JP4424099B2 - 荷支持昇降装置 - Google Patents

荷支持昇降装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4424099B2
JP4424099B2 JP2004197523A JP2004197523A JP4424099B2 JP 4424099 B2 JP4424099 B2 JP 4424099B2 JP 2004197523 A JP2004197523 A JP 2004197523A JP 2004197523 A JP2004197523 A JP 2004197523A JP 4424099 B2 JP4424099 B2 JP 4424099B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
support
lifting
fluid pressure
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004197523A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006016177A (ja
Inventor
昌重 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2004197523A priority Critical patent/JP4424099B2/ja
Publication of JP2006016177A publication Critical patent/JP2006016177A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4424099B2 publication Critical patent/JP4424099B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)

Description

本発明は、バケットの段積み機や荷移載機などに活用できる荷支持昇降装置に関するものである。
この種の荷支持昇降装置は、昇降駆動される昇降体に左右一対の荷支持体を並設し、これら両荷支持体を互いに接近移動させて両荷支持体間で支持した荷を前記昇降体の昇降により昇降移動させるように構成されたものである。而して従来のこの種の荷支持昇降装置では、特許文献1に記載されるように、各荷支持体を互いに接近離間移動されるための駆動手段としてモーター駆動のねじ送り機構が使用されていた。
特開平8―133477号公報
上記のようなモーター駆動のねじ送り機構で左右一対の荷支持体を駆動する構成であれば、両荷支持体を完全に同期させて互いに設定量だけ正確に接近離間移動させることができるので、取り扱う荷の横幅が異なっても、当該荷を正確にセンタリングすることができるのであるが、両荷支持体により荷を適当な加圧力で挟み付けて支持することが困難であるから、例えば段積み機に利用した場合のように複数段に段積みされた荷を支持させるとき、これら段積みされた複数の荷を適当な加圧力で挟み付けて所定の荷姿で安定良く支持昇降させることができない。そこで両荷支持体をそれぞれ流体圧シリンダーで駆動することが試みられたが、この場合、各流体圧シリンダーで各別に駆動される両荷支持体を完全に同期させて接近移動させることができないことと、荷支持体の荷に対する接近移動量を取り扱う荷の幅に応じて任意に変えることができないこととによって、荷を正確にセンタリングした状態で支持することができない。特に一旦持ち上げた荷をその下方にセンタリングされて搬入される荷の上に降ろして段積みする段積み機では、持ち上げる荷の位置が左右横方向にずれる恐れがあることは、段積みを安定的に行えなくなるという致命的な問題につながる。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る荷支持昇降装置を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、昇降駆動される昇降体4(昇降部材7a,7b)に支持された左右一対の荷支持体6a,6bを互いに接近離間移動させるための流体圧シリンダー24が各荷支持体6a,6bごとに併設され、互いに接近した状態の両荷支持体6a,6b間で支持した荷Wを前記昇降体4(昇降部材7a,7b)の昇降により昇降移動させる荷支持昇降装置であって、各流体圧シリンダー24の前記昇降体4(昇降部材7a,7b)側の支持部材21が、駆動対象の荷支持体6a,6bの後退限位置を前後に変更する方向に移動可能に支持されると共に、当該支持部材21を位置変更させるための駆動手段22が併設された構成となっている。
上記構成の本発明を実施するについて、具体的には、請求項2に記載のように、各荷支持体6a,6bは、前記昇降体4(昇降部材7a,7b)に対してそれぞれ平行リンク機構16により平行揺動運動可能に支持し、各流体圧シリンダー24は、各平行リンク機構16と前記昇降体4(昇降部材7a,7b)側の支持部材21との間に介装して当該平行リンク機構16を駆動するように構成することができる。この場合、請求項3に記載のように、各平行リンク機構16には上下方向に揺動する駆動用レバー26を連設し、前記昇降体4(昇降部材7a,7b)側の支持部材21は当該昇降体4(昇降部材7a,7b)に上下方向移動可能に支持し、この支持部材21と前記駆動用レバー26との間に前記流体圧シリンダー24を上下方向向きに介装し、前記駆動手段22は、前記昇降体4(昇降部材7a,7b)側に自転のみ可能に支承され且つモーター駆動される上下方向向きの螺軸28と、前記支持部材21側に取り付けられ且つ前記螺軸28に螺嵌する雌ねじ体30とから構成することができる。
上記の請求項2または3に記載の構成を採用する場合、請求項4に記載のように、支持昇降される荷Wの左右横幅L,Sに応じて前記支持部材21の位置(上側定位置L1,下側定位置L2)と前記昇降体4(昇降部材7a,7b)の荷受け取り時の停止高さ(下降限レベルH1,H2)とを設定することができる。このとき、当該昇降体停止高さ(下降限レベルH1,H2)は、前記流体圧シリンダー24がその一方のストローク限まで各荷支持体6a,6bを互いに接近移動させたときに当該各荷支持体6a,6bの荷に対する高さが、取り扱う荷Wの横幅L,Sに関係なくほぼ一定になるように設定するのが望ましい。
また、請求項5に記載のように、各荷支持体6a,6bには、荷の左右両側に設けられた張出部15の下側に係合して上昇時に荷を持ち上げることができる突出部34と、前記張出部15の端面に当接する当接面35とを設けることができる。
上記構成の本発明に係る荷支持昇降装置によれば、流体圧シリンダーの昇降体側の支持位置を駆動手段で調整することにより、各流体圧シリンダーで駆動される荷支持体の後退限位置を、取り扱う荷の左右横幅に応じて変更し、取り扱う荷の左右横幅が変わっても、各流体圧シリンダーの全ストロークで駆動される荷支持体の荷に対する接近移動距離を一定にし、両流体圧シリンダーが同期して作動しなくとも、これら各流体圧シリンダーで駆動される両荷支持体により荷を正確にセンタリングした状態で支持させることができる。勿論、各流体圧シリンダーの全ストロークで駆動される両荷支持体がそのストローク限で荷を加圧するように、前記流体圧シリンダーの昇降体側の支持位置を調整しておけば、荷を正確にセンタリングし得るだけでなく、その荷を適当な加圧力で挟み付けて安定的に支持することができるので、特に段積み機の荷支持昇降装置として利用することにより、荷姿を安定させて確実に段積みすることができる。
尚、本発明を実施する場合、各荷支持体は、水平に配置されたガイドレール、クロスリンク機構、パンタグラフリンク機構などで互いに接近離間移動自在に支持させることができるが、特に請求項2に記載の構成によれば、後退限位置にある各荷支持体と昇降体との間には平行リンク機構を構成する垂直向きのリンクが位置するだけであるから、昇降体を荷の搬入経路に接近させて配置することができ、設備全体の横幅を抑えることができる。この場合、請求項3に記載の構成によれば、各荷支持体とその周辺機器を含む左右各昇降ユニットの左右方向の幅を十分に狭めることができ、設備全体の横幅を一層抑えてコンパクトに構成することができる。
上記の請求項2または3に記載の構成を採用する場合、請求項4に記載の構成によれば、平行リンク機構で吊り下げられる各荷支持体が荷側への接近移動時に上昇を伴うことになるにもかかわらず、当該各荷支持体の荷に対する支持高さを取り扱う荷の横幅に関係なくほぼ一定にすることができるので、高さが一定で横幅のみ異なる複数種類の荷を取り扱う場合に、取り扱う荷の横幅に関係なく常に同一条件で確実に荷を支持させることができる。
また、請求項5に記載の構成によれば、荷を左右両側から挟み付けて荷姿を安定させた状態で確実に荷を持ち上げさせることができるので、特に段積み機において効果的に活用することができる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1及び図2は、本発明に基づいて構成された荷支持昇降装置1と荷搬送装置2とから成る段積み機を示している。荷支持昇降装置1は、荷搬送装置2の搬送経路長さ方向の中間位置に配設されたもので、荷搬送装置2を跨ぐように立設された門形フレーム3、この門形フレーム3に昇降自在に支持された昇降体4、昇降体駆動手段5、及び昇降体4に設けられた左右一対の荷支持体6a,6bを備えている。
昇降体4は、それぞれ門形フレーム3の垂直支柱部3a,3bに昇降自在に支持された左右一対の昇降部材7a,7bに分割されている。勿論、これら両昇降部材7a,7bを上方で連結部材により連結一体化して、門形の昇降体に構成することも可能である。昇降体駆動手段5は、両昇降部材7a,7bを同期させて昇降駆動するものであって、各昇降部材7a,7bごとに併設された昇降駆動用チエン8a,8bと、両昇降駆動用チエン8a,8bを駆動するモーター9とから構成されている。即ち、各昇降駆動用チエン8a,8bは、門形フレーム3の垂直支柱部3a,3bそれぞれの上下両端部に軸支された歯輪10a,10b及び11a,11b間に掛け渡されると共に、その両端が各昇降部材7a,7bに係止され、上側の歯輪10a,11aを一体に駆動する1本の駆動軸12と門形フレーム3の上端に搭載された前記モーター9とがチエン伝動手段13により連動連結されている。従って、モーター9により上側の歯輪10a,11aを正逆回転正転駆動させることにより、左右両昇降駆動用チエン8a,8bを介して両昇降部材7a,7bを、門形フレーム3の垂直支柱部3a,3bに沿って、同期させて昇降移動させることができる。
荷搬送装置2は、ローラーコンベヤなどで構成されるもので、その搬送経路中には、上記の荷支持昇降装置1が配設された段積み位置P1に対し上手側に隣接するセンタリング位置P2と、段積み位置P1に対し下手側に隣接する搬出位置P3とが設定され、センタリング位置P2には従来周知のようにセンタリング手段(図示省略)が併設されている。而して、センタリング位置P2に送り込まれた荷Wは、搬送経路の左右幅方向の中央位置にセンタリングされた後、段積み位置P1へ送り込まれる。この段積み位置P1に送り込まれた荷Wは、荷支持昇降装置1の左右一対の荷支持体6a,6bにより支持され、昇降部材7a,7bの上昇により所定高さまで持ち上げられる。この持ち上げられた荷Wの下側位置(段積み位置P1)に次のセンタリングされた荷Wが送り込まれると、左右一対の荷支持体6a,6bにより支持されている荷Wを昇降部材7a,7bの下降により降下させて、送り込まれた荷Wの上に段積みさせる。
更に段数を増やすときは、上記のように段積み位置P1で段積みした荷Wの全体を再び左右一対の荷支持体6a,6bにより支持して所定高さまで持ち上げ、次に送り込まれる荷Wの上に段積みさせる。以下、この繰り返しにより所定段数だけ荷Wを段積みさせたならば、当該段積み完了の荷Wを段積み位置P1から搬出位置P3へ送り出し、この搬出位置から下手側へ搬送することができる。尚、図示のように、段積み位置P1に送り込まれる荷Wが既に任意段数だけ段積みされている場合、上記のように段積み位置P1で段積み作業を行ったとき、荷Wの段積み数にばらつきが生じる。このような場合に荷Wの段積み数を一定にする必要があるときは、所定の段数以上に段積みし終わった後、所定の段数を超える荷Wを左右一対の荷支持体6a,6bにより支持して持ち上げ、係る状態で所定段数だけ段積みされた荷Wの全体を搬出位置P3に送り出すと共に、次のセンタリングされた荷Wを段積み位置P1に送り込み、持ち上げていた荷Wをその送り込まれた荷Wの上に降ろして段積みすれば良い。
尚、この実施形態に示される荷Wは、平面長方形のバケットであって、段積み時に下側の荷の上端矩形開口部内に丁度嵌合する嵌合部14が底部に突設されると共に、上端矩形開口部の周囲に把手として使用できる板状の張出部15を備えている。この荷Wは、その短辺方向が荷搬送装置2の搬送方向と平行になる向きで搬送されるものであり、前記張出部15は、荷Wの長辺方向の両端、即ち、左右両側辺にのみ突設されていても良い。勿論、この張出部15に代えて、荷Wの左右両側面に把手として利用できる凹部が形成された荷であっても良い。この場合は、当該凹部の上側部分が前記張出部15に相当することになる。
図1及び図2に示す段積み機は以上のように使用されるものであるが、以下、その段積み機に使用されている本発明の荷支持昇降装置1の詳細について説明する。図3及び図4に示すように、各荷支持体6a,6bは、各昇降部材7a,7bの内側に平行リンク機構16により左右横方向(荷搬送装置2の搬送方向に対し直交する横断方向)に平行揺動自在に吊り下げられている。この平行リンク機構16は、昇降部材7a,7bの内側に支承された水平前後方向の上側支軸17の両端に取り付けられた一対の上側リンク18と、前記上側支軸17の真下位置で昇降部材7a,7bの内側に支承された水平前後方向の下側支軸19の両端に取り付けられた一対の下側リンク20とから成るもので、これら4本のリンク18,20の遊端(下端)に垂直向きの各荷支持体6a,6bが軸支されている。
各昇降部材7a,7bの外側(背面側)には、板状の昇降自在な支持部材21とその昇降駆動手段22とは配設されている。支持部材21は、昇降部材7a,7bの一側辺背面に取り付けられた昇降用ガイドレール23を介して昇降自在に支持されている。この支持部材21の昇降部材7a,7bから横側方に張り出す部分には、当該昇降部材7a,7bの横側方に上下方向向きに配置された流体圧シリンダー(例えばエアシリンダー)24が水平前後方向の支軸25を介して左右横方向に揺動自在に吊り下げられ、前記平行リンク機構16の下側支軸19の一端に取り付けられて流体圧シリンダー25の下方に延出する上下揺動自在な駆動用アーム26の遊端と前記流体圧シリンダー24のピストンロッド24aの遊端とが、水平前後方向の支軸27により互いに連結されている。
支持部材21の昇降駆動手段22は、上下方向向きの螺軸28とこの螺軸28を正逆回転駆動するモーター29とを備えている。螺軸28は、支持部材21の背面側に上下両端部が軸受けにより自転のみ可能に支承され、その上端が、昇降部材7a,7bの上端背面側に上下方向向きに支持された前記モーター29の出力軸と連動連結されている。そして支持部材21には、前記螺軸28に螺嵌する雌ねじ体30が取り付けられている。
尚、各昇降部材7a,7bには、その左右両側辺の上下両端から背面側にアーム31が突設され、これら各アーム31の村端部外側に、門形フレーム3の垂直支柱部3a,3bに敷設された左右一対の昇降用ガイドレール32に係合する左右一対上下二組のガイドローラーユニット33が設けられている。
各荷支持体6a,6bは矩形枠状のもので、その下辺中央位置には、荷Wの張出部15の下側に係合して上昇時に荷Wを持ち上げることができる突出部34と、前記張出部15の端面に当接する当接面35とを備えている。この当接面35の高さ(荷支持体6a,6bの高さ)は、図1のセンタリング位置P2から段積み位置P1に送り込まれる荷Wが予想される最大段積み数で段積みされているとき、その段積みされた荷Wの全体を、各荷Wの張出部15を介して挟むことができるように設定されている。勿論、突出部34の突出長さは、当接面35が各荷Wの張出部15の外端面に当接するのを妨げないように設定されている。
この実施形態では、荷Wとして、図3及び図5に示すように左右横幅が大幅Lの荷Wと、図6に示すように左右横幅が小幅Sの荷Wとが取り扱われる。勿論、一連の段積み作業において、大幅Lの荷Wと小幅Sの荷Wとが入り混じって送り込まれるのではなく、大幅Lの荷Wの段積み作業と小幅Sの荷Wの段積み作業とは、分けて行われる。
一方、流体圧シリンダー24のピストンロッド24aは、図3及び図6に示す退入限位置と図5及び図7に示す進出限位置との間の常に一定ストロークを往復運動するものであり、図3に示すように、大幅Lの荷Wの段積み作業を行うときは、流体圧シリンダー24のピストンロッド24aが退入限位置にあるときに荷支持体6a,6bを支持する平行リンク機構16の各リンク18,20がほぼ垂直姿勢になって、左右両荷支持体6a,6b間の間隔が大幅Lの荷Wに対応した広さとなるように、流体圧シリンダー24の支持部材21が上側定位置L1に切り換えられている。また、図6に示すように、小幅Sの荷Wの段積み作業を行うときは、流体圧シリンダー24のピストンロッド24aが退入限位置にあるときに荷支持体6a,6bを支持する平行リンク機構16の各リンク18,20が所定角度だけ内側に揺動して、左右両荷支持体6a,6b間の間隔が小幅Sの荷Wに対応して狭まるように、流体圧シリンダー24の支持部材21が上側定位置L1から一定距離だけ下方に下がった下側定位置L2に切り換えられる。
流体圧シリンダー24の支持部材21を、取り扱う荷Wの左右横幅に応じて上側定位置L1と下側定位置L2とに切り換える作業は、支持部材昇降駆動手段22のモーター29により螺軸28を正逆何れかの方向に回転駆動させ、雌ねじ体30を介して支持部材21を上昇または下降させることによって行われる。このとき、例えば螺軸28の下端に連動連結させたエンコーダー36を利用して支持部材21の現在レベルを検出させ、この検出レベルと設定レベルとの比較に基づいてモーター29を自動ON/OFF制御することにより、学習作業などに基づいて設定された上側定位置L1と下側定位置L2とに支持部材21を自動的且つ正確に切り換えることができる。
一方、昇降部材7a,7bには、図3に示すように、大幅Lの荷Wの段積み作業を行うときの下降限レベルH1と、図6に示すように、小幅Sの荷Wの段積み作業を行うときの下降限レベルH2とが、学習作業などに基づいて予め設定されている。小幅Sの荷Wの段積み作業を行うときの下降限レベルH2が大幅Lの荷Wの段積み作業を行うときの下降限レベルH1より低いのは、小幅Sの荷Wを取り扱うときに左右両荷支持体6a,6b間の間隔を上記のようにして狭めたとき、両荷支持体6a,6bが平行リンク機構16により内側上方に変位して、大幅Lの荷Wを取り扱うときの両荷支持体6a,6bの位置よりも高くなるので、これを修正して、荷Wに対する両荷支持体6a,6bの動作開始位置が常にほぼ一定になるようにするためである。勿論、大幅Lの荷Wに対して小幅Sの荷Wの張出部15の高さが低くなるときは、この張出部15の高さの差分も吸収できるように、小幅Sの荷Wの段積み作業を行うときの下降限レベルH2が設定される。
而して、昇降部材7a,7bは、昇降体駆動手段5のモーター9により左右一対の昇降駆動用チエン8a,8bを同期させて正逆回転駆動することにより昇降させるのであるから、例えば駆動軸12に連動連結させたエンコーダーを利用して昇降部材7a,7bの現在レベルを検出させ、この検出レベルと設定レベルとの比較に基づいてモーター9を自動ON/OFF制御することにより、下降させる昇降部材7a,7bを予め設定されている前記下降限レベルH1と下降限レベルH2との何れかに自動的且つ正確に停止させることができる。
大幅Lの荷Wの段積み作業を行うときは、図3に示すように、支持部材昇降駆動手段22により流体圧シリンダー24の支持部材21を上側定位置L1に切り換えてある状態で、昇降部材7a,7bを昇降体駆動手段5により下降限レベルH1まで下降させておく。この状態で、手前のセンタリング位置P2でセンタリングされた大幅Lの荷Wが段積み位置P1に送り込まれて停止したならば、図5に示すように、流体圧シリンダー24に流体圧を供給してピストンロッド24aを退入限位置から進出移動させる。この結果、駆動用アーム26を介して平行リンク機構16のリンク18,20がそれぞれ支軸17,19を支点に内側上方に連動揺動し、両荷支持体6a,6bが互いに接近する内側へ平行揺動運動することになる。そして、ピストンロッド24aが進出限位置に達する直前に、各荷支持体6a,6bの当接面35が大幅Lの荷W(既に荷Wが段積みされているときは、各段の荷W)の左右両側における張出部15の端面に当接すると共に、各荷支持体6a,6bの突出部34が大幅Lの荷W(既に荷Wが段積みされているときは、最下段の荷W)の左右両側における張出部15の下側に入り込むので、ピストンロッド24aが進出限位置に達して停止したときには、各荷支持体6a,6bの当接面35が張出部15を介して大幅Lの荷Wを左右両側からほぼ等しい加圧力で挟み付けることになり、各荷支持体6a,6bの突出部34は、当該大幅Lの荷Wの左右両側における張出部15の直下に位置することになる。換言すれば、流体圧シリンダー24のピストンロッド24aを退入限位置から進出限位置まで伸長させることにより、各荷支持体6a,6bが荷搬送装置2上の段積み位置P1に停止している大幅Lの荷Wに対して上記の状態となるように、支持部材21の上側定位置L1と昇降部材7a,7bの下降限レベルH1とが設定されているのである。
小幅Sの荷Wの段積み作業を行うときは、図6に示すように、支持部材昇降駆動手段22により流体圧シリンダー24の支持部材21を下側定位置L2に切り換えて、両荷支持体6a,6b間の間隔を狭めてある状態で、昇降部材7a,7bを昇降体駆動手段5により下降限レベルH2まで下降させておく。この状態で、手前のセンタリング位置P2でセンタリングされた荷Wが段積み位置P1に送り込まれて停止したならば、図7に示すように、流体圧シリンダー24に流体圧を供給してピストンロッド24aを退入限位置から進出移動させる。この結果、駆動用アーム26を介して平行リンク機構16のリンク18,20がそれぞれ支軸17,19を支点に内側上方に連動揺動し、両荷支持体6a,6bが互いに接近する内側へ平行揺動運動することになる。そして、ピストンロッド24aが進出限位置に達する直前に、各荷支持体6a,6bの当接面35が小幅Sの荷W(既に荷Wが段積みされているときは、各段の荷W)の左右両側における張出部15の端面に当接すると共に、各荷支持体6a,6bの突出部34が小幅Sの荷W(既に荷Wが段積みされているときは、最下段の荷W)の左右両側における張出部15の下側に入り込むので、ピストンロッド24aが進出限位置に達して停止したときには、各荷支持体6a,6bの当接面35が張出部15を介して小幅Sの荷Wを左右両側からほぼ等しい加圧力で挟み付けることになり、各荷支持体6a,6bの突出部34は、当該小幅Sの荷Wの左右両側における張出部15の直下に位置することになる。換言すれば、流体圧シリンダー24のピストンロッド24aを退入限位置から進出限位置まで伸長させることにより、各荷支持体6a,6bが荷搬送装置2上の段積み位置P1に停止している小幅Sの荷Wに対して上記の状態となるように、支持部材21の下側定位置L2と昇降部材7a,7bの下降限レベルH2とが設定されているのである。
上記のように、図1の段積み位置P1に送り込まれた大幅Lの荷Wまたは小幅Sの荷W(既に荷Wが段積みされているときは、その全ての荷W)を、図5または図7に示すように左右両荷支持体6a,6bの当接面35で挟み付けたならば、換言すれば、各流体圧シリンダー24のピストンロッド24aを退入限位置から進出限位置まで全ストローク伸長させたならば、次に両昇降部材7a,7bを昇降体駆動手段5により所定レベルまで上昇させることにより、当該荷W(既に荷Wが段積みされているときは、最下段の荷W)を両荷支持体6a,6bの突出部34により所定高さまで持ち上げることができる。この後の段積み作業方法は、先に図1及び図2に基づいて説明した通りであるから、説明は省略する。
以上のようにして、大幅Lの荷Wまたは小幅Sの荷Wを段積みすることができるのであるが、左右両荷支持体6a,6bの互いに接近する方向への駆動は、上記のように大幅Lの荷Wと小幅Sの荷Wに何れにおいても、各荷支持体6a,6bを各別に駆動する2つの流体圧シリンダー24(ピストンロッド24a)の全ストロークを利用して行われるので、当該流体圧シリンダー24による両荷支持体6a,6bの駆動開始時点やその移動速度にずれが生じて、両荷支持体6a,6bが完全に同期して作動しない状況にあっても、段積み位置P1に送り込まれた荷Wを何れか一方の荷支持体6aまたは6bで左右横方向に押し移動させてしまうことがなく、大幅Lの荷Wと小幅Sの荷Wの何れであっても、当該荷Wをセンタリング位置で所定の加圧力で挟む付けることができ、荷姿を安定的に保った状態で確実に段積みすることができるのである。
尚、上記実施形態では、2種類の横幅の荷Wを取り扱う例を説明したが、3種類またはそれ以上の横幅の荷Wを取り扱うこともできる。この場合、各荷Wの横幅に応じて、流体圧シリンダー24の支持部材21の高さや昇降部材7a,7bの下降限レベルが設定されるが、昇降部材7a,7bの下降限レベルを横幅が異なる荷Wごとに設定することは本発明の必須要件ではない。また、左右両荷支持体6a,6bの当接面35で荷Wの左右両側面(張出部15の端面)を適当な加圧力で挟み付けるように説明したが、段積み位置P1には段積みされた荷Wが送り込まれないで、必ず1つの荷Wを昇降させる場合や、段積みされた荷Wが段積み位置P1に送り込まれる場合でもその段積み状態が十分に安定している場合などでは、流体圧シリンダー24の全ストロークで荷Wに接近移動せしめられた荷支持体6a,6bが荷Wを加圧しない位置で停止するように構成しても良い。
バケット段積み機全体の構成を示す概略側面図である。 図1の要部縦断正面図である。 バケット段積み機に使用された本発明一実施形態に係る荷支持昇降装置の要部の具体構造を示す正面図である。 A図は同上荷支持昇降装置の要部の内側面図であり、B図は同外側面図である。 大幅の荷を持ち上げる直前の状態を示す要部の正面図である。 小幅の荷を挟み付ける前の準備段階を示す要部の正面図である。 小幅の荷を持ち上げる直前の状態を示す要部の正面図である。
符号の説明
1 荷支持昇降装置
2 荷搬送装置
3 門形フレーム
4 昇降体
5 昇降体駆動手段
6a,6b 左右一対の荷支持体
7a,7b 左右一対の昇降部材(昇降体)
8a,8b 昇降駆動用チエン
9 モーター
W 荷(平面長方形のバケット)
14 荷底部の嵌合部
15 荷の張出部
16 平行リンク機構
18 一対の上側リンク
20 一対の下側リンク
21 流体圧シリンダーの支持部材
22 支持部材の昇降駆動手段
23 昇降用ガイドレール
24 流体圧シリンダー(例えばエアシリンダー)
26 駆動用アーム
28 螺軸
29 螺軸駆動用モーター
30 支持部材側の雌ねじ体
34 荷支持体の突出部
35 荷支持体の当接面

Claims (5)

  1. 昇降駆動される昇降体に支持された左右一対の荷支持体を互いに接近離間移動させるための流体圧シリンダーが各荷支持体ごとに併設され、互いに接近した状態の両荷支持体間で支持した荷を前記昇降体の昇降により昇降移動させる荷支持昇降装置において、各流体圧シリンダーの前記昇降体側の支持部材が、駆動対象の荷支持体の後退限位置を前後に変更する方向に移動可能に支持されると共に、当該支持部材を位置変更させるための駆動手段が併設された、荷支持昇降装置。
  2. 各荷支持体は、前記昇降体に対してそれぞれ平行リンク機構により平行揺動運動可能に吊り下げられ、各流体圧シリンダーは、各平行リンク機構と前記昇降体側の支持部材との間に介装されて当該平行リンク機構を駆動する、請求項1に記載の荷支持昇降装置。
  3. 各平行リンク機構には上下方向に揺動する駆動用レバーが連設され、前記昇降体側の支持部材は当該昇降体に上下方向移動可能に支持され、この支持部材と前記駆動用レバーとの間に前記流体圧シリンダーが上下方向向きに介装され、前記駆動手段は、前記昇降体側に自転のみ可能に支承され且つモーター駆動される上下方向向きの螺軸と、前記支持部材側に取り付けられ且つ前記螺軸に螺嵌する雌ねじ体とから構成されている、請求項2に記載の荷支持昇降装置。
  4. 支持昇降される荷の左右横幅に応じて前記支持部材の位置と前記昇降体の荷受け取り時の停止高さとが設定され、当該昇降体停止高さは、前記流体圧シリンダーがその一方の行程限まで各荷支持体を互いに接近移動させたときに当該各荷支持体の荷に対する高さが、取り扱う荷の横幅に関係なくほぼ一定になるように設定されている、請求項2または3に記載の荷支持昇降装置。
  5. 各荷支持体には、荷の左右両側に設けられた張出部の下側に係合して上昇時に荷を持ち上げることができる突出部と、前記張出部の端面に当接する当接面とが設けられている、請求項1〜4の何れかに記載の荷支持昇降装置。
JP2004197523A 2004-07-05 2004-07-05 荷支持昇降装置 Active JP4424099B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004197523A JP4424099B2 (ja) 2004-07-05 2004-07-05 荷支持昇降装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004197523A JP4424099B2 (ja) 2004-07-05 2004-07-05 荷支持昇降装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006016177A JP2006016177A (ja) 2006-01-19
JP4424099B2 true JP4424099B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=35790766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004197523A Active JP4424099B2 (ja) 2004-07-05 2004-07-05 荷支持昇降装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4424099B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103538934A (zh) * 2013-10-24 2014-01-29 江苏仅一包装技术有限公司 包装盒多层垒叠规整机构

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4871086B2 (ja) * 2006-09-29 2012-02-08 西部電機株式会社 容器の段積み装置
CN102275742A (zh) * 2011-06-22 2011-12-14 安徽艾可蓝节能环保科技有限公司 一种气动机械力臂自动堆垛装置
CN107324061B (zh) * 2017-07-01 2019-01-25 汕头市澄海区正益设备有限公司 金属桶自动堆垛设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103538934A (zh) * 2013-10-24 2014-01-29 江苏仅一包装技术有限公司 包装盒多层垒叠规整机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006016177A (ja) 2006-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100668639B1 (ko) 타이어 반제품 자동적재장치
CN109319203B (zh) 钢管码垛缠绕打包生产线
JP2010275059A (ja) 板ガラス用搬送方向転換装置
CN104355122A (zh) 一种升降滚床输送机
KR102108710B1 (ko) 합판 운반장치
KR20120049690A (ko) 컨베이어 시스템
CN205471667U (zh) 砖码垛机系统
US7975836B2 (en) Horizontal conveyor for transporting bulk materials
KR101559349B1 (ko) 타이어의 이송을 위한 타이어 정렬 장치
KR20150087915A (ko) 물품 이송장치 및 방법
JP4424099B2 (ja) 荷支持昇降装置
KR101181200B1 (ko) 프로파일 자동 로딩 적치 장치
KR102199633B1 (ko) 반전유닛을 포함하는 박스스택용 피딩장치 및 피딩방법
CN211733153U (zh) 箱体堆叠抬升系统
KR100800510B1 (ko) 게이트 컨베이어
JP6218044B2 (ja) 台車式搬送装置
KR101133170B1 (ko) 중간소재 이송장치 및 그 제어방법
KR101282641B1 (ko) 중간소재 이송장치
JP2011132019A (ja) 幅寄せ装置、パレタイズ搬送システムおよびパレタイジング方法
KR101863837B1 (ko) 이송 장치
KR200339825Y1 (ko) 콘크리트 블록적재기
CN110921569B (zh) 长条型材物料自动卸料机及工作方法
JP2006264966A (ja) リフト装置
CN214242829U (zh) 码垛设备和建筑构件生产线
CN219585163U (zh) 一种料框叠卸输送机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4424099

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250