JPH07285657A - 移載方法 - Google Patents

移載方法

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JPH07285657A
JPH07285657A JP7721594A JP7721594A JPH07285657A JP H07285657 A JPH07285657 A JP H07285657A JP 7721594 A JP7721594 A JP 7721594A JP 7721594 A JP7721594 A JP 7721594A JP H07285657 A JPH07285657 A JP H07285657A
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JP
Japan
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conveyor
transfer
side conveyor
support arm
plate
Prior art date
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Application number
JP7721594A
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English (en)
Inventor
Tadanari Iyama
格成 猪山
Kenji Kuroki
賢治 黒木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】搬送プレートの移載において待機時間を少なく
して搬送プレートを連続的に移載することができる移載
方法を提供する。 【構成】搬送側コンベア14により搬送されてきた被搬
送物16を搬送側コンベア14からリターン側コンベア
12に移載するための移載方法であって、2股に分かれ
た支持アーム80を搬送側コンベア14の下方から上昇
させて、被搬送物16を搬送側コンベアの上空に持ち上
げる第1の工程と、被搬送物16を搬送側コンベア14
の上空に持ち上げた状態で、支持アーム80をリターン
側コンベア12側に移動させる第2の工程と、支持アー
ム80をリターン側コンベア12の下方に下降させて、
被搬送物16をリターン側コンベア12上に載置する第
3の工程と、支持アーム80をリターン側コンベア12
の下方を通過させて、搬送側コンベア14の下方に移動
させる第4の工程とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被搬送物を搬送側コン
ベアで所定の方向に搬送後、リターン側コンベアに移載
する移載方法に関する。
【0002】
【従来例】従来、製造ラインにおけるワークの搬送に
は、しばしばオーバートラック方式の搬送コンベアが使
用されるが、中でも搬送側コンベアと平行して側近にリ
ターン側コンベアを配置したパレット搬送装置が知られ
ている。このようなパレット搬送装置では、パレットを
載置した搬送プレートが搬送側コンベアおよびリターン
側コンベアの最終端に達すると、移載装置によりリター
ン側コンベアおよび搬送側コンベアに移載される。
【0003】図15は、移載装置の一例を示す平面図で
あり、図16は図15のF−F断面図である。図15及
び図16において、212は搬送側コンベア、214は
リターン側コンベア、216は搬送プレート、218は
搬送プレートを停止させるストッパー装置、220は移
載装置、222は搬送プレートを支持するために搬送側
コンベアを挟んで2股に分かれた支持アーム、224は
この支持アーム222を上下動させるためエアシリン
ダ、226は支持アーム222を図15の矢印E方向に
スライドさせるスライド機構、228はこのスライド機
構を支えるブラケットである。スライド機構226は、
支持アーム222を上下動させるためのエアシリンダ2
24と、支持アーム222を矢印E方向にスライド駆動
させるエアシリンダ230とから構成されている。
【0004】このように構成される移載装置200の動
作について説明する。まず、搬送側コンベア212によ
り搬送されてきた搬送プレート216は、図15に21
6aで示した位置に停止され、この停止は不図示のセン
サーにより検出される。この検出がなされると、エアシ
リンダー224のシリンダーロッド224aが押し出し
動作されて、図16に二点鎖線で示す様に支持アーム2
22が上昇し、搬送プレート216を搬送側コンベア2
12の上方に持ち上げる。この状態で、エアシリンダー
230が動作されて、搬送プレート216は矢印E方向
に搬送され、リターン側コンベア214の上方に移動さ
れる。そしてエアシリンダー224のシリンダーロッド
224aが再び引き込み動作されて、支持アーム222
が下降し、搬送プレート216がリターン側コンベア2
14上に載置される。
【0005】その後搬送プレート216がリターン側コ
ンベア214により搬送され排出確認センサー232に
より検出される。この検出がなされると、エアシリンダ
ー224のシリンダーロッド224aが再び動作し、支
持アーム222が上昇し、エアシリンダー230が再び
動作されて支持アーム222は、搬送側コンベア212
の上方に移動される。そして、エアシリンダー224の
シリンダーロッド224aが再び引き込み動作されて、
支持アーム222が下降し、元の搬送側コンベア212
に対応した位置に戻る。そしてストッパー装置218を
解除させて次の搬送プレート216を支持アーム222
上(216aで示した位置)にもたらし、この支持アー
ム222により、搬送プレート216を再びリターン側
コンベア214に搬送する動作を繰り返す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
移載方法では支持アーム222の戻り動作は、搬送プレ
ート216がリターン側コンベア214に移載され、更
に搬送されて排出確認センサー232がONになった後
に行われるため、待機時間を有し、また元の位置に戻っ
てからも次の搬送プレート216が搬送されてくるまで
待機していなければならず、その分移載時間が長くなり
サイクル時間を短くすることができないという問題点が
あった。
【0007】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、搬送プレ
ートの移載において待機時間を少なくして搬送プレート
を連続的に移載することができる移載方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の移載方法は、互いに平行
に配置された搬送側コンベアとリターン側コンベアとを
有する搬送装置において、前記搬送側コンベアにより搬
送されてきた被搬送物を該搬送側コンベアから前記リタ
ーン側コンベアに移載するための移載方法であって、前
記搬送側コンベアを挟んで2股に分かれた支持アームを
該搬送側コンベアの下方から上昇させて、前記被搬送物
を前記搬送側コンベアの上空に持ち上げる第1の工程
と、前記被搬送物を前記搬送側コンベアの上空に持ち上
げた状態で、前記支持アームを前記リターン側コンベア
側に移動させ、前記被搬送物を前記リターン側コンベア
の上空にもたらす第2の工程と、前記支持アームを前記
リターン側コンベアの下方に下降させて、前記被搬送物
を前記リターン側コンベア上に載置する第3の工程と、
前記支持アームを前記リターン側コンベアの下方を通過
させて、前記搬送側コンベアの下方に移動させる第4の
工程とを具備することを特徴としている。
【0009】また、本発明の移載方法は、互いに直交す
る様に配置された第1の搬送コンベアと第2の搬送コン
ベアとを有する搬送装置において、前記第1の搬送コン
ベアにより搬送されてきた被搬送物を該第1の搬送コン
ベアから前記第2の搬送コンベアに移載するための移載
方法であって、前記第1の搬送コンベアを挟んで2股に
分かれた支持アームを該第1の搬送コンベアの下方から
上昇させて、前記被搬送物を前記第1の搬送コンベアの
上空に持ち上げる第1の工程と、前記被搬送物を前記第
1の搬送コンベアの上空に持ち上げた状態で、前記支持
アームを回転させて前記第2の搬送コンベア側に移動さ
せ、前記被搬送物を前記第2の搬送コンベアの上空にも
たらす第2の工程と、前記支持アームを前記第2の搬送
コンベアの下方に下降させて、前記被搬送物を前記第2
の搬送コンベア上に載置する第3の工程と、前記支持ア
ームを前記第2の搬送コンベアの下方を通過させて、前
記第1の搬送コンベアの下方に回転移動させる第4の工
程とを具備することを特徴としている。
【0010】
【作用】以上の様にこの発明に係わる移載方法は構成さ
れているので、搬送プレートを搬送側コンベアからリタ
ーン側コンベアに移載する際には、支持アームを搬送側
及びリターン側コンベアの上方を通過させ、支持アーム
を搬送側コンベア側に戻すときには、支持アームを搬送
側及びリターン側コンベアの下方を通過させる様にする
ことにより、搬送プレートがリターン側コンベアに排出
される動作を待たずに支持アームを搬送側コンベア側に
戻すことができる。そのため、搬送プレートの搬送動作
に待ち時間を必要とせず、搬送プレートの搬送動作を連
続的に行なうことができる。
【0011】また同様に、搬送プレートを第1の搬送コ
ンベアから第2の搬送コンベアに移載する際には、支持
アームを第1及び第2の搬送コンベアの上方を通過さ
せ、支持アームを第1の搬送コンベア側に戻すときに
は、支持アームを第1及び第2の搬送コンベアの下方を
通過させる様にすることにより、搬送プレートが第2の
搬送コンベアに排出される動作を待たずに支持アームを
第1の搬送コンベア側に戻すことができる。そのため、
搬送プレートの搬送動作に待ち時間を必要とせず、搬送
プレートの搬送動作を連続的に行なうことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について、添
付図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、一実施例の移載方法が適用される
製造ラインの一部を示した平面図である。図1におい
て、製造ラインの一部を構成するコンベア装置10は、
搬送側コンベア12と、リターン側コンベア14と、搬
送側コンベア12により搬送されてきた被搬送物である
搬送プレート16をリターン側コンベア14に移載する
ための第1の移載装置18と、リターン側コンベア14
により搬送されてきた搬送プレート16を搬送側コンベ
ア12に移載するための第2の移載装置20とから概略
構成されている。搬送側コンベア12とリターン側コン
ベア14とは、同一の基台22を挟んで両側に配置され
ている。
【0014】搬送側コンベア12の中間部には、搬送プ
レート16上に載置されているワークWに所定の部品を
組み付けるための組み付けステーション24が配置され
ており、リターン側コンベア14の中間部には、完成し
たワークW′を搬送プレート16上から取り外すと共
に、未完成のワークWを搬送プレート16上に供給する
ためのワーク供給ステーション26が配置されている。
【0015】組み付けステーション24及びワーク供給
ステーション26には、コンベア12,14により搬送
されてきた搬送プレート16を、そのステーションに対
応した位置に停止位置決めするための位置決め装置28
が配置されている。また、コンベア12,14に隣接し
た位置には、組み付けステーション24に対応して未完
成のワークWに所定の組み付け動作を行うための組み付
けロボット30が配置されており、ワーク供給ステーシ
ョン26に対応してワーク供給装置32が配置されてい
る。
【0016】このように構成されたコンベア装置10に
おいては、まず、ワーク供給ステーション26におい
て、搬送プレート16が位置決め装置28により停止位
置決めされ、ワーク供給装置32から搬送プレート16
上に未完成のワークWが供給される。搬送プレート16
上にワークWが供給されると、位置決め装置28が解除
されて、搬送プレート16は、リターン側コンベア14
により矢印Aで示す方向に搬送され、リターン側コンベ
ア14の図中左端部まで移動される。この位置におい
て、矢印Bで示す様に、ワークWは搬送プレート16ご
と第2の移載装置20により搬送側コンベア12に移載
される。搬送側コンベア12に移載された搬送プレート
16は、搬送側コンベア12により矢印C方向に搬送さ
れ、組み付けステーション24の位置まで移動される。
組み付けステーション24では、搬送プレート16は位
置決め装置28により停止位置決めされ、搬送プレート
16上のワークWには、組み付けロボット30により所
定の部品が組み付けられる。部品の組み付けが終了する
と、位置決め装置28が解除され、搬送プレート16
は、搬送側コンベア12の図中右端の位置まで搬送され
る。この位置において、矢印Dで示す様に、ワークW′
は搬送プレート16ごと第1の移載装置18によりリタ
ーン側コンベア12に移載される。リターン側コンベア
14に移載された搬送プレート16は矢印A方向に搬送
されて、ワーク供給ステーション22の位置で停止さ
れ、ワーク供給装置32により、搬送プレート16上か
ら完成したワークW′が取り外される。
【0017】このように、搬送プレート16が、搬送側
コンベア12と、リターン側コンベア14と、第1及び
第2の移載装置18,20とによってループ状に搬送さ
れることにより、ワークWの供給、部品の組み付け、完
成したワークW′の排出が繰り返し行われる。
【0018】次に、図2は図1のコンベア装置10を図
中下方から見た側面図である。図2を参照して搬送側コ
ンベア12の構造について説明する。
【0019】図2において、コンベア装置10の基台2
2の長手方向両端部には夫々従動ローラ34が回転自在
に取り付けられている。これらの2つの従動ローラ34
の間には複数の搬送ローラ36が基台22に対して回転
自在に取り付けられている。一方、基台22の、搬送ロ
ーラ36よりも下方の位置には、これら搬送ローラ36
及び従動ローラ34を回転駆動するための駆動装置38
が配設されている。駆動装置38は、モータ40と、こ
のモータ40の回転軸に取り付けられた駆動プーリ42
とから構成されている。駆動プーリ42と従動ローラ3
4と搬送ローラ36とには丸ベルト44が巻きかけられ
ており、モータ40の回転力が駆動プーリ42と丸ベル
ト44とを介して従動ローラ34と搬送ローラ36とに
伝達される。なお、従動ローラ34及び搬送ローラ36
の夫々の間には丸ベルト44の弛みをとるためのテンシ
ョンローラ46が複数配設されている。この構成は、リ
ターン側コンベア14も同様である。このように構成さ
れた搬送側コンベア12及びリターン側コンベア14に
おいては、従動ローラ34及び搬送ローラ36上に搬送
プレート16が載置され、従動ローラ34及び搬送ロー
ラ36が回転することにより搬送プレート16が、コン
ベア12,14の延出方向に搬送される。
【0020】ここで、従動ローラ34と搬送ローラ36
の構造及びその取り付け構造を、図2のA−A断面図で
ある図3を参照して説明する。
【0021】図3において、基台22は、設置用足部4
8と、この設置用足部48の上部に水平に取り付けられ
た基板50と、この基板50の上面に取り付けられたフ
レーム52a,52b,52c,52dとから構成され
ている。フレーム52a,52b,52c,52dは、
コンベア12,14の長手方向(紙面に直行する方向)
に沿って延出している。フレーム52a,52bの間に
は、搬送側コンベア12の従動ローラ34及び搬送ロー
ラ36が回転自在に支持されており、フレーム52c,
52dの間にはリターン側コンベア14の従動ローラ3
4及び搬送ローラ36が回転自在に支持されている。ま
た、フレーム52bとフレーム52cとは連結部材53
により互いに連結固定されている。
【0022】次に、従動ローラ34の構造を説明する。
フレーム52aの内壁面には、取り付けプレート54a
が取り付けられており、この取り付けプレート54aか
らは回転軸54bが垂直に突出している。この回転軸5
4bには従動ローラ34の本体部を構成する従動プーリ
34aがベアリング56を介して回転自在に支持されて
いる。このプーリ34aの外周部にはベルト溝34bが
形成されており、このベルト溝34bに前述した丸ベル
ト44が装着される様になされている。従って駆動装置
38の回転力は、丸ベルト44を介してプーリ34aに
伝達され、このプーリ34aが回転駆動される。
【0023】プーリ34aの両側面には、回転軸54b
と同軸の外周円筒面を有する凸部34cが夫々形成され
ている。この2つの凸部34cの外周面には、円板状の
ローラ部材34dがプーリ34aに対して相対回転可能
に嵌合されている。凸部34cの外周面とローラ部材3
4dの嵌合穴の内周面の間には第1の摩擦力が働く様に
なされており、通常の状態においてはローラ部材34d
はプーリ34aと一体的に回転する。また、ローラ部材
34dの回転を強制的に止める様な力が働いた場合に
は、プーリ34aは第1の摩擦力に抗してローラ部材3
4dに対して空回りする。
【0024】一方、ローラ部材34dの外周面と搬送プ
レート16の下面との間には第2の摩擦力が働く様にな
されており、この摩擦力により搬送プレート16がロー
ラ部材34dの回転につれて搬送される。ここで、この
実施例においては、第2の摩擦力は、この第2の摩擦力
による回転トルクが、上記の第1の摩擦力による回転ト
ルクよりも大きくなる様に設定されている。従って、搬
送プレート16がワークWへの部品の組み付けのために
強制的に停止された場合には、搬送プレート16の下面
とローラ部材34dの間では滑りは発生せず、ローラ部
材34dとプーリ34aとの間で滑らかな滑りが生ずる
こととなる。そのため、搬送プレート16は、強制停止
された場合でも上下振動することがなく、ワークWの振
動が最小限に抑えられることとなる。また、搬送プレー
ト16の下面とローラ部材34dの間で滑りが生じない
ことにより、発塵が抑制される。
【0025】また、搬送ローラ36の構造は、図3の左
側のリターンコンベア14の断面図に示す様に、従動ロ
ーラ34と全く同様に構成されている。従って、搬送ロ
ーラ36上の搬送プレート16が強制停止された場合に
は、搬送プレート16の下面とローラ部材36dの間で
は滑りは発生せず、ローラ部材34dとプーリ36aと
の間で滑らかな滑りが生ずることとなる。そのため、搬
送プレート16は、強制停止された場合でも上下振動す
ることがなく、ワークWの振動が最小限に抑えられるこ
ととなる。
【0026】なお、搬送プレート16の下面には、搬送
プレート16が蛇行することを防止するために、フレー
ム52a,52b,52c,52dの上端部に係合する
溝16a,16bが形成されている。
【0027】また、テンションローラ46に関しては、
図4に示す様に、フレーム52a及びフレーム52dの
内壁面に、軸58を介して回転自在に取り付けられてい
る。
【0028】次に、図5〜図8は、位置決め装置28の
構造を示した図である。この位置決め装置28は、図1
の説明において示した様に、ワークWに部品を組み付け
たり搬送プレート16上にワークを供給したりする場合
に搬送プレート16を強制停止させるためのものであ
る。図5〜図8を参照して位置決め装置28の構成につ
いて説明する。
【0029】位置決め装置28は、搬送プレート16を
停止させるためのストッパ部60と、搬送プレート16
を正確な位置に位置決めするための位置決め部62とか
ら構成されているので、まず、ストッパ部60の構成か
ら説明する。
【0030】ストッパ部60は、図6に示す様にフレー
ム52a,52bの外周部を取り巻く様に固定された断
面略コの字状のストッパ部本体64を備えている。スト
ッパ部本体64の両側部には、このストッパ部本体64
を上下方向に貫通する貫通穴64aが夫々形成されてお
り、この2つの貫通穴64aには、ガイドロッド66が
夫々摺動自在に挿入されている。この2本のガイドロッ
ド66の下端部は連結プレート68により連結されてお
り、この連結プレート68は、更にストッパ部本体64
の下面に下方を向いて取り付けられたエアシリンダ70
のシリンダロッド70aの先端部に固定されている。従
って、エアシリンダ70のシリンダロッド70aが引き
込み動作されると、ガイドロッド66は、図6に実線で
示す様にストッパ部本体64の上方に突出する。このよ
うにガイドロッド66がストッパ部本体64の上方に突
出すると、ガイドロッド66の先端部が図5及び図6に
示す様に、搬送プレート16の下部に設けられた突起部
16cに当接し、搬送プレート16を停止させる。この
とき、既に説明した様に、ローラ部材36dが、プーリ
36aに対して空回りすることにより、搬送プレート1
6の下面とローラ部材36dの間では滑りは発生せず、
搬送プレート16すなわちワークWの上下振動が抑制さ
れる。この状態で、ワークWへの部品の組み付け等が実
行される。
【0031】一方、エアシリンダ70のシリンダロッド
70aが押し出し動作された場合には、ガイドロッド6
6は、図6に二点鎖線で示す様に、ストッパ部本体64
に引き込まれ、突起部16cとガイドロッド66の先端
部の係合が解除されて、搬送プレート16は搬送ローラ
36の動きにつれて搬送されることが可能となる。
【0032】次に、位置決め部62は、図7,図8に示
す様に、2つのストッパ部60の間に配置されている。
位置決め部62は、基台22に取り付けられた取り付け
ブラケット72と、この取り付けブラケット72に固定
されたガイド付きのエアシリンダ74と、このエアシリ
ンダ74のシリンダロッド74aの先端部に取り付けら
れた断面略コの字状のフレーム部材76とを備えてい
る。フレーム部材76の上端部には図8に示す様に上方
に向かって突出し、先端がテーパ状に形成された基準ピ
ン78が固定されている。一方、搬送プレート16の下
面には、基準ピン78が進入するための基準穴16dが
形成されている。従って、エアシリンダ74が図7に示
す状態からシリンダロッド74aを押し出し動作させて
フレーム部材76を上方に移動させることにより、基準
ピン78が搬送プレート16の基準穴16dに進入し、
基準ピン78と基準穴16dの嵌合により搬送プレート
16が位置決めされる。
【0033】ここで、位置決め部62の動作について簡
単に説明すると、まず、コンベア12上の搬送プレート
16がストッパ部60によって停止され、不図示のセン
サにより搬送プレート16が検知されると、エアシリン
ダ74のシリンダロッド74aを押し出し動作させる。
すると、フレーム部材76に取り付けられた基準ピン7
8が上方に移動し、基準ピン78のテーパ部によって、
搬送プレート16の基準穴16dが呼び込まれ、基準ピ
ン78が基準穴16dに嵌合して搬送プレート16が位
置決めされる。
【0034】この状態で所定の工程を行い、工程が終了
すると、完了信号によりエアシリンダ74のシリンダロ
ッド74aが下降し、搬送プレート16は搬送されるこ
とが可能となる。
【0035】次に、図9及び図10は、移載装置20の
構造を示した図である。移載装置20はリターン側コン
ベア14を挟んで二股に分かれた支持アーム80と、こ
の支持アーム80をコンベア14に対して上下動させる
ためのエアシリンダ82と、このエアシリンダ82を、
支持アーム80ごと図1及び図9の矢印B方向にスライ
ドさせるスライド機構84と、このスライド機構84を
支えるブラケット86とを備えている。スライド機構8
4は、ブラケット86に対してエアシリンダ82が取り
付けられたスライドプレート88を矢印B方向にスライ
ド自在に支持するレールガイド90と、スライドプレー
ト88をスライド駆動させるエアシリンダ92とから構
成されている。また、移載装置18も全く同様の構成で
ある。
【0036】このように構成される移載装置20の動作
について説明する。まず、リターン側コンベア14によ
り搬送されてきた搬送プレート16は、コンベアの端に
設けられたブロック94に当接して移動が止まる。搬送
プレート16の停止は不図示のセンサにより検出され
る。この検出がなされると、エアシリンダ82のシリン
ダロッド82aが押し出し動作されて、図10に二点鎖
線で示す様に支持アーム80が上昇し、搬送プレート1
6をコンベア14の上方に持ち上げる。この状態で、エ
アシリンダ92が動作されて搬送プレート16は搬送側
コンベア12の上方に移動される。そして、エアシリン
ダ82のシリンダロッド82aが再び引き込み動作され
て、支持アーム80が下降し、搬送プレート16が搬送
側コンベア12上に載置される。その後、エアシリンダ
92が再び動作されて支持アーム80は、搬送側コンベ
ア12及びリターン側コンベア14の下方を移動し、元
のリターン側コンベア14に対応した位置に戻る。
【0037】なお、搬送プレート16の下面には、前述
した様に蛇行防止用の溝16a,16bが形成されてい
るが、この溝16a,16bには、図11,図12に示
す様にフレーム52a,52b,52c,52dの上端
部と接触する時の抵抗が小さくなる様に、片側2か所ず
つ、円筒状の樹脂性のスライド部材96が取り付けられ
ている。このスライド部材96は円筒部の一部が、溝1
6a,16bの幅方向に僅かに突出する様に取り付けら
れており、この突出部がフレーム52a,52b,52
c,52dと当接する様になされている。
【0038】以上説明した様に、上記の実施例によれ
ば、支持アーム80が搬送側コンベア12に対応した位
置からリターン側コンベア14に対応した位置に戻る時
に、搬送側コンベア12とリターン側コンベア14の下
方を通過するため、搬送プレート16を搬送側コンベア
12上に載置した直後には、支持アーム80が即座にリ
ターン側コンベア14側に戻ることができる。そのた
め、支持アーム80を搬送側コンベア12とリターン側
コンベア14の上方を通過させて戻す場合に比較して、
搬送プレートが支持アーム80の上方位置から搬送側コ
ンベア12により搬送されるまで支持アーム80の戻り
動作を待つ必要がなく、装置のサイクルタイムを短くす
ることができる。また、リターン側コンベア14側で、
搬送プレート16を支持アーム80上の位置に引き込む
時間も短縮される。 (他の実施例)次に、本発明に係わる移載方法の他の実
施例について説明する。
【0039】製造ラインにおけるワークの搬送におい
て、オーバートラック方式の搬送コンベアについては既
に説明したが、他の実施例として図13に示す他のオー
バートラック方式では、搬送側コンベア113と平行し
て遠方にリターン側コンベア115が配置されている。
この様なパレット搬送装置では搬送側コンベア及びリタ
ーン側コンベアの最終端に達すると移載装置121によ
り、搬送プレートを排出側コンベア111に移載する。
この移載装置121は、移載装置の一例を示すもので、
113は搬送側コンベア、109は搬送プレートを停止
させる固定ストッパー、111は排出側コンベア、11
6は搬送プレート、106は搬送プレートを停止させる
ストッパー装置、121は移載装置、181は搬送プレ
ートを支持する搬送側コンベアを挟んで二股に分かれた
支持アーム、183はこの支持アーム181と支持アー
ムを図13の矢印C方向に回動させる回転装置185を
上下動させるためのエアシリンダ、187はエアシリン
ダ183を支えるブラケットである。
【0040】このように構成される移載装置121の動
作について説明する。
【0041】まず、搬送側コンベア113により搬送さ
れてきた搬送プレート116の停止は不図示のセンサー
により検出される。この検出がなされると上下駆動用エ
アシリンダー183のシリンダーロッド183aが押し
出し動作されて、図14に二点鎖線で示す様に支持アー
ム181が上昇し、搬送プレート116を搬送側コンベ
ア113の上方に持ち上げる。この状態でエアシリンダ
ーからなる回転装置185が動作されて、支持アーム1
81が矢印C方向に回動し、搬送プレート116は排出
側コンベア111の上方に移動される。支持アーム18
1が矢印C方向に回動を始めた直後に、次の搬送プレー
トが固定ストッパー117の位置まで移動される。搬送
プレート116が排出側コンベア111の上方に移動す
る動作が終了すると、上下駆動用のエアシリンダー18
3のシリンダーロッド183aが再び引き込み動作され
て、支持アーム183が下降し、搬送プレート116が
排出側コンベア111上に載置される。その後、回転装
置185が再び動作されて支持アーム181が、排出側
コンベア111の下方を移動し、元の搬送側コンベア1
13に対応した位置に戻る。
【0042】以上説明した様に、上記の他の実施例によ
れば、支持アーム181が排出側コンベア111に対応
した位置から搬送側コンベア113に対応した位置に戻
る時に、排出側コンベア113と搬送側コンベア113
の下方を通過するため、搬送プレート116を排出側コ
ンベア111上に載置した直後には、支持アーム181
が即座に搬送側コンベア113側に戻ることができる。
そのため、支持アーム181を排出側コンベア11と搬
送側コンベア113の上方を通過させて戻す場合に比較
して、搬送プレートが支持アーム181の上方位置から
排出側コンベア111により搬送されるまで支持アーム
181の戻り動作を待つ必要がなく、装置のサイクルタ
イムを短くすることができる。また、搬送側コンベア1
11側で、搬送プレート116を支持アーム181上の
位置に引き込む時間も短縮される。なお、本発明は、そ
の主旨を逸脱しない範囲で、上記実施例を修正または変
形したものに適用可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の移載方法に
よれば、搬送プレートを搬送側コンベアからリターン側
コンベアに移載する際には、支持アームを搬送側及びリ
ターン側コンベアの上方を通過させ、支持アームを搬送
側コンベア側に戻すときには、支持アームを搬送側及び
リターン側コンベアの下方を通過させる様にすることに
より、搬送プレートがリターン側コンベアに排出される
動作を待たずに支持アームを搬送側コンベア側に戻すこ
とができる。そのため、搬送プレートの搬送動作に待ち
時間を必要とせず、搬送プレートの搬送動作を連続的に
行なうことができる。
【0044】また同様に、搬送プレートを第1の搬送コ
ンベアから第2の搬送コンベアに移載する際には、支持
アームを第1及び第2の搬送コンベアの上方を通過さ
せ、支持アームを第1の搬送コンベア側に戻すときに
は、支持アームを第1及び第2の搬送コンベアの下方を
通過させる様にすることにより、搬送プレートが第2の
搬送コンベアに排出される動作を待たずに支持アームを
第1の搬送コンベア側に戻すことができる。そのため、
搬送プレートの搬送動作に待ち時間を必要とせず、搬送
プレートの搬送動作を連続的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の移載方法が適用されるコンベア装置
を製造ラインの一部に採用した状態を示した平面図であ
る。
【図2】図1のコンベア装置を図中下方から見た側面図
である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】テンションローラの構造を示す図である。
【図5】ストッパ部の構造を示す図である。
【図6】ストッパ部の構造を示す図である。
【図7】位置決め部の構造を示す図である。
【図8】位置決め部の構造を示す図である。
【図9】移載装置の構造を示す図である。
【図10】移載装置の構造を示す図である。
【図11】搬送プレートの構造を示す図である。
【図12】搬送プレートの構造を示す図である。
【図13】他の実施例のコンベア装置を示した図であ
る。
【図14】図13の側面図である。
【図15】従来の移載装置を示した図である。
【図16】従来の移載装置を示した図である。
【符号の説明】
10 コンベア装置 12 搬送側コンベア 14 リターン側コンベア 16 搬送プレート 18,20 移載装置 22 基台 24 組み付けステーション 26 ワーク供給ステーション 28 位置決め装置 30 組み付けロボット 32 ワーク供給装置 34 従動ローラ 36 搬送ローラ 38 駆動装置 40 モータ 42 駆動プーリ 44 丸ベルト 46 テンションローラ 48 設置用足部 50 基板 52a,52b,52c,52d フレーム 53 連結部材 56 ベアリング 58 軸 60 ストッパ部 62 位置決め部 64 ストッパ部本体 66 ガイドロッド 68 連結プレート 70 エアシリンダ 72 取り付けブラケット 74 エアシリンダ 76 フレーム部材 78 基準ピン 80 支持アーム 82 エアシリンダ 84 スライド機構 86 ブラケット 88 スライドプレート 90 レールガイド 92 エアシリンダ 94 ブロック 96 スライド部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に配置された搬送側コンベア
    とリターン側コンベアとを有する搬送装置において、前
    記搬送側コンベアにより搬送されてきた被搬送物を該搬
    送側コンベアから前記リターン側コンベアに移載するた
    めの移載方法であって、 前記搬送側コンベアを挟んで2股に分かれた支持アーム
    を該搬送側コンベアの下方から上昇させて、前記被搬送
    物を前記搬送側コンベアの上空に持ち上げる第1の工程
    と、 前記被搬送物を前記搬送側コンベアの上空に持ち上げた
    状態で、前記支持アームを前記リターン側コンベア側に
    移動させ、前記被搬送物を前記リターン側コンベアの上
    空にもたらす第2の工程と、 前記支持アームを前記リターン側コンベアの下方に下降
    させて、前記被搬送物を前記リターン側コンベア上に載
    置する第3の工程と、 前記支持アームを前記リターン側コンベアの下方を通過
    させて、前記搬送側コンベアの下方に移動させる第4の
    工程とを具備することを特徴とする移載方法。
  2. 【請求項2】 互いに直交する様に配置された第1の搬
    送コンベアと第2の搬送コンベアとを有する搬送装置に
    おいて、前記第1の搬送コンベアにより搬送されてきた
    被搬送物を該第1の搬送コンベアから前記第2の搬送コ
    ンベアに移載するための移載方法であって、 前記第1の搬送コンベアを挟んで2股に分かれた支持ア
    ームを該第1の搬送コンベアの下方から上昇させて、前
    記被搬送物を前記第1の搬送コンベアの上空に持ち上げ
    る第1の工程と、 前記被搬送物を前記第1の搬送コンベアの上空に持ち上
    げた状態で、前記支持アームを回転させて前記第2の搬
    送コンベア側に移動させ、前記被搬送物を前記第2の搬
    送コンベアの上空にもたらす第2の工程と、 前記支持アームを前記第2の搬送コンベアの下方に下降
    させて、前記被搬送物を前記第2の搬送コンベア上に載
    置する第3の工程と、 前記支持アームを前記第2の搬送コンベアの下方を通過
    させて、前記第1の搬送コンベアの下方に回転移動させ
    る第4の工程とを具備することを特徴とする移載方法。
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