JPH07299235A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JPH07299235A
JPH07299235A JP11402094A JP11402094A JPH07299235A JP H07299235 A JPH07299235 A JP H07299235A JP 11402094 A JP11402094 A JP 11402094A JP 11402094 A JP11402094 A JP 11402094A JP H07299235 A JPH07299235 A JP H07299235A
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JP
Japan
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game
card
control board
information
board
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Application number
JP11402094A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技結果に応じて増減する有価価値を特定可
能な情報を記録した遊技結果記録媒体のセキュリティを
向上させる。 【構成】 共通カード750に記録されているカード残
高を使用して遊技を可能にする共通カード処理機700
と、遊技を行なった結果としての有価価値を特定可能な
情報を第1ICカード300Aに記録させて排出するI
Cカード処理装置50とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技やコイン
遊技機による遊技あるいはスロットマシンによる遊技等
を行なうことが可能な遊技用装置に関し、詳しくは、遊
技者所有の有価価値を使用して遊技が可能な遊技用装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技用装置において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、全国共通カー
ド等の共通記録媒体の記録情報を読取ることが可能な共
通記録媒体処理手段が設けられ、その共通記録媒体処理
手段により読取られた共通記録媒体の記録情報によって
特定される有価価値を使用して遊技機により遊技が可能
となり、その遊技機による遊技の結果遊技者に付与され
る遊技結果としての有価価値がパチンコ玉あるいはコイ
ン等の遊技媒体の形で遊技者に払出されるように構成さ
れたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成された従来の遊技用装置においては、遊技者が遊技の
結果大量の有価価値を獲得した場合には、遊技者に払出
された前記遊技媒体の量が遊技終了時においては大量と
なり、遊技者は、その大量の遊技媒体を景品交換するべ
く遊技場のカウンタ等に持ち運ばなくてはならないとい
う不都合があった。
【0004】そこで、前記遊技結果としての有価価値を
特定可能な情報が記録された磁気カードからなる遊技結
果記録媒体を遊技終了時に遊技者に払出し、その遊技結
果記録媒体を遊技者が持参して景品交換等を行なうこと
ができるように構成することが考えられる。しかし、た
とえば前記共通記録媒体の記録情報によって特定される
有価価値の大きさは、使用すれば使用するほど減少する
一方であり、その有価価値の大きさが共通記録媒体の購
入時の有価価値の大きさを超えることがない一方、前記
遊技結果記録媒体の記録情報により特定される有価価値
は、遊技者が行なった遊技の出来不出来次第でその大き
さが左右され、ときにはかなり大きな額の有価価値とな
る場合もある。そこで、遊技結果記録媒体のセキュリテ
ィは、共通記録媒体に比べればより高度なものが要求さ
れる。
【0005】一方、遊技機にはその遊技状態を制御する
制御プログラム等が記録された遊技制御手段を有する遊
技制御基板が設けられており、遊技機が遊技場に設置さ
れた後、この遊技制御基板を不正改造してたとえばもっ
と射倖性の高い遊技制御が行なわれるもの等にする不正
行為が施される場合がある。このような不正行為を行な
うにあたっては、通常、まず遊技制御基板を取り外すべ
く遊技制御基板と他の電気機器との接続を解除したり、
遊技制御基板を収容する基板収容手段を開封したりして
いた。そこで、このような遊技機に対する不正行為を防
止してセキュリティを向上させたいという要請もあっ
た。
【0006】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、遊技の結果として遊技結果記録
媒体が遊技者に渡される遊技用装置におけるセキュリテ
ィを向上させることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技者所有の有価価値を使用して遊技が可能な遊技
用装置であって、遊技者の支払った購入代金の対価とし
ての有価価値を特定可能な情報が記録され複数の遊技場
において共通に使用可能な共通記録媒体の記録情報を読
取り、該記録情報に基づいて特定される有価価値を使用
して遊技を可能にする共通記録媒体処理手段と、遊技を
行なった結果としての有価価値を特定可能な情報が記録
された遊技結果記録媒体を処理する遊技結果記録媒体処
理手段とを含み、該遊技結果記録媒体処理手段は、情報
の記録が可能な集積回路を内蔵した集積回路内蔵型の記
録媒体を処理可能に構成されていることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、遊技機の遊技状態を制御する
遊技制御手段を有する遊技制御基板と、該遊技制御基板
と他の電気機器との接続の解除を監視する基板監視手段
とをさらに含み、前記遊技結果記録媒体処理手段は、予
め定められた取外許容情報を前記基板監視手段に出力可
能に構成されており、前記基板監視手段は、前記取外許
容情報の入力に従って、前記遊技制御基板と前記他の電
気機器との接続状態の解除を許容することを特徴とす
る。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、遊技機の遊技状態を制御する
遊技制御手段を有する遊技制御基板と、該遊技制御基板
を収容する基板収容手段と、該基板収容手段の開封を監
視する基板監視手段とをさらに含み、前記遊技結果記録
媒体処理手段は、予め定められた開封許容情報を前記基
板監視手段に出力可能に構成されており、前記基板監視
手段は、前記開封許容情報の入力に従って、前記基板収
容手段の開封を許容することを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項2また
は3に記載の発明の構成に加えて、前記遊技結果記録媒
体処理手段は、前記集積回路内蔵型記録媒体の記録情報
を読取る記録情報読取手段を含み、該記録情報読取手段
で記録情報が読取られた前記集積回路内蔵型記録媒体の
種類に応じて前記基板監視手段に出力する許容情報の内
容が異なることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、共通記録媒
体処理手段の働きにより、遊技者の支払った購入代金の
対価としての有価価値を特定可能な情報が記録され複数
の遊技場において共通に使用可能な共通記録媒体の記録
情報が読取られて、その記録情報に基づいて特定される
有価価値を使用して遊技が可能となる。遊技結果記録媒
体処理手段の働きにより、遊技を行なった結果としての
有価価値を特定可能な情報が記録された遊技結果記録媒
体が処理される。そして、前記遊技結果記録媒体処理手
段は、情報の記録が可能な集積回路を内蔵した集積回路
内蔵型記録媒体を処理可能に構成されている。
【0012】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、遊技制御基板により遊
技機の遊技状態が制御され、基板監視手段の働きによ
り、前記遊技制御基板と他の電気機器との接続の解除が
監視される。そして、遊技結果記録媒体処理手段が、予
め定められた取外許容情報を前記基板監視手段に出力可
能に構成されており、基板監視手段は、その取外許容情
報の入力に従って、遊技制御基板と他の電気機器との接
続状態の解除を許容する。
【0013】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、遊技制御基板により遊
技機の遊技状態が制御され、基板監視手段の働きによ
り、前記遊技制御基板を収容する基板収容手段の開封が
監視される。前記遊技結果記録媒体処理手段が、予め定
められた開封許容情報を前記基板監視手段に出力可能に
構成されており、基板監視手段は、その開封許容情報の
入力に従って、前記基板収容手段の開封を許容する。
【0014】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
2または請求項3に記載の発明の作用に加えて、遊技結
果記録媒体処理手段の記録情報読取手段により、前記集
積回路内蔵型記録媒体の記録情報が読取られ、その読取
られた集積回路内蔵型記録媒体の種類の応じて前記基板
監視手段に出力する許容情報の内容が異なる。
【0015】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の遊技用装置における遊技
制御基板の機能ブロック図である。この遊技制御基板
は、たとえば図4に示すようなパチンコ遊技機1等の遊
技機における遊技状態を制御するための基板であり、遊
技状態を制御するための遊技制御手段200が設けられ
ている。この遊技制御基板100は、基板収容手段の一
例の基板収容体101に収容されている。遊技機には、
遊技制御基板100の他に他の制御基板として、後に詳
しく説明する中継基板47,表示制御基板120,払出
制御基板130が設けられている。そしてこれらの基板
47,120,130と遊技制御基板100とがコネク
タ等からなる外部接続手段102,103,104によ
り接続されている。
【0017】遊技制御基板100には、さらに、基板収
容体101が開封されたことを監視する開封監視手段1
08,109,225と、基板監視手段225とが設け
られている。この基板監視手段225は、外部接続手段
102,103,104の接続状態が解除されたことを
監視して機能停止手段225に機能停止指令信号を送る
とともに、開封監視手段108,109,225からの
基板収容体101が開封された旨の監視結果の信号を受
けて機能停止手段225に機能停止指令信号を送るもの
である。機能停止手段225は、その機能停止指令信号
を受けて、前記遊技制御手段200の制御動作機能を停
止させるための指令信号を遊技制御手段200に与え
る。
【0018】基板監視手段225は、外部接続手段10
2,103,104の接続状態が解除された場合、およ
び開封監視手段108,109,225により基板収容
体101が開封された旨の監視結果の信号を受けた場合
に、不正取外・開封情報をコネクタ等からなる外部接続
手段107を介して表示制御基板120,払出制御基板
130に出力する。一方、表示制御基板120および払
出制御基板130にも、外部接続手段の接続状態が解除
されたことを監視する機能と基板収容体が開封されたこ
とを監視する機能とが設けられており、外部接続手段の
接続状態が解除された場合や基板収容体が開封された場
合に、不正取外・開封情報を遊技制御基板100の外部
接続手段107を介して基板監視手段225に出力す
る。基板監視手段225は、この不正取外・開封情報の
入力があった場合にも、機能停止手段225に機能停止
指令信号を出力し、後述するEEPROM202の記録
情報を消去して遊技制御手段200による制御動作機能
を停止させる。その結果、遊技制御手段200以外の制
御手段への不正改造に対しても不正防止効果を高められ
る。さらに、後述するICカード制御基板53Aの取外
・開封許容手段241〜244から取外・開封許容情報
が外部接続手段107に入力されれば、その入力された
取外・開封許容情報に応じて基板監視手段225が基板
収容体101の開封や外部接続手段102,103,1
04の接続解除を許容する。基板監視手段225や開封
監視手段108,109,225が遊技制御基板100
に設けられているために、不正改造を行なうべく不正取
外しや不正開封を行なうことの監視が行ないやすい。な
お、基板監視手段225や開封監視手段108,10
9,225は遊技制御基板100の外部に設けてもよ
い。
【0019】遊技制御基板100は、交流電源に接続す
るための電源接続手段106が設けられており、この電
源接続手段106を介して遊技制御用電源手段233に
交流電源からの電力が供給される。そして、遊技制御用
電源手段223により所定の直流電流に変換された後遊
技制御手段200にその直流電流が供給されるとともに
基板監視用電源手段224にも直流電流が供給される。
この基板監視用電源手段224は、バックアップ電源回
路から構成されており、遊技制御用電源手段223から
与えられる電力により充電が可能に構成されており、電
源接続手段106の接続状態が解除されて遊技制御用電
源手段223からの電力の供給が絶たれたとしても、数
週間〜数カ月程度は充電された電力を基板監視手段22
5や機能停止手段225に供給し続けることができるよ
うに構成されている。そのため、遊技制御用電源手段の
電源が落とされたとしても引き続き基板の監視を続行し
得る。開封監視手段108,109,225および基板
監視手段225により、遊技制御基板に不正が施されな
いように監視する基板監視手段が構成されている。
【0020】図2は、本発明に係る遊技用装置における
遊技制御基板と表示制御基板と払出制御基板との間での
監視機能を説明するための作用説明図である。前述した
ように、遊技制御基板100の基板監視手段225ばか
りでなく、表示制御基板120の基板監視手段225A
と払出制御基板130の基板監視手段225Bも、外部
接続手段の接続状態の解除および基板収容体の開封を監
視する監視機能を有しており、さらに、異常が発見され
た場合にその基板の制御動作機能を停止させる機能停止
手段が設けられている。基板監視手段225,225
A,225Bにより、遊技制御基板100および他の制
御基板120,130に不正が施されないように監視す
る制御基板監視手段が構成される。そして、基板監視手
段225,225A,225Bは互いに接続状態の監視
を行なっており、外部接続手段の接続状態の解除や基板
収容体の開封が行なわれなければ、互いに接続情報が入
力されるが、接続状態の解除や開封が行なわれれば、接
続情報の入力がなくなり、不正取外情報や不正開封情報
が出力されることになる。この不正取外しや不正開封が
表示制御基板120において生ずれば、基板監視手段2
25Aから不正取外情報や不正開封情報が基板監視手段
225に与えられる。不正取外しや不正開封が払出制御
基板130において生じれば、基板監視手段225Bか
ら不正取外情報や不正開封情報が基板監視手段225に
与えられる。一方、遊技制御基板100において不正取
外しや不正開封が行なわれれば、基板監視手段225か
ら不正取外情報や不正開封情報が、基板監視手段225
Aと基板監視手段225Bとの両方に与えられる。
【0021】遊技制御基板100,表示制御基板12
0,払出制御基板130のいずれかにおいて、不正な取
外し,開封が行なわれれば、その不正な取外し,開封が
行なわれた制御基板の基板監視手段である制御基板監視
手段がそれを監視して不正の行なわれた制御基板の機能
停止手段に機能停止指令信号を送るとともに、不正な取
外し、開封が行なわれていない制御基板にもその旨の信
号を送る。そして、不正が行なわれた制御基板は機能停
止手段によって制御動作機能が停止され、不正が行なわ
れていない制御基板においても、その旨の信号をうけて
制御機能停止信号が発生し、制御機能が停止される。す
なわち、結果的にすべての制御基板の制御動作が停止さ
れる。このような制御動作機能の停止により、たとえば
遊技制御基板100に不正な取外し、開封が行なわれれ
ば、遊技制御基板100ばかりでなく機能が停止された
表示制御基板120および払出制御基板130の機能を
も正常化する必要がある。そして、遊技制御基板100
に不正を施した後なんらかの方法で機能回復させて正常
化させ、さらに表示制御基板120および払出制御基板
130を正常化させるべく不正な取外し、開封が行なわ
れれば、再度遊技制御基板100が機能停止するため遊
技制御基板100の機能を再度正常化する必要が生じ
る。すなわち、遊技制御基板100、表示制御基板12
0、払出制御基板130のいずれかに不正な取外し、開
封が行なわれれば永久に機能は復旧しない。
【0022】ところで、遊技制御基板100を不正に取
外し、その基板監視手段225の存在しない不正な遊技
制御基板を取付け、その後、さらに表示制御基板120
と払出制御基板130の基板監視手段225A,225
Bを取外して不正な表示制御基板120と払出制御基板
130の取付けを行なえば、全体の機能を回復できると
も考えられる。しかしながら、遊技制御基板100、表
示制御基板120および払出制御基板130のそれぞれ
の間の接続において、不正な接続の取外しや開封を監視
するためにパルス波形の信号が流れているため、そのパ
ルス波形の信号を出力できる不正な制御基板100,1
20,130を取付ける必要がある。
【0023】このパルス波形の信号は、単純に発生でき
ないような特徴を有する波形の信号であるため、同一の
パルス波形の信号を出力する制御基板100,120,
130が取付けられることは困難である。そのため、同
一のパルス波形の信号を出力できない不正な制御基板1
00,120,130が取付けられれば、機能停止手段
は制御基板100,120,130の機能を停止できる
ので、不正な制御基板100,120,130による全
体の制御機能回復は阻止される。
【0024】前述した各制御基板間でのパルス信号の送
受信に際し、暗号技術を利用してセキュリティ機能を向
上させてもよい。つまり、各制御基板100,120,
130の後述するEEPROMには、暗号化鍵E100
120 ,E130 と復号鍵D100 ,D120 ,D130 とをそ
れぞれ記録させ、或る制御基板(たとえば100)から
或るメッセージデータMを暗号化した暗号データE100
(M)を他の制御基板(たとえば120)に送り、他の
制御基板では送られて来た暗号データを復号化したデー
タD120 {E100 (M)}を前記或る制御基板に返信
し、或る制御基板では、返信データがMと一致するか否
かを判定して正常か否かの監視を行なう。
【0025】一方、ICカード制御基板53Aの取外・
開封許容手段241〜244から取外・開封許容情報が
入力されていれば、機能停止手段が作動せずその基板の
制御動作は停止しない。このICカード制御基板53A
は、後述する第1から第5の5種類の集積回路内蔵型記
録媒体の一例のICカード300A〜300Eの記録デ
ータに応じて、それぞれのICカードのレベルに応じた
取外・開封許容情報を出力し、ICカードのレベルに応
じて外部接続手段の接続状態の解除や基板収容体の開封
を許し、保守点検等が可能となるようにするためのもの
である。このように本発明は、「記録」とは「記憶」を
も含む広い概念で用いている。なお、中継基板47は制
御手段を有しておらず、基板監視手段225と中継基板
47との間で閉路を形成することにより、接続状態の監
視が行なわれている。なお、図2における2点鎖線で示
すように、不正取外情報や不正開封情報を基板監視手段
225Aと225Bとの間でもやり取りするようにし、
表示制御基板120と払出制御基板130とのうちの一
方において不正取外しや不正開封が行なわれればその情
報が他方に与えられて他方の制御基板も制御動作が停止
するようにしてもよい。
【0026】図3は、遊技場において適用された本発明
に係る遊技用装置の全体を示す概略ブロック図である。
遊技場には、遊技者の支払った購入代金の対価としての
有価価値を特定可能な情報が記録され複数の遊技場にお
いて共通に使用可能な共通記録媒体の一例の共通カード
を発行するための共通カード発行手段760が設けられ
ている。さらに、遊技場には、共通カード管理手段80
0と共通カード処理機700と遊技機1とICカード発
行手段400と集積回路内蔵型記録媒体精算手段の一例
のICカード精算手段450と監視データ管理手段50
0とが設置されている。
【0027】遊技者は、まず代金を共通カード発行手段
760に投入し、その投入した代金の対価としての有価
価値を特定可能な情報が記録された共通カードを購入す
る。その共通記録媒体の販売情報(販売された共通カー
ドの額面すなわち未使用段階におけるカード残高情報)
が共通カード管理手段800を介して共通カード総合管
理手段900に送信される。共通カード総合管理手段9
00は、共通カード発行会社に設置されたホストコンピ
ュータ等から構成されており、共通カードシステムに加
盟している全国の遊技場に設置された共通カード管理手
段800からの共通カードに関する情報を収集して管理
するためのものである。
【0028】遊技者は、遊技機1により遊技をしたい場
合には、その遊技機1に対応する共通カード処理機70
0に前記購入した共通カード750を挿入する。する
と、共通カード制御手段705の働きにより、挿入され
た共通カード750に記録されている記録情報が読取ら
れ、その記録情報によって特定される有価価値(カード
残高)の一部が引落されて、その引落有価価値データが
通信制御手段706を介して遊技機1の払出制御手段2
51〜254と前記共通カード管理手段800とに伝送
される。共通カード管理手段800は、その伝送されて
きた引落有価価値を共通カードの使用額として共通カー
ド総合管理手段900に送信する。一方、払出制御手段
251〜254は、伝送されてきた引落有価価値に相当
する遊技媒体に相当する得点をクレジット数に加算更新
する。そして、クレジット数の方から一部引落して、そ
の引落された有価価値に相当する遊技媒体としてのパチ
ンコ玉の払出供給が行なわれ、その払出された玉を遊技
領域32に発射して遊技が可能となる。
【0029】遊技機1には、払出制御手段251〜25
4の他に、遊技制御手段(200,100)と表示制御
基板120に設けられている表示制御手段120,12
3と集積回路内蔵型記録媒体制御手段の一例のICカー
ド制御手段241〜244と通信制御手段350(53
B)とが設けられている。
【0030】一方、遊技終了時点におけるクレジット数
等の遊技結果としての有価価値は、遊技者が遊技結果記
録媒体の一例の第1ICカード300Aを遊技機1に挿
入することによりその第1ICカード300Aに記録さ
せて排出させることができる。その場合には、まず集積
回路内蔵型記録媒体発行手段の一例のICカード発行手
段400に補償金に相当する貨幣を投入して第1ICカ
ード300Aを発行してもらう。ICカード発行手段4
00は、遊技者に第1ICカード300Aを発行する毎
に、その発行した第1ICカード300Aのカード番号
等の情報を監視データ管理手段500に送信する。
【0031】そして発行された第1ICカード300A
を遊技機に挿入することにより前記遊技結果としての有
価価値がICカード制御手段241〜244により第1
ICカード300Aに記録されて排出される。この排出
された第1ICカード300Aを使用して遊技を行ない
たい場合には、遊技場に設置されている複数台の遊技機
のうちから遊技したい遊技機1を選び、その遊技機1に
第1ICカード300Aを挿入する。すると、その挿入
された第1ICカード300AがICカード制御手段2
41〜244により読取られる。ICカード制御手段2
41〜244は、読取った第1ICカード300Aの記
録データに含まれている有価価値としての残高データの
範囲内で遊技ができるように遊技制御手段200に遊技
許容情報を出力する。その結果、遊技機1による遊技が
許容された状態となる。一方、ICカード制御手段24
1〜244は、第1ICカード300Aに記録されてい
る残高データの範囲内でその一部を引落として引落し額
に相当するパチンコ玉を払出すための指令信号を払出制
御手段251〜254に与えられる。払出制御手段25
1〜254は、その指令信号に従って引落額に相当する
パチンコ玉を払出し、その払出し玉を使用して打玉を遊
技領域32(図4参照)に弾発発射できる状態となる。
【0032】遊技領域に打込まれた打玉が始動入賞領域
に入賞すれば、遊技制御手段200から可変表示制御信
号が表示制御手段122,123に与えられる。表示制
御手段122,123はこの制御信号に基づいて可変表
示装置33(図4参照)を可変表示制御する。
【0033】一方、遊技領域に打込まれた打玉が入賞す
れば、その入賞情報が払出制御手段251〜254から
遊技制御手段200に与えられ、遊技制御手段200
は、その入賞情報に相当する個数の賞球個数情報を払出
制御手段251〜254に与える。払出制御手段251
〜254は、その賞球個数情報に従ってその賞球個数に
相当する得点をクレジット数に加算更新する制御を行な
う。一方、クレジット数が残存している場合には、この
遊技機1においては、カード残高よりもそのクレジット
数のほうから一部引落としてその引落された有価価値に
相当する打玉の払出し供給を行なうことができるように
構成されており、そのクレジット数からの引落しが行な
われた場合にはクレジット数の減額更新が払出制御手段
251〜254により行なわれる。払出制御手段251
〜254は、このクレジット数からの引落データと入賞
が発生した場合の入賞情報とをICカード制御手段24
1〜244に与え、ICカード制御手段241〜244
では、クレジット数の加減算更新の演算を独自に行な
う。ICカード制御手段241〜244は、打玉が所定
個数(たとえば10個)遊技領域に打込まれる毎に遊技
場にとって利益となる利益情報を通信制御手段350
(53B)に送信する。一方、打玉の入賞に伴なうクレ
ジット数の加算更新が所定の得点(たとえば10点)に
なる毎にICカード制御手段241〜244は通信制御
手段350(53B)に遊技場にとって不利益となる不
利益情報を出力する。
【0034】次に、遊技終了時においては、ICカード
制御手段241〜244によりその遊技終了時点におけ
るクレジット数等の遊技結果としての有価価値が記録さ
れた第1ICカード300Aが遊技者に排出される。遊
技者が、その排出された第1ICカード300AをIC
カード精算手段450に挿入すると、第1ICカード3
00Aの残高と前記保証金に応じた金額が遊技者に返還
されるとともに遊技終了時点における遊技結果としての
有価価値が記録された記録媒体の一例のレシートが遊技
者に払出される。遊技者は、その払出されたレシートを
カウンタ等に持参してその有価価値の範囲内で景品交換
することが可能となる。ICカード精算手段450は、
精算されたICカードの残高データや遊技結果としての
有価価値データ等のカード精算情報を監視データ管理手
段500に送信する。
【0035】一方、ICカード制御手段241〜244
は、第2ICカード300B,第3ICカード300
C,第4ICカード300D,第5ICカード300E
が挿入されれば、それらのICカード300B〜300
Eの記録情報も読取る。第2ICカード300Bは遊技
場用に発行されたカードであり、遊技場において遊技機
1を保守点検するためのものである。第3ICカード3
00Cは遊技機販売店よに発行されたカードであり、遊
技機販売店が遊技機1を保守点検,修理するためのもの
である。第4ICカード300Dは遊技機メーカーのた
めに発行されたカードであり、遊技機メーカーが遊技機
1を保守点検,修理するためのものである。第5ICカ
ード300Eは第三者監視機関用に発行されたカードで
あり、第三者監視機関が遊技機1をチェックして監視で
きるようにするためのものである。ICカード制御手段
241〜244は、第2ICカード300B〜第5IC
カード300EのそれぞれのICカードのレベルに応じ
て、前述した取外・開封許容情報を、遊技制御手段20
0,払出制御手段251〜254,表示制御手段12
2,123に与える。また、第2ICカード300B〜
第5ICカード300Eを用いることなくあるいは各I
Cカードのレベルを超えて不正に外部接続手段の接続状
態の解除や基板収容体の開封が行なわれた場合ににおい
て、その不正が遊技制御基板100において行なわれた
場合には、不正取外・開封情報が遊技制御手段200か
ら通信制御手段350(53B)に出力される。また前
記不正取外しや不正開封が表示制御基板120や払出制
御基板130において行なわれた場合にも、表示制御手
段122,123や払出制御手段251〜254から不
正取外・開封情報が通信制御手段350(53B)に出
力される。
【0036】前記第1ICカード300A〜第5ICカ
ード300Eには、ID情報も記録されており、ICカ
ード制御手段241〜244は、このカードに記録され
ているカードID情報を読取り、通信制御手段350
(53B)に出力する。通信制御手段350(53B)
は、ICカード制御手段241〜244や各種制御手段
200,122,123,251〜254から与えられ
た各種情報、すなわち、カードID情報,不利益情報,
利益情報,不正取外・開封情報を監視データ管理手段5
00に出力する。監視データ管理手段500は、第三者
監視機関に設置されている監視データ総合管理手段60
0に、送信されてきたカード売上情報,カード精算情
報,カードID情報,不利益情報,利益情報,不正取外
・開封情報を送信する。
【0037】図4は、遊技機の一例のパチンコ遊技機1
を示す正面図である。パチンコ遊技機1の図示左側に
は、共通カード処理機700が設置されている。この共
通カード処理機700には、前記共通カード制御手段7
05により制御されるカードリーダライタ703が設け
られており、カード挿入・排出口702内に挿入された
共通カードに記録されている記録情報がこのリーダライ
タ703により読取られる。その読取られた記録情報に
よって特定される有価価値としてのカード残高が一部引
落されて、前述したように遊技機1による遊技に用いら
れる。図中、701は使用可表示器であり、共通カード
処理機700が使用可能なときに点灯または点滅表示す
る。704は端数表示スイッチであり、挿入された共通
カードの記録情報により特定される有価価値(カード残
高)において、前述した遊技に使用するために引落され
る引落額では割り切れない端数が生ずる場合に、その端
数を表示するためのスイッチである。
【0038】パチンコ遊技機1の前面枠2には、扉保持
枠3が設けられており、この扉保持枠3にガラス扉枠4
と前面扉板5とが開閉自在に設けられている。ガラス扉
枠4は、遊技盤30の前面側に形成されている遊技領域
32を視認可能に覆うものである。
【0039】このパチンコ遊技機1は、共通カード75
0あるいは第1ICカード300Aを用いて遊技が可能
となるカード対応型遊技機である。このパチンコ遊技機
1には、ICカード処理装置(カードユニット)50が
設けられており、遊技をせんとする遊技者は、図3にお
いて説明した遊技結果としての有価価値(遊技結果価
値)である持点データ(クレジット数データ)が記録さ
れた第1ICカード300AをICカード差込口55に
挿入することにより遊技が可能となる。一方、前述した
ように共通カード処理機700に共通カード750を挿
入すると、カード挿入表示器25が点灯してカードが挿
入されている旨が表示されるとともに、その挿入された
カードに記録されている有価価値であるカード残高がカ
ード残高表示器16により表示される。そして、そのカ
ード残高が残っている場合でかつ引落操作が可能な場合
には、引落可表示器25が点灯される。この引落可表示
器25は引落操作ができる旨を点灯表示するものであ
る。遊技者がこの引落可表示器25の点灯していること
を確認して引落スイッチ17を押圧操作すると、予め設
定されている1回の引落操作により引落とされる額(以
下、単に引落額という)がカード残高から引落とされて
それに相当する数のパチンコ玉が打球供給皿6内に払出
される。この引落額は、ロータリースイッチ等からなる
引落額設定スイッチ54(図5参照)によりたとえば1
00円〜500円までの5種類の中から予め設定されて
いる。そして、引落額の引落しにより共通カード750
のカード残高がその引落額分だけ減額更新される。その
減額更新されたカード残高がカード残高表示器16によ
り表示される。
【0040】引落スイッチ17が操作されてカード残高
から引落とされてその引落額に相当する数の玉が打球供
給皿6内に供給された状態で遊技者が操作ハンドル21
を操作すれば、打球供給皿6内の貯留整列路8で整列さ
れたパチンコ玉が1つずつ遊技領域32内に打込まれ
る。遊技領域32内には、複数種類の識別情報を可変表
示可能な可変表示装置33が設けられている。遊技領域
32内には、さらに始動入賞口34が設けられており、
この始動入賞口30にパチンコ玉が入賞すれば、可変表
示装置33の表示画面33Aが可変開始し、複数種類の
識別情報の一例の図柄が可変表示された後停止制御され
る。なお、可変表示装置33の可変表示中に再度打玉が
始動入賞口34に入賞すれば、その始動入賞が記憶され
て、可変表示装置33の可変表示が停止した後再度可変
表示が開始可能な状態となってから、前記始動入賞記憶
に基づいて再度可変表示される。その始動入賞の記憶値
が始動入賞記憶表示器49により表示される。この始動
入賞記憶は、たとえば最大4個の始動入賞を記憶できる
ように構成されており、4個を上限とし、始動入賞があ
る毎に「1」ずつ加算記憶されるともに、可変表示装置
33が可変開始される毎に「1」ずつ減算更新される。
なお、可変表示装置33は、本実施例においては液晶表
示装置で構成したものを示すが、その他に、7セグメン
ト,蛍光表示管,LED,エレクトロルミネッセンス等
の表示装置を用いたものであってもよく、また、ドット
マトリックス方式の可変表示装置であってもよく、さら
には、回転ドラム式の可変表示装置であってもよい。さ
らに、常時可変表示しているものであってもよく、その
場合には始動入賞により明るさあるいは可変表示の速度
を変化させて再可変表示された旨がわかるように構成す
るのが望ましい。
【0041】この可変表示装置33は、上,中,下段の
横方向3本と左,中,右の縦方向3本と斜め対角線上の
2本との合計8本の当たりラインが定められており、表
示結果がそのいずれかの当たりライン上において予め定
められた特定の表示態様(777)となれば、可変入賞
球装置35の開閉部材36が開成して打玉が入賞可能な
遊技者にとって有利な第1の状態となり、大当り状態と
なる。この可変入賞球装置35の開閉部材36は、通常
時は閉成状態となっているが、可変表示装置33の表示
結果が前記特定の表示態様となることにより、後述する
ソレノイド37(図7参照)が励磁されて開閉部材36
が開成する。この開閉部材36が開成しているときに、
パチンコ玉が可変入賞球装置35内に入賞すれば、その
入賞玉が入賞玉検出器39あるいは特定入賞玉検出器3
8(図7参照)により検出される。この可変入賞球装置
35の第1の状態は、打玉が所定個数(たとえば10
個)入賞するかあるいは第1の状態となった後に所定時
間(たとえば30秒間)経過するかのうちいずれか早い
ほうの条件が成立することにより終了し、閉成状態とな
る。この可変入賞球装置35内に入賞したパチンコ玉が
特定入賞口(Vポケット)に入賞すれば、V入賞玉検出
器(特定入賞玉検出器)38により検出され、その検出
出力に基づいて、可変入賞球装置35の第1の状態が終
了した後再度開閉部材36が開成した第1の状態となる
繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上
下回数はたとえば16回に定められている。
【0042】遊技領域32には、さらに通常の入賞口4
2a,42bが設けられているとともに、ラッキーナン
バー表示器48A〜48Hが設けられている。このラッ
キーナンバー表示器48A〜48Hは、可変表示装置3
3の表示結果が特定の表示態様(たとえば777)とな
った場合には、可変表示され、その表示結果が、遊技場
が定めたラッキーナンバーと一致した場合には、遊技者
に特別のサービスとしてある特典が与えられる。この特
典は、たとえば、その回の大当りの発生に伴って付与さ
れた有価価値を景品交換することなく引続き遊技に使用
できる等である。
【0043】遊技領域32内に打込まれたパチンコ玉が
いずれかの入賞領域あるいは可変入賞球装置35内に入
賞すれば、その入賞箇所において予め定められた賞球個
数に相当する得点がクレジット数に加算更新される。打
球供給皿6には、モード切換スイッチ10が設けられて
おり、遊技者がこのモード切換スイッチ10を押圧操作
することにより、クレジット数からの引落しを自動的に
引落とすか手動操作を待って引落とすかのモード切換が
行なわれる。また打球供給皿6には、モード切換スイッ
チ18が設けられており、このモードスイッチ18を押
圧操作することにより、挿入されている共通カード75
0のカード残高から自動的に引落とすかまたは手動操作
を待って引落とすかのモード切換が可能となる。モード
切換スイッチ10およびモード切換スイッチ18を操作
して両者ともに手動引落モードにセットされている状態
で、打球供給皿6内のパチンコ玉がなくなれば、遊技者
は引落スイッチ15または引落スイッチ17のいずれか
一方を操作する。遊技者が引落スイッチ17を押圧操作
すれば、挿入されている共通カード750のカード残高
から有価価値の一部が引落とされてその引落額に相当す
る個数のパチンコ玉が打球供給皿6内に払出される。一
方、遊技者が引落スイッチ15を押圧操作した場合に
は、パチンコ玉の入賞等に伴って加算更新されているク
レジット数から一部の有価価値が引落とされてその有価
価値に相当する数のパチンコ玉が打球供給皿6内に払出
される。
【0044】遊技者がモード切換スイッチ10を操作し
てクレジット数からの自動引落モードにセットするとと
もに、モード切換スイッチ18を操作してカード残高か
らの自動引落モードにセットしている場合において、打
球供給皿6内の玉流下上手側位置に設けられている玉欠
乏検出器(1)9bにより玉の欠乏状態が検出されれ
ば、クレジット数がある場合のそのクレジット数の方か
ら優先的に有価価値の一部が引落とされて打球供給皿6
内にパチンコ玉が払出される。一方、クレジット数がな
くなれば、玉流下下手側位置に設けられている玉欠乏検
出器(2)9aの玉欠乏状態の検出に基づいて、挿入さ
れている共通カード750のカード残高から引落とされ
てパチンコ玉が打球供給皿6内に払出される。また、モ
ード切換スイッチ10によりクレジット数からの自動引
落モードにセットされ、かつモード切換スイッチ18に
よりカード残高からの手動引落モードにセットされてい
る場合において、玉欠乏検出器(1)9bにより玉欠乏
状態が検出されれば、クレジット数からの自動引落に伴
なうパチンコ玉の打球供給皿6内への払出しが行なわれ
るともに、クレジット数がなくなった段階で自動的な玉
の打球供給皿6内への払出しがストップし、引落スイッ
チ17の操作を待ってカード残高からの引落しに伴なう
パチンコ玉の打球供給皿6内への払出しが行なわれる。
さらに、モード切換スイッチ10によりクレジット数か
らの手動引落モードにセットされ、モード切換スイッチ
18によりカード残高からの自動引落モードにセットさ
れている場合においては、打球供給皿6内のパチンコ玉
が欠乏したとしても自動的に玉の払出しは行なわれず、
遊技者の引落スイッチ15の操作を待ってクレジット数
からの引落しに伴なうパチンコ玉の打球供給皿6内への
払出しが行なわれる。一方、クレジット数がなくなった
場合には、玉欠乏検出器(2)9aの玉欠乏状態の検出
に伴ってカード残高からの自動引落に伴なう打球供給皿
6内への自動的な玉の払出しが行なわれる。なお、モー
ド切換スイッチ10やモード切換スイッチ18は、たと
えば手動モードの状態において、1回押圧操作すること
により、自動モードに切換わり、もう一度押圧操作する
ことにより手動モードに切換わるように構成されてい
る。
【0045】なお12はモード表示器であり、クレジッ
ト数からの引落が自動引落モードになっているか手動引
落モードになっているかを表示するためのものであり、
たとえば自動引落モードになっているときにのみ点灯す
る。また24はモード表示器であり、カード残高からの
引落が自動引落モードになっているか手動引落モードに
なっているかを表示するためのものであり、たとえば自
動引落モードになっている場合にのみ点灯する。また2
6はクレジット数からの引落が可能である旨を表示する
ための引落可表示器であり、25はカード残高からの引
落が可能である旨を表示する引落可表示器であり、遊技
者は、この引落可表示器16の点灯によりクレジット数
からの引落が可能であることを確認して引落スイッチ1
5を押圧操作し、引落可表示器25の点灯によりカード
残高からの引落が可能であることを確認して引落スイッ
チ17を押圧操作する。なお、打球供給皿6は遊技者が
貯留されている玉を視認することはできるが遊技者が玉
を取出せない構造になっている。そして、遊技者が引落
スイッチ15あるいは引落スイッチ17を連続して何回
も押圧操作した場合には、打球供給皿6内のパチンコ玉
が満杯となるおそれがあり、打球供給皿6内のパチンコ
玉が満杯となりそれ以上払出せなくなった余剰玉は、余
剰玉払出口14から余剰玉受皿20に払出される。この
余剰玉受皿20も遊技者が貯留玉を視認することはでき
るが遊技者がその貯留玉を取出せない構造になってい
る。
【0046】図中、7は景品玉出口であり、この景品玉
出口7から景品玉が打球供給皿6内に払出される。また
31は誘導レールであり、弾発発射されたパチンコ玉が
この誘導レール31の間を通って遊技領域32内に打込
まれる。43は払出ランプであり、景品玉が払出される
ときに点灯または点滅表示する。44は玉切れランプで
あり、玉タンク61(図5参照)内のパチンコ玉が欠乏
したときに点灯または点滅するものである。22は枠ラ
ンプである。23A〜23Fはアナログ表示器であり、
記録されているクレジット数をアナログ的に表示するも
のであり、クレジット得点が大きくなるに従って23A
→23Fの方向に点灯する。また、各ランプ23A〜2
3Fの前面には有色透明のランプカバーが設けられてお
り、ランプ毎に色分けされている。52は端数表示スイ
ッチであり、カード残高表示器16により表示される挿
入カードの現時点における残高に予め定められた単位数
(たとえば100円)未満の端数が生じた場合に表示桁
を切換えることによりその予め定められた単位数(たと
えば100円)未満の端数を表示させるためのものであ
る。つまり、貸玉レートが変更されて貸出されるパチン
コ玉の金銭等価価値が変わったこと等に起因して予め定
められた単位数(たとえば100円)未満のカード残高
が生ずる場合にこの端数表示スイッチ52を切換える
と、まず10000円単位の残高がある場合には端数を
切捨ててカード残高表示器16により点滅表示され、1
0000円単位の残高がなくなった時点で自動的に表示
器が切換わり100円未満の端数まで点灯表示される。
このカード残高表示器16は幕板等に設けてもよい。図
中29は灰皿である。27は液晶表示装置からなるメッ
セージ表示器であり、種々のメッセージが遊技者に表示
される。
【0047】余剰玉受皿20の下方には玉抜き操作レバ
ー28が設けられており、この玉抜き操作レバー28を
操作することにより、余剰玉受皿20内の余剰玉が回収
されて、その回収時に計数された玉数に相当する得点が
クレジット数に加算更新される。遊技者が前記第1IC
カード300AをICカード差込口55に挿入して精算
スイッチ52を押圧操作すれば、遊技終了時点における
カード残高と遊技終了時点におけるクレジット得点とが
記録された第1ICカード300AがICカード差込口
55から遊技者に排出される。なお、打球供給皿6や余
剰玉受皿20内にパチンコ玉が存在する状態で精算スイ
ッチ52を押圧操作すれば、打球供給皿6内や余剰玉受
皿20内の余剰玉が自動的に回収されてその回収時に計
数された玉数に相当する得点がクレジット数に加算更新
され、その加算更新された後のクレジット数が第1IC
カード300Aに記録されて排出される。なお、パチン
コ遊技機の他の例として、玉を1発打つごとに挿入され
たカードのカード残高から玉1発分減算するとともに、
打玉の入賞に伴なって得点を加算更新し、遊技終了時に
おける得点を第1ICカード300Aに書込んで排出す
るといういわゆる完全カード式の遊技機であってもよ
い。
【0048】図5は、パチンコ遊技機1の一部内部構造
を示す背面図である。パチンコ機1の横に設置された共
通カード処理機700には、カードリーダライタ703
と、そのカードリーダライタ703を制御するためのカ
ードリーダライタ制御基板705と、通信制御基板70
6と、コネクタ134Dと、ロータリスイッチ707と
が設けられている。このロータリスイッチ707は、遊
技場の係員によって操作され、前記共通カードのカード
残高から一部有価価値を引落して遊技に使用する際の引
落金額を入力設定するためのものである。前記コネクタ
134Dは、コネクタ134Bと電気的に接続されてお
り、通信制御基板706と遊技機1に設けられている払
出制御基板130とを電気的に接続するためのものであ
る。
【0049】パチンコ遊技機1の裏面側には、遊技盤を
取付け固定するための回動レバー70が設けられてお
り、ミドルプレート69の裏面側から遊技盤30を挿入
して位置決めした状態で回動レバー70を回動すること
により、遊技盤30がミドルプレート69側に押付られ
た状態で固定される。68は機構板止着部材であり、機
構板60をパチンコ遊技機1の背面に取付けるためのも
のである。遊技盤30の裏面側には、機構板60が設け
られている。この機構板60の上方部分には、玉タンク
61が配設されており、遊技機設置島から供給されるパ
チンコ玉をこの玉タンク61内に貯留し、玉整列レール
62で整列しながら玉払出装置63に供給する。
【0050】90は打球発射装置であり、操作ハンドル
21(図4参照)が回動操作されることにより、打球発
射モータ(ハンドルモータ)91の駆動力を利用して打
球ハンマーが間欠揺動し、パチンコ玉が1つずつ遊技領
域32内に打込まれる。図中101は基板収容体の一例
である遊技制御基板ボックスであり、この遊技制御基板
ボックス101内に遊技制御基板100が収納されてい
る。遊技制御基板100は、可変表示装置33のLCD
ユニット33Bを制御したり、可変入賞球装置35を駆
動制御したりする等の、遊技状態の制御を行なうための
ものである。遊技制御基板ボックス101の下方位置に
は、基板収容体の一例の払出制御基板ボックス131が
設けられており、この払出制御基板ボックス131内に
払出制御基板130が設けられている。この払出制御基
板130により、玉払出装置63が制御されてパチンコ
玉の打球供給皿6内への払出制御が行なわれる。遊技制
御基板ボックス101の上方位置には、中継基板47が
設けられており、遊技制御基板100と遊技盤面の各種
ランプやLEDやスイッチ等がこの中継基板47により
中継される。
【0051】払出制御基板ボックス131の図示右方向
には、入賞玉処理装置64が設けられており、遊技領域
に設けられた種々の入賞領域や可変入賞球装置内に入賞
した入賞玉がこの入賞玉処理装置64に導かれ、入賞玉
1個宛処理される。その入賞玉の1個宛処理に基づい
て、入賞玉に対応する点数がクレジット数に加算される
とともに、クレジット数の引落条件の成立により遊技玉
が玉払出装置63から打球供給皿6内に払出される。カ
ードユニット50は、ICカード処理装置50Aと通信
処理装置50Bとに分割構成されている。ICカード処
理装置50Aは、ICカード差込口55から挿入された
ICカードに記録されている記録情報を読取るとともに
カード残高等の情報を更新して書込むための制御を行な
うICカード制御基板53Aが設けられている。さらに
ICカード処理装置50Aには、引落額設定スイッチ5
4が設けられており、この引落額設定スイッチを遊技場
の係員が操作することにより、前述した引落額を変更設
定することができる。
【0052】また、ICカード処理装置50Aには、機
種コード設定スイッチ799が設けられており、このI
Cカード処理装置50Aが設けられている遊技機1の機
種を遊技場の係員が入力設定できるように構成されてい
る。遊技場に設置される遊技機1の機種はたとえば4種
類あり、ロータリースイッチからなる機種コード設定ス
イッチ799を操作することにより、その4種類の機種
の中から該当する1種類が入力設定できる。
【0053】通信処理装置50Bには、通信制御基板5
3Bと処理器使用可表示器51とが設けられている。I
Cカード処理装置50A,通信処理装置50Bには、そ
れぞれカードユニット錠56A,56Bが設けられてお
り、これらのカードユニット錠56A,56Bに遊技場
の係員が所定の鍵を挿入して解錠操作することにより、
ICカード処理装置50A,通信処理装置50Bがそれ
ぞれ独自にパチンコ遊技機1から引抜いて取出すことが
できる。その引抜操作を行ないやすくするために、取手
57A,57Bが設けられている。
【0054】遊技制御基板ボックス101には、特定遊
技状態の発生確率を可変設定可能な確率可変設定操作手
段の一例の確率設定スイッチ88が設けられており、遊
技場の係員がこの確率設定スイッチ88に所定の鍵を挿
入して操作することにより、大当り発生確率がたとえば
3段階に変更設定することができる。この大当り発生確
率とは、前述した可変表示装置33の表示結果が予め定
められた特定の表示態様(たとえば777)となる確率
である。確率設定スイッチ88の操作により確率が高,
中,低の3段階で変更設定され、現時点の変更設定され
た確率が設定表示器89の選択点灯により表示される。
可変表示装置33の表示結果が特定の表示態様のうちの
ある定められた特別の表示態様(確率変動図柄)となっ
た場合には、以降の大当りが発生する確率が向上するの
であり、この大当りが発生する確率が向上した状態を確
率変動中という。この確率可変設定操作手段は、遊技者
が操作できず遊技場の係員が操作可能な位置に設けられ
ている。
【0055】LCDユニット33Bの裏面側には、表示
制御基板120が設けられており、遊技制御基板100
から送られてきた表示制御指令信号に基づいてこの表示
制御基板120が動作し、可変表示装置33で表示させ
るべき図柄等のデータを生成してその図柄を可変表示制
御する。
【0056】遊技制御基板100と払出制御基板130
とが、コネクタ104B,104Dにより電気的に接続
されている。遊技制御基板100と中継基板47とが、
コネクタ103Bとコネクタ103Dとにより電気的に
接続されている。遊技制御基板100と表示制御基板1
20とがコネクタ102Bと102Dとにより電気的に
接続されている。なお33Cは、LCDユニット33B
の裏面側に形成された開口であり、この開口33Cから
コネクタ102Dを差込んで表示制御基板120に電気
的に接続された状態とする。遊技制御基板100とIC
カード処理基板53Aとがコネクタ107Bとコネクタ
107Dとにより電気的に接続されている。表示制御基
板120とICカード処理基板53Aとがコネクタ33
Bとコネクタ33Dとにより電気的に接続されている。
図中121Bは開口であり、この開口120Bからコネ
クタ33Dを差込んで表示制御基板120と電気的に接
続された状態にする。払出制御基板130とICカード
処理基板53Aとがコネクタ132Bとコネクタ132
Dとにより電気的に接続されている。図中131Aは開
口であり、この開口131Aからコネクタ132Bを差
込んで払出制御基板130と電気的に接続された状態と
する。払出制御基板130と入賞玉処理装置64とがコ
ネクタ133Bにより電気的に接続されている。さらに
パチンコ遊技機1の図5における右上箇所に、ターミナ
ルボックス65が設けられており、このターミナルボッ
クス65に電源端子66が設けられており、この電源端
子66にAC24Vの電源が接続される。図中67は電
源スイッチであり、この電源スイッチ67をON,OF
Fすることにより、パチンコ遊技機1の電源をON,O
FF切換えすることができる。遊技制御基板100と電
源端子66とが、コネクタ106B,電源スイッチ67
を介して電気的に接続されている。電源端子26にAC
24Vの電源を接続した状態で電源スイッチ67をON
に切換えれば、AC24Vがコネクタ106Bを介して
遊技制御基板100に供給される。
【0057】前記コネクタ107B,121B,132
Bは、それぞれの制御基板ボックス内に収容され、開口
33D,131A,切欠部111からケーブルのみが外
部に引出されている。またICカード処理装置50Aお
よび通信処理装置50Bはブラックボックス化されてお
り、監視データ管理手段500とともに第三者監視機関
により管理されている。またICカード処理基板53A
および通信処理装置50Bは独立した電源を有してお
り、電源スイッチ67をOFFにしたまま取外し作業や
開封作業を行なうことができる。前記コネクタ102
B,103B,104Bにより、前述した外部接続手段
が構成されている。なお、図中、71は機構板60の開
口であり、45は、入賞玉を集合させて入賞玉処理装置
64に導くための入賞玉集合カバーである。
【0058】図6は、遊技制御基板ボックスの分解斜視
図である。遊技制御基板ボックス101は、収納ボック
ス本体101A、透明板101Bおよび透明カバー体1
01Cを備えている。収納ボックス本体101Aは、導
電性を有するようにするために、たとえばポリプロピレ
ンにカーボンを混ぜた合成樹脂で形成されている。この
樹脂の色は黒色である。なお、導電性を有する金属板で
構成してもよい。また、透明板100Bおよび透明カバ
ー体101Cは、ポリカーボネイト等で透明に形成され
ている。
【0059】なお、透明板101Bや透明カバー体10
1Cを不透明な材質で構成してもよい。
【0060】収納ボックス本体101Aの底板には、取
付ボス156が設けられている。また、透明板101B
の四隅には嵌合部114が設けられている。嵌合部11
4を取付ボス156に嵌め込むことにより、透明板10
1Bが収納ボックス本体101Aに取付けられる。遊技
制御基板100の四隅には、取付孔121が設けられて
いる。ビス113をこの取付孔121,嵌合部114を
介して取付ボス156にねじ込むことにより、遊技制御
基板100を収納ボックス本体101Aに固定する。収
納ボックス本体101Aの底板には、開口部154,1
55が設けられているので、遊技制御基板100の裏面
の配線パターンを、この開口部154,155から透明
板101Bを介して視認することができる。
【0061】収納ボックス本体101Aの側壁158に
は、係合孔159が設けられており、透明カバー体10
1Cに設けられた係合片75がその係合孔159に挿入
される。そして、収納ボックス本体101Aに設けられ
たビス孔160と係合片75に設けられたビス孔76と
にビス161をねじ込むことにより、透明カバー体10
1Cを収納ボックス本体101Aに固定する。
【0062】収納ボックス本体101Aの側壁部分には
切欠き部158aが形成されている。遊技制御基板10
0を収納ボックス本体101A側に固定した状態で端子
102A,103A,104A,105A,106Aが
この切欠き部158aの近傍に臨む状態となり、外部機
器との接続のためのコネクタをこの切欠き部158aか
ら抜き差し操作しやすいように構成されている。収納ボ
ックス本体101Aの側壁部分にはさらに押さえ片15
8bが形成されている。この押さえ片158bは、端子
102A,104A,105A,106Aに差し込まれ
たコネクタを引き抜くときに遊技制御基板100が浮き
上がるのを押さえて防止するためのものである。
【0063】透明カバー体101Cと収納ボックス本体
101Aとにわたって封印シール80が貼られている。
さらに、透明カバー体101Cには、切欠部111が設
けられており、透明カバー体101Cの組付け状態で、
この切欠部111を通してコネクタを挿入して端子10
7Aにそのコネクタを接続することができる。
【0064】透明カバー体101Cと収納ボックス本体
101Aには、それぞれ、多数の放熱孔77,163が
設けられている。この放熱孔77,163によって遊技
制御基板100上に設けられた電子装置からの熱を外部
に逃がす。なお、放熱孔77,163は、透明カバー体
101C,収納ボックス本体101Aの全体に形成され
ており、図6ではそれが省略されている。透明カバー体
101Cの裏面側にはコネクタ109が設けられてお
り、透明カバー体101Cの組付け状態でこのコネクタ
109が遊技制御基板100に設けられた端子108に
差し込まれた状態となる。その状態では、遊技制御基板
100上に閉回路が形成され、この閉回路の状態が基板
監視手段225により監視される。透明カバー体101
Cを開封すればこの閉回路が開いた状態となるため、こ
れをもって基板監視手段225が開封を検出する。ま
た、透明カバー体101Cの全面にわたって配線パター
ンを施すとともにその配線パターンに通電し、透明カバ
ー体101Cが不正に破壊された場合には、その配線パ
ターンの切断に伴う通電の遮断を基板監視手段225が
検出し、透明カバー体101Cが破壊されたことを検出
するようにしてもよい。このようにすれば、透明カバー
体101Cが開封されることなく破壊することにより遊
技制御基板100を不正改造することを防止することが
できる。
【0065】機構板60には、基板収納ボックス取付板
81が固定されており、この基板収納ボックス取付板8
1には起立壁83が設けられている。この基板収納ボッ
クス取付板81は、ポリプロピレンにカーボンを混ぜた
合成樹脂または導電性を有する金属板で構成されてい
る。基板収納ボックス取付板81には、1対の取付レー
ル82が設けられている。また、収納ボックス本体10
1Aの底板には1対の摺動部162(1つは図面上省略
されている)が設けられており、収納ボックス本体10
1Aの側壁158を基板収納ボックス取付板81の起立
壁83と当接しながら、収納ボックス本体101Aを図
示右方向へスライドさせると、案内レール82と収納部
162とが噛み合うようになっている。
【0066】収納ボックス本体101Aを基板収納ボッ
クス取付板81に取付ける場合には、側壁158を起立
壁83に当接させながら収納ボックス本体101Aを右
方向へスライドさせる。次に、押圧部84を押し下げる
ことにより係止片85を押し下げ、その状態で基板収納
ボックス本体を右方向へスライドさせる。そして、係合
片85を係合孔157に係合させることにより、収納ボ
ックス本体101Aを基板収納ボックス取付板81に固
定する。
【0067】また、収納ボックス本体101Aを取外す
場合は、押圧部84を図示下方へ押し下げることによ
り、係合片85と係合孔157との係合を解除し、収納
ボックス本体101Aを左側にスライドさせれば、収納
ボックス本体101Aを簡単に取外すことができる。ま
た、基板収納ボックス取付板81には、開口部86,8
7が設けられている。収納ボックス本体101Aと機構
板60との間にパチンコ玉が溢れ落ちて入り込んだ場合
には、遊技制御基板ボックス101を取外せばそのパチ
ンコ玉を開口部86,87から取外すことができる。な
お、遊技制御基板100を複数枚に分割したものを遊技
制御基板ボックス101に収納して一体的に遊技機に対
し着脱してもよい。また、遊戯制御基板100と表示制
御基板120と払出制御基板130とを1枚あるいは2
枚の基板にまとめて構成してもよい。また、それらの基
板を1つの基板収容体に収容するようにしてもよい。
【0068】図7は、遊技制御基板に設けられた各種電
気機器およびそれらに接続された各種機器の回路を示す
ブロック図である。
【0069】図7に示す制御回路は、その一部が遊技制
御基板100に設けられており、各種機器を制御するた
めのプログラムに従って遊技制御マイクロコンピュータ
200が動作する。この遊技制御マイクロコンピュータ
200には、CPU201,RAM203,EEPRO
M202,I/Oポート204,サウンドジェネレータ
205,クロック発生回路206が含まれている。ま
た、遊技制御基板100には、電源投入時に遊技制御マ
イクロコンピュータ200にリセットパルスを与えるた
めの定期リセット回路207と、クロック発生回路20
6から与えられるクロック信号を分周して定期的(たと
えば2msec毎)にリセットパルスを遊技制御マイク
ロコンピュータ200のCPU201に与えるパルス分
周回路からなる定期リセット回路208と、遊技制御マ
イクロコンピュータ200からのアドレスデータをデコ
ードし、遊技制御マイクロコンピュータ200内のRA
M203,EEPROM202,I/Oポート204,
サウンドジェネレータ205にそれぞれチップセレクト
信号を与えるアドレスデコード回路209とが設けられ
ている。
【0070】遊技制御基板100には、さらに基板監視
回路225が設けられている。この基板監視回路225
は、制御プログラムを記録するためのROM227とR
AM228とCPU226とI/Oポート229とが設
けられている。CPU226は、ROM227に記録さ
れている制御用プログラムに従って動作し、遊技制御基
板100に不正が施されないように監視する。遊技制御
マイクロコンピュータ200や基板監視回路225に
は、次のような信号が与えられる。
【0071】ICカード制御基板53Aから、コネクタ
107B,取外し・開封許容情報入力回路230を介し
て基板監視回路225に取外・開封許容情報が入力され
るとともにコネクタ107B,遊技許容情報入力回路2
14を介して遊技許容情報が遊技制御マイクロコンピュ
ータ200に入力される。このICカード制御基板53
Aは、制御用プログラムを記録するためのROM242
とその制御用プログラムに従って動作するCPU240
とRAM243とI/Oポート244とコネクタ245
とコネクタ107Dとが設けられている。そして、第1
〜第5のICカード300A〜300Eのうちのいずれ
かのICカード300がICカード差込み口55(図4
参照)に挿入されるが、その挿入されたICカード30
1とコネクタ245とが電気的に接続された状態とな
る。ICカード301は、EEPROM302を有する
MPUが設けられており、ICカード制御基板53Aの
コネクタ245を介して与えられたデータ読取信号をト
リガとして、EEPROM302内に記録されている記
録データをコネクタ245に出力する。
【0072】ICカード300が第1ICカード300
Aの場合には、このEEPROM302内には遊技許容
情報が記録されている。第2ICカード300Bの場合
には、EEPROM302に、表示制御基板の取外しを
許容するための情報と払出制御基板の取外しを許容する
ための情報とが記録されている。第3ICカード300
Cの場合には、EEPROM302に、表示制御基板の
取外しと開封を許容するための情報と払出制御基板の取
外しを許容するための情報とが記録されている。第4I
Cカード300Dの場合には、EEPROM302に、
表示制御基板の取外しと開封を許容するための情報と払
出制御基板の取外しを許容するための情報と遊技制御基
板の取外しを許容するための情報とが記録されている。
第5ICカード300Eの場合には、EEPROM30
2に、表示制御基板の取外しと開封を許容するための情
報と払出制御基板の取外しと開封を許容するための情報
と遊技制御基板の取外しと開封を許容するための情報と
が記録されている。
【0073】払出制御基板130から、コネクタ104
Bを介して、遊技制御基板100と払出制御基板130
とが接続されている旨を表わす接続情報が接続情報入力
回路231を通して基板監視回路225に入力され、か
つ、入賞情報が入賞情報入力回路215を通して遊技制
御マイクロコンピュータ200に入力される。遊技領域
32(図4参照)に打込まれたパチンコ玉が入賞領域あ
るいは可変入賞球装置内に入賞すれば、その入賞情報が
払出制御基板130から遊技制御マイクロコンピュータ
200に入力されるのであり、遊技制御マイクロコンピ
ュータ200では、その入力されてきた入賞情報に相当
する賞球個数情報を割り出し、その割り出された賞球個
数情報を賞球個数情報出力回路216,コネクタ104
Bを介して払出制御基板130に与える。払出制御基板
130では、その与えられた賞球個数情報に応じたクレ
ジット数加算情報をICカード制御基板を介してICカ
ードに記録させる。
【0074】遊技領域32内に打込まれたパチンコ玉が
始動入賞口34(図4参照)に入賞すれば、その始動入
賞玉が始動入賞玉検出器46により検出され、その検出
出力が中継基板47を介してコネクタ103B,スイッ
チ回路218を通って遊技制御マイクロコンピュータ2
00に入力される。中継基板47は、各種表示器に接続
されるコネクタ194と各種検出器に接続されるコネク
タ195と各種情報を出力するためのコネクタ196と
ソレノイドやランプに接続されているコネクタ197と
遊技制御基板100側に接続されるコネクタ103Dと
を有する。そして前述した始動入賞玉検出信号がコネク
タ195,コネクタ103D,コネクタ103B,スイ
ッチ回路218を介して遊技制御マイクロコンピュータ
200に入力される。遊技領域32内に打込まれたパチ
ンコ玉が可変入賞球装置35(図4参照)に入賞すれ
ば、その入賞玉が入賞玉検出器39により検出され、そ
の検出信号がコネクタ195,コネクタ103D,コネ
クタ103B,スイッチ回路218を介して遊技制御マ
イクロコンピュータ200に入力される。可変入賞球装
置35内に進入したパチンコ玉が特定入賞領域(Vポケ
ット)に入賞すれば、そのV入賞玉がV入賞玉検出器3
8により検出され、その検出信号がコネクタ195,コ
ネクタ103D,コネクタ103B,スイッチ回路21
8を介して遊技制御マイクロコンピュータ200に入力
される。遊技制御マイクロコンピュータ200では、入
力されてきた始動入賞玉検出信号に基づいて、始動入賞
があったことを記憶し、その始動入賞記憶値を表示する
ための表示用信号をLED回路217,コネクタ103
B,コネクタ103D,コネクタ194を介して始動記
憶表示器49に出力する。遊技制御マイクロコンピュー
タ200は、入力されてきたV入賞信号に基づいて、V
入賞があったことを表示するための表示制御信号をLE
D回路217,コネクタ103B,コネクタ103D,
コネクタ194を介してV入賞表示器191に出力す
る。遊技制御マイクロコンピュータ200は、遊技状態
に応じて、装飾LEDを表示制御するための信号をLE
D回路217,コネクタ103B,コネクタ103D,
コネクタ194を介して装飾LED192に出力する。
【0075】スイッチ回路218には、確率設定スイッ
チ88(図5参照)が接続されている。遊技制御基板1
00には、前記確率可変設定操作手段により入力設定さ
れた確率を記憶する設定確率記憶手段の一例のEEPR
OM210とデータ入力回路211とデータ出力回路2
12とが設けられており、パチンコ遊技機1の電源投入
時に、このEEPROM210に記憶されている大当り
発生確率データがデータ入力回路211を介して遊技制
御マイクロコンピュータ200に入力される。その入力
された確率データはI/Oポート204,CPU201
を介してRAM203にロードされる。この確率データ
は、それぞれに、少し高い第1の確率データ(設定1)
と中程度の第2の確率データ(設定2)と少し低い第3
の確率データ(設定3)との3種類があり、そのうちの
いずれか1つの確率データがEEPROM204に記憶
されている。
【0076】RAM203にロードされた確率データが
第1の確率データ(設定1)であったと仮定し、その状
態で確率設定スイッチ88が操作されたときを説明す
る。確率設定スイッチ88は、ノーマル位置(ノーマル
モード)と設定位置(設定モード)と確認位置(確認モ
ード)との3つの位置で切換えることが可能であり、確
認位置で電源が投入されたことを条件として、ノーマル
モードが設定モードに1回操作された場合には、RAM
203にロードされている確率データのうちCPU20
1で特定されたデータの第1の確率データ(設定1)が
第2の確率データ(設定2)に更新される。その状態
で、さらに確率設定スイッチ88が再度ノーマルモード
から設定モードに操作された場合には、RAM203に
ロードされている第2の確率データ(設定2)が第3の
確率データ(設定3)に更新される。その状態で確率設
定スイッチ88がノーマルモードから設定モードに操作
された場合には、RAM203にロードされている第3
の確率データ(設定3)が第1の確率データ(設定1)
に更新される。そして、確率データの更新が行なわれる
毎にEEPROM210に記憶されている大当り発生確
率データが更新され、確率設定スイッチ88をノーマル
モードにした状態で所定時間(たとえば5秒間)経過し
た場合には、確率データが確定され、現時点におけるE
EPROM210に記憶されている確率データがRAM
203にロードされてそのロードされた確率データを用
いて遊技制御が行なわれる。
【0077】電源投入時に確率設定スイッチ88がノー
マルモードとなっている場合には、確率設定スイッチ8
8の操作による確率データの書換えができない。この実
施例のように、確率データをEEPROM210により
記憶を保持するようにしたために、機械的な記憶保持に
比べて確率の設定値の増減に柔軟に対応できるととも
に、特に、たとえばRAM等に記憶させることに比べ
て、バックアップ電源を必要としないという利点があり
かつ記憶を保持する期間が長くなった場合には有利とな
る。なお、確率設定スイッチ88等からなる確率設定手
段は、各パチンコ遊技機に設ける代わりに、たとえば、
遊技場のホストコンピュータであるホール用管理コンピ
ュータに接続されたキーボード等で構成してもよく、遊
技場の管理室等において各パチンコ遊技機を指定して確
率の設定操作が行なわれるようにしてもよい。この設定
された大当り発生確率を表示するための確率表示用デー
タが遊技制御マイクロコンピュータ200からLED回
路217を介して設定値表示器89に出力される。
【0078】接続情報入力回路232,コネクタ103
B,コネクタ103Dを通る閉回路が構成されており、
基板監視回路225からの電流がこの接続情報入力回路
232,コネクタ103B,コネクタ103Dを通る閉
回路を通って再度基板監視225に戻るように構成され
ている。この状態で、中継基板47と遊技制御基板10
0との接続が解除された場合には、この閉回路が断ち切
られるために、中継基板47と遊技制御基板100との
接続が解除されたことを基板監視回路225が検出する
ことができる。
【0079】遊技制御マイクロコンピュータ200は、
情報出力回路219,コネクタ103B,103D,コ
ネクタ196を介して、大当り情報,確率変動情報,有
効始動入賞情報をホール用管理コンピュータに出力す
る。大当り情報とは、大当りが発生したことを表わす情
報である。なお、大当りの発生したことばかりでなく、
大当りが発生してからそれが終了するまでの時間情報等
の大当りに関連する情報を出力してもよい。確率変動情
報とは、可変表示装置33が予め定められた特別の表示
結果となったことに伴って確率変動状態が発生した場合
に、その確率変動状態が発生したことを表わす情報であ
る。有効始動入賞情報とは、始動入賞口34に入賞した
始動入賞玉のうち、可変表示装置33の可変表示に有効
に利用された始動入賞回数を表わす情報である。前述し
たように、始動入賞記憶の上限値が「4」と定まってい
るために、その上限値を超えてパチンコ玉が始動入賞口
30に入賞したとしてもその超えた始動入賞は無視され
るのであり、その無視された始動入賞回数を差し引いた
実際に可変表示装置33の可変表示に有効に利用された
始動入賞回数のみを有効始動入賞情報としてホール用管
理コンピュータに出力するのである。
【0080】遊技制御マイクロコンピュータ200は、
ランプ・ソレノイド回路220,コネクタ103B,コ
ネクタ103D,コネクタ197を介して、ソレノイド
37にソレノイド励磁用制御信号を与え、装飾ランプ1
93に装飾ランプ点灯または点滅用制御信号を与え、枠
ランプ22に枠ランプ点灯用制御信号を与える。
【0081】表示制御基板120のコネクタ102Dと
遊技制御基板100のコネクタ102Bとが電気的に接
続される。この表示制御基板120は、コネクタ102
Dの他に、サブ基本回路122と画像処理回路123と
を含む。この画像処理回路123と可変表示装置33の
表示用ディスプレイであるLCDディスプレイ33Dと
が接続されている。そして、遊技制御マイクロコンピュ
ータ200からLCD回路221,コネクタ102Bを
介して、表示制御基板120に可変表示制御信号が与え
られる。この表示制御基板120では、与えられた表示
制御信号に従って、サブ基本回路122が、画像処理回
路123を動作制御し、複数種類の図柄をスクロール表
示するためのデータをLCDディスプレイ33Aに出力
する。表示制御基板120と遊技制御基板100とが接
続されていることを表わす接続情報が接続情報入力回路
233を介して基板監視回路225に与えられる。
【0082】遊技制御マイクロコンピュータ200は、
遊技状態に応じて所定の効果音等を出力するための音制
御用信号を音回路213を介してスピーカ19に与え
る。
【0083】基板監視回路225にはコネクタ109
(図6参照)が接続されており、透明カバー体101C
が開封されればコネクタ109を介した通電状態が遮断
されるために、基板監視回路225によりその旨の検出
が可能となる。
【0084】遊技制御基板100には電源回路223が
設けられており、AC24Vの電源がこの電源回路22
3に接続されている。電源回路223では、所定の直流
電流に変換してその直流電流を各種回路や電気機器に供
給する。また電源回路223は、バックアップ電源回路
224にも直流電流を供給し、バックアップ電源回路2
24によりその供給された電力を充電して、充電された
電力がバックアップ電源回路224から基板監視回路2
25に与えられる。バックアップ電源回路224が充電
した状態では、電源をOFFにしたとしても数週間はそ
の充電された電力を基板監視回路225に供給し続ける
ことができる。
【0085】このバックアップ電源回路224は、充電
するものに代えて、電池等で構成してもよい。また、基
板監視回路225には監視の結果、異常が発見された場
合には、制御用プログラム消去用の信号がEEPROM
202に与えられるとともに、CPU201から異常発
生を報知するための警報音発生用制御信号がスピーカ1
9に出力される。その結果、EEPROM202内に記
録されている遊技制御用のプログラムは消去される。さ
らに、図示していないが基板監視回路225には監視の
結果、異常が発見された場合には、その旨を表わす信号
がたとえば他の制御基板の1つである払出制御基板13
0にも送られ、払出制御基板130の監視手段が制御用
プログラム消去用の信号を発生し、EEPROM252
内に記録されている払出制御用プログラムが消去され
る。この消去に際しては、1バイトずつ消去するもので
あってもよく、さらには、一括消去するものあるいはブ
ロック単位で消去するもの(フラッシュ型EEPRO
M)であってもよい。
【0086】なお、表示制御基板120のサブ基本回路
122内の制御用プログラムもEEPROMで記録され
ており、前述したように、払出制御基板130と表示制
御基板120にも基板監視手段が設けられており、その
基板監視手段により異常が発見された場合には、EEP
ROM252やサブ基本回路122のEEPROMの記
録データも、1バイトずつ消去,一括消去あるいはブロ
ック単位で消去するようにする。なお、プログラムの消
去に関しては、全部を消去するようにしてもよいし、一
部を消去するようにしてもよい。このように、不正の発
見に伴い制御機能を停止するようにしているため、報知
を行なうだけの場合に比べて不正防止の効果を高めるこ
とができる。
【0087】前記接続情報入力回路231,232,2
33から入力されてくる接続情報は、通常時所定パター
ンのパルスが入力されるように構成されており、その入
力情報が所定パターンのパルス信号になっているか否か
を基板監視回路225が監視し、入力信号が常時ハイま
たは常時ローレベル信号になった場合に、その接続状態
に異常が発生したものと基板監視回路225が判定する
ように構成されている。またコネクタ109からの接続
情報も所定パターンのパルス信号の形で記録監視回路2
25に入力されるようになっており、この入力信号が常
時ハイまたは常時ローレベルになった場合に異常が発生
したものと判定される。このように構成したために、接
続情報が正常時において常時ハイレベルまたは常時ロー
レベルの信号の形で基板監視回路225に入力される場
合に比べて、不正を働きにくくなる利点がある。なお、
接続情報は、常時ローレベルまたは常時ハイレベルの信
号が正常状態時に基板監視回路225に入力されるもの
であってもよい。
【0088】遊技制御マイクロコンピュータ200とサ
ブ基本回路122とは図示するように片方向のみの通信
が行なえるものを示したが、両者間において双方向通信
が行なわれるように構成されてもよい。また、ICカー
ドは有接点型のものを示したが、無接点型のものであっ
てもよい。またICカードの代わりに、磁気カード等の
磁気的記録媒体や光ディスクメモリ等を利用した記録媒
体等であってもよく、カードの種類は他のものであって
もよい。
【0089】図8は、ICカードの機能説明図である。
まず図8(A)に基づいてICカード300の構成を説
明する。ICカード300は、EEPROM302,M
PU301,RAM,I/Oポート等からなる集積回路
および電源が設けられており、このMPU301を含む
集積回路に、外部機器との電気的な接続が行なわれる接
続端子部303と、液晶表示装置等からなるデータ表示
部304とが接続されている。さらに集積回路には、テ
ンキー307が接続されており、このテンキー307を
通して暗証番号を入力設定することが可能となる。暗証
番号を入力設定した状態で、ICカード300を使用し
たい場合には、使用者がまずテンキー307から自己の
暗証番号を入力設定する。すると、MPU301が、そ
の入力された暗証番号と既に設定されている暗証番号と
を比較し、一致するか否か判別し、一致すればこのIC
カード300が使用できるようにMPU301が機能動
作を開始する。
【0090】入力された暗証番号が正しいことを条件と
して、ICカード300のEEPROM302に記録さ
れている記録データがデータ表示部304に表示され
る。このデータ表示部304にまず表示されるデータ
は、EEPROM302のたとえば1番最初のアドレス
の記録領域(302Aの記録領域)に記録されているデ
ータが表示される。そして、テンキー307のうちの次
データ表示キー305を操作することにより、次の記録
領域(302B)に記録されているデータがデータ表示
部304により表示される。この次データ表示キー30
5を操作する毎に302A〜302Hの記録領域に記録
されているデータの範囲内でデータ表示部304に表示
されるデータが次の記録領域のデータに切換わる。ま
た、前データ表示キー306を操作することにより、1
つ前の記録領域に記録されているデータをデータ表示部
304に表示することができる。
【0091】図8(B)は、第1ICカード300Aの
EEPROM302に記録されているデータを示す図で
ある。まず1番初めの記録領域であるカード分類コード
エリア302Aにカード分類コードが記録されている。
このカード分類コードは、ICカード300は、第1〜
第5ICカードのうちのどのICカードであるかを特定
するためのデータである。次に、カードIDデータエリ
ア302Bには、カード番号等のカードIDデータが記
録されている。遊技店コードエリア302Cには、遊技
店コードが記録される。この遊技店コードは、第1IC
カード300Aが使用されて遊技結果としての有価価値
である持点データ(クレジット数データ)が書込まれた
遊技店を特定するためのデータである。交換率データエ
リア302Dには、その遊技店での交換率のデータが記
録される。この交換率とは、遊技結果としての有価価値
である持点データを特殊景品に景品交換して換金する場
合や有価証券に景品交換する場合の交換率のことであ
る。記録領域302Eには、遊技店コードエリア302
Cに記録されているデータによって特定される遊技店で
遊技をした結果獲得した持点データが、遊技をした遊技
機の機種を特定する機種コードに対応させて記録され
る。図示では、機種コード1〜4の4種類の機種毎に、
持点データが累積記録されている。たとえば、機種コー
ド1の遊技機において、2回遊技を行なってそれぞれに
遊技結果価値としての持点データを獲得すれば、それぞ
れの持点データが機種コード1に対応するエリアに累積
加算記録される。さらに、各持点データに対応して、そ
の持点データの遊技への使用期限を特定する遊技使用期
限データと、その持点データを景品交換することが可能
な交換使用期限データとが記録される。
【0092】この第1ICカード302が他の遊技店で
使用されて持点データを獲得した場合には、EEPRO
M302の中の、さらに他の遊技店コードエリア302
Fにその他の遊技店を特定する遊技店コードが記録さ
れ、その遊技店での交換率データが交換率データエリア
302Gに記録され、前述と同様に、獲得した持点デー
タが機種コードと遊技使用期限と交換使用期限と共に領
域302Hに記録される。さらに、暗証データエリア3
02Iに、入力設定された暗証番号を特定するための暗
証データが記録され、セキュリティデータエリア302
Jにはセキュリティを向上させるためのデータが記録さ
れる。なお、暗証データとセキュリティデータは、IC
カード発行手段400によるカード発行時に、カード分
類コードやカードIDデータとともに記録され、また暗
証データはICカード発行時の遊技者の入力指定により
決定される。
【0093】図8(C)は、第2〜第5ICカードのE
EPROM302に記録されているデータを示す図であ
る。EEPROM302のカード分類コードエリア30
2Aには、このICカードが第1〜第5ICカードのう
ちのどの種類のICカードであるかを特定するためのカ
ード分類コードデータが記録されている。カードIDデ
ータエリア302Bには、カード番号等のカードIDデ
ータが記録されている。さらに、この第2〜第5ICカ
ードが保守点検や修理等に際して使用された遊技店を特
定するための遊技店コードが各遊技店コードエリア30
2Cに記録される。さらに、保守点検や修理が行なわれ
た作業日時を特定するためのデータが各遊技店コードエ
リアに対応する作業日時データエリア302Kに記録さ
れる。さらに、暗証データエリア302Iに設定された
暗証番号を特定するための暗証データが記録され、セキ
ュリティデータエリア302Jにセキュリティを向上さ
せるためのデータが記録される。
【0094】図9,図10は図7に示した制御回路の動
作を示すフローチャートである。図9(A)は遊技制御
マイクロコンピュータ200による遊技制御のプログラ
ムのフローチャートを示しており、ステップS(以下単
にSという)A1により、RAMエラーが発生したか否
かの判断が行なわれる。この判断は、図7に示したRA
M203の所定アドレスの内容を読出し、その値が所定
の値と等しいか否かを調べることにより行なわれる。プ
ログラムの暴走時や電源投入時直後には、RAM203
の格納データは不定であるため、判断の答えはYESと
なって制御はSA3に進む。SA3では、RAMに初期
データが書込まれる。このとき、EEPROM204に
記録されている前述した大当り発生確率データが読込ま
れてRAM203にロードされ、以降その読込まれた値
に従って定まる確率で、可変表示装置33の識別情報が
表示されるように制御される。そしてリセット待ちとな
る。この図9(A)に示すフローチャートの次回の実行
に際しては、RAM203に初期データが格納されてい
るため、SA1ではNOの判断がなされてSA2に進
む。SA2では、遊技許容情報の入力があったか否かの
判断がなされ、遊技許容情報の入力がない場合にはSA
3に進む。
【0095】一方、遊技者が第1ICカード300Aを
ICカード差込口55に挿入してその第1ICカード3
00Aの記録データである遊技許容情報が遊技制御マイ
クロコンピュータ200に入力されれば、SA2により
YESの判断がなされてSA4に進み、遊技制御処理が
行なわれ、パチンコ遊技機1の遊技が可能な状態に制御
されてリセット待ちとなる。このように、遊技制御マイ
クロコンピュータ200に遊技許容情報が入力されない
限り、定期リセット毎(2msec毎)にSA3により
RAM203が初期化されてしまうため、遊技を行なう
ことができない。遊技を行なうことができない状態にす
る他の方法としては、電源が入らない状態にしたり、打
球発射できない状態にしたり、アラーム状態(始動入賞
があってもそれを無効にする状態や大当りが発生したと
しても可変入賞球装置35を閉じたままに維持する状
態)にする方法がある。さらに、他の方法としては、C
PU301を停止させたり、RAM203の記録データ
を破壊するようにしてもよい。RAM203の記録デー
タが破壊されれば、自動的にRAMエラーとなり、RA
M203が初期化される。
【0096】図9(B)は、図7に示した基板監視回路
225の制御動作を示すフローチャートである。SB1
により、払出制御基板接続情報が入力されているか否か
の判断がなされ、入力されている場合にはSB5に進
み、表示制御基板接続情報が入力されているか否かの判
断がなされ、入力されている場合にはSB9に進み、中
継基板接続情報が入力されているか否かの判断がなさ
れ、入力されている場合にはSB14に進み、表示制御
基板と払出制御基板に、中継基板47が遊技制御基板1
00に制御に接続されている旨を表わす中継基板接続情
報を出力する処理が行なわれる。次にSB15に進み、
基板ケース未開封情報の入力があったか否かの判断がな
され、基板ケース(透明カバー体101C)が未開封で
ある旨の未開封情報の入力があればリターンする。
【0097】払出制御基板130と遊技制御基板100
との接続が解除されたり、払出制御基板130におい
て、不正取外しや不正開封が行なわれれば、接続情報入
力回路231から不正取外し情報が基板監視回路225
に入力され、SB1によりNOの判断がなされてSB2
に進み、払出制御基板取外し許容情報の入力があったか
否かの判断がなされる。そして、第2ICカード300
Bないし第5ICカード300Eに記録されている払出
制御基板取外し許容情報が基板監視回路225に入力さ
れていればSB2によりYESの判断がなされてSB5
に進むが、入力されていない場合にはSB3に進み、E
EPROM202の記録データを消去する処理がなさ
れ、SB4に進み、表示制御基板に不正取外し情報を出
力する処理がなされてSB5に進む。
【0098】表示制御基板120と遊技制御基板100
との接続が解除されたり、表示制御基板120におい
て、不正取外しや不正開封が行なわれた場合には、接続
情報入力回路233から不正取外し情報が基板監視回路
225に入力され、SB5によりNOの判断がなされて
SB6に進み、表示制御基板取外許容情報が入力されて
いるか否かの判断がなされる。第2ICカード300B
ないし第5ICカード300Eに記録されている表示制
御基板取外許容情報が基板監視回路225に入力されて
いれば、SB6によりYESの判断がなされてSB9に
進むが、入力されていない場合にはSB7に進み、EE
PROM202の記録データを消去する処理がなされ、
SB8に進み、払出制御基板130に不正取外情報を出
力する処理がなされてSB9に進む。
【0099】中継基板47と遊技制御基板100との接
続が解除されれば、接続情報入力回路232から不正取
外情報が基板監視回路225に入力され、SB9により
NOの判断がなされてSB10に進み、中継基板取外許
容情報の入力があったか否かの判断がなされる。第2I
Cカード300Bないし第5ICカード300Eに記録
されている中継基板取外許容情報が基板監視回路225
に入力されている場合にはSB10によりYESの判断
がなされてSB14に進むが、入力されていない場合に
はSB11に進み、EEPROM202の記録データを
消去する処理がなされ、SB12に進み、表示制御基板
120,払出制御基板130に不正取外情報を出力し、
SB13に進み、通信制御基板350(53B)に不正
取外情報を出力する処理がなされてSB15に進む。
【0100】遊技制御基板ボックス101の基板ケース
(透明カバー体101C)の未開封情報の入力がない場
合すなわち不正開封情報の入力が基板監視回路225に
入力されれば、SB16に進み、基板ケース開封許容情
報の入力があったか否かの判断がなされ、第5ICカー
ド300Eに記録されている遊技制御基板の基板ケース
開封許容情報の入力があった場合にはそのままリターン
するが、入力がなかった場合にはSB17に進み、EE
PROM202の記録データを消去する処理がなされ、
SB18に進み、表示制御基板120,払出制御基板1
30に不正開封情報を出力し、SB19に進み、通信制
御手段350(53B)に不正開封情報を出力してリタ
ーンする。SB12,SB18により、不正取外,開封
情報を外部の制御手段に出力するため、その外部の制御
手段の機能を停止させることができる。以上のように正
規の取扱者が所定のICカードを使用して取外しや開封
作業を行なう場合は機能を停止させることなく作業し得
る。
【0101】払出制御基板130および表示制御基板1
20で行なわれる監視の制御内容も、図9(B)に示し
た制御内容とほぼ同様であり、接続情報や不正取外情報
等の入出力先が変わる程度である。
【0102】図10は、ICカード制御基板53Aの制
御動作を示すフローチャートである。SC1により、I
Cカードがコネクタ245(図7参照)に接続されたか
否かの判断がなされ、接続されていない場合にはそのま
まリターンする。なお、ICカード300を使用する前
に、前述したように使用者がテンキー307から自己の
暗証番号を入力するのであり、その入力された暗証番号
が予め設定されている暗証番号と一致して初めてMPU
301が動作を開始するのであり、このMPU301が
動作を開始していない状態でICカード300がコネク
タ245に接続されたところで、何ら信号の送受信が行
なわれないために、SC1によりNOの判断がなされ
る。一方SC1によりYESの判断がなされた場合には
SC2に進み、その接続されているICカードの種類が
判別され、その種類が第1ICカード300Aの場合に
はSC3に進む。
【0103】SC3では、その第1ICカード300A
を使用して遊技が行なわれている最中であるか否かの判
断がなされ、遊技中でない場合には図11に示すSC4
に進む。SC4では、ICカードのEEPROM302
に記録されているカードデータが適正であるか否かの判
断がなされる。このSC4は、セキュリティデータエリ
ア302Jに記録されているセキュリティデータ等に基
づいて、そのEEPROM302の記録データが改ざん
されていないか否か等を判断し、適正であるか否かの判
別を行なう。適正でない場合にはそのままリターンする
が、適正である場合にはSC5に進み、遊技店コードが
一致するか否かの判断がなされる。この第1ICカード
300Aが使用される遊技場の遊技店コードに該当する
ものが遊技店コードエリア302C,302Fに記録さ
れているか否かの判断が行なわれ、該当するものがあれ
ばSC6に進み、機種コードが一致するか否かの判断が
なされる。この機種コードが一致するか否かの判断は、
第1ICカード300Aを使用して遊技が行なわれんと
している遊技機の機種コードがEEPROM302に記
録されているか否かにより判別される。たとえば、SC
5により一致すると判別された遊技店コードが図8
(B)に示す遊技店コードエリア302Fに記録されて
いる遊技店コードであった場合には、SC6により一致
判別は、記録領域302Hに記録されている機種コード
1〜4に該当するものがあるか否かで判断される。機種
コードが一致すると判別された場合にはSC7に進み、
その一致すると判別された機種コードの欄に記録されて
いる遊技使用期限データに基づいて、遊技使用期限内で
あるか否かの判断がなされる。遊技使用期限内であると
判断された場合にはSC12に進み、遊技制御基板に遊
技許容情報を出力してリターンする。
【0104】SC5〜SC7によりNOの判断がなされ
た場合にはSC8に進み、交換使用期限が過ぎていない
持点データがEEPROM302内に記録されているか
否かの判断がなされ、記録されていない場合にはそのま
まリターンするが、記録されている場合にはSC9に進
み、その記録されている持点データを獲得した遊技店で
の交換率に基づいて持点データを変換する処理が行なわ
れる。たとえば、図8(B)において、記録領域302
Eの機種コード3の欄に記録された持点データが交換使
用期限内であった場合には、交換率データエリア302
Dに記録されている交換率データに従ってその持点デー
タを変換するのである。次にSC10に進み、通信制御
手段350(53B)に遊技店コードを出力する処理が
行なわれる。この処理は、SC9により変換された持点
データ(クレジット数)を獲得した遊技場とは異なる遊
技場においてその変換された有価価値を遊技に使用せん
とした場合に行なわれるものであり、このSC9の処理
が行なわれれば、通信制御手段350が監視データ管理
手段500にその遊技店コードを送信し、監視データ管
理手段500が遊技店コードを監視データ総合管理手段
600に送信する。
【0105】SC10において、交換したクレジット数
データも合わせて通信制御手段に出力ことにより、通信
制御手段350、監視データ管理手段500を介して監
視データ総合管理手段600に遊技店コードとクレジッ
ト数データが送信されることになる。このデータに基づ
いて、クレジット数(持点)を獲得した遊技場とクレジ
ット数(持点)を使用した遊技場との間で、遊技者がク
レジット数(持点)を獲得した遊技場からクレジット数
(持点)分の有価価値を遊技者がクレジット数(持点)
を使用した遊技場に対し支払うことにより決済を行なう
ことができる。
【0106】監視データ総合管理手段600は、その変
換された有価価値を使用せんとする遊技場に遊技店コー
ドとその遊技場における交換率データとを、監視データ
管理手段500,通信制御手段350を介してICカー
ド制御手段241〜244に送信し、SC11により、
EEPROM302の記録データをその送信されてきた
遊技店コードと交換率データとに書替える処理が行なわ
れる。そしてSC12に進む。前記SC3によりYES
の判断がなされた場合にはSC13に進む。
【0107】SC13では、打込があった否かの判断が
なされる。発射玉あるいは遊技領域32に実際に打込ま
れた打込玉が10個に達する毎にSC13によりYES
の判断がなされてSC14に進み、通信制御手段350
(53B)に利益情報の出力がなされる。次にSC15
に進み、払出があったか否かの判断がなされる。ない場
合にはSC17に進むが、打込玉の入賞に伴う景品玉払
出に相当するクレジット数への加算が10点に達する毎
にSC15によりYESの判断がなされてSC16に進
み、通信制御手段350(53B)に不利益情報の出力
がなされる。次にSC17に進み、クレジット数に変化
があったか否かの判断がなされる。クレジット数からの
引落し(クレジット数の減算処理)に伴う打球供給皿6
への玉の払出や打込玉の入賞に伴うクレジット数への加
算処理が行なわれた場合には、SC17によりYESの
判断がなされてSC18に進み、クレジット数を更新す
る処理がなされてリターンする。
【0108】接続されたICカードの種類が第2ICカ
ード300Bの場合には制御はSC19に進み、表示制
御基板取外許容情報を表示制御基板120の基板監視手
段225Aに出力する処理がなされる。次にSC20に
進み、払出制御基板取外許容情報を払出制御基板130
の基板監視手段225Bに出力する処理がなされる。次
にSC21に進み、通信制御手段350(53B)に接
続されている第2ICカードのカードID情報(取外作
業者および作業日時を特定するための情報、以下同じ)
を出力する処理がなされる。SC19,SC20により
取外許容情報が入力された表示制御基板120,払出制
御基板130は、コネクタ102D,104Dが引き抜
かれたとしても、基板監視手段225A,225Bは機
能停止手段を動作させることなく、かつ、遊技制御基板
100に不正取外情報を出力しない。そのため、遊技制
御基板100も機能停止手段を動作させない。
【0109】接続されているICカードが第3ICカー
ド300Cの場合には制御はSC22に進み、表示制御
基板取外・開封許容情報を表示制御基板120の基板監
視回路225Aに出力する処理がなされる。次にSC2
3に進み、払出制御基板取外許容情報を払出制御基板1
30の基板監視回路225Bに出力する処理がなされ
る。次にSC24に進み、通信制御手段350(53
B)に第3ICカードのカードID情報を出力する処理
がなされる。
【0110】接続されているICカードが第4ICカー
ド300Dの場合には、制御はSC25に進み、表示制
御基板取外・開封許容情報を表示制御基板120の基板
監視手段225Aに出力する処理がなされる。次にSC
26に進み、払出制御基板取外許容情報を払出制御基板
130の基板監視回路225Bに出力する処理がなされ
る。次にSC27に進み、遊技制御基板取外許容情報
を、遊技制御基板100の基板監視回路225に出力す
る処理がなされる。次にSC28に進み、通信制御手段
350(53B)に第4ICカードのカードID情報を
出力する処理がなされる。
【0111】接続されているICカードが第5ICカー
ド300Eの場合には制御はSC29に進み、表示制御
基板取外・開封許容情報を表示制御基板120の基板監
視手段225Aに出力する処理が行なわれる。次にSC
30に進み、払出制御基板取外・開封許容情報を払出制
御基板130の基板監視手段225Bに出力する処理が
行なわれる。次にSC31に進み、遊技制御基板取外・
開封許容情報を遊技制御基板100の基板監視回路22
5に出力する処理が行なわれる。次にSC32に進み、
通信制御手段350(53B)に第5ICカード300
EのカードID情報を出力する処理がなされる。
【0112】図12は、本発明に係る遊技用装置の他の
例を示す機能ブロック図である。表示制御基板120,
払出制御基板130,遊技制御基板100のそれぞれの
基板を監視するための基板監視手段225Aが設けられ
た取外・開封監視制御基板225が備えられている。そ
して、表示制御基板120には可変表示装置33を表示
制御するための表示制御手段122,123が設けられ
ており、払出制御基板132は玉の払出を制御するため
の払出制御手段251〜254が設けられており、遊技
制御基板100にはパチンコ遊技機1の遊技制御を行な
うための遊技制御手段200が設けられている。さら
に、各制御基板120,130,102は、それぞれの
制御手段の制御動作機能を停止させるための機能停止手
段225b,225c,225dが設けられている。こ
れら各機能停止手段225b,225c,225dは、
電池等からなる電源手段224b,224c,224d
から電力が供給されて動作するように構成されている。
さらに、各機能停止手段225b,225c,225d
に取外・開封許容情報を出力する取外・開封許容手段2
41〜244が設けられたICカード制御基板53Aが
備えられている。
【0113】なお、表示制御手段122,123,払出
制御手段251〜254,遊技制御手段202は、交流
電源に接続された制御用電源手段223から電力が供給
される。制御用電源手段223は、監視用電源手段22
4aにも電力を供給し、監視用電源手段224aは、供
給された電力を充電してその充電された電力を基板監視
手段225aに供給する。監視用電源手段224aは、
制御用電源手段223からの電力の供給が断ち切られた
としても、数週間〜数カ月の間は充電している電力を基
板監視手段225aに供給し続けることができる。な
お、この監視用電源手段224aを電池等により構成し
てもよい。
【0114】基板監視手段225aは、各基板120,
130,100,47との間に閉回路を形成することで
各基板との接続状態を監視するとともに、各制御基板1
20,130,100の開封を監視している。なお、こ
の閉回路はコネクタを介して形成されていてもよい。ま
た、基板監視手段225aは正常時においては、各機能
停止手段225b,225c,225dに機能停止禁止
情報を出力しており、その機能停止禁止情報に従って機
能停止手段225b,225c,225dは動作を停止
している。そして、取外・開封監視制御基板225と各
制御基板120,130,100との接続が不正に解除
されて前述した閉回路が開状態になった場合や基板が開
封された場合には、各機能停止手段225b,225
c,225dに機能停止禁止情報が送られなくなるため
に、各機能停止手段225b,225c,225dが作
動して表示制御機能や払出制御機能や遊技制御機能が停
止する。ただし、取外・開封許容手段241〜244か
らも、接続されているICカードの種類に応じて機能停
止禁止情報(取外・開封許容情報)が各機能停止手段2
25b,225c,225dに送られるため、正規の取
扱者が正規のICカードを使用して取外しや開封作業を
行なう場合には、機能停止手段225b,225c,2
25dは動作せず、機能停止させることなく制御基板の
開封や取外し作業を行なうことができる。
【0115】次に、本実施例の特徴や他の例等を以下に
列挙する。 (1) 図3に示す監視システム(監視設備装置)にお
いては、ICカード等からなる所定のアクセス許容情報
が記録された集積回路内蔵型記録媒体と、該集積回路内
蔵型記録媒体の記録情報を読取り該記録情報に応じたレ
ベルの範囲内で遊技機の制御基板のメンテナンス作業の
ためのアクセスを許容するアクセス許容手段(241〜
244)とを含んでいる。また、前記集積回路内蔵型記
録媒体は、それぞれレベルの異なったアクセス許容情報
を記録している複数の記録媒体で構成されている。前記
共通カード処理機700により、遊技者の支払った購入
代金の対価としての有価価値を特定可能な情報が記録さ
れ複数の遊技場において共通に使用可能な共通記録媒体
の記録情報を読取り、該記録情報に基づいて特定される
有価価値を使用して遊技を可能にする共通記録媒体処理
手段が構成されている。この共通記録媒体処理手段は、
前記共通記録媒体の記録情報を読取る記録情報読取手段
と、該記録情報読取手段により読取られた記録情報によ
り特定される有価価値の一部を引落として遊技に使用可
能にするための有価価値引落し手段と、該有価価値引落
し手段により引落とされた後の有価価値を特定可能な情
報が記録された前記共通記録媒体を排出する共通記録媒
体排出手段とを含む。
【0116】(2) 図5に示すICカード処理装置5
0により、遊技を行なった結果としての有価価値を特定
可能な情報が記録された遊技結果記録媒体を処理する遊
技結果記録媒体処理手段が構成されている。この遊技結
果記録媒体処理手段は、情報の記録が可能な集積回路を
内蔵した集積回路内蔵型の記録媒体を処理可能に構成さ
れている。この遊技結果記録媒体処理手段は、集積回路
内蔵型記録媒体の払出方法として、遊技者の精算操作
により自動的に排出、集積回路内蔵型記録媒体挿入時
にロックしてあったものをロック解除して引抜き可能に
する、常時引抜き可能にしておく、インジェクトボ
タンの操作により払出す、等であってもよい。
【0117】また、集積回路内蔵型記録媒体は、CPU
等の処理装置を有さないいわゆるICメモリカード等で
もよく、また、EEPROM等のICメモリによる記録
と磁気記録等を併用したものでもよい。いずれにしても
集積回路内蔵型記録媒体の場合は磁気カード等に比べて
記録容量が大きく、その分暗証番号等を記録させること
もでき、セキュリティが向上する。
【0118】(3) 図6に示す基板収容体は、収容し
ている基板を外部から視認できる透視部分(101C,
101B)を有している。また、基板収容体を開封可能
な開封部(101C)と、該開封部とそれ以外の部分
(100)とに亘って電流を流し、開封部の開封による
前記電流の遮断を検出して基板収容体が開封されたこと
を検出可能に構成されている。
【0119】(4) 図7に示すEEPROM202,
252や表示制御基板のEEPROMを揮発性メモリの
一例のRAMで構成し、それぞれの基板の機能停止手段
の働きによりRAMへの電力供給を断つことにより記録
している制御プログラム等の制御用データを消去するよ
うにしてもよい。すなわち、本発明の遊技用装置に含ま
れる機能停止手段は、前記EEPROMやRAM等の消
去可能な制御用データ記録手段の記録データを消去する
ことにより機能を停止させる。その結果、不正が施され
て制御用データ記録手段の記録データが消去されれば、
第三者によるプログラム解析も防止でき、また、制御用
データを最初から書込み直さなければ(電源再投入等で
は)機能が復活しないので、不正防止効果を高めること
ができる。また、機能停止手段は、前記制御用データ記
録手段の記録データを消去することなくでたらめなデー
タを書込むいわゆる上書を行なうものであってもよい。
【0120】また、図7で説明した接続情報は、所定パ
ターンのパルス等の予め定められた信号情報で構成され
ているため、不正防止効果が高まる。
【0121】さらに、前記基板監視手段225,225
A,225Bは、遊技機の外部に設けてもよい。その場
合には、外部に設けられた基板監視手段と遊技機とで本
発明の遊技用装置が構成される。
【0122】(5) 図8において、ICカード300
からなる集積回路内蔵型記録媒体は、各種データを記録
するためのデータ記録手段(EEPROM302)と、
該データ記録手段に対し記録データの読出および新たな
データの書込処理を行なうことが可能な制御処理手段
(MPU301)と、データの入力操作が可能な入力操
作手段(テンキー307)と、外部機器との接続のため
の接続部(接続端子部303)と、所定のデータの表示
が可能なデータ表示手段(データ表示部304)とを含
む。
【0123】前記制御動作手段は、集積回路内蔵型記録
媒体の使用者が適正なものであるか否かを判別して該集
積回路内蔵型記録媒体の機能動作を開始させるか否かを
判別するためのアクセス制御手段を含む。前記入力操作
手段は、前記アクセス制御手段による判別動作の基準と
なる暗証データが入力可能に構成されており、前記アク
セス制御手段は、予め入力設定されている暗証データと
前記入力操作手段から入力された暗証データとを比較し
て入力された暗証データが適正なものであるか否かに基
づいて、アクセスを許容するか否かを判別する暗証デー
タ適否判別手段を含む。
【0124】前記データ記録手段は、該データ記録手段
が設けられている前記集積回路内蔵型記録媒体の種類を
特定可能なデータを記録する記録媒体種類特定データ記
録領域と、該集積回路内蔵型記録媒体を他の集積回路内
蔵型記録媒体と識別するための記録媒体識別データを記
録する記録媒体識別データ記録領域と、前記遊技結果価
値を記録する遊技結果価値記録領域と、該遊技結果価値
記録領域に遊技結果価値の記録が行なわれた遊技場を識
別するための遊技場識別データを記録する遊技場識別デ
ータ記録領域と、前記遊技結果価値記録領域に記録され
る遊技結果価値の付与が行なわれた遊技機を識別するた
めの遊技機識別データを記録する遊技機識別データ記録
領域と、前記遊技結果価値記録領域に記録されている遊
技結果価値を遊技に使用することのできる遊技使用期限
データを記録する遊技使用期限データ記録領域と、前記
遊技結果価値記録領域に記録されている遊技結果価値を
景品交換に使用することのできる景品交換使用期限デー
タを記録する景品交換使用期限データ記録領域と、前記
アクセス許容手段による判別動作の基準となる暗証デー
タを予め入力設定して記録しておくための暗証データ記
録領域と、集積回路内蔵型記録媒体のセキュリティを向
上させるためのデータを記録するセキュリティデータ記
録領域とを含む。
【0125】前記第2〜第5ICカードからなる集積回
路内蔵型記録媒体は、該集積回路内蔵型記録媒体の種類
を特定するためのデータを記録する記録媒体種類データ
記録領域と、該集積回路内蔵型記録媒体を他の集積回路
内蔵型記録媒体と識別するためのデータを記録する記録
媒体識別データ記録領域と、該集積回路内蔵型記録媒体
が使用された遊技場を識別するための遊技場識別データ
を記録する遊技場識別データ記録領域と、該集積回路内
蔵型記録媒体が使用された日時を特定するための日時デ
ータを記録する日時データ記録領域と、前記アクセス制
御手段の判別動作の基準となる暗証データを予め入力設
定して記録しておくための暗証データ記録領域と、該集
積回路内蔵型記録媒体のセキュリティを向上させるため
のデータを記録するセキュリティデータ記録領域とを含
む。
【0126】(6) 図10,図11において、第1I
Cカード300Aを使用して遊技を行なう場合に、遊技
店コードや機種コードが異なる場合や遊技使用期限が過
ぎている場合には、交換使用期限内であることを条件と
して交換率(等価の場合すなわち交換率が1の場合を含
む)に応じて交換した持点データ(クレジット数)で遊
技を行なわせる。また、遊技店コードが異なる場合には
第1ICカード300Aに記録されている遊技店コード
を、通信制御手段350と監視データ管理手段500を
介して監視データ総合管理手段600に送信して、持点
を獲得した遊技店と持点を使用する遊技店とが異なる場
合でも、前述したように遊技使用が可能となり、遊技者
にとって便利なシステムとなる。また、前記監視データ
総合管理手段600では、持点を獲得した遊技店と持点
を使用する遊技店との間での決済を行なう。また、交換
使用期限内であることを条件として持点データ(クレジ
ット数)の遊技使用が許されるために、遊技店が、期限
切れの持点を使用されることに伴なう不都合を防止でき
る。
【0127】(7) 前記SC5により、前記集積回路
内蔵型記録媒体が使用される遊技場が、前記遊技場識別
データ記録領域に記録されている記録データに従って特
定される遊技場と一致するか否かを判別する遊技場一致
判別手段が構成されている。SC10により、前記遊技
場一致判別手段により一致しないと判別された場合に、
前記遊技場識別データ記録領域に記録されている遊技場
識別データを、外部と通信制御するための通信制御手段
に出力する遊技場識別データ出力手段が構成されてい
る。SC11により、前記遊技場一致判別手段により一
致しないと判別された場合に、前記集積回路内蔵型記録
媒体を使用せんとする遊技場を識別するための遊技場識
別データに前記遊技場識別データ記録領域の記録情報を
更新する遊技場識別データ更新手段が構成されている。
前記SC6により、前記集積回路内蔵型記録媒体に記録
されている遊技結果価値に対応する前記機種識別データ
記録領域に記録されている機種識別データが、遊技を行
なわんとする遊技機の機種に一致するか否かを判別する
機種一致判別手段が構成されている。前記SC7によ
り、前記集積回路内蔵型記録媒体に記録されている遊技
結果価値の遊技使用期限が経過しているか否かを判別す
る遊技使用期限経過判別手段が構成されている。前記S
C8により、前記集積回路内蔵型記録媒体に記録されて
いる遊技結果価値の景品交換使用期限が経過しているか
否かを判別する交換使用期限経過判別手段が構成されて
いる。前記SC9により、前記交換使用期限経過判別手
段により景品交換使用期限が経過していないと判別され
たことを条件として、前記遊技店一致判別手段により一
致していないと判別された場合または前記機種一致判別
手段により一致していないと判別された場合または前記
遊技使用期限経過判別手段により遊技使用期限が経過し
ていると判別された場合に、前記交換率データ記録領域
に記録されている交換率データに基づいて前記遊技結果
価値を変換する遊技結果価値変換手段が構成されてい
る。
【0128】(8) 前記共通記録媒体の記録情報によ
り特定される有価価値(カード残額)を共通カード総合
管理手段に記録させ、カード番号等の記録媒体を特定可
能な情報を手掛かりに前記管理手段が対応する有価価値
(カード残額)を割り出し、その割り出された有価価値
を使用して遊技を行なえるようにするというカードの背
番号管理を行なってもよい。その場合には、前記共通記
録媒体には、必ずしも有価価値データ自体を記録させる
必要がない。
【0129】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、遊技
を行なった結果としての有価価値を特定可能な情報が記
録された遊技結果記録媒体を処理する遊技結果記録媒体
処理手段により、情報の記録が可能な集積回路を内蔵し
た集積回路内蔵型記録媒体が処理可能であるために、そ
の集積回路内蔵型記録媒体に、遊技を行なった結果とし
ての有価価値を特定可能な情報を記録させ、その集積回
路内蔵型記録媒体の記録情報によって遊技を行なった結
果としての有価価値が特定可能となるように構成でき
る。その結果、磁気記録媒体等に比べて集積回路内蔵型
記録媒体の方が記録容量が大きいために、その分セキュ
リティを向上させることが可能となる。
【0130】しかも、共通記録媒体の記録情報により特
定される有価価値の管理主体と前記遊技結果価値の管理
主体とが異なる場合であっても、それぞれの価値を特定
するための記録媒体が共通記録媒体と遊技結果記録媒体
とに分かれているために、それぞれの管理主体がそれぞ
れの記録媒体を管理することができ、管理が行ない易く
なる。
【0131】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の効果に加えて、遊技機の遊技状態を制
御する遊技制御手段を有する遊技制御基板を不正に改造
するべく、その遊技制御基板と他の電気機器との接続状
態の解除が基板監視手段により監視される。そして、遊
技制御基板の保守点検や修理等を行なう場合には、遊技
結果記録媒体処理手段から出力された予め定められた取
外許容情報が基板監視手段に入力され、その取外許容情
報に従って、前記遊技制御基板と他の電気機器との接続
状態の解除が許容される。その結果、保守点検や修理等
に際して遊技制御基板と他の電気機器との接続状態の解
除を行ないたいという要請に応えられながらも、遊技制
御基板のセキュリティを向上させ得る。請求項3に記載
の本発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え
て、遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段を有する
遊技制御基板に不正を施すべくその遊技制御基板を収容
する基板収容手段の開封が基板監視手段により監視され
る。そして、遊技制御基板の保守点検や修理等を行なう
場合には、遊技結果記録媒体処理手段から出力された開
封許容情報が基板監視手段に入力され、その開封許容情
報に従って、基板収容手段の開封が許容される。その結
果、保守点検や修理等に際して基板収容手段の開封を行
ないたいという要請に応えられながらも、遊技制御基板
のセキュリティを向上させ得る。
【0132】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
2または請求項3に記載の発明の効果に加えて、遊技結
果記録媒体処理手段の記録情報読取手段により記録情報
が読取られた集積回路内蔵型記録媒体の種類に応じて基
板監視手段に出力する許容情報の内容が異なるために、
その集積回路内蔵型記録媒体の種類に応じて許容内容が
異なり、許容してもらいたい内容に応じてその集積回路
内蔵型記録媒体の種類を選択使用することができる。そ
の結果、保守点検や修理等の作業に際して、その作業内
容に応じた許容内容を選択し、作業内容次第で許容され
るレベルを異ならせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技用装置における遊技制御基板
の機能ブロック図である。
【図2】本発明に係る遊技用装置における遊技制御基板
と表示制御基板と払出制御基板との間での監視機能を説
明するための作用説明図である。
【図3】本発明に係る遊技用装置が適用された遊技機の
監視を行なう全体監視システムを示すブロック図であ
る。
【図4】遊技機の一例のパチンコ遊技機を示す全体正面
図である。
【図5】パチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体背面
図である。
【図6】遊技制御基板を収納する遊技制御基板ボックス
の分解斜視図である。
【図7】遊技制御基板およびそれに接続された各種機器
を示す回路図である。
【図8】ICカードの機能説明図であり、(A)はIC
カードの構成図、(B)は第1ICカードの記録情報説
明図、(C)は第2〜第5ICカードの記録情報説明図
である。
【図9】図7に示した制御回路の動作を説明するための
フローチャートである。
【図10】図7に示したICカード制御基板の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図11】図7に示したICカード制御基板の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図12】本発明に係る遊技用装置の他の例を示す機能
ブロック図である。
【符号の説明】
100は遊技制御基板、47は中継基板、120は表示
制御基板、130は払出制御基板、1は遊技機の一例の
パチンコ遊技機、53AはICカード制御基板、300
は集積回路内蔵型記録媒体の一例のICカード、200
は遊技制御マイクロコンピュータ、225は基板監視回
路、210,202,302,252はEEPROM、
350(53B)は通信制御手段、107B,104
B,103B,102B,107D,104D,103
D,102Dはコネクタ、700は共通記録媒体処理手
段の一例の共通カード処理機、50は遊技結果記録媒体
処理手段の一例のICカード処理装置、750は共通記
録媒体の一例の共通カードである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者所有の有価価値を使用して遊技が
    可能な遊技用装置であって、 遊技者の支払った購入代金の対価としての有価価値を特
    定可能な情報が記録され複数の遊技場において共通に使
    用可能な共通記録媒体の記録情報を読取り、該記録情報
    に基づいて特定される有価価値を使用して遊技を可能に
    する共通記録媒体処理手段と、 遊技を行なった結果としての有価価値を特定可能な情報
    が記録された遊技結果記録媒体を処理する遊技結果記録
    媒体処理手段とを含み、 該遊技結果記録媒体処理手段は、情報の記録が可能な集
    積回路を内蔵した集積回路内蔵型の記録媒体を処理可能
    に構成されていることを特徴とする、遊技用装置。
  2. 【請求項2】 遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手
    段を有する遊技制御基板と、 該遊技制御基板と他の電気機器との接続の解除を監視す
    る基板監視手段とをさらに含み、 前記遊技結果記録媒体処理手段は、予め定められた取外
    許容情報を前記基板監視手段に出力可能に構成されてお
    り、 前記基板監視手段は、前記取外許容情報の入力に従っ
    て、前記遊技制御基板と前記他の電気機器との接続状態
    の解除を許容することを特徴とする、請求項1記載の遊
    技用装置。
  3. 【請求項3】 遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手
    段を有する遊技制御基板と、 該遊技制御基板を収容する基板収容手段と、 該基板収容手段の開封を監視する基板監視手段とをさら
    に含み、 前記遊技結果記録媒体処理手段は、予め定められた開封
    許容情報を前記基板監視手段に出力可能に構成されてお
    り、 前記基板監視手段は、前記開封許容情報の入力に従っ
    て、前記基板収容手段の開封を許容することを特徴とす
    る、請求項1記載の遊技用装置。
  4. 【請求項4】 前記遊技結果記録媒体処理手段は、前記
    集積回路内蔵型記録媒体の記録情報を読取る記録情報読
    取手段を含み、該記録情報読取手段で記録情報が読取ら
    れた前記集積回路内蔵型記録媒体の種類に応じて前記基
    板監視手段に出力する許容情報の内容が異なることを特
    徴とする、請求項2または3に記載の遊技用装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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