JPH07305394A - 床上排水型和式大便器 - Google Patents

床上排水型和式大便器

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JPH07305394A
JPH07305394A JP12301294A JP12301294A JPH07305394A JP H07305394 A JPH07305394 A JP H07305394A JP 12301294 A JP12301294 A JP 12301294A JP 12301294 A JP12301294 A JP 12301294A JP H07305394 A JPH07305394 A JP H07305394A
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JP
Japan
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toilet
drainage
floor
floor slab
type
Prior art date
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Pending
Application number
JP12301294A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Hiranuma
和広 平沼
Hiroki Yamaguchi
宏紀 山口
Ikuo Namatame
▲郁▼生 生田目
Toshio Nezuka
俊夫 根塚
Tadao Adachi
忠郎 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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Publication of JPH07305394A publication Critical patent/JPH07305394A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水管を床スラブ上に配管することができ、
施工が容易でかつコンパクトな床上排水型和式大便器を
得ること。 【構成】 床スラブ1上の便器据付台2に据付けられる
便器本体4の前部の下半部にP型排水トラップ9を便器
本体4と一体に成型して設けると共に、同P型排水トラ
ップ9の出口を便器本体4の前方部へ突出させて排水口
10を形成し、同排水口10に床スラブ1上に配管され
た排水管11を接続してなる床上排水型和式大便器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、便器本体と排水トラッ
プとを陶器により一体成型してなる和式大便器であっ
て、排水管の床スラブ上配管を可能とする床上排水型和
式大便器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の和式大便器20は、図4に示すよ
うに便器本体21と排水トラップ22とを陶器により一
体成型した構造が一般的であり、床スラブ23上の便器
据付台24に設置される。便器本体21の下半部の後部
には貯留水受25が設けられ、流水の一部が貯留される
ようになっており、流水によって貯留水受25から溢れ
た水は排水トラップ22に排水される。排水トラップ2
2は、所謂S型排水トラップで、便器をコンパクト化す
るため便器本体21の下方部に貯留水受25と上下関係
に形成されている。排水トラップ22に排水された流水
は、排水トラップ22の出口に設けられた排水口26に
接続された排水管27を経て排出されるようになってい
る。
【0003】このような和式大便器の場合、構造上便器
の高さ方向寸法が大きくなる傾向にあり、便器設置に際
して下面側にふかし寸法を大きく取らなければならず、
しかも、排水管27が便器本体21の下方から接続され
る構造となっているため、床スラブ23上に便器を設置
する場合には、殆どの場合、図示のように排水管27を
床スラブ23を貫通して床スラブ下の下階天井部に配管
する床下配管方式を採用せざるを得なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように和式大
便器の場合、殆どが排水管を床スラブを貫通して床スラ
ブ下に配管する床下配管方式であったが、以下のような
場合には床下配管方式を採用することができなくなる問
題がある。 (1)床スラブにより所有区分、管理区分がなされてい
る場合には、床スラブ下に排水管を敷設することができ
ない。 (2)床スラブに防水処理を施し、直下階に対する漏水
対策を行っている場合には、床スラブ下に漏水の可能性
がある排水管を敷設することができない。 (3)直下階の階高が高い場合には、床スラブ下排水管
の施工が高所作業となるため採用しにくくなる。
【0005】そこで、実開平4−97985号公報に示
すように、ケース内に和式大便器を設置すると共に、こ
のケースの前部に排水管を内装設置し、排水管と便器の
排水口を予め接続管で接続してユニット化しておき、こ
れをトイレブース内の床面上に設置できるようにしたも
のが提案されているが、便器前部に接続管等を収納する
ためのスペースが必要で、ケース寸法が大きくなると共
に、便器と排水管との間にトラップが設けられていない
などの問題を有しており、排水管の床スラブ上配管がで
きると共に、設置スペースが少なくてすむトラップ付き
の和式大便器のニーズが生じている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明に係る床上排水型和式大便器は、床スラブ
上の便器据付台に据付けられる便器本体の前部の下半部
にP型排水トラップを便器本体と一体に成型して設ける
と共に、同P型排水トラップの出口を便器本体の前方部
へ突出させて排水口を形成し、同排水口に床スラブ上に
配管された排水管を接続してなることを特徴とするもの
である。
【0007】
【作用】本発明に係る床上排水型和式大便器は、上記の
ように構成されているので、床スラブ上の便器据付台に
据付けられる便器本体の前方部に突出して形成された排
水口に排水管を接続することにより、便器本体の前方側
に排水管を配管することができる。従って、便器本体の
下面側にふかし寸法を取ることなく、排水管の床スラブ
上配管を可能ならしめることができる。また、便器本体
の前部の下半部にP型排水トラップを一体成型している
ので、便器本体の高さ方向寸法及び長さ方向寸法を比較
的小さくしたままでコンパクトに成型することができ
る。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1乃至図3に基づ
いて説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る床上
排水型和式大便器の設置状態を示す縦断面図、図2はそ
の床上排水型和式大便器の便器本体の構成を示す縦断面
図、図3は本発明の第2の実施例に係る床上排水型和式
大便器の便器本体の構成を示す縦断面図である。
【0009】図1、2に示す第1の実施例において、1
は床スラブであり、トイレブース内の床スラブ1上には
便器据付台2が設置され、この便器据付台2に和式大便
器3が据付けられる。和式大便器3の便器本体4は、陶
器の一体成型品であり、上半部の後部にリム部5、前部
に覆い部6及び給水管が接続される給水管接続部7が形
成され、下半部の後部に貯留水受8及び前部にP型排水
トラップ9が形成されている。このP型排水トラップ9
の出口を便器本体4の前方部へ突出させて排水口10を
形成し、同排水口10に排水管11を接続することによ
って、排水管11の床スラブ1上での配管を可能ならし
めている。
【0010】なお、給水管接続部7から給水された水の
一部は、便器本体4の後部に回り込んで後部の給水口1
2から貯留水受8に流水し、その一部は貯留水受8に貯
留されるようになっている。また、貯留水受8の下流側
にはP型排水トラップ9が形成されており、その出口側
に形成された排水口10の最低位位置は、便器本体4の
下半部の貯留水受8の出口側の高さよりも低位レベルW
Lとなるように設定されているので、貯留水受8に流水
の一部を残し、排出物を流水とともに排水口10より確
実に排出することができるようになっている。
【0011】しかして、上記実施例によると、便器本体
4の下半部の前部にP型排水トラップ9を形成し、その
出口に前方部に突出した排水口10を形成して排水管1
1を接続するようにしているので、便器本体4の前方側
に排水管11を配管することができ、このため便器本体
4の下面側にふかし寸法を取ることなく、排水管11を
床スラブ1上に配管する可能となる。従って、床スラブ
1により所有区分、管理区分がなされている場合や床ス
ラブ1に防水処理を施し、直下階に対する漏水対策を行
っている場合、或いは、直下階の階高が高く床スラブ下
排水管の施工が高所作業となって困難となるような場合
で、排水管11の床スラブ下配管ができないケースにお
いても、容易に対応することできると共に、排水管11
の床スラブ1上配管によって工事の効率化を図ることが
できる。
【0012】また、便器本体4はその下半部の前部にP
型排水トラップ9を一体成型しているので、便器本体4
の高さ方向寸法及び長さ方向寸法を比較的小さくしてコ
ンパクトに成型することができ、これによって設置スペ
ースが少なくてすむトラップ付きの和式大便器を得るこ
とができる。
【0013】次に、図3に示す第2の実施例について説
明する。和式大便器は、比較的清掃を頻繁に行う必要の
ある場所に設置されることが多く、第2の実施例は容易
に清掃ができるように、P型排水トラップ9の出口を便
器本体4の前方部へ若干延長して排水口10を形成し、
便器本体4の前部の覆い部6の前方部に排水口10とP
型排水トラップ9との間に開口する上方へ突出した清掃
口13を設けたもので、これによってP型排水トラップ
9の出口側についても容易に清掃することができるよう
になるため、常に便器を清潔な状態に維持することが可
能となる。なお、他の構成は第1の実施例と同様であ
る。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る床
上排水型和式大便器によれば、便器本体の前部の下半部
にP型排水トラップを一体成型により形成し、その出口
に前方部に突出した排水口を形成して排水管を接続する
ようにしているので、便器本体の前方側に排水管を配管
することができ、又、便器本体の高さ方向寸法も比較的
小さくできるため、排水管を床スラブを貫通することな
く床スラブ上に配管することが可能となる。従って、排
水管の床スラブ下配管ができないケースにおいても、排
水管の床スラブ上配管により和式大便器を設置すること
ができると共に、排水管の床スラブ上配管によって工事
を効率化し、施工性の向上と施工コストの低減をはかる
ことができる。また、排水管との間にトラップを形成
し、しかも、便器本体の高さ方向寸法及び長さ方向寸法
が比較的小さい、コンパクトでかつ設置スペースが少な
くてすむトラップ付きの和式大便器を製造することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る床上排水型和式大
便器の設置状態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る床上排水型和式大
便器の便器本体の構成を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る床上排水型和式大
便器の便器本体の構成を示す縦断面図である。
【図4】従来例に係る床上排水型和式大便器の縦断面図
である。
【符号の説明】
1 床スラブ 2 便器据付台 3 和式大便器 4 便器本体 9 P型排水トラップ 10 排水口 11 排水管 12 清掃口 WL 排水口の低位レベル
フロントページの続き (72)発明者 根塚 俊夫 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 足立 忠郎 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床スラブ上の便器据付台に据付けられる
    便器本体の前部の下半部にP型排水トラップを便器本体
    と一体に成型して設けると共に、同P型排水トラップの
    出口を便器本体の前方部へ突出させて排水口を形成し、
    同排水口に床スラブ上に配管された排水管を接続してな
    ることを特徴とする床上排水型和式大便器。
  2. 【請求項2】 前記排水口の最低位位置を便器本体の下
    半部の貯留水受の出口側高さよりも低位レベルに設定し
    てなることを特徴とする請求項1記載の床上排水型和式
    大便器。
  3. 【請求項3】 前記便器本体の前部の覆い部の前方部に
    前記排水口とP型排水トラップとの間に開口する上方へ
    突出した清掃口を設けてなることを特徴とする請求項1
    記載の床上排水型和式大便器。
JP12301294A 1994-05-11 1994-05-11 床上排水型和式大便器 Pending JPH07305394A (ja)

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JP12301294A JPH07305394A (ja) 1994-05-11 1994-05-11 床上排水型和式大便器

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JP12301294A JPH07305394A (ja) 1994-05-11 1994-05-11 床上排水型和式大便器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100465195B1 (ko) * 2002-08-02 2005-01-13 이한규 화변기 고정틀
JP2009526149A (ja) * 2006-02-10 2009-07-16 マッカグナン,ルカ 衛生陶器の成形の間に直接得られるサイフォン・システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0338304U (ja) * 1989-08-17 1991-04-12
JPH053577U (ja) * 1991-07-03 1993-01-19 大和ハウス工業株式会社

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