て例示することにする。
ダストブーツの組付状態を断面図で示した第1
図において、車両用変換機1のケース2の側面に
は、先端部3aをL字状に折曲した操作ロツド3
が、その軸方向に進退可能に突出されている。
ケース2にボルト4によつて固定された連結プ
レート5には、被取付部材であるアクチユエータ
6が支持されている。
アクチユエータ6の作動ロツド7は、アクチユ
エータ6の側面6aに突出するボス状の軸部8か
ら進退可能に突出される。作動ロツド7は、前記
操作ロツド3に指向されており、その作動ロツド
7の先端の半径方向の連結孔9に操作ロツド3の
先端部3aが係入されている。従つて、アクチユ
エータ6の作動によつて、作動ロツド7を介し
て、操作ロツド3が進退移動され(第1図二点鎖
線参照)、これによつて、変速機1の変速操作が
なされる。なお、アクチユエータ6の軸部8は、
その先端部外周にその外径を大きくする段部10
を有する。
次に、前記変速機1の操作ロツド3とアクチユ
エータ6の作動ロツド7との連結部分を覆うダス
トブーツについて詳述する。
ブーツ本体12は、適宜の弾性を有する合成樹
脂材料あるいはゴム材料等から円筒状に形成され
ている。なお、ブーツ本体12の一端部(図示左
端部)は、変速機1のケース2に、オイルシール
13と共に金具17を介して固定されている。
前記アクチユエータ6の軸部8に嵌め付けられ
るブーツ本体12の端部14の内周には、弾性を
有するリツプ状のシールリツプ15が折返し状に
突設されている。
シールリツプ15は、その先端部15aが前記
アクチユエータ6の軸部8の外周面8aに密着さ
れるもので、その組付前の自由状態を第2図に二
点鎖線で示した。また、シールリツプ15は、そ
の自由状態において、その先端部の口径aが、前
記アクチユエータ6の軸部8の外径bよりも小さ
く形成される。この口径aと外径bとの差によつ
て、シールリツプ15に所定の締め代が付与され
る。
また、ブーツ本体12の端部14の端面16
は、ブーツ本体12の組付け時において、前記シ
ールリツプ15が前記軸部8の外周面8aに対し
て受ける反力によつて、力Fをもつてアクチユエ
ータ6の側面6aに密着される。
また、ブーツ本体12の端部14の外周には、
突起18が環状に形成されている。この突起18
にブーツ組付用工具19が係合され、その工具1
9を介して、ブーツ本体12の端部14がアクチ
ユエータ6側へ押付けられることにより、シール
リツプ15内にアクチユエータ6の軸部8が挿入
される。
上記したダストブーツによれば、ブーツ本体1
2の端部14にアクチユエータ6の軸部8がシー
ルリツプ15をその弾性に抗してその口径を押し
広げつつ挿入されることにより、その組付けが行
える、すなわち、ブーツを差込みタイプで組付け
ることができ、前述した従来のものに比し、その
組付性が大幅に向上される。
また、ブーツ本体12のシールリツプ15の先
端部15aがアクチユエータ6の軸部8の外周面
8aに密着されると共に、ブーツ本体12の端面
16が前記密着によるシールリツプ15の反力に
より、力Fをもつて前記アクチユエータ6の側面
6aに密着される。従つて、アクチユエータ6の
軸部8の外周面8aに対する円周方向のシール
と、アクチユエータ6の側面6aに対する軸方向
のシールとの二箇所においてシール機能が果たさ
れる。このため、良好なシール性が発揮される。
このように、二箇所のシールが得られることに
よつて、シールリツプ15の締め代を小さく設定
することが可能で、これにより、前記組付性が一
段と向上されると共に、その締め代の負担が低減
され、ブーツ材質の選択幅が増大される。
また、ブーツ本体12の端部14の突起18に
よつて、工具19による組付性が向上される。
(考案の効果) すなわち、本考案によれば、ブーツ本体の端部
に被取付部材の軸部をシールリツプをその弾性に
抗してその口径を押し広げつつ挿入されること
で、その組付けが行えるから、ブーツを差し込み
タイプで組付けることができ、従来のものに比
し、その組付性が大幅に向上される。
また、ブーツ本体のシールリツプの先端部が被
取付部材の軸部の外周面に密着されると共に、ブ
ーツ本体の端面が前記密着によるシールリツプの
反力により前記被取付部材の側面に密着されるこ
とにより、二箇所においてシール機能が果たされ
るから、良好なシール性が発揮され、これによ
り、シールリツプの締め代を小さく設定して、組
付性を一段と向上することができると共に、その
締め代の負担を低減し、ブーツ材質の選択幅を増
大することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図はダストブーツの組付状態の断面
図、第2図は要部拡大断面図、第3図は従来例を
示すダストブーツの組付状態の断面図である。 6……アクチユエータ(被取付部材)、6a…
…側面、8……軸部、8a……軸部の外周面、1
2……ブーツ本体、14……端部、15……シー
ルリツプ、16……ブーツ本体の端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被取付部材の側面に突出する軸部に嵌合される
    ブーツ本体の端部内周に、弾性を有するリツプ状
    のシールリツプを折返し状に突設し、そのシール
    リツプの先端部が前記軸部の外周面に前記弾性を
    介して密着されると共に、その密着によつてシー
    ルリツプが受ける反力を利用して、ブーツ本体の
    端面が前記被取付部材の側面に密着されることを
    特徴とするダストブーツ。
JP1695887U 1987-02-07 1987-02-07 Expired - Lifetime JPH05605Y2 (ja)

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JPS63125260U JPS63125260U (ja) 1988-08-16
JPH05605Y2 true JPH05605Y2 (ja) 1993-01-08

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