JPH072987Y2 - 内燃機関のガバナリンク構造 - Google Patents

内燃機関のガバナリンク構造

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JPH072987Y2
JPH072987Y2 JP1988053825U JP5382588U JPH072987Y2 JP H072987 Y2 JPH072987 Y2 JP H072987Y2 JP 1988053825 U JP1988053825 U JP 1988053825U JP 5382588 U JP5382588 U JP 5382588U JP H072987 Y2 JPH072987 Y2 JP H072987Y2
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carburetor
link
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shaft
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邦衛 甲斐
一郎 上村
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、内燃機関本体に気化器を植込みボルトによつ
て固定し、その気化器のスロツトル弁開度の角度制御を
行うガバナによつて、内燃機関の回転速度が上昇するに
つれて、スロツトル弁開度を閉じる方向に作動し、また
内燃機関の回転速度が下降すると、ガバナの角度制御に
よつて、気化器のスロツトル弁を開く方向に作動させる
ための内燃機関のガバナリンク構造に関する。
従来の技術 第11図は典型的な先行技術である内燃機関本体18にガバ
ナリンクを装備した状態の平面図であり、第12図はその
正面図である。内燃機関本体18に植込みボルト5および
ナツト6を用いて気化器が固定される。内燃機関本体18
に取付けられているガバナ軸8(第12図参照)に固定さ
れているガバナアーム14の端部と、気化器17(第11図参
照)のスロツトル弁の開度を調整するスロツトルレバー
16との間には、ガバナリンク1が連結される。内燃機関
の回転速度が上昇するとガバナ軸8およびガバナアーム
14は、第12図の反時計方向に角変位し、これによつてガ
バナリンク1が第11図および第12図の左方に変位し、ス
ロツトルレバー16が第11図の反時計方向に角変位し、ス
ロツトル弁開度が減少する。
第13図は、第11図におけるA部の拡大平面図である。ガ
バナリンクの一端部1aは、直角に折曲げられ、枢軸部12
となつており、この枢軸部12と連なるL端部13は、ガバ
ナリンクの長手方向外方部(第12図の左方向)に延び
る。枢軸部12は、ガバナアーム14に形成されている接続
孔15に挿通する。
第14図は、第12図におけるB部の拡大正面図である。ガ
バナリンクの他端部1bは、直角に折曲げられ、枢軸部23
が形成され、この枢軸部23と連なるL端部21は、ガバナ
リンクの長手方向内方部(第11図の右方向)に延びる。
枢軸部23は、スロツトルレバー16に形成されている接続
孔20に挿通する。気化器17を内燃機関本体18から取外し
て保守点検するに当たつては、ガバナ軸8からガバナア
ーム14の締付けボルト10およびナツト11を緩めることに
よつてガバナアーム14が取外され、また植込みボルト5
からナツト6を取外すことによつて気化器17を植込みボ
ルト5の軸線方向と平行な方向Cに移動する。このと
き、ガバナリンクの端部1aは、ガバナアーム14に接続さ
れたままであり、ガバナリンクの他端部1bは、スロツト
ルレバー16に接続されたままである。
考案が解決しようとする課題 このような先行技術では、気化器17を内燃機関本体18か
ら取外す際には、ガバナ軸8からガバナアームを取外す
必要がある。したがつて気化器17の保守点検の終了
後、、気化器17を内燃機関本体18に取外ける際には、ガ
バナ軸8とガバナアーム14との相対的な角度の調整をし
ながら両者を固定しなければならない。したがつて保守
点検に手間がかかり面倒である。
本考案の目的は、上述の技術的課題を解決し、気化器を
内燃機関本体から取外す際に、ガバナアームを取外さな
いで気化器の取外しを可能とした内燃機関のガバナリン
ク構造を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、内燃機関本体31に植込みボルト30,42を用い
て気化器32を固定し、気化器32のスロツトルレバー45
と、角度制御を行うガバナアーム51とをガバナリンク47
を介して連結した内燃機関のガバナリンク構造におい
て、 ガバナアーム51のガバナ軸60とスロツトルレバー45の回
転軸64とは、垂直であり、 ガバナアーム51には、ガバナ軸60に平行な軸線を有する
第1接続孔54が形成され、 スロツトルレバー45には、回転軸64に平行な軸線を有す
る第2接続孔65が形成され、 ガバナリンク47のガバナアーム51側の一端部47aは、 そのガバナリンク47の長手方向に垂直であつてかつガバ
ナ軸60に平行に延びて第1接続孔54を挿通する第1枢軸
部57と、 この第1枢軸部57からガバナリンク47の長手方向に平行
にかつスロツトルレバー45から遠去かる方向に延びる第
1のL端部55とを有し、 ガバナリンク47のスロツトルレバー45側の他端部47b
は、 ガバナリンク47の長手方向に垂直であつてかつ回転軸64
に平行に延びて第2接続孔65を挿通する第2枢軸部58
と、 この第2枢軸部58の軸線66の延長方向に対して90°未満
の角度α2で遊端になるにつれてガバナアーム51から遠
去かる方向に斜めに延びる第2のL端部56とを有し、 前記植込みボルト30,42は、回転軸64に垂直に延び、 気化器32には、植込みボルト30,42の遊端部が挿通され
る取付け孔37が形成され、その植込みボルト30,42の遊
端部に螺合するナツト40によつて気化器32が内燃機関本
体31との間で挟持され、 気化器32にはさらに、その取付け孔37よりも植込みボル
ト30,42の基端部寄りで取付け孔37よりも大きい内径を
有する挿通部35が形成され、 これによつて植込みボルト30,42の遊端部が挿通部35内
にあるとき、気化器32を傾けてガバナリンク47の前記他
端部47bを第2接続孔65から抜取り可能とすることを特
徴とする内燃機関のガバナリンク構造である。
また本考案は、内燃機関本体31に植込みボルト30,42を
用いて気化器32を固定し、気化器32のスロツトルレバー
45と、角度制御を行うガバナアーム51とをガバナリンク
47を介して連結した内燃機関のガバナリンク構造におい
て、 ガバナアーム51のガバナ軸60とスロツトルレバー45の回
転軸64とは、垂直であり、 ガバナアーム51には、ガバナ軸60に平行な軸線を有する
第1接続孔54が形成され、 スロツトルレバー45には、回転軸64に平行な軸線を有す
る第2接続孔65が形成され、 ガバナリンク47のガバナアーム51側の一端部47aは、 そのガバナリンク47の長手方向に垂直であつてかつガバ
ナ軸60に平行に延びて第1接続孔54を挿通する第1枢軸
部57と、 この第1枢軸部57の軸線109の延長方向に対して90°未
満の角度α4で遊端になるにつれてガバナアーム51から
遠去かる方向に斜めに延びる第1のL端部55aとを有
し、 ガバナリンク47のスロツトルレバー45側の他端部47b
は、 ガバナリンク47の長手方向に垂直であつてかつ回転軸64
に平行に延びて第2接続孔65を挿通する第2枢軸部58
と、 この第2枢軸部58からガバナリンク47の長手方向に平行
にかつガバナアーム51から遠去かる方向に延びる第2の
L端部56とを有し、 前記植込みボルト30,42は、回転軸64に垂直に延び、植
込みボルト30,42の遊端部に螺合するナツト40によつて
気化器32が内燃機関本体31との間で挟持され、 第1のL端部55aは、ガバナアーム51に関して気化器32
の取外し移動方向Jの上流側に配置されることを特徴と
する内燃機関のガバナリンク構造である。
作用 請求項1に記載された本考案に従えば、植込みボルト3
0,42に螺合されたナツト40を取外して、その植込みボル
ト30,42の遊端部が気化器32に形成されている挿通部35
内にあるとき、その挿通部35は取付け孔37よりも大きい
内径を有しているので、気化器32を傾けることができ、
これによつてガバナリンク47の前記他端部47bの第2枢
軸部58と、ガバナアーム51から軸線66の延長方向に対し
て90°未満の角度α2で斜めに延びる第2のL端部56と
を、第2接続孔65から抜取ることが可能となる。
請求項2に記載されている本考案に従えば、植込みボル
ト30,42の遊端部に螺合するナツト40を取外して気化器3
2をその植込みボルト30,42の軸線方向に移動することに
よつて、ガバナリンク47の前記一端部47aの第1枢軸部5
7と、第1枢軸部57の軸線109の延長方向に対して90°未
満の角度α4で斜めに延びる第1のL端部55とが、第1
接続孔54から抜取られて離脱される。
実施例 第1図は本考案の一実施例のガバナリンク構造47を内燃
機関本体31に取付けた状態の平面図であり、第2図はそ
の正面図である。内燃機関本体31には、気化器32が植込
みボルト30およびナツト40を用いて固定される。植込み
ボルト30の一端は、内燃機関本体31に植込まれ螺着され
る。植込みボルト30は、気化器32の取付け座33に形成さ
れている取付け孔34を挿通し、この取付け孔34よりも大
きい内径を有する気化器の胴部の挿通溝35を挿通し、さ
らに気化器32の取付け座36に形成されている取付け孔37
を挿通する。該取付け孔37の内径は、気化器の胴部の挿
通溝35の内径よりも小さく、取付け孔34の内径と同一の
値を有する。植込みボルト30の他端部は、エアクリーナ
ケース38の底に形成された取付け孔39を挿通し、ナツト
40を螺合する。ナツト40を締付けることによつて、気化
器32とエアクリナーケース38とが内燃機関本体31に固定
される。もう一つの植込みボルト42に関しても同様な構
成となつている。ガバナアーム51(第2図参照)は、内
燃機関本体31に設けられたガバナ軸60にその一端部61が
ボルト52とナツト53によつて締付けられ、その他端部62
は、ガバナリンク47の一端部47aの枢軸部と回動自由に
連結され、ガバナリンク47の他端部47bの後述する枢軸
部58は、気化器32のスロツトルレバー45と回動自由に連
結されるリンク構成によつて、内燃機関本体のクランク
軸(図示せず)の回転変動に応じてガバナアーム51を角
変位させ、気化器32のスロツトルレバー45の回転軸64に
角変位を与え、スロツトル弁(図示せず)の開閉制御を
行う。
第3図は、第1図におけるA1部の拡大平面図である。ガ
バナアーム51は、前述のように一端部をガバナ軸60(第
2図参照)にボルト52とナツト53によつて固定し、その
他端部62をガバナリンク47の一端部47aの枢軸部57とガ
バナアーム51の接続孔54によつて連結される。ガバナリ
ンクの一端部47aは、直角に折曲げられ、枢軸部57が形
成され、この枢軸部57と連なるL端部55は、ガバナリン
クの長手方向外方部(第2図の左方向)に延びる。
第4図は第1図におけるスロツトルレバー45にガバナリ
ンク47を取付けた状態を示す拡大平面図であり、第5図
は第2図におけるB1部の拡大正面図である。ガバナリン
クの他端部47bは、直角に折曲げられ(α1=90°)、
枢軸部58が形成され、この枢軸部58と連なるL端部56
は、枢軸部58の軸線66に対してα2の角度で折曲げら
れ、ガバナリンクの長手方向内方部(第2図の右方向)
に延びる。枢軸部58の軸線66と長手方向内方部に延びる
L端部56の成す角度は、α2<90度である。枢軸部58
は、スロツトルレバー45に形成されている接続孔65に挿
通される。引張りばね49(第1図参照)は、そのコイル
巻き部分50(第2図参照)にガバナリンク47を挿通し、
引張りばねの両端に形成した鉤部68(第3図参照)、69
(第5図参照)によつてガバナアーム51およびスロツト
ルレバー45を互いに引張る方向にばね力を付勢すること
によつて、ガバナアーム51とガバナリンク47とスロツト
ルレバー45の遊び量を少なくする。
第6図は、内燃機関本体31から気化器32を取外すときの
状態を示す部分断面の斜視図である。前述の構成によれ
ば、気化器32を内燃機関本体31から保守点検整備のため
取外す際には、先ずスロツトルレバー45側の引張りばね
49の鉤部69を、スロツトルレバー45の接続孔65から取外
す。次に、エアクリーナケース38の底部締付けナツト40
を緩るめて取外し、エアクリーナケース38を取外した後
に、ガスケツト71とチヨークワイヤ受72とガスケツト73
を取外し、気化器32を矢符F方向に引きながら、第6図
に示すように気化器32の植込みボルト30を気化器32の胴
部の挿通溝35に位置する。したがつて気化器32を植込み
ボルト30の軸線78に対して僅かに傾斜させることができ
る。次に、スロツトルレバー45の挿通孔65からガバナリ
ンク47を、矢符G方向に持上げながらガバナリンク47の
L端部56を抜取ることができる。第1図〜第6図に示さ
れる実施例の構成をさらに述べると、ガバナアーム51の
ガバナ軸60は第2図の紙面に垂直であり、またスロツト
ルレバー45の回転軸64は第1図の紙面に垂直であり、し
たがつてこれらのガバナ軸60と回転軸64とは垂直であ
る。ガバナアーム51に形成される接続溝54は、第2図お
よび第3図から明らかなようにガバナ軸60に平行な軸線
を有する。スロツトルレバー45に形成される接続孔65
は、第1図、第4図および第5図から明らかなように、
回転軸64に平行な軸線を有する。
ガバナリンク47のガバナアーム51側の端部47aに形成さ
れる枢軸部57は、そのガバナリンク47の長手方向(第3
図の左右方向)に垂直であつて、かつ第1図〜第3図か
ら明らかなようにガバナ軸60に平行に延びる。L端部55
は、第3図に明らかなように枢軸部57からガバナリンク
47の長手方向(第3図の左右方向)に平行に、かつ第1
図から明らかなようにスロツトルレバー45から遠去かる
方向(第1図および第3図の左方)に延びる。
ガバナリンク47のスロツトルレバー45側の端部47bの枢
軸部58は、第4図および第5図から明らかなようにガバ
ナリンク47の長手方向(第4図および第5図の左右方
向)に垂直であつて、かつ第1図、第2図、第4図およ
び第5図から明らかなように回転軸64に平行に延び、接
続孔65を挿通する。
この端部47bのL端部56は、枢軸部58の軸線66(第5図
参照)の延長方向(第5図の下方)に対して90°未満の
角度α2で遊端になるにつれてガバナアーム51から遠去
かる方向(第1図、第4図および第5図の右方)に斜め
に延びる。
植込みボルト30,42は、第1図に明らかなように回転軸6
4に垂直に延びる。
第6図に明らかなように気化器32には、植込みボルト3
0,42の遊端部(第6図の右方の端部)が挿通される取付
け孔37が取付け座36に形成され、気化器32が植込みボル
ト30,42の遊端部に螺合するナツト40によつて内燃機関
本体31との間で挟持される。
気化器32にはさらに、その取付け孔37よりも植込みボル
ト30,42の基端部寄り(第6図の左方)で取付け孔37よ
りも大きい内径を有する挿通部35が形成される。これに
よつて植込みボルト30,42の遊端部が挿通部35内にある
とき、気化器32を第6図のように傾けて、ガバナリンク
47の端部47bを接続孔65から抜取つて離脱することがで
きる。
第7図は本考案の他の実施例を示すガバナリンク構造を
内燃機関本体31に取付けた状態の平面図であり、第8図
はその正面図である。本実施例は、第1図および第2図
と類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。本実
施例では、ガバナリンク47とガバナアーム51(第1〜第
6図参照)との連結構造において、気化器32を内燃機関
本体31(第1〜第6図参照)から取外す際に、気化器32
の締付けナツト40(第1〜第6図参照)を植込みボルト
30,42から緩めて取外し、次に、エアクリーナケース38
(第1〜第6図参照)とエアインテークポート121とそ
のフランジ125とガスケツト126を取外した後に気化器32
を矢符J方向に引きだし、前述の第1図と第2図の説明
と同様に、ガバナリンク47(第1〜第6図参照)一端部
47aの後述するL端部55aを、ガバナアームに設けた後述
する接続孔54から抜取りを可能とし、両方の接続状態を
容易に解除し易い構成とした。
第9図は第7図のC部における拡大平面図であり、第10
図は第7図におけるスロツトルレバー45にガバナリンク
の他端部47bを取付けた状態を示すD部の拡大平面図で
ある。ガバナアーム51は、前述のように一端部をガバナ
軸60にボルト52とナツト53によつて固定(第8図参照)
し、その他端部62を、ガバナリンク47の一端部47aの枢
軸部57とガバナアーム51の接続孔54によつて連結され
る。ガバナリンクの一端部47aは、直角に折曲げられて
枢軸部57を形成し、ガバナリンクの長手方向外方部(第
7図の左方向)に、枢軸部57の軸線109との成す角α4
で延びている。α4<90度であり、α3=90度である。
スロツトルレバー45の端部に設けられた接続孔65には、
ガバナリンク47の他端部47bに形成された枢軸部58が挿
通されて連結され、枢軸部58のL端部56と、枢軸部58と
成す角は直角で長手方向の内部方向(第7図の右方向)
に延びている。
以上のような構成の本実施例は、内燃機関本体から気化
器を取外す際に、ガバナアームとガバナリンクの端部と
の連結状態を解除し易いように構成したものであり、ま
た前述の第1実施例のようにスロツトルレバーとガバナ
リンクの連結状態を解除し易いようにしてもよい。第7
図〜第10図に示される実施例は、前述の第1図〜第6図
の実施例に類似しており、異なる構成についてさらに述
べると、第9図を参照して、ガバナリンク47のL端部55
aは、枢軸部57の軸線109の延長方向(第9図の上方)に
対して90°未満の角度α4で遊端になるにつれてガバナ
アーム51から遠去かる方向(第7図、第8図および第9
図の左方)に斜めに延びる。
ガバナリンク47のもう1つの端部47bでは、第10図に示
されるように、L端部56が、枢軸部58からガバナリンク
47の長手方向(第10図の左右方向)に平行に、かつガバ
ナアーム51から遠去かる方向(第7図、第8図および第
10図の右方)に延びる。
この第7図〜第10図の実施例では、ナツト40を植込みボ
ルト30,42の遊端部から取外して気化器32をそれらの植
込みボルト30,42の長手方向に第7図の参照符Jで示さ
れる方向に抜出すことによつて、ガバナリンク47の枢軸
部57とL端部55aとを接続孔54から抜取つて離脱するこ
とができる。
第7図および第9図から明らかなように、L端部55a
は、ガバナアーム51に関して気化器32の取外し移動方向
Jの上流側(第7図および第9図の上方)に配置され、
したがつて気化器32を取外し移動方向Jに移動するとき
に、その枢軸部57およびL端部55aがガバナアーム51の
接続孔54から円滑に抜出すことができるようになる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、気化器32を内燃機関本体
31から取外す際には、請求項1の本考案では、ガバナリ
ンク47の他端部47bがスロツトルレバー45の第2接続孔6
5から抜取られて離脱し、 また請求項2の構成では、ガバナリンク47の一端部47a
がガバナアーム51の第1接続孔51から抜取られて離脱さ
れ、したがつて前述の先行技術に関連して述べたように
ガバナ軸とガバナアームの離脱を必要とせず、したがつ
てガバナ軸とガバナアームの固定位置の調整の必要がな
くなる。こうして気化器32を内燃機関本体31に着脱する
ことが容易であり、保守点検の作業性が向上することに
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のガバナリンク構造47を内燃
機関本体31に取付けた状態の平面図、第2図は第1図の
正面図、第3図は第1図におけるA1部の拡大平面図、第
4図は第1図におけるスロツトルレバー45にガバナリン
ク47を取付けた状態を示す拡大平面図、第5図は第2図
におけるB1部の拡大正面図、第6図は内燃機関本体31か
ら気化器32を取外すときの状態を示す部分断面の斜視
図、第7図は本考案の他の実施例のガバナリンク構造を
内燃機関本体31に取付けた状態の平面図、第8図は第7
図の正面図、第9図はガバナアーム51の一端部付近47a
を拡大した第7図のC部の拡大平面図、第10図は第7図
のスロツトルレバー45の先端部(D部)付近の部分拡大
平面図、第11図は先行技術を示し、内燃機関本体18にガ
バナリンクを装備した状態の平面図、第12図は第11図の
正面図、第13図は第11図におけるA部の拡大平面図、第
14図は第12図におけるB部の拡大正面図である。 30,42…植込みボルト、31…内燃機関本体、32…気化
器、45…スロツトルレバー、47…ガバナリンク、51…ガ
バナアーム、78…植込みボルトの軸線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関本体31に植込みボルト30,42を用
    いて気化器32を固定し、気化器32のスロツトルレバー45
    と、角度制御を行うガバナアーム51とをガバナリンク47
    を介して連結した内燃機関のガバナリンク構造におい
    て、 ガバナアーム51のガバナ軸60とスロツトルレバー45の回
    転軸64とは、垂直であり、 ガバナアーム51には、ガバナ軸60に平行な軸線を有する
    第1接続孔54が形成され、 スロツトルレバー45には、回転軸64に平行な軸線を有す
    る第2接続孔65が形成され、 ガバナリンク47のガバナアーム51側の一端部47aは、 そのガバナリンク47の長手方向に垂直であつてかつガバ
    ナ軸60に平行に延びて第1接続孔54を挿通する第1枢軸
    部57と、 この第1枢軸部57からガバナリンク47の長手方向に平行
    にかつスロツトルレバー45から遠去かる方向に延びる第
    1のL端部55とを有し、 ガバナリンク47のスロツトルレバー45側の他端部47b
    は、 ガバナリンク47の長手方向に垂直であつてかつ回転軸64
    に平行に延びて第2接続孔65を挿通する第2枢軸部58
    と、 この第2枢軸部58の軸線66の延長方向に対して90°未満
    の角度α2で遊端になるにつれてガバナアーム51から遠
    去かる方向に斜めに延びる第2のL端部56とを有し、 前記植込みボルト30,42は、回転軸64に垂直に延び、 気化器32には、植込みボルト30,42の遊端部が挿通され
    る取付け孔37が形成され、その植込みボルト30,42の遊
    端部に螺合するナツト40によつて気化器32が内燃機関本
    体31との間で挟持され、 気化器32にはさらに、その取付け孔37よりも植込みボル
    ト30,42の基端部寄りで取付け孔37よりも大きい内径を
    有する挿通部35が形成され、 これによつて植込みボルト30,42の遊端部が挿通部35内
    にあるとき、気化器32を傾けてガバナリンク47の前記他
    端部47bを第2接続孔65から抜取り可能とすることを特
    徴とする内燃機関のガバナリンク構造。
  2. 【請求項2】内燃機関本体31に植込みボルト30,42を用
    いて気化器32を固定し、気化器32のスロツトルレバー45
    と、角度制御を行うガバナアーム51とをガバナリンク47
    を介して連結した内燃機関のガバナリンク構造におい
    て、 ガバナアーム51のガバナ軸60とスロツトルレバー45の回
    転軸64とは、垂直であり、 ガバナアーム51には、ガバナ軸60に平行な軸線を有する
    第1接続孔54が形成され、 スロツトルレバー45には、回転軸64に平行な軸線を有す
    る第2接続孔65が形成され、 ガバナリンク47のガバナアーム51側の一端部47aは、 そのガバナリンク47の長手方向に垂直であつてかつガバ
    ナ軸60に平行に延びて第1接続孔54を挿通する第1枢軸
    部57と、 この第1枢軸部57の軸線109の延長方向に対して90°未
    満の角度α4で遊端になるにつれてガバナアーム51から
    遠去かる方向に斜めに延びる第1のL端部55aとを有
    し、 ガバナリンク47のスロツトルレバー45側の他端部47b
    は、 ガバナリンク47の長手方向に垂直であつてかつ回転軸64
    に平行に延びて第2接続孔65を挿通する第2枢軸部58
    と、 この第2枢軸部58からガバナリンク47の長手方向に平行
    にかつガバナアーム51から遠去かる方向に延びる第2の
    L端部56とを有し、 前記植込みボルト30,42は、回転軸64に垂直に延び、植
    込みボルト30,42の遊端部に螺合するナツト40によつて
    気化器32が内燃機関本体31との間で挟持され、 第1のL端部55aは、ガバナアーム51に関して気化器32
    の取外し移動方向Jの上流側に配置されることを特徴と
    する内燃機関のガバナリンク構造。
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