JPH0730325Y2 - 木工機械における送材間隔自動調整装置 - Google Patents

木工機械における送材間隔自動調整装置

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JPH0730325Y2
JPH0730325Y2 JP7804089U JP7804089U JPH0730325Y2 JP H0730325 Y2 JPH0730325 Y2 JP H0730325Y2 JP 7804089 U JP7804089 U JP 7804089U JP 7804089 U JP7804089 U JP 7804089U JP H0730325 Y2 JPH0730325 Y2 JP H0730325Y2
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JP
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material feeding
head
feeding interval
interval
operates
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JP7804089U
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JPH0319001U (ja
Inventor
晋二 高野
Original Assignee
株式会社日立工機原町
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  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、木工機械の送材間隔を調整する装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、木工機械例えば、超仕上鉋盤等においては被加工
材の厚みに応じて昇降用モータを回転させて送材機構を
装着したヘッドを上下に昇降させ送材機構と送材テーブ
ル間の距離、即ち送材間隔を調整するようにしている
が、昇降用モータを高速にした場合、電源を遮断した
後、慣性による移動が生じヘッドの下降時に送材間隔の
適確な設定が困難となる。
一方、昇降用モータを低速にすると慣性移動は小さくな
るが、送材間隔の設定に時間を要して作業能率を低下さ
せる。
上記に対する解決策としては昇降速度を2段階に変速
し、ヘッド等の昇降部材が予定位置に近づいたとき昇降
用モータを低速にすることが考えられ、その方法は例え
ば、実開昭58−42003号公報により開示される。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の技術では昇降用モータを2段階に変速し、ヘッド
等の昇降部材が予定位置に近づくと高速から低速に切換
えるようにしているが、速度の切換えは人為的な方法、
例えばフットスイッチの操作等によっており適確に送材
間隔を設定することができなかった。
なお、昇降用モータの慣性移動を回避する方法としては
ブレーキ機構を導入することが考えられるが、コスト高
となる一方、保守の点で問題がある。
本考案は、従来技術の問題点を解消し、人為的な操作に
よらずに昇降用モータの速度を切換え、停止時に生ずる
慣性移動量を低減し、迅速、適確に送材間隔を設定でき
る木工機械における送材間隔自動調整装置を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案では、ヘッドの被加工材送入側に送材間隔が所定
値に近接したとき作動する第1検出手段と、上記送材間
隔が所定値に一致したとき作動する第2検出手段を設
け、上記ヘッドの下降時に、上記第1検出手段が作動す
るまでは上記昇降用モータを高速で回転し、上記第1検
出手段が作動すると上記昇降用モータを低速に切換えて
上記第2検出手段が作動するまで低速回転の状態を保持
し、上記第2検出手段の作動により上記昇降用モータを
停止させる制御手段を設けたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案では、被加工材をその送入側、送材間隔検出機構
の下部に配設し、ヘッドの下降時に、送材間隔が所定値
に近接するまでは、昇降用モータを高速回転にし、送材
間隔が所定値に近接した時点で第1検出手段の作動によ
り低速に切換えてその状態を保持し、送材間隔が所定値
になったとき第2検出手段の作動により昇降用モータを
停止させるようにした。
従って、被加工材の厚みに応じて送材間隔を自動調整で
き昇降用モータの停止時に生ずる慣性移動量を低減し、
迅速、適確に送材間隔を設定して作業性を向上すること
ができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の一実施例について説明す
る。
第1図は本実施例を示す超仕上鉋盤の正面図で、図にお
いて、1はフレーム、2はフレーム1により支持される
送材テーブル、3は送材テーブル2の中央部に装着され
被加工材4を加工する鉋刃、5は送材テーブル2上に直
立する一対のコラム、6はコラム5により支持されるヘ
ッド、7はねじ、8は昇降用モータで、送材テーブル2
に対設するヘッド6は昇降用モータ8の回転によりねじ
7にて上下に昇降可能である。
ヘッド6には駆動モータ9、ローラ10および無端ベルト
11よりなる送材機構12が装着されており、駆動モータ9
によりローラ10を介して無端ベルト11を駆動し、これに
より被加工材4をその送入側(図の右側)より送材テー
ブル2とヘッド6により形成される送材路に沿って図の
右方向へ切削加工に適する速度で移行させる。
第2図は第1図の被加工材4送入側部分図で、図におい
て、13はヘッド6の被加工材4送入側端部に設けられた
送材間隔検出機構で、13aは舌状に下方に湾曲したプレ
ート、13bは被加工材4の上面によりプレー13aが上方に
押圧されると、それに追従して押し上げられるスイッチ
シャフト、13c,13dはスイッチシャフト13bの押上げによ
り作動する検出器で、第1検出器13cは送材間隔Aが所
定値に近接したとき作動し、第2検出器13dは送材間隔
Aが所定値に一致したとき作動する。
14〜17は昇降用モータ8のスイッチで、14は上昇用スイ
ッチ、15は下降用スイッチである。16、17は遠隔操作用
のフットスイッチで、16は上昇用フットスイッチ、17は
下降用フットスイッチである。
本実施例による送材間隔自動調整装置は送材間隔検出機
構13とその出力による昇降用モータ8の制御系よりなり
第3図は昇降用モータ8の電気回路図、第4図は送材間
隔自動調整装置の動作系を示すブロック回路図である。
第3図および第4図において、18は昇降用モータ8の変
速用リレーコイルで、18aはその常開リレー接点、18bは
常閉リレー接点、19、20は昇降用モータ8の正逆転用リ
レーコイルで、19aはリレーコイル19の常開リレー接
点、20aはリレーコイル20の常開リレー接点、21、22は
オアゲート、23はノットゲート、24はアンドゲート、25
はフリップフロップ、26〜28は増幅器である。
次に上記構成において、送材間隔を自動調整する動作に
ついて説明する。
まず、第1図に示す如く被加工材4をその送入側に配設
し、ヘッド6が下降したとき送材間隔検出機構13のプレ
ート13aが被加工材4の上面に当接するようにして、下
降用スイッチ15または下降用フットスイッチ17を投入す
ると、オアゲード21は出力論理「1」となる。
一方、第2検出器13dはこの時点で作動していないの
で、ノットゲード23の出力論理は「1」で、アンドゲー
ド24は出力論理「1」となり増幅器26を介してリレーコ
イル19が付勢されその接点19aを閉路する。このとき、
第1検出器13cは作動していないので変速用リレーコイ
ル18は消勢されており昇降用モータ8は高速回転となり
ヘッド6を迅速に下降させる。
送材間隔Aが縮少されて間隔が所定値に近接すると第1
検出器13cが作動し、その出力論理が「0」から「1」
に変わると保持回路となるフリップフロップ25がT側入
力によりQ側出力論理「1」となり増幅器28を介して変
速用リレー18を付勢し常開リレー接点18aが閉路、常閉
リレー接点18bが開路して昇降用モータ8は低速回転と
なりその状態が保持される。
さらに送材間隔Aが縮少されて間隔が所定値に一致する
と第2検出器13dが作動し、ノットゲート23が出力論理
「0」となりリーレーコイル19が消勢され、常開リレー
接点19aが開路して電源を遮断し昇降用モータ8を停止
させる。
送材間隔Aが所定値に設定されると送材機構12を駆動し
被加工材4を移送して鉋刃3にて加工を行う。
次にヘッド6を上昇させるときは、上昇スイッチ14また
は上昇フットスイッチ16を投入する。その出力論理
「1」はオアゲート22を介してフリップフロップ25のR
側に入力されてフリップフロップ25がリセットされ、そ
のQ側出力が論理「0」となり変速用リレーコイル18が
消勢され、常開リレー接点18aが開路、常開リレー接点1
8bが閉路して昇降用モータ8を高速回転にすると同時
に、増幅器27を介してリレーコイル20を付勢して常開リ
レー接点20aを閉路し昇降用モータ8を逆方向に回転さ
せる。
本実施例によれば、ヘッドの下降時、送材間隔検出機構
の出力により昇降用モータの速度を高速から低速に切換
え、被加工材の厚みに応じて送材間隔を自動調整できる
ので、昇降用モータの停止時に生ずる慣性移動量を低減
し、迅速、適確に送材間隔を設定でき作業性を向上する
ことができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、従来技術の問題点を解消し、人為的な
操作によらずに昇降用モータの速度を切換え、停止時に
生ずる慣性移動量を低減し、迅速、適確に、送材間隔を
設定できる木工機械における送材間隔自動調整装置を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す超仕上鉋盤の正面図、
第2図は第1図の被加工材送入側部分図、第3図は昇降
用モータの電気回路図、第4図は第1図における送材間
隔自動調整装置の動作系を示すブロック回路図である。 2は送材テーブル、3は鉋刃、4は被加工材、5はコラ
ム、6はヘッド、8は昇降用モータ、12は送材機構、13
は送材間隔検出機構、13aはプレート、13cは第1検出
器、13dは第2検出器、14は上昇用スイッチ、15は下降
用スイッチ、18は変速用リレーコイル、19、20は正逆転
用リレーコイル、21、22はオアゲード、23はノットゲー
ト、24はアンドゲート、25はフリップフロップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工材を加工する刃物を有する送材テー
    ブルと、該送材テーブルの上方に一対のコラムにより支
    持され、上下の昇降可能なヘッドを対設して、これらの
    間に送材路を形成し、昇降用モータを駆動して上記ヘッ
    ドを昇降させ上記被加工材の厚みに応じて送材間隔を調
    整する木工機械において、上記ヘッドの上記被加工材送
    入側に上記送材間隔が所定値に近接したとき作動する第
    1次検出手段と、上記送材間隔が所定値に一致したとき
    作動する第2検出手段を設け、上記ヘッドの下降時に、
    上記第1検出手段が作動するまでは上記昇降用モータを
    高速で回転し、上記第1検出手段が作動すると上記昇降
    用モータを低速に切換えて上記第2検出手段が作動する
    まで低速回転の状態を保持し、上記第2検出手段の作動
    により上記昇降用モータを停止させる制御手段を設けた
    ことを特徴とする木工機械における送材間隔自動調整装
    置。
JP7804089U 1989-06-30 1989-06-30 木工機械における送材間隔自動調整装置 Expired - Lifetime JPH0730325Y2 (ja)

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JPH0319001U JPH0319001U (ja) 1991-02-25
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JP3517339B2 (ja) * 1997-10-03 2004-04-12 株式会社マキタ 木材切削機

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JPH0319001U (ja) 1991-02-25

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