JPH0729546Y2 - 小型継電器のヨーク固定装置 - Google Patents

小型継電器のヨーク固定装置

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JPH0729546Y2
JPH0729546Y2 JP1989008601U JP860189U JPH0729546Y2 JP H0729546 Y2 JPH0729546 Y2 JP H0729546Y2 JP 1989008601 U JP1989008601 U JP 1989008601U JP 860189 U JP860189 U JP 860189U JP H0729546 Y2 JPH0729546 Y2 JP H0729546Y2
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JP
Japan
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yoke
base
piece
groove
fixing device
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JP1989008601U
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JPH02101449U (ja
Inventor
好司 相京
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第一電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、小型継電器のヨーク固定装置に関するもの
であり、特に、ヨークのガタをなくし、ヨークを強固に
固定する小型継電器のヨーク固定装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、此種小型継電器のヨーク固定装置は、特願昭55-1
31930号が提案されている。之は第6図に示すように、
ベース(1)の両側壁(1a)(1b)の内壁に設けた凹溝
(2)(2)に切欠部(3)を設けている。又、ヨーク
(4)には該切欠部(3)に係止する爪(5)が設けら
れている。而して、前記ベース(1)の凹溝(2)
(2)に案内されながら該ヨーク(4)を摺動し、この
ヨーク(4)が所定位置にて該ベース(1)に嵌合した
とき、凹溝(2)に設けた切欠部(3)に前記爪(5)
が係止して該ベース(1)とヨーク(4)を固定するよ
うに構成している。又、図示は省略するが、ヨークに固
着した板バネと前述した凹溝の切欠部とによってヨーク
を固定するようにしたものも提案されている(実開昭64
-5345号)。この考案の板バネはヨークの背面に固着さ
れ、左右両側部はヨークの形状に合わせて折曲げられて
ヨークの側面に接している。そして、板バネの左右両側
部に切込みを設けて先端部より上方に逆止め爪部を設け
るとともに、前記凹溝の切欠部の下部に、下方へ向かっ
て漸次ヨーク側へ突出するテーパー面が形成されてい
る。
前記板バネを固着したヨークをベースの凹溝に挿入する
と板バネの両側先端部が前記テーパー面に沿って摺動
し、前記先端部が接近する方向へ弾性変形する。これに
より、切込みによって形成された逆止め爪部が外側へ突
出して前記切欠部に嵌合し、ヨークが固定されるもので
ある。
又、ヨークの脚部がベースを貫通して下方へ突出し、こ
の突出部位と上部の側面段部とに割りカシメ加工を施し
てヨークを固定するものも知られている(特開昭63-105
424号公報)。
[考案が解決しようとする課題] 上述した従来型は、ヨークに設けてある爪がベースの凹
溝に設けた切欠部に係合するように形成しているので、
該ヨークをベースの凹溝に摺動して嵌合する際に、該爪
が凹溝を外方に押圧し乍ら摺動するとき樹脂製のベース
の側壁が割損するする虞れがあるため、ベースの薄形化
並びに小型化に限界がある。
又、板バネに形成した逆止め爪部をベースの切欠部に係
合させて固定するものは、板バネの逆止め爪部の強度に
よってヨークの固定強度が決定されるため、ヨークへ装
着する板バネに十分な厚さと強度とが要求され、小型化
する際の障害となる。
又、ベースの底面へヨークを貫通させてカシメるもの
は、カシメ部が突出するため底面を基板等に接地させて
取付ける一般的な使用方法を採る場合には底面に更にカ
バー板等を装着することが必要となり、大型化が避けら
れないという欠点がある。
そこで、ヨークの固定強度を低下させることなく小型継
電器の小型化を達成するために解決すべき技術的課題が
生じてくるのであり、本考案はこれらの課題を解決する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案は、上記目的を達成するために提案されたもの
であり、樹脂にて一体成型された継電器のヨーク取付用
ベースの両側壁の内側面に、ヨークを摺動して嵌合する
凹溝を設けて該ヨークを該ベースにカシメ等の手段にて
固定するようにした小型継電器のヨークの固定装置に於
て、前記ベースの凹溝部位を内外面より前記ヨークにて
挟持できるように、該ヨークの両側縁部の中間部位に挟
持片を設け、前記ヨークの両側部位と該挟持片とによつ
て逆字状の挟持溝を形成し、該挟持溝を前記ベースに
設けた凹溝部位に上方より挿入して該凹溝部位の内外面
より該凹溝部位を挟持し、更に、前記挟持片の先端部位
を前記ベースの外側面に形成された凹部にカシメたこと
を特徴とする小型継電器のヨーク固定装置を提供せんと
するものである。
[作用] この考案は継電器のヨークの両側縁部に挟持片を設け、
該挟持片とヨークの両側縁部とによつて挟持溝を形成し
ている。又、ベースの両側壁の外側面に前記挟持片をカ
シメて係合するための凹部を形成している。
依って、該ヨークの両側縁部をベースの凹溝に沿って下
降させて嵌合する際に於て、前記ヨークの挟持溝をベー
スの凹溝部位の内外両側面を挟持して下降させるとき、
前記挟持片も該凹溝部位の外側面に沿って下降し、該挟
持片が前記凹部の上面まで到達する。そこで、この挟持
片を前記凹部にカシメると、該挟持片とこの凹部とが係
合すると共に、前記ヨークは該挟持溝にてベースの凹溝
部位を内外側より強固に挟持することができ、依ってベ
ースは割損することなく該ヨークをベースに確実且つ、
安全に固定できるのである。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を別紙添付図面の第1図乃至
第5図に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来公知
に属する技術事項も同時に説明する。図中符号(10)は
小型継電器であり、第1図に示すように樹脂で一体成型
されたベース(11)に固定接片(12)(13)が立設さ
れ、該固定接片(12)(13)の上端部位に固定接点(12
a)(13a)が設けられている。そして、該固定接片(1
2)(13)間に可動接片(14)を立設し、その可動接点
(14a)が前記固定接片(13)の固定接点(13a)に常閉
するように形成され、更に、前記固定接点(12a)とは
常開されるように形成されている。而して、該可動接片
(14)には作動片(15)が連結され、更に、この作動片
(15)はアマチユア(16)の上端部位に連結されてい
る。。又、このアマチユア(16)は板バネ(21)に支承
されると共に基点(16a)を介して回動することができ
るように形成されている。そして、この回動作用はヨー
ク(17)に装着されているコア(18)に巻装したコイル
(19)に通電したとき、該コア(18)に前記アマチユア
(16)の横片(16b)の先端部位が吸着されて該アマチ
ユア(16)が反時計方向に回動し、前記可動接点(14
a)は常開接点側の固定接点(12a)に接続する。更に、
該通電を停止したとき、前記コア(18)の吸着作用が消
失し、アマチユア(16)は板バネ(21)の付勢により時
計方向に回動して、前記可動接点(14a)と固定接点(1
3a)とを接続するのである。
又、前記ヨーク(17)は、第2図に示すように、左右両
縁部に鍵形状の挟持片(17a)(17a)を設け、該挟持片
(17a)(17a)と前記ヨーク(17)の両側縁部によつて
逆字状の挟持溝(17b)(17b)を形成している。更
に、前記ベース(11)の左右の側壁(11a)(11a)の外
側面に前記挟持片(17a)(17a)の先端部位をカシメて
係合するための凹部(22)(22)を形成している。而し
て、前記挟持溝(17b)(17b)をベース(11)に設けた
前記凹溝(23)(23)部位の内外面より挟持すべく嵌挿
されるのであるが、このとき、前記挟持片(17a)(17
a)の先端部位が前記凹部(22)(22)の上面に到達で
きるように形成されていることは当然である。
そこで、前述せる如く、該挟持溝(17b)(17b)で前記
ベース(11)の凹溝(23)(23)部位の内外面を挟持す
べく該ベース(11)の上面より挿入すれば、第3図に示
すように該凹溝(23)(23)の部位は前記挟持片(17
a)(17a)とヨーク(17)の両側縁部とによつて両面よ
り挟持されて密嵌する。そして、第4図に示すように、
前記挟持片(17a)(17a)の先端部位を前記凹部(22)
(22)にカシメて固定する。斯くして、ヨーク(17)は
ベース(11)を割損することなく嵌挿されると共に、該
ベース(11)に強固に固定されガタを生じることはな
い。
又、第5図は本考案の変形例を示したもので、ヨーク
(17)に板バネ(24)を固着し、該板バネ(24)と一体
成型した挟持片(24a)(24a)を垂設し、該挟持片(24
a)(24a)の先端部を字状に屈曲している。この変形
例では、この挟持片(24a)(24a)が弾力性を有してい
るので該ヨーク(17)をベース(11)に嵌合した後にカ
シメ等の手段を必要とせずに、この挟持片(24a)(24
a)の下端部を前記ベース(11)の凹部(22)(22)に
係合でき、更に、該板バネ(24)はアマチユア(16)先
端部の磁気シールドも兼ねることができる。
[考案の効果] この考案は、上記一実施例に詳述せる如く、継電器のヨ
ークの左右両側縁部に挟持片を設け、該挟持片と該ヨー
クの両側縁部とによつて挟持溝を形成している。又、ベ
ースの両側壁の外側面に、前記挟持片をカシメて係合す
るための凹部を形成している。
依って、該ヨークの両側縁部をベースの凹溝に摺動して
ヨークとベースを嵌合すると、このヨークの挟持溝が該
ベースの凹溝部位を内外側面より挟持することになる。
又、このヨークの挟持片の下端部はベースの側壁の外側
面に設けた凹部の上面に及んで嵌挿される。そこで、該
挟持片の下端部を前記凹部にカシメれば、該ヨークはベ
ースに強固に固定される。
従って、ヨークの取付時に於て、従来のヨークの側面が
ベースの凹溝に圧接してベースの側壁を拡開するものと
は異なり、ベースに過大な応力が加わることがないため
ベースの底板並びに側壁の厚さを削減することが可能と
なり、小型化することができる。また、ヨークを装着す
る際にベースの凹溝がヨークによって削られて樹脂粉が
落下することもなく、樹脂粉によりリレー動作不良が発
生する虞れも解消される。
又、強固なヨークの側片をカシメて固定するので板バネ
を用いて固定するものよりも固定強度が大であるととも
に、ベースにヨークを貫通させるものとは異なり、ベー
スの底板を薄型化することができ、小型継電器の小型化
に寄与できる。
尚、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り種々
の改変を為す事ができ、そして、この考案が該改変せら
れたものに及ぶことは当然である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は小型継電器の側
面図、第2図はヨークをベースに取付ける状態を示す一
部切欠縦断正面図、第3図はヨークをベースに嵌合した
状態を示す一部切欠縦断正面図、第4図はヨークの挟持
片をカシメてヨークをベースに固定した際の一部切欠斜
面図、第5図は本考案の他の実施例を示し、同図Aはヨ
ークをベースに取り付ける状態を示す一部切欠縦断正面
図、同図Bはヨークをベースに固定した状態を示す一部
切欠縦断正面図、第6図は従来型の一部切欠縦断正面図
である。 (10)……小型継電器、(11)……ベース (11a)……側壁、(17)……ヨーク (17a)……挟持片、(17b)……挟持溝 (22)……凹部、(23)……凹溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂にて一体成型された継電器のヨーク取
    付用ベースの両側壁の内側面に、ヨークを摺動して嵌合
    する凹溝を設けて該ヨークを該ベースにカシメ等の手段
    にて固定するようにした小型継電器のヨークの固定装置
    に於て、前記ベースの凹溝部位を内外面より前記ヨーク
    にて挟持できるように、該ヨークの両側縁部の中間部位
    に挟持片を設け、前記ヨークの両側部位と該挟持片とに
    よって逆字状の挟持溝を形成し、該挟持溝を前記ベー
    スに設けた凹溝部位に上方より挿入して該凹溝部位の内
    外面より該凹溝部位を挟持し、更に、前記挟持片の先端
    部位を前記ベースの外側面に形成された凹部にカシメた
    ことを特徴とする小型継電器のヨーク固定装置。
JP1989008601U 1989-01-27 1989-01-27 小型継電器のヨーク固定装置 Expired - Lifetime JPH0729546Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59103349U (ja) * 1982-12-28 1984-07-11 第一電機株式会社 小型継電器のヨ−ク固定装置
JPH0341805Y2 (ja) * 1985-08-08 1991-09-02
JPS63105424A (ja) * 1986-10-22 1988-05-10 オムロン株式会社 電磁継電器のヨ−クの固定構造
JPH0334032Y2 (ja) * 1987-06-30 1991-07-18

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