JPS5834274Y2 - エンジンのオ−バ−ラン制御装置 - Google Patents
エンジンのオ−バ−ラン制御装置Info
- Publication number
- JPS5834274Y2 JPS5834274Y2 JP13310078U JP13310078U JPS5834274Y2 JP S5834274 Y2 JPS5834274 Y2 JP S5834274Y2 JP 13310078 U JP13310078 U JP 13310078U JP 13310078 U JP13310078 U JP 13310078U JP S5834274 Y2 JPS5834274 Y2 JP S5834274Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- control device
- overrun control
- magnetic force
- operates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は芝生、雑草等の刈払いに用いられる小形携帯用
エンジンのオーバーラン制御装置に関するものである。
エンジンのオーバーラン制御装置に関するものである。
従来、摺動絞り弁型気化器を有する小形携帯用２サイク
ルエンジンは、作業負荷がなくなると７５０Ｏｒ、ｐ、
ｍから１０，０００Ｏｒ、ｐ０ｍ以上の高速回転になる
ことがあって、振動騒音の発生や回転部品の摩耗、焼損
を招くのでエンジンの点火時期を遅らせるオーバーラン
防止策がとられている。
ルエンジンは、作業負荷がなくなると７５０Ｏｒ、ｐ、
ｍから１０，０００Ｏｒ、ｐ０ｍ以上の高速回転になる
ことがあって、振動騒音の発生や回転部品の摩耗、焼損
を招くのでエンジンの点火時期を遅らせるオーバーラン
防止策がとられている。
ところが、この制御装置は点火時期をかなり遅らせる必
要があるために、異状燃焼や異音発生の原因となる欠点
があった。
要があるために、異状燃焼や異音発生の原因となる欠点
があった。
かような問題点に対して、気化器のベンチュリ部後方か
らシリンダインレットポートに至る吸気通路の中間部に
、リターンスプリングを具備するチョウ形弁を設け、こ
のチョウ形弁を、エンジンの冷却ファンの風圧を感知し
て作動する受圧板に連動せしめ、リターンスプリングの
設定弾力と釣合と開度まで閉止させるオーバーラン制御
を行うことができるが、刈払い機の作業姿勢や受圧板の
自重の影響をうけて作動しないことがあり、また、リタ
ーンスプリングの荷重−変位特性から、チョウ形弁は最
高回転数よりもかなり低い回転数から除々に閉じていく
（第５図の破線カーブＯ−Ｐ参照）ために、途中の回転
域での出力損失を伴なって負荷範囲が限定され作業能率
が低下するという問題がある。
らシリンダインレットポートに至る吸気通路の中間部に
、リターンスプリングを具備するチョウ形弁を設け、こ
のチョウ形弁を、エンジンの冷却ファンの風圧を感知し
て作動する受圧板に連動せしめ、リターンスプリングの
設定弾力と釣合と開度まで閉止させるオーバーラン制御
を行うことができるが、刈払い機の作業姿勢や受圧板の
自重の影響をうけて作動しないことがあり、また、リタ
ーンスプリングの荷重−変位特性から、チョウ形弁は最
高回転数よりもかなり低い回転数から除々に閉じていく
（第５図の破線カーブＯ−Ｐ参照）ために、途中の回転
域での出力損失を伴なって負荷範囲が限定され作業能率
が低下するという問題がある。
本考案は、かかる欠点に鑑みなされたものであって、シ
リンダインレットポートに至る吸気通路に設けたチョウ
形弁等の回転弁を磁力によって全開の位置に保持せしめ
、この回転弁は設定された最高回転数に到達したときに
磁力の拘束から開放されて急速に回動し、設定最高回転
数を維持せしめるとともに途中の回転域における出力損
失を防止するエンジンのオーバーラン制御装置を提供す
ることを目的とする。
リンダインレットポートに至る吸気通路に設けたチョウ
形弁等の回転弁を磁力によって全開の位置に保持せしめ
、この回転弁は設定された最高回転数に到達したときに
磁力の拘束から開放されて急速に回動し、設定最高回転
数を維持せしめるとともに途中の回転域における出力損
失を防止するエンジンのオーバーラン制御装置を提供す
ることを目的とする。
以下、本考案の構成を実施例につき図面に基づいて説明
する。
する。
１はオーバーラン制御装置である。
２はピストン形絞り方式気化器３を有する小形２サイク
ルエンジンであって、該気化器３のベンチュリ部４後方
カラシリンダインレットポート５に至る吸気通路６に、
冷却ファン７の冷却風の風圧を感知して作動するベルク
ランク状の受圧板８に連動し、連結リンク９および扇形
の回転盤１０を介して開閉されるチョウ形弁等の回転弁
１１を設け、該回転弁を、前記ベンチュリ部４の外壁に
設けられたブラケット１２に固着した磁石１３の磁力に
より保持せしめている。
ルエンジンであって、該気化器３のベンチュリ部４後方
カラシリンダインレットポート５に至る吸気通路６に、
冷却ファン７の冷却風の風圧を感知して作動するベルク
ランク状の受圧板８に連動し、連結リンク９および扇形
の回転盤１０を介して開閉されるチョウ形弁等の回転弁
１１を設け、該回転弁を、前記ベンチュリ部４の外壁に
設けられたブラケット１２に固着した磁石１３の磁力に
より保持せしめている。
１４は該ブラケットに螺合され前記回転盤１０のストッ
パ側端面１５との間隔を調節するストッパ、１６は該ス
トッパに外嵌めされた緩み止めスプリング、１７は回転
盤１０と回転弁１１を直結する回動軸、１８は受圧板８
の枢支ピン、１９は回動軸１７に外嵌めされ一端はベン
チュリ部４外壁に、他端が回転盤１０に連結されたリタ
ーンスプリングである。
パ側端面１５との間隔を調節するストッパ、１６は該ス
トッパに外嵌めされた緩み止めスプリング、１７は回転
盤１０と回転弁１１を直結する回動軸、１８は受圧板８
の枢支ピン、１９は回動軸１７に外嵌めされ一端はベン
チュリ部４外壁に、他端が回転盤１０に連結されたリタ
ーンスプリングである。
なお、第３図の如く磁石１３と回転盤の磁石側端面２０
との間にエアギャップ２１を設け、該エアギャップを緩
み止めスプリング２２を具備する調整ボルト２３により
調整して回転弁１１の作動開始回転数を設定したり、第
４図の如く磁石１３を受圧板Ｉの先端側に設けたりする
ことも可能である。
との間にエアギャップ２１を設け、該エアギャップを緩
み止めスプリング２２を具備する調整ボルト２３により
調整して回転弁１１の作動開始回転数を設定したり、第
４図の如く磁石１３を受圧板Ｉの先端側に設けたりする
ことも可能である。
上記の構造において、エンジンが最大出力で稼動中に無
負荷となって次第に増速し最高回転数に到達する（第５
図の実線カーブ０−Ｌ参照）と、その回転数に応じて冷
却ファン７の風圧が上昇してその風圧による駆動力が受
圧板８から連結リンク９を経て回転盤１０に伝達され、
該回転盤は磁力の拘束に打ち勝って回転弁１１とともに
閉止方向（第１図において時計方向）に作動し、それ以
後もリターンスプリング１９の弾力に坑してストッパ１
４により調節した位置まで速やかに回動して、吸入混合
気量を制限し所定の最高回転数を維持せしめる。
負荷となって次第に増速し最高回転数に到達する（第５
図の実線カーブ０−Ｌ参照）と、その回転数に応じて冷
却ファン７の風圧が上昇してその風圧による駆動力が受
圧板８から連結リンク９を経て回転盤１０に伝達され、
該回転盤は磁力の拘束に打ち勝って回転弁１１とともに
閉止方向（第１図において時計方向）に作動し、それ以
後もリターンスプリング１９の弾力に坑してストッパ１
４により調節した位置まで速やかに回動して、吸入混合
気量を制限し所定の最高回転数を維持せしめる。
（第５図のＬ−Ｐ線参照）回転数が低下した場合は、リ
ターンスプリング１９の復元力により上記と反対の動作
をして原位置に復帰する。
ターンスプリング１９の復元力により上記と反対の動作
をして原位置に復帰する。
本考案は上記の構成により、回転弁は磁力によって保持
されているので通常の回転域においてはエンジンの姿勢
変化による影響をうけることなく、また、エンジンが最
高回転数に到達するまで回転弁が作動しないので、その
回転上昇過程における出力損失がなくなって作業効率や
作業環境が向上するほか、構造が簡単で量産に適すると
いう実用上の優れた効果をもつものである。
されているので通常の回転域においてはエンジンの姿勢
変化による影響をうけることなく、また、エンジンが最
高回転数に到達するまで回転弁が作動しないので、その
回転上昇過程における出力損失がなくなって作業効率や
作業環境が向上するほか、構造が簡単で量産に適すると
いう実用上の優れた効果をもつものである。
図面は本考案の実施態様を例示し、第１図はオーバーラ
ン制御装置の正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ矢視図、
第３図１よび第４図は磁石設置の他の実施例を示す図、
第５図は本考案の作用を説明する特性曲線図である。 １・・・オーバーラン制御装Ｌ ２・・・エンジン、３
・・・気化器、４・・・ベンチュリ部、５・・・シリン
ダインレットポート、６・・・吸気通路、７・・・冷却
ファン、８・−・・受圧板、１１・・・回転弁、１３・
・・磁石、１４・・・ストツバ１７・・・回動軸、１９
・・・リターンスプリング。
ン制御装置の正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ矢視図、
第３図１よび第４図は磁石設置の他の実施例を示す図、
第５図は本考案の作用を説明する特性曲線図である。 １・・・オーバーラン制御装Ｌ ２・・・エンジン、３
・・・気化器、４・・・ベンチュリ部、５・・・シリン
ダインレットポート、６・・・吸気通路、７・・・冷却
ファン、８・−・・受圧板、１１・・・回転弁、１３・
・・磁石、１４・・・ストツバ１７・・・回動軸、１９
・・・リターンスプリング。
Claims (1)
- 摺動絞り弁型気化器を有する小型２サイクルエンジンに
おいて、キャブベンチュリ部後方からシリンダインレッ
トポートに至る吸気通路に、冷却ファンの冷却風の風圧
を感知して作動する受圧板に連動して開閉されるチョウ
形弁等の回動弁を設け、該回転弁を磁力により保持せし
め、設定した最高回転数に到達したときに磁力の拘束に
打ち勝って作動するようになしたエンジンのオーバーラ
ン制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13310078U JPS5834274Y2 (ja) | 1978-09-27 | 1978-09-27 | エンジンのオ−バ−ラン制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13310078U JPS5834274Y2 (ja) | 1978-09-27 | 1978-09-27 | エンジンのオ−バ−ラン制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5549068U JPS5549068U (ja) | 1980-03-31 |
| JPS5834274Y2 true JPS5834274Y2 (ja) | 1983-08-01 |
Family
ID=29101249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13310078U Expired JPS5834274Y2 (ja) | 1978-09-27 | 1978-09-27 | エンジンのオ−バ−ラン制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5834274Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63160814U (ja) * | 1987-04-10 | 1988-10-20 |
-
1978
- 1978-09-27 JP JP13310078U patent/JPS5834274Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5549068U (ja) | 1980-03-31 |
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