JPH0730155U - 自動車のグローブボックス構造 - Google Patents

自動車のグローブボックス構造

Info

Publication number
JPH0730155U
JPH0730155U JP6624693U JP6624693U JPH0730155U JP H0730155 U JPH0730155 U JP H0730155U JP 6624693 U JP6624693 U JP 6624693U JP 6624693 U JP6624693 U JP 6624693U JP H0730155 U JPH0730155 U JP H0730155U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
glove box
side plates
edges
back plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6624693U
Other languages
English (en)
Inventor
良二 脇田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP6624693U priority Critical patent/JPH0730155U/ja
Publication of JPH0730155U publication Critical patent/JPH0730155U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 グローブボックスの内、外部の見栄えを向上
させると共に、グローブボックスの強度を向上させる。 【構成】 グローブボックス3は、左右に離れて対面す
る左右側面板6,6と、これら両側面板6,6の奥側端
縁7,7間を閉じる背面板8と、同上両側面板6,6の
手前側端縁10,10間を閉じる表面板11とを備えて
いる。この表面板11の各側縁23を上記側面板6より
も外側方に突出させる。上記各側面板6と背面板8とを
互いに一体成形して組立体21とし、上記背面板8と表
面板11の各下縁を互いに一体的に連結する。この連結
部22の撓みにより、上記組立体21と上記表面板11
とを相対的に上下回動自在とする。この回動で、上記表
面板11が両側面板6,6の手前側端縁10,10間を
閉じるようにする。上記表面板11の各側縁23を上記
背面板8側に向って折り曲げる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車室の前面側に設けられる一体成形されたグローブボックスの構 造に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記グローブボックスには、従来、実公平3‐45873号公報で示されるも のがある。
【0003】 この公報におけるグローブボックスは、樹脂製で、左右に離れて対面する左右 側面板と、これら両側面板の奥側端縁間を閉じる背面板と、同上両側面板の手前 側端縁間を閉じる表面板とを備えている。また、上記左右側面板、背面板、およ び表面板の各上縁で囲まれた開口が小物の出入口とされている。
【0004】 一方、上記車室の前面側にはインスツルメントパネルが設けられ、このインス ツルメントパネルにボックス挿入口が形成されている。そして、このボックス挿 入口に上記グローブボックスが挿入されて、上記インスツルメントパネル内に収 納されている。上記ボックス挿入口から上記グローブボックスを引き出せば、こ のグローブボックスの上記出入口が車室に開放されるようになっている。
【0005】 また、上記表面板の各側縁はそれぞれ上記側面板よりも外側方に突出しており 、グローブボックスをインスツルメントパネル内に収納したとき、上記表面板の 各側縁が上記ボックス挿入口の各側縁を車室側から覆って、インスツルメントパ ネルの見栄えを向上させている。
【0006】 上記構成において、グローブボックスは成形の容易化のため、次のような構造 になっている。
【0007】 即ち、上記各側面板と表面板とが一体成形されて組立体とされている。一方、 上記背面板と表面板の各下縁が互いに一体的に連結され、この連結部の撓みによ り、上記組立体と上記背面板とが相対的に上下回動自在とされている。
【0008】 そして、上記グローブボックスの成形時には、まず、上記組立体と背面板とが 展開されたものが、一体的に射出成形される。次に、上記両側面板の奥側端縁間 を閉じるように、上記連結部を中心として組立体と背面板とを相対回動させ、こ れら両者を締結させる。すると、グローブボックスの成形が完了する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来構成のグローブボックスでは、組立体の各側面板と、背面 板とは互いに締結されるが、これら両者の接合部にはわずかであっても隙間が生 じることとなる。そして、上記グローブボックスを引き出したとき、上記隙間は 上記出入口を通して車室側から外観上見えるため、このグローブボックスの内部 の見栄えが低下するおそれがある。
【0010】 また、上記表面板の各側縁は車室側から容易に見えるものであるが、上記従来 の各側縁は肉厚が薄いために、視覚的に重厚な感覚が得られず、よって、この点 でも、グローブボックスの見栄えが低下するおそれがある。
【0011】 一方、上記グローブボックスには強度の向上が望まれている。
【0012】
【考案の目的】
この考案は、上記のような事情に注目してなされたもので、グローブボックス の内、外部の見栄えを向上させると共に、グローブボックスの強度を向上させる ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの考案の自動車のグローブボックス構造は、左右 に離れて対面する左右側面板と、これら両側面板の奥側端縁間を閉じる背面板と 、同上両側面板の手前側端縁間を閉じる表面板とを備え、この表面板の各側縁を 上記側面板よりも外側方の突出させた自動車のグローブボックス構造において、 上記各側面板と背面板とを互いに一体成形して組立体とし、上記背面板と表面板 の各下縁を互いに一体的に連結し、この連結部の撓みにより、上記組立体と上記 表面板とを相対的に上下回動自在とし、この回動で、上記表面板が両側面板の手 前側端縁間を閉じるようにし、一方、上記表面板の各側縁を上記背面板側に向っ て折り曲げたものである。
【0014】
【作 用】
上記構成による作用は次の如くである。
【0015】 グローブボックス3を構成する各側面板6と背面板8とを互いに一体成形して 組立体21とし、上記背面板8と表面板11の各下縁を互いに一体的に連結し、 この連結部22の撓みにより、上記組立体21と上記表面板11とを相対的に上 下回動自在とし、この回動で、上記表面板11が両側面板6,6の手前側端縁1 0,10間を閉じるようにしてある。
【0016】 このため、各側面板6と背面板8とは一体成形されていて、これら両者6,8 の接合部にはわずかな隙間も生じることはない。
【0017】 また、上記表面板11の各側縁23を上記背面板8側に向って折り曲げてある 。
【0018】 このため、各表面板11の側縁23を折り曲げた分、これら各側縁23の肉厚 が厚くなったように見えることとなる。
【0019】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
【0020】 図1から図3において、図中符号1は自動車の車室2の前面側に設けられる樹 脂製のインスツルメントパネル、3は樹脂製のグローブボックスであり、矢印F rは自動車の前方を示している。なお、下記する左右とは、上記前方に向っての 方向をいうものとする。
【0021】 上記インスツルメントパネル1は、側面断面が車室2側に向って凸の円弧状を なして、車室2の前面側で左右に延び、車体側に固定されている。上記インスツ ルメントパネル1の左側部には矩形のボックス挿入口4が形成されている。
【0022】 上記グローブボックス3は左右に離れて対面する左右側面板6,6と、これら 両側面板6,6の前端縁間である奥側端縁7,7間を閉じるる背面板8と、同上 側面板6,6の後、下端縁間である手前側端縁10,10間を閉じる表面板11 とを備えている。
【0023】 上記左右側面板6、背面板8、および表面板11の各上縁で囲まれた開口が小 物の出入口12となっている。また、13は把手である。
【0024】 上記グローブボックス3は、前記ボックス挿入口4に挿入されており、上記グ ローブボックス3の下端部が左右一対のヒンジ14,14により上記インスツル メントパネル1側に枢支されている。そして、これらヒンジ14,14により、 上記グローブボックス3の上部が上記ボックス挿入口4を通して前後回動自在と されている。
【0025】 図1中実線で示すように、上記インスツルメントパネル1の内部に向って上記 グローブボックス3を前方回動させると、このグローブボックス3は上記インス ツルメントパネル1内に収納され、この収納状態に、図示しない保持具により保 持される。
【0026】 上記グローブボックス3の収納状態から、上記把手13を把持して、グローブ ボックス3の上部を後方回動させ、このグローブボックス3を上記ボックス挿入 口4を通し車室2側に引き出すと、上記出入口12が車室2に開放され、この出 入口12を通しグローブボックス3に対して物の出し入れが可能な状態となる。
【0027】 上記各側面板6の外側面にはそれぞれストッパ16が一体的に突設され、この ストッパ16は上記インスツルメントパネル1側に形成されたガイド孔17に嵌 入されている。そして、上記したようにグローブボックス3を前方回動させて収 納状態にしたとき、上記ストッパ16がガイド孔17の前縁18に当接して、そ れ以上の前方回動が阻止される。また、同上グローブボックス3を後方回動させ て物の出し入れを可能な状態にしたとき、同上ストッパ16がガイド孔17の後 縁19に当接して、それ以上の後方回動が阻止される。
【0028】 上記構成において、各側面板6と背面板8とは互いに一体成形されて組立体2 1とされている。上記各側面板6と背面板8の接合部の内面は円弧凹面とされて 円滑に接合しており、これら両者6,8間には隙間が無いこととされている。
【0029】 上記背面板8と表面板11の各下縁は互いに一体的に連結されており、この連 結部22の撓みにより、上記組立体21と上記表面板11とは相対的に上下回動 自在とされている。上記回動で、上記表面板11が両側面板6,6の前記手前側 端縁10,10間を閉じるようになっている。
【0030】 上記表面板11の各側縁23はそれぞれ各側面板6よりも外側方に突出してい る。そして、グローブボックス3を前記収納状態にしたとき、上記表面板11の 各側縁23が前記ボックス挿入口4の各側縁を車室2側から覆うようになってい る。また、このとき、同上表面板11の上縁24が同上ボックス挿入口4の上縁 を車室2側から覆うようになっている。
【0031】 上記各側面板6の手前側端縁10には、それぞれ外向きフランジ26が形成さ れ、これら各外向きフランジ26の後面に溝27が形成されている。一方、上記 表面板11の各側縁23の前面にはそれぞれ上下一対のボス部28,28が突設 され、これらボス部28,28は上記溝27に嵌り込んでいる。そして、上記外 向きフランジ26に挿通された上下一対のねじ29が上記ボス部28,28にね じ込まれ、これにより、各側面板6の手前側端縁10と、表面板11とが互いに 締着されている。
【0032】 上記表面板11の各側縁23は、上記外向きフランジ26を外側方から覆うよ うに背面板8側に向って折り曲げられている。
【0033】 このように、各表面板11の側縁23を折り曲げた分、これら各側縁23の肉 厚が厚くなったように見える。
【0034】 また、上記したように各表面板11の側縁23を折り曲げたことから、その分 、表面板11の断面係数が大きくなり、このようにして、グローブボックス3の 強度が向上させられている。
【0035】 また、上記各側面板6と背面板8の各上縁にも外向きフランジ31が形成され 、これによっても、グローブボックス3の見栄えと、強度の向上とが図られてい る。
【0036】 上記グローブボックス3の成形は、次のようにしてなされる。
【0037】 図5において、前金型33と後金型34との間のキャビティ35内において、 組立体21と背面板8とが展開されたものが一体的に射出成形される。この成形 されたものは、図4で示される。
【0038】 次に、上記各側面板6,6の手前側端縁10,10間を閉じるように、上記連 結部22を中心として組立体21と表面板11とを相対回動させ、これら両者を ねじ29により締結すれば、図1から図3で示す上記グローブボックス3の成形 が完了する。
【0039】
【考案の効果】
この考案によれば、グローブボックスを構成する各側面板と背面板とを互いに 一体成形して組立体とし、上記背面板と表面板の各下縁を互いに一体的に連結し 、この連結部の撓みにより、上記組立体と上記表面板とを相対的に上下回動自在 とし、この回動で、上記表面板が両側面板の手前側端縁間を閉じるようにしてあ る。
【0040】 このため、各側面板と背面板とは一体成形されていて、これら両者の接合部に はわずかな隙間も生じることはない。
【0041】 よって、出入口を通してのグローブボックス内部の見栄えが向上することとな る。
【0042】 また、上記表面板の各側縁を上記背面板側に向って折り曲げてある。
【0043】 このため、各表面板の側縁を折り曲げた分、これら各側縁の肉厚が厚くなった ように見えることとなる。
【0044】 よって、上記表面板には視覚的に重厚な感覚が得られることとなって、この点 でも、グローブボックスの見栄えが向上する。
【0045】 しかも、上記したように各表面板の側縁を折り曲げたことから、その分、表面 板の断面係数が大きくなり、よって、グローブボックスの強度が向上するという 効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】グローブボックスの全体側面図である。
【図2】図1の2‐2線矢視部分拡大断面図である。
【図3】グローブボックスの斜視図である。
【図4】グローブボックスの展開斜視図である。
【図5】グローブボックスの成形状態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 インスツルメントパネル 2 車室 3 グローブボックス 4 ボックス挿入口 6 側面板 7 奥側端縁 8 背面板 10 手前側端縁 11 表面板 12 出入口 21 組立体 22 連結部 23 側縁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右に離れて対面する左右側面板と、こ
    れら両側面板の奥側端縁間を閉じる背面板と、同上両側
    面板の手前側端縁間を閉じる表面板とを備え、この表面
    板の各側縁を上記側面板よりも外側方に突出させた自動
    車のグローブボックス構造において、 上記各側面板と背面板とを互いに一体成形して組立体と
    し、上記背面板と表面板の各下縁を互いに一体的に連結
    し、この連結部の撓みにより、上記組立体と上記表面板
    とを相対的に上下回動自在とし、この回動で、上記表面
    板が両側面板の手前側端縁間を閉じるようにし、一方、
    上記表面板の各側縁を上記背面板側に向って折り曲げた
    自動車のグローブボックス構造。
JP6624693U 1993-11-16 1993-11-16 自動車のグローブボックス構造 Pending JPH0730155U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6624693U JPH0730155U (ja) 1993-11-16 1993-11-16 自動車のグローブボックス構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6624693U JPH0730155U (ja) 1993-11-16 1993-11-16 自動車のグローブボックス構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0730155U true JPH0730155U (ja) 1995-06-06

Family

ID=13310329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6624693U Pending JPH0730155U (ja) 1993-11-16 1993-11-16 自動車のグローブボックス構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0730155U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01233132A (ja) * 1988-03-11 1989-09-18 Toyoda Gosei Co Ltd グローブボックス及びその製法
JPH0345873U (ja) * 1989-09-14 1991-04-26

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01233132A (ja) * 1988-03-11 1989-09-18 Toyoda Gosei Co Ltd グローブボックス及びその製法
JPH0345873U (ja) * 1989-09-14 1991-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6033692B2 (ja) 自動車のパツケ−ジル−ム用棚板装置
JPH0730155U (ja) 自動車のグローブボックス構造
EP0802288A2 (en) An integrated handle in the body, particularly the doors and/or the hatches, of a motor vehicle
JP3265955B2 (ja) トリム部品におけるリッドの係止構造
JPS6076440A (ja) 車両用小物入れ及びその製造方法
CN216709181U (zh) 一种车辆的储物盒及车辆
JPH0225706Y2 (ja)
JPH0349064Y2 (ja)
JPH017649Y2 (ja)
JPH0726253U (ja) グローブボックス
JPH04356241A (ja) ヒンジ部を有する樹脂成形品
JPH1178613A (ja) 車両用パネル構造
JP4090818B2 (ja) 車両における内装部品のポケット構造
JPH1120509A (ja) インストルメントパネル
JPH0638737Y2 (ja) 自動車用ドアトリムにおけるユニットパネル構造
JP4177632B2 (ja) 車両用バックドアの縦・横開き共用構造
JP2534145Y2 (ja) ドアのサイドデフロスタ構造
JP2527344Y2 (ja) 自動車のアッパバック後部構造
JP3933834B2 (ja) 自動車のサンバイザー
JPH0247156Y2 (ja)
JPH0323386Y2 (ja)
JP2585266Y2 (ja) エンジンカバーカーペット
JPH0247157Y2 (ja)
KR200143695Y1 (ko) 자동차의 콘솔 박스
JP2002263324A (ja) 遊技機枠体のヒンジ装置