JPH047949Y2 - - Google Patents

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JPH047949Y2
JPH047949Y2 JP14358685U JP14358685U JPH047949Y2 JP H047949 Y2 JPH047949 Y2 JP H047949Y2 JP 14358685 U JP14358685 U JP 14358685U JP 14358685 U JP14358685 U JP 14358685U JP H047949 Y2 JPH047949 Y2 JP H047949Y2
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JP
Japan
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panel
damping
asphalt sheet
laminated
vibration damping
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JP14358685U
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JPS6253137U (ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車用車体パネルに適用して好まし
い制振パネルに関する。
[従来の技術] 自動車の車室内騒音を低減するために、車室を
形成する車体パネルを制振構造として、車体パネ
ルの振動及び車体パネルを透過するエンジン音等
を軽減することが行われている。
例えば、第6図に示されるように、ダツシユパ
ネル、フロアパネル等を、薄鋼板製のパネル本体
10と、パネル本体10に貼着されたアスフアル
トシート12と、アスフアルトシート12に貼着
された薄鋼板製の拘束パネル14とから構成する
ことが知られている。
このような制振パネル構造では、さらに騒音低
減効果を向上するためには、現状では、パネル厚
又はアスフアルトシート厚を増す手段しかなく、
制振パネルの厚肉化、重量化を伴うと云つた欠点
がある。
なお、制振材を車体パネルに配設する技術とし
ては、実開昭58−47538号等が提案されている。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記事実を考慮し、厚肉化、重量化を
伴うことなく、制振性能を向上することができる
制振パネルを得ることが目的である。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る制振パネルは、粘弾性樹脂を介し
て積層された積層鋼板からなるパネル本体と、パ
ネル本体に貼着されたアスフアルトシートと、ア
スフアルトシートに貼着された拘束層パネルと、
から構成されている。
[作用] 上記構成の制振パネルでは、パネル本体が振動
減衰能を有するので制振パネル全体の制振性が向
上される。
[実施例] 第1図及び第2図には本考案に係る制振パネル
の実施例が示されており、この実施例では第2図
に示されるように自動車のダツシユパネル16及
びフロアパネル18のA部に適用されている。
第1図に示されるように、パネル本体20は2
枚の薄鋼板22,24を粘弾性樹脂26を介して
積層して構成されている。パネル本体20には車
室側に位置してアスフアルトシート28が貼着さ
れている。アスフアルトシート28には薄鋼板製
の拘束層パネル30が貼着されている。
次に本実施例の作用を説明する。
車体の振動はパネル本体20へ伝達されるが、
パネル本体20は粘弾性樹脂26を介して積層さ
れた鋼板22,24から構成されていて振動減衰
能を有するので、振動が軽減される。車室内へ侵
入するエンジン音等の透過音は、アスフアルトシ
ート28で遮音されて軽減される。アスフアルト
シート28の振動は拘束層パネル30で抑えられ
ている。
第3図には本実施例に係る制振パネルの透過音
の測定結果が、第6図に示される従来の制振パネ
ルのものと比較して示されている。測定は従来の
制振パネルが配設された既存の車両と、この車両
のダツシユパネル(第1図符号16)を本実施例
の制振パネルに変更した車両につき実施した。両
ダツシユパネルの肉厚及び重量は実質的に同一で
ある。測定結果は車両前席でのもので、エンジン
回転数2000〜5500rpmでの1/3octバンド中心周波
数の低減効果で示されている。第4図には第3図
の測定結果から求められた低減効果の総和が示さ
れている。
第3図及び第4図から明らかなように、本実施
例の制振パネルは従来の制振パネルに比較してエ
ンジン振動伝播音の低減効果が著しい。
このように本実施例では、パネル本体20を粘
弾性樹脂26を介して積層した2枚の薄鋼板2
2,24としたので、従来の制振パネルと同一肉
厚、同一重量であつても、特に振動伝播音の低減
効果が著しく向上される。
なお、粘弾性樹脂26は粘着力と弾性を有する
適宜材料が適用可能で、例えば、ブチルゴム、ポ
リブタジエン、ウレタン、シリコンゴム系のもの
等が適用可能である。
また、拘束層パネル30は上記実施例の薄鋼板
に限らず、アスフアルトシート28の振動を抑制
できるものであれば他の材質のものを適用可能で
ある。
第5図には本考案の他の実施例が示されてお
り、この実施例では拘束層パネル30Aが前記実
施例と相異している。この実施例の拘束層パネル
30Aは、パネル本体20と同様に、間に粘弾性
樹脂26を介して積層された2枚の薄鋼板32,
34から構成されている。このため、前記実施例
と比較して、さらに制振性が向上されている。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る制振パネル
は、粘弾性樹脂を介して積層された積層鋼板から
なるパネル本体と、パネル本体に貼着されたアス
フアルトシートと、アスフアルトシートに貼着さ
れた拘束層パネルと、から構成されるので、厚肉
化、重量化を伴うことなく、制振性能を向上する
ことができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は自動車の車体パネルに適用
された本考案に係る制振パネルの実施例を示し、
第1図は拡大断面図、第2図は斜視図、第3図は
本実施例のエンジン透過音測定結果を従来のもの
と比較して示す図表、第4図は第3図の測定結果
から求めた図表、第5図は本考案の他の実施例を
示す拡大断面図、第6図は従来の制振パネルを示
す拡大断面図である。 20……パネル本体、22,24……薄鋼板、
26……粘弾性樹脂、28……アスフアルトシー
ト、30,30A……拘束層パネル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 粘弾性樹脂を介して積層された積層鋼板から
    なるパネル本体と、パネル本体に貼着されたア
    スフアルトシートと、アスフアルトシートに貼
    着された拘束層パネルと、から構成されること
    を特徴とする制振パネル。 (2) 拘束層パネルが粘弾性樹脂を介して積層され
    た積層鋼板である実用新案登録請求の範囲(1)記
    載の制振パネル。 (3) 制振パネルが自動車用車体パネルである実用
    新案登録請求の範囲第(1)又は(2)記載の制振パネ
    ル。
JP14358685U 1985-09-20 1985-09-20 Expired JPH047949Y2 (ja)

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JPS6253137U JPS6253137U (ja) 1987-04-02
JPH047949Y2 true JPH047949Y2 (ja) 1992-02-28

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