JPH07302534A - 回路遮断器の開閉機構 - Google Patents

回路遮断器の開閉機構

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JPH07302534A
JPH07302534A JP6120494A JP12049494A JPH07302534A JP H07302534 A JPH07302534 A JP H07302534A JP 6120494 A JP6120494 A JP 6120494A JP 12049494 A JP12049494 A JP 12049494A JP H07302534 A JPH07302534 A JP H07302534A
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JP
Japan
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opening
holder
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handle lever
arm
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Application number
JP6120494A
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English (en)
Inventor
Makoto Osawa
誠 大沢
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Publication of JPH07302534A publication Critical patent/JPH07302534A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】溶着した可動接点と固定接点とを操作ハンドル
の手動操作により引き剥がせるようにする。 【構成】操作ハンドルを介してオンオフ操作するハンド
ルレバー17に腕27を設け、可動接点24と固定接点
26とが溶着した際には腕27の先端のフック27aを
可動接触子1を保持するホルダ2の側面の突条2aに当
接させながらハンドルレバー17を強制的にオフ方向に
移動させ、溶着した可動・固定接点24,26間を引き
剥がす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、配線用遮断器や漏電
遮断器などの回路遮断器に関し、詳しくは溶着した接点
を強制的に開離させる機能を持たせた開閉機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は従来の回路遮断器の開閉
機構部の側面図で、図4はオン状態、図5はオフ状態を
示している。まず、図4において、可動接触子1は絶縁
物のホルダ2に保持され、ホルダ2は一体形成された開
閉軸3によりモールド樹脂からなる本体ケース4に回動
自在に支持されている。一方、左右一対の側壁を持つサ
イドプレー5はL曲げされた基部5aでねじ6により本
体ケース4に固定され、このサイドプレート5にはラッ
チ7が軸8により回動自在に支持され、またラッチ受け
9が軸10により回動自在に支持されている。ホルダ2
とラッチ7とはトグルリンク11で連結されている。ト
グルリンク11は下リンク12と上リンク13とからな
り、下リンク12は軸14でホルダ2に連結され、上リ
ンク13はラッチ7に固定された半円状の突起15と嵌
合してラッチ7に連結されている。また、リンク12,
13同士は軸16により互いに連結されている。
【0003】逆U字状のハンドルレバー17はサイドプ
レート5の外側に跨がり、サイドプレート5に固定され
た半円状の突起18と嵌合して揺動自在に支持されてい
る。そして、ハンドルレバー17の上端部とトグルリン
ク11の連結軸16との間には開閉スプリング19が掛
け渡されている。各極に跨がるトリップクロスバー20
は絶縁バー21とこれに固定された爪22とからなり、
絶縁バー21の両端で本体ケース4に回動自在に支持さ
れている。トリップクロスバー20には各極ごとに腕2
0aが絶縁バー21と一体に形成されており、この腕2
0aは図示しない過電流引外し装置の操作部と対向して
いる。
【0004】図4のオン状態において、トグルリンク1
1の下リンク12は開閉スプリング19から図の反時計
方向に、また上リンク13は図の時計方向に力を受け、
上リンク13が軸8に当たって図示の伸長状態を保って
いる。この状態で、ラッチ7はトグルリンク11から図
の反時計方向に力を受けているが、先端7aがラッチ受
け9に係止されて回動を阻止されている。また、その結
果としてラッチ受け9はラッチ7から図の時計方向に力
を受けているが、先端9aがトリップクロスバー20の
爪22に係止されて回動を阻止されている。
【0005】トリップクロスバー20は爪22に作用す
るラッチ受け9からの力が回動中心Rを通るように設定
されており、この力による回転モーメントはごく僅か
で、これによりトリップクロスバー20が回動させられ
ることはない。なお、図示しないがラッチ受け9とトリ
ップクロスバー20との間には引張スプリングが掛け渡
されており、これらは共に図の時計方向に常時付勢され
ている。そして、トリップクロスバー20は絶縁バー2
1と一体に形成された突起20bがラッチ受け9の段部
9bに当たって図示の位置(リセット位置)が規制され
ている。
【0006】このような構成において、ハンドルレバー
17の頭部に装着された図示しない操作ハンドルを介し
てハンドルレバー17を突起18を支点に図の右方向に
倒すと(オフ操作)、トグルリンク11に対する開閉ス
プリング19の力の向きが反転し、トグルリンク11は
図上で逆くの字状に屈曲する。その結果、ホルダ2が図
の時計方向に駆動され、それに伴って可動接触子1が開
離する。この可動接触子1はラッチ7を支持する軸8に
衝突して停止しオフ状態となる。図5はこのようなオフ
状態を示している。この状態からハンドルレバー17を
左方向に倒せば(オン操作)、開閉スプリング19の力
が反転した時点でトグルリンク11が伸長し、ホルダ2
が図の反時計方向に駆動されて回路遮断器は再び図4の
オン状態になる。
【0007】上記は通常のオンオフ動作であるが、図4
のオン状態で回路遮断器を事故電流が通過すると、図示
しない過電流引外し装置が動作して腕20aを叩き、ト
リップクロスバー20を図の反時計方向に回動させる。
これにより、爪22によるラッチ受け9の係止が解か
れ、ラッチ受け9はその先端9aがトリップクロスバー
20の凹部23に落ち込んで図の時計方向に回動する。
これに伴い、ラッチ7はラッチ受け9による係止が解か
れ、図の反時計方向に回動する。これによってもトグル
リンク11に対する開閉スプリング19の力の向きが反
転し、可動接触子1は急速開離する(トリップ動作)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した回路遮断器に
おいて、図4のオン状態でパルス電流が流れた場合、可
動接触子1に接合された可動接点24と固定接触子25
に接合された固定接点26との間に電磁反発力が生じ、
その力が可動接点24を固定接点26に押し付ける図示
しない接触スプリングの力よりも大きくなると、パルス
電流の通過時間だけ可動接点24は固定接点26から開
離する。その場合、可動接点24と固定接点26との間
にはアークが発生し、その各々を溶融させる。その後、
通電電流が通常状態に戻ると電磁反発力が減少し、可動
接点24は固定接点26に接触したままとなるが、各々
の接触箇所は溶融しているためこれらは冷却後に一体化
する(接点溶着)。
【0009】このような接点溶着が生じると、ハンドル
レバー17をオフ操作しても開閉スプリング19の力だ
けでは可動接触子1を固定接触子25から引き離すこと
ができず、従来は可動接触子1がロックされたまま開路
不能となっていた。そこで、この発明は、接点溶着の場
合にもハンドル操作により可動・固定接点間を引き剥が
して開路を達成できるようにした回路遮断器の開閉機構
を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、ハンドルレバーにホルダに向かって伸
びる腕を設け、可動・固定接点間が溶着した状態で前記
ハンドルレバーをオフ方向に操作し、トグルリンクに対
する開閉スプリングの力の向きが反転した後に前記腕を
ホルダに当接させて、このホルダをオフ方向に強制的に
回動させるように構成するものとする。
【0011】
【作用】この発明においては、可動・固定接点間が溶着
した場合にはハンドルレバーに設けた腕をホルダに当接
させてこれをオフ方向に強制的に回動させ、溶着した可
動・固定接点間を引き剥がす。ハンドルレバーの腕はト
グルリンクに対する開閉スプリングの力の向きが反転し
た後にホルダに当接するので、接点溶着が生じていない
状態でのオフ操作ではホルダは腕が当接する前に開閉ス
プリングに駆動されてオフ方向に回動するので、ハンド
ルレバーの腕は正常動作には影響しない。
【0012】
【実施例】図1〜図3はこの発明の実施例を示すもの
で、図1は下リンクの一部を破断した開閉機構のオン状
態の側面図、図2は図1におけるハンドルレバーの腕が
ホルダに当接した状態を示す図、図3は図2の III−II
I 線に沿う要部正面図である。これらの図において、逆
U字状のハンドルレバー17の両脚部にはホルダ2に向
かって斜め下方に伸びる一対の腕27が一体に設けら
れ、その先端は互いに対向するように内側に折り曲げら
れて上面が円弧状のフック27aが形成されている。一
方、ホルダ2の両側面にはフック27aと重なるように
前後方向の突条2aが一体形成されている。そして、フ
ック27aはオン状態では図1に示す通り突条2aから
離れている。その他の構成は図4に従来例と同じであ
る。
【0013】図1のオン状態において、ハンドルレバー
17をオフ操作すると、開閉スプリング19の中心線が
上リンク13の中心線(デッドポイントDPとして示
す)を越えた時点でトグルリンク11に対する開閉スプ
リング19の力の向きが反転し、可動・固定接点24,
26間に溶着がなければホルダ2は時計方向に駆動され
て可動接触子1が開離する。ところが、可動・固定接点
24,26間に溶着があると可動接触子1は固定接触子
25によりロックされ、開閉スプリング19の力だけで
は開離できない。
【0014】そこで、図示構成では図2に示すように、
開閉スプリング19の中心線がデッドポイントDPを僅
かに通過した位置までハンドルレバー17が移動した時
点でフック27aの円弧面がホルダ2の突条2aに当接
するようにしている。したがって、ハンドルレバー17
に力を加え、これを図2の位置から更にオフ方向に移動
させれば、ホルダ2は腕27を介してオフ方向に強制的
に回動させられ、溶着した可動・固定接点24,26間
が引き剥がされる。その場合、図2から分かる通り、ハ
ンドルレバー17の支点となる突起18から図示しない
操作ハンドルまでの腕の長さは同じくフック27aまで
の腕の長さよりかなり大きいので、てこの原理により大
きな接点引き剥がし力を得ることができる。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、可動・固定接点間が
溶着した場合にも手動によりその間を引き剥がすことが
できるので、緊急時に電源遮断が不能となるような事態
を避けることができる。したがって、例えばモータ保護
用の回路遮断器の3相中の2相が接点溶着したような場
合にも、過電流によるモータ焼損や電線の発火に至る事
故を未然に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す回路遮断器の開閉機構
のオン状態の側面図である。
【図2】図1におけるハンドルレバーの腕がホルダに当
接した状態を示す図である。
【図3】図2の III−III 線に沿う要部正面図である。
【図4】従来例を示す回路遮断器の開閉機構のオン状態
の側面図である。
【図5】図4の開閉機構のオフ状態の側面図である。
【符号の説明】
1 可動接触子 2 ホルダ 2a 突条 7 ラッチ 9 ラッチ受け 11 トグルリンク 17 ハンドルレバー 19 開閉スプリング 24 可動接点 25 固定接触子 26 固定接点 27 腕 27a フック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動接触子を保持するホルダとラッチ受け
    に係止されたラッチとを連結するトグルリンクとハンド
    ルレバーとの間に開閉スプリングが掛け渡され、操作ハ
    ンドルを介して前記ハンドルレバーがオンオフ操作され
    ることにより前記開閉スプリングの前記トグルリンクに
    対する力の向きが反転して前記ホルダがオンオフ駆動さ
    れる回路遮断器の開閉機構において、 ハンドルレバーにホルダに向かって伸びる腕を設け、可
    動・固定接点間が溶着した状態で前記ハンドルレバーを
    オフ方向に操作し、トグルリンクに対する開閉スプリン
    グの力の向きが反転した後に前記腕をホルダに当接させ
    て、このホルダをオフ方向に強制的に回動させるように
    構成したことを特徴とする回路遮断器の開閉機構。
JP6120494A 1994-05-10 1994-05-10 回路遮断器の開閉機構 Pending JPH07302534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6120494A JPH07302534A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 回路遮断器の開閉機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP6120494A JPH07302534A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 回路遮断器の開閉機構

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JPH07302534A true JPH07302534A (ja) 1995-11-14

Family

ID=14787592

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6120494A Pending JPH07302534A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 回路遮断器の開閉機構

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JP (1) JPH07302534A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997035333A1 (fr) * 1996-03-15 1997-09-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Disjoncteur
JP2006049091A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 可動接触子
JP2007265830A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Nitto Electric Works Ltd 配線用遮断器
JP2007287431A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 回路遮断器

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