JPH0730227B2 - マレイミド変性芳香族ビニル・ビニルシアン・共役ジオレフイン共重合樹脂組成物 - Google Patents
マレイミド変性芳香族ビニル・ビニルシアン・共役ジオレフイン共重合樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0730227B2 JPH0730227B2 JP61023482A JP2348286A JPH0730227B2 JP H0730227 B2 JPH0730227 B2 JP H0730227B2 JP 61023482 A JP61023482 A JP 61023482A JP 2348286 A JP2348286 A JP 2348286A JP H0730227 B2 JPH0730227 B2 JP H0730227B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- maleimide
- vinyl
- resin composition
- copolymer resin
- aromatic vinyl
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は安定化されたマレイミド変性芳香族ビニル・ビ
ニルシアン・共役ジオレフィン共重合樹脂(以下マレイ
ミド変性ABS樹脂と略称する。)組成物に関する。詳し
くは、特定のフェノール化合物を添加してなる耐熱性、
加工性等の改善されたマレイミド変性ABS樹脂組成物に
関するものである。
ニルシアン・共役ジオレフィン共重合樹脂(以下マレイ
ミド変性ABS樹脂と略称する。)組成物に関する。詳し
くは、特定のフェノール化合物を添加してなる耐熱性、
加工性等の改善されたマレイミド変性ABS樹脂組成物に
関するものである。
マレイミド変性ABS樹脂は、耐熱性、耐衝撃性および流
動性のバランスが優れていること、ABS樹脂と同様の成
形加工や二次加工が可能であること等、従来のスチレン
系樹脂やエンジニアリングプラスチックにない特徴を有
しているので、自動車部品、電気工業部品および事務機
など広い範囲での用途展開が見込まれている。しかしな
がら、マレイミド変性ABS樹脂は、マレイミド化合物の
比率が増加するに従い、得られる樹脂組成物の耐熱性は
向上するがマレイミド配合共重合体とグラフト共重合体
との相溶性が悪化し、そのため耐衝撃性が低下し、ゴム
強化樹脂としての優れた特性が損なわれる欠点がある。
動性のバランスが優れていること、ABS樹脂と同様の成
形加工や二次加工が可能であること等、従来のスチレン
系樹脂やエンジニアリングプラスチックにない特徴を有
しているので、自動車部品、電気工業部品および事務機
など広い範囲での用途展開が見込まれている。しかしな
がら、マレイミド変性ABS樹脂は、マレイミド化合物の
比率が増加するに従い、得られる樹脂組成物の耐熱性は
向上するがマレイミド配合共重合体とグラフト共重合体
との相溶性が悪化し、そのため耐衝撃性が低下し、ゴム
強化樹脂としての優れた特性が損なわれる欠点がある。
また、マレイミド成分が導入されたことにより、加工す
る際、金型内流動性が低下するため、大型成形部品を作
る時は、加工温度を従来のABS樹脂より高く、280〜320
℃にする必要がある。このため、樹脂の熱酸化劣化が著
しくなり、成型品表面にシルバーストリーク(又はフラ
ッシュ)が生成し、製品外観が損なわれ、これの改善が
強く望まれていた。
る際、金型内流動性が低下するため、大型成形部品を作
る時は、加工温度を従来のABS樹脂より高く、280〜320
℃にする必要がある。このため、樹脂の熱酸化劣化が著
しくなり、成型品表面にシルバーストリーク(又はフラ
ッシュ)が生成し、製品外観が損なわれ、これの改善が
強く望まれていた。
本発明者等はかかる現状に鑑み鋭意検討を重ねた結果、
マレイミド変性ABS樹脂に3−第3ブチル−4−ヒドロ
キシ−5−メチルフェニルプロピオン酸エステル化合物
を添加することにより、耐熱性、耐光性、加工性が著し
く改善されることを見い出し、本発明を完成したもので
ある。
マレイミド変性ABS樹脂に3−第3ブチル−4−ヒドロ
キシ−5−メチルフェニルプロピオン酸エステル化合物
を添加することにより、耐熱性、耐光性、加工性が著し
く改善されることを見い出し、本発明を完成したもので
ある。
即ち、本発明はマレイミド変性芳香族ビニル・ビニルシ
アン・共役ジオレフィン共重合樹脂100重量部に対し
て、次の一般式(I)で示されるフェノール化合物を0.
001〜3重量部、好ましくは0.01〜1.5重量部添加して成
る安定化されたマレイミド変性芳香族ビニル・ビニルシ
アン・共役ジオレフィン共重合樹脂組成物を提供するも
のである。
アン・共役ジオレフィン共重合樹脂100重量部に対し
て、次の一般式(I)で示されるフェノール化合物を0.
001〜3重量部、好ましくは0.01〜1.5重量部添加して成
る安定化されたマレイミド変性芳香族ビニル・ビニルシ
アン・共役ジオレフィン共重合樹脂組成物を提供するも
のである。
(式中、Rは1〜4価のアルコール残基を示し、nは1
〜4を示す。) 以下、本発明について詳述する。
〜4を示す。) 以下、本発明について詳述する。
一般式(I)で示されるフェノール化合物の具体例とし
ては、例えば3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メ
チルフェニルプロピオン酸のヘキシル−、オクチル−、
2−エチルヘキシル−、ノニル−、デシル−、ドデシル
−、トリデシル−、テトラデシル−、ヘキサデシル−、
オクタデシル−、エイコシル−、ドコシル−、テトラコ
シル−、トリアコンチルアルコール等の1価アルコール
のモノエステル; エチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、チオジエタノ
ール、3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチ
ル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカ
ン、水添ビスフェノール−A等の2価アルコールのジエ
ステル; グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロール
エタン、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ
ート等の3価アルコールのトリエステル; ペンタエリスリトール、ジトリメチロールエタン、ジト
リメチロールプロパン等の4価アルコールのテトラエス
テル;等が挙げられる。
ては、例えば3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メ
チルフェニルプロピオン酸のヘキシル−、オクチル−、
2−エチルヘキシル−、ノニル−、デシル−、ドデシル
−、トリデシル−、テトラデシル−、ヘキサデシル−、
オクタデシル−、エイコシル−、ドコシル−、テトラコ
シル−、トリアコンチルアルコール等の1価アルコール
のモノエステル; エチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、チオジエタノ
ール、3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチ
ル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカ
ン、水添ビスフェノール−A等の2価アルコールのジエ
ステル; グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロール
エタン、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ
ート等の3価アルコールのトリエステル; ペンタエリスリトール、ジトリメチロールエタン、ジト
リメチロールプロパン等の4価アルコールのテトラエス
テル;等が挙げられる。
マレイミド変性ABS樹脂としては、例えば(1)芳香族
ビニル単量体、ビニルシアン単量体にマレイミド化合物
を配合させた共重合体と、共役ジオレフィン系ゴムの存
在下、芳香族ビニル単量体およびビニルシアン単量体を
共重合させて得られるグラフト共重合体とからなる樹脂
組成物、(2)グラフト共重合体のグラフト鎖にもマレ
イミド化合物を配合させた樹脂組成物、(3)共役ジオ
レフィン系ゴムの存在下、芳香族ビニル単量体、ビニル
シアン単量体およびマレイミド化合物を共重合させて得
られるグラフト共重合体などが挙げられる。
ビニル単量体、ビニルシアン単量体にマレイミド化合物
を配合させた共重合体と、共役ジオレフィン系ゴムの存
在下、芳香族ビニル単量体およびビニルシアン単量体を
共重合させて得られるグラフト共重合体とからなる樹脂
組成物、(2)グラフト共重合体のグラフト鎖にもマレ
イミド化合物を配合させた樹脂組成物、(3)共役ジオ
レフィン系ゴムの存在下、芳香族ビニル単量体、ビニル
シアン単量体およびマレイミド化合物を共重合させて得
られるグラフト共重合体などが挙げられる。
ここで、芳香族ビニル単量体としては、スチレン、α−
メチルスチレン、p−メチルスチレンが好ましく、ビニ
ルシアン単量体としては、アクリロニトリルが好まし
く、マレイミド化合物としては、マレイミド、N−メチ
ルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−シクロヘ
キシルマレイミド等が好ましい。また共役ジオレフィン
系ゴムとしては、ポリブタジエン、ポリイソブレン、ポ
リクロロブレン、ブタジエンとスチレン、アクリロニト
リル、メタクリル酸メチル、マレイン酸、アクリル酸、
メタクリル酸、イタコン酸などとの共重合ゴムが用いら
れる。
メチルスチレン、p−メチルスチレンが好ましく、ビニ
ルシアン単量体としては、アクリロニトリルが好まし
く、マレイミド化合物としては、マレイミド、N−メチ
ルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−シクロヘ
キシルマレイミド等が好ましい。また共役ジオレフィン
系ゴムとしては、ポリブタジエン、ポリイソブレン、ポ
リクロロブレン、ブタジエンとスチレン、アクリロニト
リル、メタクリル酸メチル、マレイン酸、アクリル酸、
メタクリル酸、イタコン酸などとの共重合ゴムが用いら
れる。
本発明の組成物に、更にホスファイト等の含リン化合物
を添加することによって耐光性及び耐熱性を改善するこ
とができる。この含リン化合物としては、例えばトリオ
クチルホスファイト、トリラウリルホスファイト、トリ
デシルホスファイト、オクチル−ジフェニルホスファイ
ト、トリス(2,4−ジ−第3ブチルフェニル)ホスファ
イト、トリフェニルホスファイト、トリス(ブトキシエ
チル)ホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスフ
ァイト、ジステアリルベンタエリスリトールジホスファ
イト、テトラ(トリデシル)−1,1,3−トリス(2−メ
チル−5−第3ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブタ
ンジホスファイト、テトラ(C12〜15混合アルキル)−
4,4′−イソプロピリデンジフェニルジホスファイト、
テトラ(トリデシル)−4,4′−ブチリデンビス(3−
メチル−6−第3ブチルフェノール)ジホスファイト、
トリス(3,5−ジ−第3ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)ホスファイト、トリス(モノ・ジ混合ノニルフェニ
ル)ホスファイト、水素化−4,4′−イソプロピリデン
ジフェノールポリホスファイト、ビス(オクチルフェニ
ル)・ビス〔4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6
−第3ブチルフェノール)〕・1,6−ヘキサンジオール
ジホスファイト、フェニル・4,4′−イソプロピリデン
ジフェノール・ペンタエリスリトールジホスファイト、
ビス(2,4−ジ−第3ブチルフェニル)ペンタエリスリ
トールジホスファイト、ビス(2,6−ジ−第3ブチル−
4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファ
イト、トリス〔4,4′−イソプロピリデンビス(2−第
3ブチルフェノール)〕ホスファイト、フェニル・ジイ
ソデシルホスファイト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエ
リスリトールジホスファイト、トリス(1,3−ジ−ステ
アロイルオキシイソプロピル)ホスファイト、4,4′−
イソプロピリデンビス(2−第3ブチルフェノール)・
ジ(ノニルフェニル)ホスファイト、9,10−ジ−ハイド
ロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−
オキサイド、テトラキス(2,4−ジ−第3ブチルフェニ
ル)−4,4′−ビフェニレンジホスホナイトなどが挙げ
られる。
を添加することによって耐光性及び耐熱性を改善するこ
とができる。この含リン化合物としては、例えばトリオ
クチルホスファイト、トリラウリルホスファイト、トリ
デシルホスファイト、オクチル−ジフェニルホスファイ
ト、トリス(2,4−ジ−第3ブチルフェニル)ホスファ
イト、トリフェニルホスファイト、トリス(ブトキシエ
チル)ホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスフ
ァイト、ジステアリルベンタエリスリトールジホスファ
イト、テトラ(トリデシル)−1,1,3−トリス(2−メ
チル−5−第3ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブタ
ンジホスファイト、テトラ(C12〜15混合アルキル)−
4,4′−イソプロピリデンジフェニルジホスファイト、
テトラ(トリデシル)−4,4′−ブチリデンビス(3−
メチル−6−第3ブチルフェノール)ジホスファイト、
トリス(3,5−ジ−第3ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)ホスファイト、トリス(モノ・ジ混合ノニルフェニ
ル)ホスファイト、水素化−4,4′−イソプロピリデン
ジフェノールポリホスファイト、ビス(オクチルフェニ
ル)・ビス〔4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6
−第3ブチルフェノール)〕・1,6−ヘキサンジオール
ジホスファイト、フェニル・4,4′−イソプロピリデン
ジフェノール・ペンタエリスリトールジホスファイト、
ビス(2,4−ジ−第3ブチルフェニル)ペンタエリスリ
トールジホスファイト、ビス(2,6−ジ−第3ブチル−
4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファ
イト、トリス〔4,4′−イソプロピリデンビス(2−第
3ブチルフェノール)〕ホスファイト、フェニル・ジイ
ソデシルホスファイト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエ
リスリトールジホスファイト、トリス(1,3−ジ−ステ
アロイルオキシイソプロピル)ホスファイト、4,4′−
イソプロピリデンビス(2−第3ブチルフェノール)・
ジ(ノニルフェニル)ホスファイト、9,10−ジ−ハイド
ロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−
オキサイド、テトラキス(2,4−ジ−第3ブチルフェニ
ル)−4,4′−ビフェニレンジホスホナイトなどが挙げ
られる。
特にトリス(2,4−ジ−第3ブチルフェニル)ホスファ
イト、ビス(2,4−ジ−第3ブチルフェニル)ペンタエ
リスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ−第3ブ
チル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホ
スファイト及びテトラキス(2,4−ジ−第3ブチルフェ
ニル)−4,4′−ビフェニレンジホスホナイトが優れた
相剰効果を示す。
イト、ビス(2,4−ジ−第3ブチルフェニル)ペンタエ
リスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ−第3ブ
チル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホ
スファイト及びテトラキス(2,4−ジ−第3ブチルフェ
ニル)−4,4′−ビフェニレンジホスホナイトが優れた
相剰効果を示す。
これら含リン化合物の添加量は樹脂100重量部に対して
0.001〜3重量部、好ましくは0.01〜1重量部である。
0.001〜3重量部、好ましくは0.01〜1重量部である。
本発明の組成物に光安定剤を添加することによってその
耐光性を更に改善することができる。これらの光安定剤
としては、例えば、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベン
ゾフェノン、2,2′−ジ−ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等の
ヒドロキシベンゾフェノン類、2−(2′−ヒドロキシ
−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−ク
ロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロ
キシ−3′,5′−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリ
アゾール等のベンゾトリアゾール類、フェニルサリシレ
ート、p−t−ブチルフェニルサリシレート、2,4−ジ
−t−ブチルフェニル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンゾエート、ヘキサデシル−3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等のベンゾエート
類、2,2′−チオビス(4−t−オクチルフェノール)N
i塩、〔2,2′−チオビス(4−t−オクチルフェノラー
ト)〕−n−ブチルアミンNi、(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)ホスホン酸モノエチルエス
テルNi塩等のニッケル化合物類、ビス(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−n−ブチル−
3,5−ジ−第3ブチル−4−ヒドロキシベンジル−マロ
ネート、ビス(1−アクリロイル−2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)ビス(3,5−ジ−第3ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)マロネート、テトラキス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブタン−1,2,
3,4−テトラカルボキシレート、1−ヒドロキシエチル
−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノール/コハ
ク酸ジエチル縮合物、塩化シアヌル/第3オクチルアミ
ン/1,6−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ルアミノ)ヘキサン縮合物等のピペリジン化合物、α−
シアノ−β−メチル−β−(p−メトキシフェニル)ア
クリル酸メチル等の置換アクリロニトリル類及びN−2
−エチルフェニル−N′−2−エトキシ−5−第3ブチ
ルフェニルシュウ酸ジアミド、N−2−エチルフェニル
−N′−2−エトキシフェニルシュウ酸ジアミド等のシ
ュウ酸ジアニリド類が挙げられる。
耐光性を更に改善することができる。これらの光安定剤
としては、例えば、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベン
ゾフェノン、2,2′−ジ−ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等の
ヒドロキシベンゾフェノン類、2−(2′−ヒドロキシ
−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−ク
ロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロ
キシ−3′,5′−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリ
アゾール等のベンゾトリアゾール類、フェニルサリシレ
ート、p−t−ブチルフェニルサリシレート、2,4−ジ
−t−ブチルフェニル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンゾエート、ヘキサデシル−3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等のベンゾエート
類、2,2′−チオビス(4−t−オクチルフェノール)N
i塩、〔2,2′−チオビス(4−t−オクチルフェノラー
ト)〕−n−ブチルアミンNi、(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)ホスホン酸モノエチルエス
テルNi塩等のニッケル化合物類、ビス(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−n−ブチル−
3,5−ジ−第3ブチル−4−ヒドロキシベンジル−マロ
ネート、ビス(1−アクリロイル−2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)ビス(3,5−ジ−第3ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)マロネート、テトラキス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブタン−1,2,
3,4−テトラカルボキシレート、1−ヒドロキシエチル
−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノール/コハ
ク酸ジエチル縮合物、塩化シアヌル/第3オクチルアミ
ン/1,6−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ルアミノ)ヘキサン縮合物等のピペリジン化合物、α−
シアノ−β−メチル−β−(p−メトキシフェニル)ア
クリル酸メチル等の置換アクリロニトリル類及びN−2
−エチルフェニル−N′−2−エトキシ−5−第3ブチ
ルフェニルシュウ酸ジアミド、N−2−エチルフェニル
−N′−2−エトキシフェニルシュウ酸ジアミド等のシ
ュウ酸ジアニリド類が挙げられる。
その他必要に応じて、本発明組成物は重金属不活性化
剤、造核剤、金属石けん、有機錫化合物、可塑剤、エポ
キシ化合物、顔料、充填剤、発泡剤、帯電防止剤、難燃
剤、滑剤、加工助剤等を包含させることができる。
剤、造核剤、金属石けん、有機錫化合物、可塑剤、エポ
キシ化合物、顔料、充填剤、発泡剤、帯電防止剤、難燃
剤、滑剤、加工助剤等を包含させることができる。
次に本発明を実施例によって具体的に説明する。しかし
ながら、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。
ながら、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。
実施例及び比較例 (配 合) N−フェニルマレイミド変性ABS樹脂 100重量部 (熱変形温度130℃) 安定剤(表−1) 0.4 上記配合物をドライブレンドした後、90℃で4時間乾燥
した。次いで、シリンダー温度260℃、回転数25rpmの押
出し機を用いてペレットを作成した。ペレットを再び90
℃で16時間乾燥した。このペレットを用いて射出成型機
(1オンス、シリンダー温度280℃及び290℃、ノズル温
度300℃、金型60×36×2mm、金型温度60℃、射出10秒、
冷却30秒サイクル)でシートを作成し、滞留前後の成型
品の表面のシルバーストリークを観察した。尚、シルバ
ーストリークの生成状態は10段階で表示し、1(無)
10(大)を示す。また、このシートを用い、ハンター比
色計により黄色度を測定した。
した。次いで、シリンダー温度260℃、回転数25rpmの押
出し機を用いてペレットを作成した。ペレットを再び90
℃で16時間乾燥した。このペレットを用いて射出成型機
(1オンス、シリンダー温度280℃及び290℃、ノズル温
度300℃、金型60×36×2mm、金型温度60℃、射出10秒、
冷却30秒サイクル)でシートを作成し、滞留前後の成型
品の表面のシルバーストリークを観察した。尚、シルバ
ーストリークの生成状態は10段階で表示し、1(無)
10(大)を示す。また、このシートを用い、ハンター比
色計により黄色度を測定した。
更に、ASTM D−256に準じ試験片を作成し、120℃、2週
間熱老化後のアイゾット衝撃値を測定した。得られた結
果を表−1に示す。
間熱老化後のアイゾット衝撃値を測定した。得られた結
果を表−1に示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−16880(JP,A) 特公 昭42−9651(JP,B1) 特公 昭50−4373(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】マレイミド変性芳香族ビニル・ビニルシア
ン・共役ジオレフィン共重合樹脂100重量部に対して、
次の一般式(I)で示されるフェノール化合物を0.001
〜3重量部添加して成る安定化されたマレイミド変性芳
香族ビニル・ビニルシアン・共役ジオレフィン共重合樹
脂組成物。 (式中、Rは1〜4価のアルコール残基を示し、nは1
〜4を示す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61023482A JPH0730227B2 (ja) | 1986-02-05 | 1986-02-05 | マレイミド変性芳香族ビニル・ビニルシアン・共役ジオレフイン共重合樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61023482A JPH0730227B2 (ja) | 1986-02-05 | 1986-02-05 | マレイミド変性芳香族ビニル・ビニルシアン・共役ジオレフイン共重合樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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-
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- 1986-02-05 JP JP61023482A patent/JPH0730227B2/ja not_active Expired - Lifetime
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