JPH07304526A - シート給送装置及びこれを備える画像読取装置 - Google Patents

シート給送装置及びこれを備える画像読取装置

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JPH07304526A
JPH07304526A JP12176494A JP12176494A JPH07304526A JP H07304526 A JPH07304526 A JP H07304526A JP 12176494 A JP12176494 A JP 12176494A JP 12176494 A JP12176494 A JP 12176494A JP H07304526 A JPH07304526 A JP H07304526A
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JP
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sheet
feeding
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roller
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JP12176494A
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Inventor
Haruo Naruse
晴夫 成瀬
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート給送装置において積載したシートを、
ピックアップローラを用いることなく給送可能にして、
装置の簡素化、操作性の向上を図る。 【構成】 原稿トレイ1上の原稿Dを、分離・給送部の
給送方向に回転する給送ベルト4に、加圧部材5bによ
り加圧させて、原稿Dを給送ベルト4と分離ローラ6の
ニップ部に搬入する。原稿は、給送ベルト4と戻し方向
に回転する分離ローラ6とにより分離・給送される。給
送ベルト4が原稿を分離・給送部ニップ部に搬入するピ
ックアップローラとして機能することにより、従来用い
られていた原稿トレイ1部のピックアップローラを省略
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コピー、ファクシミ
リ、プリンタ等の画像形成装置に適用可能なシート給送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、積載されたシートを自動的に給送
する装置として、例えば画像読取装置に対してシートと
しての原稿を給送する自動原稿給送装置がある。図10
は、従来のこの種の自動原稿給送装置の一例を示してい
る。
【0003】同図において、自動原稿給送装置は、例え
ば複写機の複写機本体の上に載置されている。自動原稿
給送装置の原稿トレイ(シート積載台)301には、複
数枚の原稿Dからなる原稿束が積載されていて、その先
端部はシャッタ305により規制されて揃えられてい
る。302は、原稿束上に下降した状態で回転して、原
稿Dの1枚又は複数枚を給送するピックアップローラ3
02を示している。
【0004】上記シャッタ305の下流側には、原稿給
送方向に回転する給紙ベルト304と、これに対向して
いて原稿給送方向とは逆方向に回転して原稿Dを分離す
る分離ローラ306とからなる分離部が配設されてい
る。駆動プーリ320と従動プーリ321とに張架され
た給紙ベルト304は、摩擦係数が0.9のゴムからな
っている。上記分離部は、図12に示すように、複数本
の給紙ベルト304a〜304dと、それぞれの間にク
シ歯状に配設した複数個の分離ローラ306a〜306
cとからなっている。
【0005】303は、先端に上向きの凸状部を有する
と共に、原稿トレイ301と同一面にあるガイド板、3
07,309は、給紙された原稿Dをガイドするガイド
板、308a,308bは、レジストローラ対を示して
いる。駆動ローラ301、従動ローラ311に張架され
ていて下部側が前記プラテンガラス315に当接してい
る幅広ベルト312は、図中時計方向に回動して、給紙
された原稿Dを、プラテンガラス315の所定位置に搬
送するものである。
【0006】いま、複写機本体900の画像形成信号に
より、自動原稿給送装置が原稿Dを給紙する。この給紙
時には、図示しないソレノイドによりシャッタ305が
下方に退避され(図11参照)、これにより原稿Dの複
数枚は自重により原稿トレイ301に沿って滑り落ち、
その先端部はガイド板303の凸状部303aに当接す
る。この状態でピックアップローラ302が、図11の
鎖線位置から実線位置に下降して原稿Dに当接すると共
に、時計方向への回転により、複数枚の原稿Dがが給紙
ベルト304と分離ローラ306とのニップ部に搬送さ
れ、1枚の原稿Dが分離されてレジストローラ対308
a,308b間に搬送される。
【0007】原稿Dが、所定のタイミングによりレジス
トローラ対308a,308bにより送られ、さらに幅
広ベルト312により、プラテンガラス315上の所定
位置に搬送される。
【0008】この状態で、複写機本体900内の図示し
ない光学系により原稿Dが走査されて原稿像が読み取ら
れて、複写機本体900内で複写される。原稿像の読み
取りを終えた原稿Dは、幅広ベルト312により矢印方
向にさらに搬送され、駆動ローラ310と、幅広ベルト
312を介して駆動ローラ310に圧接している排紙ガ
イドローラ314とにより、排紙トレイ316上に排紙
される。なお、原稿Dがレジストローラ対308a,3
08bによりプラテンガラス315上に搬送されると、
原稿トレイ301上の原稿束に再びピックアップローラ
302が当接するように下降して上部側の原稿Dを分離
部に給送し、その後上記動作と同様の動作を繰り返して
原稿像の読み取りが行なわれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動原稿給送装置においては、原稿Dの1枚又は数
枚を、給紙ベルト304、分離ローラ306からなる分
離部に導くために、ピックアップローラ302が必要で
あった。このため、ユーザが、原稿Dを原稿トレイ30
1上にセットする際に、ピックアップローラ302が邪
魔になる。また、ピックアップローラ302、及びその
駆動部の配置スペースを設けることにより、自動原稿給
送装置が大型になってしまう等の欠点があった。
【0010】本発明は、シート積載台上のシートを、ピ
ックアップローラを用いることなく給送可能にして、装
置の小型化及びユーザの操作性の向上を図ったシート給
送装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、複数枚のシート(D)が積載
可能なシート積載台(1)と、 該シート積載台(1)
の下流側に設けられ、シート給送方向に回転して積載し
たシート(D)を給送する給送回転体(4)と、前記前
記給送回転体(4)に対向して設けられ、シート給送方
向とは逆方に回転してシートを1枚ずつ分離する分離回
転体(6)と、前記給送回転体(4)と前記分離回転体
(6)とのニップ部の上流側にあって、シート(D)を
前記給送回転体(4)に加圧させる加圧手段(5b)
と、を有することを特徴とする。
【0012】また、前記給送回転体(4)が給送ベルト
であることを特徴とする。
【0013】また、前記加圧手段(5b)は前記シート
(D)に当接する部分に回転自在のコロ(2)を有する
ことを特徴とする。
【0014】また、前記シート積載台(1)は、積載し
たシート(D)が給送方向に滑動する方向に傾斜してな
ることを特徴とする。
【0015】また、前記シート積載台(1)上のシート
先端を当接させて規制する規制手段(5a)と、該規制
手段(5a)をシート先端を規制する作動位置と、該作
動位置から退避した非作動位置とに移動させる移動手段
(32)と、を有することを特徴とする。
【0016】また、前記加圧手段(5b)と前記規制手
段(5a)とは一体となって移動可能であり、前記加圧
手段(5b)が前記シート(D)に当接している場合に
は、前記規制手段(5a)は非作動位置に退避している
ことを特徴とする。
【0017】
【作用】以上構成に基づき、シート積載台(1)上のシ
ート(D)は、加圧手段(5b)により、給送回転体
(4)に加圧され、給送回転体(4)の給送方向への回
転により、給送回転体(4)と分離回転体(6)とのニ
ップ部に搬入される。そして、シート(D)は、給送回
転体(4)と分離回転体(6)との分離・給送作用によ
り1枚ずつ分離されて、下流側へ搬送される。
【0018】このように、シート積載台(1)上のシー
トを分離・給送部(4,6)のニップ部に搬入するため
に、従来装置で用いられていたピックアップローラの機
能を給送回転体(4)が兼ねることになって、従来のピ
ックアップローラを省くことができる。これにより、ユ
ーザによるシート積載台(1)へのシート(D)の挿入
時に、その操作性を向上させることができると共に、装
置の小型化を実現することができる。
【0019】また、加圧手段(5b)の加圧部分に回転
自在のコロ(2)を設けたことにより、シート給送時に
おけるシート(D)に作用する搬送抵抗が軽減される。
【0020】また、シート(D)を積載しているシート
積載台(1)は、シート(D)が滑り落ちるような傾斜
状態にとすると、原稿(D)は自動的に給送回転体
(4)と加圧手段(5b)との間に進入する。
【0021】シート(D)の先端部を規制する規制手段
(5a)を移動手段(32)によって非作動位置に移動
させることにより、シート(D)は、束の状態でシート
積載台(1)を滑動して分離・給送部(4,6)側へ移
動する。
【0022】また、規制手段(5a)と、加圧手段(5
b)とを、一体となって移動可能にしたことにより、加
圧手段(5b)を駆動するための駆動系が不要となっ
て、シート給送装置の小型化及びコストダウンを実現す
ることができる。
【0023】なお、カッコ内の符号は、図面を参照する
ために示すものであって、本発明の構成を何ら限定する
ものではない。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係るシート給送装置が適用可
能な画像形成装置本体として、複写機本体を一例にして
図9に基づいて説明する。
【0025】画像形成装置本体(複写機本体)900に
は、原稿載置台としてのプラテンガラス15、光源90
7、レンズ系908、給紙部909、画像形成部902
等が備えられている。上記光源907,レンズ系908
等によりプラテンガラス15上の原稿を読み取る読み取
装置が構成されている。上記複写機本体900上には、
本発明に明に係るシート給送装置を備えた自動原稿給送
装置DFが積載されており、上記シート給送装置は後述
するようにして、シートのしての原稿Dを1枚ずつプラ
テンガラス15上に給送するようになっている。
【0026】給紙部909は、記録用のシートを収納し
て装置本体900に着脱自在なカセット910,91
1、及びペディスタル912に配置されたデッキ913
を有している。画像形成部902には、円筒状の感光ド
ラム(画像形成部)914とその回りの現像器915、
転写用帯電器916、分離帯電器917、クリーナ91
8、一次帯電器919等がそれぞれ備えられている。画
像形成部902の下流側には、搬送装置920、定着装
置904、排出ローラ対905等が配設されている。
【0027】この画像形成装置本体の作動を説明する。
【0028】装置本体側900に設けられている図示し
ない制御装置から給紙信号が出力されると、カセット9
10,911またはデッキ913からシートSが給送さ
れる。一方、原稿載置台206に載置されている原稿D
に、光源907から当てられて反射した光は、レンズ系
908を介して感光ドラム914に照射される。感光ド
ラム914は、あらかじめ一次帯電器919により帯電
されていて、光が照射されることによって静電潜像が形
成され、次いで現像器915により静電潜像を現像して
トナー像が形成される。
【0029】給紙部909から給送されたシート材S
は、レジストローラ910で斜行が補正され、さらにタ
イミングが合わされて画像形成部902へ送られる。画
像形成部902では、感光ドラム914のトナー像が、
送られてきたシートSに転写用帯電器916によって転
写され、トナー像が転写されたシートSは、分離帯電器
917によって転写用帯電器916と逆極性に帯電され
て、感光ドラム914から分離される。
【0030】そして、分離されたシートSは、搬送装置
920により定着装置904に搬送されて、定着装置9
04によりシートSに転写画像が永久定着される。画像
が定着されたシート材Sは、排出ローラ対905により
装置本体900から排出される。
【0031】このようにして、給紙部909から給送さ
れたシートSには、画像が形成されて排出される。
【0032】次に、本発明に係るシート給送装置の一実
施例を図1に示す。
【0033】本実施例は、前記の従来例に対し、シート
としての原稿を、原稿トレイから分離・給送部(給紙ベ
ルトと戻しローラとの対向部)まで導く方法を改良した
ものである。
【0034】図1において、複数枚の原稿Dは、原稿ト
レイ1上に積載されていて、その先端部は後述するシャ
ッタ(規制手段)5aにより規制されて整合されてい
る。上記原稿トレイ1は、シャッタ5aが原稿トレイ1
上に位置していない状態では、原稿Dがその自重により
滑り落ちるような角度で、先端部(図中左端部)を下向
きにして傾斜している。原稿トレイ1の先端部には、原
稿トレイ1を延長した状態で第1のガイド板3が配設さ
れていて、下端部には上向きに突出している凸状部(傾
斜状段部)3aが形成されている。
【0035】原稿トレイ1を、上記のように傾斜させた
ことにより、従来装置に用いられているピックアップロ
ーラを用いることなく、原稿トレイ1上の原稿Dを、分
離・給送部(4,6)へ送り出することができる。
【0036】上記シャッタの下流側に配設された分離・
給送部は、原稿給送方向に回転する給送ベルト(給送回
転体)4と、これに対向していて原稿給送方向とは逆方
向に回転して原稿Dを原稿トレイ1へ戻す作用をする分
離ローラ(分離回転体)6とからなっている。給紙ベル
ト4は、矢印方向に回転可能の駆動プーリ20と従動プ
ーリ21とに巻回されており、この給紙ベルト4は、図
5に示すように適宜の間隔で配設された複数本のベルト
4a〜4dからなっている。また、分離ローラ6は、図
5に示すように上記ベルト4a〜4dと交互にクシ歯状
に配設した複数個のローラ6a〜6cからなっている。
また、加圧部材5b及びこれに装着されているコロも、
複数のコロ2a,2bからなっている。
【0037】上記給紙ベルト4と分離ローラ6との対向
部と、その上流側の前記シャッタ5aとの間には、後述
するようにして分離・給送部のニップ部に移動する原稿
Dを下部側から加圧して原稿Dを給紙ベルト4に圧接さ
せる加圧部材(加圧手段)5bが配設されている。この
加圧部材5bの上部には回動自在のコロ2が装着されて
いる。このコロ2を介して原稿Dを給送ベルト4に加圧
させることにより、原稿Dが給送される時に、原稿Dの
搬送抵抗を低減させることができる。
【0038】上記シャッター5aは合成樹脂製の部材か
らなっている。このシャッタ5aと加圧部材5bとの駆
動機構を図4に示す。
【0039】シャッター5aの下流側面には、上記加圧
部材5bの基部が固着されていて、規制手段5aと加圧
部材5bとは、実質的に一体的に形成されている。加圧
部材5bには、駆動軸5cの上部が固着されている。こ
の駆動軸5cは、自動原稿給送装置DFの枠体(図示
略)に設けられた本体ステー31のボス31aに遊合し
ていて、その下端部はソレノイド(移動手段)32の作
動レバー32aに接続されている。加圧部材5b及び本
体ステーの31間における駆動軸5cには、圧縮ばね3
0が配設されており、この圧縮ばね30の弾力によっ
て、規制手段5a及びこれと一体の加圧部材5bは上方
に付勢されている。規制手段5a及び加圧部材5bは、
上記ソレノイド32のON時には、それぞれ下降する方
向に移動され、ソレノイド32のOFF時には、圧縮ば
ね30の弾力により上方へ復帰するようになっている。
【0040】上記分離・給送部4,6の下流側には、ガ
イド板7とこれに対向しているガイド板9とがそれぞれ
配設されており、前記凸状部3aとガイド板7,9等に
より、原稿搬送路17が構成されている。原稿搬送路1
7の中間部には、互いに圧接していて、所定のタイミン
グで矢印方向に回転するレジストローラ対8a,8bが
配設されている。図9に示す複写機本体900のプラテ
ンガラス15上には、幅広ベルト12が配設されてい
て、不図示の駆動ローラと従動ローラ11とに張架され
ている。
【0041】次に、上記のように構成された自動原稿給
送装置によるシートとしての原稿Dの給送動作について
説明する。
【0042】複写装置本体から画像形成開始の信号が、
自動原稿給送装置DFに発せられと、ソレノイド32が
ONしてシャッター5a及び加圧部材5bをそれぞれ下
降させる。これにより、図2に示すように、規制手段5
aは原稿トレイ1の下方に、そして加圧部材5bはガイ
ド板3の下方にそれぞれ位置する。 規制手段5aが原
稿トレイ1から退避することにより、原稿Dは、原稿ト
レイ1の傾斜面に沿って滑り落ち、その先端部をトレイ
1の先端部である凸状部3aに当接して停止し、原稿D
の先端部は、図2に示すように分離・給送部(4,6)
の近傍に送り出される。
【0043】ここで、ソレノイド32はOFFされて、
規制手段5a及び加圧部材5bは、圧縮ばね30の弾力
により上方へ移動される。ソレノイド32のOFF動作
のタイミングは、ソレノイド32がいったんONになっ
てから1秒後である。加圧部材5bの上昇時に、その先
端部のコロ2が図3に示すように原稿Dの下面側に当接
して原稿Dを給送ベルト4に加圧させる。
【0044】この加圧部材5bによる原稿Dの加圧作用
により、原稿Dは原稿給紙ベルト4により給送力を受け
て給送され、原稿給紙ベルト4と分離ローラ6とのニッ
プ部において1枚に分離された後、原稿搬送路17に沿
って停止状態のレジストローラ対8a,8bへ搬送され
て、斜行取りが行なわれる。レジストローラ対8a,8
bが所定のタイミングで回転することにより搬送される
原稿Dは、プラテンガラス15と幅広ベルト12との搬
入部に搬入され、幅広ベルト12の回転によりプラテン
ガラス15の所定位置に設定される。この状態で、原原
Dの画像情報は、図9に示す複写機本体900の光源9
07の走査により読み取られる。
【0045】ここで、加圧部材5bのコロ2が原稿Dと
当接して停止する位置では、シャッター部5aは未だ原
稿トレイ1の上面に突出しない位置にくるように設定さ
れており、コロ2の原稿加圧時に、シャッター5aが原
稿Dに不要な力を加えてしまうという不都合は回避され
ている。
【0046】このように、規制手段5aと加圧部材5b
とを一体的にした構成により、1つのソレノイド32で
原稿Dのピックアップとシャッター5aとのON−OF
Fとが可能になって、自動原稿給送装置の大幅なコスト
ダウンを実現することができる。
【0047】また、従来の自動原稿給送装置に使用され
ていたピックアップローラを、原稿束の上方に配置する
必要がなくなり、ユーザが原稿束を原稿トレイ1上にセ
ットする際に、ピックアップローラが邪魔になるという
現象は生じないと共に装置を小型化することができる。
【0048】なお、本実施例では、原稿給紙時は、ソレ
ノイド32は常時OFFにしていたが、これに限らず、
給紙初期の数秒間のみOFFにし、その他の場合にはO
Nにする等、装置の都合により適宜制御方法を変えれば
一層の効果が得られる。〈第2の実施例〉図6は、本発
明の第2の実施例に係る自動原稿給送装置の断面図であ
る。本実施例は前記従来例に対し、原稿束のピックアッ
プ方法のみを変更したものである。
【0049】図6において、101は原稿トレイ、10
5はシャッターを示している。シャッター105は、図
4に示すソレノイド32に連結されていて、そのON−
OFFによって上・下する。画像形成の待機状態におい
て、シャッター105は上昇位置にある。ここで、ユー
ザが原稿を原稿トレイ101にセットすると、原稿Dは
原稿トレイ101、シャッター105によって図示のよ
うに支持される。
【0050】104は給紙ベルトであって、駆動プーリ
120、従動プーリ121に張架されている。106
は、不要な原稿Dを原稿トレイ101に戻して原稿Dを
1枚ずつ分離する分離ローラである。これらの給紙ベル
ト104、戻しローラ106は、前記実施例1の給送ベ
ルト4及び分離ローラ6と全く同じ配置(図8)であっ
て、同様にして原稿Dの分離・給送を行なう。
【0051】102は、原稿トレイ101上を滑り落ち
た原稿Dの先端部を、給紙ベルト104に加圧する加圧
板ばねを示している。この加圧板ばね102は、原稿ト
レイ101にバーリングカシメによって固定されてい
て、図8に示すように長手方向に配置され、かつ給紙ベ
ルト104の下面に約50gfの力で接触している。1
08a,108bは、分離・給送部104,106から
分離・給送された原稿Dを所定のタイミングで給送する
レジストローラ対、109はガイド板7と共に原稿Dを
プラテンガラス115と幅広ベルト112間にガイドす
るガイド板を示している。
【0052】図9に示す複写機本体900から画像形成
開始の信号が発せられると、原稿送り装置はシャッタ駆
動用のソレノイド32をONしてシャッター105を、
原稿トレイ101の下へと退避させる。シャッター10
5の退避に伴い、原稿束Dは原稿トレイ101の傾斜に
沿って滑り落ちる(図7参照)。この滑動した原稿Dの
うち、最上位の原稿をD1 、その下側の原稿をD2 とす
る。
【0053】シャッター105の下降により原稿束Dが
落下すると、まず、最上位の原稿D1 が、給紙ベルト1
04と加圧板ばね102との間に滑り込む。ここで、原
稿D1 は、給紙ベルト104からの摩擦力による搬送力
を受けて搬送方向下流に進行する。そして、給紙ベルト
104と分離ローラ106が対向して形成する分離部
に、原稿D1 、又は原稿D1 とこれに連れ動かされる下
側の原稿D2 とが入り、分離ローラ106の戻し作用に
より原稿D2 は戻されると共に、原稿D1 は1枚に分離
されて、さらに搬送方向下流のレジストローラ対108
a,108bへと搬送される。
【0054】また、最上位の原稿D1 が給紙されると、
原稿D1 の次の原稿D2 は原稿D1との間の摩擦力、自
重によって搬送方向へ進む。そして、給紙ベルト104
と加圧板ばね102との当接部に挟まれて、次の給紙が
行なわれる。
【0055】自動原稿給送装置DFをこのような構成す
ることにより、前記実施例と同様な効果があるばかりで
はなく、更に原稿Dを給紙ベルト104へ加圧させる加
圧ばね102(加圧手段)のON−OFFの構成が簡易
化して、装置のコストダウンを図ることができる。
【0056】なお、上記実施例では、加圧手段として加
圧板ばね102を用いたが、この加圧板ばねの代わり
に、例えば給紙ベルト104に当接する加圧部材を付勢
するコイルばねを用いることも可能である。
【0057】また、前記各実施例においては、シート給
送装置として、原稿を1枚ずつ分離・給送する自動原稿
給送装置DFを例にして説明したが、本発明は、これに
限定されることなく、例えば、複写機、記録装置、ファ
クシミリ等の画像形成部にシートを1枚ずつ分離・給送
するシート給送装置にも適用可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート積載台上のシートを、加圧手段により給送回転体
に加圧してシートを、給送回転体と分離回転体間のニッ
プ部に搬入すると共に、搬入したシートを給送回転体と
分離回転体との分離・給送作用により1枚ずつ分離して
給送可能にしたので、分離・給送部の分離回転体が、シ
ート積載台上のシートを送り出すピックアップローラの
機能と、送り出されたシートを分離回転体と協働して分
離・給送する給送手段とを、兼用して機能することにな
って、従来用いられていたピックアップローラを省略す
ることができる。
【0059】上記のようなピックアップローラの省略の
実現により、装置が小型化されると共に、シート積載台
へのユーザによるシートのセット時の操作性が向上し、
上記ピックアップローラを駆動する駆動手段及びピック
アップローラをシート上へ移動させる移動手段等が不要
になって、大幅なコストダウンをすることができる。
【0060】また、シート積載台上のシート先端を規制
する規制手段と、給送回転体へシート先端を加圧する加
圧手段とを、一体となって移動可能にすることにより、
加圧手段を移動するための移動手段を設ける必要がなく
なって、シート給送装置の構成の簡略化及びコストダウ
ンを実現することができる。
【0061】また、加圧手段のシートとの加圧部分に、
回転自在のコロを付設することにより、シートに与える
搬送抵抗を低減させ、スムーズな搬送を可能とする効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るシート給送装置の
一実施例を示す縦断側面図。
【図2】第1の実施例に係るシート給送装置のシート給
送装置の作用図。
【図3】第1の実施例に係るシート給送装置のシート給
送装置の作用図。
【図4】シート給送装置のシャッタ、加圧部材及びソレ
ノイド部の側面図。
【図5】シート給送装置の分離・給送部の平面図。
【図6】本発明の第2の実施例に係るシート給送装置の
縦断側面図。
【図7】第2の実施例に係るシート給送装置の作用図。
【図8】第2の実施例に係るシート給送装置の分離・給
送部の平面図。
【図9】本発明に係るシート給送装置が適用可能な画像
形成装置としての複写機の縦断側面図。
【図10】従来のシート給送装置の一例を示す縦断側面
図。
【図11】従来のシート給送装置の作用図。
【図12】従来のシート給送装置の分離・給送部の平面
図。
【符号の説明】
DF 自動原稿給送装置 D 原稿(シート) D1 最上位の原稿 D2 最上位から2枚目の原稿 1 原稿トレイ(シート積載台) 3 ガイド板 3a 凸状部 4 給送ベルト(給送回転体) 4,6 分離・給送部 5a シャッタ(規制手段) 5b 加圧部材(加圧手段) 6 分離ローラ(分離回転体) 7,9 ガイド板 12 幅広ベルト 15 プラテンガラス(原稿読取部) 17 シート搬送路 30 圧縮ばね 32 ソレノイド(移動手段) 101 原稿トレイ(シート積載台) 102 加圧板ばね(加圧手段) 104 給紙ベルト(給送回転体) 106 分離ローラ(分離回転体) 108a,108b レジストローラ対 900 複写機本体(画像形成装置本体) 907 光源 908 レンズ系 907,908 画像読取装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のシートが積載可能なシート積載
    台と、 該シート積載台の下流側に設けられ、シート給送方向に
    回転して積載したシートを給送する給送回転体と、 前記前記給送回転体に対向して設けられ、シート給送方
    向とは逆方に回転してシートを1枚ずつ分離する分離回
    転体と、 前記給送回転体と前記分離回転体とのニップ部の上流側
    にあって、シートを前記給送回転体に加圧させる加圧手
    段と、 を有することを特徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記給送回転体が給送ベルトであること
    を特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記加圧手段は前記シートに当接する部
    分に回転自在のコロを有することを特徴とする請求項1
    に記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記シート積載台は、積載したシートが
    給送方向に滑動する方向に傾斜してなることを特徴とす
    る請求項1に記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 前記シート積載台上のシート先端を当接
    させて規制する規制手段と、 該規制手段をシート先端を規制する作動位置と、該作動
    位置から退避した非作動位置とに移動させる移動手段
    と、 を有することを特徴とする請求項4に記載のシート給送
    装置。
  6. 【請求項6】 前記加圧手段と前記規制手段とは一体と
    なって移動可能であり、前記加圧手段が前記シートに当
    接している場合には、前記規制手段は非作動位置に退避
    していることを特徴とする請求項5に記載のシート給送
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6の何れか1項に記載の
    シート給送装置と、該シート給送装置から送り出された
    シートの画像を読み取る画像読取部と、を備えることを
    特徴とする画像読取装置。
JP12176494A 1994-05-10 1994-05-10 シート給送装置及びこれを備える画像読取装置 Pending JPH07304526A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7774795B2 (en) 1996-01-29 2010-08-10 Canon Kabushiki Kaisha Printer with optional device control

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