JPH07304999A - 防滑剤組成物 - Google Patents

防滑剤組成物

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JPH07304999A
JPH07304999A JP9730594A JP9730594A JPH07304999A JP H07304999 A JPH07304999 A JP H07304999A JP 9730594 A JP9730594 A JP 9730594A JP 9730594 A JP9730594 A JP 9730594A JP H07304999 A JPH07304999 A JP H07304999A
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満 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段ボールや紙器の表面に防滑性、耐ブロッキ
ング性および耐熱性のすぐれた皮膜を形成することがで
き、かつ塗工適性、保存安定性、耐ブリード性にも優れ
た防滑剤組成物を提供すること。 【構成】 シリカ粒子と水性樹脂エマルジョンとからな
るシリカ複合エマルジョンを主成分とする防滑剤組成物
において、当該防滑剤組成物中に、分子量2×105
上のカルボキシル基含有水溶性樹脂0.01〜0.8重
量%を含有せしめるか、または分子量1×104 〜1×
105 、酸価100〜300、のスチレン系単量体とア
クリル系単量体とマレイン酸系単量体との共重合体樹脂
1〜3重量%を含有せしめたことを特徴とする防滑剤組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防滑剤組成物に関し、よ
り詳しくは、段ボールなどの紙製包装材料などの防滑に
好適に使用される防滑剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】農産物、水産物をはじめとする種々の食
品、あるいは各種工業製品などは、段ボール、カートン
などの紙器、種々の紙袋で包装されて輸送されている。
【0003】近年、各種包装ラインの自動化、輸送ライ
ンのパレット化などによる物流の効率化が進んでいる
が、その際、段ボールケースなどが滑ると荷崩れが発生
し、非常に危険であると共に、運送の効率低下などの生
じる原因となっている。
【0004】これら紙器、紙袋に防滑性を付与する方法
として、従来より、水性印刷インキで図柄を印刷した
後、粘着性を有する防滑剤を塗工し、その粘着力によっ
て滑りを防止する方法、あるいは非粘着性の防滑剤で紙
器などの表面に凹凸のある皮膜を形成させて、この凹凸
が物理的にかみ合って滑り防止を行う方法が代表的であ
る。
【0005】しかし、粘着タイプの防滑剤では、防滑効
果が高くなればなるほど、接触面でブロッキングが発生
しやすくなり、また輸送中にほこりやゴミなどが付着し
て、印刷物が汚損するなどの問題があり、防滑性、耐ブ
ロッキング性、防汚染性を同時にうることができなかっ
た。さらに、段ボ−ル原紙にあらかじめ印刷し、さらに
防滑剤の塗工を行った後、コルゲートマシンにて段ボー
ルに貼り合わせ場合においては、防滑剤がコルゲートマ
シンの熱板にとられて汚損するという問題がある。
【0006】一方、非粘着タイプの防滑剤では、初期の
防滑効果や耐熱性はある程度期待できるが、積み替え作
業などが繰り返し行われると、接触面同士がこすり合わ
されて防滑効果が極端に低下する傾向が強く、滑り防止
効果の持続性に欠けるものであった。また、防滑効果を
高くするためには、無機粒子などを多量に含有させる必
要があるが、耐摩擦性の低下、防滑剤の白化および光沢
の低下による印刷面の美粧性の欠如などの多くの問題を
有していた。
【0007】そこで、これらの問題を解決するために特
開平1−308748号公報、特開平2−129271
号公報、特開平3−91581号公報、特開平4−11
0302号公報などでは、α,β−エチレン性不飽和単
量体の共重合体とコロイダルシリカとの複合体エマルジ
ョンを主成分とした防滑剤が開示されている。このタイ
プの防滑剤は、粘着タイプと非粘着タイプの双方の性能
を兼備し、良好な防滑性、耐ブロッキング性、耐熱性を
有するものである。
【0008】しかし、これらシリカ複合エマルジョン
は、塗工適性が充分でなく、紙容器などの表面に、均一
で充分な防滑性を有する膜厚の皮膜を形成させることが
できないものであった。固形分濃度を高くして、塗工適
性の改善すれば、経時での保存安定性が低下するという
問題がある。
【0009】一方、印刷インキなどで使用される水性樹
脂を併用して、塗工適性を改善することも考えられる
が、これらシリカ複合エマルジョンは、上記水性樹脂と
ほとんど相溶性がないものであった。
【0010】また、これらシリカ複合エマルジョンから
なる防滑剤は、印刷物上に塗工される際に、防滑剤中に
インキがブリードして、印刷物を汚染(着色)するとい
う問題もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
しようとする課題は、上記問題点が解決された防滑剤組
成物を開発することであり、具体的には、段ボールや紙
器などの表面に防滑性、耐ブロッキング性および耐熱性
の優れた皮膜を形成することができ、かつ塗工適性、保
存安定性、耐ブリード性にも優れた防滑剤組成物を提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、シ
リカ粒子と水性樹脂エマルジョンとからなるシリカ複合
エマルジョンを主成分とする防滑剤組成物において、当
該防滑剤組成物中に、分子量2×105 以上のカルボキ
シル基含有水溶性樹脂0.01〜0.8重量%を含有せ
しめたことを特徴とする防滑剤組成物に関するものであ
る(請求項1)。
【0013】また本発明は、シリカ粒子と水性樹脂エマ
ルジョンとからなるシリカ複合エマルジョンを主成分と
する防滑剤組成物において、当該防滑剤組成物中に、分
子量1×104 〜1×105 、酸価100〜300の、
スチレン系単量体とアクリル系単量体とマレイン酸系単
量体との共重合体樹脂1〜3重量%を含有せしめたこと
を特徴とする防滑剤組成物に関するものである(請求項
2)。
【0014】また、その良好な態様として、前記請求項
1のカルボキシル基含有水溶性樹脂が、(メタ)アクリ
ル酸または(無水)マレイン酸(モノエステル)のうち
の少なくとも1種10〜55重量%と、その他の共重合
可能なα,β−エチレン性不飽和単量体45〜90重量
%を共重合してえられ、かつ分子量が2×105 以上で
ある共重合体樹脂(以下、高分子量カルボキシル基含有
水溶性樹脂という)である防滑剤組成物に関するもので
ある(請求項3)。
【0015】なお、前記請求項2の、分子量1×104
〜1×105 、酸価100〜300の、スチレン系単量
体とアクリル系単量体とマレイン酸系単量体との共重合
体樹脂は、以下、低分子量カルボキシル基含有水溶性樹
脂という。また、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸
またはメタクリル酸を表し、(無水)マレイン酸(モノ
エステル)とは、マレイン酸、マレイン酸無水物または
マレイン酸モノエステルを表す。
【0016】
【作用および実施例】以下、本発明について具体的に説
明する。
【0017】本発明で使用するシリカ複合エマルジョン
とは、乳化剤の存在下でα,β−エチレン性不飽和単量
体を乳化重合してえられる共重合体とシリカ粒子との複
合体であり、シリカ粒子を共重合体中に分散させたタイ
プと、共重合体表面に吸着または結合させたタイプのい
ずれのものも使用できる。
【0018】さらに、後者のタイプとしては、シリカ粒
子が共重合体表面に直接結合したものでも、シランカッ
プリング剤を介して結合したものでもよい。
【0019】まず、本発明の乳化重合に供されるα,β
−エチレン性不飽和単量体としては、以下に示すアクリ
ル酸系単量体、スチレン系単量体、マレイン酸系単量
体、ビニルエステル系単量体、ビニルシラン系単量体な
どから選ばれる2種以上をあげることができる。
【0020】(1)アクリル系単量体:(メタ)アクリ
ル酸と、アルキル基の炭素数が1〜18のアルキルエス
テル、アルキル基の炭素数が1〜18のアルキルアミ
ド、ヒドロキシアルキル基の炭素数が2〜4のヒドロキ
シアルキルエステルなどで、具体的には、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)
アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、メチ
ル(メタ)アクリルアミド、エチル(メタ)アクリルア
ミド、ブチル(メタ)アクリルアミド、ヘキシル(メ
タ)アクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒド
ロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブ
チル(メタ)アクリレートなどをあげることができる。
【0021】(2)スチレン系単量体:スチレンおよび
その誘導体で、具体的には、α−メチルスチレン、クロ
ルスチレン、ビニルトルエンなどをあげることができ
る。
【0022】(3)マレイン酸系単量体:マレイン酸無
水物、マレイン酸と、アルキル基の炭素数が1〜18の
モノまたはジアルキルエステル、アルキル基の炭素数が
1〜18のモノまたはジアルキルアミド、ヒドロキシア
ルキル基の炭素数が2〜4のモノまたはジヒドロキシア
ルキルエステルなどで、具体的には、モノメチルマレー
ト、ジメチルマレート、モノエチルマレート、ジエチル
マレート、モノブチルマレート、モノオクチルマレー
ト、モノ−2−ヒドロキシエチルマレート、モノ−2−
ヒドロキシプロピルマレート、モノ−3−ヒドロキシプ
ロピエチルマレート、モノ−2−ヒドロキシブチルマレ
ート、ジ−2−ヒドロキシエチルマレート、ジ−2−ヒ
ドロキシエチルマレートなどをあげることができる。
【0023】(4)ビニルエステル系単量体:炭素数2
〜18の飽和カルボン酸のビニルエステルで、具体的に
は、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウリン酸ビニ
ル、ステアリン酸ビニルなどをあげることができる。
【0024】(5)ビニルシラン系単量体:ビニルトリ
メトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルト
リプロポキシシラン、γ−メタクリロキシエチルトリメ
トキシシラン、γ−メタクリロキシエチルトリエトキシ
シラン、γ−アクリロキシエチルトリメトキシシラン、
γ−アクリロキシエチルトリエトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、メチルビニル
ジメトキシシラン、メチルビニルジエトキシシラン、ジ
メチルビニルメトキシシラン、ジメチルビニルエトキシ
シランなどをあげることができる。
【0025】本発明で用いられる乳化剤としては、アニ
オン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤が好適に使用
でき、具体的にはアニオン系界面活性剤として、ジオク
チルスルホコハク酸ナトリウムなどのジオクチルスルホ
コハク酸アルカリ金属塩類、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウムなどのアルキルベンゼンスルホン酸アルカ
リ金属塩類、ラウリル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫
酸アルカリ金属塩類、ポリオキシエチレンノニルフェニ
ル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルフ
ェニル硫酸アルカリ金属塩、ノニオン系界面活性剤とし
ては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルなど
のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポ
リオキシエチレンラウリルエーテルなどのポリオキシエ
チレンアルキルエーテル類などを使用することができ
る。
【0026】また、乳化重合の開始剤としては、乳化重
合で一般的に使用される重合開始剤のいずれも利用可能
であるが、たとえば、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリ
ウムなどの過硫酸塩類、ベンゼンパーオキサイドなどの
有機過酸化物類、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビ
スイソバレロニトリルなどのアゾ系化合物類などをあげ
ることができ、これらは単独または混合して使用するこ
とができる。
【0027】本発明で使用するシリカ粒子とは、水性媒
体中に安定に分散することができるシリカ粒子である。
平均粒子径が1〜100nmのコロイダルシリカが良好
に使用できる。通常、コロイダルシリカは、水ガラスの
酸分解、電気透析法、加水分解法、解こう法、イオン交
換法などによってえられ、7〜40nm程度の平均粒子
径を有するもので、市販品としては各種グレードのスノ
ーテックス(日産化学工業(株)製)、カタロイド(触
媒化成工業(株)製)、ルドックス(デュポン社製)な
どがある。
【0028】さらに、本発明のシリカ複合エマルジョン
では、必要に応じてシランカップリング剤が使用され
る。本発明で使用可能なシランカップリング剤は、カル
ボキシル基または水酸基と反応可能な官能基、およびシ
リカ粒子表面と反応可能な官能基の両方を有するもの
で、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルト
リメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ランなどをあげることができる。
【0029】本発明のシリカ複合エマルジョンにおい
て、ビニルシラン系単量体を使用する系では、その含有
量は好ましくはα,β−エチレン性不飽和単量体全量の
0.5〜10重量%の範囲である。一方、シランカップ
リング剤を使用する系では、その含有量は好ましくは
α,β−エチレン性不飽和単量体に対して0.5〜10
重量%の範囲であり、カルボキシル基または水酸基を有
する単量体を、系中に存在するシランカップリング剤と
当量以上で共重合させて高い効果を得ることができる。
【0030】これらα,β−エチレン性不飽和単量体、
乳化剤、重合開始剤、シリカ粒子および必要に応じてシ
ランカップリング剤を用いて、シリカ複合エマルジョン
を製造する方法について説明する。
【0031】まず、本発明の水性樹脂エマルジョンは、
乳化剤を分散させた所定の温度の水性媒体中に、α,β
−エチレン性不飽和単量体および重合開始剤を一括また
は分割して添加し、単量体が消失するまで反応させてえ
られる。
【0032】ここで、α,β−エチレン性不飽和単量体
を乳化重合する際に、水性媒体中に予めシリカ粒子を分
散させておくことにより、シリカが共重合体中に分散し
たタイプの複合エマルジョンをうることができる。
【0033】また、ビニルシラン系単量体を必須成分と
するα,β−エチレン性不飽和単量体を乳化重合後にシ
リカ粒子を添加する方法により、シリカ粒子が共重合体
表面に直接結合した複合エマルジョンをうることができ
る。
【0034】さらに、カルボキシル基または水酸基を有
する単量体を必須成分としたα,β−エチレン性不飽和
単量体成分を乳化重合した後、前記官能基と反応可能な
シランカップリング剤とシリカ粒子を添加する方法、ま
たは前記官能基と反応可能なシランカップリング剤で処
理したシリカ粒子を添加する方法によって、シリカ粒子
がシランカップリング剤を介して共重合体表面に結合し
た複合エマルジョンを得ることができる。その中でも、
シランカップリング剤で処理したシリカ粒子を添加する
方法は、より強固な複合エマルジョンをうることができ
る点で好適である。
【0035】本発明のシリカ複合エマルジョンを製造す
る方法において、乳化剤とα,β−エチレン性不飽和単
量体成分との比率は、通常、重量比で1:100〜5:
100の範囲である。乳化剤の比率が前記の範囲より小
さくなると、シリカ複合エマルジョンの水中での分散性
が低下し、一方前記の範囲より大きくなると、えられる
防滑剤の耐水性などが低下して好ましくない。
【0036】また、重合開始剤の使用量、反応温度およ
び反応時間については、α,β−エチレン性不飽和単量
体の反応速度が適当となる範囲として、重合開始剤の種
類に応じてほぼ決まっている通常の値がそのまま利用で
きる。
【0037】さらに、α,β−エチレン性不飽和単量体
を乳化重合してえられる共重合体とシリカ粒子の含有比
率は、当該共重合体100重量部に対して、シリカ粒子
5〜200重量部、好ましくは30〜100重量部であ
る。シリカ粒子の割合が前記範囲未満では防滑効果が充
分に発揮されず、一方前記範囲を超えるとシリカ複合エ
マルジョンの保存安定性が低下する傾向にある。
【0038】以上の方法によってえられるシリカ複合エ
マルジョンにおいて、α,β−エチレン性不飽和単量体
を乳化重合してえられる共重合体のガラス転移温度は、
40℃以下であるのが好ましい。ガラス転移温度が40
℃を超えるものは、耐熱性の面では有利となるが、室温
での成膜性、防滑性が低下し、高度な耐摩擦性、防滑性
の要求される分野では使用が困難となる。
【0039】次に、本発明で用いられるカルボキシル基
含有水溶性樹脂について説明する。まず、本発明で用い
られる高分子量カルボキシル基含有水溶性樹脂は、(メ
タ)アクリル酸または(無水)マレイン酸(モノエステ
ル)のうちの少なくとも1種を必須の単量体成分とし
て、その他の共重合可能なα,β−エチレン性不飽和単
量体と共重合してえられ、分子量(重量平均分子量、以
下同様)が2×105以上の高分子量共重合体樹脂であ
る。
【0040】ここで、マレイン酸モノエステルとして
は、前記のアルキル基の炭素数が1〜18のモノアルキ
ルエステルがあげられ、具体例としても前記と同様なも
のをあげることができる。
【0041】また、その他の共重合可能なα,β−エチ
レン性不飽和単量体としては、例えば、前記の(メタ)
アクリル酸の、アルキル基の炭素数が1〜18のアルキ
ルエステル、アルキル基の炭素数が1〜18のアルキル
アミド、ヒドロキシアルキル基の炭素数が2〜4のヒド
ロキシアルキルエステル、スチレン系単量体、マレイン
酸の、アルキル基の炭素数が1〜18のジアルキルエス
テル、アルキル基の炭素数が1〜18のジアルキルアミ
ド、ヒドロキシアルキル基の炭素数が2〜4のジヒドロ
キシアルキルエステル、ビニルエステル系単量体などを
あげることができ、具体例としても前記と同様なものを
あげることができる。
【0042】また、前記必須の単量体成分とその他の共
重合可能なα,β−エチレン性不飽和単量体との共重合
比率は、(メタ)アクリル酸または(無水)マレイン酸
(モノエステル)の少なくとも1種の10〜55重量%
に対して、その他の共重合可能なα,β−エチレン性不
飽和単量体を45〜90重量%とする範囲が好ましい。
【0043】本発明で使用する高分子量カルボキシル基
含有水溶性樹脂の分子量は2×105 以上、好ましくは
3×105 〜2×106 であり、当該分子量が2×10
5 より低くなると、当該水溶性樹脂が添加できる範囲で
防滑剤の塗工適性を向上させることが困難となる。
【0044】なお、粘着タイプや非粘着タイプの防滑剤
などで使用される通常のアルカリ可溶性樹脂と比較し
て、当該水溶性樹脂は高分子量であるため、通常の溶液
重合で合成することが困難なときは、少量の乳化剤の存
在下、乳化重合により共重合体をえた後、アルカリ化合
物の水溶液に溶解させてワニスとして利用する。
【0045】一方、本発明で用いられる低分子量カルボ
キシル基含有水溶性樹脂は、アクリル系単量体、スチレ
ン系単量体およびマレイン酸系単量体の三者を共重合し
てえられ、かつ分子量1×104 〜1×105 、酸価1
00〜300の範囲にある共重合体樹脂である。
【0046】これらアクリル系単量体、スチレン系単量
体およびマレイン酸系単量体としては、前記(1)、
(2)および(3)であげたものが使用でき、それらの
具体例としても前記と同様なものがあげられる。
【0047】前記マレイン酸系単量体としては、とく
に、マレイン酸の、アルキル基の炭素数が4〜18のモ
ノアルキルエステルを使用することが望ましい。
【0048】低分子量カルボキシル基含有水溶性樹脂の
分子量が前記の範囲より小さくなると、当該水溶性樹脂
が添加できる範囲で防滑剤の塗工適性を向上させること
が困難となり、一方、大きくなると防滑剤組成物の増
粘、固化などが起こり好ましくない。また酸価が前記範
囲より低いと該水溶性樹脂の添加できる範囲で防滑剤組
成物の塗工適性を向上することが困難であり、一方前記
範囲より高いと防滑剤組成物の増粘、固化などが起り好
ましくない。
【0049】さらに低分子量カルボキシル基含有水溶性
樹脂におけるアクリル系単量体、スチレン系単量体およ
びマレイン酸系単量体の割合はそれぞれ10〜60重量
%、20〜60重量%および10〜40重量%の範囲が
好ましく、各単量体の割合がこれらの範囲外となると所
期の効果が奏されがたくなる。
【0050】なお、前述の高分子量カルボキシル基含有
水溶性樹脂と、低分子量カルボキシル基含有水溶性樹脂
とは、通常それぞれ単独で使用されるが、防滑剤の塗工
適性を低下させず、かつ増粘、固化などの問題が生じな
い範囲においては、両者を併用することができる。
【0051】次に、カルボキシル基含有水溶性樹脂を水
中に溶解させるために使用するアルカリ化合物として
は、アンモニア、有機アミン、アルカリ金属水酸化物な
どをあげることができ、具体的には、有機アミンとし
て、ジエチルアミン、トリエチルアミン、エチレンジア
ミンなどのアルキルアミン、モノエタノールアミン、エ
チルエタノールアミン、ジエチルエタノールアミンなど
のアルカノールアミン、アルカリ金属水酸化物として、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどがあげられる。
その中でも、乾燥性を向上させるために、常温あるいは
わずかの加温で容易に揮発するものが望ましい。
【0052】さらに本発明の防滑剤組成物には、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、メトキシプロパ
ノール、N−メチルピロリドンなどの水混和性溶剤、無
機充填剤、ワックス、消泡剤などの各種添加剤を添加す
ることができる。
【0053】以上の各材料を使用して防滑剤組成物を製
造するには、一般に、高速ミキサーなどの撹拌機を使用
して、シリカ複合エマルジョン、カルボキシル基含有水
溶性樹脂ワニス、アルカリ化合物、必要に応じて水混和
性溶剤、各種添加剤を混合、分散させる方法が利用でき
る。
【0054】本発明の防滑剤組成物において、シリカ複
合エマルジョンの固形分としての含有量は、防滑剤組成
物全量に対して20〜60重量%である。シリカ複合エ
マルジョンの固形分の含有量が前記の範囲より少なくな
ると、紙容器の表面に充分な厚さの皮膜を形成すること
が困難となり、一方多くなると防滑剤組成物の保存安定
性が低下して好ましくない。
【0055】また、カルボキシル基含有水溶性樹脂の含
有量は、防滑剤組成物全量に対して、高分子量カルボキ
シル基含有水溶性樹脂では0.01〜0.8重量%、低
分子量カルボキシル基含有水溶性樹脂では1〜3重量%
である。カルボキシル基含有水溶性樹脂の含有量が前記
の範囲より少なくなると、紙容器の表面に充分な厚さの
皮膜を形成することが困難となり、一方多くなると防滑
剤組成物の増粘、固化などが起こり好ましくない。
【0056】次に、本発明の防滑剤組成物を使用した紙
容器の製造方法について説明する。
【0057】まず、本発明の防滑剤組成物の塗工方法と
しては、ロールコーター、バーコーターなどや、あるい
はフレキソまたはグラビア方式による印刷機を使用し
て、被塗工体の全面または部分的に塗工することができ
る。
【0058】また、本発明の防滑剤組成物を塗工できる
被塗工体としては、ウェブ状の紙、カートン、段ボール
や紙袋などの表面であり、印刷インキが印刷された印刷
面に塗工することもできる。
【0059】ジュート紙、クラフト紙などの表ライナー
へ印刷インキを印刷した後、高温の熱板の間を通して中
芯および裏紙を貼り合わせる「プレプリント」方法にお
いて、本発明の防滑剤組成物は耐熱性が優れるため、イ
ンキの印刷と同じ工程内で当該防滑剤を塗工しても、後
で熱板汚れが発生しないという点で特に効果的である。
【0060】以上の方法で製造された段ボールや紙袋な
どの包装容器は、優れた防滑効果と耐ブロッキング性、
耐汚染性を有する包装容器である。
【0061】さらに、本発明の防滑剤組成物は塗工適性
に優れるため、低固形分のものでも一回の塗工で充分な
厚さの皮膜を形成することができ、低固形分の防滑剤を
多数回塗工することによる手間、または高固形分の防滑
剤組成物が有する作業性の悪さを回避することができ
る。
【0062】以下、実施例でもって本発明をより具体的
に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。なお、特にことわりの無い限り、「部」および
「%」は「重量部」および「重量%」を表す。
【0063】[シリカ複合エマルジョンの製造] 製造例1 撹拌機、温度計、冷却管および滴下ロートを備えた4つ
口フラスコに、イオン交換水100部、ジオクチルスル
ホコハク酸ナトリウム3部、平均粒子径20nmのコロ
イダルシリカ20部を仕込んで撹拌し、均一に分散させ
ながら、60℃に昇温した。メタクリル酸メチル20
部、アクリル酸2−エチルヘキシル30部、スチレン3
0部と過硫酸カリウム0.3部の混合物を滴下しなが
ら、60〜70℃で単量体が消失するまで反応させて、
固形分49%のシリカ複合エマルジョンNo.1をえ
た。
【0064】製造例2 製造例1と同じ装置に、イオン交換水100部、ジオク
チルスルホコハク酸ナトリウム3部を仕込んで撹拌し、
均一に分散させながら60℃に昇温した。メタクリル酸
メチル15部、アクリル酸2−エチルヘキシル30部、
スチレン30部、ビニルトリメトキシシラン5部と過硫
酸カリウム0.3部の混合物を滴下しながら、60〜7
0℃で単量体が消失するまで反応させた後、平均粒子径
20nmのコロイダルシリカ20部を添加し、固形分4
9%のシリカ複合エマルジョンNo.2をえた。
【0065】製造例3 製造例1と同じ装置に、イオン交換水100部、ジオク
チルスルホコハク酸ナトリウム3部を仕込んで撹拌し、
均一に分散させながら60℃に昇温した。メタクリル酸
メチル15部、アクリル酸2−エチルヘキシル30部、
スチレン30部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル5部
と過硫酸カリウム0.3部の混合物を滴下しながら、6
0〜70℃で単量体が消失するまで反応させた後、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン5部、平均粒子径20nmのコロイダルシリカ
20部を添加し、固形分49%のシリカ複合エマルジョ
ンNo.3をえた。
【0066】[カルボキシル基含有水溶性樹脂の製造] 製造例4 製造例1と同じ装置にイオン交換水100部、ポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル2部を仕込んで撹拌
し、均一に分散させながら、アクリル酸20部、アクリ
ル酸ブチル40部、スチレン40部、および過硫酸カリ
ウム0.3部の混合物を滴下しながら、60〜70℃で
単量体が消失するまで反応させて分子量5×105 のカ
ルボキシル基含有樹脂水分散体をえた。
【0067】この水分散体40部にイオン交換水458
部、25%アンモニア水2部を加えて、固形分4%のカ
ルボキシル基含有水溶性樹脂ワニスNo.1をえた。
【0068】製造例5 製造例1と同じ装置にイオン交換水100部、ポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル2部を仕込んで撹拌
し、均一に分散させながら、マレイン酸モノイソブチル
40部、メタクリル酸メチル20部、スチレン40部、
および過硫酸カリウム0.3部の混合物を滴下しなが
ら、60〜70℃で単量体が消失するまで反応させて分
子量5×105 のカルボキシル基含有樹脂水分散体をえ
た。
【0069】この水分散体40部にイオン交換水458
部、25%アンモニア水2部を加えて、固形分4%のカ
ルボキシル基含有水溶性樹脂ワニスNo.2をえた。
【0070】製造例6 製造例1と同じ装置に酢酸エチル200部を仕込み、7
5〜80℃に加熱した後、アクリル酸5部、アクリル酸
ブチル10部、スチレン55部、マレイン酸モノイソブ
チル30部、ジターシャリーブチルパーオキサイド1部
の混合物を滴下しながら、75〜80℃で単量体が消失
するまで反応させ、溶剤を減圧下で蒸発させて、酸価1
65、分子量2.5×104 のカルボキシル基含有水溶
性樹脂をえた。
【0071】このカルボキシル基含有樹脂20部を、2
5%アンモニア水4部とイオン交換水76部の混合液中
に加熱溶解させて、固形分20%のカルボキシル基含有
水溶性樹脂ワニスNo.3を得た。
【0072】製造例7 製造例1と同じ装置に酢酸エチル150部を仕込み、7
5〜80℃に加熱した後、アクリル酸5部、アクリル酸
ブチル10部、スチレン55部、マレイン酸モノイソブ
チル30部、ジターシャリーブチルパーオキサイド0.
5部の混合物を滴下しながら、75〜80℃で単量体が
消失するまで反応させ、溶剤を減圧下で蒸発させて、酸
価165、分子量1.2×105 のカルボキシル基含有
水溶性樹脂をえた。
【0073】このカルボキシル基含有樹脂20部を、2
5%アンモニア水4部とイオン交換水76部の混合液中
に加熱溶解させて、固形分20%のカルボキシル基含有
水溶性樹脂ワニスNo.4をえた。
【0074】製造例8 製造例1と同じ装置に酢酸エチル200部を仕込み、7
5〜80℃に加熱した後、アクリル酸20部、アクリル
酸ブチル40部、スチレン40部、および過硫酸カリウ
ム0.3部の混合物を滴下しながら、75〜80℃で単
量体が消失するまで反応させ、溶剤を減圧下で蒸発させ
て、酸価156、分子量4×104 のカルボキシル基含
有水溶性樹脂をえた。
【0075】このカルボキシル基含有樹脂20部を、2
5%アンモニア水4部とイオン交換水76部の混合液中
に加熱溶解させて、固形分20%のカルボキシル基含有
水溶性樹脂ワニスNo.5をえた。
【0076】[防滑剤組成物および評価試験]表1の組
成に従って、実施例1〜9、比較例1〜9の防滑剤組成
物を調製した。
【0077】段ボール用Kライナー(本州製紙(株)
製、坪量180g/m2 )に、これらの防滑剤組成物を
ハンドプルーファー(175L/inch)を用いて塗
工した後、防滑性、耐ブロッキング性、耐熱性の評価を
行った。また、以下の試験方法により保存安定性、耐ブ
リード性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
【0078】ただし、表1に示される水性樹脂エマルジ
ョンAはスミカフレックス400(住友化学工業(株)
製のエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、固形
分50%)であり、無機充填剤はサイロイド161(富
士デブィソン化学(株)製シリカ粉末、平均粒子径4.
5μm)である。
【0079】(1)防滑性 ハンドプルーファーで塗工した試料につき、雰囲気温度
20℃、湿度60%の環境条件下、TAPPIに記載さ
れた傾斜法試験により滑り角度を測定した。
【0080】評価基準 ○:滑り角度が40°以上のもの。 △:滑り角度が35°以上40°未満のもの。 ×:滑り角度が35°未満のもの。
【0081】(2)耐ブロッキング性 雰囲気温度50℃、湿度90%の環境条件下、防滑剤塗
工面同士を5kg/25cm2 の荷重をかけて24時間
放置したのち、接触面の剥離状態を調べた。
【0082】評価基準 ○:全く抵抗なく剥離する。 △:接触面を強く引っ張ることによって剥離する。 ×:接触面が剥離の際に破損する。
【0083】(3)耐熱性 防滑剤の塗工面にアルミニウム箔を当て、180℃の熱
板を5kg/cm2 の加重で3秒間押し当てた際の防滑
剤のアルミニウム箔への移行の状態から、耐熱性を評価
した。
【0084】評価基準 ○:防滑剤がアルミニウム箔にまったく移行しない。 △:防滑剤がアルミニウム箔に一部移行する。 ×:防滑剤がアルミニウム箔に全面的に移行する。
【0085】(4)保存安定性 防滑剤を70℃で7日間保存した時の変化から保存安定
性を評価した。
【0086】評価基準 ○:防滑剤に変化なし。 ×:防滑剤が増粘固化する。
【0087】(5)耐ブリード性 印刷インキ(シアニンブルー顔料/スチレン−マレイン
酸樹脂系)をハンドプルーファーにて段ボール用Kライ
ナーに印刷した後、未乾燥の印刷面に実施例8、9およ
び比較例1、2の防滑剤をハンドプルーファーで塗工し
た。ハンドプルーファーに残った防滑剤の着色の有無か
ら耐ブリード性を評価した。
【0088】評価基準 ○:防滑剤の着色なし。 ×:防滑剤の着色あり。
【0089】
【表1】
【0090】
【発明の効果】以上、実施例をあげて具体的に示したよ
うに、本発明の防滑剤組成物は防滑性、耐ブロッキング
性および耐熱性に優れた皮膜を簡単に形成でき、かつ保
存安定性、耐ブリード性にも優れた防滑剤組成物であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 1/00 PCN 5/02 PPT PPU C09K 3/14 540 F D D21H 19/38 19/10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカ粒子と水性樹脂エマルジョンとか
    らなるシリカ複合エマルジョンを主成分とする防滑剤組
    成物において、当該防滑剤組成物中に、分子量2×10
    5 以上のカルボキシル基含有水溶性樹脂0.01〜0.
    8重量%を含有せしめたことを特徴とする防滑剤組成
    物。
  2. 【請求項2】 シリカ粒子と水性樹脂エマルジョンとか
    らなるシリカ複合エマルジョンを主成分とする防滑剤組
    成物において、当該防滑剤組成物中に、分子量1×10
    4 〜1×105 、酸価100〜300の、スチレン系単
    量体とアクリル系単量体とマレイン酸系単量体との共重
    体樹脂1〜3重量%を含有せしめたことを特徴とする防
    滑剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記カルボキシル基含有水溶性樹脂が、
    アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、マレイン酸無
    水物およびマレイン酸モノエステルよりなる群から選ば
    れた少なくとも1種を10〜55重量%含有する共重合
    可能なα,β−エチレン性不飽和単量体を共重合してえ
    られる請求項1記載の防滑剤組成物。
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