JPS6144535Y2 - - Google Patents

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JPS6144535Y2
JPS6144535Y2 JP6891780U JP6891780U JPS6144535Y2 JP S6144535 Y2 JPS6144535 Y2 JP S6144535Y2 JP 6891780 U JP6891780 U JP 6891780U JP 6891780 U JP6891780 U JP 6891780U JP S6144535 Y2 JPS6144535 Y2 JP S6144535Y2
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JP
Japan
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cylinder body
shell
piston plate
cylinder
valve body
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JP6891780U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、シエルの強度を増加せしめ、シエル
の変形による損失ストロークを減少させた気圧倍
力装置の改良に関するものである。
従来から一般に知られている気圧倍力装置は、
ハウジングを構成している前方シエルと後方シエ
ルとにそれぞれボルトを取付け、前方シエル側の
ボルトによつてマスターシリンダをハウジングに
固定支持させ、後方シエル側のボルトによつて、
ハウジングを、車両の運転席とエンジンルームと
を仕切つているトウボートに取付け固定させるも
のとなつている。このような手段によつて倍力装
置の取付けを行う場合、ブレーキ用フツトペダル
を踏込むことによつてマスターシリンダに働く作
用力を、前方シエル及び後方シエル自体が強度メ
ンバーとなつて支持しなければならないが、これ
らのシエルは、前記作用力を支えるには強度が不
足気味であるため、シエルが変形を起して倍力装
置の損失ストロークを増大させるという問題が生
じる。
そこで、上述の問題を解決した気圧倍力装置が
特開昭54−156982号公報等により知られている。
この気圧倍力装置は、前方シエルと後方シエルと
の間に延びて両シエルを連結するシリンダ本体を
備えており、このシリンダ本体の剛性により、シ
エルの変形を防止し得るものとなつている。
ところで、この公報に示される倍力装置は、シ
リンダ本体の前端部に、マスターシリンダ取付用
ボルトを備えているが、このボルトの取付位置は
シリンダ本体の外径よりも半径方向外方の位置に
あるため、シリンダ本体の外周に係合されるピス
トンプレートの内周に、該ボルト取付部を挿通さ
せるための逃げ用切欠きを形成する必要が生じて
いる。そして、この切欠きの存在のため、作動時
においてダイヤフラムに差圧が加わつた際に、該
ダイヤフラムが切欠きの部分からはみ出してふく
らむという現象が生じダイヤフラムの耐久性が低
下する原因になる。また、このダイヤフラムのふ
くらみによつて他の構成部品との干渉が生じ、作
動の円滑性が損われる原因になる。
本考案は上記問題点を解消するもので、上記逃
げ用切欠きをカバー部材で塞ぐようにしたことを
特徴とする。
以下図示実施例につき本考案を詳細に説明す
る。
第1図において、気圧倍力装置は、前方シエル
1Aと後方シエル1Bとによつて形成されたハウ
ジング1と、シエル1A,1B内部に摺動可能に
保持されたバルブ本体2と、このバルブ本体に一
体化され且つ当該バルブ本体2と共にピストンを
構成するピストンプレート3、およびバルブ本体
2の外方に配置されシエル外周壁まで延びてハウ
ジング1内を前後2つの区画室A,Bに分けてい
るダイヤフラム4を含む。バルブ本体2は、倍力
操作を行うための弁機構5を内蔵し又該弁機構5
に向けてフツトペダル(図示してない)の作用を
伝達しこれを作動する入力ロツド6を保持してい
る。さらに、バルブ本体2の先端部にはデイスク
ホルダ7が取付けられ、デイスクホルダ7内には
弾性部材よりなるデイスクプレート8と出力ロツ
ド9の基端部9Aとが嵌挿されている。出力ロツ
ド9の先端部9Bは前方シエル1Aに取付けられ
るマスターシリンダ10のピストン11に接続さ
れるようになつている。
さらにハウジング1内には、前方シエル1Aの
壁部から後方シエル1Bまで延びるシリンダ本体
12が取付けられている。シリンダ本体12は円
筒形状を呈し比較的剛性の高い合成樹脂或は金属
材料などから成り、その前方部分には第3図にも
示すように周回り方向等間隔に4つのスリツト1
2Aが形成されて4本の足部12Bに分けられ、
後方部分は中空シリンダ部分12Cになつてい
る。このシリンダ部分12Cの後端部は開放さ
れ、その後端部にはシリンダ本体12と後方シエ
ル1Bとの間に空気導通用の間隙を作るための通
気用溝12Dが設けられている。シリンダ本体1
2の内壁はバルブ本体2とデイスクホルダ7とを
摺動可能にガイドしており、バルブ本体2の外壁
とシリンダ本体12の内壁との間に嵌装されたシ
ール部材13によつて気密性が保持されている。
またシリンダ本体12の外周部には全周にわたつ
て溝12Eが形成されており、この溝12Eにダ
イヤフラム4の内径組付部4Aが嵌入し、例えば
止め輪14の様な適当な締付け部材によつて固く
装着されて当該ダイヤフラム取付け部をシールし
ている。
シリンダ本体12の後端部には該シリンダ本体
12を後方シリンダ1Bに固定すべくボルト15
挿入用の穴を有するシリンダフランジ12Fが設
けられており、各ボルト15は後方シエル1Bを
貫通して外部に突出し、各ボルト15により、シ
リンダ12と後方シエル1Bとの締付け作用が行
われ、且つ、図示しないトウボードへの気圧倍力
装置本体の取付けが行われるようになつている。
シリンダ本体12の各足部12Bの前端部に
は、半径方向外方に延びるボルト取付部12Gが
一体に形成されており、ボルト取付部12Gにマ
スターシリンダ取付用ボルト16の基端部が埋設
されている。各ボルト16は前方シエル1Aを貫
通して外部に突出し、各ボルト16により、前方
シエル1Aとシリンダ本体12との締付固定及び
前方シエル1Aへのマスターシリンダ10の締付
固定が行われるようになつている。
前記ピストンプレート3は、第2図、第4図に
示すように、シリンダ本体12外周に摺動自在に
嵌合するように環状とされている。このピストン
プレート3には、そ内孔に対して周回り方向等間
隔に4つの逃げ用切欠き3aが形成され、この逃
げ用切欠き3aを利用してピストンプレート3
が、シリンダ本体12のボルト取付部12Gに邪
魔されずにこの前端部から挿通可能とされてい
る。また、ピストンプレート3は、互いに隣り合
う上記切欠き3aの間から、半径方向内方側に向
かう舌部3bが突設され、該舌部3bがシリンダ
本体12のスリツト12A内に伸びている。そし
て、この舌部3b先端部は、シリンダ本体12の
内壁に沿うように後方向に屈曲され(第1図参
照)、この部分を貫通するボルト17により、ピ
ストンプレート3とバルブ本体2とデイスクホル
ダ7とが一体化されている。
上記のような形状のピストンプレート3をシリ
ンダ本体12に組み付けた際、前記逃げ用切欠き
3aがダイヤフラム4に臨むこととなるが、該切
欠き3aは、第1図、第4図に示すように、カバ
ープレート18により閉塞されている。このカバ
ープレート18は、逃げ用切欠き3aに対応した
形状の閉塞部18aと、該閉塞部18aより直角
に折曲されて後方向へ伸びる取付部18bを有
し、該取付部18bを貫通するボルト19、ナツ
ト20を利用して、ピストンプレート3に固定さ
れている。なお、このようなカバープレート18
は、鋼板、合成樹脂等により容易に成形され、ピ
ストンプレート3をシリンダ本体12に組み付け
た後これに取り付けられる。
なお、デイスクホルダ7は、シリンダ本体12
のスリツト12A内へ伸びる腕部7aが突設さ
れ、該腕部7aがピストンプレート3の舌部3b
前面に重ね合わされている。
先に述べた様に前方部にマスタシリンダ10を
取付けた倍力装置は、シリンダフランジ12Fに
備え付けられたボルト15をトウボードにあけら
れた孔に通し、該ボルト15に係合可能なねじ部
材を締付けることによつて、トウボードにしつか
りと取付けられる。この様にして車両或は他の機
器に取付けられた倍力装置は通常の装置と同様な
作動を行う。即ち、例えばブレーキ用フツトペダ
ルを踏込むと、入力ロツド6は前方(第1図左
方)に向つて移動し、それまで通気用溝12Dを
通して行われていたシエル1A,1B内の2つの
区画室A,Bの連通が遮断される。するとその外
径部4Bにおいてシエル1A,1Bに固定されそ
の内径部4Aにおいてシリンダ溝12Eに固定さ
れたダイヤフラム4は、前記2室A,Bの間に生
じた差圧力を受けて変形移動しピストンプレート
3を前方に向けて押圧しピストン運動をさせる。
このピストンプレート3はバルブ本体5に結合し
ているため、シリンダ本体12に対するピストン
プレート3及びバルブ本体5の摺動運動によつて
出力ロツド9に力を伝達し該出力ロツド9の先端
に係合しているマスタシリンダ10のピストン1
1を作動させるのである。ここで、剛性材料から
成るシリンダ本体12は、強度メンバーとして前
方シエル1Aと後方シエル1Bとを支持してい
る。そのため、フツトペダルを踏込むことにより
マスタシリンダ10のピストン11に加わつた力
の反作用は、マスタシリンダ10からシリンダ本
体12を介してトウボードに伝達される。これに
より、前方シエル1A及び後方シエル1Bには前
記反作用力に対抗するための引張力が全く加わら
ないか、たとえ加わつたとしてもほんの僅かであ
る。
そして、倍力作動時、ダイヤフラム4は、前方
向への推力が作用するのでピストンプレート3の
逃げ用切欠き3aからはみ出ようとするが、この
はみ出しはカバープレート18により阻止される
こととなる。
第5図〜第10図は本考案の他の実施例を示
し、前記実施例と同一構成要素には同一符号を付
してその説明は省略する。本実施例では、別途カ
バープレート18を用いることなく、デイスクホ
ルダ7の腕部7aを利用して、ピストンプレート
3の逃げ用切欠き3aを閉塞するようにしてあ
る。すなわち、デイスクホルダ7の腕部7aを、
前記実施例の場合よりも更に大きく半径方向外方
へ突出させてある。そして、第9図のように、ピ
ストンプレート3をシリンダ本体12に対して嵌
合させた後、該両者3,12を90゜時計方向又は
反時計方向に相対回転させれば、ピストンプレー
ト3の逃げ用切欠き3aの前面にデイスクホルダ
7の腕部7aが位置することとなつて該腕部7a
により逃げ用切欠き3aが塞がれ、ここからダイ
ヤフラム4がはみ出るのが防止される。
なお、本実施例では、デイスクプレート8を、
デイスクホルダ7と共に別途設けた保持プレート
21によりバルブ本体2に対して保持させるよう
にしてあり、また、ピストンプレート3とデイス
クホルダ7とは、該デイスクホルダ7の部分でボ
ルト22を利用して固定してある。その他、前記
実施例の場合と若干の構造の相違等があるが、基
本的作動は前記実施例の場合と何等変らないので
これ以上の詳細な説明は省略する。
以上実施例では、バルブ本体2とデイスクホル
ダ7とを別途形成した後一体化した場合を説明し
たが、該両者2と7とは一体成形してもよい。
本考案は以上述べたことから明らかなように、
ピストンプレート3の逃げ用切欠き3aからダイ
ヤフラム4がはみ出るのが防止され、ダイヤフラ
ムの耐久性向上及び作動の円滑性確保の上で好ま
しいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は第4図−線方向に沿う全体縦断
面、第2図はピストンプレートの要部斜視図、第
3図はシリンダ本体を前方から見た図、第4図は
第1図−線部分におけるシリンダ本体とピス
トンプレートとカバープレートとの組付関係を示
す図である。第5図〜第10図は本考案の他の実
施例を示すもので、第5図は第10図−線方
向に沿う全体縦断面図、第6図はシリンダ本体を
前方から見た図、第7図はピストンプレートを前
方から見た図、第8図はデイスクホルダを前方か
ら見た図、第9図、第10図はシリンダ本体とピ
ストンプレートとデイスクホルダとの組付関係を
示す図である。 1……ハウジング、1A……前方シエル、1B
……後方シエル、3……ピストンプレート、3a
……逃げ用切欠き、4……ダイヤフラム、5……
弁機構、6……入力ロツド、9……出力ロツド、
10……マスタシリンダ、12……シリンダ本
体、12A……スリツト、12G……ボルト取付
部、16……マスタシリンダ取付用ボルト、18
……カバープレート(カバー部材)、7a……腕
部(カバー部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前方シエルと;ハウジングを画成すべく当該前
    方シエルと組合わさつた後方シエルと;前方シエ
    ルと後方シエルとの間に延びて前記両シエルを連
    結し、前端付近から中間部にまで後方に向けて切
    込まれたスリツトを有するほぼ円筒形状のシリン
    ダ本体と;当該シリンダ本体内に摺動可能に嵌挿
    され内部に弁機構を備えたバルブ本体と;前記シ
    リンダ本体全周にわたつて気密的に配置され、該
    シリンダ本体からシエル外周壁まで半径方向に延
    びており、シエル内部を2つの区画室に仕切つて
    いるダイヤフラムと;このダイヤフラム前面に隣
    接して配置され、前記シリンダ本体の外周に摺動
    自在に嵌合すると共に前記スリツトを介して前記
    バルブ本体と結合された環状のピストンプレート
    と;前記バルブ本体の弁機構を作動する入力ロツ
    ドと;前記ピストンプレートからの推力を受けて
    作動する出力ロツドと;前記シリンダの前端部外
    周に突設され、マスタシリンダ取付用ボルトが取
    り付けられるボルト取付部と;前記ピストンプレ
    ート内周に形成され、該ピストンプレートを前記
    シリンダ本体前端部側より嵌合させる際、前記ボ
    ルト取付部との干渉を避けるための逃げ用切欠き
    と;該逃げ用切欠きを塞ぐカバー部材と;からな
    る気圧倍力装置。
JP6891780U 1980-05-20 1980-05-20 Expired JPS6144535Y2 (ja)

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JP6891780U JPS6144535Y2 (ja) 1980-05-20 1980-05-20

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JPS56170064U JPS56170064U (ja) 1981-12-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2623740B2 (ja) * 1988-08-15 1997-06-25 自動車機器株式会社 ブレーキ倍力装置

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JPS56170064U (ja) 1981-12-16

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