JP2015081150A - 搬送装置及び搬送方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第一受取部15Aで受け取った搬送物60、62を第一排出部15Bへ搬送する第一搬送手段15と、第一排出部から排出された搬送物を受け取る中間受取手段と、中間受取手段より下方に位置する下方待機位置と、中継受取部27Aによって搬送物を中間受取手段から上方に持ち上げかつ搬送物を搬送物の自重を利用して自身の中継引渡部27B側へ搬送する上方搬送位置と、の間を昇降可能であり、中継受取部側から中継引渡部側へ向けて下向きに傾斜する中継傾斜搬送手段27と、中継傾斜搬送手段を下方待機位置と上方搬送位置との間で昇降させるアクチュエータと、を備える。
【選択図】図7
Description
この搬送装置は自動車の製造現場の床面上に設置したものであり、第一傾斜ローラコンベヤと、中継ローラコンベヤと、第二傾斜ローラコンベヤと、を具備している。
第一傾斜ローラコンベヤは左右方向に延びる装置であり、全体が右側から左側に向かって下方に傾斜している。第一傾斜ローラコンベヤはその延長方向に並んだ多数のフリーローラ(図示略)を有している。各フリーローラの回転軸は前後方向に延びている。第二傾斜ローラコンベヤは左右方向に延びる装置であり、全体が左側から右側に向かって下方に傾斜している。第二傾斜ローラコンベヤもその延長方向に並びかつ回転軸が前後方向に延びる多数のフリーローラ(図示略)を有している。
また中継ローラコンベヤの周辺部には第一エアシリンダと第二エアシリンダが配設してある。
第一エアシリンダは中継ローラコンベヤの前方に位置しており、その上下位置は中継ローラコンベヤ(フリーローラ)の上面より僅かに上方である。第一エアシリンダは、その軸線が前後方向に延びる第一シリンダと、第一シリンダ内を前後方向にスライド可能かつ第一シリンダの内面に気密状態で摺接する第一ピストンと、第一ピストンから後方に延びる第一スライドロッドと、第一スライドロッドの後端部に設けた第一押圧部と、を備えている。
第二エアシリンダは中継ローラコンベヤの後部の左側に位置しており、その上下位置は中継ローラコンベヤ(フリーローラ)の上面より僅かに上方である。第二エアシリンダは、その軸線が左右方向に延びる第二シリンダと、第二シリンダ内を左右方向にスライド可能かつ第二シリンダの内面に気密状態で摺接する第二ピストンと、第二ピストンから右方に延びる第二スライドロッドと、第二スライドロッドの右端部に設けた第二押圧部と、を備えている。
第一傾斜ローラコンベヤの左端部に到達したトレイは、第一傾斜ローラコンベヤの左端部(第一排出部)から中継ローラコンベヤの前端部(中継受取部)に移送される。このトレイに自動車の部品を載せると、第一エアシリンダの第一ピストンがスライドし第一スライドロッドが後方にスライドする。すると第一押圧部が中継ローラコンベヤの各フリーローラを回転させながら、当該トレイ(及び部品)を中継ローラコンベヤの後端部(中継引渡部)まで押圧する。
すると第二エアシリンダの第二ピストンがスライドし、第二スライドロッドが右方にスライドする。すると第二押圧部によってトレイ(及び部品)が右方に押圧されるので、このトレイ(及び部品)が第二傾斜ローラコンベヤの左端部(第二受取部)に移送される。すると当該トレイ(及び部品)の重量を受けた第二傾斜ローラコンベヤの各フリーローラが回転するので、当該トレイ(及び部品)が第二傾斜ローラコンベヤ(各フリーローラ)上を右側に移動し、第二傾斜ローラコンベヤの右端部(第二排出部)から排出される。
しかし、第一エアシリンダの伸張量には現実的な限度があるので、中継ローラコンベヤの全長が極めて長い場合は、上記搬送装置では対応できない。
また中継ローラコンベヤの平面形状が曲線形状の場合は、第一エアシリンダの第一スライドロッドを中継ローラコンベヤの後端部(中継引渡部)まで伸張させることができないので、この場合も上記搬送装置では対応できない。
この状態でアクチュエータが中継傾斜搬送手段を上方搬送位置に移動させると、中継傾斜搬送手段の中継受取部が搬送物を中間受取手段から上方に持ち上げる。そして持ち上げられた搬送物は自重によって中継傾斜搬送手段の中継引渡部へ移動する。
そのため、中継傾斜搬送手段が長い場合や湾曲している場合であっても、第一搬送手段から中継傾斜搬送手段の中継受取部に搬送された搬送物を、移動量がそれほど大きくないアクチュエータを利用して中継傾斜搬送手段の中継引渡部側へ搬送することが可能である。
従って、搬送物を第一搬送手段の第一受取部から中継傾斜搬送手段の中継受取部及び中継引渡部を介して第二搬送手段の第二排出部へ移送するために必要なアクチュエータが、中継傾斜搬送手段を昇降させるためのもののみで足りることになる。
従って、従来と比べて装置全体の製造コスト及びランニングコストを低く抑えることが可能である。
本実施形態の搬送装置10は自動車の製造現場の床面上に設置したものであり、自動車の構成部品を搬送するためのものである。
搬送装置10は大きな構成要素として第一傾斜ローラコンベヤ15、昇降手段20、中継傾斜ローラコンベヤ27、中間受取コンベヤ32、中間受渡コンベヤ40、第二傾斜ローラコンベヤ45、連係手段50、及びストッパ56を具備している。
エアシリンダ22(アクチュエータ)は、その軸線が上下方向に延びかつ支持台21に固定したシリンダ23と、シリンダ23内を上下方向にスライド可能かつシリンダ23内面に気密状態で摺接するピストン(図示略)と、ピストンから上方に延びてその上部がシリンダ23の上面をスライド可能に貫通するスライドロッド24と、スライドロッド24の上端に固定した支持部25と、スライドロッド24の中間部に固定した挟持板26(図16参照)と、を備えている。
中継傾斜ローラコンベヤ27は平面視で前後方向に直線的に延びかつ左側面視で前側から後側に向かうにつれて下向きに傾斜する底板28を具備しており、この底板28の下面の長手方向の中央部に支持部25が固定してある。底板28の左縁部には底板28の全長に渡って底板28と平行な方向に延びる支持壁29の下縁部が固定してある。また底板28の後縁部にはストッパ壁29aの下縁部が固定してあり、底板28の前縁部には落下防止壁29bの下縁部が固定してある。支持壁29には多数のフリーローラ30が回転可能に支持してある。各フリーローラ30は底板28及び支持壁29の延長方向に沿って並んでいる。大部分の隣接するフリーローラ30どうしの間隔は同じであるが、中継傾斜ローラコンベヤ27の4カ所には隣接するフリーローラ30どうしの間隔がその他(大部分のフリーローラ30)と比べて広い広幅間隙31が形成してある。各フリーローラ30は、左右方向に延びる回転軸回りに回転可能であり、各フリーローラ30の回転軸の左端部が支持壁29に固定状態で支持してある。
図示するように平面視において中継傾斜ローラコンベヤ27の前端部は第一傾斜ローラコンベヤ15の左端部の左側に位置している。エアシリンダ22のシリンダ23が短縮位置(図2、図4、図22、図24)に位置するとき中継傾斜ローラコンベヤ27は下方待機位置に位置し、エアシリンダ22のシリンダ23が伸張位置(図8、図10、図12、図14)に位置するとき中継傾斜ローラコンベヤ27は上方搬送位置に位置する。
この中継傾斜ローラコンベヤ27は、その前端部(中継受取部27A)で受け取った搬送物(トレイ60、部品62)を、搬送物の自重を利用しながらその後端部(中継引渡部27B)側へ搬送するものである。
平面視で第一傾斜ローラコンベヤ15の延長線上に位置する中間受取コンベヤ32は、第一ローラコンベヤ33と第一ローラコンベヤ33の後方に位置する第二ローラコンベヤ37を備えている。
第一ローラコンベヤ33は、支持台21から上方に延びる支持脚34と、支持脚34の上端で支持した底板(中間受取手段)と、この底板の前後両縁部に底板の全長に渡って固定した一対の支持壁35(中間受取手段)と、を備えている。底板は平面視で左右方向に直線的に延びかつ正面視で右側から左側に向かうにつれて下向きに傾斜しており、前後の支持壁35はこの底板と平行方向に延びている。左右の支持壁35の間には多数のフリーローラ36(中間受取手段)が回転可能に支持してある。各フリーローラ36の前後幅はフリーローラ17より狭く、各フリーローラ36は当該底板及び支持壁35の延長方向(傾斜方向)に沿って等間隔で並んでいる。各フリーローラ36は前後方向に延びる回転軸回りに回転可能であり、各フリーローラ36の回転軸の前後両端部が前後の支持壁35に固定状態で支持してある。また第一ローラコンベヤ33の左端部には端部ストッパ(図示略。停止手段)が設けてある。
第二ローラコンベヤ37の構造は第一ローラコンベヤ33と同じである(端部ストッパ(停止手段)も具備している)。図2、図8、図18、図22に示すように第一ローラコンベヤ33及び第二ローラコンベヤ37の延長方向(傾斜方向)は第一傾斜ローラコンベヤ15の延長方向(傾斜方向)と同一であり、第一傾斜ローラコンベヤ15の各フリーローラ17の延長線上に第一ローラコンベヤ33及び第二ローラコンベヤ37(のフリーローラ36)が位置している。
エアシリンダ22のシリンダ23が短縮位置に位置することにより中継傾斜ローラコンベヤ27が下方待機位置に位置するとき、第一ローラコンベヤ33、第二ローラコンベヤ37、第一ローラコンベヤ41、及び第二ローラコンベヤ42の支持脚34が中継傾斜ローラコンベヤ27の各広幅間隙31を通ってフリーローラ30の上方に突出するので、中間受取コンベヤ32及び中間受渡コンベヤ40のフリーローラ36はフリーローラ30(中継傾斜ローラコンベヤ27)の上方に位置する(図2、図4、図22、図24)。一方、エアシリンダ22のシリンダ23が伸張位置(図8、図10、図12、図14)に位置することにより中継傾斜ローラコンベヤ27が上方搬送位置に位置するとき、第一ローラコンベヤ33、第二ローラコンベヤ37、第一ローラコンベヤ41、及び第二ローラコンベヤ42の支持脚34が中継傾斜ローラコンベヤ27(の各広幅間隙31)より下方に位置するので、中間受取コンベヤ32及び中間受渡コンベヤ40のフリーローラ36はフリーローラ30(中継傾斜ローラコンベヤ27)の下方に位置する(図8、図10、図12、図14)。
図3、図19に示すように第一ローラコンベヤ41及び第二ローラコンベヤ42の延長方向(傾斜方向)は第二傾斜ローラコンベヤ45の延長方向(傾斜方向)と同一であり、第二傾斜ローラコンベヤ45の各フリーローラ47の延長線上に第一ローラコンベヤ41及び第二ローラコンベヤ42(のフリーローラ36)が位置している。
この第二傾斜ローラコンベヤ45は、その左端部(第二受取部45A)で受け取った搬送物(トレイ60、部品62)を、搬送物の自重を利用しながらその右端部(第二排出部45B)側へ搬送するものである。
連係手段50の被挟持ローラ51はその回転軸が前後方向に延びるものであり、その外周面がシリンダ23の支持部25と挟持板26によって(微少角度だけ)相対回転可能かつ左右方向に(微少)スライド可能に挟持されている。被挟持ローラ51には直線的に延びる連結部材52の左端部が固定してあり、連結部材52の右端部には回転軸が前後方向に延びる第一傘歯車53(マイタギヤ)が固定してある。この第一傘歯車53は図示を省略した支持手段によって回転可能かつ上下方向及び水平方向に移動不能に支持されている。回転軸が上下方向に延びかつ第一傘歯車53と噛合する第二傘歯車54(マイタギヤ)の歯数は第一傘歯車53の歯数と同数である。この第二傘歯車54も上記支持手段によって回転可能かつ上下方向及び水平方向に移動不能に支持されている。
エアシリンダ22のスライドロッド24が短縮位置に位置するとき、ストッパ56は図1、図21に示す第一係止位置に位置し第一係止爪57がフリーローラ17の直上に位置する。一方、エアシリンダ22のシリンダ23が伸張位置に移動すると、被挟持ローラ51が支持部25と挟持板26の間を僅かに左右移動しながら(微少角度だけ)相対回転するので、連結部材52が第一傘歯車53の回転軸を中心に回転する。すると第一傘歯車53が自身の回転軸回りに回転し、第一傘歯車53と噛合している第二傘歯車54が自身の回転軸(連結部54a)回りに回転するので、連結部54aと一体化しているストッパ56が図7、図11に示す第二係止位置まで回転し第二係止爪58がフリーローラ17(前端部)の直上に位置する。この後にエアシリンダ22のスライドロッド24が短縮位置に復帰すると、被挟持ローラ51が支持部25と挟持板26の間を僅かに左右移動しながら(微少角度だけ)相対回転し連結部材52が第一傘歯車53の回転軸を中心に回転するので、第一傘歯車53と噛合している第二傘歯車54が自身の回転軸(連結部54a)回りに回転し、その結果、ストッパ56は図1、図21に示す第一係止位置に戻る。
図1−図6は、エアシリンダ22のシリンダ23が短縮位置に位置することにより中継傾斜ローラコンベヤ27が下方待機位置に位置し、かつ、ストッパ56が第一係止位置に位置する状態を示している。このときストッパ56の第一係止爪57が第一傾斜ローラコンベヤ15(フリーローラ17)上に位置するトレイ60(60A)(搬送物)の前面に形成された第一被係止部(図示略)に係止することにより、トレイ60(60A)及びこのトレイ60の右側に位置する別のトレイ60が自重を利用しながら第一傾斜ローラコンベヤ15(フリーローラ17)上を左斜め下方に移動するのを規制している。
また図1−図6は第一傾斜ローラコンベヤ15の左端部から排出されたトレイ60(60B)が中間受取コンベヤ32(第一ローラコンベヤ33、第二ローラコンベヤ37)のフリーローラ36に乗り移り、第一ローラコンベヤ33、第二ローラコンベヤ37の上記端部ストッパによってトレイ60(60B)のそれ以上の左側へのスライドが規制された状態を示している。
トレイ60(60B)が中間受取コンベヤ32(第一ローラコンベヤ33、第二ローラコンベヤ37)のフリーローラ36に乗り移ると、中継傾斜ローラコンベヤ27の前端部近傍に配設したセンサ(図示略)がこのことを検知し、該センサが接続している部品移送装置に信号を送り、該部品移送装置が自動車の部品62(搬送物)をトレイ60(60B)に載せる。さらにセンサはエアシリンダ22に接続している圧縮空気源(図示略)に伸張動作信号を送る。すると上記圧縮空気源がエアシリンダ22のシリンダ23に圧縮空気を注入するので、エアシリンダ22のスライドロッド24が伸張位置まで瞬時にスライドし、これに伴い中継傾斜ローラコンベヤ27が上方搬送位置まで上昇する(図7−図10)。
すると中継傾斜ローラコンベヤ27(フリーローラ30)の前端部の上面がトレイ60(60B)を中間受取コンベヤ32(第一ローラコンベヤ33、第二ローラコンベヤ37)から上方に持ち上げる(中間受取コンベヤ32から上方に離間させる)。そしてトレイ60(60B)は自身の自重によって、中継傾斜ローラコンベヤ27の各フリーローラ30を回転させながら各フリーローラ30上(中継傾斜ローラコンベヤ27上)を後斜め下方にスライドする。さらにエアシリンダ22のスライドロッド24が伸張位置に移動するのに伴って、第一係止位置に位置していたストッパ56が第二係止位置まで回転するので、ストッパ56の第一係止爪57による上記第一被係止部に対する係止が解除されたトレイ60(60A)が、自重を利用して各フリーローラ17を回転させながら第一傾斜ローラコンベヤ15(フリーローラ17)上を左斜め下方にスライドする。
また第二係止位置まで回転したストッパ56の第二係止爪58に対して、トレイ60(60A)の前面に形成された第二被係止部(図示略。第一被係止部より左方に設けてある)が係止するので、トレイ60(60A)のそれ以上の左斜め下方へのスライドが規制される。
そのため中継傾斜ローラコンベヤ27の後端部に載っていたトレイ60(60B)が中間受渡コンベヤ40(第一ローラコンベヤ41、第二ローラコンベヤ42)に乗り移り、トレイ60(60B)が自重によって第一ローラコンベヤ41及び第二ローラコンベヤ42のフリーローラ36を回転させながら、第一ローラコンベヤ41及び第二ローラコンベヤ42を右斜め下方にスライドし、第二傾斜ローラコンベヤ45(フリーローラ47)の左端部(第二受取部45A)に乗り移る。
また第一傾斜ローラコンベヤ15の左端部(第一排出部15B)から排出されたトレイ60(60A)が中間受取コンベヤ32(第一ローラコンベヤ33、第二ローラコンベヤ37)のフリーローラ36に乗り移り、第一ローラコンベヤ33及び第二ローラコンベヤ37の上記端部ストッパによってトレイ60(60A)のそれ以上の左側へのスライドが規制される。そしてこれを検知した上記センサが上記部品移送装置に信号を送り、該部品移送装置が部品62をトレイ60(60A)に載せる。
さらにスライドロッド24の短縮位置側へのスライド動作に伴って、第二係止位置に位置していたストッパ56が第一係止位置側に回転し、第一係止爪57及び第二係止爪58がトレイ60(第一被係止部及び第二被係止部)と係止不能な位置に移動する。
さらにトレイ60(部品62)を第一傾斜ローラコンベヤ15から第二傾斜ローラコンベヤ45側へ移送するためにエアシリンダ22によって中継傾斜ローラコンベヤ27を昇降させているが、中継傾斜ローラコンベヤ27を昇降させるためのアクチュエータがエアシリンダ22のみで足りるので、従来と比べて搬送装置10の製造コスト及びランニングコストを低く抑えることが可能である。
例えば図27−図32に示す第一の変形例の態様で実施可能である。
この連係手段65のストッパ56は上下方向に延びる固定式の回転支持軸66に回転可能に支持してあり、さらに一端を固定部材(図示略)に係止した引張バネ67の他端をストッパ56の回転支持軸66より第二係止爪58側の部位に係止している。そのためストッパ56に対して引張バネ67以外の外力を付与しないとき、ストッパ56は図27、図28に示す第一係止位置に位置する。エアシリンダ22の支持部25には可撓性を有するワイヤ68の一端が固定してあり、ワイヤ68の他端はストッパ56の回転支持軸66より第一係止爪57側の部位に固定してある。さらにワイヤ68の中間部は4つのプーリ69、70、71、72に掛け回してある。各プーリ69、70、71、72はそれぞれの固定回転中心軸(図27−図29中の一点鎖線を参照)回りに回転可能である。
エアシリンダ22のスライドロッド24が短縮位置に位置するとき、ワイヤ68からストッパ56には引張力が及ばないので、ストッパ56は引張バネ67の付勢力によって第一係止位置に位置する(図27、図28参照)。一方、エアシリンダ22のスライドロッド24が伸張位置に移動するとワイヤ68からストッパ56に引張力が及ぶので、ストッパ56は引張バネ67の付勢力に抗して第二係止位置に位置する(図30、図31参照)。
そのため本変形例においても上記実施形態と同様の作用効果を発揮可能である。
このように突出軸76と第一傘歯車53をユニバーサルジョイント77で接続すると、突出軸76と第一傘歯車53の軸ズレをユニバーサルジョイント77によって吸収できるので、連係手段75を(連係手段50に比べて)より円滑に動作させることが可能になる。
また図35に示す第四の変形例のように、第一傾斜ローラコンベヤ15(15’)と第二傾斜ローラコンベヤ45(45’)を中継傾斜ローラコンベヤ27を挟んで互いに反対側に位置させてもよい(図35中の矢線は搬送物の流れを示している)。
さらに図示は省略してあるが中継傾斜ローラコンベヤ27を平面視で湾曲形状をなすものに変更してもよい。
さらに第一傾斜ローラコンベヤ15(15’)や第二傾斜ローラコンベヤ45(45’)を動力式の搬送手段としてもよい。即ち、これらのフリーローラ17、47を動力によって回転するローラに置き換えたり、或いはベルトコンベヤ等にしてもよい。なお、このように動力式にする場合は、第一傾斜ローラコンベヤ15(15’)や第二傾斜ローラコンベヤ45(45’)を一方の端部から他方の端部へ向かうにつれて下方に傾斜させる必要はなく、水平方向に延びるものとして構成することが可能である。
また搬送装置10から中間受渡コンベヤ40(中間受渡手段)と第二傾斜ローラコンベヤ45、45’(第二搬送手段)を省略してもよい。
さらに搬送装置10を自動車の構成部品(及びトレイ)とは異なる搬送物を搬送するためのものとして利用してもよい。
14 支持部材
15 15’ 第一傾斜ローラコンベヤ(第一搬送手段)(第一傾斜搬送手段)
15A 第一受取部
15B 第一排出部
16 支持壁
17 フリーローラ
20 昇降手段
21 支持台
22 エアシリンダ(アクチュエータ)
23 シリンダ
24 スライドロッド
25 支持部
26 挟持板
27 中継傾斜ローラコンベヤ(中継傾斜搬送手段)
27A 中継受取部
27B 中継引渡部
28 底板
29 支持壁
29a ストッパ壁
29b 落下防止壁
30 フリーローラ
31 広幅間隙
32 中間受取コンベヤ
33 第一ローラコンベヤ
34 支持脚
35 支持壁(中間受取手段)(中間受渡手段)
36 フリーローラ(中間受取手段)(中間受渡手段)
37 第二ローラコンベヤ
40 中間受渡コンベヤ
41 第一ローラコンベヤ
42 第二ローラコンベヤ
44 支持部材
45 45’ 第二傾斜ローラコンベヤ(第二搬送手段)(第二傾斜搬送手段)
45A 第二受取部
45B 第二排出部
46 支持壁
47 フリーローラ
50 連係手段
51 被挟持ローラ
52 連結部材
53 第一傘歯車(マイタギヤ)
54 第二傘歯車(マイタギヤ)
54a 連結部
56 ストッパ
57 第一係止爪
58 第二係止爪
60 60A 60B 60C トレイ(搬送物)
62 部品(搬送物)
65 連係手段
66 回転支持軸
67 引張バネ
68 ワイヤ
69 70 71 72 プーリ
75 連係手段
76 突出軸
77 ユニバーサルジョイント
Claims (9)
- 自身の第一受取部で受け取った搬送物を自身の第一排出部へ搬送する第一搬送手段と、
該第一搬送手段の延長線上に位置し、上記第一搬送手段の上記第一排出部から排出された上記搬送物を受け取る中間受取手段と、
該中間受取手段より下方に位置する下方待機位置と、自身の中継受取部によって上記搬送物を上記中間受取手段から上方に持ち上げかつ持ち上げた上記搬送物を該搬送物の自重を利用して自身の中継引渡部側へ搬送する上方搬送位置と、の間を昇降可能であり、上記中継受取部側から上記中継引渡部側へ向けて下向きに傾斜する中継傾斜搬送手段と、
該中継傾斜搬送手段を上記下方待機位置と上記上方搬送位置との間で昇降させるアクチュエータと、
を備えることを特徴とする搬送装置。 - 請求項1記載の搬送装置において、
上記中継傾斜搬送手段が上記上方搬送位置に位置するときは上記中継傾斜搬送手段の下方に位置し、上記搬送物が上記中継引渡部に位置する状態で上記中継傾斜搬送手段が上記下方待機位置に移動したときに、該中継傾斜搬送手段から上記搬送物を受け取りかつ一方の端部側から他方の端部側へ上記搬送物を該搬送物の自重を利用して搬送する、上記一方の端部側から上記他方の端部側に向けて下向きに傾斜する中間受渡手段と、
上記中間受渡手段の延長線上に位置し、上記中間受渡手段の上記他方の端部から排出された上記搬送物を自身の第二受取部で受け取りかつ該搬送物を自身の第二排出部へ搬送する第二搬送手段と、
を備える搬送装置。 - 請求項2記載の搬送装置において、
上記第一搬送手段が、上記搬送物を該搬送物の自重を利用して上記第一排出部へ搬送する、上記第一受取部側から上記第一排出部側へ向けて下向きに傾斜する第一傾斜搬送手段であり、
上記第二搬送手段が、上記搬送物を該搬送物の自重を利用して上記第二排出部へ搬送する、上記第二受取部側から上記第二排出部側へ向けて下向きに傾斜する第二傾斜搬送手段である搬送装置。 - 請求項3記載の搬送装置において、
上記第一傾斜搬送手段、上記中継傾斜搬送手段、及び上記第二傾斜搬送手段の少なくとも一つが、それぞれの延長方向に沿って並び上記搬送物を下方へ向けて搬送する複数のフリーローラを備える搬送装置。 - 請求項2から4のいずれか1項記載の搬送装置において、
上記中間受渡手段が、上記一方の端部側から上記他方の端部側に延びる延長方向に沿って並び上記搬送物を上記他方の端部側へ搬送する複数のフリーローラを備える搬送装置。 - 請求項1から5のいずれか1項記載の搬送装置において、
上記中間受取手段が、上記第一搬送手段側の端部側から上記第一搬送手段と反対側の端部側へ向けて下向きに傾斜し、
上記中間受取手段が、自身の傾斜方向に沿って並び上記搬送物を上記第一搬送手段側の端部側から上記第一搬送手段と反対側の端部側へ搬送する複数のフリーローラを備える搬送装置。 - 請求項1から6のいずれか1項記載の搬送装置において、
上記搬送物が上記第一搬送手段によって搬送されているときに、該搬送物が上記第一排出部から上記中間受取手段へ排出されるのを許容又は規制するストッパと、
上記アクチュエータと上記ストッパを連係し、上記中継傾斜搬送手段の昇降動作に応じて上記ストッパを、上記搬送物が上記第一排出部から上記中間受取手段へ排出されるのを規制する位置と、上記搬送物が上記第一排出部から上記中間受取手段へ排出されるのを許容する位置とに移動させる連係手段と、
を備える搬送装置。 - 第一搬送手段が自身の第一受取部で受け取った搬送物を、自身の第一排出部へ搬送するステップ、
上記第一搬送手段の延長線上に位置する中間受取手段によって、上記第一搬送手段の上記第一排出部から排出された上記搬送物を受け取るステップ、
自身の中継受取部側から自身の中継引渡部側へ向けて下向きに傾斜する中継傾斜搬送手段を、上記搬送物を受け取った上記中間受取手段より下方に位置する下方待機位置に位置させるステップ、及び
上記中継傾斜搬送手段をアクチュエータによって上方搬送位置へ上昇させることにより、上記中継受取部によって上記搬送物を上記中間受取手段から上方に持ち上げかつ上記中継傾斜搬送手段が持ち上げた上記搬送物を該搬送物の自重を利用して上記中継引渡部側へ搬送するステップ、
を有することを特徴とする搬送方法。 - 請求項8記載の搬送方法において、
上記中継傾斜搬送手段が上記上方搬送位置に位置するときに、自身の一方の端部側から他方の端部側に向けて下向きに傾斜する中間受渡手段を上記中継傾斜搬送手段の下方に位置させるステップ、
上記搬送物が上記中継引渡部に位置する状態で上記中継傾斜搬送手段を上記下方待機位置へ移動させることにより、上記搬送物を該中継傾斜搬送手段から上記中間受渡手段へ受け渡し、かつ上記中間受渡手段が上記一方の端部側から上記他方の端部側へ上記搬送物を該搬送物の自重を利用して搬送するステップ、及び
上記中間受渡手段の延長線上に位置する第二搬送手段の第二受取部によって上記中間受渡手段の上記他方の端部から排出された上記搬送物を受け取り、かつ上記第二搬送手段が該搬送物を自身の第二排出部へ搬送するステップ、
を有する搬送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107324028A (zh) * | 2017-08-22 | 2017-11-07 | 太仓望虞机械科技有限公司 | 一种输送设备用换线装置 |
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JP3070897U (ja) * | 2000-02-10 | 2000-08-15 | 東和繊維工業株式会社 | エンドレス搬送装置 |
-
2013
- 2013-10-21 JP JP2013218152A patent/JP2015081150A/ja active Pending
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