JPH06126099A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JPH06126099A
JPH06126099A JP4279694A JP27969492A JPH06126099A JP H06126099 A JPH06126099 A JP H06126099A JP 4279694 A JP4279694 A JP 4279694A JP 27969492 A JP27969492 A JP 27969492A JP H06126099 A JPH06126099 A JP H06126099A
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JP
Japan
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clothes
drying
drum
clothes dryer
time
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JP4279694A
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English (en)
Inventor
Kanji Yoshimoto
幹治 由本
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衣類の乾燥度合を精度よく判断する。 【構成】 温風が衣類収納ドラム24に侵入し、ドラム
24内の衣類の水分を蒸発させる。赤外線センサ28
は、ドラム24の回転に伴い衣類および温風温度のドラ
ム24の外周面から凸レンズ30により絞られた赤外線
を受ける。赤外線センサ28の出力信号により衣類と温
風の温度差を検出する。検出された温度差の変化から乾
燥度合を判断し、残りの乾燥時間を設定し、その時間だ
けさらに乾燥する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類乾燥機における衣
類の乾燥度合を検出する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の乾燥終了検知機構を備えた衣類乾
燥機は、特公昭63−59358号公報に開示されてい
るように、温度検出器が、高湿度の空気を熱交換器に流
入させる流入経路と、熱交換器によって除湿された空気
が流出する流出経路とに設けられている。
【0003】この夫々の温度検出器によって検出された
空気の温度差から衣類収納ドラム内の衣類の乾燥度合を
判断し、以後の乾燥動作を制御する。
【0004】近年においては、生活合理化の面により、
一般家庭においても衣類の洗濯から乾燥までを1台の装
置で行なう方法が要求され、その1つの解決策としてド
ラム式洗濯乾燥機が普及し始めている。このドラム式洗
濯乾燥機において、上述の衣類乾燥機を応用して、衣類
の乾燥度合を検出する機能を有したものを図6に示す。
【0005】図6において、1は外槽、2は内槽、3は
衣類収納ドラム、4は流出経路、5は流入経路、6a,
6bは温度検出器、7は加熱ヒータ、8は凝縮器、9は
散水器、10は給水弁、11は給水口、12は排水口、
13は送風ファン、14はドラム駆動用モータ、15は
主動プーリ、16はVベルト、17は従動プーリ、18
はドラム駆動軸、19は軸受、20は衣類投入口であ
る。
【0006】なお、図示しないが、内槽2内における水
の流入,流出を行なう給,排水部が設けられている。
【0007】上記構成において、衣類乾燥時には、ドラ
ム駆動モータ14により衣類収納ドラム3が回転し、衣
類が撹拌される。このとき、送風ファン13からの空気
が流出経路4を通って加熱ヒータ7により温風とされ、
ドラム3内に流れ込み、衣類の水分を奪って高湿度とな
る。
【0008】この高湿度の空気は、流入経路5を通っ
て、凝縮器8に導かれ、散水器9からの散水により冷
却,除湿されて再び送風ファン13に送られる。このと
き、温度検出器6a,6bにより高湿度の空気および除
湿された空気の温度を検出し、この温度差から乾燥度合
を判断している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のドラム式洗濯乾
燥機においては、乾燥動作中に他の箇所で一時的に多量
の水を使った場合、水道管内の水圧が低下して、給水口
11に流れる水量が減少することがある。このため、散
水器9からの散水量が減少し、高湿空気の冷却、除湿効
果が劣るため、流出経路4における空気の流出温度が高
くなる。
【0010】これにより、流出経路4の空気と流入経路
5の空気との温度差が一時的に小さくなり、乾燥度合の
判断に狂いが生じることがあった。
【0011】本発明は、上記に鑑み、衣類の乾燥度合を
精度よく判断する衣類乾燥機の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、温度センサ28により衣類の温度と乾燥
用空気の温度とを検出し、該温度センサ28の出力信号
により衣類と乾燥用空気の温度差を検出し、検出された
温度差の変化から乾燥度合を判断し、この判断結果から
駆動モータ33および送風部25を駆動制御するもので
ある。
【0013】請求項2による課題解決手段は、温度セン
サ28が焦電型赤外線センサとされたものである。
【0014】請求項3による課題解決手段は、赤外線セ
ンサ28が内槽22の最上位置から衣類収納ドラム24
の回転方向側に寄った位置に取り付けられ、その検出面
が衣類収納ドラム24の水平軸23方向に向けられたも
のである。
【0015】請求項4による課題解決手段は、赤外線セ
ンサ28の検出面と衣類収納ドラム24の水平軸23と
の間に位置する衣類収納ドラム24の外周面上に赤外線
通過用の通孔37が等間隔で設けられたものである。
【0016】請求項5による課題解決手段は、赤外線セ
ンサ28の検出面前方に曇り止め加工を施した凸レンズ
30が設けられ、該凸レンズ30と検出面との間が密封
されたものである。
【0017】請求項6による課題解決手段は、乾燥開始
時から温度差検出信号が所定の検出レベルより大となり
その後所定の検出レベルより小となったときまでの時間
を算出し、算出された時間に応じて検出終了時点から残
りの乾燥時間を設定するものである。
【0018】請求項7による課題解決手段は、選択され
た乾燥コースに応じて検出レベルの変更あるいは乾燥時
間の変更を行うものである。
【0019】請求項8による課題解決手段は、故障等に
よる温度差検出信号の異常を判断すると、異常を報知す
るものである。
【0020】請求項9による課題解決手段は、故障等に
よる温度差検出信号の異常を判断すると、時間制御によ
る乾燥作業に切換えるものである。
【0021】
【作用】上記請求項1ないし6による課題解決手段にお
いて、乾燥工程が開始されると、衣類収納ドラム24が
ドラム駆動モータ33により回転する。送風部25によ
り温められた温風が、内槽22を介してドラム24に侵
入する。
【0022】この温風は、ドラム24内の衣類の水分を
蒸発させて、高温多湿の空気となる。赤外線センサ28
は、ドラム24の回転に伴い衣類からの凸レンズ30に
より絞られた赤外線を受け、つぎの瞬間には平均温風温
度になっているドラム24の外周面からの凸レンズ30
により絞られた赤外線を受ける。すなわち、赤外線セン
サ28は、一定周期で変動する赤外線信号を受ける。凸
レンズ30には、曇り止め処理されているため、水滴が
付着せず曇らない。
【0023】赤外線センサ28の出力信号により衣類と
乾燥用空気の温度差を検出し、検出された温度差の変化
から乾燥度合を判断する。このとき、乾燥開始時から温
度差検出信号が所定の検出レベルより大となりその後所
定の検出レベルより小となったときまでの時間を算出
し、算出された時間に応じて検出終了時点から残りの乾
燥時間を設定する。そして、この設定時間経過後、駆動
モータ31および送風部25を停止し、乾燥工程が終了
する。
【0024】請求項7による課題解決手段において、あ
る乾燥コースを選択すると、温度差信号の検出レベルあ
るいは乾燥時間を変更して乾燥工程を行う。
【0025】請求項8,9による課題解決手段におい
て、故障等が発生したとき、温度差信号により異常であ
ると判断すると、表示パネル等に異常を報知し、乾燥度
合から自動的に乾燥時間を設定する乾燥工程から時間制
御による乾燥工程に切り換える。
【0026】
【実施例】図1は本発明の一実施例のドラム式洗濯乾燥
機の赤外線センサが配置された内槽の正面図、図2はド
ラム式洗濯乾燥機の構成図、図3は赤外線センサの取付
部分の拡大図、図4は制御部のブロック図、図5は衣類
乾燥時の衣類と乾燥用空気との温度差の経時変化を示す
図である。
【0027】本実施例のドラム式洗濯乾燥機は、図2の
如く、外槽21と、外槽21内にスプリング(図示せ
ず)で吊り下げられた内槽22と、該内槽22の内側で
水平軸23周りに回転可能に支持された衣類収納ドラム
24と、乾燥用空気をドラム24内に送風する送風部2
5と、衣類の水分を奪った空気の湿気を液化させて除去
する凝縮部26と、乾燥用空気を凝縮部26から内槽2
2まで導く流出経路27aと、高湿度の空気を内槽22
から凝縮部26まで導く流入経路27bとを備えてい
る。なお、図示しないが、洗濯用の水道水を内槽22及
びドラム24内に供給するための給水部と、機外へ排水
するための排水部とが設けられている。
【0028】前記外槽21の前側中央には、開閉自在な
ドア21aが配され、内槽22およびドラム24の前側
中央には、衣類投入用の円形孔が形成されている。さら
に、内槽22のドア21a側の上部に流出経路27aと
連通する空気流入口22aが形成され、内槽22の後側
の水平軸23よりも下部に流入経路27bと連通する空
気流出口22bが形成されている。
【0029】また、内槽22の内面には、図1の如く、
その最上位置から衣類収納ドラム24の乾燥動作時の回
転方向側に寄った位置に温度センサ28が取り付けられ
ている。つまり、ドラム24が乾燥動作時に時計周りに
回転するとき、温度センサ28は水平軸23からの垂線
に対して15°〜75°の角度の位置に取り付けられ、
ドラム24が反時計周りに回転するときは、逆方向の1
5°〜75°の角度の位置に取り付けられている。な
お、図1中、Sは衣類である。
【0030】前記温度センサ28は、焦電型赤外線セン
サで、図3の如く、その検出面がドラム24の水平軸2
3方向に向くよう内槽22の内面に形成された取付溝2
9の底部に固定されている。
【0031】また、赤外線センサ28の検出面前方に位
置する前記取付溝29の開口部には、開口部を密封する
よう凸レンズ30が取付けられ、この凸レンズ30によ
りセンサ視野角は狭く絞られている。凸レンズ30の表
面には、水滴が付いても濡れずに落ちるよう、撥水剤を
塗布した曇り止め処理がなされている。
【0032】前記衣類収納ドラム24は、円筒形状をし
ており、ドラム24の後壁に水平軸23が固定されてい
る。この水平軸23は、内槽22に軸受31を介して回
転自在に支持されて従動プーリ32が固定されている。
【0033】また、内槽22の後壁にドラム駆動モータ
33が取付けられ、そのモータ軸33aに主動プーリ3
4が固定され、この主動プーリ34と前記従動プーリ3
2との間にVベルト35が掛き巻きされている。
【0034】ドラム24の側壁内面には、図1の如く、
衣類撹拌用のバッフル36が等間隔で軸方向に三列設け
られている。そして、洗い、濯ぎ、乾燥の各工程時にド
ラム24が回転すると、バッフル36がドラム24内の
衣類を持ち上げては落下させるタンブリングにより、衣
類の撹拌を良好にし、乾燥工程においては衣類を均一に
乾燥する。
【0035】また、ドラム24の全面には、多数の通孔
37が設けられている。これらの通孔37は、洗い・濯
ぎ工程時にドラム24内へ水を導入する機能と、洗い・
濯ぎ・脱水工程時に洗濯物から出た水を排出する機能
と、乾燥工程時に温風を十分に通気する機能と、赤外線
センサ28の視野の中心となる視野中心軸と合致してド
ラム24内の衣類から発せられる赤外線をセンサ方向に
通過させるための赤外線通過機能とを有し、ドラム24
の外周面全体の70%を占めている。そして、通孔37
のうち赤外線センサ用の通孔は、ドラム24のバッフル
36以外の部分の円周上に等間隔で一列に形成されてい
る。
【0036】前記送風部25は、流出経路27a内に配
されたファン38と、ファン38からの空気を温めて温
風とする温風用ヒータ39とからなる。なお、ファン3
8は、ファンモータ40により駆動される。
【0037】前記凝縮部26は、流入経路27bから立
ち上がって、流出経路27aに接続された散水路41
と、給水弁42からの水を細かい水滴として散水路41
に散水する散水器43とからなる。
【0038】散水路41の下部に、凝縮された水分を排
出する排出口41aが形成されている。なお、給水弁4
2は、給水口41bを介して水道に接続されている。
【0039】また、ドラム式洗濯乾燥機には、各洗濯工
程および乾燥工程を実行する制御部50が設けられてい
る。この制御部50は、図4の如く、マイクロコンピュ
ータからなり、入力側に赤外線センサ28が交流信号増
幅器51、交流を直流に変換する信号変換器52、A/
Dコンバータ53を介して接続されている。さらに、入
力側には、スタート及び乾燥コース選択用のスイッチ等
の操作用キースイッチ部54が接続されている。
【0040】また、マイクロコンピュータ50の出力側
には、温風用ヒータ39、ドラム駆動モータ33、ファ
ンモータ40、給水弁42を夫々駆動制御するための駆
動回路55,56,57,58と、表示パネル部59と
が接続されている。
【0041】そして、マイクロコンピュータ50には、
赤外線センサ28の出力信号により衣類と乾燥用空気の
温度差を検出する温度差検出機能と、該温度差検出機能
により検出された温度差の変化から乾燥度合を判断する
乾燥度合判断機能と、乾燥度合判断機能による判断結果
からドラム駆動モータ33および送風部25を駆動制御
する乾燥制御機能とを備えている。
【0042】乾燥度合判断機能は、乾燥開始時から検出
している温度差レベルが所定の検出レベルより大となり
その後所定の検出レベルより小となったときまでの時間
を算出する検出時間算出機能と、算出された時間に応じ
て検出レベルが小となったときから追加の乾燥時間を設
定する乾燥時間設定機能を有している。
【0043】さらに、マイクロコンピュータ50には、
選択された乾燥コースに応じて検出レベルの変更あるい
は追加の乾燥時間の変更を行う設定値変更機能と、温度
差検出機能の検出信号から故障等による異常を判断する
異常判断機能と、検出信号が異常と判断されたとき異常
を報知する報知機能と、検出信号が異常と判断されたと
き時間制御による乾燥作業に切換える切換機能とを備え
ている。
【0044】上記構成において、洗い、すすぎ、脱水工
程が終了すると乾燥工程が開始し、衣類収納ドラム24
がドラム駆動モータ33により低速で回転する。
【0045】ファンモータ40がオンしてファン38が
回転すると、温風用ヒータ39により温められた温風が
流出経路27aを通り、内槽22から通孔37を通りぬ
けてドラム24に侵入する。
【0046】この温風は、ドラム24内の衣類の水分を
蒸発させて、高温多湿の空気となる。この空気は、流入
経路27bから凝縮部26の散水路41に送られ、散水
器43からの散水により冷却され、空気中の水分が結露
することにより除湿される。除湿された空気は、ファン
38により、流出経路27aを通り温風用ヒータ39で
加熱されて温風となり、再びドラム24内部に送られ
る。
【0047】ドラム24内の衣類は、ドラム24内側の
三列のバッフル36で次々に押し上げられては落下して
撹拌され、温風により均一に乾燥して行く。ここで、乾
燥の初期段階では衣類に含まれる水分が多く、水の蒸発
に伴う気化熱が大きいため、衣類自体の温度が低くな
る。乾燥が進むと、衣類に含まれる水分が減少し、水の
蒸発に伴う気化熱が減少するため、衣類の温度は上がり
温風温度に近づく。
【0048】また、ドラム24の外周面は、平均温風温
度になっており、衣類の温度より高い。そして、ドラム
24外周面からも衣類からもその温度に見合った赤外線
を放射している。
【0049】赤外線センサ28は、ドラム24の回転に
伴いドラム24の外周面の通孔37を通して衣類からの
赤外線を受け、つぎの瞬間にはドラム24の外周面から
の赤外線を受ける。さらに次の瞬間には通孔37を通し
て衣類からの赤外線を受け、その次の瞬間にはドラム2
4の外周面からの赤外線を受ける。すなわち、ドラム2
4が一つのバッフル36から次のバッフル36まで回転
する間、一定周期で変動する赤外線信号を受ける。
【0050】なお、赤外線は、凸レンズ30により絞ら
れて赤外線センサ28の検出面に到達する。この凸レン
ズ30には、曇り止め処理されているため、水滴が付着
せず曇らない。
【0051】赤外線センサ28は、赤外線の変動量に見
合った交流信号を出力するが、この信号は衣類とドラム
24の外周面の温度差に見合ったものである。この交流
信号は、交流信号増幅器51で振幅増幅され、信号変換
器52で直流信号に変換され、A/Dコンバータ53で
デジタル信号に変換されて、マイクロコンピュータ50
に入力される。
【0052】衣類と乾燥空気の温度差は、図5に示すよ
うに変動し、所定の検出レベルを越えて大きくなった出
力が衣類が乾燥されていくに従って小さくなり所定の検
出レベルまで低下するまでの時間を計測し、この時間に
予め設定されている比率を掛けて、追加の乾燥時間を設
定し、その時間だけさらに乾燥する。そして、乾燥時間
が終了すると、ドラム駆動モータ33、温風用ヒータ3
9、ファンモータ40等がオフし、乾燥工程が終了す
る。
【0053】このとき、乾燥後アイロン仕上げをするた
め、操作キーによりアイロンコースを指定している場合
は、予め設定されている比率より小さい比率を掛けて追
加の時間を設定し、その時間だけさらに乾燥する。
【0054】また、操作キーにより厚物コースを指定し
ている場合は、検出レベルを小さくし、温度差がこの検
出レベルになると、それまでの乾燥に要した時間に別の
比率を掛けて、追加の時間を設定し、その時間分だけさ
らに乾燥する。
【0055】さらに、電気系統の故障等が発生して、温
度差信号が異常になったとマイクロコンピュータ50が
判断すると、表示パネル部59の乾燥表示を点滅し、温
度差信号により判断した乾燥度合から乾燥時間を設定す
る乾燥工程からタイマを用いた時間制御による乾燥工程
に切り換える。
【0056】このように、直接衣類の温度を検出し、衣
類温度とドラム24の外周面温度とから乾燥度合を判断
するため、散水の量や温風用ヒータ39による温風温度
等に左右されずに乾燥度合を精度よく判定できる。
【0057】また、凸レンズ30の曇り止め処理によ
り、赤外線センサ28における常に安定した温度検出が
可能となる。
【0058】乾燥コースの選択に応じて、乾燥時間の設
定を行なうため、乾燥コースに適した衣類の乾燥状態を
得ることができる。さらに、故障等により乾燥時間設定
等に影響を与えるような異常が生じても、時間制御によ
る乾燥工程を行うことができるため、誤って設定された
乾燥時間での乾燥を防止でき、異常乾燥あるいは衣類の
半乾き等をなくす。
【0059】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0060】例えば、熱交換器または凝縮器のない開放
型の乾燥機にも応用できる。また、温度センサは衣類の
温度を検出するセンサと、乾燥用空気の温度を検出する
センサとを用いてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1,2,3,4,6によると、直接衣類の温度を検
出し、衣類温度と乾燥用空気の温度とから乾燥度合を判
断するため、熱交換器の流入側と流出側との空気の温度
差を測定する場合と比べて、乾燥度合を精度よく判定で
きる。
【0062】請求項5によると、凸レンズの曇り止め処
理および赤外線センサの検出面の密封により、凸レンズ
表面への水滴の付着および検出面へのゴミ等の付着を防
止でき、赤外線センサにおいて常に安定した温度検出が
可能となる。
【0063】請求項7によると、乾燥コースの選択に応
じて、乾燥工程を実行するため、乾燥コースに適した衣
類の乾燥状態を得ることができる。
【0064】請求項8,9によると、故障等により乾燥
時間設定等に影響を与えるような異常が生じると、報知
して時間制御で乾燥工程を行うことができるため、誤っ
て設定された乾燥時間での乾燥を防止でき、異常乾燥あ
るいは衣類の半乾き等をなくすといった優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のドラム式洗濯乾燥機の赤外
線センサが配置された内槽の正面図
【図2】ドラム式洗濯乾燥機の構成図
【図3】赤外線センサの取付部分の拡大図
【図4】制御部のブロック図
【図5】衣類乾燥時の衣類と乾燥用空気との温度差の経
時変化を示す図
【図6】従来のドラム式洗濯乾燥機の構成図
【符号の説明】
21 外槽 22 内槽 23 水平軸 24 衣類収納ドラム 25 送風部 28 赤外線センサ 30 凸レンズ 33 ドラム駆動モータ 37 通孔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外槽内に回転可能に配された衣類収納ド
    ラムと、該衣類収納ドラムを回転駆動するドラム駆動モ
    ータと、衣類収納ドラム内に乾燥用空気を送風する送風
    部とが設けられた衣類乾燥機において、衣類の温度と乾
    燥用空気の温度とを検出する温度センサと、該温度セン
    サの出力信号により衣類と乾燥用空気の温度差を検出す
    る温度差検出手段と、該温度差検出手段により検出され
    た温度差の変化から乾燥度合を判断する乾燥度合判断手
    段と、乾燥度合判断手段による判断結果からドラム駆動
    モータおよび送風部を駆動制御する乾燥制御手段とが設
    けられたことを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の温度センサが焦電型赤外
    線センサとされたことを特徴とする衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の衣類乾燥機において、衣
    類収納ドラムを水平軸周りに回転自在に支持する内槽が
    設けられ、該内槽の最上位置から衣類収納ドラムの回転
    方向側に寄った位置に赤外線センサが取り付けられ、そ
    の検出面が衣類収納ドラムの水平軸方向に向けられたこ
    とを特徴とする衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の衣類乾燥機において、赤
    外線センサの検出面と衣類収納ドラムの水平軸との間に
    位置する衣類収納ドラムの外周面上に赤外線通過用の通
    孔が等間隔で設けられたことを特徴とする衣類乾燥機。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の衣類乾燥機において、赤
    外線センサの検出面前方に曇り止め加工を施した凸レン
    ズが設けられ、該凸レンズと検出面との間が密封された
    ことを特徴とする衣類乾燥機。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の衣類乾燥機において、乾
    燥度合判断手段は、乾燥開始時から温度差検出手段によ
    る検出信号が所定の検出レベルより大となりその後所定
    の検出レベルより小となったときまでの時間を算出する
    検出時間算出手段と、算出された時間に応じて乾燥時間
    を設定する乾燥時間設定手段とからなることを特徴とす
    る衣類乾燥機。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の衣類乾燥機において、選
    択された乾燥コースに応じて検出レベルの変更あるいは
    乾燥時間の変更を行う設定値変更手段が設けられたこと
    を特徴とする衣類乾燥機。
  8. 【請求項8】 請求項1または6記載の衣類乾燥機にお
    いて、温度差検出手段の検出信号から故障等による異常
    を判断する異常判断手段と、検出信号が異常と判断され
    たとき異常を報知する報知手段とが設けられたことを特
    徴とする衣類乾燥機。
  9. 【請求項9】 請求項1または6記載の衣類乾燥機にお
    いて、温度差検出手段の検出信号から故障等による異常
    を判断する異常判断手段と、検出信号が異常と判断され
    たとき時間制御による乾燥作業に切換える切換手段が設
    けられたことを特徴とする衣類乾燥機。
JP4279694A 1992-10-19 1992-10-19 衣類乾燥機 Pending JPH06126099A (ja)

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JP4279694A JPH06126099A (ja) 1992-10-19 1992-10-19 衣類乾燥機

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