JP2654888B2 - シヤリング機における切断刃の送り装置 - Google Patents

シヤリング機における切断刃の送り装置

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JP2654888B2
JP2654888B2 JP4163849A JP16384992A JP2654888B2 JP 2654888 B2 JP2654888 B2 JP 2654888B2 JP 4163849 A JP4163849 A JP 4163849A JP 16384992 A JP16384992 A JP 16384992A JP 2654888 B2 JP2654888 B2 JP 2654888B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属板を円形に切断する
通常サークルシヤーと呼ばれるシヤリング機における切
断刃の送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記切断刃は上刃と下刃とからなり、下
刃は固定位置に取付けられ、上刃は被切断部材供給時に
は一端を基準として円弧面に沿って退避位置に引き上げ
られ、該部材供給後は早送りで切断位置まで下降し、つ
いで切り込み速度に切替え、切断加工を行う手段が採ら
れている。この速度切替え手段としては、例えば上刃を
エアシリンダ等により早送りにより下降し、上刃が被切
断部材に当接し、負荷を生じたとき、例えば油圧シリン
ダに切換え切り込み速度に減速して下降する方法があ
る。
【0003】また他の手段としては、エアシリンダと上
刃支持アームとの間にばねを挿入し、エアシリンダによ
る上刃の早送りを行い、上刃が被切断部材に当接した後
は、ばねの「たわみ」による反発力により切り込みを行
う方法がある。その他の手段としては、上刃を下降し、
被切断部材との間に目視により若干の隙間を残して切り
換えるようリミツトスイツチ等を設定し、その位置まで
は適宜手段で早送りを行い、該リミツトスイツチ等によ
り切り換え、以後は切り込み速度により切断を行う方法
等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記第1のエアシリン
ダにより早送りを行い上刃を材料に当接した後切り込み
速度に切換える方法では、被切断部材は衝撃を受け、そ
の硬度、厚み等によつては変形を生じる等の問題があ
る。この場合、上記第2のばねを介入する構造は、その
衝撃を若干和らげる効果はあるが、薄い板厚のときは、
曲げを引き起こし、かつ切断に際し充分な加圧力が得ら
れない等の問題がある。また、第3のリミツトスイツチ
により早送りから切り込み速度に切替える方法では、切
り込み速度に切替えてから実際の切断に至る間の空送り
を生じ、能率が低下することは避けられない。このため
リミツトスイツチの取り付け位置を板厚が変わる毎に調
整を行う必要があり、煩雑である。
【0005】本発明はかゝる点に鑑み、板厚を入力する
のみで自動的にその板厚に応じた所定位置まで早送りを
行い、ついで切り込み送りに切替え、上記空送りの無駄
並びに被切断部材への衝撃を与えることを防止する切断
刃の送り装置を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の切断刃の送り装置は、被切断部材の中心点を
支持し所定半径位置に上刃と下刃とを対設し、両刃の回
転により被切断部材を回転しつつ上刃を所定切り込み速
度にて下降し切断するシヤリング機において、上刃を退
避位置から被切断部材に近接する位置まで所定の早送り
速度による下降と、被切断部材に対する切り込み速度と
に切替えて移行させる上刃昇降機構と、該昇降機構によ
って作動される上刃の下降量を計測する位置検出器と、
上刃の退避位置と下刃との距離から被切断部材の板厚を
差引き上記退避位置と被切断部材との近接位置までの早
送り距離の演算回路及び、上刃昇降機構に対し上刃を上
記被切断部材までの早送りと被切断部材に対する切込み
送りとに切替える切換え時期設定用速度切替え回路を有
する制御機構とより構成したことを要旨としたものであ
る。
【0007】
【作用】退避位置にある上刃は制御機構により被切断部
材に近接した所定位置までの早送りの距離は予め計算さ
れ、その距離は早送りで降下する。ついで切り込み速度
に切替えられ、切断を行う。この速度切り換えは制御機
構により行われる。
【0008】
【実施例】図は本発明の実施例に関し、シヤリング機は
正方形の被切断部材Wの中央部を支持する支持部材2
と、真円形に切断する切断刃として下刃3と上刃4を、
また上刃昇降手段5とを備える。支持部材2は下部受け
台2aと上部押え杆2bとからなり、押え杆2bは昇降
用シリンダ2cにより昇降され、かつ受け台及び押え杆
は共に回動自在に取付けられる。
【0009】下刃3は下部フレーム6に回動自在に支持
される下部支軸7の先端に取付けられ、下部フレーム6
は傾斜して取付けられ、下刃3は被切断部材Wを略々水
平に支持する如く、該下刃の被切断部材Wの受け面は傾
斜状に形成されている。上刃4は揺動フレーム8に回動
自在に支持される上部支軸9先端に取付けられる。これ
ら両支軸7、9はそれぞれ基端を駆動プーリ10、11
に歯車機構(図示省略)を介して連結され、両駆動プー
リ10、11は駆動源13によりベルト12を介して同
一速度で回転される。また上記揺動フレーム8は、支軸
14を中心として昇降手段5により揺動される。これと
同時に駆動プーリ11も上下動し、アイドルプーリ15
がこれに従って揺動し、ベルト12を緊張保持する。
【0010】昇降手段5は揺動用シリンダ20と該シリ
ンダ20のピストンロツド進退検出用の位置検出器21
と制御機構22とからなる。位置検出器21は、例えば
パルスエンコーダからなり、ピストンロツドの進退に応
じてパルスを発生し、そのパルスは制御機構22のカウ
ンタ23に印加され、パルス数からピストンロツドの進
退量即ち上刃4の下降量が計測される。
【0011】この制御機構22は、上記カウンタ23と
共に上刃4の退避位置と下刃3との間の距離Lの入力回
路25と、外部に設けた被切断部材Wの板厚寸法入力回
路24からの板厚tとの差La(図2参照)の演算回路
26と、上記カウンタ23の出力と演算回路26の出力
との比較回路27及び高速、低速速度切換え時期設定用
の速度切換え回路28並びに上記シリンダ20に対する
油圧回路に設けた方向切換え弁30及び31に対する出
力回路29とを備える。
【0012】次にその作動要領を説明する。先ず被切断
部材Wの板厚tを適宜手段により測定し、板厚寸法入力
回路24に入力する。ついで下刃3の上面、即ち被切断
部材Wを受ける面から上刃4の上方退避位置迄の距離L
を計測する。この計測には、上刃4を下刃3の上面まで
下降し、しかる後揺動シリンダ20により退避位置まで
引き上げると共に、前記パルス式速度検出器21により
計測することが好ましい。これら板厚t及び距離Lは演
算回路26に印加され、両者の差Laを求め、比較回路
27に入力する。
【0013】この状態において、被切断部材Wをシヤリ
ング機1に供給し支持部材2によりその中心を支持した
後、制御機構22を作動し切換え弁30をシリンダ20
への作動油供給位置に切換えてシリンダ20を作動し上
刃4を早送り速度により下降する。このときの下降速度
は早送り時のスピードコントロールバルブ32により設
定される。
【0014】次いで上刃4が所定位置、即ち前記距離L
aを下降したとき、比較回路27はこれを検知し速度切
換え回路28に信号を発し、該切換え回路28は切り込
み速度への切換え信号を出力回路29に印加する。出力
回路29はこれにより切換え弁31を閉止状態に切り換
え、31の油圧回路を遮断し、切り込み送り時のスピー
ドコントロールバルブ33を通る回路に切り換え上刃4
の下降速度を所定の切込み速度に規制する。なお、切換
え弁30、31と各スピードコントロールバルブ32、
33、34の変わりにサーボ弁を用い、早送り及び切り
込み送りに相当する油量を、電圧で予め設定し、出力回
路29からの出力信号でこのサーボ弁を制御し、早送り
と切り込み速度を切り換えることも可能である。また、
このサーボ弁の電圧を予め設定するのではなく、位置検
出器21からのパルス数を単位時間当たりカウントさ
せ、設定速度との比較からフィードバックによって速度
制御することも可能である。
【0015】
【発明の効果】以上の如く本発明によるきとは、下刃に
よる被切断部材の支持面から上刃の退避位置までの距離
を計測し、板厚をその距離から差引き、差し引いた距離
を上刃の早送り速度により下降し、ついで切込み速度に
切換えて切断すると共に、これら速度切り換え時期の設
定は制御機構により行うようにしたから、この速度切換
え時期を上刃が被切断部材に到達する直前に設定するこ
とが出来、従来のリミツトスイツチ等目視による速度切
り換え位置の設定において生ずる実際の切込み位置まで
の空送りによる無駄の防止を計ることが出来る。しかも
上刃の昇降は位置検出器により直接検出し、これに被切
断部材の板厚を入力するようにしたから、早送りと被切
断部材に対する切込み送りとの切り換え位置の決定は確
実で、従って上刃の早送り速度による被切断部材への衝
撃を与える欠点を防止し、切断面を綺麗に仕上げること
が出来ると共に、板厚が変化したときの変更は容易であ
り、切断能率の向上及び変形防止を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシヤリング機における切断刃
の送り装置の説明図である。
【図2】上刃と被切断部材との距離測定の拡大説明図で
ある。
【符号の説明】
1 シヤリング機 3 下刃 4 上刃 5 上刃昇降機構 22 制御機構 26 演算回路 28 速度切換え回路 W 被切断部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断部材の中心点を支持し所定半径位
    置に上刃と下刃とを対設し、両刃の回転により被切断部
    材を回転しつつ上刃を所定切り込み速度にて下降し切断
    するシヤリング機において、上刃を退避位置から被切断
    部材に近接する位置まで所定の早送り速度による下降
    と、被切断部材に対する切り込み速度とに切替えて移行
    させる上刃昇降機構と、該昇降機構によって作動される
    上刃の下降量を計測する位置検出器と、上刃の退避位置
    と下刃との距離から被切断部材の板厚を差引き上記退避
    位置と被切断部材との近接位置までの早送り距離の演算
    回路及び、上刃昇降機構に対し上刃を上記被切断部材ま
    での早送りと被切断部材に対する切込み送りとに切替え
    る切換え時期設定用速度切替え回路を有する制御機構と
    より構成したことを特徴とするシヤリング機における切
    断刃の送り装置。
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