JP2005263359A - 搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 搬送物Aを載置搬送する第1駆動搬送路1を、搬送物を載置搬送する第2駆動搬送路2に対して、それよりも高い位置でその横側に連なるように設けるとともに、第2駆動搬送路2の上方に突出する状態と下方に引退する状態とに駆動昇降自在な中継用搬送路3を、第1駆動搬送路に対応して位置するように設けて、第1駆動搬送路で搬送されてきた搬送物を、中継用搬送路を介して、第2駆動搬送路に受渡可能に構成してある搬送装置であって、中継用搬送路を、複数の遊転ローラ12で、第1駆動搬送路側ほど高くなるように設けて、搬送物を自重で搬送可能に構成するとともに、その中継用搬送路の傾斜方向下手側に、搬送物を受け止め可能なストッパー23を設けてある。
【選択図】 図5
Description
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、設備コストも運転コストも安くすることができるようにすることを目的とする。
中継用搬送路を、複数の遊転ローラで、第1駆動搬送路側ほど高くなるように設けて、搬送物を自重で搬送可能に構成するとともに、その中継用搬送路の傾斜方向下手側に、搬送物を受け止め可能なストッパーを設けてあるので、中継用搬送路を第2駆動搬送路の上方に突出するように上昇させておいて、第1駆動搬送路で載置搬送されてきた搬送物が中継用搬送路に載り移ると、その搬送物が、複数の遊転ローラを回転させながら、その中継用搬送路の傾斜方向下手側に設けてあるストッパーに受け止められるまで自重で搬送され、この状態から、中継用搬送路を第2駆動搬送路の下方に引退するように下降させると、搬送物が第2駆動搬送路に載り移って載置搬送される。
従って、中継用搬送路を駆動させる駆動装置も、その駆動用動力も不要で、設備コストも運転コストも安くすることができる。
第1駆動搬送路の搬送方向を正逆に切換自在に設けるとともに、ストッパーを第1駆動搬送路側に向けて駆動移動自在に設けて、中継用搬送路上の搬送物をストッパーで第1駆動搬送路に押出可能に設けてあるので、中継用搬送路を第2駆動搬送路の下方に引退するように下降させておくとともに、第1駆動搬送路の搬送方向を第2駆動搬送路から離れる逆方向に切り換えておいて、第2駆動搬送路で載置搬送されてきた搬送物が中継用搬送路の上方に移動したタイミングで、中継用搬送路を第2駆動搬送路の上方に突出するように上昇させると、その搬送物が中継用搬送路に載り移り、この状態から、ストッパーを第1駆動搬送路側に向けて駆動移動させると、搬送物が、複数の遊転ローラを回転させながら、第1駆動搬送路に押し出されて載り移り、第2駆動搬送路から離れる逆方向に載置搬送される。
従って、第1駆動搬送路で載置搬送されてきた搬送物を、中継用搬送路を介して、第2駆動搬送路に受け渡して載置搬送することも、第2駆動搬送路で載置搬送されてきた搬送物を、中継用搬送路を介して、第1駆動搬送路に受け渡して載置搬送することもできる。
第1駆動搬送路をローラコンベヤで構成するとともに、第1駆動搬送路における搬送端部側の搬送ローラーの外周面に、搬送物との摩擦力を増加させる摩擦材を設けてあるので、搬送物が第1駆動搬送路と中継用搬送路とに跨る状態で載置搬送されていて、第1駆動搬送路の搬送ローラーに作用する搬送物の荷重が少ない状態でも、搬送物と搬送ローラーとの摩擦力を大きく確保することができ、第1駆動搬送路と中継用搬送路とに亘る搬送物の受け渡しを確実に行える。
第2駆動搬送路をローラコンベヤで構成してあるので、ローラに搬送物を載置した状態を維持しながら、中継用搬送路を介して、第1駆動搬送路と第2駆動搬送路とに亘って載置搬送することができ、段ボール紙などの破損し易い梱包材料で梱包してある搬送物でも、パレットなどを使用せずに、梱包材料が破損しないように載置搬送し易い。
図1,図2は、段ボール箱などに梱包されている搬送物Aを矢印方向に搬送可能な本発明による搬送装置を示し、搬送物Aを載置搬送する第1駆動搬送路1を、搬送物Aを載置搬送する第2駆動搬送路2に対して、その第2駆動搬送路2よりも高い位置でその横側に連なるように略直角に設けるとともに、図3に示すように、第2駆動搬送路2の上方に突出する状態と、図4に示すように、下方に引退する状態とに駆動昇降自在な中継用搬送路3を、第1駆動搬送路1に対応してその搬送端部に対向位置するように設け、第1駆動搬送路1で搬送されてきた搬送物Aを、中継用搬送路3を介して、第2駆動搬送路2に受渡可能に構成してある。
図5,図6は、第1駆動搬送路1で搬送されてきた搬送物Aを、中継用搬送路3を介して、第2駆動搬送路2に受け渡して搬送する場合を示し、中継用搬送路3を第2駆動搬送路2の上方に突出するように上昇させておいて、第1駆動搬送路1で載置搬送されてきた搬送物Aが中継用搬送路3に載り移ると、その搬送物Aが、複数の遊転ローラ12を回転させながら、図5に示すように、受け止め位置で待機しているストッパー23に受け止められるまで自重で滑降搬送され、この状態から、中継用搬送路3を第2駆動搬送路2の下方に引退するように下降させると、図6に示すように、搬送物Aが第2駆動搬送路2に載り移って載置搬送される。
1.本発明による搬送装置は、第1駆動搬送路を第2駆動搬送路に対して、第2駆動搬送路の横側に斜め方向から連なるように設けてあっても良い。
2.本発明による搬送装置は、第1駆動搬送路をベルトコンベヤやチェーンコンベヤなどの搬送面で構成してあっても良い。
3.本発明による搬送装置は、第2駆動搬送路をチェーンコンベヤの搬送面で構成して、駆動昇降自在な中継用搬送路をその搬送用チェーン間に設けてあっても良い。
4.本発明による搬送装置は、第2駆動搬送路を搬送方向に沿って並設した複数のベルトコンベヤで構成して、駆動昇降自在な中継用搬送路を隣り合うベルトコンベヤ間に設けてあっても良い。
5.本発明による搬送装置は、中継用搬送路を、第1駆動搬送路側ほど高くなる状態と第1駆動搬送路側ほど低くなる状態とに切換自在に設けて、第2駆動搬送路で載置搬送されてきた搬送物を、中継用搬送路を介して、第1駆動搬送路に受け渡して載置搬送する場合に、中継用搬送路上の搬送物を自重で第1駆動搬送路側に滑降搬送可能に構成してあっても良い。
6.本発明による搬送装置は、第1駆動搬送路をローラコンベヤで構成するとともに、その搬送ローラーのうちの、搬送端部側の一部の搬送ローラーの外周面にのみ、搬送物との摩擦力を増加させる摩擦材を設けてあっても良い。
2 第2駆動搬送路
3 中継用搬送路
5 搬送ローラー
7 ローラコンベヤ
11 ローラコンベヤ
12 遊転ローラ
23 ストッパー
25 摩擦材
A 搬送物
Claims (4)
- 搬送物を載置搬送する第1駆動搬送路を、搬送物を載置搬送する第2駆動搬送路に対して、それよりも高い位置でその横側に連なるように設けるとともに、
前記第2駆動搬送路の上方に突出する状態と下方に引退する状態とに駆動昇降自在な中継用搬送路を、前記第1駆動搬送路に対応して位置するように設けて、
前記第1駆動搬送路で搬送されてきた搬送物を、前記中継用搬送路を介して、前記第2駆動搬送路に受渡可能に構成してある搬送装置であって、
前記中継用搬送路を、複数の遊転ローラで、前記第1駆動搬送路側ほど高くなるように設けて、搬送物を自重で搬送可能に構成するとともに、その中継用搬送路の傾斜方向下手側に、前記搬送物を受け止め可能なストッパーを設けてある搬送装置。 - 前記第1駆動搬送路の搬送方向を正逆に切換自在に設けるとともに、前記ストッパーを前記第1駆動搬送路側に向けて駆動移動自在に設けて、前記中継用搬送路上の搬送物を前記ストッパーで前記第1駆動搬送路に押出可能に設けてある請求項1記載の搬送装置。
- 前記第1駆動搬送路をローラコンベヤで構成するとともに、前記第1駆動搬送路における搬送端部側の搬送ローラーの外周面に、搬送物との摩擦力を増加させる摩擦材を設けてある請求項1又は2記載の搬送装置。
- 前記第2駆動搬送路をローラコンベヤで構成してある請求項3記載の搬送装置。
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