JPH07294248A - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JPH07294248A
JPH07294248A JP6091558A JP9155894A JPH07294248A JP H07294248 A JPH07294248 A JP H07294248A JP 6091558 A JP6091558 A JP 6091558A JP 9155894 A JP9155894 A JP 9155894A JP H07294248 A JPH07294248 A JP H07294248A
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circuit
light
terminal
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JP6091558A
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Seiichiro Mizuno
誠一郎 水野
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Hamamatsu Photonics KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 素子間バラツキに起因する測定精度の低下や
温度依存性を改善すると共に簡素な構成の測距装置を提
供する。 【構成】 受光素子200の出力端子で平均背景光の寄
与分の電流を除去した後、積分回路310、320と容
量素子による電荷結合によって背景光の変化分等の成分
をキャンセルすることで、特定対象の光成分のみを得る
ので、積分器を一個ですませ、さらに複雑な加算、減算
等の演算回路を全く同じであるが、さらに複雑な加算、
減算等の演算回路を全く必要とせずに、高精度の測距が
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対象物に光を投射し、
対象物からに反射光を検出して対象物までの距離を測定
する測距装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】投射した光を半導体位置検出素子(以
下、PSDと呼ぶ)で検出する測距装置が、カメラのオ
ートフォーカスシステムなどに適用され、普及してい
る。図6は、こうした測距装置の概要構成図である。
【0003】この装置のPSDは、図6に示すように、
P層とI層及びN層から成る3層構造のシリコン半導体
から成る感光部910と、感光部910に発生した光電
変換信号から雑音等の不要成分を除去して必要な信号成
分のみを抽出する信号抽出回路920と、抽出された信
号に基づいて被写体までの距離を演算する測距演算回路
930を備えている。
【0004】ここで、感光部910のP層の両端には一
対の出力電極911,912が形成され、N層には出力
電極911,912から等距離の部分に所定バイアス電
圧VB が印加され、P層の表面が光入射面となってい
る。そして、P層に光が入射すると光電変換効果によっ
て光電流が発生し、光の入射位置から出力電極911ま
での距離L1と出力電極912までの距離L2との比に
応じて分割された光電流I1,I2が各出力電極91
1,912を介して信号抽出回路920に入力される。
【0005】更に、測距装置本体の一端には、被写体9
90に対してスポット光を放射する発光ダイオードLE
Dが感光部910から所定の距離だけ放して設けられて
おり、被写体Gで反射されたスポット光(以下、反射ス
ポット光という)を感光部910のP層が受光すること
で、三角測距の原理が適用される構成となっている。即
ち、発光ダイオードLEDから被写体990までの距離
とP層に入射する反射スポット光の位置(即ち、L1と
L2)とが所定の比例関係にあるので、測距演算回路9
30が光電流I1,I2の電流比について所定の測距演
算を行うことにより、被写体Gまでの距離を逆算する。
【0006】しかし、P層は反射スポット光の入射面よ
り広い面積を有するので、光電流I1,I2は反射スポ
ット光だけでなく背景光及びその他の雑音成分を含んで
しまい、単に測距演算を行ったのでは、これらの背景光
及び雑音成分のために測距精度が低下することになる。
そこで、図7に示すような雑音除去回路が信号抽出回路
920に内蔵されていた。尚、この雑音除去回路は、出
力電極911,912に夫々設けられている。
【0007】出力電極911に接続される雑音除去回路
を代表して説明すると、バイアス電源VR1で直流バイア
スされたオペアンプA1とPMOSFET Q1からな
るバッファ回路を備え、このバッファ回路は出力電極4
をバイアス電源VR1の電圧に直流バイアスすると共に、
光電流I1を増幅して接点xへ出力する。
【0008】接点xは、図示するように、npnトラン
ジスタQ2のコレクタとnpnトランジスタQ3のベー
ス及びオペアンプA2の非反転入力接点に接続され、n
pnトランジスタQ3のコレクタには、pnpトランジ
スタQ4,Q5で構成されるカレントミラー回路が接続
され、更に、pnpトランジスタQ5のコレクタにダイ
オードD1,D2が接続され、ダイオードD1,D2の
両端電圧Vo1が測距演算回路930への信号となる。
【0009】オペアンプA2の反転入力接点には参照電
圧VR2が印加され、その出力接点はスイッチ素子SWを
介してnpnトランジスタQ2のベースに接続されると
共に、npnトランジスタQ2のベースとアース間に容
量素子Cが接続されている。
【0010】このような構成において、測距処理は次の
手順で行われる。まず所定時間τの間、発光ダイオード
LEDがスポット光を放射しない状態に設定されると同
時に、スイッチ素子SWをオンにして背景光を受光す
る。この状態では、接点xが背景光の光強度に相当する
電圧Vx となり、オペアンプA2がその電圧と参照電圧
R2の差を演算処理するので、容量素子Cは背景光の光
強度に相当する電圧Vhに充電される。尚、参照電圧V
R2は、感光部910自身が発生する雑音成分等を接点x
の電圧Vx から除くために設定されている。
【0011】次に、所定時間τ後にスイッチSWをオフ
に切換え、発光ダイオードLEDにスポット光を放射さ
せ、再び所定時間τと同じ時間だけ受光処理をする。し
たがって、感光部1は被写体Gで反射された反射スポッ
ト光と背景光を入射することとなるので、光電流I1は
背景光と反射スポット光の和に相当する値となる。ここ
で、容量素子Cには背景光に相当する電圧Vh が保持さ
れていることから、出力電流I1中の背景光に対応する
分の電流がnpnトランジスタQ2を介してアースへ流
れ、接点xの電圧Vx は反射スポット光に相当する分の
電圧だけ上昇する。この結果、カレントミラー回路の出
力側のpnpトランジスタQ5を流れる電流もその電圧
の上昇に応じて増加し、ダイオードD1,D2の両端電
圧Vo1がスポット光の光強度に相当する電圧となる。
【0012】このように、背景光のみに相当する電圧V
h を容量素子Cに予め保持しておき、反射されてきたス
ポット光を受光したときにこの電圧Vh によって背景光
の分を除去することにより、真の反射スポット光の成分
のみの電圧Vo1を得るようにしている。尚、出力電極9
12にも同じ雑音除去回路が接続されているので、出力
電極5から出力される光電流I2からも背景光成分が除
去され、真の反射スポット光の成分のみの電圧Vo2が得
られる。そして、電圧Vo1とVo2は、反射スポット光の
入射位置(即ち、L1とL2)と比例関係にあるので、
測距演算回路930がこれらの電圧Vo1とVo2に基づい
て所定の測距演算を行うことで、被写体990までの距
離を求める。
【0013】以上で、反射スポット光に対応する電圧V
o1は、 Vo1=(kT/q)ln((hfe1 ・ΔIL1+IL1)/IS ) …(1) ここで、 q :電子電荷 k :ボルツマン定数 T :絶対温度 IL1:背景光のみを受光する状態でのトランジスタQ2
のコレクタ電流 ΔIL1:反射スポット光を入射したときにトランジスタ
Q3のベースに流れる電流 hfe1 :トランジスタQ3の電流増幅率 IS :ダイオードD2,D3の飽和電流 となる。更に、出力電極5に接続される雑音除去回路か
ら生じる電圧Vo2は、上記の電圧Vo1と同様にして、 Vo2=(kT/q)ln((hfe2 ・ΔIL2+IL2)/IS ) …(2) となる。
【0014】したがって、これらの電圧の差Vod(=V
o1−Vo2)は、 Vod=(2kT/q) ×ln((hfe2 ・ΔIL2+IL2) /(hfe1 ・ΔIL1+IL1)) …(3) となる。通常、hfei ・ΔILi》ILiであり、さらに、
fe1 〜hfe2 とすると、 Vod〜(2kT/q)ln(ΔIL2/ΔIL1) …(4) となり、反射スポット光の入射位置に対応する光電流の
対数比となるので、測距演算回路930がこの電圧差V
odを逆対数演算することによって、被写体990までの
距離を示す値を求める。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来技術にあっては、上記式(1)〜(4)に示す原理
に基づいてスポット光を精度良く検出しようとするもの
であるが、現実には次に述べるような問題に起因して、
実効が上がらなかった。
【0016】〔容量素子による保持電圧精度の問題〕図
7に示す容量素子Cに背景光やオフセット成分その他の
雑音成分を予め保持するためには、スイッチ素子SWが
オフ状態において完全に遮断状態となる必要があるが、
実際には完全な遮断状態にはならないので、放電現象に
より容量素子Cの充電電圧Vh が降下してしまい背景光
やオフセット成分を正確に反映しなくなる。
【0017】かかる問題点を解決するために、図8に示
すように、npnトランジスタQ5,Q6及びpnpト
ランジスタQ7,Q8から成るカレントミラー回路を設
けることによって容量素子Cの電荷放電を補償しようと
する雑音除去回路(特開昭59−142412号)も提
案されているが、この雑音除去回路にあっても、npn
トランジスタQ2とQ5の電流増幅率hfeが均一である
場合には有効であるが、実際にはこれらのトランジスタ
Q2とQ5の電流増幅率hfeを均一にすることは極めて
困難であることから、十分な実効が得られなかった。ま
た、投光時に背景光の変化がおきた場合、その変動分を
除去する機能が全く無いという更に大きな問題もある。
【0018】〔素子の不均一性に起因する問題〕雑音除
去回路を構成するトランジスタの電流増幅率等を均一化
することは極めて困難であり、この結果、理想的なカレ
ントミラー回路が実現できない等の理由から精度の良い
雑音除去回路を実現することができなかった。又、素子
のバラツキによりオペアンプA2は必ずオフセット電圧
を発生するので、トランジスタQ2,Q3のベース電位
を等しく保つことができない。従って、トランジスタQ
4,Q5を流れる電流がカレントミラーの状態からずれ
てしまい、精度低下の原因となっていた。
【0019】尚、かかる素子間バラツキの問題を解決す
る技術として、特公平4−34087号に開示されたも
のがある。これは、複数個の感光部と夫々の感光部に対
応する複数個の検出回路を備えておき、数回のスポット
光の放射と受光処理を繰り返す毎に、感光部と検出器を
切換え接続することによって、素子間バラツキを平均化
した検出結果を得るようにしたものである。しかし、こ
の技術は、回路規模が大きく且つ制御タイミングが複雑
となる問題がある。
【0020】〔温度変動の問題〕上記の(4)式に示し
たように、従来の装置では、結果には(kT/q)とい
う定数が必ず乗算されるため、温度Tの影響を大きく受
けることになる。こうした温度の影響を補正するために
は、別途同一チップ内、もしくはチップ外に温度モニタ
ー回路を設置し、この温度情報を基に、CPU内などで
結果を補正する必要がある。
【0021】以上の問題点を解決すべくなされた従来の
装置の例として、積分器の原理を応用した装置(特開平
5−232375)がある。図9は、この装置の構成図
である。この装置の作用は、定常光除去回路952によ
り背景光を除去するところまでは前述の装置と同様であ
るが、さらに2個の積分器956、957を設ける。タ
イミング回路953の発生する指示信号に従って、投光
時の前半には積分器956を使用し、投光時の後半には
積分器957を使用して別個に積分を実行し、その結果
を保持する。そして、双方の積分結果の和を加算回路9
58で、差を減算回路959で求め、減算結果を1/2
倍回路960で演算した後、加算回路958の出力と1
/2倍増幅器960の出力との和を加算回路961で演
算する。この加算回路961の演算結果は、投光時に背
景光が変化した場合においても、背景光の変化の影響を
受けず、忠実に真のスポット光成分の強度を反映する。
【0022】しかしながら、この装置においても次の問
題点が存在する。
【0023】〔積分器特性のばらつきによる問題〕この
装置の採用する方式では、あくまでも2つの積分器の特
性が全く同一であることを前提としているが、実際に複
数の積分器を一つのチップに作り込む場合、積分容量の
ばらつき、オペアンプオフセットのばらつき、等によ
り、均一な特性に揃えることは容易ではない。このた
め、良い精度を得ることは実際上困難である。
【0024】〔回路規模の問題〕この装置が採用する方
式では、2つの積分回路956、957、減算回路95
9、1/2倍回路960、加算回路961が必須である
ので、回路規模が非常に大きい。したがって、ワンチッ
プICにて構成しようとする場合に、消費電力、レイア
ウトサイズ等の問題が生じる。また、これをPSD,L
EDも含めさらに複数のアレイにしようとしても、回路
規模が大きすぎるため、実現が困難であった。
【0025】本発明は、上記を鑑みてなされたものであ
り、素子間バラツキに起因する測定精度の低下や温度依
存性を改善すると共に簡素な構成の測距装置を提供する
ことを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)測距対
象物に投光する光束を発生する発光器と、(b)測距対
象物からの反射光を受光して光電変換し、反射光の受光
位置に応じて、第1の端子から第1の電流信号を、第2
の端子から第2の電流信号を出力する受光素子と、
(c)外部からの積分指示により、発光器から投光前の
所定時間および発光器から投光後の所定時間に亘って受
光素子の第1の端子から出力された電流信号を入力し、
入出力端子間に接続された第1の容量素子に積分する第
1の積分回路と、(d)外部からの除去指示により、受
光素子の第1の端子から出力される電流信号から背景光
の寄与分の平均値を除去する第1の除去回路と、(e)
外部からの減算指示により、第1の積分回路から出力さ
れた投光前の第1の積分結果を入力して保持するととも
に、第1の積分回路から出力された投光後の積分結果と
保持した第1の積分結果との差を演算する第1の差分演
算回路と、(f)外部からの積分指示により、発光器か
ら投光前の所定時間および発光器から投光後の所定時間
に亘って第2の端子から出力された電流信号を入力し、
入出力端子間に接続された第2の容量素子に積分する第
2の積分回路と、(g)外部からの除去指示により、受
光素子の第2の端子から出力される電流信号から背景光
の寄与分の平均値を除去する第2の除去回路と、(h)
外部からの減算指示により、第2の積分回路から出力さ
れた投光前の第2の積分結果を入力して保持するととも
に、第2の積分回路から出力された投光後の積分結果と
保持した第2の積分結果との差を演算する第2の差分演
算回路と、(i)第1の差分演算回路からの出力信号と
第2の差分演算回路からの出力信号とを入力し、測距演
算を行う測距演算回路と、(j)発光器に対しては発光
指示を、第1の積分回路と第2の積分回路とに対して積
分演算動作を指定する積分指示の信号を、第1の背景光
除去回路と第2の背景光除去回路とに対して平均背景光
分の電流を除去を指示する除去指示の信号を、および第
1の差分演算回路と第2の差分演算回路とに対して減算
演算動作を指定する減算指示の信号を発行するタイミン
グ発生回路と、を備えることを特徴とする。
【0027】ここで、受光素子として、半導体位置検出
素子を好適に用いることができる。
【0028】また、第1の除去回路は、ソース端子が
受光素子の受光素子の第1の端子と接続され、ドレイン
端子が接地された第1のMOSトランジスタと、一方
の端子が第1のMOSトランジスタのゲート端子と接続
され、他方の端子が接地された第3の容量素子と、一
方の端子が第1のMOSトランジスタのゲート端子と接
続され、他方の端子が第1の積分回路の出力と接続され
た第1のスイッチ素子と、第1のMOSトランジスタ
のソース端子に一定値の電流を供給する第1の定電流源
と、を備え、第2の除去回路は、ソース端子が受光素
子の第2の端子と接続され、ドレイン端子が接地された
第2のMOSトランジスタと、一方の端子が第2のM
OSトランジスタのゲート端子と接続され、他方の端子
が接地された第4の容量素子と、一方の端子が第2の
MOSトランジスタのゲート端子と接続され、他方の端
子が第2の積分回路の出力と接続された第2のスイッチ
素子と、第2のMOSトランジスタのソース端子に一
定値の電流を供給する第2の定電流源と、を備えること
を特徴としてもよい。
【0029】また、第1の容量素子は第1の差分演算回
路の出力値に応じて変化する第1の可変容量素子であ
り、第2の容量素子は第2の差分演算回路の出力値に応
じて変化する第2の可変容量素子である、ことを特徴と
してもよい。
【0030】
【作用】本発明の測距装置では、まず、発光器から光束
を出力しない状態、すなわち背景光のみの受光状態で、
タイミング発生回路が、積分動作や差分演算動作を実行
せずに、受光素子で発生した電流信号を受光素子の夫々
の端子側ごとに計測することを指示する。この計測値を
夫々の端子側における背景光寄与分の平均値みなし、夫
々の端子ごとに配置された除去回路による除去電流量が
設定される。
【0031】夫々の除去回路に除去電流値が設定された
後、やはり発光器から光束を出力しない状態で、タイミ
ング発生回路が積分回路に所定時間の積分動作を指示す
る。積分回路には背景光の平均寄与分が除去された電
流、すなわち積分動作時間における背景光の変動分の電
流が入力する。積分動作が終了(所定時間が経過)する
と、積分結果は夫々の積分回路から出力される。タイミ
ング発生回路はこの積分結果の差分演算回路への伝達
と、差分演算回路での積分結果の保持を指示する。差分
演算回路は、入力した発光器の発光前の積分結果を保持
する。
【0032】次に、タイミング発生回路は、発光器に光
束の出力を指示する。この結果、受光器に入力する光量
は、背景光に測距対象物からの反射光(スポット光)を
加えたものになる。引き続き、タイミング発生回路が積
分回路に所定時間の積分動作を指示し、積分回路にはや
はり背景光の平均寄与分が除去された電流が入力する。
すなわち、積分回路には積分期間における背景光の変動
分とスポット光成分である。積分動作が終了(所定時間
が経過)すると、積分結果は積分回路から出力され、タ
イミング発生回路の指示により差分演算回路へ伝達され
る。差分演算回路は、発光器の発光後の積分結果を入力
すると、発光器の発光後の積分結果と保持している発光
器の発光前の積分結果との差分を演算して出力する。こ
の差分演算結果はスポット光成分に応じた値となってい
る。こうして、スポット光の受光に伴って受光素子の端
子ごとに出力された電流値に応じた値の信号がSN比良
く抽出される。
【0033】第1および第2の差分演算回路から出力さ
れた電圧信号は、測距演算回路に入力する。測距演算回
路はこれらの電圧の電圧差を逆対数演算することによっ
て、被写体までの距離を示す値を求める。
【0034】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明による測
距装置の一実施例を説明する。なお、図面の説明にあた
っては、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説
明を省略する。
【0035】図1は、本発明の一実施例に係る測距装置
の全体構成図である。図1に示すように、(a)測距対
象物900に投光する光束を発生する発光器(以下、L
EDとも呼ぶ)100と、(b)測距対象物からの反射
光を受光して光電変換し、反射光の受光位置に応じた2
つの電流信号を2つの端子電極201,202から出力
する半導体位置検出素子200と、(c)外部からの積
分指示により、LED100から投光前の所定時間
(τ)およびLED100から投光後の所定時間(τ)
に亘って半導体位置検出素子200の端子201から出
力された電流信号を入力して積分する積分回路310
と、(d)外部からの除去指示により、半導体位置検出
素子200の端子201から出力される電流信号から背
景光の寄与分の平均値を除去する除去回路410と、
(e)外部からの減算指示により、積分回路310から
出力された投光前の積分結果を入力して保持するととも
に、投光後の積分結果から、保持した積分回路310か
ら出力された投光前の積分結果の差を演算する差分演算
回路510と、(f)外部からの積分指示により、LE
D100から投光前の所定時間(τ)およびLED10
0から投光後の所定時間(τ)に亘って半導体位置検出
素子200の端子202から出力された電流信号を入力
して積分する積分回路320と、(g)外部からの除去
指示により、半導体位置検出素子200の端子202か
ら出力される電流信号から背景光の寄与分の平均値を除
去する除去回路420と、(h)外部からの指示によ
り、積分回路320から出力された投光前の積分結果を
入力して保持するとともに、投光後の積分結果から、保
持した積分回路320から出力された投光前の積分結果
の差を演算する差分演算回路520と、(i)差分演算
回路510からの出力信号と差分演算回路520からの
出力信号とを入力し、測距演算を行う測距演算回路60
0と、(j)除去回路410と除去回路420とに対し
て除去指示信号を、積分回路310と積分回路320と
に対して積分演算指示信号を、および差分演算回路51
0と差分演算回路520とに対して減算指示信号を発行
するタイミング発生回路700と、を備える。
【0036】ここで、積分器310と積分器320、除
去回路410と除去回路420、定電流源510と定電
流源520、および差分演算回路610と差分演算回路
620とは同様に構成される。すなわち、端子電極20
1から出力された電流信号と端子電極202から出力さ
れた電流信号とは全く同様に処理されて、測距演算回路
700に入力する。
【0037】以下、図2に基づいて、出力電極201か
ら出力された電流信号の雑音成分除去回路を代表して説
明する。出力電極201には積分回路310が接続さ
れ、積分回路310は出力電極201を介して半導体受
光素子200から入力される光電流I1を増幅するアン
プA11と、アンプA11の入出力接点間に並列接続さ
れた容量素子C11と第1のスイッチ素子SW11で構
成されている。よって、リセット信号RSによってスイ
ッチ素子SW11がオフ状態となるときは、光電流I1
が容量素子C11に充電され、リセット信号RS1によ
ってスイッチ素子SW11がオン状態となるときは、容
量素子C11の電荷が放電される。ここで、積分回路3
10の積分動作時間を数μsecに設定するために、容
量素子C11は数pFに設定されている。なお、SW1
2の「オン/オフ」信号(ST)により、アンプA11
の入出力端子間への容量素子C11の接続を制御する。
【0038】積分回路310の入力端子(すなわち、出
力電極201)には、一定値の電流を供給する電流発生
源412と背景光の平均寄与分の電流成分および電流発
生源412から供給される電流を抜き取る平均背景光除
去回路411とが接続される。電流発生源412は、ソ
ース端子が電源Vddに、ゲート端子がVrefに接続
され、積分回路310の入力端子に接続されたドレイン
端子から一定値の電流を供給するMOSトランジスタM
Q12から構成される。また、平均背景光除去回路41
1は、ソース端子が積分回路310の入力端子に、ドレ
イン端子がGND(接地レベル)に接続されたMOSト
ランジスタMQ11を備え、MOSトランジスタMQ1
1のゲート端子が容量素子C15を介して接地される。
そして、MOSトランジスタMQ11のゲート端子に
は、タイミング発生回路600から発行されるRM信号
により「オン/オフ」が制御されるスイッチ素子SW1
5を介して積分回路310の出力が接続される。
【0039】積分回路310の出力接点(即ち、アンプ
A11の出力接点)は、差分演算回路510に接続さ
れ、差分演算回路510は、スイッチ素子SW13及び
容量素子C12、アンプA12とその入出力接点間に並
列接続された容量素子C13及びスイッチ素子SW14
で構成されている。そして、アンプA12の出力接点が
出力端子に接続されている。尚、容量素子C12と容量
素子C13は、回路全体の動作速度マージンとノイズマ
ージンとの兼ね合いから、共に1pF程度の等しい容量
値のものが適用されている。更に、スイッチ素子SW1
3は、切換え信号CSWによってオン状態とオフ状態と
が切換わる。又、差分演算回路610は、リセット信号
RS2によってスイッチ素子SW14がオフ状態となる
ときは蓄積動作し、逆に、リセット信号RS2によって
スイッチ素子SW14がオン状態となるときは蓄積動作
を停止する。
【0040】なお、本実施例では、差分演算回路は、積
分器の原理を応用したクランプホールド回路で構成した
が、例えば図3(a)に示すような形式のクランプホー
ルド回路であっても良いし、また、図3(b)に示すよ
うに2つのホールド回路の結果の差を取る形式の回路と
することが可能である。
【0041】次に、この構成の雑音除去回路の動作を図
4のタイミングチャートに基づいて説明する。
【0042】まず、定常背景光成分検出期間Tにおい
て、LED100がスポット光を出力しない状態に設定
されると同時に、スイッチ素子SW15をオンにして、
測距すべき対象を含む背景光を受光する。この時、同時
に積分回路310は、タイミング発生回路の指示により
SW11を「オン」でSW12を「オフ」に設定され、
非積分動作状態に設定される。この状態では、出力電極
201と接続される積分回路310の入力端子には、電
流発生源412からの供給電流と半導体位置検出器20
0に照射される背景光に起因する出力電極201からの
出力電流との和が流入する。そして、非積分動作時の積
分回路310の出力電圧がMQ11のゲート端子に供給
されることにより、この電流の全ては平均背景光除去回
路411のMQ11で除去される。この状態でのMQ1
1のゲート・ソース間電圧Vgsは、 Vgs=(2×IT /β)1/2 +Vth ここで、IT :電流値 β:MQ11のサイズで決まる定数 Vth:MQ11の閾値 と表される。
【0043】時間Tが経過すると、SW15を「オフ」
とする。この結果、SW15の「オフ」時点で積分回路
310の入力端子に供給されていた電流値だけ、引き続
いてMQ11を流れ続ける。すなわち、Vgsが保持さ
れ、以後の計測にあたってのノイズの主成分である、背
景光の平均的な寄与分と電流発生源412からの供給電
流とが除去される。なお、電流発生源412は、以後の
計測にあたって、背景光の光量が変動してもMQ11の
電流方向を保証するために設置されている。
【0044】次に、SW12を「オン」に切り換え、積
分回路310を積分動作状態にした後、背景光変化分検
出期間T1(時間幅:τ)の間、SW11を「オフ」と
する。この状態が設定されると、背景光の変化分に相当
する電流が積分回路310に流入し、容量素子C11に
充電される。
【0045】この結果、期間T1では、背景光のみを入
射し、背景光の変動によって発生した光電流の変動分I
1を積分回路310が容量素子C11に充電するので、
積分信号V1が次第に上昇していく。そして、この時間
τ経過時おける積分回路310の積分信号の電圧をV1
1、背景光の変動分によって出力電極201から入力さ
れる電流をId とすれば、I1=Id から、 V11=Id ・τ/C11 …(5) となる。
【0046】時間τが経過すると、SW13が一瞬「オ
ン」となり、差分演算回路510に伝達され、その電圧
V11が容量素子C12に保持される。また、時間τが
経過すると、SW11は「オン」に切り換えられ、積分
回路310はリセットされる。
【0047】次いで、(スポット光+背景光変化分)検
出期間T2(時間幅:τ)の間、LED100が点灯さ
れる。この点灯時、同時にSW11とSW14とが「オ
フ」に設定される。そして、このような切換え動作の結
果、積分回路310は背景光の変化分と反射スポット光
との和に相当する光電流I1を容量素子C11に充電し
ていく。
【0048】ここで、時間τ経過時点での積分回路31
0の積分信号の電圧をV12、反射スポット光成分によ
る電流をIsh、背景光の変動分の光強度は期間T1のと
きと変わらないので背景光変動分の電流をId とする
と、I1=Id +Ishから、 V12=(Ish+Id )・τ/C11 …(6) の関係となる。
【0049】期間T2の経過時にSW13を一瞬「オ
ン」にし、V12を差分演算回路510に伝達する。
又、差分演算回路510は、期間T1ではリセット状態
であり、期間T2では減算動作を行うので、電荷保存の
法則により、 (V12−V11)・C12=Vo1・C13 …(7) に従った電荷が、容量素子C12,C13に保持され
る。
【0050】そして、上記式(7)に式(5)と(6)
を代入とすると差分演算回路510の出力端子に発生す
る出力信号Vo1の電圧は、 Vo1=Ish・τ・C12/C11・C13 …(8) で示される値となる。又、容量素子C12と容量素子C
13の値を等しくすると、 Vo1=Ish・τ/C1 …(9) となる。
【0051】そして、測距演算回路600が、出力電極
201に接続される雑音除去回路から出力される電圧V
o1により上記式(9)の関係から光電流Ish1 を算出
し、出力電極202に接続される雑音除去回路から出力
される電圧Vo2により上記式(9)の関係から光電流I
sh2 を算出する。ここで、光電流Ish1 とIsh2 は、反
射スポット光の入射位置に比例する関係にあるので、こ
の光電流Ish1 とIsh2 に基づいて測距演算を行うこと
により、測距対象物900までの距離を求めることがで
きる。
【0052】このように、この実施例によれば、上記式
(5)〜(9)に示すように、反射スポット光の入射位
置を、従来技術のような逆対数演算をすることなく、か
つ、温度依存性無く求めることができるので、簡単な演
算処理によって測距対象物900までの距離を求めるこ
とができる。又、容量素子C11〜C13を用いるもの
の、従来技術(図7参照)のような大容量の容量素子を
必要とせず、これらの容量素子C1〜C3は1pF程度
でよいので、集積回路装置化に適している。又、回路を
構成する構成要素間のバラツキに依存しないので、高精
度の測距を実現すると共に、集積回路装置化にも適して
いる。
【0053】尚、スポット光成分にともなう積分回路の
出力信号電圧が小さい場合、すなわち、入射光が微弱で
ある場合、測定精度の確保が困難となる。そこで、加
算、減算を行う際に、予め、差分演算回路の出力信号レ
ベル判別をコンパレータなどによって実行し、加算、減
算の結果を増幅した形で得ることが望ましい。この手段
については、例えば、図5に示したように帰還容量を選
択できるようすることが可能である。このようにすれ
ば、正規化の精度を向上できる。
【0054】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明の測
距装置によれば、受光素子の出力端子で平均背景光の寄
与分の電流を除去した後、積分回路と容量素子による電
荷結合によって背景光の変化分等の成分をキャンセルす
ることで、特定対象の光成分のみを得るので、積分器を
一個ですませ、さらに複雑な加算、減算等の演算回路を
全く同じであるが、さらに複雑な加算、減算等の演算回
路を全く必要とせずに、高精度の測距が可能となる。
【0055】また、従来、基本的にベース電位をスポッ
ト光を照射時も一定に保つ事が難しいことや、また、対
となるトランジスタの特性を均等に保つ事も困難である
ため、正確に背景光成分を引き抜くことは至難の業であ
ったが、本発明によれば、一度定常な背景光成分を引き
抜いた上で、さらに積分回路にり投光直前に変化した背
景光成分を正確に引き抜くため、高い精度を確保でき
る。
【0056】更に、今までは、高速に位置検出の演算を
行う場合には、それぞれアナログのLOG変換器に入力
した上で、両者の差を取る方式が一般的であり、この方
式では温度の影響からは絶対に逃げられないという宿命
を背負っていたが、本発明によれば、温度に依存する成
分が皆無であるので、このような問題は発生しない。
【0057】また、本発明によれば、バイポーラ回路の
性質を使った従来方式とは異なり、全てMOSにより実
現する事が可能であり、アレイ化の支障となるような大
きな容量は全く不要であるので、非常にコンパクトなサ
イズに収めることができるので、大規模なアレイ化も十
分に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測距装置の実施例の全体構成図であ
る。
【図2】実施例の装置の要部の回路構成図である。
【図3】差分演算回路の変形例の回路図である。
【図4】実施例の装置の動作のタイミングチャートであ
る。
【図5】実施例の装置の微小信号対応の変形例の回路構
成図である。
【図6】従来例の測距装置の全体構成図である。
【図7】従来例の装置の要部の回路構成図である。
【図8】従来例の装置の要部の回路構成図である。
【図9】他の従来例の測距装置の全体構成図である。
【符号の説明】
100…LED、200…半導体位置検出素子、20
1,202…出力電極、310,320…積分回路、4
10,420…除去回路、510,520…差分演算回
路、600…測距演算回路、700…タイミング発生回
路。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 7/32 G03B 13/36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距対象物に投光する光束を発生する発
    光器と、 前記測距対象物からの反射光を受光して光電変換し、反
    射光の受光位置に応じて、第1の端子から第1の電流信
    号を、第2の端子から第2の電流信号を出力する受光素
    子と、 外部からの積分指示により、前記発光器から投光前の所
    定時間および前記発光器から投光後の前記所定時間に亘
    って前記受光素子の前記第1の端子から出力された電流
    信号を入力し、入出力端子間に接続された第1の容量素
    子に積分する第1の積分回路と、 外部からの除去指示により、前記受光素子の前記第1の
    端子から出力される電流信号から背景光の寄与分の平均
    値を除去する第1の除去回路と、 外部からの減算指示により、前記第1の積分回路から出
    力された投光前の第1の積分結果を入力して保持すると
    ともに、前記第1の積分回路から出力された投光後の積
    分結果と保持した前記第1の積分結果との差を演算する
    第1の差分演算回路と、 外部からの前記積分指示により、前記発光器から投光前
    の前記所定時間および前記発光器から投光後の前記所定
    時間に亘って前記第2の端子から出力された電流信号を
    入力し、入出力端子間に接続された第2の容量素子に積
    分する第2の積分回路と、 外部からの前記除去指示により、前記受光素子の第2の
    端子から出力される電流信号から背景光の寄与分の平均
    値を除去する第2の除去回路と、 外部からの前記減算指示により、前記第2の積分回路か
    ら出力された投光前の第2の積分結果を入力して保持す
    るとともに、前記第2の積分回路から出力された投光後
    の積分結果と保持した前記第2の積分結果との差を演算
    する第2の差分演算回路と、 前記第1の差分演算回路からの出力信号と前記第2の差
    分演算回路からの出力信号とを入力し、測距演算を行う
    測距演算回路と、 前記発光器に対しては発光指示を、前記第1の積分回路
    と前記第2の積分回路とに対して積分演算動作を指定す
    る前記積分指示の信号を、前記第1の背景光除去回路と
    前記第2の背景光除去回路とに対して平均背景光分の電
    流を除去を指示する前記除去指示の信号を、および前記
    第1の差分演算回路と前記第2の差分演算回路とに対し
    て減算演算動作を指定する前記減算指示の信号を発行す
    るタイミング発生回路と、 を備えることを特徴とする測距装置。
  2. 【請求項2】 前記受光素子は半導体位置検出素子であ
    ることを特徴とする請求項1記載の測距装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の除去回路は、 ソース端子が前記受光素子の前記第1の端子と接続さ
    れ、ドレイン端子が接地された第1のMOSトランジス
    タと、 一方の端子が前記第1のMOSトランジスタのゲート端
    子と接続され、他方の端子が接地された第3の容量素子
    と、 一方の端子が前記第1のMOSトランジスタのゲート端
    子と接続され、他方の端子が前記第1の積分回路の出力
    と接続された第1のスイッチ素子と、 前記第1のMOSトランジスタのソース端子に一定値の
    電流を供給する第1の定電流源と、を備え、 前記第2の除去回路は、 ソース端子が前記受光素子の前記第2の端子と接続さ
    れ、ドレイン端子が接地された第2のMOSトランジス
    タと、 一方の端子が前記第2のMOSトランジスタのゲート端
    子と接続され、他方の端子が接地された第4の容量素子
    と、 一方の端子が前記第2のMOSトランジスタのゲート端
    子と接続され、他方の端子が前記第2の積分回路の出力
    と接続された第2のスイッチ素子と、 前記第2のMOSトランジスタのソース端子に一定値の
    電流を供給する第2の定電流源と、を備えることを特徴
    とする請求項1記載の測距装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の容量素子は前記第1の差分演
    算回路の出力値に応じて変化する第1の可変容量素子で
    あり、前記第2の容量素子は前記第2の差分演算回路の
    出力値に応じて変化する第2の可変容量素子である、こ
    とを特徴とする請求項1記載の測距装置。
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