JPH074151U - 車両用リヤシートバック - Google Patents

車両用リヤシートバック

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Publication number
JPH074151U
JPH074151U JP3629493U JP3629493U JPH074151U JP H074151 U JPH074151 U JP H074151U JP 3629493 U JP3629493 U JP 3629493U JP 3629493 U JP3629493 U JP 3629493U JP H074151 U JPH074151 U JP H074151U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat back
rear seat
cab
back panel
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3629493U
Other languages
English (en)
Inventor
幸裕 谷津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP3629493U priority Critical patent/JPH074151U/ja
Publication of JPH074151U publication Critical patent/JPH074151U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャブのバックパネルの振動を抑制して、室
内に響くこもり音を低減する。 【構成】 車両用リヤシートバック10は、シートバッ
ク本体18から成っている。このシートバック本体18
は、取付ラバー部材30を介して、キャブ14のバック
パネル16に取付けられている。取付ラバー部材30
は、シートバック本体18及びバックパネル16の取付
台座16Aにそれぞれ固定されるスタッドボルト34を
それぞれ有する2つの座金32の間に設けられたラバー
36から成っている。ラバー36は、天然ゴム等から形
成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用リヤシートバックに関し、特に小型トラック等のキャブのバ ックパネルの内面に取付けられてリヤシートを構成する車両用リヤシートバック の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両用シートは、車両用シートクッションと車両用シートバックとか ら成っているが、特に、小型トラック等のキャブに設けられるリヤシートにおい ては、その車両用リヤシートバックが、キャブのバックパネルの内面に取付けら れていることが多い。従来技術の車両用リヤシートバックにおいては、そのシー トバック本体が、ブラケットやファスナ等の固定手段によりキャブのバックパネ ル内面に直接取付けられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ここに、小型トラック等のキャブ室内に響くこもり音は、キャブのバックパネ ルの振動に起因して生じることが多い。しかし、従来技術の車両用リヤシートバ ックでは、シートバック本体がバックパネルに直接取付けられていたため、バッ クパネルの振動はシートバック本体を介して室内にこもり、こもり音の低減を図 ることはできなかった。このため、バックパネルの剛性を大幅に向上させて、こ もり音の低減を図っており、その結果、多大なコストと重量を要していた。
【0004】 また、シートバック本体内に弾性材等を充填しクッション性を持たせる従来技 術もあるが、これは専ら乗り心地の向上を目的としたものであり、バックパネル の振動によるこもり音を低減することはできなかった。このように従来、車両用 リヤシートバックにおいては、専ら背もたれとしての機能、またはその向上のみ が考慮され、バックパネルの振動抑制という役割は考慮されていなかった。
【0005】 本考案は、上記の問題点を解決するため、キャブのバックパネルの振動を抑制 して、室内に響くこもり音を簡易かつ低コストで低減することができる車両用リ ヤシートバックを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を解決するための手段として、トラックのキャブのバッ クパネルの内面に取付けられたシートバック本体から成る車両用リヤシートバッ クにおいて、このシートバック本体はキャブのバックパネルの内面に取付ラバー 部材を介して取付けられていることを特徴とする車両用リヤシートバックを提供 するものである。
【0007】
【作用】
このように、シートバック本体を取付ラバー部材を介してキャブのバックパネ ルに取付けると、シートバック本体が、ダイナミックダンパとして作用し、キャ ブのバックパネルの振動を吸収して抑制するため、室内に響くこもり音を簡易か つ低コストで低減することができる。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明すると、図1は、本考案の車両用 リヤシートバック10を示し、この車両用リヤシートバック10は、トラック1 2のキャブ14のバックパネル16の内面に取付けられたシートバック本体18 から成っている。
【0009】 本考案の車両用リヤシートバック10は、図1及び図2に示すように、キャブ 14の床面に取付けられた車両用シートクッション20と共にリヤシート22を 構成し、特に、小型トラック等のリヤシート22として用いられる。すなわち、 図1に示すように、本考案の車両用リヤシートバック10を備えたリヤシート2 2は、トラック12のキャブ14に設けられたフロントシート24の後方の室内 空間に設置され、この狭い空間を有効に利用するため、車両用リヤシートバック 10はバックパネル16に取付けてられている。従って、本考案の車両用リヤシ ートバック10は、他のこの種の車両用シートと同様で、必ずしも車両用シート クッション20と一体に形成する必要はなく、図1及び図2に示すように、車両 用シートクッション20とは物理的に分離した状態で、リヤシート22を構成し てもよい。勿論、これに限らず、車両用リヤシートバック10にヒンジ等を介し て車両用シートクッション20を一体的に取付けてもよい。
【0010】 シートバック本体18は、図3に示すように、ボード等の上に設けられたポリ ウレタンフォームやポリエチレンフォーム等の発泡体から成るパット材26に、 ナイロン、テトロン等の合成繊維や塩化ビニルレザー等から成る表皮材28を被 覆して形成されている。なお、この他、必要に応じて、図示しないコイルばね等 のスプリング材を使用して形成してもよい。なお、このシートバック本体18は 、図2に示すように、車両の横手方向に伸びる長方形上の1つのシートバック本 体18として形成する他に、2つ以上に分割して形成してバックパネル16に取 付けてもよい。
【0011】 このようにして形成されたシートバック本体18は、図2及び図3に示すよう に、キャブ14のバックパネル16の内面に2つの取付ラバー部材30を介して 取付けられる。この取付ラバー部材30は、図4に示すように、2本のスタッド ボルト34を有する2つの座金32の間に設けられたラバー36から成っている 。このラバー36としては、天然ゴム(NR)や、天然ゴムとスチレン・ブタジ エンゴムとを配合したもの(NR/SBR)を用いることができる。なお、取付 ラバー部材30は、図2に示すように、シートバック本体18の上下の両端及び 中央部に計6つ設けられているが、他の適宜な数としてもよい。また、図3にお いて符号38は、バックパネル16に設けられたリヤウインドウを示す。
【0012】 取付ラバー部材30は、図3に示すように、一方のスタッドボルト34をシー トバック本体18の後面にねじ結合等により固定し、他方のスタッドボルト34 をバックパネル16に設けられた取付台座16Aにねじ結合等により固定して、 シートバック本体18をバックパネル16に取付けている。この場合、図5(A )及び(B)に示すように、シートバック本体18の振動周波数がバックパネル 16の振動周波数と一致するように(図5(A)の実線及び図5(B)の点線参 照)、シートバック本体18の固有振動数及び取付ラバー部材30のラバー36 の剛性を調整する。この結果、シートバック本体18が、ダイナミックダンパと して作用し、図5(B)の実線から解るように、バックパネル16の振動を吸収 して抑制する。このため、図5(C)に示すように、本考案の車両用リヤシート バック10を有しない場合(図5(C)の点線参照)に比べ、本考案の車両用リ ヤシートバック10を備えた場合(図5(C)の実線参照)には、室内に響くこ もり音を大幅に低減することができる。このように、シートバック本体18がこ もり音を低減する役割を果たすため、特に他の防振手段を用いることなく、簡易 かつ低コストでこもり音を低減することができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、上記のように、シートバック本体を取付ラバー部材を介して キャブのバックパネルに取付けているため、シートバック本体が、ダイナミック ダンパとして作用し、キャブのバックパネルの振動を吸収して抑制するため、室 内に響くこもり音を簡易かつ低コストで低減することができる実益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用リヤシートシートバックを備え
たトラックの概略側面図である。
【図2】本考案の車両用リヤシートバックが取付けられ
たバックパネルの正面図である。
【図3】本考案の車両用リヤシートバックのバックパネ
ルへの取付状態を示す拡大断面図である。
【図4】本考案に用いられる取付ラバーの拡大側面図で
ある。
【図5】図5(A)は本考案に用いられるシートバック
本体の振動レベルを示す図、図5(B)はバックパネル
の振動レベルを示す図、図5(C)は室内に響くこもり
音の状態を示す図である。
【符号の説明】
10 車両用リヤシートバック 12 トラック 14 キャブ 16 バックパネル 18 シートバック本体 20 車両用シートクッション 22 リヤシート 24 フロントシート 26 パット材 28 表皮材 30 取付ラバー部材 32 座金 34 スタッドボルト 36 ラバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックのキャブのバックパネルの内面
    に取付けられたシートバック本体から成る車両用リヤシ
    ートバックにおいて、前記シートバック本体は前記キャ
    ブのバックパネルの内面に取付ラバー部材を介して取付
    けられていることを特徴とする車両用リヤシートバッ
    ク。
JP3629493U 1993-06-10 1993-06-10 車両用リヤシートバック Pending JPH074151U (ja)

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JP3629493U JPH074151U (ja) 1993-06-10 1993-06-10 車両用リヤシートバック

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JP3629493U JPH074151U (ja) 1993-06-10 1993-06-10 車両用リヤシートバック

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JPH074151U true JPH074151U (ja) 1995-01-20

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ID=12465795

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JP3629493U Pending JPH074151U (ja) 1993-06-10 1993-06-10 車両用リヤシートバック

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JP (1) JPH074151U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5178662U (ja) * 1974-12-17 1976-06-21
JPS51130910U (ja) * 1975-04-11 1976-10-22
JPS5291531U (ja) * 1975-12-29 1977-07-08
JP2003226179A (ja) * 2002-02-04 2003-08-12 Toyota Auto Body Co Ltd 車両用シートの防振構造
JP2011218901A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Kanto Auto Works Ltd 車両用シートバックボード

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