JPH0730310U - 分離型逆洗式パティキュレート捕集装置 - Google Patents

分離型逆洗式パティキュレート捕集装置

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JPH0730310U
JPH0730310U JP6076693U JP6076693U JPH0730310U JP H0730310 U JPH0730310 U JP H0730310U JP 6076693 U JP6076693 U JP 6076693U JP 6076693 U JP6076693 U JP 6076693U JP H0730310 U JPH0730310 U JP H0730310U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】捕集器表面積の増大により、高温の排ガスが流
入して上昇する捕集器内温度を低減できる。また捕集器
に流入する前に排ガス温度を低減できる。 【構成】上流側排気管13の他端に膨張室14aを有す
る分配器14を介して第1及び第2下流側排気管21,
22が接続され、第1及び第2下流側排気管の途中に設
けられた第1及び第2捕集器31,32に第1及び第2
フィルタ41,42が収容される。第1及び第2フィル
タより排ガス下流側の第1及び第2フィルタ室31a,
32aに第1及び第2ノズル61,62が挿入され、第
1及び第2下流側排気管に第1及び第2下流側排気管を
開閉する第1及び第2シャットオフバルブ81,82が
設けられる。第1又は第2フィルタの逆洗時に第2又は
第1シャットオフバルブを開いた状態で第1又は第2シ
ャットオフバルブを閉じて第1又は第2ノズルから圧縮
エアを噴射する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はエンジンの排ガス中のパティキュレートを捕集する第1及び第2フィ ルタが、互いに分離された第1及び第2捕集器に収容された逆洗式のパティキュ レート捕集装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は捕集ケースの底部横断面が略V字状に形成され、捕集ケース内が仕 切板により多孔質の耐熱性セラミック材料からなる第1及び第2フィルタをそれ ぞれ収容する第1及び第2フィルタ室に区画され、更に第1及び第2隔壁により 第1及び第2排ガス流入室と第1及び第2排ガス排出室とに区画された逆洗式パ ティキュレート捕集装置を実用新案登録出願した(実開平5−58812)。こ の装置では、第1及び第2フィルタの各面のうち、仕切板に対向する側面をそれ ぞれパティキュレート排出面とし、排出面と反対側の側面をそれぞれ排ガス流入 面とし、ケース内頂面に対向する上面をそれぞれ排ガス排出面とする。
【0003】 一対のパティキュレート排出面にそれぞれ臨む第1及び第2パティキュレート 排出孔を囲んで焼却ケースが捕集ケース外底面に固着され、エンジンの排ガスを 第1又は第2フィルタのいずれかに導くように切換え可能な切換弁が出口側排気 管に設けられる。焼却ケース内にはヒータが内蔵される。このように構成された 捕集装置では、装置全体を小型に形成することができ、僅かな取付スペースに取 付けることができる。また小型化に伴い重量も小さくすることができるようにな っている。
【0004】 この捕集装置では、第1フィルタを逆洗するときには、エンジンの排ガスが第 2フィルタを通って排出されるように切換弁を切換え、第1逆洗ノズルから第1 フィルタに向って圧縮エアを吹き付ける。この圧縮エアにより第1フィルタから 離脱したパティキュレートは第1フィルタのパティキュレート排出面から焼却ケ ース内に落下し、パティキュレート中の煤はヒータにより焼却される。また第2 フィルタを逆洗するときには、排ガスが第1フィルタを通って排出されるように 切換弁を切換え、第2逆洗ノズルから第2フィルタに向って圧縮エアを吹き付け る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の逆洗式パティキュレート捕集装置では、エンジンの排ガス の熱を第1フィルタ及び第2フィルタが蓄熱して高温になり易く、捕集装置の構 成部品を優れた耐熱性を有する高価な材料により形成しなければならず、製造コ ストを押上げる不具合があった。 また第1フィルタ及び第2フィルタのシール材を、優れた耐熱性を有する高価 なニッケル合金、いわゆるインコネル合金(インコネル社の登録商標)繊維によ り形成しても、エンジンの運転条件によってはその耐熱温度を越える場合があっ た。
【0006】 本考案の第1の目的は、フィルタを収容する捕集器の表面積を増大させること により、高温の排ガスが流入して上昇する捕集器内温度を低減でき、捕集装置の 耐久性を向上できる分離型逆洗式パティキュレート捕集装置を提供することにあ る。 本考案の第2の目的は、比較的簡単な構造の部品の追加で、エンジンの排ガス が捕集器内に流入する前にこの排ガス温度を低減できる分離型逆洗式パティキュ レート捕集装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図1を用いて説 明する。 本考案の分離型逆洗式パティキュレート捕集装置は、一端がエンジン11の排 気マニホルド12に接続された上流側排気管13の他端に分岐して接続された第 1下流側排気管21及び第2下流側排気管22と、第1下流側排気管21及び第 2下流側排気管22の途中にそれぞれ設けられエンジン11の排ガス中のパティ キュレートを捕集する第1フィルタ41及び第2フィルタ42がそれぞれ収容さ れた第1捕集器31及び第2捕集器32と、第1捕集器31及び第2捕集器32 の底部にそれぞれ形成された第1焼却室31b及び第2焼却室32bにそれぞれ 設けられた第1ヒータ51及び第2ヒータ52と、第1フィルタ41及び第2フ ィルタ42より排ガス下流側にそれぞれ挿入され第1フィルタ41及び第2フィ ルタ42にそれぞれ圧縮エアを噴射可能な第1ノズル61及び第2ノズル62と 、第1ノズル61及び第2ノズル62より排ガス下流側の第1下流側排気管21 及び第2下流側排気管22にそれぞれ設けられ第1下流側排気管21及び第2下 流側排気管22をそれぞれ開閉可能な第1シャットオフバルブ81及び第2シャ ットオフバルブ82とを備え、第1フィルタ41又は第2フィルタ42の逆洗時 に第2シャットオフバルブ82又は第1シャットオフバルブ81を開いた状態で 第1シャットオフバルブ81又は第2シャットオフバルブ82を閉じて第1ノズ ル61又は第2ノズル62から圧縮エアを噴射するように構成されたことを特徴 とする。 また、上流側排気管13の他端の分岐部にエンジン11の排ガスを膨張させる 膨張室14aを有する分配器14を設けることもできる。
【0008】
【作用】
通常、第1シャットオフバルブ81及び第2シャットオフバルブ82は開いた 状態に保たれる。高温のエンジン11の排ガスは排気マニホルド12及び上流側 排気管13を通って分配器14内の膨張室14aに流入し、第1下流側排気管2 1及び第2下流側排気管22に均等に分流され、更に第1捕集器31内の第1フ ィルタ41又は第2捕集器32内の第2フィルタ42を通過して清浄な排ガスと なって大気に排出される。高温の排ガスは、断熱膨張しながら膨張室14aに流 入することにより、更に分離されて放熱面積が増大した第1捕集器31又は第2 器捕集器32に流入することにより、その温度が下がる。また第1フィルタ41 及び第2フィルタ42に所定量以上のパティキュレートが堆積すると、第1フィ ルタ41又は第2フィルタ42のいずれか一方から順に逆洗される。
【0009】
【実施例】
次に本考案の第1実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1〜図3に示すように、ディーゼルエンジン11は車両用エンジンであって 、エンジン11の排気マニホルド12には上流側排気管13の一端が接続され、 この上流側排気管13の他端には第1下流側排気管21及び第2下流側排気管2 2の一端が分岐して接続される。上流側排気管13の他端の分岐部には上記下流 側排気管21,22に排ガスを均等に分配する分配器14が設けられ、この分配 器14内にはエンジン11の排ガスを膨張可能な断面積及び容積を有する膨張室 14aが形成される。
【0010】 膨張室14a内の中央には膨張室14aを入口側室14d及び出口側室14e に区画するサポートプレート14bが固着され(図1)、このサポートプレート 14bには両室14d,14eを連通する複数の連通孔14cが形成される(図 2)。上流側排気管13の他端は分配器14の一方の端面から挿入されてサポー トプレート14bに固着され、第1下流側排気管21及び第2下流側排気管22 の一端は分配器14の他方の端面から挿入されてサポートプレート14bにそれ ぞれ固着される。入口側室14d内に位置する上流側排気管13の外周面には多 数の孔13aが形成され、出口側室14e内に位置する第1下流側排気管21及 び第2下流側排気管22の外周面には多数の孔21a,22aがそれぞれ形成さ れる。
【0011】 第1下流側排気管21及び第2下流側排気管22の途中には第1捕集器31及 び第2捕集器32がそれぞれ設けられる。第1捕集器31及び第2捕集器32の 内部には第1フィルタ室31a及び第2フィルタ室32aがそれぞれ形成され、 両室31a,32aにはシール材16,17(図3)を介して第1フィルタ41 及び第2フィルタ42がそれぞれ収容される。両フィルタ41,42は同形同大 であって、同一のパティキュレート捕集能力を有する。両フィルタ41,42は 多孔質の耐熱性セラミック材料により形成され、シール材16,17は適度の弾 性を有する比較的廉価なセラミック繊維やガラス繊維により形成される。シール 材16,17は優れた耐熱性を有する高価なニッケル合金、いわゆるインコネル 合金(インコネル社の登録商標)繊維により形成されたシール材より耐熱温度が 低い。また第1フィルタ室31a及び第2フィルタ室32aの下方の第1捕集器 31及び第2捕集器32の底部には第1焼却室31b及び第2焼却室32bがそ れぞれ形成され、第1焼却室31b及び第2焼却室32bには第1ヒータ51及 び第2ヒータ52がそれぞれ設けられる(図3)。
【0012】 第1フィルタ41及び第2フィルタ42より排ガス下流側の第1捕集器31及 び第2捕集器32には第1フィルタ41及び第2フィルタ42に向って第1ノズ ル61及び第2ノズル62がそれぞれ挿入される。第1ノズル61及び第2ノズ ル62の基端は管路18,19を介してエアタンク23にそれぞれ接続される。 管路18,19の途中には第1逆洗弁71及び第2逆洗弁72がそれぞれ設けら れる。第1逆洗弁71及び第2逆洗弁72は図示しないがダイヤフラムに固着さ れたシート弁とこのシート弁が着座可能な弁座とをそれぞれ有する瞬時に全開可 能なパルス弁と、パルス弁を開閉する3ポート2位置切換えのスプリングリター ン式の電磁弁とをそれぞれ備える。上記電磁弁をオンすると管路18,19がそ れぞれ開放され、オフすると管路18,19がそれぞれ遮断されるようになって いる。
【0013】 第1ノズル61及び第2ノズル62より排ガス下流側の第1下流側排気管21 及び第2下流側排気管22には第1シャットオフバルブ81及び第2シャットオ フバルブ82がそれぞれ設けられる。第1シャットオフバルブ81及び第2シャ ットオフバルブ82はスプリングリターン式のロータリアクチュエータ24,2 5にそれぞれ接続され、ロータリアクチュエータ24,25は管路26,27を 介してエアタンク23にそれぞれ接続される。管路26,27の途中には3ポー ト2位置切換えのスプリングリターン式の電磁弁28,29がそれぞれ設けられ る。
【0014】 電磁弁28又は29がオンするとロータリアクチュエータ24又は25にエア タンク23の圧縮エアがそれぞれ供給され、ロータリアクチュエータ24又は2 5が第1下流側排気管21又は第2下流側排気管22を遮断する方向に第1シャ ットオフバルブ81又は第2シャットオフバルブ82を回転させる。電磁弁28 又は29がオフするとロータリアクチュエータ24又は25内の圧縮エアが排出 され、ロータリアクチュエータ24又は25が図示しない内蔵ばねの弾性力によ り第1下流側排気管21又は第2下流側排気管22を開放する方向に第1シャッ トオフバルブ81又は第2シャットオフバルブ82を回転させるようになってい る。
【0015】 上流側排気管13には排ガスの圧力を検出する圧力センサ33が設けられる。 34はコントローラであって、その制御入力には圧力センサ33が接続される。 またコントローラ34の制御出力は駆動回路36を介して第1ヒータ51、第2 ヒータ52、第1逆洗弁71、第2逆洗弁72及び電磁弁28,29に接続され る。第1ヒータ51及び第2ヒータ52は容量が比較的小さいので、エンジン1 1が作動している間、オン状態に保たれる。
【0016】 このように構成された分離型逆洗式パティキュレート捕集装置の動作を説明す る。 圧力センサ33が所定値未満のエンジン11の排ガス圧力を検出しているとき には、コントローラ34は第1シャットオフバルブ81及び第2シャットオフバ ルブ82を開いた状態に保つ。高温のエンジン11の排ガスは排気マニホルド1 2及び上流側排気管13を通って分配器14内の膨張室14aに流入し、第1下 流側排気管21及び第2下流側排気管22に均等に分流される。第1下流側排気 管21に流入した排ガスは第1捕集器31内の第1フィルタ41にてパティキュ レートが除去されて清浄な排ガスとなって大気に排出され、第2下流側排気管2 2に流入した排ガスは第2捕集器32内の第2フィルタ42にてパティキュレー トが除去されて清浄な排ガスとなって大気に排出される。
【0017】 高温の排ガスは、膨張室14aに流入することにより断熱膨張してその温度が 下がり、更に分離されて表面積、即ち放熱面積が増大した第1捕集器31又は第 2器捕集器32に流入することにより更にその温度が下がる。この結果、エンジ ン11の運転条件により排ガス温度が捕集装置の構成部品の耐熱温度、特にフィ ルタ41,42のシール材16,17の耐熱温度を越えても、排ガスが膨張室1 4aに流入するとき及び捕集器31,32に流入したときに、その温度がシール 材16,17の耐熱温度以下に下がるので、捕集装置の耐久性を向上できる。
【0018】 第1フィルタ41及び第2フィルタ42にパティキュレートが堆積して圧力セ ンサ33が所定値以上の排ガス圧力を検出すると、コントローラ34はこの検出 出力に基づいて先ず電磁弁28をオンして第1シャットオフバルブ81を閉じ、 次に第1逆洗弁71の図示しない電磁弁を極めて短い時間だけオンして管路18 を開放し第1ノズル61から第1フィルタ41に向って圧縮エアを噴射する。こ の圧縮エアの噴射により第1フィルタ41から離脱したパティキュレートは第1 焼却室31bに落下し、パティキュレート中の煤は第1ヒータ51により焼却さ れる。第1フィルタ41の逆洗が終了すると、コントローラ34は第1シャット オフバルブ81を開いて第2シャットオフバルブ82を閉じ、上記と同様に第2 フィルタ42を逆洗する。第2フィルタ42の逆洗が終了すると、コントローラ 34は第2シャットオフバルブ82を開く。
【0019】 図4及び図5は本考案の第2実施例を示す。図4及び図5において上記第1実 施例と同一符号は同一部品を示す。 本実施例の特徴ある構成は、上流側排気管113の他端が分配器114の一方 の端面から挿入されて他方の端面の内面に固着され、第1下流側排気管121及 び第2下流側排気管122の一端側が1本の挿通管123で兼用されかつ分配器 114にその外周面から上流側排気管113に接触しない位置で挿通されたとこ ろにある。分配器114内にはエンジン11の排ガスを膨張可能な断面積及び容 積を有する膨張室114aが形成され、膨張室114a内に位置する上流側排気 管113及び挿通管123の外周面には多数の孔113a,123aが形成され る。
【0020】 このように構成された捕集装置では、分配器114を含む分配器114周辺の 配管をコンパクトに行えるので、これら部品の取付スペースは上記第1実施例と 比較して僅かで済む。またこの捕集装置の動作は上記第1実施例と同様なので、 繰返しの説明を省略する。
【0021】 なお、上記第1及び第2実施例では上流側排気管の他端の分岐部に、エンジン の排ガスを断熱膨張させて冷却する膨張室を有する分配器を設けたが、捕集器を 第1捕集器及び第2捕集器に分離してそれらの表面積を増大させることにより十 分に捕集器内を冷却できれば、分配器は不要になる。 また、上記第1及び第2実施例では第1及び第2ノズルを第1及び第2フィル タ室より排ガス下流側の第1及び第2捕集器にそれぞれ挿入したが、第1及び第 2ノズルを第1及び第2シャットオフバルブより排ガス上流側の第1及び第2下 流側排気管にそれぞれ挿入してもよい。 また、上記第1及び第2実施例では第1及び第2フィルタの逆洗時期を圧力セ ンサにより検出したが、定期的、即ち一定時間又は一定距離走行したときに、第 1及び第2フィルタを逆洗してもよい。 更に、上記第1及び第2実施例ではエンジンとして車両用エンジンを挙げたが 、産業機械用エンジン、船用エンジン又はその他のエンジンでもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、一端が排気マニホルドに接続された上流 側排気管の他端に第1及び第2下流側排気管を分岐して接続し、第1及び第2下 流側排気管の途中に配設された第1及び第2捕集器に第1及び第2フィルタをそ れぞれ収容し、更に第1又は第2フィルタの逆洗時に第2又は第1シャットオフ バルブを開いた状態で第1又は第2シャットオフバルブを閉じて第1又は第2ノ ズルから第1又は第2フィルタに圧縮エアを噴射するように構成したので、フィ ルタを収容する捕集器の表面積、即ち放熱面積が増大し、高温の排ガスが捕集器 内に流入しても、捕集器内温度を低減することができる。この結果、エンジンの 運転条件がどのように変化しても、捕集器内温度はそれらの構成部品の耐熱温度 を越えることはなく、捕集装置の耐久性を向上できる。また捕集装置の構成部品 として優れた耐熱性を有する高価な材料を用いた従来の逆洗式パティキュレート 捕集装置と比較して、廉価な材料で構成部品を製作できるので、製造コストを低 減できる。 また、上流側排気管の他端の分岐部にエンジンの排ガスを膨張させる膨張室を 有する分配器を設けることにより、エンジンの排ガスが捕集器内に流入する前に この排ガス温度を低減できる。この結果、捕集器内温度を更に低減できる。上記 分配器は比較的簡単な構造の部品であるため、製造コストの増大は僅かで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第1実施例の分離型逆洗式パティキュレ
ート捕集装置の構成図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】本考案の第2実施例を示す図1に対応する断面
図。
【図5】図4のC−C線断面図。
【符号の説明】
11 エンジン 12 排気マニホルド 13,113 上流側排気管 14,114 分配器 14a,114a 膨張室 21,121 第1下流側排気管 22,122 第2下流側排気管 31 第1捕集器 31b 第1焼却室 32 第2捕集器 32b 第2焼却室 41 第1フィルタ 42 第2フィルタ 51 第1ヒータ 52 第2ヒータ 61 第1ノズル 62 第2ノズル 81 第1シャットオフバルブ 82 第2シャットオフバルブ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端がエンジン(11)の排気マニホルド(1
    2)に接続された上流側排気管(13,113)の他端に分岐して
    接続された第1下流側排気管(21,121)及び第2下流側排
    気管(22,122)と、 前記第1下流側排気管(21,121)及び第2下流側排気管(2
    2,122)の途中にそれぞれ設けられ前記エンジン(11)の排
    ガス中のパティキュレートを捕集する第1フィルタ(41)
    及び第2フィルタ(42)がそれぞれ収容された第1捕集器
    (31)及び第2捕集器(32)と、 前記第1捕集器(31)及び前記第2捕集器(32)の底部にそ
    れぞれ形成された第1焼却室(31b)及び第2焼却室(32b)
    にそれぞれ設けられた第1ヒータ(51)及び第2ヒータ(5
    2)と、 前記第1フィルタ(41)及び前記第2フィルタ(42)より排
    ガス下流側にそれぞれ挿入され前記第1フィルタ(41)及
    び前記第2フィルタ(42)にそれぞれ圧縮エアを噴射可能
    な第1ノズル(61)及び第2ノズル(62)と、 前記第1ノズル(61)及び前記第2ノズル(62)より排ガス
    下流側の前記第1下流側排気管(21,121)及び前記第2下
    流側排気管(22,122)にそれぞれ設けられ前記第1下流側
    排気管(21,121)及び前記第2下流側排気管(22,122)をそ
    れぞれ開閉可能な第1シャットオフバルブ(81)及び第2
    シャットオフバルブ(82)とを備え、 前記第1フィルタ(41)又は前記第2フィルタ(42)の逆洗
    時に前記第2シャットオフバルブ(82)又は前記第1シャ
    ットオフバルブ(81)を開いた状態で前記第1シャットオ
    フバルブ(81)又は前記第2シャットオフバルブ(82)を閉
    じて前記第1ノズル(61)又は前記第2ノズル(62)から圧
    縮エアを噴射するように構成されたことを特徴とする分
    離型逆洗式パティキュレート捕集装置。
  2. 【請求項2】 上流側排気管(13,113)の他端の分岐部に
    エンジン(11)の排ガスを膨張させる膨張室(14a,114a)を
    有する分配器(14,114)が設けられた請求項1記載の分離
    型逆洗式パティキュレート捕集装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021167576A (ja) * 2020-04-08 2021-10-21 株式会社小野工務店 排気ガス放出機構及び屋内用作業機械システム

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