JPH07304372A - 自動車のフロアカーペット取付構造 - Google Patents

自動車のフロアカーペット取付構造

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Publication number
JPH07304372A
JPH07304372A JP9759194A JP9759194A JPH07304372A JP H07304372 A JPH07304372 A JP H07304372A JP 9759194 A JP9759194 A JP 9759194A JP 9759194 A JP9759194 A JP 9759194A JP H07304372 A JPH07304372 A JP H07304372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
tunnel
vertical wall
floor carpet
front vertical
Prior art date
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Pending
Application number
JP9759194A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuaki Ito
三明 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH07304372A publication Critical patent/JPH07304372A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロアカーペットの前側縦壁部の上縁部分に
自立性を持たせて専用の支持部材をなくし、車体の軽量
化とコストダウンとを図る。 【目的】 フロアカーペット1の前側縦壁部5の裏面の
クッション材2に、前側縦壁部5の上縁まで延びる延設
部2aを形成すると共に、該延設部2aにフロアトンネ
ル9の上壁9bに配置されるサポート部2bを延設して
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のフロアカーペッ
ト取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3,4は従来のフロアカーペット取付
構造を示すもので、1はフロアパネル8上に敷設される
フロアカーペットを示し、該フロアカーペット1はウレ
タン等の多孔質弾性体からなるクッション材2と、クッ
ション材2の一側面に一体形成した表皮3とで構成して
ある。
【0003】このフロアカーペット1の略中央部には、
フロアパネル8のフロアトンネル9の後部に嵌合被覆す
る後側トンネル部4と、該後側トンネル部4に続いてフ
ロアトンネル9の前部の側壁9aを被覆する一対の前側
縦壁部5とを形成してあり、丁度フロアトンネル9の前
部の上壁9bに相当する部分を切欠した形状として、該
フロアトンネル前部の上壁9bに配設されるインストル
メントセンターロア10や図外のセンターコンソールの
取付けに支障とならないようにしてある。
【0004】また、フロアカーペット1の前側には前側
縦壁部5に続いて図外のダッシュロアパネルを被覆する
前壁部6を曲折成形してあると共に、両側部には図外の
サイドシルインナを被覆する側壁部7を曲折成形してあ
る。
【0005】インストルメントセンターロア10で覆わ
れるフロアトンネル前部の上壁9bにはブラケット11
を固着してある一方、フロアカーペット1の前側縦壁部
5の前側上縁部は表皮3のみで形成して、該表皮3の上
縁に略U字状のリテーナプレート12をクリップ等によ
り止着してある。
【0006】また、フロアパネル8面には前記ブラケッ
ト11の配設部分と、その後方の図外のセンターコンソ
ール配設部分を除いて、遮音・防振材とフロアカーペッ
ト1の接着材を兼ねたアスファルトシート13を貼着し
てある。
【0007】そして、フロアカーペット1をフロアパネ
ル8面上に載せて、後側トンネル部4をフロアトンネル
9の後部に嵌合すると共に、前側縦壁部5をフロアトン
ネル9の前部の側壁9aに重合して、アスファルトシー
ト13を介して接着し、かつ、前側縦壁部5の上縁のリ
テーナプレート12をブラケット11の上縁に係着し
て、該前側縦壁部5の上側部がフロアトンネル9の上壁
9b側へ倒れ込むことがないようにしてある。
【0008】この類似構造は、例えば、1991年6月
日産自動車(株)発行のニッサン/セドリック/グロリ
ア整備要領書(下巻)BF−120〜121頁に示され
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構造では、
フロアカーペット1の前側縦壁部5がフロアトンネル9
の上壁9b上に倒れ込んで、インストルメントセンター
ロア10の下縁との間に隙間が生じないように、該上壁
9bにブラケット11を取付けると共に、前側縦壁部5
の上縁にリテーナプレート12を止着し、該リテーナプ
レート12をブラケット11上縁に係着して、前側縦壁
部5をブラケット11で保持する必要があるため、部品
点数が嵩み、また、ブラケット11は前側縦壁部5の支
持のためにある程度長尺化するため、重量的におよびコ
スト的に不利となってしまう。
【0010】また、フロアトンネル9のブラケット11
の配設部分の下方には、丁度図外のトランスミッション
やフロントエキゾーストチューブ等の音・振発生源要素
が配置されるが、前述のようにフロアトンネル9の上壁
9bのブラケット11取付け部分にはアスファルトシー
ト13が設けられないため、遮音性が悪化してしまうこ
とも否めない。
【0011】そこで、本発明はブラケット等の専用の支
持部材を用いることなくフロアカーペットの前側縦壁部
を起立状態に支持することができて、車体の軽量化とコ
ストダウンを図れると共に、遮音性を向上することもで
きる自動車のフロアカーペット取付構想を提供するもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、ク
ッション材と表皮とからなるフロアカーペットの略中央
部に、フロアパネルのフロアトンネル後部に嵌合被覆す
る後側トンネル部に続いて前側縦壁部を形成し、該前側
縦壁部でフロアトンネル前部の側壁を被覆した構造にお
いて、前記フロアカーペットの前側縦壁部裏面のクッシ
ョン材に、該前側縦壁部の上縁まで延びる延設部を形成
すると共に、該延設部にフロアトンネルの上壁に配置さ
れるサポート部を延設してある。
【0013】請求項2にあっては、フロアトンネル前部
の上壁に遮音シート部材を設け、該遮音シート部材の両
側縁部をサポート部上に重合配置してある。
【0014】
【作用】請求項1によれば、フロアカーペットの前側縦
壁部裏面のクッション材の延設部とサポート部とによっ
て、該前側縦壁部の上縁部分の腰が強められて自立性が
高まることと、該サポート部がフロアトンネルの上壁に
配置されて支持されることによって、前側縦壁部のフロ
アトンネル上壁側への倒れ込みを阻止して適正に起立状
態を維持させることができる。
【0015】請求項2によれば、フロアトンネル前部の
上壁が、サポート部上を含めて遮音シート部材によって
被覆されるため、該フロアトンネル前部の上壁の遮音性
が向上する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に前記従
来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0017】図1及び図2において、ウレタンなどの多
孔質弾性体からなるクッション材2と、クッション材2
の一側面に一体成形した表皮3とからなるフロアカーペ
ット1の略中央部には、フロアパネル8のフロアトンネ
ル9の後部に嵌合被覆する後側トンネル部4と、後側ト
ンネル部4に続いてフロアトンネル9の前部の側壁9a
を被覆する一対の前側縦壁部5とを形成して、フロアト
ンネル9の前部の上壁9bに相当する部分を切欠した形
状として、図外のインストルメントパネルに取付けられ
てフロアトンネル前部の上壁9bに配設されるインスト
ルメントセンターロア10やセンターコンソールCの取
付けに支障とならないような形状としてある点は前記従
来と同様である。
【0018】ここで、前記フロアカーペット1の前側縦
壁部の裏面のクッション材2には、該前側縦壁部5の上
縁まで延びる延設部2aを形成してあると共に、該延設
部2aにフロアトンネル9の上壁9aに配置されるサポ
ート部2bを車両中央側に向けて延設してある。
【0019】尚、クッション材2は型形成によりフロア
カーペット1形状に合わせて形成され、延設部2a.サ
ポート部2bも型形成により形成される。
【0020】フロアパネル8面にはフロアトンネル9の
上壁9bのセンターコンソールC配設部分を除いて、遮
音・防振材とフロアカーペット1の接着材を兼ねたアス
ファルトシート13を貼着してある。
【0021】そして、フロアカーペット1はフロアパネ
ル8面上に載せて、後側トンネル部4をフロアトンネル
9の後部に嵌合すると共に、前側縦壁部5をフロアトン
ネル9の前部の側壁9aに重合し、かつ、サポート部2
bをフロアトンネル9の上壁9bに重合して、アスファ
ルトルシート13を介して接着してある。
【0022】また、フロアトンネル9の上壁9bの前記
サポート部2b,2b間には、例えばフェルト等の遮音
シート部材14をアスファルトシート13を介して接着
してあると共に、該遮音シート部材14の両側縁部をサ
ポート部2b,2b上に重合配置してある。
【0023】以上の実施例構造によればフロアカーペッ
ト1の前側縦壁部5の裏面のクッション材2の延設部2
aとサポート部2bとによって、該前側縦壁部5の上縁
部分5aの腰が強められて自立性が高まり、かつ、サポ
ート部2bがフロアトンネル9の上壁9bに接着されて
支持されることによって、前側縦壁部5のフロアトンネ
ル9の上壁9b側への倒れ込みを阻止して適正に起立状
態を維持することができる。
【0024】これにより、インストルメントセンターロ
ア10の下縁と、前側縦壁部5の上縁部分5aとが重な
るので該センターロア10に取付誤差等が生じてもセン
ターロア10下縁とフロアカーペット1との間に隙間が
発生しないので見栄え品質上有利である。
【0025】また、フロアトンネル9の前部の上壁9b
にもアスファルトシート13を施してあると共に、該上
壁9bをサポート部2bを含めて遮音シート部材14に
よって被覆してあるため、該フロアトンネル9の前部の
上壁9bの遮音性を向上することができる。
【0026】
【発明の効果】以上、本発明によれば次に列挙する効果
を奏せられる。
【0027】(1) フロアカーペットの前側縦壁部裏
面のクッション材の延設部とサポート部とによって、該
前側縦壁部の上縁部分の腰が強められて自立性が高まる
ことと、サポート部がフロアトンネルの上壁に配置され
て支持されることによって、前側縦壁部のフロアトンネ
ル上壁側への倒れ込みを阻止して適正に起立状態を維持
させることができるから、ブラケット等の専用の支持部
材を必要とすることがなく、部品点数を削減できて車体
の軽量化とコストダウンに大きく寄与することができ
る。
【0028】(2) フロアトンネルの上壁にブラケッ
ト等の専用の支持部材を設けなくても済むから、該上壁
にアスファルトシート等の遮音材の非施工部分が生じる
ことがなく、遮音性を向上することができる。
【0029】(3) フロアトンネル上壁の前記両側の
サポート部間に遮音シート部材を設け、その両側縁部を
サポート部上に重合配置することによって、該フロアト
ンネル前部の上壁の遮音性をより一層向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図。
【図2】本発明の一実施例を示す図1のA−A線に沿う
断面図。
【図3】従来の構造を示す分解斜視図。
【図4】図3のB−B線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 フロアカーペット 2 クッション材 2a 延設部 2b サポート部 3 表皮 4 後側トンネル部 5 前側縦壁部 8 フロアパネル 9 フロアトンネル 9a 側壁 9b 上壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クッション材と表皮とからなるフロアカ
    ーペットの略中央部に、フロアパネルのフロアトンネル
    後部に嵌合被覆する後側トンネル部に続いて前側縦壁部
    を形成し、該前側縦壁部でフロアトンネル前部の側壁を
    被覆した構造において、前記フロアカーペットの前側縦
    壁部裏面のクッション材に、該前側縦壁部の上縁まで延
    びる延設部を形成すると共に、該延設部にフロアトンネ
    ルの上壁に配置されるサポート部を延設したことを特徴
    とする自動車のフロアカーペット取付構造。
  2. 【請求項2】 フロアトンネル前部の上壁に遮音シート
    部材を設け、該遮音シート部材の両側縁部をサポート部
    上に重合配置したことを特徴とする請求項1記載の自動
    車のフロアカーペット取付構造。
JP9759194A 1994-05-11 1994-05-11 自動車のフロアカーペット取付構造 Pending JPH07304372A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9759194A JPH07304372A (ja) 1994-05-11 1994-05-11 自動車のフロアカーペット取付構造

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JP9759194A JPH07304372A (ja) 1994-05-11 1994-05-11 自動車のフロアカーペット取付構造

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JPH07304372A true JPH07304372A (ja) 1995-11-21

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JP (1) JPH07304372A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101963680B1 (ko) * 2018-12-17 2019-03-29 안태업 자동차용 플로어 카페트 조립방법
CN114619935A (zh) * 2022-01-26 2022-06-14 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种前地毯总成与前地板及副仪表板的匹配结构

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