JP2001264439A - 距離測定装置及び距離測定方法 - Google Patents
距離測定装置及び距離測定方法Info
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- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ショットノイズによる信号劣化を抑圧し、より
少ない光量でも良好な距離測定精度を得ることができる
電荷振り分け型検出器を用いた距離測定装置及び距離測
定方法を提供する。 【解決手段】対象物に輝度変調可能な光源またはパルス
光源よりの光を照射する手段と、反射光を受光して光電
変換する光電変換部2と、光源の発光タイミングに同期
した第1の転送パルスにより駆動される第1のゲート5
で転送された電荷を蓄積する第1の電荷蓄積部3と、光
電変換部で発生した電荷のうち、上記第1の転送パルス
と相補的な第2の転送パルスにより駆動される第2のゲ
ート6で転送された電荷を蓄積する第2の電荷蓄積部と
4、第1の電荷蓄積部の蓄積電荷に基づく第1の信号
と、第2の電荷蓄積部の蓄積電荷に基づく第2の信号を
読み出し、第1の信号と上記第2の信号のうち小さい方
の信号を、第1の信号と第2の信号の加算信号で規格化
する手段とを有する。
少ない光量でも良好な距離測定精度を得ることができる
電荷振り分け型検出器を用いた距離測定装置及び距離測
定方法を提供する。 【解決手段】対象物に輝度変調可能な光源またはパルス
光源よりの光を照射する手段と、反射光を受光して光電
変換する光電変換部2と、光源の発光タイミングに同期
した第1の転送パルスにより駆動される第1のゲート5
で転送された電荷を蓄積する第1の電荷蓄積部3と、光
電変換部で発生した電荷のうち、上記第1の転送パルス
と相補的な第2の転送パルスにより駆動される第2のゲ
ート6で転送された電荷を蓄積する第2の電荷蓄積部と
4、第1の電荷蓄積部の蓄積電荷に基づく第1の信号
と、第2の電荷蓄積部の蓄積電荷に基づく第2の信号を
読み出し、第1の信号と上記第2の信号のうち小さい方
の信号を、第1の信号と第2の信号の加算信号で規格化
する手段とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、距離測定装置及び
距離測定方法に係り、特に、光の飛行時間を検出して対
象物までの距離を検出する距離測定装置及び距離測定方
法において、距離測定の精度の向上化を図ったものに関
する。
距離測定方法に係り、特に、光の飛行時間を検出して対
象物までの距離を検出する距離測定装置及び距離測定方
法において、距離測定の精度の向上化を図ったものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、光パルスを発射させ、物体に反射
して戻ってくる反射光のタイミングを検出し、発光タイ
ミングとの時間差を検出することにより、光の飛行時間
を求め、物体までの距離を検出するタイムオブフライト
方式による距離測定(測距)技術が知られている。
して戻ってくる反射光のタイミングを検出し、発光タイ
ミングとの時間差を検出することにより、光の飛行時間
を求め、物体までの距離を検出するタイムオブフライト
方式による距離測定(測距)技術が知られている。
【0003】また、別の測距方法としては、三角測量方
式が一般的であるが、タイムオブフライト方式を三角測
量方式と比較した場合、タイムオブフライト方式には、
一つの観測点から距離を検出することができるため装置
の小型化が可能であると共に、三角測量で問題となるオ
クルージョンが発生しないため観測点から望める全ての
対象点の距離を検出することができるといった利点があ
る。
式が一般的であるが、タイムオブフライト方式を三角測
量方式と比較した場合、タイムオブフライト方式には、
一つの観測点から距離を検出することができるため装置
の小型化が可能であると共に、三角測量で問題となるオ
クルージョンが発生しないため観測点から望める全ての
対象点の距離を検出することができるといった利点があ
る。
【0004】そして、物体の反射光の遅延を測定する方
法にはいくつかの方法あるが、例えば、”Integr
ation−Time Based Computat
ional Image Sensors”、1995
IEEE Workshop on Charge−
Coupled Devices and Advan
ced Image Sensors April 2
0−22,1995Dana Point,Calif
ornia,USAに提案されている電荷振り分け型検
出器を利用した方法は、距離抽出処理を簡易化すること
ができると共に、半導体製造技術を使うことによって装
置の小形化に向いているなどの特徴がある。
法にはいくつかの方法あるが、例えば、”Integr
ation−Time Based Computat
ional Image Sensors”、1995
IEEE Workshop on Charge−
Coupled Devices and Advan
ced Image Sensors April 2
0−22,1995Dana Point,Calif
ornia,USAに提案されている電荷振り分け型検
出器を利用した方法は、距離抽出処理を簡易化すること
ができると共に、半導体製造技術を使うことによって装
置の小形化に向いているなどの特徴がある。
【0005】以下、この”Integration−T
ime Based Computational I
mage Sensors”、1995 IEEE W
orkshop on Charge−Coupled
Devices andAdvanced Imag
e Sensors April 20−22,199
5 Dana Point,California,U
SAに提案されている電荷振り分け型検出器の構成と、
この電荷振り分け型検出器を利用した測距方法について
説明する。
ime Based Computational I
mage Sensors”、1995 IEEE W
orkshop on Charge−Coupled
Devices andAdvanced Imag
e Sensors April 20−22,199
5 Dana Point,California,U
SAに提案されている電荷振り分け型検出器の構成と、
この電荷振り分け型検出器を利用した測距方法について
説明する。
【0006】図8の(a),(b)は、上記電荷振り分
け型検出器の基本構成及びそれによる電荷振り分け動作
の原理を示している。
け型検出器の基本構成及びそれによる電荷振り分け動作
の原理を示している。
【0007】まず、上記電荷振り分け型検出器の構成に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0008】すなわち、この電荷振り分け型検出器は、
図8の(a)に示すように、P型半導体基板100上に
形成されるMOS受光部101と、このMOS受光部1
01と接して第1の電荷蓄積領域102との間に設けら
れた第1の転送ゲート103と、前記MOS受光部10
1と接して第2の電荷蓄積領域104との間に設けられ
た第2の転送ゲート105とによって構成される。
図8の(a)に示すように、P型半導体基板100上に
形成されるMOS受光部101と、このMOS受光部1
01と接して第1の電荷蓄積領域102との間に設けら
れた第1の転送ゲート103と、前記MOS受光部10
1と接して第2の電荷蓄積領域104との間に設けられ
た第2の転送ゲート105とによって構成される。
【0009】前記MOS受光部101は、光の透過率の
良いゲート電極を有し、このゲー卜電極には前記P型半
導体基板100の表面に空乏層が形成されるように電圧
が印加されている。
良いゲート電極を有し、このゲー卜電極には前記P型半
導体基板100の表面に空乏層が形成されるように電圧
が印加されている。
【0010】一方、第1の電荷蓄積領域102及び第2
の電荷蓄積領域104には、MOS受光部101の半導
体表面ポテンシャルよりも深いポテンシャル井戸が形成
される電位が与えられる。
の電荷蓄積領域104には、MOS受光部101の半導
体表面ポテンシャルよりも深いポテンシャル井戸が形成
される電位が与えられる。
【0011】また、第1の転送ゲート103及び第2の
転送ゲート105には、それぞれ、独立に転送パルスΦ
WG1とΦWG2とが印加できるように構成されてい
る。
転送ゲート105には、それぞれ、独立に転送パルスΦ
WG1とΦWG2とが印加できるように構成されてい
る。
【0012】次に、上記のように構成される電荷振り分
け型検出器による電荷振り分け動作について説明する。
け型検出器による電荷振り分け動作について説明する。
【0013】まず、第2の転送ゲート105を閉じた状
態で、ΦWG1に転送パルスを印加して第1の転送ゲー
ト103をONさせると、図8の(b)に実線で示すよ
うに、MOS受光部101で光生成された電子は第1の
転送ゲート103を介して第1の電荷蓄積領域102に
流れ込み、該第1の電荷蓄積領域102に電荷Q1とし
て蓄積される。
態で、ΦWG1に転送パルスを印加して第1の転送ゲー
ト103をONさせると、図8の(b)に実線で示すよ
うに、MOS受光部101で光生成された電子は第1の
転送ゲート103を介して第1の電荷蓄積領域102に
流れ込み、該第1の電荷蓄積領域102に電荷Q1とし
て蓄積される。
【0014】逆に、第1の転送ゲート103を閉じた状
態で、ΦWG2に転送パルスを印加して第2の転送ゲー
ト105をONさせると、図8の(b)に破線で示すよ
うに、MOS受光部101で光生成された電子は第2の
転送ゲート105を介して第2の電荷蓄積領域104に
流れ込み、該第2の電荷蓄積領域104に電荷Q2とし
て蓄積される。
態で、ΦWG2に転送パルスを印加して第2の転送ゲー
ト105をONさせると、図8の(b)に破線で示すよ
うに、MOS受光部101で光生成された電子は第2の
転送ゲート105を介して第2の電荷蓄積領域104に
流れ込み、該第2の電荷蓄積領域104に電荷Q2とし
て蓄積される。
【0015】このように、第1の転送ゲート103及び
第2の転送ゲート105に印加する転送パルスΦWG1
及びΦWG2を交互にONさせることによって、第1の
電荷蓄積領域102及び第2の電荷蓄積領域104への
光生成電子の転送方向を制御することが可能となる。
第2の転送ゲート105に印加する転送パルスΦWG1
及びΦWG2を交互にONさせることによって、第1の
電荷蓄積領域102及び第2の電荷蓄積領域104への
光生成電子の転送方向を制御することが可能となる。
【0016】次に、このような電荷振り分け型検出器を
用いた測距原理について図9及び図10を用いて説明す
る。
用いた測距原理について図9及び図10を用いて説明す
る。
【0017】図9に示すように、測定系は、パルス発生
光源110及び電荷振り分け型検出器111とタイミン
グ制御装置112とによって構成されている。
光源110及び電荷振り分け型検出器111とタイミン
グ制御装置112とによって構成されている。
【0018】ここで、タイミング制御装置112は、パ
ルス発生光源110と電荷振り分け型検出器111の同
期を取ると共に、動作タイミングを制御する。
ルス発生光源110と電荷振り分け型検出器111の同
期を取ると共に、動作タイミングを制御する。
【0019】測定系から対象物113までの距離をRと
し、説明の簡単のために、パルス発生光源110と対象
物113までの距離及び電荷振り分け型検出器111と
対象物113までの距離は同じとする。
し、説明の簡単のために、パルス発生光源110と対象
物113までの距離及び電荷振り分け型検出器111と
対象物113までの距離は同じとする。
【0020】そして、図10に示すように、まず、パル
ス発生光源110から発光時間Tのパルス光が対象物1
13に向けて照射される。
ス発生光源110から発光時間Tのパルス光が対象物1
13に向けて照射される。
【0021】対象物113で反射した反射光は、距離R
の往復すなわち2Rの距離を飛行し、パルス発光タイミ
ングにΔt=2R/c(ここで、cは光速である)の遅
延をもって電荷振り分け型検出器111に入射する。
の往復すなわち2Rの距離を飛行し、パルス発光タイミ
ングにΔt=2R/c(ここで、cは光速である)の遅
延をもって電荷振り分け型検出器111に入射する。
【0022】このとき、電荷振り分け型検出器111の
第1の転送ゲート103には発光パルスと同じタイミン
グの転送パルスを印加し、第2の転送ゲート105には
発光パルスがオフしたタイミングから転送パルスを印加
しながら、反射光によって発生した光生成電子を検出す
る。
第1の転送ゲート103には発光パルスと同じタイミン
グの転送パルスを印加し、第2の転送ゲート105には
発光パルスがオフしたタイミングから転送パルスを印加
しながら、反射光によって発生した光生成電子を検出す
る。
【0023】ここで、電荷転送動作に全くクロストーク
がなくかつ充分高速に電荷転送の切り替えが行われると
仮定すると、第1の電荷蓄積領域102に蓄積される電
荷Q1と第2の電荷蓄積領域104に蓄積される電荷Q
2は、それぞれ、以下の式(1),(2)のように表せ
られる。
がなくかつ充分高速に電荷転送の切り替えが行われると
仮定すると、第1の電荷蓄積領域102に蓄積される電
荷Q1と第2の電荷蓄積領域104に蓄積される電荷Q
2は、それぞれ、以下の式(1),(2)のように表せ
られる。
【0024】 Q1=−Qt×(T−Δt)/T …(1) Q2=−Qt×Δt/T …(2) 従って、物体までの距離Rは式(3)により求めること
ができる。
ができる。
【0025】 R=(cT/4)×{(Q1−Q2)/(Qt)−1) …(3) 以上、説明したように電荷振り分け型検出器を用いた測
距方法は、非常に簡単な処理で物体までの距離を測定で
きると共に、三角測量方法に基づいた測距方法と比べ、
一点からの観測のみで物体までの距離を検出できるの
で、装置の小型化が可能であるとともに、オクリュージ
ョンの発生がないという非常に優れた測距装置を実現で
きる。
距方法は、非常に簡単な処理で物体までの距離を測定で
きると共に、三角測量方法に基づいた測距方法と比べ、
一点からの観測のみで物体までの距離を検出できるの
で、装置の小型化が可能であるとともに、オクリュージ
ョンの発生がないという非常に優れた測距装置を実現で
きる。
【0026】また、電荷振り分け型検出器は、固体撮像
素子に多用されている電荷転送素子(CCD)の技術を
応用することによって作成することが可能であり、装置
の固体素子化や集積化にも有利であるといった特徴があ
る。
素子に多用されている電荷転送素子(CCD)の技術を
応用することによって作成することが可能であり、装置
の固体素子化や集積化にも有利であるといった特徴があ
る。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】ところで、信号電荷Q
1及びQ2には、光の量子揺らぎによるショットノイズ
が存在する。
1及びQ2には、光の量子揺らぎによるショットノイズ
が存在する。
【0028】このショットノイズの標準偏差量は、一般
に、入射フォトン数の平方根となるが、可視光領域のエ
ネルギーを有するフォトンが通常半導体内で単一の電子
−正孔対を発生するため増幅揺らぎは考えなくてもよい
と共に、半導体内で電子が励起される過程も量子効果で
あり、かつ、各電子の励起過程は電子間で無相関である
と仮定してよいことから、最終的な信号電荷Q1及び信
号電荷Q2には電子数の平方根に比例したショットノイ
ズが存在する。
に、入射フォトン数の平方根となるが、可視光領域のエ
ネルギーを有するフォトンが通常半導体内で単一の電子
−正孔対を発生するため増幅揺らぎは考えなくてもよい
と共に、半導体内で電子が励起される過程も量子効果で
あり、かつ、各電子の励起過程は電子間で無相関である
と仮定してよいことから、最終的な信号電荷Q1及び信
号電荷Q2には電子数の平方根に比例したショットノイ
ズが存在する。
【0029】すなわち、Q1には(q・Q1)1/2 及び
Q2には(q・Q2)1/2 (ここで、qは電子の素電荷
である)なるノイズが含まれている。
Q2には(q・Q2)1/2 (ここで、qは電子の素電荷
である)なるノイズが含まれている。
【0030】このショットノイズを考慮し、第1近似に
より式(3)にノイズの項を考慮すると式(4)とな
る。
より式(3)にノイズの項を考慮すると式(4)とな
る。
【0031】 R=(cT/4)×{(Q1−Q2)/(Qt)+[SQR(q/Qt)]} …(4) ここで、括弧内第1項が信号成分であり、第2項がノイ
ズ成分となる。
ズ成分となる。
【0032】また、Qt=Q1+Q2であり、下線部分
は平均値を、大括弧は交流ノイズ成分の標準偏差値であ
ることを示す。
は平均値を、大括弧は交流ノイズ成分の標準偏差値であ
ることを示す。
【0033】第2項が示すように、従来の電荷振り分け
画素のノイズはQ1及びQ2の電荷振り分け状態に依存
せず、総信号電荷量にのみ依存することが解る。
画素のノイズはQ1及びQ2の電荷振り分け状態に依存
せず、総信号電荷量にのみ依存することが解る。
【0034】ショットノイズによる信号劣化は、充分な
光量を確保することによって抑圧が可能であるが、装置
を小型化や低消費電力化することと、このような素子を
2次元的に配列し、同時多点計測をするような場合には
パルス発生光源の発光量にも実用上の制限があり、より
少ない光量でも精度を確保することが要求される。
光量を確保することによって抑圧が可能であるが、装置
を小型化や低消費電力化することと、このような素子を
2次元的に配列し、同時多点計測をするような場合には
パルス発生光源の発光量にも実用上の制限があり、より
少ない光量でも精度を確保することが要求される。
【0035】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、ショットノイズによる信号劣化を抑圧し、より少
ない光量でも良好な距離測定精度を得ることができる電
荷振り分け型検出器を用いた距離測定装置を提供するこ
とを目的とする。
ので、ショットノイズによる信号劣化を抑圧し、より少
ない光量でも良好な距離測定精度を得ることができる電
荷振り分け型検出器を用いた距離測定装置を提供するこ
とを目的とする。
【0036】また本発明は、上記の事情に鑑みてなされ
たもので、ショットノイズによる信号劣化を抑圧し、よ
り少ない光量でも良好な距離測定精度を得ることができ
る電荷振り分け型検出器を用いた距離測定方法を提供す
ることを目的とする。
たもので、ショットノイズによる信号劣化を抑圧し、よ
り少ない光量でも良好な距離測定精度を得ることができ
る電荷振り分け型検出器を用いた距離測定方法を提供す
ることを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、(1) 対象物に輝度変調可能な
光源またはパルス光源よりの光を照射し、帰還した反射
光を受光して上記対象物までの距離を求める距離測定装
置であり、反射光を受光して光電変換する光電変換部
と、上記光電変換部で発生した電荷のうち、上記光源の
発光タイミングに同期した第1の転送パルスにより駆動
される第1のゲートで転送された電荷を蓄積する第1の
電荷蓄積部と、上記光電変換部で発生した電荷のうち、
上記第1の転送パルスと相補的な第2の転送パルスによ
り駆動される第2のゲートで転送された電荷を蓄積する
第2の電荷蓄積部と、上記第1の電荷蓄積部の蓄積電荷
に基づく第1の信号と、上記第2の電荷蓄積部の蓄積電
荷に基づく第2の信号を読み出し、上記第1の信号と上
記第2の信号のうち小さい方の信号を、上記第1の信号
と上記第2の信号の加算信号で規格化する手段と、を有
することを特徴とする距離測定装置が提供される。
題を解決するために、(1) 対象物に輝度変調可能な
光源またはパルス光源よりの光を照射し、帰還した反射
光を受光して上記対象物までの距離を求める距離測定装
置であり、反射光を受光して光電変換する光電変換部
と、上記光電変換部で発生した電荷のうち、上記光源の
発光タイミングに同期した第1の転送パルスにより駆動
される第1のゲートで転送された電荷を蓄積する第1の
電荷蓄積部と、上記光電変換部で発生した電荷のうち、
上記第1の転送パルスと相補的な第2の転送パルスによ
り駆動される第2のゲートで転送された電荷を蓄積する
第2の電荷蓄積部と、上記第1の電荷蓄積部の蓄積電荷
に基づく第1の信号と、上記第2の電荷蓄積部の蓄積電
荷に基づく第2の信号を読み出し、上記第1の信号と上
記第2の信号のうち小さい方の信号を、上記第1の信号
と上記第2の信号の加算信号で規格化する手段と、を有
することを特徴とする距離測定装置が提供される。
【0038】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(2) 対象物に輝度変調可能な光源または
パルス光源よりの光を照射し、帰還した反射光を光学系
により2次元画素アレイ上に結像させて、各画素ごとに
上記対象物までの距離を求める距離測定装置であり、各
画素が、光電変換部と、上記光電変換部で発生した電荷
を第1の電荷蓄積部に転送する第1のゲートと、上記光
電変換部で発生した電荷を第2の電荷蓄積部に転送する
第2のゲートとを有しており、各画素の上記第1のゲー
トと上記第2のゲートの制御端子は各々共通に接続され
ている、2次元画素アレイと、上記2次元画素アレイの
行を選択する行選択回路と、上記行選択回路で選択され
た行の画素について、上記第1の電荷蓄積部に蓄積され
た電荷に基づく第1の信号と、上記第2の電荷蓄積部に
蓄積された電荷に基づく第2の信号を、並列に読み出す
行並列読み出し手段と、上記2次元画素アレイの列ごと
に、上記第1の信号と上記第2の信号のうち小さい方の
信号を、上記第1の信号と上記第2の信号の加算信号で
規格化する手段と、上記第1のゲートに上記光源の発光
のタイミングに同期した転送パルスを印加する手段と、
上記第2のゲートに上記第1のゲートに印加されるパル
スと相補的な転送パルスを印加する手段と、を有するこ
とを特徴とする距離測定装置が提供される。
るために、(2) 対象物に輝度変調可能な光源または
パルス光源よりの光を照射し、帰還した反射光を光学系
により2次元画素アレイ上に結像させて、各画素ごとに
上記対象物までの距離を求める距離測定装置であり、各
画素が、光電変換部と、上記光電変換部で発生した電荷
を第1の電荷蓄積部に転送する第1のゲートと、上記光
電変換部で発生した電荷を第2の電荷蓄積部に転送する
第2のゲートとを有しており、各画素の上記第1のゲー
トと上記第2のゲートの制御端子は各々共通に接続され
ている、2次元画素アレイと、上記2次元画素アレイの
行を選択する行選択回路と、上記行選択回路で選択され
た行の画素について、上記第1の電荷蓄積部に蓄積され
た電荷に基づく第1の信号と、上記第2の電荷蓄積部に
蓄積された電荷に基づく第2の信号を、並列に読み出す
行並列読み出し手段と、上記2次元画素アレイの列ごと
に、上記第1の信号と上記第2の信号のうち小さい方の
信号を、上記第1の信号と上記第2の信号の加算信号で
規格化する手段と、上記第1のゲートに上記光源の発光
のタイミングに同期した転送パルスを印加する手段と、
上記第2のゲートに上記第1のゲートに印加されるパル
スと相補的な転送パルスを印加する手段と、を有するこ
とを特徴とする距離測定装置が提供される。
【0039】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(3) 対象物に輝度変調可能な光源または
パルス光源よりの光を照射し、帰還した反射光を受光し
て上記対象物までの距離を求める方法であり、反射光を
受光して光電変換する手順と、上記光電変換で発生した
電荷のうち、上記光源の発光タイミングに同期した第1
の転送パルスにより駆動される第1のゲートで転送され
た電荷を第1の電荷蓄積部に蓄積する手順と、上記光電
変換で発生した電荷のうち、上記第1の転送パルスと相
補的な第2の転送パルスにより駆動される第2のゲート
で転送された電荷を第2の電荷蓄積部に蓄積する手順
と、上記第1の電荷蓄積部の蓄積電荷に基づく第1の信
号と、上記第2の電荷蓄積部の蓄積電荷に基づく第2の
信号を読み出し、上記第1の信号と上記第2の信号のう
ち小さい方の信号を、上記第1の信号と上記第2の信号
の加算信号で規格化する手順と、を有することを特徴と
ずる距離測定方法が提供される。
るために、(3) 対象物に輝度変調可能な光源または
パルス光源よりの光を照射し、帰還した反射光を受光し
て上記対象物までの距離を求める方法であり、反射光を
受光して光電変換する手順と、上記光電変換で発生した
電荷のうち、上記光源の発光タイミングに同期した第1
の転送パルスにより駆動される第1のゲートで転送され
た電荷を第1の電荷蓄積部に蓄積する手順と、上記光電
変換で発生した電荷のうち、上記第1の転送パルスと相
補的な第2の転送パルスにより駆動される第2のゲート
で転送された電荷を第2の電荷蓄積部に蓄積する手順
と、上記第1の電荷蓄積部の蓄積電荷に基づく第1の信
号と、上記第2の電荷蓄積部の蓄積電荷に基づく第2の
信号を読み出し、上記第1の信号と上記第2の信号のう
ち小さい方の信号を、上記第1の信号と上記第2の信号
の加算信号で規格化する手順と、を有することを特徴と
ずる距離測定方法が提供される。
【0040】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。
の形態について説明する。
【0041】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態による距離測定装置に用いられる電荷振
り分け型検出器の構成を示している。
1の実施の形態による距離測定装置に用いられる電荷振
り分け型検出器の構成を示している。
【0042】すなわち、この第1の実施の形態による距
離測定装置に用いられる電荷振り分け型検出器は、半導
体基板1上に設けられた光電変換領域2と、この光電変
換領域2に接続され、光電変換領域2で生成された光生
成電子を第1の電荷蓄積領域3及び第2の電荷蓄積領域
4にそれぞれ転送するための第1の転送ゲート5及び第
2の転送ゲート6と、前記第1の電荷蓄積領域3に蓄積
された第1の信号電荷を読み出すための第1の読み出し
回路7及び第2の電荷蓄積領域4に蓄積された第2の信
号電荷を読み出すための第2の読み出し回路8によって
構成される。
離測定装置に用いられる電荷振り分け型検出器は、半導
体基板1上に設けられた光電変換領域2と、この光電変
換領域2に接続され、光電変換領域2で生成された光生
成電子を第1の電荷蓄積領域3及び第2の電荷蓄積領域
4にそれぞれ転送するための第1の転送ゲート5及び第
2の転送ゲート6と、前記第1の電荷蓄積領域3に蓄積
された第1の信号電荷を読み出すための第1の読み出し
回路7及び第2の電荷蓄積領域4に蓄積された第2の信
号電荷を読み出すための第2の読み出し回路8によって
構成される。
【0043】なお、測定系の構成、パルス発生光源の発
光タイミング及び第1の転送ゲート5に印加する転送パ
ルスΦWG1と第2の転送ゲート6に印加する転送パル
スΦWG2とは、それぞれ、図9及び図10に示した従
来の技術と同様である。
光タイミング及び第1の転送ゲート5に印加する転送パ
ルスΦWG1と第2の転送ゲート6に印加する転送パル
スΦWG2とは、それぞれ、図9及び図10に示した従
来の技術と同様である。
【0044】すなわち、第1の転送ゲート5に印加され
る転送パルスΦWG1はパルス発生光源の発光タイミン
グと同期させ、第2の転送ゲート6に印加する転送パル
スΦWG2は第1の転送ゲート5に印加される転送パル
スΦWG1と相補的なタイミングで入力されるものとす
る。
る転送パルスΦWG1はパルス発生光源の発光タイミン
グと同期させ、第2の転送ゲート6に印加する転送パル
スΦWG2は第1の転送ゲート5に印加される転送パル
スΦWG1と相補的なタイミングで入力されるものとす
る。
【0045】そして、以上のように構成される電荷振り
分け型検出器においては、従来の技術で説明した内容と
同様に、パルス発生光源から時間Tのパルスを発光さ
せ、距離Rにある対象物からの反射光を上記電荷振り分
け型検出器で受光することにより、第1の電荷蓄積領域
3には式(1)で表される電荷が蓄積されると共に、第
2の電荷蓄積領域4には式(2)で表される電荷が蓄積
される。
分け型検出器においては、従来の技術で説明した内容と
同様に、パルス発生光源から時間Tのパルスを発光さ
せ、距離Rにある対象物からの反射光を上記電荷振り分
け型検出器で受光することにより、第1の電荷蓄積領域
3には式(1)で表される電荷が蓄積されると共に、第
2の電荷蓄積領域4には式(2)で表される電荷が蓄積
される。
【0046】次に、本発明の第1の実施の形態による距
離測定装置の特徴である信号処理方法について、図2に
示した処理系の構成図を用いて説明する。
離測定装置の特徴である信号処理方法について、図2に
示した処理系の構成図を用いて説明する。
【0047】すなわち、電荷振り分け型検出器10から
第1の読み出し回路7及び第2の読み出し回路8を介し
て出力された信号sig1及びsig2は、それぞれ、
加算器11と比較選択器12に入力される。
第1の読み出し回路7及び第2の読み出し回路8を介し
て出力された信号sig1及びsig2は、それぞれ、
加算器11と比較選択器12に入力される。
【0048】ここで、比較選択器12は、第1の読み出
し回路7及び第2の読み出し回路8からの各出力sig
1とsig2の大きさを比較すると共に、それらのうち
小さい方の信号をsig3として出力する。
し回路7及び第2の読み出し回路8からの各出力sig
1とsig2の大きさを比較すると共に、それらのうち
小さい方の信号をsig3として出力する。
【0049】また、加算器11は、第1の読み出し回路
7及び第2の読み出し回路8からの各出力sig1とs
ig2とを加算し、それらの加算結果をsig4として
出力する。
7及び第2の読み出し回路8からの各出力sig1とs
ig2とを加算し、それらの加算結果をsig4として
出力する。
【0050】すなわち、 sig3=sig1(sig1<sig2) …(5) =sig2(sig1>sig2) …(5′) sig4=sig1+sig2 …(6) である。
【0051】そして、比較選択器12からの出力sig
3及び加算器11からの出力sig4は、規格化器13
に入力され、ここで、比較選択器12からの出力sig
3を加算器11からの出力sig4で割って規格化し、
sig5として出力する。
3及び加算器11からの出力sig4は、規格化器13
に入力され、ここで、比較選択器12からの出力sig
3を加算器11からの出力sig4で割って規格化し、
sig5として出力する。
【0052】すなわち、 sig5=sig3/sig4 …(7) となる。
【0053】規格化器13で規格化された信号であるs
ig5は、距離抽出器14に送られて、距離信号に変換
される。
ig5は、距離抽出器14に送られて、距離信号に変換
される。
【0054】説明の簡単のため、第1の読み出し回路7
及び第2の読み出し回路8は、第1の電荷蓄積領域3及
び第2の電荷蓄積領域4の各信号電荷量を充分な精度で
線形に読み出せるものと仮定する。
及び第2の読み出し回路8は、第1の電荷蓄積領域3及
び第2の電荷蓄積領域4の各信号電荷量を充分な精度で
線形に読み出せるものと仮定する。
【0055】距離抽出器14は、比較選択器12におい
て、sig3としてsig1が選択されて出力された場
合には、式(1),(3)に従うと共に、sig3とし
てsig2が選択されて出力された場合には式(2),
(3)に従って対象物までの距離Rを抽出する。
て、sig3としてsig1が選択されて出力された場
合には、式(1),(3)に従うと共に、sig3とし
てsig2が選択されて出力された場合には式(2),
(3)に従って対象物までの距離Rを抽出する。
【0056】ここで、距離抽出器14による距離情報の
抽出処理は、簡単な式の変換によって、次式で表される
ようなものになる。
抽出処理は、簡単な式の変換によって、次式で表される
ようなものになる。
【0057】 R=(cT/2)×(1−sig5)(sig1<sig2) …(8) =(cT/2)×sig5(sig1>sig2) …(8′) 以上、本発明の第1の実施の形態による距離測定装置に
用いられる電荷振り分け型検出器の構成及び動作につい
て説明したが、次に、その電荷振り分け型検出器の効果
について説明する。
用いられる電荷振り分け型検出器の構成及び動作につい
て説明したが、次に、その電荷振り分け型検出器の効果
について説明する。
【0058】図3の(a)は反射光の遅延時間(Δt)
に対する信号電荷Q1及びQ2の変化を示しており、図
3の(b)は信号電荷Q1及びQ2に含まれるショット
ノイズ量の変化を示している。
に対する信号電荷Q1及びQ2の変化を示しており、図
3の(b)は信号電荷Q1及びQ2に含まれるショット
ノイズ量の変化を示している。
【0059】まず、Δtに対する信号電荷Q1及びQ2
の変化は、式(1)及び式(2)で表せられるように、
どちらもΔtに対して線形に変化する。
の変化は、式(1)及び式(2)で表せられるように、
どちらもΔtに対して線形に変化する。
【0060】したがって、信号電荷Q1及びQ2のいず
れを使っても、Qtにより規格化することによって距離
を抽出することが可能である。
れを使っても、Qtにより規格化することによって距離
を抽出することが可能である。
【0061】その一方で、ショットノイズは、電荷数の
平方根に比例てしいるため、例えば、ΔtがT/2より
も小さいときには信号電荷Q2のほうがショットノイズ
が小さく、ΔtがT/2より大きいときには逆に信号電
荷Q1の方がショットノイズが小さくなる。
平方根に比例てしいるため、例えば、ΔtがT/2より
も小さいときには信号電荷Q2のほうがショットノイズ
が小さく、ΔtがT/2より大きいときには逆に信号電
荷Q1の方がショットノイズが小さくなる。
【0062】そのため、信号電荷Q1とQ2とを比較
し、電荷量の小さい方の信号電荷を用いて、遅延時間す
なわち距離を抽出することにより、ショットノイズによ
る精度劣化を抑えることが可能となる。
し、電荷量の小さい方の信号電荷を用いて、遅延時間す
なわち距離を抽出することにより、ショットノイズによ
る精度劣化を抑えることが可能となる。
【0063】ちなみに、従来の検出方法によるショット
ノイズ量について説明すると、従来の検出方法によるシ
ョットノイズ量は式(4)の括弧内の第2項で表され
る。
ノイズ量について説明すると、従来の検出方法によるシ
ョットノイズ量は式(4)の括弧内の第2項で表され
る。
【0064】すなわち、式(4)上でのショットノイズ
は、Qt=Q1+Q2の電荷数の平方根となる。
は、Qt=Q1+Q2の電荷数の平方根となる。
【0065】しかしながら、本発明による処理方法では
信号をQ1−Q2とすることで、従来方式と比較すると
信号量が2倍に増えているため、等価的にはショットノ
イズの影響が半分に抑えられている。
信号をQ1−Q2とすることで、従来方式と比較すると
信号量が2倍に増えているため、等価的にはショットノ
イズの影響が半分に抑えられている。
【0066】すなわち、図3の(b)に破線で示した従
来方式のノイズ1/2(q・Qt) 1/2 と本発明による
ノイズ値とを比べると、本発明によるノイズ値はΔt=
0〜T/4及び、Δt=3T/4〜Tの領域でショット
ノイズが従来方式よりも低減していることが解る。
来方式のノイズ1/2(q・Qt) 1/2 と本発明による
ノイズ値とを比べると、本発明によるノイズ値はΔt=
0〜T/4及び、Δt=3T/4〜Tの領域でショット
ノイズが従来方式よりも低減していることが解る。
【0067】以上、第1の実施の形態で示したように、
本発明によれば電荷振り分け型検出器を用いた測距装置
において、従来方式と比べて照射光量を増やすことな
く、ショットノイズを抑圧することが可能となり、高精
度な測距が可能となる。
本発明によれば電荷振り分け型検出器を用いた測距装置
において、従来方式と比べて照射光量を増やすことな
く、ショットノイズを抑圧することが可能となり、高精
度な測距が可能となる。
【0068】特に、従来方式では対象物までの距離によ
らずノイズの影響が一定であったのに対し、本発明では
Δtの小さい領域すなわち近い距離にある対象物に関し
て従来方式と比べ格段に優れた精度向上を実現すること
ができる。
らずノイズの影響が一定であったのに対し、本発明では
Δtの小さい領域すなわち近い距離にある対象物に関し
て従来方式と比べ格段に優れた精度向上を実現すること
ができる。
【0069】ちなみに、従来方式の方がノイズが少ない
領域であるΔt=T/4〜3T/4の間は従来方式を用
いて、測定範囲全域のショットノイズを低減できるよう
に構成しても良い。
領域であるΔt=T/4〜3T/4の間は従来方式を用
いて、測定範囲全域のショットノイズを低減できるよう
に構成しても良い。
【0070】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について詳細に説明する。
の実施の形態について詳細に説明する。
【0071】本実施の形態では、第1の実施の形態で説
明した電荷振り分け型検出器を画素として2次元的に配
列した検出器を用い、複数の測定点までの距離を同時に
計測し、距離画像として出力することができると共に、
第1の実施の形態で示した効果により高精度に測距が可
能な測距装置を提供するものである。
明した電荷振り分け型検出器を画素として2次元的に配
列した検出器を用い、複数の測定点までの距離を同時に
計測し、距離画像として出力することができると共に、
第1の実施の形態で示した効果により高精度に測距が可
能な測距装置を提供するものである。
【0072】図4は、本発明の第2の実施の形態とし
て、第1の実施の形態による距離測定装置に用いられる
電荷振り分け型検出器の原理を用いて構成した単位画素
(電荷振り分け型画素30)の構成を示している。
て、第1の実施の形態による距離測定装置に用いられる
電荷振り分け型検出器の原理を用いて構成した単位画素
(電荷振り分け型画素30)の構成を示している。
【0073】なお、図4において、第1の実施の形態で
説明した要素と同一の機能を有する部位に関しては同一
の符号で示しており、ここでは、それらの説明を省略す
るものとする。
説明した要素と同一の機能を有する部位に関しては同一
の符号で示しており、ここでは、それらの説明を省略す
るものとする。
【0074】すなわち、この電荷振り分け型画素30に
おいて、第1の電荷蓄積領域3に蓄積された信号を読み
出す第1の電荷読み出し回路7の出力端子は、選択スイ
ッチ20を介して出力端子OUT1に接続されている。
おいて、第1の電荷蓄積領域3に蓄積された信号を読み
出す第1の電荷読み出し回路7の出力端子は、選択スイ
ッチ20を介して出力端子OUT1に接続されている。
【0075】また、第2の電荷蓄積領域4に蓄積された
信号を読み出す第2の電荷読み出し回路8の出力端子
は、選択スイッチ21を介して出力端子OUT2に接続
されている。
信号を読み出す第2の電荷読み出し回路8の出力端子
は、選択スイッチ21を介して出力端子OUT2に接続
されている。
【0076】ここで、選択スイッチ20及び選択スイッ
チ21の各制御端子は、共通に接続されている。
チ21の各制御端子は、共通に接続されている。
【0077】次に、本発明の第2の実施の形態による電
荷振り分け型検出器の全体の構成について、図5を用い
て説明する。
荷振り分け型検出器の全体の構成について、図5を用い
て説明する。
【0078】すなわち、この電荷振り分け型検出器は、
図4に示した電荷振り分け型画素30を2次元的に配列
してなる画素アレイ31と、この画素アレイ31の行を
選択する行選択回路32と、前記画素アレイ31の出力
列を選択する列選択回路33と、処理回路単位34を列
ごと並列に設けて配列した列並列処理回路35とによっ
て構成されている。
図4に示した電荷振り分け型画素30を2次元的に配列
してなる画素アレイ31と、この画素アレイ31の行を
選択する行選択回路32と、前記画素アレイ31の出力
列を選択する列選択回路33と、処理回路単位34を列
ごと並列に設けて配列した列並列処理回路35とによっ
て構成されている。
【0079】また、この電荷振り分け型画素30の画素
選択端子ΦSELは行ごと共通に行選択回路32に接続
されている。
選択端子ΦSELは行ごと共通に行選択回路32に接続
されている。
【0080】また、出力端子OUT1及び出力端子OU
T2は、列ごと共通に処理回路単位34に接続されてい
る。
T2は、列ごと共通に処理回路単位34に接続されてい
る。
【0081】また、全ての電荷振り分け型画素30の第
1の電荷転送ゲート5の制御端子と第2の電荷転送ゲー
ト6の各制御端子は、各々共通に接続されている。
1の電荷転送ゲート5の制御端子と第2の電荷転送ゲー
ト6の各制御端子は、各々共通に接続されている。
【0082】そして、各電荷振り分け型画素30から出
力された信号が、出力端子OUT1及び出力端子OUT
2を介して処理単位回路34を構成する比較(選択)回
路40及び加算回路41とに入力された後、規格化回路
/距離抽出回路42及び水平選択スイッチ43を介して
信号出力線44に出力されるようになされている。
力された信号が、出力端子OUT1及び出力端子OUT
2を介して処理単位回路34を構成する比較(選択)回
路40及び加算回路41とに入力された後、規格化回路
/距離抽出回路42及び水平選択スイッチ43を介して
信号出力線44に出力されるようになされている。
【0083】ここで、水平選択スイッチ43の制御端子
は、列選択回路33に接続されている。
は、列選択回路33に接続されている。
【0084】そして、比較(選択)回路40、加算回路
41、規格化回路/距離抽出回路42の各機能は、第1
の実施の形態で示したものと同じ一連の処理を行うもの
であり、ここでは、それらの説明は省略するものとす
る。
41、規格化回路/距離抽出回路42の各機能は、第1
の実施の形態で示したものと同じ一連の処理を行うもの
であり、ここでは、それらの説明は省略するものとす
る。
【0085】次に、図6及び図7を用いて、上記第2の
実施の形態による電荷振り分け型検出器を用いた測距装
置について説明する。
実施の形態による電荷振り分け型検出器を用いた測距装
置について説明する。
【0086】図6は本発明の第2の実施の形態による測
定系の全体図を示し、図7は動作タイミング図を示して
いる。
定系の全体図を示し、図7は動作タイミング図を示して
いる。
【0087】まず、図6を用いて測定系について説明す
る。
る。
【0088】なお、図6において、従来の技術の説明で
用いた図9に示す構成要素と同一の機能を有する部位に
関しては同一の符号で示しており、ここでは、それらの
説明を省略するものとする。
用いた図9に示す構成要素と同一の機能を有する部位に
関しては同一の符号で示しており、ここでは、それらの
説明を省略するものとする。
【0089】すなわち、パルス光源110から発射した
光パルスは、対象物113に照射され、この対象物11
3の表面で反射した光は、光学系50により検出器51
の画素アレイ上に結像されるように構成される。
光パルスは、対象物113に照射され、この対象物11
3の表面で反射した光は、光学系50により検出器51
の画素アレイ上に結像されるように構成される。
【0090】次に、図7を用いて動作タイミングについ
て説明する。
て説明する。
【0091】まず、受光期間中、パルス光源110は、
パルス光を繰り返し発光する。
パルス光を繰り返し発光する。
【0092】ここで、パルス光は、必ずしも繰り返しパ
ルスの必要はなく、単一のパルスでも差し支えないが、
受光期間中は第1の転送ゲート5にはΦWG1に示した
ように発光タイミングに同期したパルスが印加され、第
2の転送ゲート6にはΦWG2に示したように第1の転
送パルスに相補的なパルスが印加される。
ルスの必要はなく、単一のパルスでも差し支えないが、
受光期間中は第1の転送ゲート5にはΦWG1に示した
ように発光タイミングに同期したパルスが印加され、第
2の転送ゲート6にはΦWG2に示したように第1の転
送パルスに相補的なパルスが印加される。
【0093】そして、受光期間が終了すると、電荷振り
分け型画素30に蓄積された信号を読み出す読み出し期
間に移行する。
分け型画素30に蓄積された信号を読み出す読み出し期
間に移行する。
【0094】まず、行選択回路32から第1行目の選択
パルスΦV1が出力され、画素アレイ31の第1行目に
位置する電荷振り分け型画素30からの各信号が各々出
力端子OUT1及び出力端子OUT2に出力されると共
に、列ごとに設けられた処理回路単位34内で各電荷振
り分け型画素30に対応する対象点までの距離が抽出さ
れる。
パルスΦV1が出力され、画素アレイ31の第1行目に
位置する電荷振り分け型画素30からの各信号が各々出
力端子OUT1及び出力端子OUT2に出力されると共
に、列ごとに設けられた処理回路単位34内で各電荷振
り分け型画素30に対応する対象点までの距離が抽出さ
れる。
【0095】その後、列選択回路33が選択スイッチ4
3を順次選択しながら走査することにより、第1行目の
電荷振り分け型画素30に対応する距離情報が、順次、
信号出力線44を介して出力される。
3を順次選択しながら走査することにより、第1行目の
電荷振り分け型画素30に対応する距離情報が、順次、
信号出力線44を介して出力される。
【0096】そして、第1行目の読み出しが終了する
と、行選択回路32は第2行目の選択パルスΦV2を出
力し、画素画素アレイ31の第2行目に位置する電荷振
り分け型画素30からの各信号が各々出力端子OUT1
及び出力端子OUT2に出力されると共に、列ごとに設
けられた処理回路単位34内で各電荷振り分け型画素3
0に対応する対象点までの距離が抽出される。
と、行選択回路32は第2行目の選択パルスΦV2を出
力し、画素画素アレイ31の第2行目に位置する電荷振
り分け型画素30からの各信号が各々出力端子OUT1
及び出力端子OUT2に出力されると共に、列ごとに設
けられた処理回路単位34内で各電荷振り分け型画素3
0に対応する対象点までの距離が抽出される。
【0097】このような処理を繰り返して、全ての画素
位置に対応する距離情報が出力されると、読み出し期間
は終了し、再び、受光期間に入る。
位置に対応する距離情報が出力されると、読み出し期間
は終了し、再び、受光期間に入る。
【0098】以上、第2の実施の形態に基づいて説明し
たように、本発明によれば、光検出器の画素アレイ上に
結像された物体の反射光像の遅延時間を各画素ごと独立
して検出することが可能となり、対象物の3次元情報を
多点同時に抽出することができると共に、ショットノイ
ズによる抽出誤差を低減し、従来の技術と比較して高精
度な測距が可能な多点同時測距装置、言い換えると、距
離画像入力装置を実現することができる。
たように、本発明によれば、光検出器の画素アレイ上に
結像された物体の反射光像の遅延時間を各画素ごと独立
して検出することが可能となり、対象物の3次元情報を
多点同時に抽出することができると共に、ショットノイ
ズによる抽出誤差を低減し、従来の技術と比較して高精
度な測距が可能な多点同時測距装置、言い換えると、距
離画像入力装置を実現することができる。
【0099】そして、上述したような実施の形態で示し
た本明細書には、特許請求の範囲に示した請求項1乃至
3以外にも、以下に付記1乃至付記3として示すような
発明が含まれている。
た本明細書には、特許請求の範囲に示した請求項1乃至
3以外にも、以下に付記1乃至付記3として示すような
発明が含まれている。
【0100】(付記1) 対象物に輝度変調可能な光源
またはパルス光源よりの光を照射し、帰還した反射光を
受光して上記被測定物までの距離を求める測距装置であ
り、反射光を光電変換する光電変換部と、上記光電変換
部で発生した電荷を蓄積する第1の電荷蓄積部と、上記
光電変換部より上記第1の電荷蓄積部に電荷を転送する
第1のゲートと、上記第1のゲートに上記パルス光の発
光タイミングと同期したパルスを印加する第1の転送パ
ルス印加手段と、上記第1の電荷蓄積部に蓄積した電荷
を読み出す第1の読み出し手段と、上記光電変換部で発
生した電荷を蓄積する第2の電荷蓄積部と、上記光電変
換部より上記第2の電荷蓄積部に電荷を転送する第2の
ゲートと、上記第2のゲートに、上記第1の転送パルス
発生手段の印加するパルスと相補的なパルスを印加する
第2の転送パルス印加手段と、上記第2の電荷蓄積部に
蓄積した電荷を読み出す第2の読み出し手段と、上記第
1の読み出し手段よりの出力と上記第2の読み出し手段
よりの出力とを加算する加算手段と、上記第1の読み出
し手段よりの出力と上記第2の読み出し手段よりの出力
とを比較して、小さい方の出力を選択する選択手段と、
上記選択手段で選択された出力を上記加算手段の出力で
規格化する規格化手段と、上記規格化手段の出力より上
記被測定物までの距離を求める手段と、を有することを
特徴とする測距装置。
またはパルス光源よりの光を照射し、帰還した反射光を
受光して上記被測定物までの距離を求める測距装置であ
り、反射光を光電変換する光電変換部と、上記光電変換
部で発生した電荷を蓄積する第1の電荷蓄積部と、上記
光電変換部より上記第1の電荷蓄積部に電荷を転送する
第1のゲートと、上記第1のゲートに上記パルス光の発
光タイミングと同期したパルスを印加する第1の転送パ
ルス印加手段と、上記第1の電荷蓄積部に蓄積した電荷
を読み出す第1の読み出し手段と、上記光電変換部で発
生した電荷を蓄積する第2の電荷蓄積部と、上記光電変
換部より上記第2の電荷蓄積部に電荷を転送する第2の
ゲートと、上記第2のゲートに、上記第1の転送パルス
発生手段の印加するパルスと相補的なパルスを印加する
第2の転送パルス印加手段と、上記第2の電荷蓄積部に
蓄積した電荷を読み出す第2の読み出し手段と、上記第
1の読み出し手段よりの出力と上記第2の読み出し手段
よりの出力とを加算する加算手段と、上記第1の読み出
し手段よりの出力と上記第2の読み出し手段よりの出力
とを比較して、小さい方の出力を選択する選択手段と、
上記選択手段で選択された出力を上記加算手段の出力で
規格化する規格化手段と、上記規格化手段の出力より上
記被測定物までの距離を求める手段と、を有することを
特徴とする測距装置。
【0101】(付記2) 輝度変調が可能な光源または
パルス光源からパルス光を対象物に照射し、該対象物か
らの反射光を光検出器によって検出すると共に、該反射
光の前記照射光の発光タイミングからの遅延時間を検出
して対象物までの距離を抽出する測距装置において、半
導体基板上に形成され、反射光を電荷に変換する光電変
換部と、該光電変換部で光電変換された電荷を第1の電
荷蓄積部に転送する第1の転送ゲートと、該光電変化部
で光電変換された電荷を第2の電荷蓄積部に転送する第
2の転送ゲートと、該第1及び第2の電荷蓄積部に蓄積
された蓄積信号を各々読み出す読み出し手段とを有する
光検出器を有し、前記光検出器の第1の転送ゲートに前
記光源の発光タイミングと同期した転送パルスを印加す
る手段と、前記第1の転送ゲートに印加する転送パルス
と相補的な転送パルスを前記第2の転送ゲートに印加す
る手段と、前記読み出し手段から出力された第1の電荷
蓄積部及び前記第2の電荷蓄積部に蓄積された蓄積信号
とを加算する加算手段と、前記読み出された第1及び第
2の蓄積信号の大きさを比較すると共に、前記第1及び
第2の蓄積信号のうち信号量の小さい信号を選択する比
較選択手段と、該比較選択手段によって選択された信号
を前記加算手段によって得られた加算信号によって規格
化する規格化手段と、前記規格化手段によって得られた
規格化信号から前記反射光の遅延時間を抽出する遅延時
間抽出手段と、を有することを特徴とする測距装置。
パルス光源からパルス光を対象物に照射し、該対象物か
らの反射光を光検出器によって検出すると共に、該反射
光の前記照射光の発光タイミングからの遅延時間を検出
して対象物までの距離を抽出する測距装置において、半
導体基板上に形成され、反射光を電荷に変換する光電変
換部と、該光電変換部で光電変換された電荷を第1の電
荷蓄積部に転送する第1の転送ゲートと、該光電変化部
で光電変換された電荷を第2の電荷蓄積部に転送する第
2の転送ゲートと、該第1及び第2の電荷蓄積部に蓄積
された蓄積信号を各々読み出す読み出し手段とを有する
光検出器を有し、前記光検出器の第1の転送ゲートに前
記光源の発光タイミングと同期した転送パルスを印加す
る手段と、前記第1の転送ゲートに印加する転送パルス
と相補的な転送パルスを前記第2の転送ゲートに印加す
る手段と、前記読み出し手段から出力された第1の電荷
蓄積部及び前記第2の電荷蓄積部に蓄積された蓄積信号
とを加算する加算手段と、前記読み出された第1及び第
2の蓄積信号の大きさを比較すると共に、前記第1及び
第2の蓄積信号のうち信号量の小さい信号を選択する比
較選択手段と、該比較選択手段によって選択された信号
を前記加算手段によって得られた加算信号によって規格
化する規格化手段と、前記規格化手段によって得られた
規格化信号から前記反射光の遅延時間を抽出する遅延時
間抽出手段と、を有することを特徴とする測距装置。
【0102】この測距装置によると、前記第1及び第2
の蓄積信号のうちオフセット成分が小さい信号すなゎち
ショットノイズ成分の少ない信号を選択的に距離抽出に
用いることが可能となり、ショットノイズによる検出誤
差を低減でき、従来の技術と比較して高精度な測距が可
能となると共に、照射光量の低減が可能となる。
の蓄積信号のうちオフセット成分が小さい信号すなゎち
ショットノイズ成分の少ない信号を選択的に距離抽出に
用いることが可能となり、ショットノイズによる検出誤
差を低減でき、従来の技術と比較して高精度な測距が可
能となると共に、照射光量の低減が可能となる。
【0103】(付記3) 輝度変調が可能な光源または
パルス光源からからパルス光を対象物に照射し、該対象
物からの反射光を光検出器上に結像するための光学系
と、該反射光の前記照射光の発光タイミングからの遅延
時間を検出して対象物までの距離を抽出する測距装置に
おいて、半導体基板上に形成され、前記反射光を電荷に
変換する光電変換部と、該光電変換部で光電変換された
電荷を第1の電荷蓄積部に転送する第1の転送ゲート
と、該光電変化部で光電変換された電荷を第2の電荷蓄
積部に転送する第2の転送ゲートと、該第1及び第2の
電荷積積部に蓄積された蓄積信号を各々読み出す読み出
し手段とを有する画素を2次元アレイ状に配列してなる
画素アレイ部と、前記画素アレイの行を選択する行選択
回路と、前記行選択回路によって選択された行に位置す
る画素の前記第1及び第2の電荷蓄積部に蓄積された第
1及び第2の蓄積信号を並列に読み出す行並列読み出し
手段と、前記画素アレイの列ごと並列に設けられ、読み
出された第1及び第2の蓄積信号を加算する加算手段
と、前記画素アレイの列ごと並列に設けられ、読み出さ
れた第1及び第2の蓄積信号を比較すると共に、両者の
小さい方の蓄積信号を選択する比較選択手段と、前記比
較選択手段によって選択された信号を前記加算手段によ
り加算された信号により規格化する規格化手段とによっ
て構成される光検出器を有し、前記画素アレイの第1転
送ゲート及び第2の転送ゲートの制御端子は各々共通に
接続されると共に、第1の転送ゲートに前記パルス光源
の発光タイミングと同期した転送パルスを印加する手段
と、前記第1の転送ゲートに印加する転送パルスと相補
的な転送パルスを前記第2の転送ゲートに印加する手段
と、を有することを特徴とする測距装置。
パルス光源からからパルス光を対象物に照射し、該対象
物からの反射光を光検出器上に結像するための光学系
と、該反射光の前記照射光の発光タイミングからの遅延
時間を検出して対象物までの距離を抽出する測距装置に
おいて、半導体基板上に形成され、前記反射光を電荷に
変換する光電変換部と、該光電変換部で光電変換された
電荷を第1の電荷蓄積部に転送する第1の転送ゲート
と、該光電変化部で光電変換された電荷を第2の電荷蓄
積部に転送する第2の転送ゲートと、該第1及び第2の
電荷積積部に蓄積された蓄積信号を各々読み出す読み出
し手段とを有する画素を2次元アレイ状に配列してなる
画素アレイ部と、前記画素アレイの行を選択する行選択
回路と、前記行選択回路によって選択された行に位置す
る画素の前記第1及び第2の電荷蓄積部に蓄積された第
1及び第2の蓄積信号を並列に読み出す行並列読み出し
手段と、前記画素アレイの列ごと並列に設けられ、読み
出された第1及び第2の蓄積信号を加算する加算手段
と、前記画素アレイの列ごと並列に設けられ、読み出さ
れた第1及び第2の蓄積信号を比較すると共に、両者の
小さい方の蓄積信号を選択する比較選択手段と、前記比
較選択手段によって選択された信号を前記加算手段によ
り加算された信号により規格化する規格化手段とによっ
て構成される光検出器を有し、前記画素アレイの第1転
送ゲート及び第2の転送ゲートの制御端子は各々共通に
接続されると共に、第1の転送ゲートに前記パルス光源
の発光タイミングと同期した転送パルスを印加する手段
と、前記第1の転送ゲートに印加する転送パルスと相補
的な転送パルスを前記第2の転送ゲートに印加する手段
と、を有することを特徴とする測距装置。
【0104】この測距装置によると、前記光検出器の画
素アレイ上に結像された物体の反射光像の遅延時間を各
画素ごとに独立して検出することが可能となり、対象物
の3次元情報を多点同時に抽出することができると共
に、ショットノイズによる誤差を低減し、従来の技術と
比較して高精度な測距が可能となると共に、照射光量の
低減が可能となる。
素アレイ上に結像された物体の反射光像の遅延時間を各
画素ごとに独立して検出することが可能となり、対象物
の3次元情報を多点同時に抽出することができると共
に、ショットノイズによる誤差を低減し、従来の技術と
比較して高精度な測距が可能となると共に、照射光量の
低減が可能となる。
【0105】
【発明の効果】従って、以上説明したように、請求項1
または2記載の本発明によれば、ショットノイズによる
信号劣化を抑圧し、より少ない光量でも良好な距離測定
精度を得ることができる電荷振り分け型検出器を用いた
距離測定装置を提供することができる。
または2記載の本発明によれば、ショットノイズによる
信号劣化を抑圧し、より少ない光量でも良好な距離測定
精度を得ることができる電荷振り分け型検出器を用いた
距離測定装置を提供することができる。
【0106】また、以上説明したように、請求項3記載
の本発明によれば、ショットノイズによる信号劣化を抑
圧し、より少ない光量でも良好な距離測定精度を得るこ
とができる電荷振り分け型検出器を用いた距離測定方法
を提供することができる。
の本発明によれば、ショットノイズによる信号劣化を抑
圧し、より少ない光量でも良好な距離測定精度を得るこ
とができる電荷振り分け型検出器を用いた距離測定方法
を提供することができる。
【図1】図1は、本発明による距離測定装置に用いられ
る電荷振り分け型検出器の構成を示す図である。
る電荷振り分け型検出器の構成を示す図である。
【図2】図2は、本発明の特徴である信号処理方法につ
いて説明するための処理系の構成図を示す図である。
いて説明するための処理系の構成図を示す図である。
【図3】図3の(a)は反射光の遅延時間(Δt)に対
する信号電荷Q1及びQ2の変化を示す図であり、図3
の(b)は信号電荷Q1及びQ2に含まれるショットノ
イズ量の変化を示す図である。
する信号電荷Q1及びQ2の変化を示す図であり、図3
の(b)は信号電荷Q1及びQ2に含まれるショットノ
イズ量の変化を示す図である。
【図4】図4は、本発明の第2の実施の形態による電荷
振り分け型検出器の原理を用いて構成した単位画素(電
荷振り分け型画素30)の構成図である。
振り分け型検出器の原理を用いて構成した単位画素(電
荷振り分け型画素30)の構成図である。
【図5】図5は、本発明の第2の実施の形態による電荷
振り分け型検出器の全体の構成を示す図である。
振り分け型検出器の全体の構成を示す図である。
【図6】図6は本発明の第2の実施の形態による測定系
の構成を示す全体図である。
の構成を示す全体図である。
【図7】図7は本発明の第2の実施の形態による動作を
説明するためのタイミング図である。
説明するためのタイミング図である。
【図8】図8の(a),(b)は、従来の技術による電
荷振り分け型検出器の基本構成及びそれによる電荷振り
分け動作の原理を示す図である。
荷振り分け型検出器の基本構成及びそれによる電荷振り
分け動作の原理を示す図である。
【図9】図9は、従来の技術による電荷振り分け型検出
器を用いた測距原理について説明するための測定系の基
本構成を示す図である。
器を用いた測距原理について説明するための測定系の基
本構成を示す図である。
【図10】図10は、従来の技術による電荷振り分け型
検出器を用いた測距原理について説明するための動作タ
イミングを示す図である。
検出器を用いた測距原理について説明するための動作タ
イミングを示す図である。
1…半導体基板、 2…光電変換領域、 3…第1の電荷蓄積領域、 4…第2の電荷蓄積領域、 5…第1の転送ゲート、 6…第2の転送ゲート、 7…第1の読み出し回路、 8…第2の読み出し回路、 30…電荷振り分け型画素、 20…選択スイッチ、 OUT1…出力端子、 21…選択スイッチ、 OUT2…出力端子、 0を2次元的に配列してなる 31…画素アレイ、 32…行選択回路、 33…列選択回路、 34…処理回路単位、 35…列並列処理回路、 40…比較(選択)回路、 41…加算回路、 42…規格化回路/距離抽出回路、 43…水平選択スイッチ、 44…信号出力線。
フロントページの続き Fターム(参考) 2F112 AD01 BA06 BA07 CA12 DA24 DA28 EA05 FA01 FA12 FA33 5J084 AA05 AD01 BA02 BA32 CA03 CA22 CA45 EA01 EA04
Claims (3)
- 【請求項1】 対象物に輝度変調可能な光源またはパル
ス光源よりの光を照射し、帰還した反射光を受光して上
記対象物までの距離を求める距離測定装置であり、 反射光を受光して光電変換する光電変換部と、 上記光電変換部で発生した電荷のうち、上記光源の発光
タイミングに同期した第1の転送パルスにより駆動され
る第1のゲートで転送された電荷を蓄積する第1の電荷
蓄積部と、 上記光電変換部で発生した電荷のうち、上記第1の転送
パルスと相補的な第2の転送パルスにより駆動される第
2のゲートで転送された電荷を蓄積する第2の電荷蓄積
部と、 上記第1の電荷蓄積部の蓄積電荷に基づく第1の信号
と、上記第2の電荷蓄積部の蓄積電荷に基づく第2の信
号を読み出し、上記第1の信号と上記第2の信号のうち
小さい方の信号を、上記第1の信号と上記第2の信号の
加算信号で規格化する手段と、 を有することを特徴とする距離測定装置。 - 【請求項2】 対象物に輝度変調可能な光源またはパル
ス光源よりの光を照射し、帰還した反射光を光学系によ
り2次元画素アレイ上に結像させて、各画素ごとに上記
対象物までの距離を求める距離測定装置であり、 各画素が、光電変換部と、上記光電変換部で発生した電
荷を第1の電荷蓄積部に転送する第1のゲートと、上記
光電変換部で発生した電荷を第2の電荷蓄積部に転送す
る第2のゲートとを有しており、各画素の上記第1のゲ
ートと上記第2のゲートの制御端子は各々共通に接続さ
れている、2次元画素アレイと、 上記2次元画素アレイの行を選択する行選択回路と、 上記行選択回路で選択された行の画素について、上記第
1の電荷蓄積部に蓄積された電荷に基づく第1の信号
と、上記第2の電荷蓄積部に蓄積された電荷に基づく第
2の信号を、並列に読み出す行並列読み出し手段と、 上記2次元画素アレイの列ごとに、上記第1の信号と上
記第2の信号のうち小さい方の信号を、上記第1の信号
と上記第2の信号の加算信号で規格化する手段と、 上記第1のゲートに上記光源の発光のタイミングに同期
した転送パルスを印加する手段と、 上記第2のゲートに上記第1のゲートに印加されるパル
スと相補的な転送パルスを印加する手段と、 を有することを特徴とする距離測定装置。 - 【請求項3】 対象物に輝度変調可能な光源またはパル
ス光源よりの光を照射し、帰還した反射光を受光して上
記対象物までの距離を求める方法であり、 反射光を受光して光電変換する手順と、 上記光電変換で発生した電荷のうち、上記光源の発光タ
イミングに同期した第1の転送パルスにより駆動される
第1のゲートで転送された電荷を第1の電荷蓄積部に蓄
積する手順と、 上記光電変換で発生した電荷のうち、上記第1の転送パ
ルスと相補的な第2の転送パルスにより駆動される第2
のゲートで転送された電荷を第2の電荷蓄積部に蓄積す
る手順と、 上記第1の電荷蓄積部の蓄積電荷に基づく第1の信号
と、上記第2の電荷蓄積部の蓄槙電荷に基づく第2の信
号を読み出し、上記第1の信号と上記第2の信号のうち
小さい方の信号を、上記第1の信号と上記第2の信号の
加算信号で規格化する手順と、 を有することを特徴とずる距離測定方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000077134A JP2001264439A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 距離測定装置及び距離測定方法 |
US09/803,449 US6396570B2 (en) | 2000-03-17 | 2001-03-09 | Distance measurement apparatus and distance measuring method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000077134A JP2001264439A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 距離測定装置及び距離測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001264439A true JP2001264439A (ja) | 2001-09-26 |
Family
ID=18594749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000077134A Withdrawn JP2001264439A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 距離測定装置及び距離測定方法 |
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---|---|
US (1) | US6396570B2 (ja) |
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