JP2843241B2 - パティキュレートフィルタ用逆洗装置 - Google Patents

パティキュレートフィルタ用逆洗装置

Info

Publication number
JP2843241B2
JP2843241B2 JP5268506A JP26850693A JP2843241B2 JP 2843241 B2 JP2843241 B2 JP 2843241B2 JP 5268506 A JP5268506 A JP 5268506A JP 26850693 A JP26850693 A JP 26850693A JP 2843241 B2 JP2843241 B2 JP 2843241B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
filter
exhaust pipe
valve
downstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5268506A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07119440A (ja
Inventor
博 舟橋
敬市 土橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Jidosha Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Jidosha Kogyo KK filed Critical Hino Jidosha Kogyo KK
Priority to JP5268506A priority Critical patent/JP2843241B2/ja
Publication of JPH07119440A publication Critical patent/JPH07119440A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2843241B2 publication Critical patent/JP2843241B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/02Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust
    • F01N3/021Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters
    • F01N3/023Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters using means for regenerating the filters, e.g. by burning trapped particles
    • F01N3/0233Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters using means for regenerating the filters, e.g. by burning trapped particles periodically cleaning filter by blowing a gas through the filter in a direction opposite to exhaust flow, e.g. exposing filter to engine air intake

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの排ガスに含ま
れるパティキュレートを捕集する捕集器内のフィルタ
に、その排ガス下流側から強制的に圧縮エアを吹付け
て、捕集されたパティキュレートをフィルタから除去す
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンの排ガス中には、パティキュレ
ート、即ち煤と煤に吸着している炭化水素、サルフェー
ト及び金属等の微粒子が含まれている。そしてその含有
量が多くなる運転状態では、パティキュレートが外部に
排出されるため、エンジンの排気管にパティキュレート
捕集用の耐熱性のフィルタが内装された捕集器を設けて
排ガスを浄化している。しかしこのフィルタは使用時間
が長くなると、パティキュレートがフィルタに堆積して
フィルタの目詰りを生じ、その通気抵抗を増大させると
ともに燃料消費率を悪化させている。
【0003】この点を解決するため、図6に示すよう
に、排気管4の途中に設けられたパティキュレート捕集
器6にパティキュレートフィルタ6dが収容され、捕集
器6の底部の焼却室6aに挿着された燃焼筒6bにヒー
タ6cが遊挿され、フィルタ6dの排ガス下流側の下流
側排気管4bに先端がフィルタ6dに向けられたノズル
4cが挿入され、ノズル4cの基端に瞬時に全開可能な
逆洗弁9(この例ではパルス弁)を介してエアタンク5
が接続されたパティキュレートフィルタの逆洗装置が知
られている。上記パティキュレートフィルタ6d、焼却
室6a、燃焼筒6b、ヒータ6c、下流側排気管4b、
ノズル4c及びパルス弁9はそれぞれ2つずつ設けられ
るが、一方のみを図示する。パルス弁9はダイヤフラム
9aと、弁座9gを開閉するシート弁9bとを有する。
【0004】エアタンク5とパルス弁9の入口側室9c
とは第1逆洗用エア管2aにより接続され、パルス弁9
の出口側室9eとノズル4cの基端とは第2逆洗用エア
管2bにより接続される。パルス弁9の調圧室9dには
圧縮コイルばね9fが内蔵され、パルス弁9の入口側室
9cと調圧室9dとを接続する管路9hの途中には3ポ
ート2位置切換えの第1電磁弁1aが設けられる。第1
電磁弁1aをオンすると入口側室9cと出口側室9eと
が連通し、オフすると入口側室9cと出口側室9eとが
遮断される。下流側排気管4bにはノズル4cより下流
側にシャットオフバルブ4dが設けられる。シャットオ
フバルブ4dは図示しないリンクを介してバキュームシ
リンダ4eに接続され、バキュームシリンダ4eは3ポ
ート2位置切換えの第2電磁弁1bを介して図示しない
バキュームタンクに接続される。第2電磁弁1bをオン
するとバルブ4dが閉じ、オフするとバルブ4dが開く
(図6ではシャットオフバルブ4dをバキュームシリン
ダ4eに接続したが、シャットオフバルブ4dを加圧式
のエアシリンダに接続してもよい。この場合にはエアシ
リンダは第2電磁弁1bを介してエアタンク5に接続さ
れる。)。
【0005】また焼却室6aから突出する燃焼筒6bの
基端はバイパス管8aを介してシャットオフバルブ4d
より下流側の下流側排気管4bに連通される。バイパス
管8aの途中には煤が未燃のままバイパス管8aに排出
されるのを防止する煤抜け防止管8bの一端が接続さ
れ、煤抜け防止管8bの他端はエアタンク5に接続され
る。また煤抜け防止管8bの途中には2ポート2位置切
換えの第3電磁弁1cが設けられ、この電磁弁1cは第
1電磁弁1aがオンすると同時にオンする。排気マニホ
ルド3a及び捕集器6間に接続された上流側排気管4a
には排ガスの圧力を検出する圧力センサ4fが設けられ
る。7aはコントローラであって、その制御入力には圧
力センサ4fが接続され、その制御出力は駆動回路7b
を介してヒータ6c、第1電磁弁1a、第2電磁弁1b
及び第3電磁弁1cに接続される。
【0006】この逆洗装置では、圧力センサ4fが所定
値以上の圧力を検出すると、コントローラ7aは第2電
磁弁1bをオンしてシャットオフバルブ4dを閉じ、第
1電磁弁1aをオンしてパルス弁9を開き、ノズル4c
の先端からフィルタ6dに向って圧縮エアを噴射する。
フィルタ6dに付着しているパティキュレートはこの噴
射されたエアにより吹飛ばされて焼却室6aに落下す
る。コントローラ7aは第1電磁弁1aをオンすると同
時にヒータ6cを所定時間だけ発熱させ、焼却室6aに
堆積したパティキュレートを燃焼筒6b内で焼却する。
煤が燃焼することにより発生するガス等はバイパス管8
a及び下流側排気管4bを通って大気に排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパティキュ
レートフィルタの逆洗装置では、エンジンが車両用エン
ジンである場合に、車両の振動或いは急な加減速によ
り、燃焼筒から煤が未燃のままバイパス管に移動し、こ
の未燃の煤が下流側排気管を通って大気に排出される恐
れがある。また上記従来の逆洗装置では、ヒータでは燃
焼できない錆等の異物がヒータに付着すると、ヒータの
異物が付着した部分が保温されて異常に高温となり、ヒ
ータが断線する恐れもある。更に上記従来の逆洗装置で
は、フィルタの逆洗時にフィルタに付着した煤を短時間
で吹飛ばすために、逆洗用の圧縮エアを高圧にすると、
焼却室の煤が未燃のままバイパス管及び下流側排気管を
通って大気に煙となって放出される恐れがある。これを
防止するためには、煤抜け防止管からバイパス管に作用
させる圧縮エアを高圧にして、かつ多量に必要とする問
題点があった。
【0008】本発明の第1の目的は、燃焼筒が振動した
り或いは燃焼筒に急な加減速が作用しても、燃焼筒内の
煤が未燃のままバイパス管に抜けるのを防止できるパテ
ィキュレートフィルタ用逆洗装置を提供することにあ
る。また本発明の第2の目的は、ヒータを取外して洗浄
しなくてもヒータの断線等の損傷を防止できるパティキ
ュレートフィルタ用逆洗装置を提供することにある。更
に本発明の第3の目的は、煤が未燃のままバイパス管に
抜けるのを防止するための特別の部品を用いずに、未燃
の煤がバイパス管に抜けるのを防止できるパティキュレ
ートフィルタ用逆洗装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を、実施例に対応する図1、図3、図4
及び図5を用いて説明する。本発明は、図1に示すよう
にエンジン10の排気マニホルド13に接続された排気
管14の途中に設けられ内部にパティキュレートフィル
タ17bを有するパティキュレート捕集器16と、捕集
器16の底部に形成された焼却室16cに接続され先端
が開放されかつヒータ16fが遊挿された燃焼筒16e
と、フィルタ17bの排ガス下流側の下流側排気管14
c又は捕集器16に挿入され先端がフィルタ17bに向
けられたノズル19と、ノズル19より排ガス下流側の
下流側排気管14cに設けられ下流側排気管14cを開
閉可能なシャットオフバルブ28と、一端が燃焼筒16
eに接続され他端が下流側排気管14cに接続されたバ
イパス管33とを備えたパティキュレートフィルタ用逆
洗装置の改良である。その特徴ある構成は、燃焼筒16
eの上方にこの燃焼筒16eに連通するチャンバ20が
設けられ、チャンバ20にバイパス管33の一端が接続
されたところにある。
【0010】また、図3及び図4に示すように一端がシ
ャットオフバルブ28及びフィルタ17b間の下流側排
気管14c又は捕集器16に接続され他端が焼却室16
cに挿入されてヒータ16fに向けられた異物除去管6
1を備えることができる。更に、図5に示すようにバイ
パス管83の他端をシャットオフバルブ28の閉止時の
外周面により閉止可能な位置に接続することもできる。
【0011】
【作用】図1に示される逆洗装置では、シャットオフバ
ルブ28を閉じてノズル19からパティキュレートフィ
ルタ17bに向って圧縮エアが噴射されると、フィルタ
17bに付着しているパティキュレートが吹飛ばされて
焼却室16cに落下する。焼却室16cに煤が堆積した
状態で燃焼筒16eが振動したり或いは燃焼筒16eに
急な加減速が作用したりすると、燃焼筒16e内に圧力
勾配が発生するが、チャンバ20がその圧力勾配を吸収
するので、煤が未燃のままバイパス管33に抜けること
はない。
【0012】図3及び図4に示される逆洗装置では、シ
ャットオフバルブ28を閉じてノズル19からフィルタ
17bに向って圧縮エアが噴射されると、この圧縮エア
により圧縮された清浄な排ガスが異物除去管61からヒ
ータ16fに向って吹付けられる。この結果、この清浄
な排ガスにより錆等の異物がヒータ16fから離脱す
る。
【0013】図5に示される逆洗装置では、シャットオ
フバルブ28を閉じると、バルブ28の外周面によりバ
イパス管83の他端が閉止されるので、ノズル19から
フィルタ17bに向って噴射された圧縮エアの圧力が焼
却室16cに作用しても、その圧縮エアは下流側排気管
14cに抜けない。この結果、焼却室16c内の未燃の
煤がバイパス管83に抜けることはない。
【0014】
【実施例】次に本発明の第1実施例を図面に基づいて詳
しく説明する。図1及び図2に示すように、ディーゼル
エンジン10は車両用エンジンであって、エンジン10
の排気マニホルド13には排気管14が接続され、この
排気管14の途中にはパティキュレート捕集器16が設
けられる。捕集器16の内部はその上下方向の中央から
下部にかけて長手方向に延びる仕切壁16gにより、2
つのフィルタ室16a,16bと、これらのフィルタ室
16a,16bの下方に配置された2つの焼却室16c
とにそれぞれ区画される。ここでは一方の焼却室16c
のみを図示する(図1)。2つのフィルタ室16a,1
6bにはそれぞれ多孔質の耐熱性セラミック材料からな
るパティキュレートフィルタ17a,17bが収容さ
れ、2つの焼却室16cにはそれぞれ燃焼筒16d,1
6eが挿着される。2本の燃焼筒16d,16eには焼
却室16cに堆積したパティキュレートを焼却する棒状
のヒータ16fが燃焼筒16d,16eの内面から所定
の間隔をあけてそれぞれ挿入される。ここでは一方のヒ
ータ16fのみを図示する(図1)。
【0015】排気管14は一端が排気マニホルド13に
接続され他端が捕集器16の一方の端面上部に接続され
た単一の上流側排気管14aと、一端が捕集器16の他
方の端面に2つのフィルタ室16a,16bにそれぞれ
連通するように接続された2本の下流側排気管14b,
14cとを有する。上流側排気管14aはエンジン10
の排ガスを捕集器16内に導き、2本の下流側排気管1
4b,14cは2つのフィルタ室16a,16bをそれ
ぞれ通過した排ガスを大気に導くようになっている。
【0016】2本の下流側排気管14b,14cにはノ
ズル18,19がその先端をフィルタ17a,17bに
向けてそれぞれ挿入され、ノズル18,19の基端には
瞬時に全開可能なパルス弁24を介してエアタンク25
が接続される。ここでは一方のパルス弁24のみを図示
する(図1)。パルス弁24はダイヤフラム24a及び
このダイヤフラム24aの下面に固着されたシート弁2
4bにより入口側室24c、調圧室24d及び出口側室
24eに区画される。エアタンク25とパルス弁24の
入口側室24cとは第1逆洗用エア管11により接続さ
れ、パルス弁24の出口側室24eとノズル19の基端
とは第2逆洗用エア管12により接続される。調圧室2
4dには圧縮コイルばね24fが内蔵され、このばね2
4fはシート弁24bを弁座24gに押付けて入口側室
24cと出口側室24eとを遮断するように付勢する。
入口側室24cと調圧室24dとは管路26により接続
され、この管路26の途中には3ポート2位置切換えの
第1電磁弁21が設けられる。
【0017】第1電磁弁21がオンするとポート21b
とポート21cとが連通して調圧室24d内の圧縮エア
が大気に放出されるので、ダイヤフラム24aを押上げ
る圧縮エアの力が圧縮コイルばね24fの弾性力に打勝
ってシート弁24bを弁座24gから離し、入口側室2
4cと出口側室24eとが連通する。第1電磁弁21が
オフするとポート21aとポート21bとが連通して入
口側室24cの圧縮エアが調圧室24dに流入するの
で、ダイヤフラム24aを押下げる圧縮エアの力がダイ
ヤフラム24aを押上げる圧縮エアの力に打勝ってシー
ト弁24bが弁座24gに着座し、入口側室24cと出
口側室24eとが遮断されるようになっている。
【0018】2本の下流側排気管14b,14cにはノ
ズル18,19より下流側に2つのシャットオフバルブ
27,28がそれぞれ設けられる。シャットオフバルブ
27,28は図示しないリンクを介してバキュームシリ
ンダ29,30に接続され(図2)、バキュームシリン
ダ29,30はそれぞれ管路31及び3ポート2位置切
換えの第2電磁弁22を介して図示しないバキュームタ
ンクに接続される。ここでは一方の管路31及び第2電
磁弁22のみを図示する(図1)。第2電磁弁22がオ
ンするとバキュームタンクとバキュームシリンダ30が
連通するので、このシリンダ30内のピストン(図示せ
ず)が内蔵されたばね(図示せず)の弾性力に抗して移
動し、シャットオフバルブ28を閉じる。第2電磁弁2
2がオフするとバキュームシリンダ30内に大気が導入
されるので、ピストンが内蔵されたばねの弾性力により
復帰し、シャットオフバルブ28を開くようになってい
る。
【0019】また焼却室16cから突出する燃焼筒16
eの基端近傍の上面にはチャンバ20が設けられ、この
チャンバ20は通孔20aを介して燃焼筒16eに連通
する。チャンバ20と下流側排気管14cとはバイパス
管33により連通される。バイパス管33の一端はチャ
ンバ20の上面に接続され、他端はシャットオフバルブ
28より下流側の下流側排気管14cに接続される。バ
イパス管33の途中には煤抜け防止管34の一端が接続
され、煤抜け防止管34の他端はエアタンク25に接続
される。また煤抜け防止管34の途中には2ポート2位
置切換えの第3電磁弁23が設けられる。第3電磁弁2
3はオンすると煤抜け防止管34を開放してエアタンク
25の圧縮エアをバイパス管33に導入し、オフすると
煤抜け防止管34を遮断する。
【0020】上流側排気管14aには排ガスの圧力を検
出する圧力センサ35が設けられる。36はコントロー
ラであって、その制御入力には圧力センサ35が接続さ
れる。またコントローラ36の制御出力は駆動回路37
を介してヒータ16f、第1電磁弁21、第2電磁弁2
2及び第3電磁弁23に接続される(図1)。
【0021】このように構成されたパティキュレートフ
ィルタ用逆洗装置の動作を説明する。エンジン10の排
ガスが上流側排気管14a、フィルタ室16a及び下流
側排気管14bを介して大気に放出されている状態で、
圧力センサ35が所定値以上の圧力を検出すると、コン
トローラ36はシャットオフバルブ27用の第2電磁弁
(図示せず)をオフして下流側排気管14bを開放し、
シャットオフバルブ28用の第2電磁弁22をオンして
下流側排気管14cを遮断する(図2)。この状態で、
遮断された下流側排気管14c側の第1電磁弁21をオ
ンすると、パルス弁24が瞬時に全開になり、ノズル1
9からフィルタ17bに向ってエアタンク25の圧縮エ
アが噴射され、フィルタ17bに付着しているパティキ
ュレートが吹飛ばされて焼却室16cに落下する。コン
トローラ36は第1電磁弁21をオンすると同時に第3
電磁弁23をオンする。この結果、煤抜け防止管34が
開放され、エアタンク25の圧縮エアの圧力が煤抜け防
止管34を介してバイパス管33に作用するので、燃焼
筒16c内の煤が未燃のままバイパス管33に移動する
ことはない。
【0022】またコントローラ36は第1電磁弁21を
オンすると同時にヒータ16fを所定時間だけ発熱させ
る。第1電磁弁21及び第3電磁弁23をオンする時間
は短く、これらの電磁弁21,23をオフした後は、焼
却室16cから燃焼筒16e、チャンバ20及びバイパ
ス管33を通って下流側排気管14cに向う僅かな排ガ
ス流が発生するため、焼却室16cに堆積した煤はこの
排ガス流によって燃焼筒16e内に導かれてヒータ16
fにより焼却される。煤が燃焼することにより発生する
ガス等はチャンバ20、バイパス管33及び下流側排気
管14cを通って大気に排出される。
【0023】更に焼却室16cに煤が堆積した状態で車
両が振動したり或いは急な加減速をしたりすると、燃焼
筒16e内に圧力勾配が発生して燃焼筒16e内の煤が
その基端に向って急激に移動しようとする。しかし、チ
ャンバ20がその圧力勾配を吸収するので、燃焼筒16
e内の煤の急激な移動は抑えられる。この結果、煤が未
燃のままバイパス管33に抜けることはなく、燃焼筒1
6e内の煤はヒータ16fにより全て焼却される。
【0024】図3及び図4は本発明の第2実施例を示
す。図3及び図4において上記第1実施例と同一符号は
同一部品を示す。本実施例の特徴ある構成は、一端がシ
ャットオフバルブ28及びフィルタ17b間の下流側排
気管14cに接続され他端が焼却室16cに挿入されて
ヒータ16fに向けられた異物除去管61を備えたとこ
ろにある。異物除去管61の他端はヒータ16fの先
端、即ち燃焼筒16eの先端に対向して設けられ、燃焼
筒16eの基端近傍の下面には異物受け箱62が設けら
れる。異物受け箱62の下面には取外し可能なフランジ
62aが取付けられる。バイパス管63の一端は燃焼筒
16eの基端近傍に接続され、他端はシャットオフバル
ブ28より下流側の下流側排気管14cに接続される
(図4)。
【0025】このように構成された逆洗装置では、パテ
ィキュレートフィルタ17bの逆洗時にコントローラ3
6は第2電磁弁22をオンしてシャットオフバルブ28
を閉じ、第1電磁弁21をオンしてパルス弁24を開
き、ノズル19からフィルタ17bに向って圧縮エアを
噴射する。このときこの圧縮エアにより圧縮された清浄
な排ガスが異物除去管61から燃焼筒16e内のヒータ
16fに向って吹付けられる。この結果、この清浄な排
ガスにより錆等の異物がヒータ16fから離脱するの
で、ヒータ16fを取外して洗浄しなくてもヒータ16
fの断線等の損傷を防止できる。またヒータ16fから
離脱した錆等の異物は異物受け箱62内に堆積するの
で、定期的にフランジ62aを外すだけでその異物を容
易に排出できる。
【0026】一方、異物除去管61からヒータ16fに
吹付けられる清浄な排ガスにより、錆等の異物とともに
煤も燃焼筒16e内をその基端に向って移動する。しか
し、コントローラ36は第1電磁弁21をオンすると同
時にヒータ16fを所定時間だけ発熱させるので、上記
燃焼筒16e内を移動する煤はその移動中にヒータ16
fにより焼却される。またコントローラ36は第1電磁
弁21をオンすると同時に第3電磁弁23をオンする。
この結果、煤抜け防止管34が開放され、エアタンク2
5の圧縮エアの圧力が煤抜け防止管34を介してバイパ
ス管63に作用するので、未燃のままバイパス管63に
抜ける煤は殆どない。
【0027】図5は本発明の第3実施例を示す。図5に
おいて上記第1実施例と同一符号は同一部品を示す。本
実施例の特徴ある構成は、バイパス管83の他端がシャ
ットオフバルブ28の閉止時の外周面により閉止可能な
位置に接続されたところにある。バイパス管83の一端
は燃焼筒16eの基端近傍に接続される。またこのよう
な構成により、第1実施例の図1における煤抜け防止管
34及び第3電磁弁23が不要になる。
【0028】このように構成された逆洗装置では、パテ
ィキュレートフィルタ17bの逆洗時にコントローラ3
6が第2電磁弁22をオンしてシャットオフバルブ28
を閉じると、バルブ28の外周面によりバイパス管83
の他端が閉止される。この状態でコントローラ36が第
1電磁弁21をオンしてパルス弁24を開き、ノズル1
9からフィルタ17bに向って圧縮エアを噴射すること
により、フィルタ17bに付着しているパティキュレー
トが吹飛ばされて焼却室16cに堆積する。このとき、
ノズル19から噴射された圧縮エアの圧力が焼却室16
cに作用するが、バイパス管83の他端が閉止されてい
るので、その圧縮エアは下流側排気管14cに抜けな
い。この結果、焼却室16c内の未燃の煤がバイパス管
83に抜けることはない。
【0029】コントローラ36は圧力センサ35の検出
出力に基づいてシャットオフバルブ28を開くと同時に
ヒータ16fを発熱させる。シャットオフバルブ28の
開放によりバイパス管83の他端が開放されるので、焼
却室16cから燃焼筒16e及びバイパス管83を通っ
て下流側排気管14cに向う僅かな排ガス流が発生す
る。焼却室16cに堆積した煤はこの排ガス流によって
燃焼筒16e内に導かれてヒータ16fにより焼却さ
れ、煤が燃焼することにより発生するガス等はバイパス
管83及び下流側排気管14cを通って大気に排出され
る。
【0030】なお、上記第1〜第3実施例ではノズルを
下流側排気管に接続したが、これは一例であってノズル
をフィルタの排ガス下流側の捕集器に挿入してもよい。
また、上記第1〜第3実施例ではシャットオフバルブの
切換え時期を圧力センサにより検出したが、定期的、即
ち一定時間又は一定距離走行したときに、シャットオフ
バルブを切換えてもよい。また、上記第1〜第3実施例
ではエンジンとして車両用エンジンを挙げたが、産業機
械用エンジン、船用エンジン又はその他のエンジンでも
よい。また、上記第1〜第3実施例では燃焼筒を焼却室
に挿着したが、燃焼筒を焼却室の外部に設置し、燃焼筒
の先端を焼却室に接続してもよい。
【0031】また上記第1〜第3実施例ではシャットオ
フバルブをバキュームシリンダに接続したが、シャット
オフバルブを加圧式のエアシリンダに接続してもよい。
この場合、エアシリンダは第2電磁弁を介してエアタン
クに接続される。また、上記第2実施例では異物除去管
の一端をシャットオフバルブ及びフィルタ間の下流側排
気管に接続したが、異物除去管の一端をシャットオフバ
ルブ及びフィルタ間の捕集器に接続してもよい。また、
上記第2実施例では燃焼筒の基端近傍の下面に異物受け
箱を設けたが、錆等の異物がバイパス管及び下流側排気
管を通って排出できれば異物受け箱は不要になる。更
に、上記第2及び第3実施例では焼却室に挿着された燃
焼筒にヒータを遊挿し、燃焼筒にバイパス管の一端を接
続したが、燃焼筒を用いずに焼却室にヒータを直接設け
てもよい。この場合バイパス管の一端は焼却室に接続さ
れる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、パ
ティキュレート捕集器の焼却室に接続された燃焼筒の上
方にこの燃焼筒に連通するチャンバを設け、このチャン
バに他端が下流側排気管に接続されたバイパス管の一端
を接続したので、燃焼筒が振動したり或いは燃焼筒に急
な加減速が作用したりすることにより、燃焼筒内に圧力
勾配が発生しても、チャンバがその圧力勾配を吸収す
る。この結果、燃焼筒内の煤が未燃のままバイパス管に
抜けるのを防止できる。
【0033】また、一端がシャットオフバルブ及びフィ
ルタ間の下流側排気管又は捕集器に接続され他端が焼却
室に挿入されてヒータに向けられた異物除去管を備える
ことにより、逆洗時にノズルからフィルタに向って噴射
される圧縮エアにて圧縮された清浄な排ガスが異物除去
管からヒータに向って吹付けられるので、この清浄な排
ガスにより錆等の異物がヒータから離脱する。この結
果、ヒータを取外して洗浄しなくても、錆等の異物のヒ
ータへの付着によりヒータが異常に高温になるのを防止
できるので、ヒータの断線等の損傷を防止できる。
【0034】更に、バイパス管の他端をシャットオフバ
ルブの閉止時の外周面により閉止可能な位置に接続する
ことにより、逆洗時にシャットオフバルブを閉じるとバ
イパス管の他端が閉止されるので、ノズルからフィルタ
に向って噴射される逆洗用の高圧の圧縮エアが焼却室に
達しても、焼却室内の未燃の煤がバイパス管に抜けるの
を防止できる。この結果、煤が未燃のままバイパス管に
抜けるのを防止する部品である煤抜け防止管及び第3電
磁弁が不要なり、部品点数及び組付工数を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例パティキュレートフィルタ
用逆洗装置を示す図2のA−A線断面構成図。
【図2】図1のB−B線断面構成図。
【図3】本発明の第2実施例を示す図4のC−C線断面
図。
【図4】図1に対応する断面構成図。
【図5】本発明の第3実施例を示す図1に対応する断面
構成図。
【図6】従来例を示す図1に対応する断面構成図。
【符号の説明】
10 エンジン 13 排気マニホルド 14 排気管 14c 下流側排気管 16 パティキュレート捕集器 16c 焼却室 16e 燃焼筒 16f ヒータ 17b パティキュレートフィルタ 19 ノズル 20 チャンバ 28 シャットオフバルブ 33,63,83 バイパス管 61 異物除去管

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(10)の排気マニホルド(13)に接
    続された排気管(14)の途中に設けられ内部にパティキュ
    レートフィルタ(17b)を有するパティキュレート捕集器
    (16)と、前記捕集器(16)の底部に形成された焼却室(16
    c)に接続され先端が開放されかつヒータ(16f)が遊挿さ
    れた燃焼筒(16e)と、前記フィルタ(17b)の排ガス下流側
    の下流側排気管(14c)又は捕集器(16)に挿入され先端が
    前記フィルタ(17b)に向けられたノズル(19)と、前記ノ
    ズル(19)より排ガス下流側の前記下流側排気管(14c)に
    設けられ前記下流側排気管(14c)を開閉可能なシャット
    オフバルブ(28)と、一端が前記燃焼筒(16e)に接続され
    他端が前記下流側排気管(14c)に接続されたバイパス管
    (33)とを備えたパティキュレートフィルタ用逆洗装置に
    おいて、 前記燃焼筒(16e)の上方にこの燃焼筒(16e)に連通するチ
    ャンバ(20)が設けられ、 前記チャンバ(20)に前記バイパス管(33)の一端が接続さ
    れたことを特徴とするパティキュレートフィルタ用逆洗
    装置。
  2. 【請求項2】 エンジン(10)の排気マニホルド(13)に接
    続された排気管(14)の途中に設けられ内部にパティキュ
    レートフィルタ(17b)を有するパティキュレート捕集器
    (16)と、前記捕集器(16)の底部に形成された焼却室(16
    c)に設けられたヒータ(16f)と、前記フィルタ(17b)の排
    ガス下流側の下流側排気管(14c)又は捕集器(16)に挿入
    され先端が前記フィルタ(17b)に向けられたノズル(19)
    と、前記ノズル(19)より排ガス下流側の前記下流側排気
    管(14c)に設けられ前記下流側排気管(14c)を開閉可能な
    シャットオフバルブ(28)と、一端が前記焼却室(16c)又
    は前記ヒータ(16f)を遊挿した燃焼筒(16e)に接続され他
    端が前記下流側排気管(14c)に接続されたバイパス管(6
    3)とを備えたパティキュレートフィルタ用逆洗装置にお
    いて、 一端が前記シャットオフバルブ(28)及び前記フィルタ(1
    7b)間の前記下流側排気管(14c)又は前記捕集器(16)に接
    続され他端が前記焼却室(16c)に挿入されて前記ヒータ
    (16f)に向けられた異物除去管(61)を備えたことを特徴
    とするパティキュレートフィルタ用逆洗装置。
  3. 【請求項3】 エンジン(10)の排気マニホルド(13)に接
    続された排気管(14)の途中に設けられ内部にパティキュ
    レートフィルタ(17b)を有するパティキュレート捕集器
    (16)と、前記捕集器(16)の底部に形成された焼却室(16
    c)に設けられたヒータ(16f)と、前記フィルタ(17b)の排
    ガス下流側の下流側排気管(14c)又は捕集器(16)に挿入
    され先端が前記フィルタ(17b)に向けられたノズル(19)
    と、前記ノズル(19)より排ガス下流側の前記下流側排気
    管(14c)に設けられ前記下流側排気管(14c)を開閉可能な
    シャットオフバルブ(28)と、一端が前記焼却室(16c)又
    は前記ヒータ(16f)を遊挿した燃焼筒(16e)に接続され他
    端が前記下流側排気管(14c)に接続されたバイパス管(8
    3)とを備えたパティキュレートフィルタ用逆洗装置にお
    いて、 前記バイパス管(83)の他端が前記シャットオフバルブ(2
    8)の閉止時の外周面により閉止可能な位置に接続された
    ことを特徴とするパティキュレートフィルタ用逆洗装
    置。
JP5268506A 1993-10-27 1993-10-27 パティキュレートフィルタ用逆洗装置 Expired - Fee Related JP2843241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5268506A JP2843241B2 (ja) 1993-10-27 1993-10-27 パティキュレートフィルタ用逆洗装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5268506A JP2843241B2 (ja) 1993-10-27 1993-10-27 パティキュレートフィルタ用逆洗装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07119440A JPH07119440A (ja) 1995-05-09
JP2843241B2 true JP2843241B2 (ja) 1999-01-06

Family

ID=17459454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5268506A Expired - Fee Related JP2843241B2 (ja) 1993-10-27 1993-10-27 パティキュレートフィルタ用逆洗装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2843241B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07119440A (ja) 1995-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5390492A (en) Flow-through particulate incineration system coupled to an aerodynamically regenerated particulate trap for diesel engine exhaust gas
US4345431A (en) Exhaust gas cleaning system for diesel engines
KR860007456A (ko) 디이젤 엔진 배기가스내의 고형입자 제거방법 및 장치
JP2843241B2 (ja) パティキュレートフィルタ用逆洗装置
JP2739536B2 (ja) バッグ式集塵機のクリーニング制御方法
JP2552394B2 (ja) 黒煙除去装置の再生時期検出装置
JPH07119439A (ja) パティキュレートフィルタの逆洗装置
JP2526166Y2 (ja) 排気ガス浄化装置
JP3112144B2 (ja) 集塵機の煤処理装置
JP2957865B2 (ja) 逆洗式パティキュレート捕集装置
JPH05156923A (ja) パティキュレートフィルタの逆洗装置
KR200430754Y1 (ko) 엔진의 연소공기용 여과장치
JPH02277914A (ja) 逆洗式パティキュレート捕集装置
US8087238B2 (en) Method and device for the counterpressure-safe separation out and elimination of particles from fluid streams
JP2511351Y2 (ja) 排気ガス浄化装置
JPH05156922A (ja) パティキュレートフィルタの逆洗装置
JPH05156925A (ja) ディーゼル機関用パティキュレートトラップ
JPH0242111A (ja) パティキュレートトラップ装置およびパティキュレート捕集方法
JPH04203208A (ja) ディーゼル排気ガス浄化装置
JPH0245609A (ja) パティキュレートトラップ装置
JPH0730310U (ja) 分離型逆洗式パティキュレート捕集装置
JPS5910335Y2 (ja) 内燃機関の排気微粒子処理装置
KR19980041315U (ko) 연소기 노즐에 공기차단막을 갖는 디젤기관 배기가스 미립자 포집장치
KR100750570B1 (ko) 엔진의 연소공기용 여과장치
JP2539862Y2 (ja) エンジンの排気ガス浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees