JPH042841Y2 - - Google Patents

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JPH042841Y2
JPH042841Y2 JP1985057859U JP5785985U JPH042841Y2 JP H042841 Y2 JPH042841 Y2 JP H042841Y2 JP 1985057859 U JP1985057859 U JP 1985057859U JP 5785985 U JP5785985 U JP 5785985U JP H042841 Y2 JPH042841 Y2 JP H042841Y2
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JP
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valve body
retainer
pressure booster
air pressure
opening
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JP1985057859U
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JPS61172857U (ja
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  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、車両のブレーキ装置に使用される気
圧倍力装置に係わり、特に、全長の短縮化が図れ
る気圧倍力装置に関する。
「従来の技術」 従来、気圧倍力装置の一つとして、実公昭55−
36293号に、第4図ないし第6図に示すものが提
案されている。
すなわち、上記公報に記載の気圧倍力装置は、
内部にダイヤフラム、およびこのダイヤフラムに
係合されてそれと一体的に移動(第4図中左右方
向へ移動)するバルブボデイ1を有しており、入
力軸2に第4図中左方向の押圧力が加わると、バ
ルブボデイ1内に配設されている弁が操作され
て、ダイヤフラムによつて仕切られている2室間
に差圧が生じ、この差圧によつてダイヤフラムが
図中左方向に押圧され、同ダイヤフラムと一体的
に移動するバルブボデイ1を介して出力軸3が押
圧され、これにより、入力軸2に加えられた押圧
力が所定の倍力比をもつて出力軸3に伝達され、
そこから出力される構造となつている。
また、この気圧倍力装置において、バルブボデ
イ1の開口部1a側はシエル4の開口部から外方
へ突出しており、このバルブボデイ1の突出部分
は可撓性材料からなるブーツ5によつて覆われて
いる。そして、このブーツ5の一端部は、リング
状のリテーナ6を介してバルブボデイ1の突出端
部に固定されている。
リテーナ6は、第5図に示すように内周部を両
側から挟まれることによりブーツ5の一端に固定
される一方、径方向外側へ延びる複数の爪7の先
端がバルブボデイ1の内周部に係合することによ
つてバルブボデイ1に固定されている(第6図参
照)。また、リテーナ6の外側にはバルブボデイ
1の開口端側外周の段部1bに嵌合するリング部
8が設けられ、これによりリテーナ6が半径方向
へ一定値以上移動するのを規制し、爪7の保護を
図つている。なお、第4図中符号は9フイルタ、
10は吸音材を示す。
「考案が解決しようとする問題点」 上記気圧倍力装置では、リテーナ6がバルブボ
デイ1の開口端側外周段部1bに嵌合される構成
であり、このリテーナ6に嵌合された部分は、バ
ルブボデイ1の外周に摺接するシール部材に対し
摺動部とは成り得ない。したがつて、バルブボデ
イ6には必要なストローク長とは別にリテーナと
の取付代lが必要となり、その分全体の長さが長
くなるという欠点があつた。
またこの種装置は、車両に搭載される関係上設
置スペースが限られるため、できる限り小形化が
求められている。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、バ
ルブボデイに設けられるリテーナの爪を変形させ
ることなくかつ全長の短縮化が図れる気圧倍力装
置を提供することを目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」 本考案では係る目的を達成するために、バルブ
ボデイの一端開口部側がシエルの開口部より外方
へ突出し、該バルブボデイの突出部分を覆うブー
ツの一端がリング状リテーナを介して前記バルブ
ボデイの突出端に固定されるものであつて、前記
リテーナは、前記バルブボデイの開口端部に当接
する外フランジと、軸方向に延在し、同バルブボ
デイの内周部に隙間をもつて嵌合して、バルブボ
デイに対するリテーナ自体の径方向の動きを規制
する規制部と、バルブボデイの内周部に係合する
爪とを備えてなることを特徴としている。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図
を参照して説明する。なお、図中、第4図ないし
第6図にしめす従来例と同一構成要素には同一符
号を付し、説明を簡略化する。
本実施例において、ブーツ5は前記従来例と同
様、リテーナ20を介してバルブボデイ1に固定
されている。
リテーナ20は、樹脂等弾性を有する材料から
作製されてるとともに、第2図に示すようにリン
グ状に形成されている。また、リテーナ20はバ
ルブボデイ1の開口端に当接する外フランジ21
と、この外フランジ21の内側に同外フランジ2
1に対し所定の傾斜角をもつて折曲されてなる内
方部22と、この内方部22の所定箇所三方が打
ち抜かれて、外フランジ21と同一方向すなわち
リテーナ20の半径方向に延びるように、かつ周
方向に等間隔をあけて複数(図示例では6個)形
成された爪23と、内方部22の所定箇所三方が
折曲されて起こされ、かつ爪23同士の間に設け
られた複数(図示例では6個)の規制部24とか
ら構成されている。
ここで、外フランジ21は、リテーナ20をバ
ルブボデイ1の開口部1aに嵌入させる際、バル
ブボデイ1の端部に当接してリテーナ20の嵌入
位置を規制するストツパーの機能を果たし、ま
た、内方部22はブーツ5の端部に設けた溝(図
示せず)に嵌入して、リテーナ20をブーツ5に
係合固定する機能を果たす。また、爪23はリテ
ーナ20がバルブボデイ1の開口部1aの内周部
に嵌入された際、同内周部に係合してリテーナ2
0をバルブボデイ1に固定する機能を果たす。ま
た、規制部24はリテーナ20が径方向へ一定以
上移動するのを規制する機能を果たし、たとえリ
テーナ20が径方向にガタつく場合であつても、
爪23が一定以上変形するのを防止するようにな
つている。
従つて、前記複数の爪23の外端を結ぶことに
より形成される円の直径d1は、バルブボデイ1の
内径よりも締め代分大きく設定されており、か
つ、複数の規制部24の外端を結ぶことにより形
成される円の直径d2は、バルブボデイ1の内径よ
り若干小さく設定されている。
しかして、上記気圧倍力装置によれば、リテー
ナ20に規制部24を設け、この規制部24をバ
ルブボデイ1の内周部に嵌合させるようにしてい
るため、バルブボデイ1に長さ方向に沿つて特別
にリテーナ20取付代を設ける必要がなく、その
分従来のものに比べ、短縮化が図れる。
また、リテーナ20の内方部22所定箇所に折
曲により規制部24を設けているため、リテーナ
20の剛性が高まる利点もある。
「考案の効果」 本考案によれば、リテーナをバルブボデイの内
周部に挿入する際に、リテーナの位置が径方向に
一定量以上ずれていると規制部がこの状態での無
理な挿入を規制することになる。したがつて、リ
テーナは位置ずれを生じた状態で挿入されること
がないため挿入時に爪を必要以上に変形させるこ
とがない。しかも規制部は挿入後においても、リ
テーナが径方向へ一定量以上移動するのを規制す
ることになり、たとえリテーナが径方向にガタ付
いても爪を必要以上に変形させることがない。ま
た、この規制部をバルブボデイの内周側に嵌合す
るように設けているため、バルブボデイの外周摺
動部分にリテーナ嵌合部を設ける必要性、すなわ
ち同バルブボデイの長さ方向に特別にリテーナ取
付代を確保する必要性がなくなり、その分全長の
短縮化が図れることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示
し、第1図は要部の縦断面図、第2図はリテーナ
の正面図、第3図は第2図の−線に沿う断面
図、第4図ないし第6図は従来例を示し、第4図
は全体図、第5図は第4図のV円部の詳細図、第
6図はリテーナの正面図である。 1……バルブボデイ、1a……開口部、2……
入力軸、3……出力軸、4……シエル、5……ブ
ーツ、20……リテーナ、21……外フランジ、
23……爪、24……規制部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) バルブボデイの一端開口部側がシエルの開口
    部より外方へ突出し、該バルブボデイの突出部
    分を覆うブーツの一端がリング状リテーナを介
    して前記バルブボデイの突出端に固定される気
    圧倍力装置において、前記リテーナは、前記バ
    ルブボデイの開口端部に当接する外フランジ
    と、軸方向に延在し、同バルブボデイの内周部
    に隙間をもつて嵌合して、バルブボデイに対す
    るリテーナ自体の径方向の動きを規制する規制
    部と、バルブボデイの内周部に係合する爪とを
    備えてなることを特徴とする気圧倍力装置。 (2) 前記規制部と前記爪とが周方向に交互に設け
    られていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載の気圧倍力装置。
JP1985057859U 1985-04-18 1985-04-18 Expired JPH042841Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985057859U JPH042841Y2 (ja) 1985-04-18 1985-04-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985057859U JPH042841Y2 (ja) 1985-04-18 1985-04-18

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Publication Number Publication Date
JPS61172857U JPS61172857U (ja) 1986-10-27
JPH042841Y2 true JPH042841Y2 (ja) 1992-01-30

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ID=30582797

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JP1985057859U Expired JPH042841Y2 (ja) 1985-04-18 1985-04-18

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JP (1) JPH042841Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6318527Y2 (ja) * 1980-03-21 1988-05-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61172857U (ja) 1986-10-27

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