JPH0654230B2 - 測距演算回路 - Google Patents

測距演算回路

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JPH0654230B2
JPH0654230B2 JP26346885A JP26346885A JPH0654230B2 JP H0654230 B2 JPH0654230 B2 JP H0654230B2 JP 26346885 A JP26346885 A JP 26346885A JP 26346885 A JP26346885 A JP 26346885A JP H0654230 B2 JPH0654230 B2 JP H0654230B2
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照夫 岩澤
晃 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、測距演算回路に関し、より詳細には、被写体
に赤外光を照射し、このときの被写体反射光を受光部で
検出し、この受光部の出力に基づいて測距情報を得るた
めの測距演算回路に関するものである。
[従来の技術] この種の測距演算回路の概略を第7図を用いて説明す
る。
第7図に示す測距演算回路には、赤外光が照射された被
写体からの反射光を受けるための半導体光位置検出装置
(以下、「PSD」と略称する)10が配置されてい
る。このPSD10は、周知のようにその受光面11に
結像される被写体からの反射光Pの位置に応じて、第1
の出力端12から送出される第1の出力電流Iと、第
2の出力端13から送出される第2の出力電流Iが変
化するようになっている。
従って、第1の出力電流Iと第2の出力電流Iの比
は被写体距離に対応したものとなりこの比を求めること
によって被写体距離情報を得ることができる。
このような被写体距離情報を求めるには、PSD10の
第1の出力端12に生じる第1の出力電流IをI/V
変換回路20とコンデンサ30とホールド回路40と対
数圧縮回路50で形成される第1の信号処理回路で対数
圧縮された第1の出力電圧OUT1に変換する。
一方、PSD10の第2の出力端13に生じる第2の出力
電流Iも上述の回路20,30,40,50と同様の
第2の信号処理回路200で対数圧縮された第2の出力
電圧OUT2に変換する。
そして、この第2の出力電圧OUT2と上述の第1の出
力電圧OUT1との差電圧を差出力検出回路60で求め
ることによって測距情報信号OUTを得るようになって
いる。
即ち、PSD10の第1の出力端12は、オペアンプ2
1の反転入力端−とPNP形のトランジスタ22のエミ
ッタに接続され、同トランジスタ22のベースは、オペ
アンプ21の出力端に接続されている。また、オペアン
プ21の非反射入力端+には、後述する第3の基準電圧
が供給され、上記トランジスタ22のコレクタは抵
抗23を介して接地され、トランジスタ22のコレクタ
がI/V変換回路20の出力端となっている。
このI/V変換回路20の出力端は、同出力端に生じる
信号の直流成分をカットするためのコンデンサ30を介
してホールド回路40の入力端、即ち、ダイオード41
のアノードに接続されている。同ダイオード41のカソ
ードは、PNP形のトランジスタ42のエミッタ,コレ
クタと抵抗43を介して接地されている。また、同トラ
ンジスタ42のベースは、電圧ホールド用のコンデンサ
44を介して接地されると共に、オペアンプ45の出力
端にも接続されている。このオペアンプ45のバイアス
電流制御端は、PNP形のトランジスタ46のコレク
タ,エミッタを介して動作電圧+Bが供給されている。
また、オペアンプ45の反転入力端−は、後述する第2
の基準電圧Vが供給され、非反転入力端+には、後述
する対数圧縮回路50の出力端が接続されている。上記
トラジスタ46のベースには、被写体に赤外光を照射す
るタイミングに基づいてタイミング信号生成回路47か
ら送出されるタイミング信号Sが供給されるようにな
っている。
このようなホールド回路40の出力端、即ち、ダイオー
ド41のアノードは、次段の対数圧縮回路50の入力端
に接続されている。
この対数圧縮回路50の入力端は、オペアンプ52の反
転入力端−と、対数圧縮素子である、NPN形のトラン
ジスタ51のベースとの共通接続点になっていて、同オ
ペアンプ52の出力端は、対数圧縮回路50の出力端に
なると共に、上記トランジスタ51のエミッタに接続さ
れている。また、同トランジスタ51のコレクタには、
動作電圧+Bが供給されている。さらに、同オペアンプ
52の非反転入力端+には、後述する第1の基準電圧V
が供給されるようになっている。
このように形成される回路20,40,50,コンデン
サ30でなる第1の信号処理回路と同様にして第2の信
号処理回路200も形成されている。そして、第2の信
号処理回路200の入力端にはPSD10の第2の出力
端13が接続されると共に、第1ないし第3の基準電圧
,V,Vと動作電圧+Bが供給されるようにな
っている。
このような第2の信号処理回路200の出力端は、差出
力検出回路60を形成する抵抗64を介してオペアンプ
62の非反転入力端+に接続され、上述の第1の信号処
理回路の出力端抵抗は、61を介してオペアンプ62の
反転入力端−に接続されている。また、オペアンプ62
の非反転入力端+は、抵抗65を介して第2の基準電圧
が供給され、反転入力端−は、抵抗63を介して自
身の出力端に接続されている。そして、オペアンプ62
の出力端が差出力検出回路60の出力端、即ち、測距情
報信号OUTの送出端になっている。
また、第1の基準電圧Vと第2の基準電圧Vは、定
電圧回路100によって生成されるようになっている。
即ち、非反転入力端+に基準電圧Vが供給されるオペア
ンプ101の出力端と反転入力端−を共通接続すること
によって第1の基準電圧Vが生成される。また、この
第1の基準電圧Vは、NPN形のトランジスタ102
のコレクタ,ベースを共通接続した点とエミッタを介し
てオペアンプ103の非反転入力端+に供給され、同非
反転入力端+には、定電流Ieを有する定電流源104
が供給されている。そして、同オペアンプ103の反転
入力端−と出力端を共通接続した点から第2の基準電圧
が得られるようになっている。
従って、PSD10の第1の出力端12に得られた第1
の出力電流Iが、オペアンプ21の反転入力端−に印
加され、トランジスタ22のエミッタ,ベースの帰還ル
ープによって第1の出力電流Iに略等しい電流が抵抗
23に流れることによって同トランジスタ22のコレク
タに上記第1の出力電流Iに応じた電圧が生じる。こ
の電圧は、コンデンサ30によって直流成分がカットさ
れ、交流成分のみが次段のホールド回路40に供給され
る。ここで、上記I/V変換回路20の出力の交流成分
とは、図示しない赤外光源を発光させた時にPSD10
によって受光される測距用の被写体反射光の成分であ
り、直流成分とは、通常の露光用の成分である。
このようなI/V変換回路20の出力の電圧は、ホール
ド回路40によってタイミング信号生成回路47からの
タイミング信号Sによってホールドされる。このタイ
ミングは、図示しない赤外光源の発光タイミングに同期
しており、赤外発光をしていない時にタイミング信号S
によってトランジスタ46がオンされている間には、
トランジスタ51のベースが第1の基準電圧Vにロッ
クされ、同トランジスタ51のエミッタが第2の基準電
圧Vにロックされる。このために、上記I/V変換回
路20に生じる交流成分はダイオード41のアノードと
カソードを介してトランジスタ42のエミッタに流れこ
む。
そして、赤外発光が開始すると同時にタイミング信号S
によってトランジスタ46がオフされると、オペアン
プ45のバイアス電流が断たれるのでトランジスタ51
のエミッタ電位がフリーになる。これと同時にホールド
回路40のコンデンサ44の充電電荷によってトランジ
スタ42のベースが固定電位にされてしまうために、ト
ランジスタ46がタイミング信号Sによってオフされ
た後の、上述の第1の出力電流Iに基づく変化成分の
みがトランジスタ51のベースに流れ込む。
このような動作は、いわゆる背景光の除去のために行な
われる。
結局、トランジスタ51のエミッタ電流は第1の基準電
圧Vと第2の基準電圧Vによって決定づけられるバ
イアス電流IE1と赤外発光時に生じる被写体反射光の赤
外発光に基づく成分のみに対応した電流(トランジスタ
51のベース電流)IB1にトランジスタ51の電流増幅
率β倍されたβ・IB1の和の電流が流れる。即ち、 IE1+β・IB1 なる電流が流れる。一方、トランジスタ51の飽和電流
をIとすると、トランジスタ51のベース・エミッタ
間電圧VBE1は、下式のようになる。
ここで、上記Vは、サーマルボルテージでkT/q
(k:ボルツマン定数 T:絶対温度 q:電子電荷の
定数)である。
このようにして対数圧縮回路50の出力端に得られる第
1の出力電圧OUT1と同様に、第2の信号処理回路2
00においてもPSD10の第2の出力端13に生じる
第2の出力電流Iが電流/電圧変換され、対数圧縮さ
れて、第2の出力電圧OUTが得られる。この時、上
述の対数圧縮回路50に対応する、第2の信号処理回路
200に設けられたトランジスタにおけるベース・エミ
ッタ間電圧VBE2は、下式のようになる。
そして、上述の第1の出力電圧OUTと第2の出力電
圧OUTの差が差出力検出回路60によって求められ
ることによって測距情報信号OUTが得られるのであ
る。このように得られた測距情報信号OUTは、下式の
ようになる。
OUT=VBE2−VBE1=V・1n(IE2+β・IB2)/(IE1+β・IB1) そして、このようにして求められる測距情報信号OUT
に基づいてAF制御,測距等の所望の制御を行うことが
できるのである。
[発明が解決しようとする問題点] このような、従来の測距演算回路において、実際に必要
とするのは、測距情報信号OUTに含まれるV・1n
(β・IB2)/(β・IB1)の成分のみであって、IE1
とIE2に関わる成分、即ち、バイアス成分は、不要であ
って誤差になる。言替えれば、IE1とIE2の存在によっ
て、本来、PSD10への入射光強度に依存しない結像
位置のみに依存するものを得たいのに、入射光強度に依
存した出力が生じてしまう。測距データとしては、被写
体距離が遠方にある程PSD10への入射光強度が弱い
ために、β・IB1もしくはβ・IB2成分では、入射光強
度に比例するβ・IB1もしくはβ・IB2に対するそれぞ
れのIE1もしくはIE2の割り合いが多くなってしまう。
そこで、IE1もしくはIE2の成分を零にすれば良いので
あるが、このようにすると、対数圧縮素子(トランジス
タ51等)に必然的に残留する接合容量を光電流で充電
してから対数圧縮出力電圧が上昇するために、立ち上が
り特性が悪くなると同時に対数圧縮素子(トランジスタ
51等)の電流増幅率が低下してS/N比が悪化する。
この結果、測距データにエラーが生じる。
従って、従来の測距演算回路においては、バイアス電流
を大きくすることの不具合と、小さくすることの不具合
の両者のバランスを考慮してバイアス電流の設定が妥協
してなされている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目
的は、対数圧縮素子におけるバイアス電流の設定が測距
エラーを生じたり諸特性を犠牲にしたりすることなく出
来る測距演算回路を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明による測距演算回路
は、被写体に向けて光束を投光するための投光素子と、
上記投光時の被写体からの反射光を受け、光電流信号に
変換するための受光素子と、対数圧縮素子を有し、上記
受光素子から出力される光電流信号を対数圧縮する対数
圧縮回路と、この対数圧縮回路の出力を上記投光のタイ
ミングに基づいて上記投光時の上記光電流を選択的に取
り出すためのタイミング信号を生成するタイミング信号
生成手段とを有する測距演算回路において、 上記対数圧縮素子に流すバイアス電流を生成する電流回
路と、 上記対数圧縮回路の出力を上記タイミング信号生成手段
の出力に基づいて取り出す際に、上記電流回路によるバ
イアス電流重畳を打ち消すスイッチング素子を含む電流
打消制御手段と、 を具備したことを特徴とする。
[作 用] 本発明に係る測距演算回路は、対数圧縮素子にバイアス
電流を重畳して流し、対数圧縮回路の出力をタイミング
信号生成手段の出力に基づいて取り出す際に、バイアス
電流重畳を打ち消すようにしたものである。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第1図ないし第6図を用いて説
明する。
まず、本発明の実施例の原理を第1図ないし第4図を用
いて説明する。
この原理は、本発明に係る対数圧縮素子を対数圧縮ダイ
オードとした場合を例にしている。即ち、第1図に示す
ように対数圧縮素子として対数圧縮用のダイオードD1
が設けられ、このダイオードD1のアノードとカソード
には、定電流源IE4とこの定電流源IE4をオンオフする
ためのスイッチSW2との直列回路が接続されている。
そして、ダイオードD1のアノードには、同ダイオード
D1をバイアスするための、定電流源IE3が接続されて
いる。この定電流源IE3には、動作電圧+Bが印加さ
れ、更に動作電圧+Bは、スイッチSW1と定電流源β
の直列回路を介して上記ダイオードD1のアノード
に印加されている。また、ダイオードD1のカソードか
らなる出力端は、差出力検出回路Cの第1の入力端に接
続されている。
ここで、対数圧縮用ダイオードD1は第3図の等価回路
に示すように、バイアス電圧Vに基づくバイアス電流
を大きくするとダイオードD1の相互コンダクタン
スgmが上昇する。なぜならば、gm=I/Vであ
り、相互コンダクタンスgmが大きいほど信号源V
基づく信号電流Iが大きくなる。また、第3図に示すス
イッチSWでダイオードD1に印加する電圧をVから
に切り替えた瞬間は、ダイオードD1におけるキャ
リアの蓄積効果によって、バイアス電流Iが零になら
ず依然としてスイッチSW切換前の電流値が流れる。従
って、S/N比の関係よりバイアス電流Iが大きい方
が良いことが理解できる。
また、第2図にタイミングチャートを示すが、赤外発光
を開始した瞬間には、急激に発光量が増加し、やがてピ
ークを迎え、やがて下降するという経過をたどる。この
ときの被写体からの反射光をPSDで受け、PSDに必
然的に残留する分布容量を充電しながら光電流が流れ
る。このような光電流が流れ始めた時、説明の都合上ス
イッチSW1がオンされるとすると、ダイオードD1に
は、スイッチSW1のオンの前には、定電流源IE3のバ
イアス電流が流れている。このバイアス電流の値は、従
来技術に示したものより充分に大きい値にする。する
と、定電流源βIの定電流の値のβ成分は略この電流
値に比例するから、信号電流は、従来技術に比べて充分
に大きくなることが理解できる。
従って、スイッチSW1がオンした瞬間にダイオードD
1に流れる電流は、IE3+βIになる。そして、この
値は、光量増加に応じて徐々に上昇する。よって、しか
る後、タイミング部Tからの制御信号によってスイッチ
SW2がオンされる。スイッチSW2がオンされると、
E3E4に設定しておけば、それ以降、ダイオードD
1には、 (IE3+βI)−IE4βI なる電流が流れる。言替えれば、βIが充分に大きく
なったときにバイアス電流分を差引くのである。この後
に、演算出力を測距データとするのである。
このように、バイアス電流を充分に大きくしても、バイ
アス電流の演算出力に及ぼす影響のより少ない測距デー
タが得られるのである。
なお、第4図にダイオードD2が記載されているが、こ
れは、同ダイオードD2とカレントミラー回路等によっ
て同じ値の電流を流し、それにスイッチSW3と定電流
源IE5の直列回路に並列に接続してもよい。この場合に
は、スイッチSW2と定電流源IE4をスイッチSW3と
定電流源IE5に置換える必要があることは当然である。
次に、本発明の具体的な実施例を第5図を用いて説明す
る。第5図において、I/V変換回路20とコンデンサ
30とホールド回路40は、上述の従来例と同様であ
り、ホールド回路40の出力端は、対数圧縮回路70の
入力端、即ち、オペアンプ71の反転入力端−に接続さ
れ、同対数圧縮回路70の出力端Oは、ホールド回路4
0のオペアンプ45の非反転入力端+にも接続されてい
る。また、オペアンプ71の非反転入力端+には、第1
の基準電圧Vが供給され、同オペアンプ71の出力端
は、NPN形のトランジスタ72のエミッタに接続され
同トランジスタ72のベースは、オペアンプ71の反転
入力端−に接続されている。同トランジスタ72のコレ
クタは、対数圧縮用のダイオード73のカソードに接続
され、アノードには、動作電圧+Bが供給されている。
同動作電圧+Bは、PNP形のトランジスタ74のエミ
ッタに供給され、また、同トランジスタ74のコレクタ
は、上記トランジスタ72のコレクタとダイオード73
のカソードの共通接続点に接続されると共に、対数圧縮
回路70の出力端Oにも接続されている。このトラジス
タ74は、トランジスタ75,76と共に周知のカレン
トミラー回路を形成するもので、トランジスタ75のコ
レクタは、定電流源77を介して接地されている。従っ
て、定電流源77に流れる定電流と同一の電流がトラン
ジスタ74のエミッタ・コレクタに流れるようになる。
また、トランジスタ75のベースにはカレントミラー動
作をオンオフするためのPNP形のトランジスタ78の
コレクタが接続され、同トランジスタ78のエミッタ
は、動作電圧+Bが供給されるようになっている。この
トランジスタ78のベース・エミッタ間には、抵抗79
が接続され、同ベースは、抵抗81を介してタイミング
信号tの入力端に接続されている。また、同トランジス
タ78のベースは、コンデンサ80を介して接地されて
いる。
従って、タイミング信号tがHレベルになると、抵抗8
1とコンデンサ80によって形成される時定数回路で充
電されながらトランジスタ78のベース電位が上昇し、
同トランジスタ78がカットオフされると、トランジス
タ74のコレクタには、トランジスタ72に流れる電流
に等しい電流が流れる。
ここで、トランジスタ74に電流が流れないときには、
ダイオード73には、トランジスタ72の電流、即ち、
バイアス電流と信号電流の和の電流が流れている。従っ
て、トランジスタ72には、常に、小さなバイアス電流
が流れているので、信号電流は、トランジスタ74によ
るカレントミラー動作が停止した時にもダイオード73
にはより高い電流増幅率が確保出来るので測距データの
S/N比が良好になる。
なお、当然のことながら、上述の定電流源77における
定電流値は、上述のIに設定する必要があることは勿
論である。
次に、上述の例の変形例を第6図を用いて説明する。こ
の例は、コンデンサ80を除去し、ダイオード73の代
りに対数圧縮用のトランジスタ93を用い、かつ、トラ
ンジスタ92,94を追加して設けたものである。
即ち、オペアンプ71の反転入力端−と自身の出力端の
間には、NPN形のトランジスタ92のコレクタ・エミ
ッタが接続され、同トランジスタ92のベースは、上述
のトランジスタ74のコレクタに接続されると共に、N
PN形のトランジスタ94のベースに接続されている。
このトランジスタ94のコレクタは、自身のベースに共
通接続され、エミッタは、対数圧縮回路90の出力端に
接続されている。また、対数圧縮用のNPN形のトラン
ジスタ93のコレクタには、動作電圧+Bが供給され、
エミッタは、対数圧縮回路90の出力端に接続されてい
る。
従って、このような測距演算回路は、上述の第5図に示
す測距演算回路に比べて対数圧縮用のトランジスタ93
そのものの電流から直接にトランジスタ92,94に形
成される、上記定電流源77の電流に等しい電流回路で
もって重畳電流の打ち消しがなされるので、上述例に比
べてカレントミラー回路が停止した時にトランジスタ9
3には、βIしか流れず、S/N比が若干劣る。しか
しながら、トランジスタ93のコレクタとベースの各電
位は、固定されているので、上述例に比べて対数圧縮素
子の有する接合容量の影響を小さくできる。しかし、第
5図に示す例と第6図に示す例のいずれも従来例に比べ
て格段に優れている。
[発明の効果] このように本発明によれば、対数圧縮回路の有する対数
圧縮素子にバイアス電流を重畳する電流回路と、上記対
数圧縮回路の出力を上記タイミング信号生成回路の出力
に基づいて取り出す際に、上記電流回路によるバイアス
電流重畳を打ち消す制御手段とを具備するように構成し
ているので、バイアス電流を大きくすることの不具合
と、小さくすることの不具合の両者のバランスを考慮し
てバイアス電流の設定が妥協してなす必要がないので対
数圧縮素子におけるバイアス電流の設定に基づく測距エ
ラーを生じたり諸特性を犠牲にしたりすることなく極め
て正確な測距データを得ることができる測距演算回路が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例の原理を説明するための概略
回路図、 第2図は、第1図に示す回路の動作を示すタイムチャー
ト、 第3図は、第1図の一部の等価回路図、 第4図は、第1図に示す例の変形例を示す回路図、 第5図は、本発明の実施例を示す回路図、 第6図は、同じくその変形例を示す回路図、 第7図は、従来の測距演算回路を示す電気回路図であ
る。 10……PSD、20……I/V変換回路 30……コンデンサ、40……ホールド回路 50……対数圧縮回路、60……差出力検出回路 70……対数圧縮回路、90……対数圧縮回路 100……定電圧回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体に向けて光束を投光するための投光
    素子と、 上記投光時の被写体からの反射光を受け、光電流信号に
    変換するための受光素子と、 対数圧縮素子を有し、上記受光素子から出力される光電
    流信号を対数圧縮する対数圧縮回路と、 この対数圧縮回路の出力を上記投光のタイミングに基づ
    いて上記投光時の上記光電流を選択的に取り出すための
    タイミング信号を生成するタイミング信号生成手段と、 を有する測距演算回路において、 上記対数圧縮素子に流すバイアス電流を生成する電流回
    路と、 上記対数圧縮回路の出力を上記タイミング信号生成手段
    の出力に基づいて取り出す際に、上記電流回路によるバ
    イアス電流重畳を打ち消すスイッチング素子を含む電流
    打消制御手段と、 を具備したことを特徴とする測距演算回路。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、上記タイミング信号生成
    手段の出力に基づいて、上記対数圧縮素子に流れていた
    上記バイアス電流と略同等の電流を流すバイパス回路
    を、上記スイッチング素子のオン動作によって上記対数
    圧縮回路と並列に形成することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の測距演算回路。
  3. 【請求項3】上記電流回路から出力されるバイアス電流
    と上記受光素子から出力される上記光電流の加算電流と
    が上記対数圧縮素子に流れるように接続すると共に、上
    記スイッチング素子と上記バイアス電流とほぼ同等の電
    流を発生する電流源を上記対数圧縮素子と並列に接続し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の測距演
    算回路。
JP26346885A 1985-11-21 1985-11-21 測距演算回路 Expired - Lifetime JPH0654230B2 (ja)

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JP26346885A JPH0654230B2 (ja) 1985-11-21 1985-11-21 測距演算回路

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JP26346885A JPH0654230B2 (ja) 1985-11-21 1985-11-21 測距演算回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62129712A JPS62129712A (ja) 1987-06-12
JPH0654230B2 true JPH0654230B2 (ja) 1994-07-20

Family

ID=17389925

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