JP2007265830A - 配線用遮断器 - Google Patents

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Abstract

【課題】接点溶着状態ではハンドルレバーをオフ位置に動かすことができず、しかも接点溶着を強い力で引き剥がすことができる配線用遮断器を提供する。
【解決手段】ハンドルレバー1の動きを下リンク5を介してクロスバー12に伝え、接点の開閉を行う。開離部材17をクロスバー12に枢着しておき、接点溶着状態でハンドルレバー1をオフ操作したときにハンドルレバー1の突片21により開離部材17の一端が押し下げられるようにしておく。開離部材17の他端は下リンク5の段部22と係合しており、開離部材17が回転されると下リンク5を引き上げ、クロスバー12を引き上げて接点を引き剥がす。
【選択図】図9

Description

本発明は、接点溶着が発生した場合に、接点を容易に引き剥がせるようにした配線用遮断器に関するものである。
配線用遮断器は、ハンドルレバーの開閉操作により接点のオンオフ切替えができるとともに、過電流等を検出したときにはトリップ機構が動作して可動接触子を動かし、接点をオフとして回路を遮断する機能を備えたものである。このときハンドルレバーはトリップ位置に動き、回路が遮断されたことを表示する。このようにハンドルレバー位置によって接点の開閉状態が正しく表示されるように設計されている。
ところが過電流により接点が溶着してしまった場合には、トリップ機構は動作しているにもかかわらず可動接触子や接点はオン状態のままとなり、ハンドルレバー位置と接点との正常な関係が崩れる。そして通常の配線用遮断器では、ハンドルレバーを操作しても溶着した接点を引き剥がすことができない。また接点が溶着したままハンドルレバーをオフ位置に動かすことも可能となり、ハンドルレバーがオフ位置にあるために回路は非通電状態にあると信じて保守点検を行い、感電事故を招く可能性もある。
このような問題を解決するために特許文献1,2には、接点が溶着した状態ではハンドルレバーをオフ位置に動かすことができないようにしているとともに、軽い溶着であればハンドルレバーをオフ位置の方向に強く動かすことによって接点を引き剥がせるようにした配線用遮断器が提案されている。しかし特許文献1の配線用遮断器は、接点溶着状態でハンドルレバーをオフ操作したときにハンドルレバーの突起をクロスバーピンに直接当接させ、可動接点を固定接点との接触面と平行に動かす構造である。このためクロスバーの回転軸からの距離が短く、クロスバーに十分な回転トルクを与えることができないため、溶着した接点を引き剥がす力が弱かった。
また特許文献2の配線用遮断器は、トリップ機構が動作していない時点での溶着に対して、トリップバーを動作させてトリップ機構のばねの力で接点を引き剥がす構造であるため、トリップ機構が動作した状態の接点溶着を引き剥がすことはできなかった。
特開2005−63877号公報 特開2000−323003号公報
本発明は上記した従来の問題点を解決し、接点が溶着した状態ではハンドルレバーをオフ位置に動かすことができず、しかもトリップ機構が動作した状態の接点溶着を強い力で引き剥がすことができる配線用遮断器を提供するためになされたものである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、ハンドルレバーの動きを下リンクを介してクロスバーに伝え、接点の開閉を行う配線用遮断器において、接点溶着状態でハンドルレバーをオフ操作したときにハンドルレバーの突片により一端が押し下げられる開離部材をクロスバーに枢着し、その他端を下リンクと係合して下リンクを引き上げる係合部としたことを特徴とするものである。なお、下リンクには開離部材の他端の係合部と係合する段部を形成しておくことが好ましい。
本発明の配線用遮断器は、クロスバーに開離部材を枢着し、接点溶着状態でハンドルレバーをオフ操作したときにハンドルレバーの突片により開離部材の一端を押し下げることにより他端を押し上げ、下リンクを引き上げて接点の溶着を引き剥がす構造のものである。このため、接点が溶着した状態では開離部材を回転させない限り、ハンドルレバーをオフ位置に動かすことができない。しかも下リンクを引き上げるため、クロスバーを直接回転させる従来のものよりも、接点溶着を強い力で引き剥がすことができる。接点の引き剥がしをハンドル操作により行うので、トリップ機構が動作した状態においても接点溶着を引き剥がすことができる。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1から図3は何れも実施形態の配線用遮断器のオン状態における内部機構を示す図である。これらの図において、1は上端にハンドル(図示せず)が固定されるハンドルレバーであり、下端部2を回動軸としてフレームに支持されている。3は上リンク4と下リンク5とを連結する軸であり、この軸3とハンドルレバー1の上端との間にはトグルバネ6が設けられている。
上リンク4の上端は、ラッチ7の中央部に軸8により軸支されている。ラッチ7は一端をフレームに軸9により軸支され、先端はトリップバー10の下面に係合している。また下リンク5の下端は軸11によってクロスバー12に連結されている。クロスバー12はクロスバー軸13を中心として回転できるもので、クロスバー12に固定された各極の可動アーム14の先端には可動接点15が設けられ、固定接点16との間で回路の開閉を行うことができる。
図3に示すオン状態及び図4に示すオフ状態では、ラッチ7は動かないために軸8は一定位置にある。ハンドルレバー1を図3に示すオン位置から図4に示すオフ位置に動かすと、トグルバネ6の作用点を超えると一気に動作し上リンク4は軸8を中心として反時計方向に回転し、それに連れて軸3の位置がクロスバー軸13側に移動するため、下リンク5が引き上げられる。これによってクロスバー12は回転して可動アーム14が上昇し、可動接点15は固定接点16から離れて接点がオフとなる。
また過電流が検出されたときには、図5に示すようにトリップバー10が動いてラッチ7の先端の係合が外れ、ラッチ7は軸9を中心として回転可能となる。このため、トグルバネ6がラッチ7とともに上リンク4を引き上げ、軸3により連結されている下リンク5も上方に移動して可動アーム14が上昇し、可動接点15は固定接点16から離れて接点がオフとなる。このトリップ状態ではハンドルレバー1は図5に示すトリップ位置を取る。以上に説明したとおり、ハンドルレバー1の動きは下リンク5を介してクロスバー12に伝えられ、接点の開閉を行うことは従来の配線用遮断器と同様である。
しかし本発明の配線用遮断器においては、図6に示すような形状の開離部材17がクロスバー12に枢着されている。この開離部材17は両側のL型屈曲形状のアーム18,18とその上面をつなぐ連結板19とからなり、アーム18,18の上方部の孔20にピンを通してクロスバー12の上部に揺動自在に取り付けられている。この開離部材17は図示を略したバネにより、常に反時計方向、すなわちアーム18の先端が下がる方向に付勢されている。
またハンドルレバー1の両側には、その中間部よりもやや下方に図7に示すような突片21が突設されており、この突片21の下端で開離部材17の一端である連結板19の端部を押し下げることができるようになっている。なお開離部材17の他端であるアーム18の先端は、下リンク5の上部側面に形成された段部22と係合し、下リンク5を強制的に引き上げる係合部23となっている。
このように構成された本発明の配線用遮断器の動作は、次の通りである。
前記したように、開離部材17はバネにより、常にアーム18の先端が下がる方向に付勢されているので、図3、図4に示す通常のオンオフ操作や、図5に示したトリップ動作の場合には他の部材と干渉しない。このためこれらの通常動作は従来の配線用遮断器と全く変わることなく行われる。
しかし図8に示すように接点溶着状態となったときには、図9に示すようにハンドルレバー1をオフ操作しようとすると、通常のオフ操作とは異なりクロスバー12は回転しないため、ハンドルレバー1の突片21が開離部材17の一端に当たって押し下げ、開離部材17をバネに逆らって時計方向に回転させようとする。しかし開離部材17の他端の係合部23は下リンク5の段部22と係合しているため、接点溶着状態のままでは開離部材17はそれ以上回転できない。従って接点溶着状態のままでは、ハンドルレバー1をオフ操作することができず、ハンドルから手を離すとトグルバネ6の力によってハンドルレバー1はオン位置に戻る。このため、接点溶着状態であるにもかかわらずハンドルレバー1がオフ位置を取ることはなくなり、前記したような感電事故の危険性をなくすことができる。
また図9の状態からさらに力を加えてハンドルレバー1をオフ操作すると、ハンドルレバー1の突片21により開離部材17の一端を押し下げることにより開離部材17の他端の係合部23を押し上げ、これに係合している下リンク5を引き上げて接点の溶着を引き剥がすことができる。このときクロスバー軸13と下リンク5の軸11との間に距離があるため、十分なレバー比を確保して強い力でクロスバー12を回転させて可動アーム14を引き上げることができ、クロスバー12を直接回転させていた従来の配線用遮断器よりも、溶着した接点の引き剥がしをきわめて容易に行うことが可能となる。
以上のように、本発明の配線用遮断器は接点溶着状態のままでは、ハンドルレバー1をオフ方向に操作してもオフ位置とすることができず、ハンドルレバー位置と接点との正常な関係を維持し、またトリップ機構が動作した状態においても、さらに力を加えてハンドルレバー1をオフ操作することにより、従来の配線用遮断器よりも接点の引き剥がしを容易に行うことができる利点を有するものである。
オン状態における内部機構を示す斜視図である。 オン状態における内部機構を示す背面斜視図である。 オン状態における内部機構を示す断面構造図である。 オフ状態における内部機構を示す断面構造図である。 トリップ状態における内部機構を示す断面構造図である。 開離部材の斜視図である。 ハンドルレバーの斜視図である。 接点溶着状態における内部機構を示す断面構造図である。 溶着した接点を引き剥がすときの断面構造図である。
符号の説明
1 ハンドルレバー
2 下端部
3 軸
4 上リンク
5 下リンク
6 トグルバネ
7 ラッチ
8 軸
9 軸
10 トリップバー
11 軸
12 クロスバー
13 クロスバー軸
14 可動アーム
15 可動接点
16 固定接点
17 開離部材
18 アーム
19 連結板
20 孔
21 突片
22 段部
23 係合部

Claims (2)

  1. ハンドルレバーの動きを下リンクを介してクロスバーに伝え、接点の開閉を行う配線用遮断器において、接点溶着状態でハンドルレバーをオフ操作したときにハンドルレバーの突片により一端が押し下げられる開離部材をクロスバーに枢着し、その他端を下リンクと係合して下リンクを引き上げる係合部としたことを特徴とする配線用遮断器。
  2. 下リンクに、開離部材の他端の係合部と係合する段部を形成したことを特徴とする請求項1記載の配線用遮断器。
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