JPH07285681A - 給紙装置の用紙ガイド部材 - Google Patents

給紙装置の用紙ガイド部材

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JPH07285681A
JPH07285681A JP7748794A JP7748794A JPH07285681A JP H07285681 A JPH07285681 A JP H07285681A JP 7748794 A JP7748794 A JP 7748794A JP 7748794 A JP7748794 A JP 7748794A JP H07285681 A JPH07285681 A JP H07285681A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙幅方向の位置をガイドする用紙ガイド部
材に、それを用紙幅に合わせた位置で固定する部材を一
体化して部品数の低減、コストダウンを図る。 【構成】 用紙ガイド部材1は、用紙載置板31の上で
移動可能な取付部41と、用紙の側部をガイドするガイ
ド部43とを備える。ガイド部43は一対の溝47の間
に形成した弾性片49を有する。弾性片49はそのL形
の下端に、用紙載置板31に形成した係止溝31bと係
止する係止突起55を有するとともに、ガイド部43と
平行に延びる押圧レバー61を一体に有する。押圧レバ
ー61を押せば、係止突起55が係止溝31bから離れ
る方向に弾性片49がたわみ、用紙ガイド部材1を用紙
幅方向に移動することができる。用紙ガイド部材1を用
紙幅に合わせた位置で、係止突起55と係止溝31bの
係止により固定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ、複写機等の
画像形成装置に用紙を給紙するための給紙装置に備えら
れる用紙ガイド部材に係わり、詳しくは部材の一体化に
よってコストダウンを図ることのできる給紙装置の用紙
ガイド部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、上述の画像形成装置に備えら
れる給紙装置においては、多種類のサイズの異なる用紙
を収納・給紙するために、用紙載置部の上に移動可能に
取り付けられて用紙の側部をガイドするための用紙ガイ
ド部材が設けられている。この種の用紙ガイド部材とし
ては、特開昭55−84730号公報に開示されるよう
に、所望の位置に移動させた用紙ガイド部材を固定する
べく、用紙載置部の上に設けられた被係止部に係止する
係止部材を設けたものが知られている。この用紙ガイド
部材は、図8に示すように、用紙の側面を規制する垂直
板P11と、この垂直板P11に略直角に設けられた底
板P12とを有する本体部材P13を備え、垂直板P1
1の横には、係止部材P14が取り付けられている。係
止部材P14は、つまみ部P15と係止部P16とを有
しており、垂直板P11の取付部P17に、軸P18を
中心に揺動可能に組み付けられている。係止部材P14
と垂直板P11との間には、ねじりコイルばねP19が
介装されており、このコイルばねP19により係止部P
16が矢印B方向に付勢されて、例えば摩擦係数の大き
なゴムや微小な凹凸等からなる制動部材(被係止部)P
21に押し付けられて係止される。よって、用紙のサイ
ズに合わせて用紙ガイド部材を図中左右方向に移動させ
る場合は、つまみ部P15を押し、係止部材P14を破
線で示すように揺動させれば、係止部P16と制動部材
P21との係止が解除され、用紙ガイド部材を移動させ
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の用紙ガイド部材においては、別体に設けられた本体
部材P13と係止部材P14、さらにはコイルばねP1
9といった複数の部品から構成されており、部品数の増
加によって、組立に要する時間が増大する等の不都合が
生じ、製品のコストアップの要因となっていた。
【0004】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れ、部材を一体化して部品数の低減を図ることができ、
もって装置のコストダウンに大きく寄与することのでき
る給紙装置のガイド部材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1の発明は、給紙装置の用紙載置部の上に移動
可能に取り付けられる取付部と、該取付部の上に突設さ
れて用紙の側部をガイドするガイド部とを備える給紙装
置の用紙ガイド部材において、上記取付部またはガイド
部と一体に設けられて延び出し、先端が上記用紙載置部
に対し近接隔離する方向にたわむ弾性片と、該弾性片の
先端側に一体に設けられて上記ガイド部とほぼ平行に延
び出す押圧レバーと、上記弾性片の先端側に設けられ、
上記用紙載置部の上に形成された被係止部に係止して上
記取付部の移動を規制する係止部と、を備えることを特
徴とする。
【0006】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の給紙装置の用紙ガイド部材において、上記弾性片が、
上記ガイド部と一体に設けられて用紙載置部に向けて延
び出す弾性部と、その弾性部の先端側に上記用紙載置部
と対向して一体に設けられて上記係止部を有する部分と
で略L字状に形成されていることを特徴とする。
【0007】更に、請求項3の発明は、請求項1または
2に記載の給紙装置の用紙ガイド部材において、上記弾
性片の両側と上記取付部またはガイド部との間が、上記
弾性片の延び出す方向と平行な溝によって隔てられてい
ることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記請求項1の発明の用紙ガイド部材において
は、取付部またはガイド部に一体に設けられた弾性片の
先端側に設けられた係止部を用紙載置部側の被係止部に
係止させることにより、取付部の移動を規制し、これに
よって用紙ガイド部材を用紙載置板上の所望の位置に固
定する。
【0009】そして、例えば用紙のサイズを変更する場
合等、必要に応じて用紙ガイド部材の位置を変更する場
合は、弾性片の先端側に一体に設けられた押圧レバーを
押圧する。すると、弾性片は、その先端側が用紙載置部
に対し隔離する方向にたわみ、弾性片の係止部と用紙載
置部上の被係止部との係止が解除されるので、用紙ガイ
ド部材を用紙載置部上の所望の位置に移動させることが
できる。そして、押圧レバーの押圧を解除すれば、弾性
片の先端側が用紙載置部に対して接近する方向にたわ
み、再び係止部と被係止部が係止されて、用紙ガイド部
材がその位置に固定される。つまり、本発明によれば、
用紙のサイズ等に応じて、用紙ガイド部材を用紙載置部
上の所望の位置に移動させて固定することができる。そ
して、特に本発明の用紙ガイド部材においては、上述の
弾性片、押圧レバー、および係止部が、取付部またはガ
イド部と一体に設けられるので、部材の一体化によって
コストダウンを図ることができる。
【0010】また、請求項2の発明においては、押圧レ
バーの上端側をガイド部に向けて押圧すると、ほぼL字
状に形成された弾性片の内、ガイド部と一体に設けられ
て用紙載置部に向けて延び出す弾性部がガイド部から離
れる方向にたわみ、弾性部の先端側の係止部を有する部
分が用紙載置部に対して隔離する方向に移動して、係止
部と被係止部の係止が解除される。即ち、用紙載置部に
向けて延び出す弾性部のたわみによって、係止部と被係
止部の係止を解除することができる。よって、特に請求
項2の発明においては、弾性片の弾性部が用紙載置部に
向けて延び出す様に構成されているので、弾性片がガイ
ド部より外側に突出する距離が短くなり、用紙ガイド部
材がコンパクトになる。しかも、弾性部の長さを大きく
設定することができるので、弾性片をたわませた際に特
定の部位に応力が集中することがなく、部材の耐久性が
向上する。
【0011】なお、請求項2の発明において、上記弾性
部の先端側に上記用紙載置部と対向して一体に設けられ
て上記係止部を有する部分については、この部分自体が
弾性を有する様に構成すれば、押圧レバーの押圧によっ
てこの部分自体が用紙載置部から隔離する方向にたわむ
ので、より一層係止部と被係止部の係止をより一層容易
に解除することが可能となり好ましい。ただし、この部
分自体が弾性を有さない場合(即ち押圧レバーの押圧に
よってたわみが生じない場合)であっても、上記弾性部
がたわむように構成されていれば、係止部と被係止部の
係止を解除することが可能である。即ち、この部分が弾
性を有さないものについても本発明の範囲内に含まれ
る。
【0012】更に、請求項3の発明においては、弾性片
の両側と取付部またはガイド部との間が、弾性片の延び
出す方向と平行な溝によって隔てられている。言い換え
れば、ガイド部に2つの溝が設けられ、この2つ溝の間
に弾性片が形成されている。よって、弾性片を取付部ま
たはガイド部の外側に大きく突出させることなく設ける
ことができ、用紙ガイド部材が一層コンパクトになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、実施例のガイド部材1を備えた給紙装置
の要部側断面図であり、図2は給紙装置の給紙カセット
3を示す平面図(図1におけるX矢視図)である。
【0014】実施例の給紙装置は、画像形成装置として
のレーザープリンタに備えられるものであり、プリンタ
の本体ケース2の一側上側に給紙カセット3を着脱自在
に装着し、側断面略D字状の給紙ローラ4と分離パッド
体5aを備えたホルダ5とにより、給紙カセット3内に
積層された用紙32を1枚ずつに分離して搬送するもの
である。給紙カセット3内に、ばね30により上向き付
勢された用紙載置板31が給紙ローラー4の下面側に接
近するように配置され、用紙載置板31の上に多数枚積
層された用紙32のうち、最上位置の用紙32の下端側
上面が給紙ローラ4の周面に近接している。給紙を行う
場合は、給紙ローラ4を図1にて矢印A方向に回転させ
ると、給紙カセット3に積層された用紙32の内の最上
位置の用紙32のみが給紙ローラー4の円弧状の接触面
4aと接触し、用紙32は分離パッド体5aと給紙ロー
ラー4の間に押圧挾持されて矢印B方向に搬送される。
【0015】そして、本実施例の用紙ガイド部材1は、
用紙載置板31の上に取り付けられて、用紙載置板31
の上に積層された用紙32の搬送方向と平行な側部32
aをガイドするものである。ここで、本実施例の用紙ガ
イド部材1の構成を、図3および図4を参照しながら詳
細に説明する。図3(A)は用紙ガイド部材1の斜視
図、図3(B)は同平面図、図3(C)は同正面図、図
4(A)は同右側面図、図4(B)は同左側面図、図4
(C)は同A−A断面図である。
【0016】用紙ガイド部材1は、合成樹脂等の弾性を
有する材料によって一体成形されたものであり、用紙載
置板31の上に移動可能に取り付けられる長方形平板状
の取付部41と、取付部41の一辺縁部よりほぼ直角に
突設された平板状のガイド部43とを備えている。
【0017】取付部41の下面側中央には、用紙載置板
31に穿設された取付孔31a(図2参照)に嵌入され
る嵌入部45が突設されている。ここで、取付孔31a
は、図2に示すように搬送方向とほぼ直交する方向(用
紙幅方向)に長さMにわたって延びる細長い矩形状の孔
であり、図1に示すように、この取付孔31aに取付部
41の嵌入部45を嵌め込み、この嵌入部45の周囲に
板ばね42を外嵌することによって、取付部41を用紙
載置板31の上に取り付けている。板ばね42は、用紙
載置板の31の裏面に当接するとともに、嵌入部45の
左右両側にL字状に突設された突設部45aを用紙載置
板31から離れる方向に付勢するものであり、これによ
り、用紙ガイド部材1は用紙載置板31より外れないよ
うに取り付けられ、取付孔31aの長手方向に沿った方
向、即ち矢印CまたはC´方向に移動可能とされてい
る。
【0018】一方、ガイド部43は、用紙32の側部3
2aをガイドするものであり、その周縁部分には、ガイ
ド部43自体がたわまない様に、後述する押圧レバー6
1に対向する位置を除いて補強用の鍔部43aが突出形
成されている。なお、本実施例の給紙装置においては、
図2に示すように用紙32の一方の側部32aをガイド
部43によって搬送方向と平行にガイドし、それと反対
側の側部32bを用紙載置板31の端部にほぼ直角に突
設されたガイド壁部31dによって同方向にガイドして
いる。
【0019】そして、図3および図4に示すように、ガ
イド部43には、上下方向(用紙載置板31に直交する
方向)の途中から下端まで延びる2本の細長い溝(切
欠)47,47が平行に形成されており、この2本の溝
47,47の間に、略L字状の弾性片49が形成されて
いる。即ち、弾性片49の両側とガイド部43の間は、
弾性片49の延び出す方向と平行な溝47,47によっ
て隔てられている。この弾性片49は、ガイド部23と
一体に設けられて用紙載置板31側に向けて延び出す平
板状の弾性部51と、弾性部51の先端側に一体に設け
られて用紙載置板31に対向しながら取付部41と反対
方向に延び出す対向部53とで略L字状に形成されてい
る。弾性片49は、図4(C)に示すように、下端にお
いて取付部41とは溝によって隔てられており、弾性部
51の上端部51aを支点としてガイド部43の面と直
交する方向にたわむことができる。
【0020】対向部53の先端側の下面(載置板31側
の面)には、係止部として、直角三角形状の係止突起5
5が複数形成されている。この係止突起55は、図5に
拡大して示すように、用紙載置板31の上に被係止部と
して複数形成された同じく断面直角三角形状の係止溝3
1bに係止して、ガイド部材1の用紙幅方向(矢印Cお
よびC´方向)への移動を規制するものである。つま
り、係止突起55はガイド部43と反対側の面を、また
係止溝31bはガイド壁部31bと対向する側の面をそ
れぞれ移動方向に対してほぼ直交する面とし、両面が係
止した状態でガイド部材1をガイド壁部31dから離れ
る方向に対して固定する。また、それぞれの他方の面を
傾斜面として、両面が係止した状態でも、ガイド部材1
をガイド壁部31dに接近する方向には、弾性片49の
弾性に抗して移動可能としている。
【0021】なお、係止溝31bは、図2に示すように
用紙載置板31の上に用紙幅方向に長さNにわたって多
数列を成して設けられており、これにより、取付部41
を用紙載置板31上の所望の位置に固定することができ
る。更に、対向部53の先端側には、ガイド部43と間
隔をおいてほぼ平行に延び出す押圧レバー61が一体に
設けられている。この押圧レバー61の先端側には、ガ
イド部43から離れる方向に傾斜した傾斜部61aが形
成されている。また、押圧レバー61の高さは、ガイド
部43とほぼ同じ高さとされており、その先端部61b
は、弾性部51の上端部51a(即ち弾性部51とガイ
ド部43の接続部分)よりも高い位置にある。尚、押圧
レバー61の厚みは、レバーの先端部を矢印方向に押圧
した場合に押圧レバー61自身がたわまないよう、弾性
片49よりも厚くされている。
【0022】次に、上記構成を有する用紙ガイド部材1
の動作を説明する。通常の使用状態においては、図5
(A)および図6(A)に示す様に、弾性片49の対向
部53が用紙載置板31に接近し、係止突起55が用紙
載置板31の係止溝31bに係止している。よって、用
紙ガイド部材1の矢印CまたはC´方向への移動が規制
され、用紙ガイド部材1は定位置に固定される。
【0023】そして、用紙32のサイズを変更する場合
等、必要に応じて用紙ガイド部材1を矢印CまたはC´
方向に移動させる場合は、図6(B)に示すように、押
圧レバー61の先端部61bをガイド部43に向けて押
圧する。すると、押圧レバー61がガイド部43側に傾
き、略L字状の弾性片49の弾性部51が、ガイド部4
3との接続部分である上端部51aを支点としてガイド
部43から起き上がる方向(矢印E方向)にたわむとと
もに、対向部53もL字状の屈曲部53aを支点として
用紙載置板31より隔離する方向(矢印F方向)にたわ
む。よって、弾性片49の係止突起55と用紙載置板3
1の係止溝31bとの係止が解除される。なお、この
際、上述の様に押圧レバー61の先端部61bが弾性部
51の上端部51aよりも高い位置に設けられているの
で、この先端部61bを押圧することにより、弾性部5
1を上端部51aを支点として確実にたわませることが
できる。また、押圧レバー61の先端側に傾斜部61a
が形成されているので、押圧レバー61を押圧した際の
傾斜角度α(図6(B)参照)が大きくなり、もって弾
性部51および対向部53を大きくたわませることがで
き、係止突起55と係止溝31bの係止を一層確実に解
除することができる。
【0024】そして、この様に係止突起55と係止溝3
1bの係止を解除した後、押圧レバー61を押圧したま
まで、用紙ガイド部材1を矢印CまたはC´方向に押せ
ば、用紙載置板31上の所望の位置まで移動させること
ができる。そして、押圧レバー61を離せば、弾性片4
9が自身の弾性によって再び図6(A)の状態に復帰
し、係止突起55と係止溝31bが係止されて、用紙ガ
イド部材1の動きが規制されて所望の位置に固定され
る。
【0025】なお、用紙ガイド部材1は、ガイド部31
を用紙32の側部32aに当てる方向には、押圧レバー
61を操作することなく、押すだけで、係止突起55と
係止溝31bの傾斜面のカム作用で弾性片49の弾性に
抗して移動させることができる。そして、ガイド部31
が用紙32の側部32aに押し当てられた状態では、用
紙ガイド部材1は、用紙32の側部から離れる方向には
前述のように強固に固定される。
【0026】以上詳述したように、本実施例の用紙ガイ
ド部材1は、ガイド部23と一体に設けられて延び出
し、先端(即ち係止突起55が設けられている部分)が
用紙載置板31に対し接近隔離する方向にたわむ略L字
状の弾性片49と、この弾性片49の先端側に一体に設
けられてガイド部23とほぼ平行に延び出す押圧レバー
61と、弾性片49の先端側に設けられて用紙載置板3
1上の係止溝31bに係止する係止突起55とを備えて
おり、この様な構成により、用紙32のサイズ等に応じ
て、用紙ガイド部材1を用紙載置板31上の所望の位置
に移動させて固定することができる。そして、特に本実
施例の用紙ガイド部材1においては、取付部41、ガイ
ド部43、弾性片49、押圧レバー61等が弾性を有す
る材料にて一体成形されているので、部材の一体化によ
ってコストダウンを図ることができるという顕著な効果
を奏する。
【0027】また、本実施例の用紙ガイド部材1におい
ては、弾性片49が、ガイド部43と一体に設けられて
用紙載置板31に向けて延び出す弾性部51と、弾性部
51の先端側に用紙載置板31に対向して一体に設けら
れた対向部53とで略L字状に形成されており、用紙載
置板31に向けて延び出す弾性部51をたわませること
によって、係止突起55と係止溝31bの係止を解除す
ることができる。よって、弾性部51が用紙載置板31
に向けて延び出す様に形成されているので、弾性片49
がガイド部43より側方に突出する距離(図6における
距離L)が短くなり、用紙ガイド部材1をコンパクトに
することができる。しかも、弾性部51の長さを大きく
設定することができるので、弾性部51をたわませた際
に特定の部位に応力が集中することがなく、部材の耐久
性・寿命が向上するという効果がある。
【0028】なお、本実施例においては、上述のように
弾性片49の対向部53も矢印F方向にたわむように構
成されている(即ち対向部53が弾性を有する)ので、
係止突起55が係止溝31bから持ち上がり易く、容易
に係止を解除することができるので好ましい。
【0029】更に、本実施例においては、弾性片49の
両側とガイド部43との間は、弾性片39の延び出す方
向と平行な溝47,47によって隔てられている。よっ
て、弾性片49の弾性部51がガイド部43と同じ面上
に設けられており、ガイド部43より外側に突出してい
ないので、この点においても上述の距離Lを短くするこ
とができ、用紙ガイド部材1をコンパクトにできるとい
う効果がある。
【0030】以上実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様で実
施し得る。例えば、上記実施例の用紙ガイド部材1にお
いて、弾性片49の対向部53が弾性を有さない場合、
例えば対向部53の厚みが大きく、この部分にたわみが
生じない場合であっても、弾性部51がたわむように構
成されていれば、押圧レバー61を押圧することにより
係止突起55と係止溝31bの係止を解除することが可
能である。即ち、対向部53が弾性を有さないものにつ
いても、本発明の範囲内に属する。
【0031】また、上述の用紙ガイド部材1において、
溝47,47を設けずに(即ち弾性部51を設けず
に)、対向部53の弾性のみによって係止突起55と係
止溝31bとの係止の解除を行うように構成することも
可能である。即ち、この場合は対向部53が弾性片とし
ての役割を果たすことになる。ただし、この場合、弾性
部51を設けない分だけ、対向部53をたわみ易くする
ために、対向部53の長さ(即ち図6における距離L)
を長くする必要がある。よって、コンパクトさの面では
上述のガイド部材1に比べてやや劣るが、部材の一体化
によるコストダウンの効果は上記実施例と同様である。
【0032】また、上記実施例においては、弾性片49
をガイド部43と一体に設けているが、弾性片を取付部
と一体に設けることもできる。例えば、図7に示すよう
に、上述の用紙ガイド部材1とほぼ同様な形状を有する
用紙ガイド部材70において、ガイド部71に溝を設け
ずに、取付部72側に2つの溝73,73を設け、この
溝73,73の間に弾性片75を形成してもよい。即
ち、この例においては、弾性片75が取付部71と一体
に設けられて側方に延び出しており、弾性片75の先端
部75aに、上記実施例と同様な押圧レバー77が一体
に設けられている。よって、押圧レバー77をガイド部
79に向けて押圧すると、弾性片75の先端が上側、即
ち用紙載置部に対して隔離する方向にたわむので、係止
突起81と用紙載置板31の係止溝31bの係止を解除
することができる。そして、この様な用紙ガイド部材7
0においても、上述の用紙ガイド部材1と同様に、部材
の一体化によるコストダウンを図ることができる。ま
た、弾性片75の両側と取付部72の間が、弾性片72
の延び出す方向と平行な溝73,73によって隔てられ
ているので、弾性片72を取付部72の外側に大きく突
出させることなく、弾性片72の長さを長くすることが
できる。よって、用紙ガイド部材70自体をコンパクト
にできるという効果がある。
【0033】また、係止部と被係止部は、上記実施例で
は直角三角形の係止突起55と係止溝31bとで構成し
ているが、細かい凹凸面例えば粗面同士で摩擦するよう
に構成することもできる。なお、本発明の用紙ガイド部
材は、上記実施例の様なプリンタに限定されず、複写
機、ファクシミリ等の様々な画像形成装置の給紙装置に
適用し得ることは勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した様に、本発明の請求項1の
発明の用紙ガイド部材においては、取付部またはガイド
部と一体に設けられて用紙載置部に対し近接隔離する方
向にたわむ弾性片と、弾性片の先端側に一体に設けられ
てガイド部とほぼ平行に延び出す押圧レバーと、弾性片
の先端側に設けられて用紙載置部上の被係止部に係止す
る係止部とを備えているので、部材の一体化によってコ
ストダウンを図ることができるという顕著な効果を奏す
る。
【0035】また、請求項2の発明においては、弾性片
が、ガイド部と一体に設けられて用紙載置部に向けて延
び出す弾性部と、その弾性部の先端側に用紙載置部と対
向して一体に設けられて係止部を有する部分とで略L字
状に形成されている。よって、弾性部が用紙載置部に向
けて延び出す様に構成されているので、弾性片がガイド
部より側方に突出する距離を短くすることができ、用紙
ガイド部材のコンパクト化を図ることができるという効
果がある。しかも、弾性部の長さを大きく設定すること
ができるので、弾性片をたわませた際に特定の部位に応
力が集中することがなく、部材の耐久性・寿命が向上す
るという効果がある。
【0036】更に、請求項3の発明においては、弾性片
の両側と取付部またはガイド部との間が、弾性片の延び
出す方向と平行な溝によって隔てられている。よって、
弾性片を取付部またはガイド部の外側に大きく突出させ
ることなく設けることが可能となり、用紙ガイド部材を
一層コンパクトにすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のガイド部材を備えた給紙装置の要部側
断面図である。
【図2】給紙装置の給紙カセットを示す平面図である。
【図3】用紙ガイド部材を示す説明図であり、(A)は
用紙ガイド部材の斜視図、(B)は同平面図、(C)は
同正面図である。
【図4】用紙ガイド部材を示す説明図であり、(A)は
用紙ガイド部材の右側面図、(B)は同左側面図、
(C)は同A−A断面図である。
【図5】用紙ガイド部材の係止突部と用紙載置板の係止
溝の構成および動作を示す説明図である。
【図6】用紙ガイド部材の動作を示す説明図である。
【図7】他の実施例の用紙ガイド部材を示す説明図であ
り、(A)はその平面図、(B)はそのB−B断面図で
ある。
【図8】従来技術を示す説明図である。
【符号の説明】
1,70…用紙ガイド部材 3…給紙カセット 31…用紙載置板 31a…取付孔 31b…係止溝(被係止部) 32…用紙 41,72…取付部 43,71…ガイド
部 47,73…溝 49,77…弾性片 51…弾性部 53…対向部 55…係止突起(係止部) 61,77…押圧レ
バー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙装置の用紙載置部の上に移動可能に
    取り付けられる取付部と、該取付部の上に突設されて用
    紙の側部をガイドするガイド部とを備える給紙装置の用
    紙ガイド部材において、 上記取付部またはガイド部と一体に設けられて延び出
    し、先端が上記用紙載置部に対し近接隔離する方向にた
    わむ弾性片と、 該弾性片の先端側に一体に設けられて上記ガイド部とほ
    ぼ平行に延び出す押圧レバーと、 上記弾性片の先端側に設けられ、上記用紙載置部の上に
    形成された被係止部に係止して上記取付部の移動を規制
    する係止部と、 を備えることを特徴とする給紙装置の用紙ガイド部材。
  2. 【請求項2】 上記弾性片は、上記ガイド部と一体に設
    けられて用紙載置部に向けて延び出す弾性部と、該弾性
    部の先端側に上記用紙載置部と対向して一体に設けられ
    て上記係止部を有する部分とで略L字状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置の用紙ガ
    イド部材。
  3. 【請求項3】 上記弾性片の両側と上記取付部またはガ
    イド部との間は、上記弾性片の延び出す方向と平行な溝
    によって隔てられていることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の給紙装置の用紙ガイド部材。
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