JP2007143601A - 記録媒体発行装置およびエラー通知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】デビット決済機能と記録媒体発行機能を併せ持つ場合でも、保守管理の対応を明確にし、エラーに迅速に対処すること。
【解決手段】エラー検出部360は、デビット決済部、カード処理部340、および印字部350におけるエラーの発生を検出する。通知先記憶部371は、エラー検出部360によって検出されるエラーのエラーコードと各エラーが発生した場合の通知先および通知するメッセージとを対応付けて記憶している。通知先決定部372は、エラー検出部360から出力されるエラーコードを参照し、エラーコードに対応する通知先およびメッセージを通知先記憶部371から読み出し、T/C100およびデビット保守センターMの一方または双方にエラー発生のメッセージを通知することを決定する。メッセージ生成部373は、通知先ごとのメッセージを生成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技店内に設置され、遊技店外との通信を要する外部決済によって記録媒体に有価価値を関連付ける決済手段を備えた記録媒体発行装置およびエラー通知方法に関し、特に、デビット決済機能と記録媒体発行機能を併せ持つ場合でも、保守管理の対応を明確にすることができ、エラーに迅速に対処することができる記録媒体発行装置およびエラー通知方法に関する。
近年、銀行や郵便局のキャッシュカードを専用の端末に挿入し、暗証番号を押下することで決済が可能なデビット決済が広く行われるようになっている。デビット決済は、例えばパチンコ店などの遊技店におけるプリペイドカードの発行にも導入されつつある。デビット決済が導入された遊技店の遊技客は、デビット機能を備えたキャッシュカード(デビットカード)を携行していれば、現金を持ち歩かなくても遊技を行うことができ、非常に利便性が高い。
デビット決済によってプリペイドカードを購入するためには、遊技客は、デビット子機にデビットカード(キャッシュカード)を挿入し、暗証番号を押下するとともに、デビット子機に併設されたカード発行装置で所望の金額を指定する。暗証番号および所望金額は、デビット子機から遊技店外の例えばデビット決済センターへ通信され、デビット決済センターを介して所望金額を引き落とすデビット決済処理が行われ、決済完了の旨が遊技店内のデビット子機へ通知される。そして、決済が完了すると、デビット子機に併設されたカード発行装置から、所望金額分のプリペイドカードが発行される(例えば特許文献1参照)。
デビット決済によって発行されたプリペイドカードについては、遊技店内のターミナルコントローラ(以下「T/C」と略記する)によって、発行額や残額が管理されている。このT/Cは、遊技店内を統括管理しており、例えばカード発行装置に何らかの機器トラブルが発生した場合などにも、T/Cへトラブル発生が通知される。これに対して、デビット子機に何らかの機器トラブルが発生した場合は、遊技店外の例えばデビット保守センターなどへトラブル発生が通知され、保守員が遊技店に来店して対処するなどの方策が採られる。
このように、遊技店でのデビット決済においては、デビット決済を受け付けるデビット子機とプリペイドカードを発行するカード発行装置とが接続されているものの、デビット子機は遊技店外のデビット決済センターおよびデビット保守センターなどと通信する一方、カード発行装置は遊技店内のT/Cと通信し、それぞれ別体として構成され、別々に管理されるのが一般的である。
特開2004−265316号公報
ところで、遊技店において装置の設置スペースを削減するためには、上記特許文献1でも示唆されているように、デビット子機とカード発行装置を一体化することが考えられる。しかしながらこの場合、装置の保守管理の対応が不明確になるという問題がある。すなわち、例えば装置内でのエラーが検出された場合、デビット子機とカード発行装置を一体化したデビット決済機能付きカード発行装置では、単にエラー発生を装置外部へ通知すると、デビット決済機能およびプリペイド発行機能それぞれを管轄するデビット保守センターおよびT/Cの双方にエラー発生が通知されてしまう。そして、T/Cおよびデビット保守センターの双方にエラー発生が通知されれば、単なるプリペイドカード切れなどのエラーが発生した場合にも遊技店外の保守員が来店することになり、非効率的である。
また、エラー発生などの際の対応が不明確であると、エラーに迅速に対処することができず、不正行為などの発覚が遅延する恐れがある。すなわち、発生したエラーが不正行為によって引き起こされたものであっても、対応が遅くなればその分だけ発覚が遅延し、不正行為者を特定できる可能性も低下してしまう。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、デビット決済機能と記録媒体発行機能を併せ持つ場合でも、保守管理の対応を明確にすることができ、エラーに迅速に対処することができる記録媒体発行装置およびエラー通知方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、遊技店内に設置され、遊技店外との通信を要する外部決済によって記録媒体に有価価値を関連付ける決済手段を備えた記録媒体発行装置であって、自装置内で発生したエラーを検出する検出手段と、前記検出手段によって検出されたエラーの種類に応じてエラー発生の通知先を遊技店外の第1の通知先および遊技店内の第2の通知先の一方または双方に決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された通知先へ前記エラーの種類に対応するメッセージを送信する送信手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記決定手段は、前記検出手段によって前記決済手段に係るエラーが検出された場合、エラー発生の通知先を前記第1の通知先に決定する一方、前記検出手段によって前記決済手段以外に係るエラーが検出された場合、エラー発生の通知先を前記第2の通知先に決定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記決定手段は、前記検出手段によって前記決済手段に係るエラーが検出された場合、エラー発生の通知先を前記第1の通知先および前記第2の通知先の双方に決定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記送信手段は、前記第1の通知先へエラー内容を示すメッセージを送信する一方、前記第2の通知先へエラーが発生したことのみを示すメッセージを送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記検出手段は、前記決済手段を格納する扉の開扉をエラーとして検出することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記検出手段は、前記決済手段の接続不良をエラーとして検出することを特徴とする。
また、本発明は、遊技店内に設置され、遊技店外との通信を要する外部決済によって記録媒体に有価価値を関連付ける決済手段を備えた記録媒体発行装置におけるエラー通知方法であって、自装置内で発生したエラーを検出する検出工程と、前記検出工程にて検出されたエラーの種類に応じてエラー発生の通知先を遊技店外の第1の通知先および遊技店内の第2の通知先の一方または双方に決定する決定工程と、前記決定工程にて決定された通知先へ前記エラーの種類に対応するメッセージを送信する送信工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、自装置内で発生したエラーを検出し、検出されたエラーの種類に応じてエラー発生の通知先を遊技店外の第1の通知先および遊技店内の第2の通知先の一方または双方に決定し、決定された通知先へ前記エラーの種類に対応するメッセージを送信する。このため、エラーが発生した機能を管轄する通知先を選択してエラーの発生を通知することができ、デビット決済機能と記録媒体発行機能を併せ持つ場合でも、保守管理の対応を明確にすることができ、エラーに迅速に対処することができる。
また、本発明によれば、デビット決済に係るエラーが検出された場合、エラー発生の通知先を第1の通知先に決定する一方、デビット決済以外に係るエラーが検出された場合、エラー発生の通知先を第2の通知先に決定する。このため、遊技店以外の第三者が管理するデビット決済に関するエラーについては、保守センターなど外部へ通知し、デビット決済意外に関する用紙切れなどのエラーについては、遊技店内のT/Cへ通知することにより、エラーに対して効率的に対処することができる。
また、本発明によれば、デビット決済に係るエラーが検出された場合、エラー発生の通知先を第1の通知先および前記第2の通知先の双方に決定する。このため、デビット決済に関するエラー発生後、遊技店の店員が即座に不正行為の有無等を確認し、その後保守センターの保守員がエラーに対処するなど、エラー対応の分担が可能となる。
また、本発明によれば、第1の通知先へエラー内容を示すメッセージを送信する一方、第2の通知先へエラーが発生したことのみを示すメッセージを送信する。このため、デビット決済に関するエラーが発生した場合に、遊技店にはエラーの詳細を報知せず、保守センターのみがエラーの詳細を把握することができ、遊技店の店員による不正行為などを防止することができる。
また、本発明によれば、デビット決済に係る処理部を格納する扉の開扉をエラーとして検出するため、デビット決済に係る処理部を操作する不正行為を未然にエラーとして通知することができる。
また、本発明によれば、デビット決済に係る処理部の接続不良をエラーとして検出するため、デビット決済に係る処理部が取り外される不正行為を未然にエラーとして通知することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態においては、遊技店におけるデビット決済に関して、金融機関の口座からの引き落としなど決済に係る処理はデビット決済センターが管轄するものとし、デビット決済に係る装置の保守管理はデビット保守センターが管轄するものとする。これらのデビット決済センターおよびデビット保守センターは、いずれも遊技店外に設置されている。
具体的には、図1に示すように、遊技店は公衆回線網Nに接続しており、公衆回線網Nには、デビット保守センターMおよびデビット決済センターPが接続されている。遊技店と公衆回線網Nの間の通信は、遊技店内に設けられたルータ200を介して行われる。また、遊技店内には、ターミナルコントローラ(T/C)100を中心として、カード発行装置300、カード精算装置400、および島コントローラ500が接続されたネットワークが形成されており、このネットワークにルータ200が接続されている。
したがって、例えばカード発行装置300においてデビット保守センターMやデビット決済センターPとの通信が必要となった場合は、カード発行装置300からルータ200および公衆回線網Nを経由した通信が行われる。以下、遊技店内の各装置の概要について説明する。
T/C100は、遊技店内を統括管理し、カード発行装置300などにおいてエラーが発生した場合は、エラーの発生元から発生したエラーに応じたメッセージを受信する。T/C100にメッセージが受信され、発生したエラーが例えば用紙切れなどと判明した場合は、遊技店の店員によって用紙補充などの対処がなされる。
ルータ200は、少なくともカード発行装置300と接続されており、カード発行装置300においてデビット決済によるプリペイドカードの発行が行われる際には、カード発行装置300に入力された金額や暗証番号を公衆回線網N経由でデビット決済センターPへ送信する。また、ルータ200は、デビット決済センターPを介したデビット決済処理が完了した場合は、決済完了の旨の通知を公衆回線網Nから受信する。さらに、ルータ200は、カード発行装置300においてエラーが発生した場合は、発生したエラーに応じたメッセージを公衆回線網N経由でデビット保守センターMへ送信する。
カード発行装置300は、デビット決済によってプリペイドカードを発行する。すなわち、カード発行装置300は、遊技客のデビットカード(キャッシュカード)を受け付け、所望金額分のプリペイドカードを発行する。このとき、カード発行装置300は、デビットカード(キャッシュカード)が受け付けられてデビット決済が行われる場合に、デビットカード(キャッシュカード)のカード情報(カードID)および入力された暗証番号と、決済希望金額(プリペイドカードの購入希望金額)とを決済依頼として、ルータ200および公衆回線網N経由でデビット決済センターPへ送信する。
その後、決済依頼は、デビット決済センターPから、図示しない金融機関としてのCAFIS(Credit And Finance Information Switching system)ネットワーク(クリアリングセンタを含む)、デビットカード発行銀行、決済銀行、および加盟店銀行などへ送信され、これにより決済処理が行われる。
そして、この決済依頼に対する決済処理結果(OK/NG)は、金融機関からCAFISネットワーク(クリアリングセンタを含む)、デビット決済センターP、公衆回線網N、およびルータ200を介して、カード発行装置300に受信される。そして、決済処理の完了時(決済OK)には、カード発行装置300から所望金額分のプリペイドカードが発行されることとなる。
また、カード発行装置300は、装置内部でエラーが発生した場合、発生したエラーに応じてT/C100またはデビット保守センターMのいずれに通知するか決定し、決定された通知先にエラー発生を示すメッセージを送信する。エラー発生時のカード発行装置300の処理については、後に詳述する。
カード精算装置400は、プリペイドカードの残額を精算して現金を払い出す。なお、カード精算装置400にもデビット決済機能を設ける場合は、カード発行装置300によるプリペイドカード発行時のデビット決済金額を取り消して、この決済金額からプリペイドカードの残額分を減算した金額(すなわち、玉貸に使用された金額)で再決済するようにしても良い。
島コントローラ500は、「島」と呼ばれる単位ごとに複数のカードユニット600を管理し、各カードユニット600においてプリペイドカードの残額が利用されると、この利用額をT/C100へ通知する。カードユニット600は、プリペイドカードが挿入されると、プリペイドカードの残額を上限として、遊技媒体である玉やメダルを投出する。遊技機700は、例えばパチンコ機やパチスロ機であり、カードユニットから投出された玉やメダルによって遊技客が遊技を行う。なお、貸玉や貸メダルは、カードユニット600からの投出指示によって遊技機700から投出されるようにしても良い。
図2は、本実施の形態に係るカード発行装置300の外観を示す正面図である。同図に示すように、カード発行装置300の表面には、例えば液晶パネルなどで構成され、遊技客に対する情報表示および遊技客からの入力が可能なユーザインタフェース(以下「ユーザI/F」と略記する)部310が設けられている。
また、本実施の形態に係るカード発行装置300は、デビット決済機能を備えているため、遊技客が暗証番号を入力するためのテンキー部320、およびデビットカード(キャッシュカード)を挿入して所定のデビット決済処理を行うためのデビット処理部330が形成されている。
デビット決済が完了すると、カード処理部340によって決済金額分の新規プリペイドカードが発行されるか、またはカード処理部340に挿入された会員カードに決済金額分の新たな有価価値の関連付けが行われる。さらに、決済金額が印字されたレシートが印字部350から排出される。なお、図2においては、デビット決済に必要な構成のみを図示しているが、他にも例えば現金決済や電子マネー決済などに必要な構成を適宜追加しても良い。
図3は、本実施の形態にかかるカード発行装置300の要部構成を示すブロック図である。同図に示すように、カード発行装置300は、ユーザI/F部310、テンキー部320、デビット処理部330、カード処理部340、印字部350、エラー検出部360、エラー通知制御部370、および通信インタフェース(以下「通信I/F」と略記する)部380を有している。
ユーザI/F部310は、上述したように、例えば液晶パネルなどで構成され、遊技客への情報表示や遊技客からの入力が可能となっている。具体的には、ユーザI/F部310は、カード発行装置300で発行可能なプリペイドカードの金額を複数種類表示する。そして、ユーザI/F部310は、表示された金額から遊技客が選択して触れた金額を感知し、選択された金額をデビット処理部330へ通知する。
テンキー部320は、デビット処理部330にデビットカード(キャッシュカード)が挿入された場合に、暗証番号の入力を受け付ける。デビット処理部330は、デビット決済によってプリペイドカードを発行する場合に、デビットカード(キャッシュカード)を受け付け、デビット決済センターPとの通信を含めデビット決済に係る処理を行う。これらのテンキー部320およびデビット処理部330は、デビット決済部を構成している。デビット決済部は、遊技店の店員による不正行為などを防止するため、カード発行装置300の内部において、図示しない扉の内部に格納されており、デビット保守センターMの保守員のみが保守管理を行うことができる。
カード処理部340は、デビット決済部によるデビット決済が完了すると、決済金額分の新規プリペイドカードを発行するか、またはデビット決済前に挿入された会員カードに決済金額分の新たな有価価値を関連付ける。印字部350は、デビット決済部によるデビット決済が完了すると、決済金額を所定の用紙に印字してレシートを発行する。
エラー検出部360は、デビット決済部、カード処理部340、および印字部350におけるエラーの発生を検出する。具体的には、エラー検出部360は、カードエラー検知部361、開閉検知部362、着脱検知部363、および印刷エラー検知部364を有している。
カードエラー検知部361は、カード処理部340における新規プリペイドカード用のカード切れや、新規プリペイドカードまたは会員カードが挿入口に詰まったなどのカードエラーを検知する。
開閉検知部362は、デビット決済部が格納されている扉の開閉を監視しており、扉が開いたことをエラーとして検知する。上述したように、デビット決済部は、扉の内部に格納されており、デビット保守センターMの保守員のみが保守管理を行うことを許可されている。したがって、例えば遊技店の店員などによってデビット決済部が不正に操作されることを防止するために、デビット決済部の扉が開くとエラーが発生したこととなる。
着脱検知部363は、デビット決済部をカード発行装置300に接続しているコネクタやデビット決済部自体の着脱を監視しており、カード発行装置300からコネクタやデビット決済部自体が脱落したことをエラーとして検知する。これも上述の開扉と同様に、例えば遊技店の店員などによってデビット決済部が取り外されることを防止するためや、デビット決済機能の異常作動を防止するために、デビット決済部の接続不良がエラーとされる。
印刷エラー検知部364は、印字部350におけるレシート用の用紙切れや、用紙詰まりなどの用紙エラーを検知する。また、印刷エラー検知部364は、印字のためのインクなど消耗品の交換時期が迫ったことをエラーとして検知する。
なお、エラー検出部360が検出するエラーは上記のものに限定されず、他にも様々な異常をエラーとして検出するようにしても良い。そして、エラー検出部360は、検出されたエラーに対応するエラーコードをエラー通知制御部370へ出力する。すなわち、エラー検出部360で検出されるエラーには、あらかじめ固有のエラーコードが対応付けられており、エラー検出部360は、検出したエラーに対応するエラーコードを出力する。
エラー通知制御部370は、カード発行装置300内でエラーが発生すると、発生したエラーの種類に応じて、エラーの発生をT/C100またはデビット保守センターMの一方または双方に通知するか決定するとともに、決定された通知先に送信するメッセージを生成する。具体的には、エラー通知制御部370は、通知先記憶部371、通知先決定部372、およびメッセージ生成部373を有している。
通知先記憶部371は、エラー検出部360によって検出されるエラーのエラーコードと各エラーが発生した場合の通知先および通知するメッセージとを対応付けて記憶している。具体的には、通知先記憶部371は、例えば図4に示すように、エラーコードがカード処理部340における新規プリペイドカード用のカード切れであることを示す「001」である場合は、通知先を「T/C」とし、通知するメッセージを「カード切れ」とするというようなテーブルを記憶している。
同様に、通知先記憶部371は、例えばエラーコードがデビット決済部の開扉を示す「002」である場合は、通知先「T/C」にメッセージ「デビット決済停止」を通知し、通知先「保守センター」にメッセージ「開扉発生」を通知することを記憶している。このように、デビット決済部に関するエラーが発生した場合は、デビット保守センターMへエラーの詳細な情報を通知する一方、T/C100へエラーが発生したためデビット決済が停止することのみを通知するようにしても良い。これは、デビット決済部に関するエラーについては、デビット保守センターMの保守員のみが対処可能であるため、T/C100を通じてエラーの発生を把握する遊技店の店員には、エラーの詳細な情報は不要であることによっている。
通知先決定部372は、エラー検出部360から出力されるエラーコードを参照し、エラーコードに対応する通知先およびメッセージを通知先記憶部371から読み出し、T/C100およびデビット保守センターMの一方または双方にエラー発生のメッセージを通知することを決定する。そして、通知先決定部372は、通知先ごとのメッセージを生成するようメッセージ生成部373に指示する。
メッセージ生成部373は、通知先決定部372からの指示に応じて、通知先ごとのメッセージを生成する。すなわち、メッセージ生成部373は、エラーコードに応じて通知先記憶部371に記憶されているメッセージを生成する。そして、メッセージ生成部373は、通知先を指定した上で通知先ごとのメッセージを通信I/F部380へ出力する。
通信I/F部380は、メッセージ生成部373から出力されたメッセージを指定された通知先へ送信する。すなわち、通信I/F部380は、通知先がT/C100であるメッセージをT/C100へ送信し、通知先がデビット保守センターMであるメッセージをルータ200へ出力して公衆回線網N経由でデビット保守センターMへ送信させる。なお、通信I/F部380は、例えばカード発行装置300に付与されている装置IDなど、どのカード発行装置でエラーが発生したかを示す情報をメッセージとともに送信する。
次いで、上記のように構成されたカード発行装置300によるエラー発生時の動作について、図5に示すフロー図を参照しながら説明する。
まず、カード発行装置300内でエラーが発生すると(ステップS101)、エラー検出部360によってエラーが検出される(ステップS102)。具体的には、例えばカード処理部340において、新規プリペイドカード発行時のカード切れや新規プリペイドカードまたは会員カードが詰まるなどのエラーが発生した場合は、カードエラー検知部361によってエラーが検出される。同様に、印字部350において、レシート用の用紙切れや用紙詰まりやインク切れなどのエラーが発生した場合は、印刷エラー検知部364によってエラーが検出される。これらのエラーは、遊技店の店員がカード・用紙を補充したりすることで対処可能なエラーである。
また、例えばデビット決済部が格納されている扉が開かれた場合は、開閉検知部362によってエラーが検出され、デビット決済部の接続不良が生じた場合は、着脱検知部363によってエラーが検出される。これらのエラーは、デビット決済に直接関わっており、不正行為に直結している恐れがあるため、遊技店の店員ではなく、外部のデビット保守センターMの保守員が来店して異常がないことを確認後リセットするなどの対処が必要となる。
このようにしてエラーが検出されると、エラー検出部360によって、検出したエラーに対応するエラーコードが判定される(ステップS103)。すなわち、エラー検出部360によって検出されるエラーには、それぞれ固有のエラーコードがあらかじめ対応付けられており、エラー検出部360は、各検知部361〜364が検知したエラーに応じて発生したエラーのエラーコードを判定する。エラーとエラーコードの対応付けは、例えばカード切れなどのように1つの検知部が検知するエラーに1つのエラーコードを割り当てても良く、さらに、複数の検知部が検知するエラーが所定条件で複合的に発生した場合に1つのエラーコードを割り当てても良い。エラー検出部360によって判定されたエラーコードは、エラー通知制御部370内の通知先決定部372へ出力される。
そして、通知先決定部372によって、エラーが発生したことを通知する通知先が決定される(ステップS104)。すなわち、通知先決定部372によって、通知先記憶部371からエラーコードに対応するエラーの通知先および送信するメッセージが読み出される。通知先記憶部371には、上述のように、例えば図4に示すようなテーブルが記憶されている。このテーブルには、発生したエラーに応じたエラーの通知先および送信するメッセージが記憶されている。
カード発行装置300内では、遊技店の店員が対処可能なエラーとデビット保守センターMの保守員のみが対処可能なエラーとの2種類のエラーが発生するため、遊技店の店員が対処可能なエラーについては、通知先が「T/C」のみとなっているのに対し、デビット保守センターMの保守員のみが対処可能なエラーについては、通知先が「T/C」および「保守センター」の双方となっている。そして、デビット保守センターMの保守員のみが対処可能なエラーについては、T/C100にはエラーの発生に伴ってデビット決済が停止する旨のみを通知するメッセージが対応付けられているのに対し、デビット保守センターMにはどのようなエラーが発生したかを通知するメッセージが対応付けられている。
デビット決済部に関するエラーについては、エラーが発生したことのみをT/C100へ通知すれば、例えばデビット決済部を取り外すなどの不正行為が行われていないか遊技店の店員が即座に確認することができる。そして、遊技店の店員もデビット決済部に関する保守管理は許可されていないため、不正行為の有無等を確認した後、デビット保守センターMからの保守員の来店を待機する。
このように、発生したエラーに応じた通知先およびメッセージを規定しておくことにより、エラー発生時の対応が明確になるとともに、発生したエラーによっては、2つの通知先に異なるメッセージを送信することにより、エラーに対する対処を効率的に行うことができる。
通知先決定部372によってエラーに応じた通知先および送信するメッセージが決定されると、通知先ごとのメッセージがメッセージ生成部373によって生成される(ステップS105)。生成されたメッセージは、通知先が指定されて通信I/F部380へ出力され、通信I/F部380から指定された通知先へ送信される(ステップS106)。すなわち、通知先としてT/C100が指定されているメッセージは、通信I/F部380からT/C100へ送信され、通知先としてデビット保守センターMが指定されているメッセージは、通信I/F部380からルータ200へ出力されて、公衆回線網N経由でデビット保守センターMへ送信される。このとき、上述したように、どのカード発行装置でエラーが発生したかを識別可能な装置IDなどの情報がT/C100またはデビット保守センターMへメッセージとともに送信される。
このため、新規プリペイドカード用のカード切れやレシート用の用紙切れなどのエラーに対しては、T/C100でエラーの発生を確認した遊技店の店員などが迅速に対応することができるとともに、デビット決済に関するエラーに対しては、遊技店の店員が即座に不正行為の有無等を確認するとともに、デビット保守センターMからの指示によりカード発行装置300におけるデビット決済を停止させ、その後、デビット保守センターMの保守員がエラーに対処することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、発生したエラーの種類に応じて通知先を遊技店内のT/Cおよび遊技店外のデビット保守センターの一方または双方に決定し、通知先に応じて送信するメッセージを変更する。このため、カード発行装置がデビット決済機能とプリペイドカード発行機能を併せ持つ場合でも、保守管理の対応を明確にすることができ、エラーに迅速に対処することができる。
なお、本実施の形態においては、デビット決済部に関するエラーが発生した場合に、エラーが発生したことをT/C100にも通知するものとしたが、デビット決済部に関するエラーについては、デビット保守センターMのみへ通知するようにしても良い。
また、本実施の形態においては、記録媒体発行機能とデビット決済機能を併せ持つ場合について説明したが、記録媒体の発行に際する決済としては、他にもクレジット決済や電子マネー決済などがある。そして、これらのクレジット決済や電子マネー決済に関しても、決済に際して遊技店の外部との通信を要するため、デビット決済と同様に、エラーの対処も遊技店の管轄外であると考えられる。したがって、これらの外部決済(デビット決済、クレジット決済、および電子マネー決済など)によってプリペイドカードを発行するカード発行装置においては、本実施の形態と同様に、発生したエラーの種類に応じてエラーの通知先を決定することができる。
本発明は、デビット決済機能と記録媒体発行機能を併せ持つ場合でも、保守管理の対応を明確にし、エラーに迅速に対処する場合に適している。
本発明の一実施の形態に係るシステム全体の概要を示す図である。 一実施の形態に係るカード発行装置の外観を示す正面図である。 一実施の形態に係るカード発行装置の要部構成を示すブロック図である。 一実施の形態に係るエラー通知先を規定するテーブルの一例を示す図である。 一実施の形態に係るカード発行装置のエラー発生時の動作を示すフロー図である。
符号の説明
310 ユーザI/F部
320 テンキー部
330 デビット処理部
340 カード処理部
350 印字部
360 エラー検出部
361 カードエラー検知部
362 開閉検知部
363 着脱検知部
364 印刷エラー検知部
370 エラー通知制御部
371 通知先記憶部
372 通知先決定部
373 メッセージ生成部
380 通信I/F部

Claims (7)

  1. 遊技店内に設置され、遊技店外との通信を要する外部決済によって記録媒体に有価価値を関連付ける決済手段を備えた記録媒体発行装置であって、
    自装置内で発生したエラーを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出されたエラーの種類に応じてエラー発生の通知先を遊技店外の第1の通知先および遊技店内の第2の通知先の一方または双方に決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された通知先へ前記エラーの種類に対応するメッセージを送信する送信手段と
    を有することを特徴とする記録媒体発行装置。
  2. 前記決定手段は、
    前記検出手段によって前記決済手段に係るエラーが検出された場合、エラー発生の通知先を前記第1の通知先に決定する一方、前記検出手段によって前記決済手段以外に係るエラーが検出された場合、エラー発生の通知先を前記第2の通知先に決定することを特徴とする請求項1記載の記録媒体発行装置。
  3. 前記決定手段は、
    前記検出手段によって前記決済手段に係るエラーが検出された場合、エラー発生の通知先を前記第1の通知先および前記第2の通知先の双方に決定することを特徴とする請求項1記載の記録媒体発行装置。
  4. 前記送信手段は、
    前記第1の通知先へエラー内容を示すメッセージを送信する一方、前記第2の通知先へエラーが発生したことのみを示すメッセージを送信することを特徴とする請求項3記載の記録媒体発行装置。
  5. 前記検出手段は、
    前記決済手段を格納する扉の開扉をエラーとして検出することを特徴とする請求項1記載の記録媒体発行装置。
  6. 前記検出手段は、
    前記決済手段の接続不良をエラーとして検出することを特徴とする請求項1記載の記録媒体発行装置。
  7. 遊技店内に設置され、遊技店外との通信を要する外部決済によって記録媒体に有価価値を関連付ける決済手段を備えた記録媒体発行装置におけるエラー通知方法であって、
    自装置内で発生したエラーを検出する検出工程と、
    前記検出工程にて検出されたエラーの種類に応じてエラー発生の通知先を遊技店外の第1の通知先および遊技店内の第2の通知先の一方または双方に決定する決定工程と、
    前記決定工程にて決定された通知先へ前記エラーの種類に対応するメッセージを送信する送信工程と
    を有することを特徴とするエラー通知方法。
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