JPH1110601A - 丸鋸切断装置 - Google Patents

丸鋸切断装置

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JPH1110601A
JPH1110601A JP16246197A JP16246197A JPH1110601A JP H1110601 A JPH1110601 A JP H1110601A JP 16246197 A JP16246197 A JP 16246197A JP 16246197 A JP16246197 A JP 16246197A JP H1110601 A JPH1110601 A JP H1110601A
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JP
Japan
Prior art keywords
cutting
work
circular saw
cutting machine
cut
Prior art date
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Pending
Application number
JP16246197A
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English (en)
Inventor
Hisashi Nakanishi
久之 中西
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OSAKA GODO KEISO KK
Original Assignee
OSAKA GODO KEISO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断面に段差等がある異形ワークであって
も、切断線の全域においてバリを発生させずに、効率良
く切断できる丸鋸切断装置を提供することである。 【解決手段】 上切断機2と下切断機3を、丸鋸8o、
8uの移動軌跡が一部オーバラップする配置にして送り
機構9により走行させ、その丸鋸の移動路上に置かれた
ワークを上下両側から切断する。そして、切断中に切断
機2、3を昇降機構10によりワークの面変位に応じて
昇降させて全域でワークを上下両側から切断するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建材などを切断
縁にバリが生じないようにして効率良く丸鋸で切断する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】丸鋸盤による切断では、丸鋸が切り抜け
る側において被切断材(以下ワークと云う)の切断縁に
バリが発生し易い。特に、金属薄板やプラスチック板な
どで表装したワーク(耐火建材などにこのようなものが
多い。例えば、両面化粧鋼板張ロックウール板など)の
場合、バリの発生が著しい。
【0003】そこで、このようなワークについては、ま
ず、片面側を厚さの90〜95%程度の深さで切断し、
次工程でワークを反転させて残る薄皮の部分を切断する
方法が一般的に採られている。しかしながら、この方法
は、切断が2工程にまたがり、また、ワークの移動、反
転、再セットなどのハンドリングが必要であり、作業に
要する手間、時間が多くなるほか、作業スペースも増加
して好ましくない。
【0004】このため、図3に示すような両面丸鋸盤が
開発されている。この丸鋸盤は、スコアリングブレード
SBでワークWの裏面側に溝を入れ、引き続いて後方に
控える主ブレードMBで切り残し部を切断するものであ
り、主ブレードMBが切り抜ける側では事前に溝が付け
られているためバリができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3の丸鋸盤は、ワー
クの切断可能厚みが主ブレードMBの大きさによって決
まるため、厚手のワークの切断には向かない。
【0006】また、この丸鋸盤は、ワークの形状によっ
ては、バリ発生の防止効果が充分に発揮されない。例え
ば、図4(a)、(b)に示す如き段差Sの付いた異形
ワークWを切断するとき、スコアリングブレードの最大
切込み深さdがSより小さかったとすると、段差のある
イ部においてはスコアリングブレードで溝を付けること
ができず、溝付けされないまま主ブレードが切り抜けて
イ部の裏面にバリが生じる。
【0007】そこで、この発明の課題は、表裏の段差等
がある異形ワークも、バリを発生させずに丸鋸により1
工程で切断できるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、丸鋸切断装置を、左右方向の
位置を揃えた丸鋸をワークの表側に切込ませる上切断機
とワークの裏側に切込ませる下切断機、この上下の切断
機を個々に昇降させる昇降機構、及びその昇降機構を含
めて上下の切断機を前後方向に走行させる送り機構から
成り、上切断機と下切断機を前後方向に位置をずらし、
両切断機の丸鋸の移動軌跡が一部オーバラップする配置
にして走行させ、丸鋸の移動路上に置かれたワークを切
断する構成にしたのである。
【0009】この装置は、上切断機の送り機構と下切断
機の送り機構をクラッチを介して連動させるようにして
おくと好ましい。
【0010】また、丸鋸の移動路を避けた位置にワーク
のクランプ装置を設け、そのクランプ装置のワーク載置
面を横送りローラコンベヤで構成するのも好ましい。
【0011】
【作用】上下の切断機を、前後方向にずらし、丸鋸の移
動軌跡が一部オーバラップする配置にして走行させ、先
行する丸鋸でワークの片面側を、後続の丸鋸で他面側を
各々切断するので、バリが発生せず、切断も一工程で終
了する。
【0012】また、上下の切断機の昇降制御が可能であ
るので、異形ワークにも問題なく対応できる。例えば図
4(a)に示すワークWの場合、上下の丸鋸がイ部を分
担切断する位置に切断機を置いて切断を進める。また、
図4(b)に示すワークWについては、先ず、上下の丸
鋸がイ部を分担切断する位置に切断機を上昇させてイ部
の切断を行い、ロ部の切断時には、そのロ部を上下の丸
鋸が分担切断する位置に切断機を下げる。このように、
ワーク形状に合わせて切断機の昇降制御を行うと、形状
の複雑なワークについても端から端まで表裏両面からの
切断が行え、全域でバリの発生を防止できる。
【0013】また、上下の切断機の昇降制御により、上
丸鋸と下丸鋸の切断分担量をほぼ等しくした切断が行え
るので、従来法や図3の丸鋸盤に比べて切断速度を早め
ることができ、また、図3の丸鋸盤と比べると可能切断
厚みも大きくすることができる。図3の丸鋸盤はメイン
ブレードMBの最大切込み量をDとすると、可能切断厚
みはD以下となるが、この発明の装置は、上下の丸鋸の
最大切込み量がDであるなら最大で2D弱の厚みのワー
クを切断できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1及び図2に、この発明の丸鋸
切断装置の実施形態を示す。図の1は、本体フレーム、
2は上切断機、3は下切断機である。また、4は制御
盤、5は操作盤であり、この両者は本体フレーム1上に
設けられている。
【0015】本体フレーム1は、門型の2組の脚1aを
前後に配し、それを上梁1b、中梁1c、下梁1dで接
続して成る。
【0016】上切断機2、下切断機3は、両者とも、モ
ータ6で駆動する水平回転軸7に丸鋸8(便宜上、上側
のものにo、下側のものにuの付加記号を付す)を取り
付けて成る。この上下の切断機2、3は、丸鋸8o、8
uの移動軌跡を両丸鋸の相互干渉を避けて一部オーバラ
ップさせるために、左右本体には位置が揃い、前後方向
には位置がずれるように配置してある。図の装置は、上
切断機2が前方(図1において右方)にあるが、下切断
機3を前方に置くことも可能である。なお、図1におい
て、鎖線で示す丸鋸8o、8uに付した矢印は、それ等
の丸鋸の回転方向を表わしている。
【0017】この上下の切断機2、3には、それぞれ送
り機構9と昇降機構10を伴わせている。
【0018】送り機構9は、図2に示す左右一対のリニ
ヤガイドレール9aと、そのレールに案内されるスライ
ダ9bと、左右のスライダ9b、9b間に架け渡す架台
9cと、リニヤガイドレール9aと平行配置のボールね
じ9d(図1参照)と、架台9cに取付けてボールねじ
9dに螺合させるブッシュ9eと、ボールねじの駆動モ
ータ9fとから成る。
【0019】上切断機2の送り機構のリニヤガイドレー
ル9aは左右の上梁1b上に設けられ、下切断機3の送
り機構のリニヤガイドレールは左右の下梁1d上に設け
られている。
【0020】また、モータ9fは、上切断機用送り機構
のボールねじ9dに接続され、下切断機3の送り機構の
ボールねじ9d(図1の下側のボールねじ)に対して
は、モータ9fの駆動力が電磁クラッチ11と動力伝達
手段12(図のそれは歯付プーリとタイミングベルト)
を介して伝達されるようにしてある。電磁クラッチ11
は、切断機2、3の前後方向ずれ量(図1のX)の調整
を可能ならしめる好ましい要素である。この送り機構9
により、切断機2、3を、図1の左側から右側に向けて
走行させる。その走行により例示の装置は、丸鋸8o、
8uを図1の右側の鎖線で示す位置まで移動させること
ができる。
【0021】昇降機構10は、架台9c上に設けられて
いる。この昇降機構10は、可動フレーム10aを有し
ており、その可動フレーム10aに切断機2、3が取付
けられている。なお、上切断機2用の可動フレーム10
aはモータ10bで駆動するボールねじ(図示せず)を
利用して昇降させ、下切断機3用の可動フレーム10a
は、ブレーキ付きのデジタルコントローラ付リニヤモー
タ10cと補助エアーシリンダ10dを用いて昇降させ
るようにしてある。補助エアーシリンダ10dは、バラ
ンサ的働きをするものであって、可動フレーム10aも
含めた下切断機3の荷重をこのシリンダ10dで受けて
いる。下切断機3用の可動フレーム10aは、リニヤモ
ータ10cを駆動源とするリニヤガイドを用いて昇降さ
せるようにしており、下切断機3の昇降機構には上切断
機用の昇降機構に用いたボールねじは含まれていない。
【0022】駆動源としてデジタルコントローラ付リニ
ヤモータ10cを用いたのは、下切断機3の高さ位置を
正確に把掴して丸鋸8uの高さ位置を切断中に高精度に
制御するためである。上切断機2の丸鋸8oも2つの切
断機の昇降機構を同調させることによって高精度に制御
できる。
【0023】以上の要素のほかに、中梁1c上にワーク
のクランプ装置13が設けられている。このクランプ装
置13は、ワークの一側面を受ける固定押え具13a
と、ロッドレスシリンダ13bで推進させてワークの他
側面に押し当てる可動押え具13cとから成る。押え具
13a、13cは、ワークの側面形状に合ったものと差
し換え可能にしてある。
【0024】クランプ装置13には、ワーク載置面とな
るローラコンベヤ14を付随させている。このローラコ
ンベヤ14を利用してワークを横移動させると重量物の
ワークでも切断点の位置決めを楽に行える。
【0025】このクラッチ装置13とローラコンベヤ1
4は、丸鋸8o、8uの移動を阻害しないものにしてあ
る。
【0026】図1の15は、安全カバーを兼ねた吸塵フ
ード、16はガイドレール9aのカバー、17は昇降部
のカバー(ジャバラ)である。吸塵フード15は各切断
機に対して上下相対移動可能に取付けられており、ワー
クに当たった位置で止まり(前後方向には切断機と一緒
に動く)、その後は、丸鋸のみが切込みを深める方向に
動いて切込み量の調節がなされる。なお、吸塵フード1
5には集塵ホース(図示せず)が接続される。
【0027】以上の如く構成した丸鋸切断装置は、クラ
ッチ11を切り、上切断機のみを走行させて丸鋸8o、
8uの前後方向ずれ量Xを調整する。
【0028】その後、クラッチ11を入りにして上下の
切断機2、3を同時に走行させて丸鋸8o、8uをワー
クに切り込ませ、さらに、昇降機構10で上下の切断機
2、3の高さ位置をワーク形状に合うように制御しなが
ら切断を進める。切断中も必要に応じて丸鋸8o、8u
の前後方向ずれ量Xを変えることが可能である。
【0029】なお、丸鋸の回転、昇降、走行、前後方向
ずれ量Xの制御は、ワーク形状に合った制御プログラム
を用いて行うと、自動切断が可能になる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の丸鋸切断
装置は、2つの丸鋸を走行させてワークを上下2方向か
ら同時に切断していくので、切断が一工程で完了し、ワ
ークのハンドリングの手間や時間が省かれて切断能率が
著しく向上する。
【0031】また、上下の丸鋸を切断中に昇降させ得る
ようにしたので、異形ワークについてもバリの発生を確
実に防止し得る。
【0032】さらに、上下の切断機の切断分担率をほぼ
半々に制御できるので、切断速度の向上、切断能力(切
断可能厚み)の向上も図れる。
【0033】このほか、切断機が走行、昇降して切断を
行うので、自動制御による自動切断も可能となり、同一
品種のワークの多量切断、多品種少量切断のどちらにお
いても大きな効果を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の切断機の実施形態を示す縦断側面図
【図2】同上の切断機の背面図
【図3】従来の両面丸鋸盤の概要を示す線図
【図4】(a)切断ワークの一例を示す図 (b)切断ワークの他の例を示す図
【符号の説明】
1 本体フレーム 2 上切断機 3 下切断機 4 制御盤 5 操作盤 8 丸鋸 9 送り機構 10 昇降機構 11 電磁クラッチ 12 動力伝達手段 13 クランプ装置 14 ローラコンベヤ 15 吸塵フード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向の位置を揃えた丸鋸をワークの
    表側に切込ませる上切断機とワークの裏側に切込ませる
    下切断機、この上下の切断機を個々に昇降させる昇降機
    構、及びその昇降機構を含めて上下の切断機を前後方向
    に走行させる送り機構から成り、上切断機と下切断機を
    前後方向に位置をずらし、両切断機の丸鋸の移動軌跡が
    一部オーバラップする配置にして走行させ、丸鋸の移動
    路上に置かれたワークを切断するようにした丸鋸切断装
    置。
  2. 【請求項2】 上切断機の送り機構と下切断機の送り機
    構をクラッチを介して連動させるようにした請求項1記
    載の丸鋸切断装置。
  3. 【請求項3】 丸鋸の移動路を避けた位置にワークのク
    ランプ装置を設け、そのクランプ装置のワーク載置面を
    横送りローラコンベヤで構成した請求項1又は2記載の
    丸鋸切断装置。
JP16246197A 1997-06-19 1997-06-19 丸鋸切断装置 Pending JPH1110601A (ja)

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JP16246197A JPH1110601A (ja) 1997-06-19 1997-06-19 丸鋸切断装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2484500A1 (en) * 2011-02-03 2012-08-08 Giben International S.P.A. Panel saw machine
CN106393277A (zh) * 2016-10-26 2017-02-15 翁涵 一种清边机
CN108656254A (zh) * 2018-05-28 2018-10-16 马婧 一种木质板材自动加工机
CN109129805A (zh) * 2018-10-30 2019-01-04 东莞市春旭机械科技有限公司 一种家具板材自动输送切面装置及其方法

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CN108656254B (zh) * 2018-05-28 2020-05-15 江苏林德曼新材料科技有限公司 一种木质板材自动加工机
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