JPH0914284A - 等速ジョイントのブーツ取付構造 - Google Patents

等速ジョイントのブーツ取付構造

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JPH0914284A
JPH0914284A JP18765895A JP18765895A JPH0914284A JP H0914284 A JPH0914284 A JP H0914284A JP 18765895 A JP18765895 A JP 18765895A JP 18765895 A JP18765895 A JP 18765895A JP H0914284 A JPH0914284 A JP H0914284A
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義孝 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 組付工数を削減でき作業性に優れた等速ジョ
イントのブーツ取付構造を提供する。 【解決手段】 等速ジョイントのアウターにブーツ金具
の他方の開口端を接合し等速ジョイントのインナーに弾
性体の他方の開口端を接合して、等速ジョイントに取り
付けるブーツ取付構造において、ブーツ金具6は円筒部
の他方の開口近傍に徐々に拡径して形成されたテーパ部
21を備え、同テーパ部21から開口端に亘る間の所定位置
に周方向に亘って内側に向け突出した複数のまたは連続
した凸部23を形成し、アウターの開口近傍のブーツ金具
6の内径に略等しい外径D1 の嵌合円筒部の外周面の所
定位置に周方向に亘って突条12を形成し、ブーツ金具6
のテーパ部21に周方向に亘って設けられた凸部23の内径
dは、アウター2側の嵌合円筒部2bの外径D1 よりは
大きくかつ前記突条12の外径D2よりは小さい寸法関係
にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等のプロペ
ラシャフトに使用される等速ジョイントであって一方の
アウターに他方のインナーが嵌入して連結されるものに
おいて、アウター内部に潤滑剤等を密封保持するととも
に、外部からの塵埃、水等の侵入を防止するためのブー
ツの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる等速ジョイントに使用されるブー
ツは、通常略円筒状をしたブーツ金具にゴム等の可撓性
を有する弾性体が連続して接合されたもので、ブーツ金
具の方は等速ジョイントのやはり円筒状をしたアウター
に固着され、弾性体の方は端部がインナー軸部に固着さ
れ、アウター側軸とインナー側軸の角度を弾性体が吸収
している。
【0003】かかる等速ジョイントへのブーツの取付構
造の従来の例(実公平6−000654号公報)を図1
0に示す。等速ジョイントにおけるアウター01の外輪01
aにインナー02の内輪02aが挿入され、外輪01aと内輪
02aとの間にボール03が介装されており、内輪02aには
ドライブシャフト04の端部が嵌入している。
【0004】ブーツ05は、略円筒状のブーツ金具06の一
方の開口端にかしめ固着されて弾性体07が接合されてお
り、弾性体07の他端開口はドライブシャフト04の外周に
締付バンド08によって固着されている。そしてブーツ金
具06の他方の開口端は、フランジを形成して、外輪01a
に当接してボルト09により固着される。
【0005】かかるブーツ05によりアウター01の外輪01
aの内部を外界から遮断して塵埃等から保護し、また内
部の潤滑剤の漏れ等を防止している。
【0006】また別の例(実開平2−50518号公
報)を図11に示す。アウター011 の外輪 011aにボー
ル013 を介してインナー012 の内輪 012aが挿入され、
内輪 012aにはドライブシャフト014 の端部が嵌入され
ており、ブーツ015 の弾性体017 は端部が締付バンド01
8 によりドライブシャフト014 に固着されている。
【0007】そして円筒状をしたブーツ金具016 の開口
端は、やはり円筒状をした外輪 011aの端部外周面を覆
うように嵌合され、外輪 011aの外周面に形成された溝
条 011bにブーツ金具016 の端部 016aがかしめ付けら
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来は概ね以上のよう
なブーツ取付構造をしており、外輪にブーツ金具を固着
するに当たってボルトによる螺着またはかしめ付けが行
われていた。ボルトによる場合は、部品点数が多く組付
け工数がかかりコスト高となるといった問題がある。ま
たかしめ付けによる場合は、組付後ロールかしめ等の作
業設備が必要となり、設備費がかかるとともに、かしめ
作業を必要とし組付工数もかかる。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、特別の設備投資を必要とせず
組付工数を削減でき作業性に優れた等速ジョイントのブ
ーツ取付構造を供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、略円筒状をなすブーツ金具の一方の開口
端に連続して可撓性を有する弾性体が接合されたブーツ
を、等速ジョイントのアウターにブーツ金具の他方の開
口端を接合し等速ジョイントのインナーに弾性体の他方
の開口端を接合して、等速ジョイントに取り付けるブー
ツ取付構造において、前記ブーツ金具は円筒部の他方の
開口近傍に徐々に拡径して形成されたテーパ部を備え、
同テーパ部から開口端に亘る間の所定位置に周方向に亘
って内側に向け突出した複数のまたは連続した凸部を形
成し、前記アウターの開口近傍の前記ブーツ金具の内径
に略等しい外径の嵌合円筒部の外周面の所定位置に周方
向に亘って突条を形成し、前記ブーツ金具のテーパ部に
周方向に亘って設けられた凸部の内径は、アウター側の
嵌合円筒部の外径よりは大きくかつ前記突条の外径より
は小さい寸法関係にあり、前記アウターの嵌合円筒部に
前記ブーツ金具をテーパ部側から覆うように嵌合し、前
記ブーツ金具側の前記凸部がアウター側の突条を乗り越
えて同突条に係合する等速ジョイントのブーツ取付構造
とした。
【0011】アウターに対してブーツ金具を組付けるに
際して、ブーツ金具の開口近傍に徐々に拡径したテーパ
部を有し、同テーパ部から開口端に亘る間に突設された
凸部の内径はアウターの嵌合円筒部の外径より大きいの
で、アウターに嵌合し易く、途中アウターにOリング等
のシール部材があっても引っ掛けるようなこともなく円
滑に嵌合することができ、さらに嵌合を進め圧入するこ
とによりブーツ金具側の凸部がアウター側の突条を乗り
越えて同突条に係合するので、アウターに対してブーツ
金具を嵌合する一動作で簡単に組付け作業を達成するこ
とができる。
【0012】ブーツ金具自体にはそれ程大きな負荷はか
からないので、ブーツ金具の抜けが防止されれば足り、
ブーツ金具側の凸部がアウター側の突条に係合すること
で確実に抜け強度が確保される。
【0013】前記ブーツ金具のテーパ部の開口端部を内
側に折り返して、同折返部の端部を前記凸部とした等速
ジョイントのブーツ取付構造とすることで、ブーツ金具
の製造を容易し、低コストとすることができる。
【0014】前記ブーツ金具のテーパ部の所定箇所を内
側に向かって膨出して、前記凸部を形成した等速ジョイ
ントのブーツ取付構造とすることで、ブーツ金具の製造
を容易にし、低コストとすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図1ないし図 に図示した本
発明の実施の一形態について説明する。本実施例の等速
ジョイント1は、トリポード型のジョイントであり、自
動車のドライブシャフトに使用されている。
【0016】該等速ジョイント1のアウター2は、イン
ナー3のトリポード3aが嵌入される円筒状の内周面に
軸方向に指向した溝条が等間隔に3条形成されたアウタ
ー本体部2aが形成されており、同円筒部2aの開口側
には外径を若干小さくした円筒嵌合部2bを備えてい
る。
【0017】インナー3の方は、ドライブシャフトに連
結一体に延出したインナー軸部3bに放射方向に3個突
出した前記トリポード3aが設けられて、この3個のト
リポード3aを前記アウター本体部2aの内周面の3条
の溝条に摺動自在に嵌入して動力の伝達を行う。
【0018】以上のアウター2とインナー3との間に設
けられるブーツ5は、略円筒状をしたブーツ金具6の一
方の開口端に端部がかしめ付けられて弾性体7が連結さ
れており、ブーツ金具6の開口端部はアウター2の円筒
嵌合部2bに外側から嵌合し、弾性体7の他端部はイン
ナー軸部3bの外周に嵌合し、締付バンド8で固着され
る。
【0019】図2を参照してアウター2の円筒嵌合部2
bは開口端面から軸方向に所定距離入った処までは、外
径D1 の円筒部10をなし、そこから奥側に行くに従い徐
々に拡径するテーパ部11を経て外径D2 の突条12が形成
され、同突条12とアウター本体部2aとの間には溝条13
が設けられている。なお円筒部10の所定位置には周方向
に亘って溝条10aが形成されていて、同溝条10aにシー
ル部材たるOリング15が嵌合している。
【0020】一方ブーツ金具6の方は、弾性体7に連結
する円筒部6aより段をなして拡径した開口側の円筒嵌
合部6bがアウター2側の円筒嵌合部2bと嵌合する箇
所であり、該円筒嵌合部6bは前記アウター2側の円筒
部10の外径D1 に内径が略等しい円筒部20と、同円筒部
20から開口側に徐々に拡径していくテーパ部21が形成さ
れ、同テーパ部21の端部が内側に折り返され、同折返部
22はテーパ部21に重ね合わされ、その先端はテーパ部21
の内側テーパ面の途中にあって凸部23を形成し、この周
方向に亘って形成される凸部23の内径dは、前記アウタ
ー2側の円筒嵌合部2bのうち円筒部10の外径D1 より
は大きいが突条12の外径D2 よりは小さい。 すなわち
1 <d<D2 の関係にある。
【0021】以上のようにアウター2側の円筒嵌合部2
bとブーツ金具6側の円筒嵌合部6bは構成されている
ので、アウター2側の円筒嵌合部2bにブーツ金具6側
の円筒嵌合部6bを嵌合する場合に、円筒嵌合部2bの
外側を覆うようにブーツ金具6を略同軸に対向させて近
づける。
【0022】ブーツ金具6は開口側にテーパ部21を有し
て拡径しているので、軸合わせが容易になされ、嵌合し
ていくと途中にOリング15が突出しているが、凸部23の
内径dは円筒部10の外径D1 よりは余裕をもって大きい
ので、凸部23がOリング15に引っ掛かり嵌合を困難にす
ることもなく円滑に嵌合されていく。
【0023】さらに嵌合が進むと、アウター2側の突条
12のテーパ部11にブーツ金具6の開口の折返部22が当接
するが、さらにブーツ金具6を圧入すると、テーパした
折返部22が拡径して(図3の2点鎖線参照)突条12を乗
り越え、図3に実線で示すように折返部22の先端の凸部
23は溝条13に嵌まり、突条12に凸部23が係合する。この
突条12への凸部23の係合により、ブーツ金具6はアウタ
ー2に確実に取付けられ、抜け落ちるのを防止されてい
る。
【0024】以上のようにアウター2にブーツ金具6を
嵌合し易く、途中Oリング15があっても支障なく円滑に
嵌合し、さらに嵌合を進め圧入することで、アウター2
側の突条12にブーツ金具6側の凸部23が係合し、組付け
作業が完了するので、作業工数が少なく作業自体が極め
て簡単である。
【0025】ブーツ金具6の組付けにボルト等の部品は
不要であり、またかしめ作業もないのでかしめ用の設備
も必要とされず、低コストを実現できる。なおブーツ金
具6自体も、凸部23を形成するのに、テーパ部21の端部
を折り返すだけで同折返部22の先端が凸部23を自ずと形
成するようにしているので、製造が容易でコストもかか
らない。
【0026】次に別の実施の形態について図4および図
5に基づいて説明する。同実施例のアウター側は、その
アウター本体部が前記実施例と同じ形状をしているの
で、同じ符号を用いることとする。一方のブーツ金具30
は、弾性体に連結する円筒部30aより段をなして拡径し
た開口側の円筒嵌合部30bがアウター2側の円筒嵌合部
2bと嵌合する箇所であり、該円筒嵌合部30bはアウタ
ー2側の円筒部10の外径D1 に内径が略等しい円筒部31
と、同円筒部31から開口側に徐々に拡径していくテーパ
部32が形成され、同テーパ部32の途中所定位置に、周方
向に亘って複数の凸部33が内側に向けて突出形成されて
いる。
【0027】凸部33は、テーパ部32の所定箇所を内側に
向け山形に膨出させたものであり、複数周方向に形成さ
れた凸部33の内径dは、前記実施例と同様円筒部10の外
径D1 よりは大きいが突条12の外径D2 よりは小さく、
すなわちD1 <d<D2 の関係にある。
【0028】したがってブーツ金具30は開口側にテーパ
部32を有して拡径しているので、軸合わせが容易になさ
れアウター2側の円筒嵌合部2bに嵌合し易く、途中O
リング15があっても支障なく円滑に嵌合し、さらに嵌合
を進め圧入することで、アウター2側の突条12をブーツ
金具30側の凸部33が乗り越え図5に示すように突条12に
係合し、組付け作業が完了するので、作業工数が少なく
作業自体が極めて簡単である。
【0029】また別の実施の形態を図6および図7に示
し説明する。本実施例は、前記図4および図5図示の実
施例におけるブーツ金具30の複数の凸部33の代わりに周
方向に連続した突条の凸部43が形成されたもので、ブー
ツ金具40のその他の部分すなわち弾性体に連結する円筒
部40aおよび円筒嵌合部40b、円筒嵌合部40bのうちの
円筒部41,テーパ部42は前記ブーツ金具30の円筒部31,
テーパ部32と略同じ形状をしている。なおアウター側は
全く同じであり、符号も同じものを利用する。凸部43の
内径dは、D1 <d<D2 の関係にある。
【0030】本実施例も同様に、ブーツ金具40は、テー
パ部42により軸合わせが容易になされアウター2側の円
筒嵌合部2bに嵌合し易く、途中Oリング15があっても
支障なく円滑に嵌合し、さらにアウター2側の突条12を
ブーツ金具40側の凸部43が乗り越え図7に示すように突
条12に係合し、組付け作業が完了するので、作業工数が
少なく作業自体が極めて簡単である。
【0031】以上の実施例では、ブーツ金具における凸
部がテーパ部に位置していたが、テーパ部に限らずテー
パ部から開口端に亘る間にあればよく、例えば図8およ
び図9に図示するような実施の形態も考えられる。
【0032】すなわちアウター側は略同形状(ただしア
ウター本体部2aの外径が幾らか小さくなっている)と
して同じ符号を用いるものとし、一方のブーツ金具50
は、円筒部50aより段をなして拡径した円筒嵌合部50b
を有し、該円筒嵌合部50bはアウター側の円筒部の外径
1 に内径が略等しい円筒部51と、同円筒部51から開口
側に徐々に拡径していくテーパ部52が形成され、さらに
テーパ部52から円筒部53が延出して開口端に至ってお
り、この円筒部53の端部が内側に折り返され、その先端
は円筒部53の内周面の途中にあって凸部54を形成し、こ
の周方向に亘って形成される凸部23の内径dは、前記ア
ウター2側の円筒嵌合部2bのうち円筒部10の外径D1
よりは大きいが突条12の外径D2 よりは小さい。
【0033】このように凸部54をブーツ金具50の開口近
傍の円筒部53に有していても、ブーツ金具50は、テーパ
部52を経て円筒部53の内径が大きいので軸合わせが容易
になされアウター2側の円筒嵌合部2bに嵌合し易く、
途中Oリング15があっても支障なく円滑に嵌合し、さら
にアウター2側の突条12をブーツ金具50側の凸部54が乗
り越え図9に示すように突条12に係合し、組付け作業が
完了するので、作業工数が少なく作業自体が極めて簡単
である。
【0034】
【発明の効果】本発明は、ブーツ金具の開口近傍に徐々
に拡径したテーパ部を有し、同テーパ部から開口端に亘
る間に突設された凸部の内径はアウター側の嵌合円筒部
の外径より大きいので、アウターに嵌合し易く、途中ア
ウターにOリング等のシール部材があっても引っ掛ける
ようなこともなく円滑に嵌合することができ、さらに嵌
合を進め圧入することによりブーツ金具側の凸部がアウ
ター側の突条を乗り越えて同突条に係合するので、アウ
ターに対してブーツ金具を嵌合する一動作で簡単に組付
け作業を達成することができる。
【0035】ボルト等の部品やかしめ用の設備投資等は
不要であり、組付工数も削減でき、作業性を向上させる
ことができる。ブーツ金具自体にはそれ程大きな負荷は
かからないので、ブーツ金具の抜けが防止されれば足
り、ブーツ金具側の凸部がアウター側の突条に係合する
ことで確実に抜け強度が確保される。
【0036】ブーツ金具のテーパ部の開口端部を内側に
折り返して、同折返部の端部を凸部とすることで、ブー
ツ金具の製造を容易し、低コストとすることができる。
【0037】またブーツ金具のテーパ部の所定箇所を内
側に向かって膨出して、凸部を形成することで、ブーツ
金具の製造を容易し、低コストとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかる等速ジョイント
の一部断面とした側面図である。
【図2】ブーツ金具の非嵌合状態の要部断面図である。
【図3】ブーツ金具の嵌合状態の要部断面図である。
【図4】別の実施の形態のブーツ金具の非嵌合状態の要
部断面図である。
【図5】同ブーツ金具の嵌合状態の要部断面図である。
【図6】さらに別の実施の形態のブーツ金具の非嵌合状
態の要部断面図である。
【図7】同ブーツ金具の嵌合状態の要部断面図である。
【図8】またさらに別の実施の形態のブーツ金具の非嵌
合状態の要部断面図である。
【図9】同ブーツ金具の嵌合状態の要部断面図である。
【図10】従来の等速ジョイントの断面図である。
【図11】別の従来の等速ジョイントの断面図である。
【符号の説明】
1…等速ジョイント、2…アウター、3…インナー、5
…ブーツ、6…ブーツ金具、7…弾性体、8…締付バン
ド、10…円筒部、11…テーパ部、12…突条、13…溝条、
15…Oリング、20…円筒部、21…テーパ部、22…折返
部、23…凸部、30…ブーツ金具、31…円筒部、32…テー
パ部、33…凸部、40…ブーツ金具、41…円筒部、42…テ
ーパ部、43…凸部、50…ブーツ金具、51…円筒部、52…
テーパ部、53…円筒部、54…凸部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒状をなすブーツ金具の一方の開口
    端に連続して可撓性を有する弾性体が接合されたブーツ
    を、等速ジョイントのアウターにブーツ金具の他方の開
    口端を接合し等速ジョイントのインナーに弾性体の他方
    の開口端を接合して、等速ジョイントに取り付けるブー
    ツ取付構造において、 前記ブーツ金具は円筒部の他方の開口近傍に徐々に拡径
    して形成されたテーパ部を備え、 同テーパ部から開口端に亘る間の所定位置に周方向に亘
    って内側に向け突出した複数のまたは連続した凸部を形
    成し、 前記アウターの開口近傍の前記ブーツ金具の内径に略等
    しい外径の嵌合円筒部の外周面の所定位置に周方向に亘
    って突条を形成し、 前記ブーツ金具のテーパ部に周方向に亘って設けられた
    凸部の内径は、アウター側の嵌合円筒部の外径よりは大
    きくかつ前記突条の外径よりは小さい寸法関係にあり、 前記アウターの嵌合円筒部に前記ブーツ金具をテーパ部
    側から覆うように嵌合し、前記ブーツ金具側の前記凸部
    がアウター側の突条を乗り越えて同突条に係合すること
    を特徴とする等速ジョイントのブーツ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記ブーツ金具のテーパ部の開口端部を
    内側に折り返して、同折返部の端部を前記凸部としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の等速ジョイントのブーツ
    取付構造。
  3. 【請求項3】 前記ブーツ金具のテーパ部の所定箇所を
    内側に向かって膨出して、前記凸部を形成したことを特
    徴とする請求項1記載の等速ジョイントのブーツ取付構
    造。
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