JPH0729990Y2 - 溶剤回収式乾燥機 - Google Patents

溶剤回収式乾燥機

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JPH0729990Y2
JPH0729990Y2 JP1989147561U JP14756189U JPH0729990Y2 JP H0729990 Y2 JPH0729990 Y2 JP H0729990Y2 JP 1989147561 U JP1989147561 U JP 1989147561U JP 14756189 U JP14756189 U JP 14756189U JP H0729990 Y2 JPH0729990 Y2 JP H0729990Y2
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JP
Japan
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air passage
air
air volume
heater
pulse signal
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JP1989147561U
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JPH0388489U (ja
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久登 白川
美文 江並
友彦 池田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は有機溶剤で洗濯、脱液された衣類を有機溶剤
を回収しながら乾燥させる溶剤回収式乾燥機に関する。
(ロ)従来の技術 従来この種溶剤回収式乾燥機では、リントフィルタの目
づまりやバルブ類の故障などにより、ブロアファンから
の送風が防げられ、乾燥運転時の風量が低下することが
ある。このような場合、ブロアファンもモータの負荷が
増大することになり、そのモータに流れる電流が変化す
る。この電流の変化を検知して、間接的に風量の低下を
検出したり、あるいは乾燥運転中の温度特性などから適
性な特性が得られなくなることにより、風量の低下を検
出している。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかしながら上記の構成にあたっては、風量の低下を検
出するまでに要する時間が長くなり、そのため乾燥性能
の低下をきたすという結果になった。
またリントフィルタの目づまりやバルブ類の故障を発見
するのも容易でなかった。
この考案は上記の事情を考慮してなされたもので、循環
風路内の風量の低下を迅速に検出することができる溶剤
回収式乾燥機を提供しようとするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 この考案は、本体内に形成される循環風路内で、加熱器
にて加熱される空気を送風ファンにより回転ドラム、リ
ントフィルタ、冷却器の順に循環させて、回転ドラム内
に収容された有機溶剤によって洗濯、脱液された衣類を
乾燥する溶剤回収式乾燥機において、循環風路に設けら
れ、循環風路を流れる空気により回転するスリット付円
板と、このスリット付円板により断続される光を検出
し、スリット付円板の回転数に対応するパルス信号を出
力するホトインタラプタと、ホトインタラプタから出力
されるパルス信号により循環風路内の風量を算出しその
風量が基準値以下の場合に加熱器の作動を停止する制御
手段とを備えたことを特徴とする。
(ホ)作用 上記の構成において、スリット付円板が循環風路を流れ
る空気により回転すると、ホトインタラプタはそのスリ
ット付円板の回転数に対応するパルス信号を制御手段に
出力する。制御手段は、ホトインタラプタから出力され
るパルス信号により循環風路内の風量を算出し、その風
量が基準値以下の場合に回転ドラム及び送風機の回転を
停止し、かつ加熱器の作動を停止する。これにより乾燥
性能の低下が防止されるとともに、一部での有機溶剤の
停滞による濃度の上昇が防止される。
(ヘ)実施例 以下この考案の実施例を図面にて説明するが、この考案
は以下の実施例に限定されるものではない。
第1図及び第2図において、1は本体で、その正面上部
には表示部2、キーボードスイッチ3及びメインスイッ
チ4を備え内部に制御部5を内蔵する操作パネル6が配
設される。また本体1の正面中央には、本体1内部に回
転可能に設けられる横軸型の回転ドラム7に対応して、
ドア8が設けられる。さらに本体1の正面下部には、内
部に設けられるリントフィルタ9の取出口が設けられ、
長孔10aが切られた蓋10にて閉塞されている。11は蓋10
の裏側に取り付けられるプレフィルタである。
本体1内の下部には、トルクモータ12a、バネ12b及び弁
板12cからなる吸気バルブ12が設けられる。吸気バルブ1
2は、第2図に示すように、本体1内の前方側に配設さ
れている。
第2図において、13は回転ドラム7を回転駆動するドラ
ムモータ、14はファンモータ14aとシロッコファン14bと
からなる送風機、15は後述する循環風路を遮断する排気
バルブ、16は加熱器であるヒータ、17は冷却器、18a,18
bはそれぞれヒータ16への蒸気の供給を制御する電磁
弁、19は回転ドラム7とリントフィルタ9との間の循環
風路内に設けられるスリット付円板、20はホトインタラ
プタである。
次に第3図において、循環風路21と回転ドラム7、リン
トフィルタ9、冷却器17、シロッコファン14b、ヒータ1
6及びスリット付円板19との位置関係について説明す
る。なお第3図は、この実施例の内部構成を模式的に示
す図であり、吸気バルブ12、排気バルブ15及び電磁弁18
a,18bの位置は、説明の都合上本体1の側方に図示して
いる。
循環風路21は、本体1内が横内壁1a、縦内壁1b及び吸気
室壁1cにより分割され、かつ吸気バルブ12及び排気バル
ブ15が閉じられることにより形成されるものである。し
たがって、シロッコファン14bにより送風が開始される
と、空気はヒータ16を通ったのち横内壁1aの開口1dから
回転ドラム7へ移動し、スリット付円板19の取り付けら
れる部分を通過したのちリントフィルタ9に達し、さら
に冷却器17に接触する。この空気の流れを矢印Aにて同
図中に示す。
第4図A及びBは、スリット付円板19とホトインタラプ
タ20との動作を説明するための原理説明図及びホトイン
タラプタ20の等価回路図である。
ホトインタラプタ20はホトダイオードD0とホトトラン
ジスタT0とで構成され、その間にスリット付円板19が
配設される。ホトダイオードD0とホトトランジスタT0
とには抵抗23,24を介して電圧VDDが印加される。これ
によって、ホトダイオードD0が発光し、スリット付円
板19のスリット19aを通過した光がホトトランジスタT0
に入射し、検出信号Sdがマイクロコンピュータ(以下マ
イコンと記す)25に入力される。
第5図はマイコン25を含んで構成されるこの実施例の制
御部5のブロック図である。
スリット付円板19には、所定の角度でもって複数のスリ
ット19aが設けてあり、循環風路21の風量に対応して回
転するようにしてある。
つぎにこの実施例の動作を第6図を交えて説明する。
有機溶剤によって洗濯、脱液された衣類22を回転ドラム
7に収容し、操作パネル6の操作で乾燥工程を開始させ
ると、回転ドラム7が回転しシロッコファン14bにより
送風がおこなわれる。
乾燥工程においては、吸気バルブ12は閉塞され、また排
気バルブ15も閉塞されている(第3図に実線にて、その
位置を示す)。そして電磁弁18a,18bが開かれて、有機
溶剤例えば石油系溶剤の引火点41.5℃以下になるようヒ
ータ16に蒸気が導入され、シロッコファン14bによる風
が加熱される。加熱された風すなわち低温風が回転ドラ
ム7内に循環風路21を介して導入される。回転ドラム7
内で気化した衣類の有機溶剤を含む低温風は、スリット
付円板19を回転させるとともに、リントフィルタ9を通
り、このリントフィルタ9によりほこりなどが除去され
たのち冷却器17により冷却される。低温風に含まれる有
機溶剤は、冷却により液化され、回収タンク26へ送り出
される。一方、冷却器17により冷却された空気は、シロ
ッコファン14bでヒータ16に送り込まれ、加熱されたの
ち再度回転ドラム7へ送出される。このようにして、シ
ロッコファン14bにより、循環風路21内を空気が循環
し、乾燥工程が進行する。乾燥工程が終了すると、吸気
バルブ12及び排気バルブ15が開かれ、外気が本体1内に
導入され、排気バルブ15から本体1外へ排出されて排気
乾燥工程に移行する。
以上のようにして乾燥工程が行われている間に、リント
フィルタ9の目づまり、あるいは吸気バルブ12や排気バ
ルブ15の故障により、循環風路21の風量が変化した場合
について説明する。
スリット付円板19は乾燥工程が開始されると循環風路21
の風量に対応して回転する。ここで、定格負荷すなわち
一定の脱液率の衣類を回転ドラム7に収容して乾燥工程
を開始した場合のホトインタラプタ20が出力するパルス
信号P0は、第6図に示すように、パルス幅t0、周期T
0となる。このパルス信号P0を基準パルス信号とし、そ
のパルス幅t0及び周期T0を時間データにして制御部5
のマイコン25に内蔵されるROMに記憶しておく。また、
循環風路21内に規格風量で低温風が循環している場合、
すなわち一定の脱液体率に衣類がなっていない場合のホ
トインタラプタ21が出力するパルス信号Paのパルス幅
a及びTaを同様にしてマイコン25内のROMに記憶して
おく。
乾燥工程がおこなわれている間、制御部5では常時ホト
インタラプタ20が出力するパルス信号が、パルス信号P
aと比較されてモニタされる。
そして、例えばリントフィルタ9が目づまりすると、循
環風路21内の風量が低下し、スリット付円板19の回転数
が低下する。これによってホトインタラプタ20が出力す
るパルス信号のパルス幅及び周期が長くなり、第6図に
示すように、パルス幅tx及び周期Txのパルス信号Px
となる。
このパルス信号Pxのパルス幅tx及び周期Txからマイ
コン25によって時間データを算出し、パルス信号Pa
それらと比較することにより、ta<tx,Ta<Txであれ
ば風量が低下したことが検出される。つまりパルス幅t
x及び周期を算出することにより風量を算出している。
このようにして風量の低下を検出すると、制御部5は回
転ドラム7及びシロッコファン14bの回転を停止すべ
く、ドラムモータ13及びファンモータ14aへの通電を停
止し、かつヒータ16の作動を停止し、表示部2でこれを
表示するとともにブザー27を鳴動させて異常を報知す
る。
(ト)考案の効果 この考案によれば、本体内の循環風路内にスリット付円
板及びホトインタラプタを設け、ホトインタラプタから
のパルス信号により循環風路内の風量の低下を検出する
ので、乾燥性能の低下を防止したり、リントフィルタの
目づまりや排気弁などの故障検出を容易に行うことがで
きる。
更に、循環風路内に設けたスリット付円板とホトインタ
ラプタにより風量低下を直接検出するものであり、風量
低下により変化する圧力に基づいて間接的に風量低下を
検出したり、風量低下により変化するモータ電流に基づ
いて間接的に風量低下を検出したりする構成に比べて、
風量低下を迅速に検出することができる。
更に、風量低下を迅速に検出でき、これに基づいて加熱
器を迅速に停止できるから、風量低下のまま加熱器が作
動することにより衣類からの気化溶剤が部分的に停滞し
て濃度が上昇し危険な状態となるのを未然に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の一部破断面を含む正面図、
第2図は同じく一部破断面図を含む側面図、第3図は実
施例における内部構造を示す構造説明図、第4図A及び
Bはスリット付円板とホトインタラプタとの動作を説明
するための原理説明図及びホトインタラプタの等価電気
回路図、第5図は制御部の構成を示すブロック図、第6
図はホトインタラプタの出力するパルス信号の波形図で
ある。 1……本体、5……制御部、7……回転ドラム、9……
リトンフィルタ、12……吸気バルブ、14b……シロッコ
ファン、15……排気バルブ、16……ヒータ、17……冷却
器、19……スリット付円板、20……ホトインタラプタ、
21……循環風路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体内に形成される循環風路内で、加熱器
    にて加熱される空気を送風ファンにより回転ドラム、リ
    ントフィルタ、冷却器の順に循環させて、回転ドラム内
    に収容された有機溶剤によって洗濯、脱液された衣類を
    乾燥する溶剤回収式乾燥機において、 循環風路に設けられ、循環風路を流れる空気により回転
    するスリット付円板と、このスリット付円板により断続
    される光を検出し、スリット付円板の回転数に対応する
    パルス信号を出力するホトインタラプタと、ホトインタ
    ラプタから出力されるパルス信号により循環風路内の風
    量を算出しその風量が基準値以下の場合に加熱器の作動
    を停止する制御手段とを備えたことを特徴とする溶剤回
    収式乾燥機。
JP1989147561U 1989-12-20 1989-12-20 溶剤回収式乾燥機 Expired - Lifetime JPH0729990Y2 (ja)

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JP1989147561U JPH0729990Y2 (ja) 1989-12-20 1989-12-20 溶剤回収式乾燥機

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JPH0388489U JPH0388489U (ja) 1991-09-10
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57117896A (en) * 1980-11-25 1982-07-22 Maruteimateitsuku Mashiinen Gm Dry cleaning device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57117896A (en) * 1980-11-25 1982-07-22 Maruteimateitsuku Mashiinen Gm Dry cleaning device

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JPH0388489U (ja) 1991-09-10

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