JPH0242111A - パティキュレートトラップ装置およびパティキュレート捕集方法 - Google Patents

パティキュレートトラップ装置およびパティキュレート捕集方法

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JPH0242111A
JPH0242111A JP63192634A JP19263488A JPH0242111A JP H0242111 A JPH0242111 A JP H0242111A JP 63192634 A JP63192634 A JP 63192634A JP 19263488 A JP19263488 A JP 19263488A JP H0242111 A JPH0242111 A JP H0242111A
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JP
Japan
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filter
exhaust
gas
backwash
exhaust passage
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JP63192634A
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Satoshi Ebato
江波 戸智
Takaaki Shiyudou
崇聡 首藤
Taro Uchiyama
太郎 内山
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/02Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust
    • F01N3/021Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters
    • F01N3/023Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters using means for regenerating the filters, e.g. by burning trapped particles
    • F01N3/0233Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters using means for regenerating the filters, e.g. by burning trapped particles periodically cleaning filter by blowing a gas through the filter in a direction opposite to exhaust flow, e.g. exposing filter to engine air intake
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N13/00Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
    • F01N13/011Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00 having two or more purifying devices arranged in parallel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野J 本発明は、例えばディーゼルエンジンなどの内燃機関の
排ガス中からパティキュレート(微粒子)を捕集するパ
ティキュレートトラップ装置およびパティキュレート捕
集方法に関する。
「従来の技術」 ディーゼルエンジンの排ガス中にはカーボンを主とする
微粒子がかなりの濃度で含まれ、公害の原因となってい
る。そこで、デイ−セルエンジンの排ガス中から微粒子
を捕集して除去するための各種のパティキュレートトラ
ップ装置が提案されている。
このようなパティキュレートトラップ装置に用いられて
いるフィルタについて説明すると、特開昭56−124
417号には、第7図に示すようなフィルタIOが開示
されている。このフィルタ10は、通気性多孔質なセラ
ミックスの薄壁11で区画され、かつ、この薄壁11を
境として相互に隣接する多数の平行なガス通路12を有
する柱状体(いわゆるセラミックスハニカム体)を基本
構造とし、第7図の斜線ハツチングで示すように、一方
の端面においては各ガス通路の端面が交互に市松模様状
に塞がれ、他方の端面においては上記一方の端部におい
て塞がれたガス通路は開口し、上記一方の端部において
開口していたガス通路は塞がれた構造をなしている。こ
のフィルタ!0の一方の端面からデイ−セル排ガスを通
じると、薄壁11がフィルタとなって微粒子が薄壁11
の内面に捕集され、微粒子を除去された清浄な排ガスが
他方の端部から流出する。
また、同じ特開昭56−124417号には、第8図に
示すようなセラミックス製のフィルタ20も開示されて
いる。このフィルタ20は、全体として直方体状の外形
を有し、相互に平行な複数枚(第8図では6枚)の長方
形状の板状体21.22と、リブ23゜25と、スペー
サ24.26とから構成されている。これらの板状体2
1.22、リブ23.25およびスペーサ24.26は
、いずれもフィルタ機能を有する通気性多孔質なセラミ
ックスからなる。板状体21はフィルタ20の一ト面と
下面を形成し、板状体22は中間面を形成する。となり
あう板状体2I、22間または22.22間には端部に
位置するリブ23と中間部に位置するスペーサ24がい
ずれも板状体21の一つの辺に平行に延在する。リブ2
3およびスペーサ24の上縁は上側の板状体21または
22と一体的に接しており、リブ23およびスペーサ2
4の下縁は下側の板状体22または21と一体的に接し
ている。これにより両端が開口する複数の含塵ガス通路
27が形成される。板状体22の片側にはこうしたリブ
23およびスペーサ24が設けられているのに対し、同
じ板状体22の他の片側にはリブ23およびスペーサ2
4とは直交する方向に延在するリブ25とスペーサ26
が設けられている。走行方向が異なる点の他は、リブ2
5、スペーサ26はそれぞれリブ23、スペーサ24と
本質的に同様である。かくして両端が開口し走行方向が
含塵ガス通路27と直交する複数の清浄ガス通路28が
形成されている。このフィルタ20においては、含塵ガ
ス通路27が開口する2つの端面のうち一方の端部を直
接または間接に閉塞しておき。
他方の端部からディーゼル排ガスを導入する。あるいは
、含塵ガス通路27の開口する2つの端部から同時に内
方にディーゼル排ガスを導入する。そして、板状体22
がフィルタ面となって微粒子が板状体22の含塵ガス通
路27の面に捕集され、微粒子を除去された清浄な排ガ
スが板状体22を通過して清浄ガス通路28を経て系外
に流出する。
このようなフィルタを用いたパティキュレートトラップ
装置においては、フィルタの濾過面に微粒子が堆積し5
フイルタが目づまりを起こし、圧力損失が次第に増加す
るという問題を解決する必要があった。
このため、実開昭62−35849号には、フィルタ体
の排ガス入口上流側にバーナを設け、このバーナからの
高温燃焼ガスによってフィルタの壁面上に堆積した微粒
子を着火、燃焼させて焼却するようにしたパティキュレ
ートトラップ装置が開示されている。
また、特開昭56−92318号には、排気ガス流路を
2系統に分割し、それぞれの流路にパティキュレートト
ラップを配置し、これらの流路においてフィルタの1j
生、微粒子の捕集を交互に行なわせる方式が提案されて
いる。この場合の再生も、上記と同様に微粒子を着火、
燃焼させて焼却する方法が採用されている。
しかしながら、捕集された微粒子を燃焼させるに記従来
の方式では、フィルタが反復して高温に加熱されるため
、フィルタの焼結が進み、当初のポアサイズやボア分布
が変化して捕集効率や圧力損失が経時変化を起こし、安
定した性能を維持することが困難であった。また、燃焼
熱によってフィルタが溶損したり、熱衝撃によつでクラ
ックを生じたりすることがあった。さらに、ディーゼル
排ガス中には無視できない量の不燃成分が存在しており
、これらの不燃成分は燃焼によっても除去されずにフィ
ルタに堆積するので、フィルタの圧力損失が長期間経過
すると次第に増大するという問題があった。
このような問題点を解決するため、本出願人は、第9図
に示すようなパティキュレートトラップ装置を既に提案
している(特願昭62−232360号参照)。
すなわち、上方、下方および一つの側方に開口部を有す
るケーシング31の内部に、所要のシール部材32を介
して直方体状のフィルタ33が収容されている。フィル
タ33は、第8図のフィルタ20と本質的に同様なもの
であって、上方から下方に貫通する含塵ガス通路34(
図中、実線矢印で示す)と、一端が閉じられ他端が側方
に開口する清浄ガス通路35(図中、破線矢印で示す)
とが通気性多孔質な材質の隔壁で区画されてでき・てい
る。
ケーシング3Iの上部にはデイー七ル排ガスの導入管3
7が設けられている。清浄ガス通路35が開口する側の
ケーシング3Iには清浄ガスの導出管38が接続してい
る。導出管38は縮径されたスロート39を備え、その
上流および下流はゆるやかに拡径している。スロート3
9のすぐ下流には上流側に向けて開口する加圧気体噴射
用のノズル40が設けられている。
ケーシング31の下部には微粒子嚢は部4Iが設けられ
ている。微粒子嚢は部41は、トレイ42.電気抵抗加
熱ヒータ46を備える補助フィルタ43、開閉可能かつ
通常時は閉じている蓋47を備える灰分取出し[144
、補助導出管45を有する。
トレイ42の底部がくりぬかれて補助フィルタ43がは
めこまれており、このトレイ42と補助フィルタ43と
が全体としてすべての含塵ガス通路34の下側開口端を
とり囲んでいる。灰分取出し口44は、トレイ42の底
部に開口し、補助フィルタ43の外側には補助導出管4
5が位置している。補助フィルタ43は通気性多孔質固
体からなり、その通気抵抗は、導入管37から導入され
た排ガス量のうち、約20%以下、特には0.5〜5%
程度がこの補助フィルタ43を通過し、残りがフィルタ
33を通過して導出管38に流出するように選択される
ディーゼルエンジンからの排ガスが導入管37を経てフ
ィルタ33の含塵ガス通路34にその上流開口端から導
入される。排ガスの大部分は隔壁を通過して清浄ガス通
路35を経て導出管38に流出するが、排ガス中の主と
してカーボン質の微粒子は隔壁を通過できず、含塵ガス
通路34の内面に付着堆積し、場合によっては微粒子の
一部は含塵ガス通路34の下側開口端を通って微粒子嚢
は部4Iに流出する。排ガスの一部も微粒子嚢は部41
に流出し、補助フィルタ43を通過して補助導出管45
へと導かれるが、ここでも排ガス中の微粒子は補助フィ
ルタ43を通過できず、補助フィルタ43の内面に何名
堆積する。
こうした集塵操作を適宜な時間継続した後、短時間の逆
洗操作を行なう。逆洗操作では、ノズル40から加圧気
体、特には加圧空気を、例えば0.1〜1秒程度の時間
噴射する。噴射された気体は、ノズル40の周辺の空気
を誘引し、当初の加圧気体量の数倍の気体がパルス流と
なって清浄ガス通路35に流れ込み、隔壁を通って含塵
ガス通路34へと流れる。その際に含塵ガス通路34の
内面に付着堆積していた微粒子は剥落し、その一部は含
塵ガス通路34に浮遊するが、多くは落下して微粒子嚢
は部41に入る。
かくして集塵操作において含塵ガフ通路34内面に捕え
られた微粒子は逆洗操作において補助フィルタ43の内
面に移しかえられ、フィルタ33のフィルタ機能も再生
される。補助フィルタ43上の微粒子は電気抵抗加熱ヒ
ータ46を加熱することによって燃焼除去される。
比較的長期間の使用によって微粒子嚢は部41、特には
補助フィルタ43に不燃性の微粒子、灰分が蓄積したと
きには、蓋47を開いてこの微粒子や灰分を自然落下さ
せたり、適宜な掻き採り機構によって強制的に排出する
こともできる。
しかしながら、このパティキュレートトラップ装置では
、逆洗操作時にエンジンからの排気ガスを一時的にせき
止める形となるため、排気ガス流に打ち勝つための大き
な逆洗力が必要となると共に、−時的ではあるが排気ガ
スの流れをせき止めるためにエンジンの出力低下が起こ
るという問題があった。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、第9図に示した装置のように逆洗
によってフィルタの再生を行なう場合に、より効果的な
逆洗力が得られ、かつ、逆洗時における一時的なエンジ
ンの出力低下を防止できるようにしたパティキュレート
トラップ装置およびパティキュレート捕集方法を提供す
ることにある。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本発明のパティキュレートト
ラップ装置は、内燃機関の排気通路を2つ以上に分岐さ
せ、分岐させたそれぞれの排気通路にパティキュレート
の捕集が可能なフィルターを設置し、フィルタの下流の
それぞれの排気通路に高圧ガスを噴出する逆洗ノズルを
設置し、逆洗ノズルのさらに下流のそれぞれの排気通路
に通路の開閉弁を設けたことを特徴とする。
また、本発明のパティキュレート捕集方法は、上記のパ
ティキュレートトラップ装置を用い、内燃機関の排気ガ
スを分岐させたそれぞれの排気通路に導き、それぞれの
排気通路に設置した前記フィルタでパティキュレートを
捕集して排気すると共に、それぞれの排気通路において
時間をずらして交代的に、前記開閉弁を閉じて前記逆洗
ノズルから高圧ガスを噴出し、前記フィルタの逆洗を行
なうことを特徴とする。
なお、本発明において、前記フィルタとしては通気性多
孔質なセラミックスを材質とするものが好ましく採用さ
れる。
「作用」 本発明では、フィルタの再生を逆洗ノズルから高圧ガス
を噴出する逆洗方式で行なうので、微粒子を燃焼させる
方式におけるフィルタの熱損傷や不燃性成分の堆積など
の問題を解決することができる。
また、逆洗操作は2分岐されたそれぞねの排気通路にお
いて時間をずらして交代的に行なわれるので、一つの排
気通路で逆洗が行なわれているときには他の排気通路を
通って排ガスを流出でき、逆洗時における一時的なエン
ジンの出力低下を防止することができる。
さらに、逆洗操作は、開閉弁を閉じて逆洗ノズルから高
圧ガスを噴出することにより行なわれるので、その排気
通路に流れ込む排ガス流が一時的に減少し、逆洗ノズル
から噴出されるガス流が排ガス流によって弱められるこ
となくフィルタに衝突するため、逆洗効果を高めること
ができる。
加えて、逆洗時に開閉弁を閉じることにより、高圧ガス
の噴出音がこの開閉弁で遮断され、排気管の外へ漏れる
音を低減して、騒音を少なくすることができる。
「実施例」 第1図には、本発明によるパティキュレートトラップ装
置の一実施例が示されている。
このパティキュレートトラップ装置?ffi+00は、
ディーゼルエンジンなどの内燃機関101に適用される
ものである。内燃機関101には排気管などで構成され
た排気通路102が接続されており、この排気通路10
2は2つの排気通路102a、 ]02bに分岐されて
いる。排気通路102a、 l02bの途中には、それ
ぞれフィルタケーシング103a、103bが取付けら
れており、フィルタケーシング103a、103bには
微粒子を補足するためのフィルタl04a、 l04b
が設置されている。排気通路102a、 102bは、
フィルタケーシング103a、 103bの下流側にも
延設されている。フィルタ104aの下流側の排気通路
102aには、高圧タンク105から導入管106およ
び弁107aを介して接続された逆洗ノズル108aが
その噴出口をフィルタ104aに向けるように配置され
ている。同様にフィルタ104bの下流側の排気通路+
02bには、高圧タンク105から導入管106および
弁107bを介して接続された逆洗ノズル+08bが配
置されている。そして、逆洗ノズルl08a、 l08
bのさらに下流の排気通路102a、 l02bには、
それぞれ開閉弁!09a、 109bが設置されている
。開閉弁109a、 l09bとしては2例えばトラ・
ンクなどで使用されているエキゾーストブレーキ用のバ
タフライ弁などが好適に使用される。なお、高圧タンク
105は、管110を介して図示しないコンプレッサに
接続されている。この場合、中大型のトラック、バスな
どでは、ブレーキ駆動の補助力として空気圧を利用して
おり、このためエアータンクを備えている。
本発明では、このエアータンクを上記高圧タンク105
として利用することもできる。
本発明においてフィルタ104a、104bとしては、
通気性多孔質なセラミックスを材質とするものが好まし
く、例えば前述した第7図、第8図に示すようなものが
自由に使用できる。しかし、本発明のより好ましい態様
としては、第5図、第6図および第8図に示すようなフ
ィルタが使用される。
第5図は上記フィルタを構成するフィルタ素子51を示
している。このフィルタ素子51は、通気性多孔質なセ
ラミックスからなる板状体52を備えている。板状体5
2の主面とは異なる一対の対向する端面53.54を貫
通して複数の孔55が形成されている。この例では、」
二記孔55として断面円形の孔(丸孔)が採用されてい
るが、断面楕円形の孔(楕円孔)や、断面正方形の孔や
、断面六角形の孔なども採用することができる。板状体
52の孔55が開口する端面53.54に沿う一対の端
縁部には、孔55の軸方向に対し垂直方向に突出するリ
ブ58が端面53.54に沿って延在している。
第6図は上記フィルタ素子51を複数枚重ね合わせて接
合して構成したフィルタ61が示されている。フィルタ
素子51のリブ58の突出方向端面は、隣接するフィル
タ素子51に、耐熱性の接着剤、押圧締め、反応焼結な
どの手段によって気密的に接合されている。この結果、
フィルタ素子5I相互の間隙には、リブ5Bによって区
画された清浄ガス通路62が孔55の開口面とは異なる
面に開口するように形成される。一方、孔55は排ガス
の通路を構成することになる。
また、本発明において、フィルタケーシング103a、
103bにフィルタ104a、 l04bが収容された
パティキュレートトラップ本体の部分としては、例えば
前述した第9図に示したような構造が好ましく採用され
る。すなわち、フィルタの隔壁に捕集された微粒子が逆
洗などの操作によって最終的に微粒子嚢は部41に集め
られ、そこで電気抵抗加熱ヒータ46などの加熱手段で
燃焼除去され、不燃性成分が堆積したときには蓋47を
開いて灰分取出し口44から取出せるようにした構造で
ある。
第2図には、本発明によるパティキュレートトラップ装
置の他の実施例が示されている。図中、第1図と実質的
に同一部分には同符合を付し、その説明を省略すること
にする。
この実施例では、内燃機関+01に接続された排気通路
102が分岐されることなくフィルタケーシング103
に接続されている。フィルタケーシング103には排ガ
スの流れ方向に沿って流路を2つに分割するように仕切
板111が配置されている。そして、フィルタケーシン
グ103の分割された2つの区画にフィルタ104a、
104bが設置されている。
フィルタケーシング103において分割された流路は、
フィルタケーシング103の下流において分割された排
気通路102a、102bに接続されている。その他の
点は第1図の実施例と同様である。この実施例では、一
体のフィルタケーシング103を仕切板1!1で分割し
て構成されているので、フィルタ104a、104bな
どの装着、組立工程などが簡略化される利点がある。
次に、第1図のパティキュレートトラップ装置を用いた
本発明のパティキュレート捕集方法の実施例について説
明する。
通常の内燃機関運転状態では、開閉弁109a。
109bは両方とも全開となっている。微粒子を含んだ
排ガスは、内燃機関101から排気通路102および分
岐された排気通路102a、102bを通り、それぞれ
のフィルタケーシングl 03a、103bのフィルタ
104a、 104bに流入する。フィルタl04a、
 104bにより排ガス中の微粒子が捕捉除去され、清
浄ガスとなって排気通路102a、 102bを通って
外気l\放出される。
捕捉された微粒子が濾壁に堆積して、フィルタ104a
、 104bの圧力損失が一定値以上にJ−かったとき
には、逆洗によりフィルタl 04a、104bの再生
を行なう必要があるが、逆洗は2つに分割されたフィル
タ104a、104bにおいて時間をずらして交互に行
なう。このように、フィルタ104a、104bの両方
を一度に逆洗せずに片側ずつ逆洗することにより、内燃
機関から排出される排ガスは、一方のフィルタを逆洗し
ているときには他方のフィルタを通して外気へ放出され
るので、排気の流れがせき止められて機関回転数、出力
が一時的に低下するという問題は解消される。
逆洗操作において、開閉弁l09a、 l09bの作動
、および逆洗ノズル108a、108bから高圧ガスを
噴出させるため弁107a、107bの作動は、電気的
信号によって制御される。第3図は、それらの好ましい
作動状態を示すタイムチャートである。図において、A
、は開閉弁109aを作動させる電気的信号、A2は弁
107aを作動させる電気的信号、B1は開閉弁109
bを作動させる電気的信号、B2は弁107bを作動さ
せる電気的信号を表わしている。
フィルタI 03aの逆洗に際して、先ず開閉弁109
aが仝閉され、L+秒後に弁I O?aが開いて逆洗ノ
ズル108aから高圧ガスが噴出される。高圧ガスの噴
出がし2秒間なされると、弁107aが閉じて高圧ガス
の噴出が停止する。その後、し3秒後に開閉弁109a
が全開となる。したがって、Ll + Ll t、3=
 L秒が1回の逆洗操作に要する時間となる。
フィルタ103aの逆洗が終了してからts秒後に、今
度はフィルタ103bの逆洗が上記と同様にしてなされ
る。そして、フィルタ103bの逆洗が終了してからし
6秒後に、再びフィルタ103aの逆洗操作が開始され
る。以後、このような操作を繰り返して、逆洗操作が行
なわれることになる。
し、〜し。の時間については、フィルタ103a、 +
03bの圧力損失が長期に亙って一定レベル以下に維持
されるように、個々のケースにおいて調節されるもので
ある。通常、tlは0.1〜3秒、好ましくは0.1〜
0.3秒、L2は0.1〜2秒、好ましくは0.1〜0
.3秒程度とされる。L3は0〜3秒程度であればよい
一例として、第1図のパティキュレートトラップ装置に
おいて、フィルタl 03a、+03bの濾過面積を7
m”とし、高圧タンク107の内容積を3512、内圧
を3 kg/cm”Gとし、内燃機関+01として排気
量6560ccのデイー七ルエンジンを用いたとき、L
、を02秒、L2を0.1秒、し、を0.2秒、し、お
よびし。をそれぞれ300秒とすると、フィルタl03
a、 103bの圧力損失は、第4図のCの部分で示す
ようになった。すなわち、定期的な逆洗によってフィル
タ03a、103bの圧力損失が一定レベルに維持され
ることがわかる。しかし、上記においてUSおよびt6
をそれぞれ600秒にすると、第4図のDの部分で示す
ようにフィルタl03a、 l03bの圧力損失が次第
に上界してしまうことがわかった。
また、上記において逆洗の際の噴出音は、開閉弁109
a、109bを閉じずに逆洗した場合に比べて、音圧レ
ベルで1odB以上低下した。これは、開閉弁09a、
109bを閉じることにより、噴出音が遮断されるため
と考えられる。
さらに、高圧タンク105の内圧を7 kg/cm”G
とし、逆洗ノズルl08a、 108bの口径を28m
mとし、約80℃の高圧ガスを供給した場合、約300
0mmAqの逆洗圧力(フィルタ]03a、 103b
の下流側圧力と」二流側圧力との差)が得られた。これ
に対して、開閉弁109a、109bを閉じずに上記と
同様な操作を行なった場合には、約300mmAqの逆
洗圧力しか得られなかった。開閉弁109a、 l09
bを閉じない場合に約3000mmAqの逆洗圧力を得
るためには、逆洗ノズル108a、108bの口径を5
0mmにしなければならなかった。その結果、供給空気
量、すなわち逆洗消費空気量も約34Bに増大し、かつ
、逆洗時の排気騒音も15dB増加してしまった。
逆洗圧力Pは、逆洗空気量をGa、逆洗チャンバ容積を
Vとしたとき、PocGa/Vという関係がなりたつ。
ここで、逆洗チャンバ容積Vとは、開閉弁109a、 
l09bとフィルタ103a、103bとの間の空間の
容積を意味している。したがって、逆洗圧力Pを高める
ためには、開閉弁109a、 109bをできるだけ逆
洗ノズル108a、108bに近付けた方がよいことが
わかる。
ただし、逆洗ノズルl08a、 l08bをフィルタ1
03a、103bに近付けすぎると、フィルタ同3a。
+03bの下流側全面に均一な逆洗流を導入させること
が難しくなる。このため、逆洗ノズル108a、108
bとフィルタ103a、  103bとの距離は、70
mm前後とすることが好ましい。
なお、高圧タンクI(11の内圧(逆洗ノズル108a
、 l08bの噴出圧)は、3.0〜9.0kg/cm
”程度が好ましい。高圧タンク101 として、中大型
のトラック、バスなどにおいてブレーキ駆動の補助力と
して用いられているエアータンクを利用した場合には、
7 kg/cm”前後となる。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、逆洗操作を分岐
されたそれぞれの排気通路において時間をずらして交代
的に行なうようにしたので、逆洗時における一時的なエ
ンジンの出力低下を軽減することができる。また、逆洗
ノズルの下流側に配置された開閉弁を閉じて逆洗を行な
うようにしたので、逆洗効果を高めることができる。さ
らに、逆洗時に開閉弁を閉じることにより、高圧ガスの
閉出音による騒音を低減することができる。加えて、フ
ィルタの再生を逆洗方式で行なうので、燃焼方式におけ
るフィルタの熱損傷や不燃性成分の堆積などの問題を解
決することができる。
【図面の簡単な説明】
第】図は本発明によるパティキュレートトラップ装置の
一実施例を示す概略構成図、第2図は本発明によるパテ
ィキュレートトラップ装置の他の実施例を示す概略構成
図、第3図は開閉弁と逆洗ノズルの弁の作動状態を示す
タイムチャート、第4図は逆洗操作に伴うフィルタの圧
力損失の変化を示す図、第5図は本発明によるパティキ
ュレートトラップ装置に好ましく適用されるフィルタの
フィルタ素子を示す斜視図、第6図は上記フィルタ素子
で構成されたフィルタを示す斜視図、第7図は従来のパ
ティキュレートトラップ装置で用いられているフィルタ
の一例を示す斜視図、第8図は従来のパティキュレート
トラップ装置で用いられているフィルタの他の例を示す
斜視図、第9図は本出願人が先に提案しているパティキ
ュレートトラップ装置を示す概略構成図である。 図中、101は内燃機関、102は排気通路、102a
、102bは分岐された排気通路、l04a、 +04
bはフィルタ、105は高圧タンク、107a、l07
bは弁、08a、108bは逆洗ノズル、109a、1
09bは開閉弁、Illは仕切板である。 a1 項z図 −晴間 第 図 第4図 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 内燃機関の排気通路を2つ以上に分岐させ、分
    岐させたそれぞれの排気通路にパティキュレートの捕集
    が可能なフィルタを設置し、このフィルタの下流のそれ
    ぞれの排気通路に高圧ガスを噴出する逆洗ノズルを設置
    し、この逆洗ノズルのさらに下流のそれぞれの排気通路
    に通路の開閉弁を設けたことを特徴とするパティキュレ
    ートトラップ装置。
  2. (2) 前記フィルタが通気性多孔質なセラミックスを
    材質とするものである請求項1記載のパティキュレート
    トラップ装置。
  3. (3) 請求項1記載のパティキュレートトラップ装置
    を用い、内燃機関の排気ガスを分岐させたそれぞれの排
    気通路に導き、それぞれの排気通路に設置した前記フィ
    ルタでパティキュレートを捕集して排気すると共に、そ
    れぞれの排気通路において時間をずらして交代的に、前
    記開閉弁を閉じて前記逆洗ノズルから高圧ガスを噴出し
    、前記フィルタの逆洗を行なうことを特徴とするパティ
    キュレート捕集方法。
JP63192634A 1988-08-03 1988-08-03 パティキュレートトラップ装置およびパティキュレート捕集方法 Pending JPH0242111A (ja)

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